1 特許庁における手続の経緯等 ( 後掲証拠及び弁論の全趣旨から認められる事実 ) (1) 被告は, 次の商標 ( 以下 本件商標 という ) の商標権者である ( 甲 1, 2) 登録番号第 号登録出願日平成 26 年 3 月 27 日設定登録日平成 28 年 4 月 22 日登録
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- ともあき つまがみ
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1 平成 30 年 7 月 19 日判決言渡 平成 30 年 ( 行ケ ) 第 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 6 月 7 日 判 決 原告レースクイーン インク 同訴訟代理人弁護士原田學植 被告 Y 同訴訟代理人弁理士是枝洋介 楠屋宏行 主 文 1 原告の請求を棄却する 2 訴訟費用は原告の負担とする 3 この判決に対する上告及び上告受理申立てのための付加期間を 30 日と定める 事実及び理由 第 1 請求特許庁が無効 号事件について平成 29 年 10 月 25 日にした審決を取り消す 第 2 事案の概要本件は, 商標登録の無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟であり, 争点は商標法 4 条 1 項 10 号の事由の有無である 1
2 1 特許庁における手続の経緯等 ( 後掲証拠及び弁論の全趣旨から認められる事実 ) (1) 被告は, 次の商標 ( 以下 本件商標 という ) の商標権者である ( 甲 1, 2) 登録番号第 号登録出願日平成 26 年 3 月 27 日設定登録日平成 28 年 4 月 22 日登録商標 2ch( 標準文字 ) 商品および役務の区分第 38 類電子掲示板による通信及びこれに関する情報の提供, インターネット利用のチャットルーム形式による電子掲示板通信及びこれに関する情報の提供第 42 類インターネット又は移動体通信端末による通信を利用した電子掲示板用のサーバの記憶領域の貸与及びこれに関する情報の提供, インターネット又は移動体通信端末による通信を利用した電子掲示板へのアクセスのためのコンピュータープログラムの提供及びこれに関する情報の提供 (2) 原告は, 本件商標の無効審判請求をし, 特許庁は, これを無効 号事件として審理した (3) 特許庁は, 平成 29 年 10 月 25 日, 審判請求は成り立たない旨の審決 ( 以下 本件審決 という ) をし, 出訴期間として90 日を附加した その謄本は, 同年 11 月 2 日, 原告に送達された (4) 原告は, 平成 30 年 2 月 26 日, 本件審決の取り消しを求めて本件訴訟を提起した 2 本件審決の理由の要旨本件審決の理由は別紙審決書 ( 写し ) 記載のとおりであり, 要するに, 本件 2
3 商標の商標登録は, 商標法 3 条 1 項 5 号及び同法 4 条 1 項 10 号に反するものではないから, 同法 46 条 1 項によって商標登録を無効とすることはできないというものである 第 3 原告主張の取消事由 ( 商標法 4 条 1 項 10 号の適用の誤り ) 1 2ch という文字からなる引用商標( 以下 本件引用商標 という ) は, 本件商標の登録出願時において, 他人 であるパケットモンスター社ないし原告の事業である電子掲示板 2ちゃんねる ( ドメイン名は2ch.net) ( 以下 本件電子掲示板 という ) の提供に係る役務を表示するものとして需要者の間で周知であった 2 需要者の認識を基準にすれば, 本件引用商標について, 平成 21 年 1 月時点までに本件電子掲示板における使用によって獲得された業務上の信用は一義的には被告に帰属していたといえる その後, 本件電子掲示板運営事業は, 被告からパケットモンスター社に, パケットモンスター社から原告に譲渡された (1) 本件電子掲示板運営事業の譲渡ア被告は, 平成 21 年 1 月 2 日までに, パケットモンスター社に対し, 本件電子掲示板運営事業を譲渡した ( 以下 本件事業譲渡 1 という ) そのことは次の点からもいうことができる ( ア ) 平成 21 年 1 月 2 日までに本件電子掲示板のドメイン名 2ch.net ( 以下 本件ドメイン名 という ) のWhois 情報の登録者 (Registrant) がシンガポール法人であるパケットモンスター社に変更された 被告はパケットモンスター社の代表者でも株主でもないから, 上記登録者の変更は被告がパケットモンスター社に本件ドメイン名を譲渡したことを示すものである そして, 電子掲示板運営事業の性質上, ドメイン名を譲渡するということは電子掲示板運営事業を譲渡したことを意味する ( イ ) 被告は, その書籍やブログにおいて, 平成 21 年 1 月に2ちゃんねるを譲渡した旨述べた また, その時期以降の読売新聞等の新聞記事 3
4 において被告のことを本件電子掲示板の 元管理人 と表記していた ( ウ ) 平成 21 年 1 月以降, 本件電子掲示板にはパケットモンスター社が運営管理している旨の表示がされていた イパケットモンスター社は, 平成 26 年 3 月 5 日までに, 原告に対し, 本件電子掲示板運営事業を譲渡した ( 以下 本件事業譲渡 2 といい, 本件事業譲渡 1と併せて 本件各事業譲渡 という ) 原告は, 同日以降, 本件電子掲示板を運営管理しており, 本件電子掲示板のトップページには原告の名称が表示されている (2) 仮に, 被告からパケットモンスター社に対する全面的な事業譲渡又は承継がされていなかったとしても, 本件引用商標に関する周知, 著名性を生じさせるような重要な業務が承継されれば本件電子掲示板に関連する周知, 著名商標から生じる権限も移転する パケットモンスター社が本件電子掲示板の運営管理を承継したことは明らかであるから, 本件電子掲示板に関連する周知, 著名商標から生じる権限を含めて事業譲渡又は承継がされたものといえる 3 本件引用商標の周知性の獲得について (1) 上記 2(1) ア ( イ ) のとおりの被告の書籍及びブログの記載並びに新聞記事に接した需要者は, 本件引用商標はパケットモンスター社ないし原告の事業に係る役務を表示するものと理解するはずである 被告の書籍は平成 21 年に出版された後現在まで販売されているロングセラーであるし, 上記新聞の購読者数は非常に多い (2) 上記 2(1) ア ( ウ ) 及び同イのとおりの本件電子掲示板上の表示を目にした需要者は, 本件引用商標はパケットモンスター社ないし原告の事業に係る役務を表示するものと理解するはずである 本件電子掲示板は非常に多くのページビューがある 4
5 (3) 以上によれば, 本件商標の登録出願時までの間に, 本件引用商標はパケットモンスター社ないし原告の事業に係る役務を表示するものとして周知性を獲得したものといえる 4 本件引用商標と本件商標は同一又は類似であり, 本件商標の 商品および役務の区分 は電子掲示板の提供に係る役務と同一又は類似である したがって, 本件商標の商標登録は商標法 4 条 1 項 10 号に該当し, これを否定した審決の判断は誤りである 第 4 被告の反論 1 本件電子掲示板運営事業の譲渡について (1) 被告は, パケットモンスター社に対し, 本件電子掲示板運営事業を譲渡したことはない ア悪用防止等の目的で,Whois 情報にドメイン名の権利者とは異なる者 ( 例えば, ドメイン名の権利者にホスティングサービスを提供する会社 ) の名称 連絡先等を掲載することが広く行われており, ドメイン名の登録者は, ドメイン名の権利者やドメイン名を利用する事業の主体でないことも多い 被告は本件ドメイン名を譲渡したことはない イ被告は2ちゃんねるを譲渡した旨の発言をしている一方, 平成 21 年 1 月以降も本件電子掲示板の書き込みの削除を行い, 本件電子掲示板を運営管理していた ウパケットモンスター社の設立時の株主は被告であり, 本件電子掲示板にパケットモンスター社の名称が記載されていることは, パケットモンスター社が本件電子掲示板運営事業の譲渡を受けたことを示すものではない エ原告は, 平成 26 年 3 月 5 日頃から本件引用商標を使用して本件電子掲示板を運営管理しているが, これは, 原告が, 必要なID 及びパスワードを被告の承諾なく取得して不正に使用し, 被告がサーバにアクセスできないようにしたことによる 5
