されており 日本国内の低気圧に伴う降雪を扱った本研究でも整合的な結果が 得られました 3 月 27 日の大雪においても閉塞段階の南岸低気圧とその西側で発達した低気圧が関東の南東海上を通過しており これら二つの低気圧に伴う雲が一体化し 閉塞段階の低気圧の特徴を持つ雲システムが那須に大雪をもたらしていま
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- せせら たかひ
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1 報道発表 平成 30 年 3 月 22 日 気象研究所 平成 29 年 3 月 27 日栃木県那須町における 表層雪崩をもたらした短時間大雪について ~ 閉塞段階の南岸低気圧に伴う 3 月として約 20 年に 1 度の稀な現象 ~ 平成 29 年 3 月 27 日に栃木県那須町の山岳域において 短時間の大雪により表層雪崩が発生しました この大雪は 3 月としては約 20 年に 1 度の稀な現象でした 本事例の短時間大雪は関東付近を通過する閉塞段階の南岸低気圧に伴う雲によりもたらされており 過去においても同様な気象条件のもとで短時間大雪が発生していたことがわかりました 本事例では 上記に加えて 地形の影響によって局地的に降雪が強化されたことも数値シミュレーションの結果から示唆されています これらの研究成果は 3 月 15 日付で科学誌 雪氷 に掲載されました 平成 29 年 3 月 27 日に栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場付近の山岳地で表層雪崩が発生し 高校生ら 8 名が犠牲となりました 表層雪崩の発生には短時間での多量の降雪が要因となることが指摘されています このため 気象研究所予報研究部第三研究室荒木健太郎研究官は 文部科学省科学研究費補助事業 2017 年 3 月 27 日に栃木県那須町で発生した雪崩災害に関する調査研究 の一環として 1989~2017 年の那須における降雪に関する統計解析に加え 3 月 27 日の大雪について事例解析を行い 那須における短時間大雪の発生条件や降雪強化メカニズムについて調べました その結果 那須において 3 月 27 日と同規模の大雪は約 3 年に 1 度起こっているものの この大雪は 3 月としては約 20 年に 1 度の稀な現象だったことがわかりました ( 詳しい解説は別添 ) 那須で雪が降る気圧配置パターンは 西高東低の冬型の気圧配置が 63% 低気圧が 30% であり いずれも降雪時間が長いほど大雪になるという特徴が見られました しかし 低気圧による大雪の場合には例外的に短時間で大雪になることがあり これらの事例の多くは閉塞段階の低気圧が関東付近を通過していたことが明らかになりました 閉塞段階の低気圧中心の北西象限では降雪が強まりやすいことが米国東海岸における調査では報告
2 されており 日本国内の低気圧に伴う降雪を扱った本研究でも整合的な結果が 得られました 3 月 27 日の大雪においても閉塞段階の南岸低気圧とその西側で発達した低気圧が関東の南東海上を通過しており これら二つの低気圧に伴う雲が一体化し 閉塞段階の低気圧の特徴を持つ雲システムが那須に大雪をもたらしていました 高分解能数値シミュレーションの結果 このような気象条件に加えて 地形の影響によって那須岳の北 ~ 東斜面で降雪が強化され 局地的に短時間大雪が発生していたことが示唆されました 今回の研究成果は 雪崩防災という社会性の高いテーマに関連することとして 日本雪氷学会の科学誌 雪氷 に掲載されました 気象研究所では 引き続き大雪などによる災害をもたらす現象の実態把握とメカニズム解明に取り組み 防災気象情報の高度化に資する研究を続けていく予定です 問合せ先 : 気象研究所企画室 ( 広報担当 ) 電話 FAX
3 別添 本研究の成果の詳しい解説栃木県那須町で雪崩事故の発生した 2017 年 3 月 27 日には 閉塞段階の南岸低気圧とその西側で発達した低気圧が関東の南 ~ 南東の海上にあり ( 別添 2 参照 ) これら二つの低気圧に伴う一体化した雲システムが那須に大雪をもたらしていました アメダス那須高原の 1989~2017 年の雪観測データをもとに 那須における降雪の特性について統計解析を行ったところ 2017 年 3 月 27 日の事例と同規模の大雪は約 3 年に 1 度発生していたものの 本事例は 3 月としては 19 年に 1 度の稀な現象であったことがわかりました ( 図 1) 那須での日降雪深(1 日間の降雪深の合計 ) が 10cm 