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ぜんぺいすわ
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1 AJIIS 日本計装工業会標準 Association of Japan Instrumentation Industries Standard (AJIIS) 計装工事施工空気配管 ( 建築物編 ) AJIIS-B 平成 14 年 4 月制定社団法人日本計装工業会

2 日本計装工業会標準共通事項 1. 目的計装工事を実施する際の監理, 設計, 施工等の業務の標準的な方法を提供するこれらの標準を採用することによって顧客に信頼される計装設備を供給することを期すものである 2. 計装工事本標準における計装工事はプラントに関しては AJIIS-P-11-20** 計装工事の範囲 ( プラント編 ) に, 建築物に関しては AJIIS-B-11-20** 計装工事の範囲 ( 建築物編 ) に規定するものとする 3. 構成本標準は共通編, プラント編及び建築物編よりなるプラント編は主として工場, 研究所等の計装工事に適用する標準であり, 建築物編は工場以外の主として建築物の計装工事に適用する標準である共通編は両者に共通して適用する標準である標準の全体構成と個別の標準の位置付け, 概略内容は巻末の日本計装工業会標準体系表に示すなお, 従来使用されてきた旧要領 (AJII-CM 等の番号の付いたもの ) の内容は本標準の体系内に吸収される 4. 総合名称日本計装工業会標準 Association of Japan Instrumentation Industries Standards ( 略号 AJIIS 呼び方 : エイジス ) 5. 番号の読み方日本語標準名の他, 整理のための番号を付する番号の意味を下に例示する例 AJIIS-P 制定又は改正年 ( 西暦 ) 各編の一連番号 C: 共通編,P: プラント編,B: 建築物編総合名称の略号

3 AJIIS-B 技術委員会 ( 建築物班 ) 委員長吉川浩千代田計装 ( 株 ) 副委員長柏木辰夫千代田計装 ( 株 ) 副委員長大川英治高砂熱学工業 ( 株 ) 委員伊藤功 ( 株 ) 関電工委員柏原幸雄三機工業 ( 株 ) 委員櫻井敬一 ( 株 ) 大氣社委員橋場潔太平電業 ( 株 ) 委員北折豊千代田計装 ( 株 ) 委員松下博東光電気工事 ( 株 ) 委員稲垣道雄日本電設工業 ( 株 ) 委員寺田幹雄 ( 株 ) 日鉄エレックス委員稲葉俊次山武ビルシステム ( 株 ) テクニカルアドバイザ秋山尚 ( 社 ) 日本計装工業会

4 AJIIS-B 目次ページ目的及び適用範囲 1 1. 計装用空気源空気源清浄度安定化空気源装置 1 2. 計装用空気配管一般事項供給空気配管配管口径の決定信号用空気配管 3 3. 計装用空気配管ふ設方法供給空気配管の施工配管の結合方式配管上の留意点ねじ込み配管の注意点ルート選定上の注意点地震対策機器接続部の注意点信号用空気配管の施工信号用空気配管の施工方法配管材料の選定継手の選定 6 4. 添付資料供給空気配管機器回り配管信号用空気配管支持要領信号用空気配管 10 型金具配管支持方法信号用空気配管 L 型金具壁支持方法信号用空気配管 L 型金具アングル支持方法信号用空気配管 20 型金具 ( 両ラック ) 支持方法信号用空気配管端末処理 (1) 信号用空気配管使用材料 1/ (2) 信号用空気配管使用材料 2/2 16

5 1 AJIIS-B 日本計装工業会標準 AJIIS 計装工事施工空気配管 ( 建築物編 )B 目的及び適用範囲本標準は, 建築物の計装設備における駆動及び信号伝送に用いる計装用空気の空気源装置, その供給システム及び信号伝送システムの設計施工に適用する建築物の計装設備に用いられる機器は, 電気式, 空気式, 電子式, 電空式, デジタル式に大別できる空気式, 電空式の機器を使用する割合は少ないが, 防爆エリアや大口径のバルブ使用時に使われている一般に計装空気源装置からの供給空気圧力は,490~690kPa 程度なので, 減圧弁を用いて所定の圧力に減圧し, 機器や調節弁に供給する機器や調節弁は普通 90~140kPaの圧力を必要とするが高差圧弁, 大口径弁等は,200kPa 以上の圧力を必要とすることが多い供給空気配管によって配給された空気は, 空気式伝送器, 調節計等を通って 20~100kPaの信号となり指示計, 記録計, 調節計, 調節弁に伝送される 1. 計装用空気源 1.1 空気源空気源に要求される品質は, 清浄な空気を安定に供給することである清浄度 a) 水分がないこと機器, 空気管路の最低周囲温度より露点温度が低いこと一般に露点温度 -17 ( 大気圧換算 ) 以下 b) 油分がないこと不純油分 :1ppm 以下 c) 塵埃がないこと微粒粉の粒径 :10μm 以下, 微粒粉の量 :0.1mg/m 3 以下安定化 a) 脈動の吸収及び瞬時停電対策空気槽の設置 b) 空気圧縮機等の故障対策予備機の設置, システムの二重化 1.2 空気源装置空気源装置は, 自動運転が行えるものとし, 空気圧縮機, アフタクーラ, 空気槽, フィルタ, 除湿機, 減圧弁等から構成される図 1.1 にシステム例を示す各構成機器の選定要領は,AJIIS B 計装工事設計を参照すること図 1.1 計装空気源フローシート例