6 (2) 被告は, 本件電子掲示板に関連する周知, 著名商標から生じる権限を譲渡したことはない 2 本件引用商標の周知性の獲得について本件引用商標は被告の業務に係る役務である本件電子掲示板サービスを示すものとして周知ないし著名となったが, 上記 1のとおり, 被告は本件電子掲示板運営事業も, 本件電子掲示板に関連する周知, 著名商標から生じる権限も譲渡していない また, 被告は平成 11 年頃に本件電子掲示板を開設して以来本件引用商標を使用しており, 被告が本件引用商標を使用していた期間はパケットモンスター社が事業主体になったと主張されている期間と比べて長期間であるし, 被告とパケットモンスター社の知名度には大きな差がある 本件引用商標がパケットモンスター社の事業に係る役務を表示するものとして周知性を獲得したとはいえない 本件商標の登録出願時点を基準にすると, 原告が事業主体となったと主張されている期間は極めて短期間であり, 本件商標の登録出願時点までに本件引用商標が原告の事業に係る役務を表示するものとして周知性を獲得することはない 第 5 当裁判所の判断 1 後掲各証拠及び弁論の全趣旨を総合すれば, 次の事実を認めることができる (1) 本件電子掲示板は平成 11 年に開設され, 程なく匿名の巨大電子掲示板として著名になった 被告は, 開設当時から本件電子掲示板の運営に関与し, 本件電子掲示板の管理人としてマスコミ等にも取り上げられたことから, 平成 21 年 1 月までの間に, 本件電子掲示板の名称である 2ちゃんねる の略称である本件引用商標は, 被告による本件電子掲示板に係る事業を示すものとして周知性を獲得した ( 甲 4,5, 乙 2,7,8,9) (2) 平成 12 年から平成 21 年までの本件ドメイン名に係るWhois 情報は次のとおりであった ( 甲 7,25) 6
7 ア平成 12 年 12 月 30 日時点の登録者 (Registrant) は2ch( 東京都北区 ), 運営面に関する連絡先 (Administrative Contact) はAccess,Tokyo( 東京都北区 ), 技術面に関する連絡先 (Technical Contact) はA( アメリカワシントン州,NTテクノロジー社) であった イ平成 17 年 5 月 10 日時点の登録者は2ch( 東京都北区 ), 運営面に関する連絡先及び技術面に関する連絡先はA( アメリカワシントン州のNTテクノロジー社 ) であった ウ平成 18 年 2 月 6 日時点の登録者は,NTテクノロジー社( アメリカネバダ州 ), 運営面に関する連絡先はA( アメリカネバダ州 ), 技術面に関する連絡先はA( アメリカワシントン州 ), 登録サービス提供者 (Registration Service Provider) はNTテクノロジー社であった エ平成 18 年 4 月 3 日時点及び平成 21 年 1 月 1 日時点の登録者は Monsters Inc( 東京都新宿区 ), 運営面に関する連絡先は被告 ( 東京都新宿区 ), 技術面に関する連絡先はA( アメリカワシントン州 ), 登録サービス提供者はNTテクノロジー社であった オ平成 21 年 1 月 2 日時点の登録者はPacket Monster Inc.Pte.Ltd,( シンガポール ), 運営面に関する連絡先はB( シンガポール ), 技術面に関する連絡先はA( アメリカワシントン州 ), 登録サービス提供者はNTテクノロジー社であった (3) 被告は, 平成 21 年 1 月 2 日付けの被告のブログ Y 日記 ( 以下 本件ブログ という ) において, そんなわけで, 去年は何度も海外出張して2 ch 譲渡の打ち合わせをしてたりもしてたんですが, ようやく譲渡完了しました と記載した ( 甲 10) (4) 被告は, 被告の著書である 僕が2ちゃんねるを捨てた理由 ( 平成 21 年 6 月 1 日初版発行 発行所株式会社扶桑社 以下 本件書籍 という ) において, 最近の僕はといえば,2 ちゃんねるを譲渡して管理人を外れ, その 7
8 企業から何か相談をされたときにアドバイスをする 2ちゃんねるアドバイザー, もしくは単なる1ユーザーだったりします, 僕は 2009 年,2 ちゃんねるをシンガポールのパケットモンスター社に譲渡しました, もともと 2ch.Net というドメインは, アメリカのベリーズにあるモンスターズ社が所有していて, 営業を僕が行っているという状態でした と記載した ( 甲 8) (5) 本件電子掲示板の過去のウェブサイトには次の記載がある ア平成 21 年 1 月 4 日当時の本件電子掲示板の 使い方 & 注意 の 2ちゃんねるって? のページに,( 問い ) 2ちゃんねるって誰がやってるの? の次に英文で 2ch.net is managed and operated by PACKET MONSTER INC. と記載されている ( 甲 11の1) イ平成 26 年 3 月 5 日当時の本件電子掲示板のトップページには, ページ中央上部に 2ちゃんねる の縦書きのデザイン文字が大きく配置され, その下に小さめの文字で 使い方 & 注意 削除ガイドライン 拡張版メニュー Y 日記 広告のご案内 と横一列に記載され, その下には広告バナーが2 段に配置され, さらに一番下に小さめの文字で Race Queen, Inc の記載とこれに続けて海外の住所がアルファベットで記載されている ( 甲 17の1) (6) パケットモンスター社は平成 20 年 10 月 13 日に設立されたシンガポール法人である 同日時点の会社情報 ( 乙 21) によれば全株式の株主は被告であるが, 平成 25 年 8 月 18 日時点の会社情報 ( 甲 14) によれば役員及び株主は被告ではない (7) 新聞紙面及びネットニュースには次の記事が掲載されている ( 以下, 併せて 本件記事 という ) ア平成 24 年 12 月 21 日のスポーツ報知のネットニュースには, 被告が本件電子掲示板上の違法薬物に関する書き込みを放置したとして, 麻薬特 8
9 例法違反 ( あおり, 唆し ) のほう助の被疑事実により書類送検された旨の記事が掲載されている ( 乙 24) イ平成 25 年 3 月 19 日及び20 日付け日本経済新聞 ( ネットニュース及び新聞紙面 ) には, 上記アの麻薬取締法違反被疑事件について, 本件電子掲示板上の書き込みの削除措置がとられたことなどから, 元管理人 ( 被告 ) が不起訴処分になった旨の記事が掲載されている ( 甲 26, 乙 23) ウ平成 25 年 8 月 24 日付け読売新聞には, 2ちゃん譲渡 後 3 億 万円 Y 元管理人掲示板広告料受け取り との見出しで, 被告が本件電子掲示板を運営管理する権利を譲渡したと公表した後もパケットモンスター社を通じて本件電子掲示板の広告料から3 億 5000 万円を受け取っていたとして, 東京国税局から指摘を受けた旨の記事が掲載されている ( 甲 15) 2 原告は, 需要者を基準にする限り, 平成 21 年 1 月までに本件電子掲示板に係る本件引用商標の使用により獲得された業務上の信用が一義的には被告に帰属していたことは争わないとした上で, 本件電子掲示板運営事業は, 本件各事業譲渡により, 被告からパケットモンスター社を経て原告に承継された旨主張する (1) そこで, まず, 本件各事業譲渡の有無について検討する ア電子掲示板に係る事業は, 電子掲示板の名称等の商標のほか, ドメイン名を使用する権利, 電子掲示板に表示される広告に関する契約及びインターネットサービス提供に関する契約を含む複数の財産を用いて行われているものであるから, 電子掲示板に係る事業を譲渡するに当たっては, これらの複数の財産を移転し, その対価を支払うことを内容とする合意をするのが通常であるところ, 本件各事業譲渡の合意の具体的な内容は明らかではない そして, 事業譲渡をするに当たっては, 移転の対象となる具体的な財産 9