以上の 226 事例について気圧配置パターンを分類したところ 西高東低の冬型の気圧配置が 63% 南岸低気圧が 30% であり ( 表 1) いずれも日降雪時間が長いほど日降雪深が大きいという特徴がありました ( 図 2) しかし 低気圧による降雪の場合には例外的に短時間で大雪になることがあり ( 図 2 で年月日を記載した事例 ) これらの事例の多くは 2017 年 3 月 27 日の事例を含め 閉塞段階の低気圧が関東付近を通過していたことがわかりました ( 別添 2 参照 ) 米国東海岸における低気圧を対象とした調査から 閉塞段階の低気圧中心の北西象限の雲域では 暖かく湿った空気の流入に伴って降雪結晶が急激に成長する 生成セル が形成され 降雪が強まりやすいということが知られています 本研究では日本国内の南岸低気圧による降雪を扱いましたが 米国東海岸における先行研究と整合的な結果が得られました 本事例について 水平解像度 250m の気象庁非静力学モデル (NHM;Non-Hydrostatic Model) による数値シミュレーションを行ったところ アメダス那須高原で観測された気象状況をよく再現できました ( 図略 ) 数値シミュレーションの結果によれば 那須岳の北東斜面において降雪が集中していました ( 図 3) また 観測 数値シミュレーション結果ともに降雪の強まった時間には 低気圧接近とともに北東寄りの風が強まり 那須岳の風上側 ( 北東側 ) の斜面上空で発生した地形性上昇流が-10~-5 の液体の雲 ( 過冷却の水雲 ) を形成し この雲の層で降雪が強まっていました ( 図 4) 上中層に降水をもたらす雲 ( 種をまく雲 Seeder Cloud) があり 下層にも雲 ( 種をまかれる雲 Feeder Cloud) がある場合 下層での降水粒子の成長が促進されて降水が強まるという Seeder-Feeder メカニズム が働くことが知られています ( 図 5) 現地調査結果では 雲粒付着のない板状結晶からなる降雪が表層雪崩の要因となる弱層を形成し その上部に積もった新雪は雲粒付着した降雪結晶だったと報告されています ( 防災科学技術研究所 那須町雪崩災害調査 (2017 年 3 月 28 日実施 )) 本研究の数値シミュレーションでは 那須岳において 27 日 0 時前後の地形の影響をあまり受けていない雲粒付着のない降雪の後 地形の影響により発生した下層の過冷却水雲に種まきされて強化された雲粒付着のある降雪の持続が表現されていました シミュレートされた那須岳での降雪特性は現地調査結果で得られた積雪特性と整合しており 表層雪崩発生に重要な弱層形成に至る降雪をある程度再現できたと考えられます 本事例では 閉塞段階の低気圧の北西象限での降雪だったことに加え 那須岳の北東斜面上空で局地的に Seeder-Feeder メカニズムによる降雪の強化
4 集中が起こったことで 表層雪崩をもたらした短時間大雪が発生したことが示唆されます 冬型の気圧配置時に日本海上で発達する降雪雲は基本的に積乱雲であり 樹枝状結晶による雪片や霰などが多く見られます 一方で低気圧に伴う降雪雲では 低温型結晶と呼ばれる表層雪崩の発生しやすい降雪結晶などが多く 表層雪崩のリスクも高いと考えられます これらのことから 冬型の気圧配置ではなく閉塞段階にある南岸低気圧に伴って那須で大雪が予想される場合には 表層雪崩発生のリスクが高まると考えられます ただし 大雪が予想される場合には雪崩以外にも見通しの悪化や立ち往生のおそれがあるため いずれにしても山岳域での活動には留意が必要です 図 1. アメダス那須高原における日降雪深の再現期間曲線 (a) 日降雪深が 1cm 以上の全ての事例を対象にしたもの (b)3 月の事例のみを対象にしたもの 横軸は日降雪深 (cm) 縦軸は寒候年数 ( 対数軸 ) を表す 表 年 11 月 ~2017 年 4 月のアメダス那須高原で 日降雪深 10cm 以上の事例について分類した気圧配置パターン