6 手類2 AJIIS-B 計装用空気配管 2.1 一般事項計装用空気配管には 2 種類ある 1 つは空気源装置を出た後 490~69OkPaの元圧による供給空気配管であり, もう 1 つは機器, 調節弁等への信号空気配管 ( 信号 20~100kPa 程度 ) である 2.2 供給空気配管一般に空気源装置を出た後のエアーヘッダ配管から供給空気を必要とする現場各機器, 調節弁等への配管であるただし, エアーヘッダ配管は機械側施工となる場合もある供給空気配管には, 一般に使用されるものとして,JIS G 3452( 配管用炭素鋼鋼管 ),JIS G 3442( 水道用亜鉛めっき鋼管 ) があり, 銅管として JIS H 3300-C1220( りん酸脱酸銅継目なし管 ) 等があるまた配管用継手は, ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手亜鉛めっき付,FCMB(W), 弁は主に青銅製玉形弁, 銅管には黄銅製継手が使用される表 2.1 空気配管及び継手類の規格呼称規鋼管 JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管白管銅管 JIS H 3300 銅及び銅合金継目なし管 C1020 又は格 JIS B 2301 ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手亜鉛めっきを施したもの備考鋼管継手 JIS B 2302 ねじ込み式鋼管製管継手同上 JIS B 2210 鉄鋼製管フランジの基準寸法同上銅管継手 JIS H 3401 銅及び銅合金の管継手 JIS B 2011 青銅弁呼び径 50 以下玉 JCDA 0001 銅及び銅合金管継手弁形弁 JIS B 2031 ねずみ鋳鉄弁 (10Kフランジ形玉形弁) 呼び径 65 以上コック JIS B 2191 青銅ねじ込みコック ( ねじ込みグランドコック ) 配管口径の決定供給空気配管の口径は, 取付機器, 調節弁の空気消費量により決定される配管中の流量は次の流量計算式から算出する Q= 流量 m 3 /h π W Q= d d= 管内径 mm 4 W= 流速 m/s P Q=nRT ( 理想気体の状態方程式 ) 配管口径と流量の関係は次のようになる表 2.2 配管口径と流量配管口径流量 (m 3 (norm)/h) 銅管鋼管 6/4φ 8/6φ 15A 20A 25A 40A 設計値 0.5MPa 流速 5m/s 温度 40 P= 圧力 MPa(abs) T= 温度 K nr= 定数

7 3 AJIIS-B なお, 機器類の空気消費量は, 各メーカにより多少の違いがあるが, 目安として伝送器で 0.3~0.8 (m 3 (norm)/h), 現場調節計で 0.5~1.0(m 3 (norm)/h), ボジショナで 0.5~1.3(m 3 (norm)/h) 程度で考えて前記表 2.2 より供給空気配管のサイズを決定する 2.3 信号用空気配管一般信号用空気配管に使用されるものとしては,JIS H 3300-C1220( りん酸脱酸銅継目なし管 ),JIS H 3300-ClO20( 無酸素銅継目なし管 ) による硬銅管, 軟銅管, ビニル被覆付の軟銅管又はポリエチレンチューブ等がある配管のサイズは, 信号用として外径 6mm, 内径 4mmが多く, 制御用では調節弁のサイズが大きいとか, 早い動作が要求される場合では, 外径 8mm, 内径 6mmを使用する ( 表 2.3) 表 2.3 計装用空気配管品名外径 (mm) 内径 (mm) 市販定尺 (m) ビニル被覆軟銅 ~500 軟銅管 ~300 硬銅管軟銅管 ~300 硬銅管ポリエチレンチューブ ~ 計装用空気配管ふ設方法 3.1 供給空気配管の施工供給空気配管は, 一般に空気源装置を出た後のエアーヘッダ配管から供給空気を必要とする現場各機器, 調節弁等までの配管である使用される管材は表 2.1 に示す配管の結合方式 (1) 結合 (a) ねじ込み結合 50A 未満の配管サイズ (b) フランジ結合 50A 以上の配管サイズ (2) 端末配管圧着リング式, フレア式, 他 6/4φ~8/6φ 配管上の留意点 a) サポート 1) 極力構造物等に沿った, サポートのとりやすいルートとする 2) 分岐管は一般的にねじ込み結合で管サイズも細く強度的に弱いので, ねじ込み結合に近い部分でサポートをとる 3) 抱きバンドサポートは配管へ障害となるため原則としてしない 4) 電線管と同一ルートを通るときは出来るだけサポートを共用する b) パイプ切断部の処理リーマをかけ, 切り口を滑らかにかつ内面への返りを取り除く c) ユニオン, フランジ取付以下の場所にはユニオン又はフランジを設ける 1) 分岐弁の直後 2) 盤接続口等で配管を取り外す必要がある箇所 3) 配管距離の長い箇所 (25m 程度 ) 4) ユニオン又はフランジを入れないと施工が困難な箇所 d) スペアバルブ設置エアーヘッダには将来用としてスペアバルブを設ける