10 を特定し, 事業譲渡の対価を定めるほか, 対価の履行期及び履行方法, 譲渡の対象となる財産の移転方法 ( 第三者の承諾等を要する場合にはその手続の履行期及び履行方法等 ) を定めるのが通常であり, 移転の対象となる財産の内容によっては事業譲渡の基準日時点での債権債務の処理について定める場合も考えられる さらに, 本件各事業譲渡のように, 当事者の少なくとも一方が法人である場合には, なおさら慎重な手続がとられるのが一般であるし, 本件各事業譲渡は渉外法律関係 ( パケットモンスター社はシンガポール法人, 原告はフィリピン法人である ) を含むから準拠法の問題を生じ得ることからしても, 口頭のみで契約を行うことは考えにくい 以上に照らせば, 本件各事業譲渡につき契約書等の書面を作成せずに契約を締結するとはにわかに考え難いというべきところ, 本件各事業譲渡に係る契約書等の処分証書の提出はない イ本件事業譲渡 1の時期から5 年以上経過した平成 26 年 3 月 5 日当時の本件電子掲示板のトップページには Y 日記 との文字が記載されており ( 上記 1(5) イ ), この記載からすれば, 平成 21 年 1 月以降平成 26 年 3 月まで本件電子掲示板のトップページに本件ブログへのリンクが貼られていた可能性もある また, 本件記事には,1 平成 24 年 12 月に, 被告が本件電子掲示板上の違法薬物に関する書き込みを放置したとして検察庁に送致された旨,2 平成 25 年 3 月に, 本件電子掲示板上の違法薬物に関する書き込みの削除措置がとられたために被告が不起訴処分となった旨, 3 同年 8 月に, 被告が本件電子掲示板に係る高額の広告収入をパケットモンスター社から受領したとして東京国税局から指摘を受けた旨が記載されている ( 上記 1(7)) これらの事実によれば, 被告は, 平成 21 年 1 月以降も本件電子掲示板の運営を含む本件電子掲示板に係る事業に実質的に関与していたことがうかがわれる 10
11 ウ以上のとおり, 本件各事業譲渡の合意の具体的な内容が明らかでないこと, 本件各事業譲渡に係る契約書がないのはそれ自体不自然であること, 本件事業譲渡 1がされたという時期以降も被告が本件電子掲示板に係る事業に実質的に関与していたことがうかがわれることに照らせば, 本件事業譲渡 1がされた事実や, 原告が本件各事業譲渡により本件電子掲示板に係る事業を承継した事実を認めることはできない エ原告の主張について ( ア ) 原告は, 平成 21 年 1 月 2 日に本件ドメイン名のWhois 情報上の登録者がパケットモンスター社に変更されたことは, 本件ドメイン名を使用する権利が移転したことを意味し, これは本件事業譲渡 1を裏付けると主張する しかし, 上記 1(2) のとおり平成 12 年から平成 21 年までの間に本件ドメイン名のWhois 情報上の登録者は何度も変更されているところ, これらの登録者の変更が本件ドメイン名を使用する権利の実体上の移転を伴うものであるかどうかは明らかではない ( むしろ, 登録者の変更が事業譲渡を反映しているのだとすると, 上記 1(2) アないしオによれば, 平成 12 年から平成 21 年の間に本件事業譲渡 1を含む3 回の事業譲渡が行われたことになるが, 本件事業譲渡 1に対応する平成 21 年 1 月の登録者変更以外の登録者変更に関しては, それが事業譲渡に伴うものであったことをうかがわせる証拠は全く存しないのであって, このことは, 登録者の変更が, 必ずしも事業譲渡に伴うものではないことをうかがわせる事情であるといえる ) また, パケットモンスター社の設立時 ( 平成 20 年 10 月 13 日 ) の株主は被告であるから ( 上記 1(6)), パケットモンスター社は被告と関連を有する会社であったものとうかがわれる 以上によれば, 本件ドメイン名のWhois 情報上の登録者がパケットモンスター社に変更されたことをもって, 本件ドメイン名を使用する権利の移 11
12 転やこれを伴う本件事業譲渡 1を直ちに裏付けるものとみることはできない なお, 平成 25 年 8 月 18 日時点のパケットモンスター社の役員及び株主が被告でないこと ( 上記 1(6)) は, この判断を左右するものではない ( イ ) 次に, 原告は, 本件ブログ及び本件書籍並びに本件記事における記載は, 本件事業譲渡 1を裏付けると主張する しかし, 本件書籍及び本件ブログの 2ちゃんねる ( ないし2ch) を譲渡 との記載自体からはこれが法律上の事業譲渡を意味するのかが不明であるし, 本件書籍にはこの 譲渡 の後も被告が 2ちゃんねるアドバイザー であった旨の記載もある また, 本件記事には, 被告を 元管理人 と称し, 被告が 本件電子掲示板を運営管理する権利を譲渡したと公表した とする部分があるが, その一方で, 被告が平成 21 年 1 月以降も本件電子掲示板の運営に深く関与していることを示唆する内容も含まれており, 本件記事を事業譲渡を裏付ける証拠と断定することはできない 以上によれば, 本件ブログ及び本件書籍並びに本件記事における記載から, 本件事業譲渡 1がされた事実を認めることはできない ( ウ ) さらに, 原告は, 本件電子掲示板上にパケットモンスター社及び原告の名称の記載があることは本件各事業譲渡を裏付けると主張する しかし, 本件電子掲示板をパケットモンスター社が運営管理している旨の記載 ( 上記 1(5) ア ) からは, パケットモンスター社が事業主体であるのか, 事業主体から電子掲示板の運営管理の委託を受けているのかが明らかではなく, 本件事業譲渡 1を裏付けるものとはいえない また, 本件電子掲示板のトップページの下部に原告の名称及び住所 ( 同イ ) が記載されているだけでは本件事業譲渡 2( 及びその前提としての本件事業譲渡 1) を裏付けるものとはいえない 12
13 (2) 原告は, 仮に全面的な事業譲渡又は承継がされていなかったとしても, パケットモンスター社が本件電子掲示板の運営管理を行っていたことからすれば, 本件電子掲示板に関連した周知, 著名商標から生じる権限を含めた事業譲渡又は承継がされたといえると主張する しかし, パケットモンスター社が本件電子掲示板の運営管理を行っていたとしても, 同社が事業主体であるかどうかが明らかでないのは上記 (1) エ ( ウ ) のとおりである また, 本件全証拠によっても, 被告がパケットモンスター社に対し, 本件電子掲示板に関連する周知, 著名商標から生じる権限を譲渡した事実を認めることはできない 3 上記 2のとおり, 本件事業譲渡 1の事実は認められず, 被告がパケットモンスター社に本件電子掲示板に関連する周知, 著名商標から生じる権限等の権利を譲渡した事実も認められない さらに, 原告は, 本件書籍及び本件ブログ並びに本件記事の記載, 本件電子掲示板上のパケットモンスター社ないし原告の名称の記載を根拠に, 本件引用商標はパケットモンスター社ないし原告の事業に係る役務を表示する商標として周知性を獲得したと主張する しかし, 上記 2(1) エ ( イ ) 及び ( ウ ) に説示したところに照らせば, 原告の指摘する記載は一義的に本件電子掲示板に係る事業の事業主体の変更を示すものとは解し得ない上, 本件書籍及び本件記事には被告が本件電子掲示板の運営に関与していることを示唆する記載も含まれているから, これに接した需要者は, 被告が本件電子掲示板の運営等に依然として関与していると認識するものといえる ほかに, 電子掲示板の需要者において, 本件商標の登録出願時点までに, 本件引用商標が 他人 であるパケットモンスター社ないし原告の事業に係る役務を表示するものとして周知となったことを認めるに足りる証拠はなく, 原告の主張は採用できない 4 以上によれば, 本件商標が 他人 の業務に係る役務を表示するものとして需要者の間に広く認識されている商標又はこれに類似する商標であるとは認め 13