5 図 2. 気圧配置パターン毎の アメダス那須高原における日降雪深と日降雪時間の関係 マークはそれぞれ青が西高東低の冬型 (WIN) 赤が前線を伴う南岸低気圧 ( SCC) オレンジが前線を伴わない低気圧 (SCCNF) 灰色がその他 (Others) を意味する 短時間で大雪となった事例については年月日を記載している 全体的に降雪時間が長いほど降雪深も大きくなっているが 低気圧の事例については例外的に短時間で大雪になるケースがあることがわかる なお 2017 年 3 月 27 日の事例は前線を伴わない低気圧 (SCCNF) に分類されているが 二つの低気圧に伴う雲が一体化しており 閉塞段階の低気圧に伴う雲システムの特徴を持っていた ( 別添 2 参照 ). 図 3.NHM による 2017 年 3 月 26 日 21 時 ~27 日 15 時の雪による積算降水量分布 ( 塗り分け mm) 等値線はモデルにおける標高 ( 太線は 500m 毎 細線は 100m 毎 ) を意味する 那須岳山頂付近を東西に通る黒い細実線は県境を意味する 数値シミュレーションの結果では 那須岳の北東斜面で降雪が集中していた 図 4.NHM で再現された 27 日 8 時 30 分の那須岳周辺の気象場の鉛直構造 ( 図 3 の AB 線分に沿った鉛直断面図 ) 上から順に水蒸気供給量 ( 塗り分け g m -2 s -1 ) 鉛直流 ( 塗り分け m s -1 ) と雪混合比 ( 等値線 g kg -1 ) 雲水混合比 ( 塗り分け g kg -1 ) と気温 ( 等値線 ) 矢羽は各高度における水平風を表す 混合比は乾燥空気に対する雪の質量の比のこと 鉛直流は暖色が上昇流 寒色が下降流を意味する
6 図 5.Seeder-Feeder メカニズムの概念図 風が強まり水蒸気が供給され 山岳風上斜面で発生した地形性上昇流により過冷却の水雲 ( 種をまかれる雲 ) が形成される そこに上空の雲 ( 種をまく雲 ) から雪が降り 過冷却の水雲内で雲粒捕捉成長によって雪が成長する これにより下層の雲で降雪が強化され 山岳風上斜面で局地的に短時間大雪がもたらされたことが示唆される 〇雪氷 3 月 15 日付で掲載された論文荒木健太郎,2018: 低気圧に伴う那須大雪時の表層雪崩発生に関わる降雪特性. 雪氷, 80, 年 3 月 15 日オンライン発表 : 謝辞本研究は 気象研究所重点研究 A1 メソスケール気象予測の改善と防災気象情報の高度化に関する研究 ( 平成 26~30 年度 ) の 副課題 3: 顕著現象の実態把握 機構解明に関する事例解析的研究 と 文部科学省科学研究費補助事業 2017 年 3 月 27 日に栃木県那須町で発生した雪崩災害に関する調査研究 ( 課題番号 :17K18453) 首都圏の高精度雨雪判別手法確立に向けた降雪機構の実態解明 ( 課題番号 :17K14394) の一環として実施したものです
7 別添 2 短時間大雪発生時の地上天気図那須において短時間大雪が発生した 4 事例における地上天気図 いずれも閉塞段階の南岸低気圧が関東付近を通過しており 那須はこの低気圧中心の北西象限に位置する 2017 年 3 月 27 日の事例については 気象衛星観測結果等から二つの低気圧に伴う雲が一体化しており 閉塞段階の低気圧に伴う雲システムの特徴を持っていた.
90 Shapiroの新しい前線 低気圧モデル 第7図 気象衛星で捉えられた a 雲分布 赤外画像 と b 水蒸気分布 a は第5図の1時間後 b は更に3時間後の観測で 地上低気圧の最盛期 推定中心示度約928hPa にあたる Neiman and Shapiro 1993より引用 がわかる 5 また レーダー観測からは 第6図c に沿う強い気圧傾度や温暖核付近の対流活動などに伴 温暖核とそのすぐ周辺では対流活動が活発であること
Wx Files Vol 年2月14日~15日の南岸低気圧による大雪
2014 年 2 月 14 日 ~15 日の南岸低気圧による大雪 Wx Files Vol.25 2014 年 02 月 17 日 2014 年 2 月 14 日から 15 日にかけて 本州の南海上から関東地方へと低気圧が通過し 関東甲信地方で大雪となり 東海や近畿地方でもまとまった積雪となった 特に関東甲信地方では 最大積雪深が東京や横浜で1 週間前に記録した値と同等かそれを超える 27 28cm
WTENK5-6_26265.pdf
466 2014年秋季 極域 寒冷域研究連絡会 の報告 海 カラ海 北大西洋 北米大陸の北部 東アジアで が多重に見られることが多い 南極昭和基地 69.0 S, 寒気質量の減少傾向が 中央シベリアの内陸部とベー 39.6 E における PANSY レーダー Sato et al.2014 リング海で寒気質量の増加傾向が5つの再解析データ のデータは このような小さな に共通して見られた 中央シベリアの内陸部の寒気質
熊谷地方気象台対象地域埼玉県 平成 26 年 2 月 8 日から 9 日にかけての大雪に関する 埼玉県気象速報 1 資料作成の目的 2 気象の状況 3 警報等の発表状況 4 災害の状況 平成 26 年 2 月 10 日 熊谷地方気象台 この資料は速報として取り急ぎまとめたもので 後日内容の一部訂正や