8 これ以降は非公開となっておりますご覧になりたい方はご購入をお願い致します

9 日本計装工業会標準体系表日本計装工業会技術委員会 C 共通計装工事用計量単位 (AJIIS-C ) 計量法に基づく計装工事に関わる計量単位を規定したもの 0 計装工事仕様計装工事標準仕様書 (AJIIS-B ) 計装工事の設計から施工, 検査試験までを計装工事標準仕様書として纏めたもの 1 一般計装工事の範囲 (AJIIS-P ) 計装工事の範囲, 業務フロー, 他部門との関係を説明したもの又, 関係する法規, 資格類を工事種別に一覧表を加えたもの 1 一般計装工事の範囲 (AJIIS-B ) 計装工事の範囲, 業務フロー, 他部門との関係を説明したもの又, 関係する法規, 資格類を工事種別に一覧表を加えたもの AJIIS 日本計装工業会標準 P プラント編計装工事設計 (AJIIS-P ) 計装工事設計要領とそれに関する図記号, 計算式等を示したもの B 建築物編計装工事設計 (AJIIS-B ) 計装工事設計要領とそれに関する図記号, 計算式等を示したもの 2 設計計画計装工事図面の作成指針計装工事図面作成の要領を示したもの IPC-CRJ ( プロセス計装制御技術協会編 " 計装工事図面の作成指針に準ずる ) 2 設計計画計装工事図面作成 (AJIIS-B ) 計装工事図面の作成要領及び部品図, 参考図を示したものに計装工事標準図を加えたもの計装工事標準図 (AJIIS-P ) 計装工事部品及び施工要領図 ( ティピカル ) を集めたもの計装工事施工配線 (AJIIS-P ) 計装配線工事の施工要領を示したもの計装工事施工配線 (AJIIS-B ) 計装配線工事の施工要領を示したもの計装工事施工空気配管 (AJIIS-P ) 計装空気配管工事の施工要領を示したもの計装工事施工空気配管 (AJIIS-B ) 計装空気配管工事の施工要領を示したもの 3 施工計装工事施工導圧配管 (AJIIS-P ) 計装導圧配管工事の施工要領を示したもの 3 施工計装工事施工導圧配管 (AJIIS-B ) 計装導圧配管工事の施工要領を示したもの計装工事施工据付 (AJIIS-P ) 計装機器の据付工事の施工要領を示したもの計装工事施工据付 (AJIIS-B ) 計装機器の据付工事の施工要領を示したもの計装工事施工光システム (AJIIS-P ) 計装に関する光システムと工事の施工要領を示したもの計装工事施工光システム (AJIIS-B ) 計装に関する光システムと工事の施工要領を示したもの 4 監理計装工事施工監理 (AJIIS-P ) 計装工事全般の施工監理を示したもの 4 監理計装工事施工監理 (AJIIS-B ) 計装工事全般の施工監理を示したもの 5 見積計装工事積算 (AJIIS-P ) 計装工事の積算要領を示したもの 5 見積計装工事積算 (AJIIS-B ) 計装工事の積算要領を示したもの 6 検査調整計装工事試験検査 (AJIIS-P ) 計装工事試運転準備 (AJIIS-P ) 計装工事の試験検査要領及び工事用資材の受入検査要領を示したもの計装ループ試験及び試運転準備の要領を示したもの 6 検査調整計装工事試験検査及び試運転調整 (AJIIS-B ) 計装工事の試験検査要領, 工事用資材の受入検査及び計装ループ試験, 試運転を示したもの 7 保全計装設備 ( 工事 ) 保全 (AJIIS-P ) プラントに設置された計装設備 ( 工事 ) の点検保全作業を示したもの 7 保全計装設備保全 (AJIIS-B ) 設備の保全, 計装設備も含んだ計器保全診断要領を示したもの

AJIIS

AJIIS AJIIS 日本計装工業会標準 Association of Japan Instrumentation Industries Standard (AJIIS) 計装工事用計量単位 ( 共通編 ) 平成 13 年 2 月制定社団法人日本計装工業会日本計装工業会標準共通事項 1. 目的計装工事を実施する際の監理, 設計, 施工などの業務の標準的な方法を提供するこれらの標準を採用することによって顧客に信頼される計装設備を供給することを期すものである