14 られない よって, 本件商標の商標登録が商標法 4 条 1 項 10 号に該当しないとした本件審決に誤りはなく, 原告の請求は理由がないからこれを棄却することとし, 主文のとおり判決する 知的財産高等裁判所第 3 部 裁判長裁判官 鶴岡稔彦 裁判官 高橋彩 裁判官 寺田利彦 14
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平成 27 年 1 月 29 日判決言渡平成 26 年 ( ネ ) 第 10095 号不正競争行為差止等請求控訴事件 ( 原審東京地方裁判所平成 25 年 ( ワ ) 第 28860 号 ) 口頭弁論終結日平成 26 年 12 月 17 日 判 決 控訴人 ( 一審原告 ) X 訴訟代理人弁護士勝部環震 被控訴人 ( 一審被告 ) Y 被控訴人 ( 一審被告 ) 株式会社宝島社 両名訴訟代理人弁護士芳賀淳
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平成 25 年 7 月 17 日判決言渡 平成 24 年 ( 行ケ ) 第 10442 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 25 年 5 月 29 日 判 決 原 告 株式会社ファランクス 訴訟代理人弁護士 江 森 史麻子 同 呰 真 希 被 告 有限会社サムライ 訴訟代理人弁理士 小 谷 悦 司 同 小 谷 昌 崇 同 川 瀬 幹 夫 同 脇 坂 祐 子 主 文 1 原告の請求を棄却する 2
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平成 25 年 7 月 17 日判決言渡 平成 24 年 ( 行ケ ) 第 10441 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 25 年 5 月 29 日 判 決 原 告 株式会社ファランクス 訴訟代理人弁護士 江 森 史麻子 同 呰 真 希 被 告 有限会社サムライ 訴訟代理人弁理士 小 谷 悦 司 同 小 谷 昌 崇 同 川 瀬 幹 夫 同 脇 坂 祐 子 主 文 1 原告の請求を棄却する 2
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平成 29 年 10 月 19 日判決言渡 平成 28 年 ( 行ケ ) 第 10268 号審決取消 ( 商標 ) 請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 8 月 3 日 判 決 原告安踏 ( 中国 ) 有限公司 同訴訟代理人弁理士三上真毅 被告ブルックススポーツインコーポレイテッド 同訴訟代理人弁護士 彦 佐竹勝一 山本飛翔 弁理士藤倉大作 主 文 1 原告の請求を棄却する 2 訴訟費用は, 原告の負担とする
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平成 30 年 2 月 28 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 29 年 ( ワ ) 第 39440 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 1 月 1 日 判 決 原 告 有限会社プレステー ジ 同訴訟代理人弁護士 渡 邉 俊 太 郎 同 提 箸 欣 也 同 野 口 耕 治 同藤沢浩一 同成豪哲 同小椋優 同鶴谷秀哲 1 被告エヌ ティ ティ コミュニケーションズ株式会社
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平成 27 年 11 月 5 日判決言渡同日判決原本領収裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 9005 号商号使用差止等請求事件 口頭弁論終結日平成 27 年 10 月 22 日 判 決 原告ユーシーシーホールディングス株式会社 同訴訟代理人弁護士岡田春夫 同瓜生嘉子 被告株式会社ユー シー シー 主 文 1 被告は, 株式会社ユー シー シー の商号を使用してはならない 2 被告は, 大阪法務局平成
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税務訴訟資料第 263 号 -249( 順号 12373) 東京地方裁判所平成 年 ( ) 第 号裁決取消請求事件 国側当事者 国 ( 国税不服審判所長 ) 平成 24 年 4 月 24 日棄却 控訴 判原告被告同代表者法務大臣裁決行政庁同指定代理人 決 選定当事者甲 ( 選定者は別紙選定者目録記載のとおり ) 国小川敏夫国税不服審判所長孝橋宏渡邊未来子野村昌也山口克也阿部晃子小板橋賢一甲斐香 主文
More information控訴人は, 控訴人にも上記の退職改定をした上で平成 22 年 3 月分の特別老齢厚生年金を支給すべきであったと主張したが, 被控訴人は, 退職改定の要件として, 被保険者資格を喪失した日から起算して1か月を経過した時点で受給権者であることが必要であるところ, 控訴人は, 同年 月 日に65 歳に達し
平成 25 年 7 月 4 日判決言渡平成 25 年 ( 行コ ) 第 71 号不作為の違法確認請求控 訴事件 主 文 1 本件控訴を棄却する 2 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 厚生労働大臣が平成 22 年 4 月 15 日付けで控訴人に対してした被保険者期間を411 月, 年金額を179 万 4500 円とする老齢厚生年金支給処分を取り消す
More information平成 31 年 1 月 29 日判決言渡平成 30 年 ( ネ ) 第 号商標権侵害行為差止等請求控訴事件 ( 原審東京地方裁判所平成 29 年 ( ワ ) 第 号 ) 口頭弁論終結日平成 30 年 12 月 5 日 判 決 控訴人 ジー エス エフ ケー シ ー ピー株式会
平成 31 年 1 月 29 日判決言渡平成 30 年 ( ネ ) 第 10057 号商標権侵害行為差止等請求控訴事件 ( 原審東京地方裁判所平成 29 年 ( ワ ) 第 12058 号 ) 口頭弁論終結日平成 30 年 12 月 5 日 判 決 控訴人 ジー エス エフ ケー シ ー ピー株式会社 被控訴人 株式会社国際建機販売 被控訴人 Y 上記両名訴訟代理人弁護士小林幸夫 弓削田 博 河 部
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平成 26 年 7 月 16 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 25 年 ( ワ ) 第 23363 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 26 年 6 月 16 日 判 決 大韓民国ソウル特別市 < 以下略 > 原 告 韓 国 放 送 公 社 同訴訟代理人弁護士 小 山 智 弘 同 玉 井 信 人 送達をすべき場所不明 日本登記簿上の本店所在地大韓民国ソウル市 < 以下略 > 登記簿上の日本における営業所東京都荒川区