熊谷地方気象台対象地域埼玉県 平成 26 年 2 月 8 日から 9 日にかけての大雪に関する 埼玉県気象速報 1 資料作成の目的 2 気象の状況 3 警報等の発表状況 4 災害の状況 平成 26 年 2 月 10 日 熊谷地方気象台 この資料は速報として取り急ぎまとめたもので 後日内容の一部訂正や追加をすることがあります 1 資料作成の目的 2 月 8 日から 9 日にかけて 低気圧の接近と上空の寒気の影響により
風力発電インデックスの算出方法について 1. 風力発電インデックスについて風力発電インデックスは 気象庁 GPV(RSM) 1 局地気象モデル 2 (ANEMOS:LAWEPS-1 次領域モデル ) マスコンモデル 3 により 1km メッシュの地上高 70m における 24 時間の毎時風速を予測し
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平成 2 7 年度第 1 回気象予報士試験 ( 実技 1 ) 2 XX 年 5 月 15 日から 17 日にかけての日本付近における気象の解析と予想に関する以下の問いに答えよ 予想図の初期時刻は図 12 を除き, いずれも 5 月 15 日 9 時 (00UTC) である 問 1 図 1 は地上天気
実技試験 1 次の資料を基に以下の問題に答えよ ただし,UTC は協定世界時を意味し, 問題文中の時刻は特に断らない限り中央標準時 ( 日本時 ) である 中央標準時は協定世界時に対して 9 時間進んでいる なお, 解答における字数に関する指示は概ねの目安であり, それより若干多くても少なくてもよい 図 1 地上天気図 XX 年 5 月 15 日 9 時 (00UTC) 図 2 500hPa 天気図
局地的大雨と集中豪雨
第1章 豪雨のメカニズム 第1節 局地的大雨と集中豪雨 気象庁気象研究所 荒木 健太郎 2017 Kentaro ARAKI All Rights Reserved. 豪雨のメカニズムと水害対策 降水の観測 予測から浸水対策 自然災害に強いまちづくりまで 2017年2月13日 株式会社エヌ ティー エス 刊 第1章 豪雨のメカニズム 第 1 節 局地的大雨と集中豪雨 気象庁気象研究所 荒木 健太郎
予報時間を39時間に延長したMSMの初期時刻別統計検証
第 1 章領域拡張 予報時間 39 時間化されたメソモデルの特性 1.1 メソモデルの領域拡張 予報時間 39 時間化の概 1 要メソモデル (MSM) は 2013 年 3 月に予報領域が拡張された また 2013 年 5 月に全初期時刻における予報時間が39 時間に延長された 表 1.1.1に今回の変更前後の主な仕様を また 図 1.1.1に領域拡張前後の予報領域を示す 本節では 仕様拡張の目的及び概要を説明する
Taro-40-11[15号p86-84]気候変動
資 料 鹿児島県における気候変動に関する考察 1 福田哲也仮屋園広幸肥後さより東小薗卓志四元聡美満留裕己 1 はじめに近年地球上では気候変動, とりわけ気温上昇が多くの地域で観測されている その現象は我が国においても例外ではなく, 具体的に取りまとめたレポートとして, 文部科学省 気象庁 環境省が, 日本における地球温暖化の影響について現在までの観測結果や将来予測を2013 年に, 日本の気候変動とその影響
記者発表資料 平成 29 年 1 月 12 日東北地方整備局仙台管区気象台 大雪に対する緊急発表について 今週末にかけての大雪に備え ドライバー等の皆様への呼び掛けについてお知らせします 東北地方では 15 日頃にかけて大雪が継続し 猛吹雪となるところがある見込みです 14 日 ~15 日頃にかけて
記者発表資料 平成 29 年 1 月 12 日東北地方整備局仙台管区気象台 大雪に対する緊急発表について 今週末にかけての大雪に備え ドライバー等の皆様への呼び掛けについてお知らせします 東北地方では 15 日頃にかけて大雪が継続し 猛吹雪となるところがある見込みです 14 日 ~15 日頃にかけては 太平洋側でも積雪が増えるおそれがあります 今後の大雪に備え 気象情報 道路情報に留意いただき 不要不急の外出は控えていただくともに
(c) (d) (e) 図 及び付表地域別の平均気温の変化 ( 将来気候の現在気候との差 ) 棒グラフが現在気候との差 縦棒は年々変動の標準偏差 ( 左 : 現在気候 右 : 将来気候 ) を示す : 年間 : 春 (3~5 月 ) (c): 夏 (6~8 月 ) (d): 秋 (9~1