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平成 29 年 6 月 26 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 29 年 ( ワ ) 第 9799 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 月 22 日 判 決 原 告 有限会社プレステー ジ 同訴訟代理人弁護士 提 箸 欣 也 同 渡 邉 俊 太 郎 同 野 口 耕 治 同藤沢浩一 同成豪哲 同小椋優 同鶴谷秀哲 1 被告ビッグローブ株式会社 同訴訟代理人弁護士平出晋一 同髙橋利昌
More information並びにそのコンサルタント業務等を営む株式会社である ⑵ 株式会社 CAは, 別紙著作物目録記載 1ないし3の映像作品 ( 以下 本件著作物 1 などといい, 併せて 本件各著作物 という ) の製作に発意と責任を有する映画製作者 ( 著作権法 2 条 1 項 号 ) であるところ, 本件各著作物の著
平成 30 年 3 月 29 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 29 年 ( ワ ) 第 19660 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 3 月 28 日 判 決 原 告 株式会社 W I L L 同訴訟代理人弁護士 竹 村 公 利 同 松 下 翔 同 仲 條 真 以 同訴訟復代理人弁護士小澤有季 被告 A 主 文 1 被告は, 原告に対し,11 万 000 円及びこれに対する平成
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平成 30 年 1 月 23 日判決言渡同日原本受領裁判所書記官 平成 29 年 ( ワ ) 第 7901 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 12 月 8 日 判 決 原告株式会社 W I L L 同訴訟代理人弁護士酒井康生 同訴訟復代理人弁護士小関利幸 被告 P1 主 文 1 被告は, 原告に対し,8 万 646 円及びこれに対する平成 26 年 1 月 2 0 日から支払済みまで年
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平成 17 年 ( 行ケ ) 第 10233 号審決取消請求事件口頭弁論終結日平成 17 年 5 月 25 日判決原告 A 同訴訟代理人弁理士竹中一宣被告特許庁長官小川洋同指定代理人佐藤正雄同伊藤三男同宮下正之主文 1 原告の請求を棄却する 2 訴訟費用は原告の負担とする 事実及び理由第 1 請求特許庁が不服 2002 4430 号事件について平成 16 年 10 月 13 日にした審決を取り消す
More information7 という ) が定める場合に該当しないとして却下処分 ( 以下 本件処分 という ) を受けたため, 被控訴人に対し, 厚年法施行令 3 条の12の7が上記改定請求の期間を第 1 号改定者及び第 2 号改定者の一方が死亡した日から起算して1 月以内に限定しているのは, 厚年法 78 条の12による
平成 26 年 12 月 25 日判決言渡 平成 26 年 ( 行コ ) 第 289 号標準報酬改定請求却下決定取消等請求控訴事件 ( 原審東京地方裁判所平成 25 年 ( 行ウ ) 第 114 号 ) 主 文 1 本件控訴を棄却する 2 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 被控訴人が控訴人に対し平成 23 年 3 月 4 日付けでした標準報酬の改定の請求を却下する旨の処分を取り消す
More information平成 29 年 2 月 20 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 28 年 ( ワ ) 第 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 2 月 7 日 判 決 原 告 マイクロソフトコーポレーション 同訴訟代理人弁護士 村 本 武 志 同 櫛 田 博 之 被 告 P1 主 文
平成 29 年 2 月 20 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 28 年 ( ワ ) 第 10506 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 2 月 7 日 判 決 原 告 マイクロソフトコーポレーション 同訴訟代理人弁護士 村 本 武 志 同 櫛 田 博 之 被 告 P1 主 文 1 被告は, 原告に対し,280 万円及びこれに対する平成 27 年 3 月 7 日から支払済みまで年
More information(1) 本件は, 歯科医師らによる自主学習グループであり, WDSC の表示を使用して歯科治療技術の勉強会を主催する活動等を行っている法人格なき社団である控訴人が, 被控訴人が企画, 編集した本件雑誌中に掲載された本件各記事において WDSC の表示を一審被告 A( 以下, 一審被告 A という )
平成 30 年 6 月 27 日判決言渡平成 30 年 ( ネ ) 第 10014 号損害賠償請求控訴事件 ( 原審 東京地方裁判所平成 29 年 ( ワ ) 第 14909 号 ) 口頭弁論終結日平成 30 年 5 月 21 日 判 決 控訴人 ( 一審原告 ) W D S C 同訴訟代理人弁護士渡辺実 被控訴人 ( 一審被告 ) 株式会社シーエム 同訴訟代理人弁護士石井琢磨 田中和慶 伏木壮太
More information年 10 月 18 日から支払済みまで年 5 分の割合による金員を支払え 3 被控訴人 Y1 は, 控訴人に対し,100 万円及びこれに対する平成 24 年 1 0 月 18 日から支払済みまで年 5 分の割合による金員を支払え 4 被控訴人有限会社シーエムシー リサーチ ( 以下 被控訴人リサーチ
平成 26 年 2 月 19 日判決言渡平成 25 年 ( ネ ) 第 10070 号著作権侵害差止等請求控訴事件 ( 原審東京地方裁判所平成 24 年 ( ワ ) 第 25843 号 ) 口頭弁論終結日平成 26 年 1 月 22 日 判 決 控訴人 ( 原告 ) X 訴訟代理人弁護士寒河江孝允 被控訴人 ( 被告 ) 有限会社シーエムシー リサーチ 被控訴人 ( 被告 ) 株式会社シーエムシー出版
More information平成 28 年 4 月 28 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 号損害賠償等請求事件 口頭弁論終結日平成 28 年 3 月 22 日 判 決 原 告 A 同訴訟代理人弁護士 松 村 光 晃 中 村 秀 一 屋 宮 昇 太 被告株式会社朝日新聞社 同訴訟代
平成 28 年 4 月 28 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 18469 号損害賠償等請求事件 口頭弁論終結日平成 28 年 3 月 22 日 判 決 原 告 A 同訴訟代理人弁護士 松 村 光 晃 中 村 秀 一 屋 宮 昇 太 被告株式会社朝日新聞社 同訴訟代理人弁護士秋山幹男 秋山淳 主 文 原告の請求をいずれも棄却する 訴訟費用は原告の負担とする 事実及び理由
More information原告が著作権を有し又はその肖像が写った写真を複製するなどして不特定多数に送信したものであるから, 同行為により原告の著作権 ( 複製権及び公衆送信権 ) 及び肖像権が侵害されたことは明らかであると主張して, 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律 ( 以下 プ ロ
平成 30 年 4 月 13 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 30 年 ( ワ ) 第 274 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 3 月 7 日 判 決 原告 A 同訴訟代理人弁護士清水陽平被告ソフトバンク株式会社同訴訟代理人弁護士五十嵐敦梶原圭 小塩康祐 丸 住 憲 司 稲 葉 大 輔 中 山 祥 藤 井 康 太 1 大山貴俊 菅野邑斗 四方岳 丸山駿 主 文 20
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平成 24 年 5 月 31 日判決言渡 平成 24 年 ( 行ケ ) 第 10019 号審決取消請求事件 平成 24 年 3 月 22 日口頭弁論終結 判 決 原 告 株式会社ダイナック 訴訟代理人弁護士 鈴 木 修 同 藤 原 拓 訴訟代理人弁理士 柳 生 征 男 被 告 Y 主 文 1 特許庁が無効 2011-890034 号事件について平成 23 年 12 月 13 日にした審決を取り消す
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平成 28 年 ( 行ヒ ) 第 14 号特別支給の老齢厚生年金決定取消請求事件 平成 29 年 4 月 21 日第二小法廷判決 主 文 原判決を破棄し, 第 1 審判決を取り消す 被上告人の請求を棄却する 訴訟の総費用は被上告人の負担とする 理 由 上告代理人定塚誠ほかの上告受理申立て理由について 1 本件は, 被上告人が, 厚生労働大臣から, 厚生年金保険法 ( 平成 25 年法律第 63 号による改正前のもの
More information令和元年 5 月 30 日判決言渡 平成 30 年 ( 行ケ ) 第 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 31 年 4 月 23 日 判 決 原告ジー エス エフ ケー シー ピー株式会社 被告ケーシーピーヘビーインダスト リーズカンパニーリミテッド 訴訟代理人弁護士 小 林 幸 夫
令和元年 5 月 30 日判決言渡 平成 30 年 ( 行ケ ) 第 10173 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 31 年 4 月 23 日 判 決 原告ジー エス エフ ケー シー ピー株式会社 被告ケーシーピーヘビーインダスト リーズカンパニーリミテッド 訴訟代理人弁護士 小 林 幸 夫 同 藤 沼 光 太 同 平 田 慎 二 訴訟代理人弁理士 石 田 純 同 葦 原 エ ミ 同 角 田
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平成 29 年 7 月 20 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 28 年 ( ワ ) 第 37610 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 5 月 23 日 判 決 原告有限会社プレステージ 同訴訟代理人弁護士 提 箸 欣 也 渡 邉 俊 太 郎 野 口 耕 治 藤 沢 浩 一 成 豪 哲 小 椋 優 鶴 谷 秀 哲 被告株式会社ハイホー 同訴訟代理人弁護士梅野晴一郎 山内貴博
More information( 以下 プロバイダ責任制限法 という )4 条 1 項に基づき, 被告が保有する発信者情報の開示を求める事案である 1 前提事実 ( 当事者間に争いのない事実並びに後掲の証拠及び弁論の全趣旨により容易に認められる事実 ) (1) 当事者 原告は, 肩書地に居住する者である ( 甲 1) 被告は,
平成 29 年 6 月 9 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 29 年 ( ワ ) 第 4222 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 月 19 日 判 決 原告甲 同訴訟代理人弁護士大熊裕司 同島川知子 被告 K D D I 株式会社 同訴訟代理人弁護士 星 川 勇 二 同 星 川 信 行 同 渡 部 英 人 同 春 田 大 吾 1 主 文 1 被告は, 原告に対し, 別紙発信者情報目録記載の各情報を開示せよ
More information平成 28 年 10 月 11 日判決言渡 平成 28 年 ( 行ケ ) 第 号審決取消請求事件 口頭弁論終結の日平成 28 年 7 月 7 日 判 決 原 告 オーガスタナショナルインコーポレイテッド 同訴訟代理人弁護士 中 村 稔 同 松 尾 和 子 同 田 中 伸 一 郎 同訴訟代
平成 28 年 10 月 11 日判決言渡 平成 28 年 ( 行ケ ) 第 10083 号審決取消請求事件 口頭弁論終結の日平成 28 年 7 月 7 日 判 決 原 告 オーガスタナショナルインコーポレイテッド 同訴訟代理人弁護士 中 村 稔 同 松 尾 和 子 同 田 中 伸 一 郎 同訴訟代理人弁理士 井 滝 裕 敬 同 苫 米 地 正 啓 被告コナミホールディングス株式会社 ( 旧商号コナミ株式会社
More information平成 28 年 4 月 21 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 28 年 2 月 25 日 判 決 原告株式会社 C A 同訴訟代理人弁護士 竹 村 公 利 佐 藤 裕 紀 岡 本 順 一 石 塚 司 塚 松 卓
平成 28 年 4 月 21 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 13760 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 28 年 2 月 25 日 判 決 原告株式会社 C A 同訴訟代理人弁護士 竹 村 公 利 佐 藤 裕 紀 岡 本 順 一 石 塚 司 塚 松 卓 也 河 合 郁 同訴訟復代理人弁護士 齋 藤 章 隆 被告 A 同訴訟代理人弁護士笹浪靖史 主 文 1
More information次のように補正するほかは, 原判決の事実及び理由中の第 2に記載のとおりであるから, これを引用する 1 原判決 3 頁 20 行目の次に行を改めて次のように加える 原審は, 控訴人の請求をいずれも理由がないとして棄却した これに対し, 控訴人が控訴をした 2 原判決 11 頁 5 行目から6 行目
主 文 本件控訴を棄却する 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 処分行政庁が平成 19 年 6 月 27 日付けでした控訴人の平成 16 年 10 月分の源泉徴収に係る所得税の納税告知処分及び不納付加算税賦課決定処分をいずれも取り消す 3 被控訴人は, 控訴人に対し7446 万 1087 円及びうち39 万 4200 円に対する平成 19 年 6