第 2 章気温の将来予測 ポイント 年平均気温は 全国的に 2.5~3.5 の上昇が予測される 低緯度より高緯度 夏季より冬季の気温上昇が大きい (2.1.1) 夏季の極端な高温の日の最高気温は 2~3 の上昇が予測される 冬季の極端な低温の日の最低気温は 2.5~4 の上昇が予測される (2.2.2) 冬日 真冬日の日数は北日本を中心に減少し 熱帯夜 猛暑日の日数は東日本 西日本 沖縄 奄美で増加が予測される
鳥取県にかけて東西に分布している. また, ほぼ同じ領域で CONV が正 ( 収束域 ) となっており,dLFC と EL よりもシャープな線状の分布をしている.21 時には, 上記の dlfc EL CONV の領域が南下しており, 東側の一部が岡山県にかかっている.19 日 18 時と 21
2.8 岡山県における大雨発生の必要条件の抽出 妥当性の確認と十分条件の抽出 岡山地方気象台 要旨大雨となった事例と大雨とならなかった事例の解析を行い, それらを比較することで, 大雨が発生するための十分条件 ( 降水が組織化するための条件 ) を 4 つ抽出した. また, 大雨が発生するための必要条件について, メソ客観解析データを用いた統計解析を行うことで,5 つの要素で有効な閾値を求めた. さらに,
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3. 九州北部地方のヒートアイランド現象 九州北部地方の各都市において 都市化の影響による気温上昇が示された ただし これまでに調査した日本の三大都市圏 ( 関東 近畿 東海地方 ) に比べて昇温の程度とヒートアイランドの広がりは小さい 夏季においては ヒートアイランドが顕著に現れる 晴れて風が弱い日 に 福岡市付近で 2~3 程度の都市化による昇温が見られた この章では 都市気候モデルによるシミュレーション結果をもとに九州北部地方のヒートアイランド現象について述べる
WTENK8-4_65289.pdf
608 東シナ海上の梅雨前線南側における降水系の形成機構 水蒸気前線の発見 帯の併合が起こりました その際に BAND1では 反 射強度で 6dBZe 以上増加するような急激な降水強化 が起こりました その併合過程が起こる直前の12時40 において デュアルドップラーレーダー解析 2台以上のドップ ラーレーダーによるドップラー速度データから3次元 気流場を計算する解析手法 から得られた2本の降水 帯の気流構造を示したのが第4図です
津地方気象台対象地域 : 三重県 平成 29 年 1 月 14 日から 16 日にかけての大雪に関する三重県気象速報 目次 1 気象の状況 (1) 概況 (2) 地上天気図及び気象衛星赤外画像 (3) レーダーエコー (4) 観測記録 2 特別警報 警報 注意報 府県気象情報の発表状況 3 被害状況
津地方気象台対象地域 : 三重県 平成 29 年 1 月 14 日から 16 日にかけての大雪に関する三重県気象速報 目次 1 気象の状況 (1) 概況 (2) 地上天気図及び気象衛星赤外画像 (3) レーダーエコー (4) 観測記録 2 特別警報 警報 注意報 府県気象情報の発表状況 3 被害状況 平成 2 9 年 1 月 1 8 日津地方気象台 注 : 本資料は速報として 1 月 17 日 9
Taro-40-09[15号p77-81]PM25高濃
資 料 2013 年度の鹿児島県における PM2.5 高濃度事例 四元聡美肥後さより東小薗卓志福田哲也満留裕己 1 はじめに 2013 年 1 月, 中国の北京等で発生した広域大気汚染並びに西日本を中心とする微小粒子状物質 ( 以下 PM2.5 という ) の越境汚染が大きく報道された これらを受け,PM2.5について一般的に知られるようになり, 関心が急速に高まった 国のPM2.5 対策として,2009
天気予報 防災情報への機械学習 の利 ( 概要 ) 2
AITC 成果発表会 2016.9.16 気象庁における機械学習の利 気象庁予報部数値予報課 アプリケーション班 高田伸一 1 天気予報 防災情報への機械学習 の利 ( 概要 ) 2 天気予報 防災気象情報の流れ 気象観測 数値予報 天気予報 / 防災情報 数値予報 スーパーコンピュータ 数値予報を使った応 処理 予報官 予報警報情報 作成 関係機関報道機関 間気象会社 国民 3 数値予報とは? 現実
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3 か月予報 (11 月 ~1 月の天候 の見通し ) とその解説 気象庁地球環境 海洋部 気候情報課 1 季節予報が対象とする大気の変動 空間スケ ル km 10 4 10 3 10 2 10 1 積乱雲 熱帯季節内変動テレコネクション定常ロスビー波ブロッキング総観規模高 低気圧 メソスケール低気圧 エルニーニョ現象 アジアモンスーンの変動 海洋の影響を強く受けた変動 十年規模変動 温暖化 10