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平成 26 年 5 月 19 日判決言渡 平成 25 年 ( 行コ ) 第 391 号所得税更正処分取消請求控訴事件 主 文 本件控訴を棄却する 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由 第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 四日市税務署長が平成 25 年 3 月 15 日付けで控訴人に対してした平成 21 年分所得税の更正処分のうち課税総所得金額 2361 万 7000 円, 還付金の額に相当する税額
More information31 日にした審決を取り消す 2 訴訟費用は被告の負担とする 第 1 原告の求めた裁判 主文同旨 事実及び理由 第 2 事案の概要 本件は, 商標登録を無効とした審決の取消訴訟である 争点は, 商標法 4 条 1 項 10 号該当性 ( 引用商標の周知性の有無 ) である 1 特許庁における手続の経
平成 27 年 12 月 24 日判決言渡 平成 27 年 ( 行ケ ) 第 10083 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 27 年 10 月 8 日 判 決 原告株式会社エマックス東京 訴訟代理人弁護士 熊 倉 禎 男 富 岡 英 次 松 野 仁 彦 弁理士 広 瀬 文 彦 末 岡 秀 文 被告有限会社日本建装工業 訴訟代理人弁護士 岩 崎 哲 朗 原 口 祥 彦 生 野 裕 一 上 野 貴
More information(1) 被告は, 次の商標 ( 以下 本件商標 という ) に係る商標権 ( 以下 本件商標権 という ) を有している ( 甲 25) 商標登録第 号商標の構成千鳥屋 ( 標準文字 ) 登録出願日平成 23 年 12 月 21 日設定登録日平成 25 年 2 月 8 日指定商品第
平成 29 年 10 月 25 日判決言渡 平成 29 年 ( 行ケ ) 第 10053 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 9 月 11 日 判 決 原告株式会社千鳥屋宗家 訴訟代理人弁理士高橋浩三 被告 Y 訴訟代理人弁理士高良尚志 主 文 1 特許庁が無効 2016-890031 号事件について平成 29 年 1 月 1 7 日にした審決を取り消す 2 訴訟費用は被告の負担とする
More information1 前提となる事実等 ( 証拠の摘示のない事実は, 争いのない事実又は弁論の全趣旨から容易に認められる事実である ) (1) 当事者原告は, X1 の名称を使用してウエブサイトの制作請負を行っている者であり, 被告は, 不動産業を主な業務としている特例有限会社である (2) 原告によるプログラムの制
平成 25 年 6 月 26 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 24 年 ( ワ ) 第 29488 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 25 年 5 月 24 日 判 決 東京都渋谷区 < 以下略 > 原 告 X 東京都中野区 < 以下略 > 被 告 有 限 会 社 光 商 事 同訴訟代理人弁護士 鈴 木 修 主 文 1 原告の請求を棄却する 2 訴訟費用は, 原告の負担とする 事実及び理由
More information上陸不許可処分取消し請求事件 平成21年7月24日 事件番号:平成21(行ウ)123 東京地方裁判所 民事第38部
上陸不許可処分取消し請求事件平成 21 年 7 月 24 日事件番号 : 平成 21( 行ウ )123 東京地方裁判所民事第 38 部 裁判長裁判官 : 杉原則彦 裁判官 : 品田幸男 角谷昌毅 < 主文 > 1. 本件訴えを いずれも却下する 2. 訴訟費用は 原告の負担とする < 事実および理由 > 第 1: 請求 1. 大阪入国管理局 関西空港支局 特別審理官が原告に対して平成 20 年 9
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平成 27 年 ( 受 ) 第 766 号損害賠償請求事件 平成 28 年 9 月 6 日第三小法廷判決 主 文 1 原判決中, 上告人の被上告人ら各自に対する1 億 6 500 万円及びこれに対する平成 20 年 1 月 23 日から支払済みまで年 5 分の割合による金員の支払請求に関する部分を破棄する 2 前項の部分につき, 本件を東京高等裁判所に差し戻す 3 上告人のその余の上告を却下する 4
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平成 25 年 ( 行ヒ ) 第 35 号固定資産税等賦課取消請求事件 平成 26 年 9 月 25 日第一小法廷判決 主 文 原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人の負担とする 理 由 上告代理人岩谷彰, 同水島有美, 同谷川光洋の上告受理申立て理由について 1 本件は, 被上告人が, 坂戸市長から自己の所有する家屋に係る平成 22 年度の固定資産税及び都市計画税
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平成 24 年 1 月 16 日判決言渡平成 23 年 ( ネ ) 第 10056 号特許権侵害差止等請求控訴事件 ( 原審 東京地方裁判所平成 21 年 ( ワ ) 第 35411 号 ) 口頭弁論終結日平成 23 年 11 月 29 日 判 決 控訴人 ( 原告 ) 株式会社ジンテック 訴訟代理人弁護士 田 中 浩 之 野 口 明 男 飯 塚 卓 也 弁理士 原 島 典 孝 被控訴人 ( 被告
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平成 24 年 7 月 26 日判決言渡 平成 23 年 ( 行ケ ) 第 10403 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 24 年 5 月 15 日 判 決 原 告 スリーエムカンパニー 訴訟代理人弁護士 岡 田 次 弘 訴訟代理人弁理士 中 山 健 一 同 廣 瀬 なつ子 被 告 サンエムズ株式会社 訴訟代理人弁理士 小 林 良 平 同 中 村 泰 弘 同 市 岡 牧 子 同 谷 口 聡 主
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平成 13 年 ( 行ケ ) 第 238 号特許取消決定取消請求事件 ( 平成 13 年 11 月 2 9 日口頭弁論終結 ) 判決原告バイオ-ラッドラボラトリーズ インコーポレイティド ( 旧表示ジェネティックシステムズコーポレイション ) 訴訟代理人弁護士上谷清同宇井正一同笹本摂同弁理士福本積被告特許庁長官及川耕造指定代理人後藤千恵子同森田ひとみ同茂木静代主文特許庁が平成 10 年異議第 73683
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平成 2 7 年 ( ソ ) 第 7 0 号移送決定に対する即時抗告事件 主 文 原決定を取り消す 事実及び理由 1 事案の概要 (1) 基本事件の要旨基本事件 ( 以下 本件訴訟 ともいう ) は, 抗告人 ( 基本事件原告 ) が, 基本事件被告に対し, 同被告が平成 2 5 年 1 2 月 2 3 日午前 4 時 8 分頃, 抗告人の管理する高速道路である東京湾アクアライン海ほたるパーキングエリア内を進行中,
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平成 28 年 2 月 9 日判決言渡し 平成 27 年 ( 行コ ) 第 156 号消費税更正処分等取消請求控訴事件 ( 原審 東京地方 裁判所平成 23 年 ( 行ウ ) 第 718 号 ) 主 文 本件控訴を棄却する 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 芝税務署長が平成 22 年 4 月 28 日付けで控訴人に対してした次の各処分を取り消す
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平成 30 年 7 月 19 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 30 年 ( ワ ) 第 6484 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 月 31 日 判 決 原告株式会社フライングドッグ 原告株式会社ポニーキャニオン 上記両名訴訟代理人弁護士笠島祐輝 林幸平 被告 K D D I 株式会社 1 同訴訟代理人弁護士小川泰寛 湯川信吾 主 文 1 被告は, 原告株式会社ポニーキャニオンに対し,
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平成 29 年 11 月 30 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官平成 29 年 ( ネ ) 第 1578 号商標権侵害差止請求控訴事件 ( 原審大阪地方裁判所平成 28 年 ( ワ ) 第 5249 号 ) 口頭弁論終結日平成 29 年 9 月 14 日 判 決 控訴人 株式会社ロックオン 同訴訟代理人弁護士川内康雄 被控訴人 ビジネスラリアート株式会社 同訴訟代理人弁護士 木 村 圭二郎 同 松
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平成 29 年 9 月 7 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官平成 29 年 ( ネ ) 第 812 号損害賠償請求控訴事件 ( 原審大阪地方裁判所平成 28 年 ( ワ ) 第 675 号 ) 口頭弁論終結日平成 29 年 6 月 6 日 判 決 控訴人 ( 一審原告 ) 株式会社ベル 同訴訟代理人弁護士 山 田 威一郎 同 松 本 響 子 同 柴 田 和 彦 同補佐人弁理士 立 花 顕 治 被控訴人
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平成 26 年 ( あ ) 第 948 号所得税法違反被告事件 平成 27 年 3 月 10 日第三小法廷判決 主 文 本件上告を棄却する 理 由 第 1 事案の概要本件は, 馬券を自動的に購入できるソフトを使用してインターネットを介して長期間にわたり多数回かつ頻繁に網羅的な購入をして当たり馬券の払戻金を得ることにより多額の利益を上げていた被告人が, その所得につき正当な理由なく確定申告書を期限までに提出しなかったという所得税法違反の事案である
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D-102 キャッチフレーズ 著作権侵害等差止等請求事件 : 東京地裁平成 26( ワ )21237 平成 27 年 3 月 20 日 ( 民 29 部 ) 判決 < 請求棄却 > キーワード 広告 ( 新聞 ウェブサイト ), キャッチフレーズ, 著作物, 不正競争 ( 商品等 表示 ), 一般不法行為, 競争関係の有無 事案の概要 1 本件は, 原告 ( 株式会社エスプリライン ) が, 被告
More informationである旨の証券取引等監視委員会の指導を受け, 過年度の会計処理の訂正をした 本件は, 本件事業年度の法人税について, 控訴人が, 上記のとおり, その前提とした会計処理を訂正したことにより, 同年度の法人税の確定申告 ( 以下 本件確定申告 という ) に係る確定申告書の提出により納付すべき税額が過
平成 25 年 7 月 19 日判決言渡平成 25 年 ( 行コ ) 第 117 号更正をすべき理由がない旨の通知処分取消請求控訴事件主文 1 本件控訴を棄却する 2 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 豊島税務署長が控訴人に対し平成 22 年 2 月 3 日付けでした控訴人の平成 1 9 年 9 月 1 日から平成 20 年 8 月 31 日までの事業年度
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平成 28 年 1 月 18 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 21642 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 27 年 12 月 16 日 判 決 原 告 創 価 学 会 同訴訟代理人弁護士 中 條 秀 和 同 甲 斐 伸 明 被 告 K D D I 株 式 会 社 同訴訟代理人弁護士 今 井 和 男 同 正 田 賢 司 同 小 倉 慎 一 同 山 本
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G-245 登録商標 ハート 不使用取消審決取消請求事件 : 知財高裁平成 29( 行ケ )10145 平成 29 年 12 月 13 日 (1 部 ) 判決 < 請求棄却 > キーワード 社会通念上同一の商標 事案の概要 本件は, 商標法 50 条 1 項に基づく商標登録取消審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である 1 本件商標及び特許庁における手続の経緯等 (1) 被告 ( アイジャパン株式会社
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平成 26 年 ( 行ヒ ) 第 71 号第二次納税義務告知処分取消等請求事件 平成 27 年 11 月 6 日第二小法廷判決 主 文 本件上告を棄却する 上告費用は上告人の負担とする 理 由 上告代理人直井春夫, 同青木那和の上告受理申立て理由 ( ただし, 排除されたものを除く ) について 1 本件は, 株式会社 A( 以下 A 社 という ) が, 東京都知事から株式会社 B( 以下 B 社
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平成 29 年 9 月 14 日判決言渡 平成 29 年 ( 行ケ ) 第 10049 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 7 月 13 日 判 決 原告一般財団法人日本助産評価機構 同訴訟代理人弁護士成川弘樹 目黒豪 被 告 特 許 庁 長 官 同指定代理人 真 鍋 伸 行 中 束 と し え 山 田 正 樹 板 谷 玲 子 主 文 1 特許庁が不服 2016-1536 号事件について平成
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平成 27 年 ( 行ヒ ) 第 156 号損害賠償請求事件 平成 28 年 1 月 22 日第二小法廷判決 主 文 原判決中上告人敗訴部分を破棄する 前項の部分につき本件を高松高等裁判所に差し戻す 理 由 上告代理人小泉武嗣の上告受理申立て理由 ( ただし, 排除されたものを除く ) について 1 本件は, 東洋町がA 漁協 ( 以下 A 漁協 という ) に対し漁業災害対策資金として1000 万円を貸し付けたこと
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