877 スギ花粉の放出と拡散過程に関する研究 第6図 関東地方におけるスギ花粉飛散量分布のシミュレーション 点の多い所ほど 花粉濃度が高く計算 された地域 果 これらの花粉が遠く離れたアフリカ南端や さら 4 1 スギ花粉の発生と拡散過程のモデル化 に遠い南アメリカから 卓越する西風によって輸送さ わが国には 世界的にも他に類を見ない空間的に密 れたものであることを明らかにした スギ花粉の拡散 な気象観測システムであるアメダス
平成 28 年度 支笏湖特有の気象特性に対する 維持管理の検討 札幌開発建設部千歳道路事務所 新保貴広 札幌開発建設部千歳道路事務所 吉田昭幸 札幌開発建設部千歳道路事務所 樋口侯太郎 一般国道 453 号を管理する千歳道路事務所では 支笏湖の越波発生により 度々通行規制を実施している 淡水湖におけ
平成 28 年度 支笏湖特有の気象特性に対する 維持管理の検討 札幌開発建設部千歳道路事務所 新保貴広 札幌開発建設部千歳道路事務所 吉田昭幸 札幌開発建設部千歳道路事務所 樋口侯太郎 一般国道 453 号を管理する千歳道路事務所では 支笏湖の越波発生により 度々通行規制を実施している 淡水湖における越波の発生事例は国内でも珍しいうえに 国立公園内に位置するため対策工の実施にも制約が課せられている
2008 年 7 月 28 日に神戸市付近で発生した局地的大雨の観測システムシミュレーション実験 * 前島康光 ( 理研 計算科学研究機構 / JST CREST) 国井勝 ( 気象研究所 / 理研 計算科学研究機構 ) 瀬古弘 ( 気象研究所 ) 前田亮太 ( 明星電気株式会社 ) 佐藤香枝 (
2008 年 7 月 28 日に神戸市付近で発生した局地的大雨の観測システムシミュレーション実験 * 前島康光 ( 理研 計算科学研究機構 / JST CREST) 国井勝 ( 気象研究所 / 理研 計算科学研究機構 ) 瀬古弘 ( 気象研究所 ) 前田亮太 ( 明星電気株式会社 ) 佐藤香枝 ( 明星電気株式会社 ) 三好建正 ( 理研 計算科学研究機構 / JST CREST) 1. はじめに
火山活動解説資料 ( 令和元年 5 月 ) 栗駒山の火山活動解説資料 ( 令和元年 5 月 ) 仙台管区気象台地域火山監視 警報センター 火山活動に特段の変化はなく 静穏に経過しており 噴火の兆候は認められません 30 日の噴火警戒レベル運用開始に伴い 噴火予報 ( 噴火警戒レベル 1 活火山である
栗駒山の 仙台管区気象台地域火山監視 警報センター 火山活動に特段の変化はなく 静穏に経過しており 噴火の兆候は認められません 30 日の噴火警戒レベル運用開始に伴い 噴火予報 ( 噴火警戒レベル 1 活火山であることに留意 ) を発表しました 予報事項に変更はありません 活動概況 噴気など表面現象の状況 ( 図 1~9) 監視カメラによる観測では 噴気は認められませんでした 14 日から 15 日にかけて実施した現地調査
理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領
理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領第 2 分野の内容 (4) のウ 日本の気象 にあたる単元であり, 天気図や気象衛星画像などを資料として,
新潟県連続災害の検証と復興への視点
中越地震と豪雪がもたらした複合災害 河島 克久 和泉 薫 伊豫部 勉 新潟大学積雪地域災害研究センター 1 はじめに 2004 年 10 月 23 日に発生した新潟県中越地震 の大きな特徴の一つは 冬 積雪期 が間近に迫 る時期に 我が国有数の豪雪地域に位置する中山 間地で発生したという点です このことは 冬ま でに災害復旧が間に合わなかった箇所については 雪氷災害の発生危険度が著しく高まったことを意
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第 13 地象 (1 傾斜地 ) 1 調査の手法 (1) 調査すべき情報ア土地利用の状況傾斜地の崩壊により影響を受ける地域の住宅等の分布状況 その他の土地利用の状況 ( 将来の土地利用も含む ) イ傾斜地の崩壊が危惧される土地の分布及び崩壊防止対策等の状況既に傾斜地の崩壊に係る危険性が認知 危惧されている土地の分布当該傾斜地の崩壊防止対策等の状況ウ降水量の状況当該地域の降雨特性の把握に必要な対象事業の実施区域等の降水量の状況エ地下水及び湧水の状況傾斜地の安定性に影響を与える地下水の水位及び湧水の分布
参考資料
1-3. 紫外線量の変動要因 紫外線の量は 太陽の高度 オゾン全量 雲の状況 エアロゾルの量 地表面の反射率などの変化によって変動する 天気の変化は雲量の変化というかたちで紫外線量に影響を与える 海抜高度の高いところでは 大気の層の厚さが薄くなることにより 紫外線量が増加する (+10~12%/1,000m) また 大気汚染や霞といった現象は 地上における大気混濁度を地域的に増加させ 紫外線量を減少させる要因となる
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報道関係者各位 平成 24 年 4 月 13 日 筑波大学 ナノ材料で Cs( セシウム ) イオンを結晶中に捕獲 研究成果のポイント : 放射性セシウム除染の切り札になりうる成果セシウムイオンを効率的にナノ空間 ナノの檻にぴったり収容して捕獲 除去 国立大学法人筑波大学 学長山田信博 ( 以下 筑波大学 という ) 数理物質系 系長三明康郎 守友浩教授は プルシャンブルー類似体を用いて 水溶液中に溶けている
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1 2 (90cm 70cm 2015) 3 (68cm 28cm 30cm 12kg 2015) (77.5 109.5cm 2015) 4 (22cm 50cm 50cm 4.6kg 2015) (45cm 62.5cm 2015) (47.4cm 62.5cm 2014) 5 (28.5cm 23.5cm) (45cm 62cm 2015) (97cm 107cm 2015) 6 7 8 9
180 140 22
21 180 140 22 23 25 50 1 3 350 140 500cm 600 140 24 25 26 27 28 29 30 31 1/12 8.3 1/15 6.7 10 1/8 12.5 1/20 140 90 75 150 60 150 10 30 15 35 2,000 30 32 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6 1 7 1 8 1 9 % 100 50 33.3
6 12 10661 93100 227213202 222208197 85kg cm 20 64.521 106856142 2 1 4 3 9767 100 35 cm 7747 208198 90kg 23 5828 10661 93100 cm 227213202 10639 61 64.521 85kg 78kg 70kg 61 100 197204.5 cm 15 61
3. 調査結果 3.1 期間を通じた気温の比較連続気象観測値から 今切川橋と土工部の徳島 IC 山沿いの大代古墳 IC( 標高約 20m) における期間を通じた気温の統計結果をまとめると 以下の通りとなった 1 今切川橋の雪氷期の平均気温は 大代古墳 TNより0.7 高く 徳島 ICより0.9 低か
徳島自動車道鳴門 JCT~ 徳島 IC における路温特性 石川明弘 *1 横田淳 *1 足立憲次 *2 四宮敬介 *2 大本英輝 *2 1. はじめに平成 27 年 3 月 14 日に 西日本高速道路四国横断自動車道の徳島 IC~ 鳴門 JCT(10.9km) が供用開始となった 高松自動車道と徳島自動車道が直結し 四国各地と鳴門大橋を通じた京阪神方面を結ぶ路線が 2ルート選択できるようになり 通行止め時や渋滞時におけるルートの選択肢が広がった
<4D F736F F D DB782B591D682A6816A388C8E C8E82CC8D8B894A82CC8A C982C282A282C481404A57418FBC89AA81408F4390B32E646
報告 北海道における 2014 年 8 月 9 月の豪雨の概要について 松岡直基 * 1. はじめに近年 広島市や伊豆大島 紀伊半島などで大雨による大規模な土砂災害が発生しています 北海道は本州に比べて雨量が少なく 土砂災害の発生も多くはありませんでしたが 2014 年は2 件の特徴的な災害が発生しました 1 件は雨の少ない宗谷管内で発生した多発的ながけ崩れであり もう一件は大雨特別警報発表下での支笏湖を中心とした土石流災害です
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台風の科学 The Inside Story 横浜国立大学教育人間科学部筆保弘徳 最強で巨大な渦 1. 台風の正体は? 台風の科学のラインナップ 日本と世界の定義地球上最強かつ長寿の渦台風は長距離ランナー 2. 台風の構造は? 絶妙なバランス感覚 長寿の秘訣 3. 誕生の謎は? 台風発生の条件渦のルーツ 1 台風の正体は? 衛星雲画像で見る台風と温帯低気圧 温帯低気圧前線上の雲 台風 : 軸対称構造
Microsoft Word - プレス原稿_0528【最終版】
報道関係各位 2014 年 5 月 28 日 二酸化チタン表面における陽電子消滅誘起イオン脱離の観測に成功 ~ 陽電子を用いた固体最表面の改質に道 ~ 東京理科大学研究戦略 産学連携センター立教大学リサーチ イニシアティブセンター 本研究成果のポイント 二酸化チタン表面での陽電子の対消滅に伴って脱離する酸素正イオンの観測に成功 陽電子を用いた固体最表面の改質に道を拓いた 本研究は 東京理科大学理学部第二部物理学科長嶋泰之教授
0.45m1.00m 1.00m 1.00m 0.33m 0.33m 0.33m 0.45m 1.00m 2
24 11 10 24 12 10 30 1 0.45m1.00m 1.00m 1.00m 0.33m 0.33m 0.33m 0.45m 1.00m 2 23% 29% 71% 67% 6% 4% n=1525 n=1137 6% +6% -4% -2% 21% 30% 5% 35% 6% 6% 11% 40% 37% 36 172 166 371 213 226 177 54 382 704 216
10 117 5 1 121841 4 15 12 7 27 12 6 31856 8 21 1983-2 - 321899 12 21656 2 45 9 2 131816 4 91812 11 20 1887 461971 11 3 2 161703 11 13 98 3 16201700-3 - 2 35 6 7 8 9 12 13 12 481973 12 2 571982 161703 11
3. 試験体および実験条件 試験体は丸孔千鳥配置 (6 配置 ) のステンレス製パンチングメタルであり, 寸法は 70mm 70mm である 実験条件は, 孔径および板厚をパラメータとし ( 開口率は一定 ), および実験風速を変化させて計測する ( 表 -1, 図 -4, 図 -) パンチングメタ
パンチングメタルから発生する風騒音に関する研究 孔径および板厚による影響 吉川優 *1 浅見豊 *1 田端淳 *2 *2 冨高隆 Keywords : perforated metal, low noise wind tunnel test, aerodynamic noise パンチングメタル, 低騒音風洞実験, 風騒音 1. はじめにバルコニー手摺や目隠しパネル, または化粧部材としてパンチングメタルが広く使用されている
緑化計画作成の手引き 26年4月版
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/env/en_eventact/midori_ryokka.html 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 P10 P10 1 P12 2635 Fax (1) 47 03-5388-3554 http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/sinseisyo/e2/tebiki.htm
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国立研究開発法人海洋研究開発機構国立大学法人京都大学 エルニーニョ予測の新展開 ~ 春先からの予測精度向上に新たな可能性 ~ 1. 概要国立研究開発法人海洋研究開発機構 ( 理事長平朝彦 以下 JAMSTEC という) 地球環境観測研究開発センター海洋循環研究グループの増田周平グループリーダーらは 京都大学と共同で力学解析に基づいたエルニーニョ現象の新しい予測手法を考案しました 猛暑や旱魃 豪雨など社会的に影響の大きな異常気象を各地で引き起こすエルニーニョ現象の精度の高い予測方法の開発は
長野県農業気象速報(旬報) 平成27年9月上旬
長野県農業気象速報 ( 旬報 ) 平成 27(2015) 年 9 月上旬 長野県長野地方気象台平成 27 年 9 月 11 日 9 月上旬の気象概況 今期間は 台風や前線の影響で曇りや雨の日が多くなりました 県内観測所の平均気温は平年よりかなり低いか低いとなりました 降水量は平年よりかなり多いか多いとなりました 日照時間は平年よりかなり少ないか少ないとなりました 1 日は 日本海西部を低気圧が進み
