国際コンテナ貨物の現在と将来

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きみえらぶり
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1 1 国際コンテナ貨物の現在と将来那覇港における課題可能性 APL 久保功平成 27 年 4 月 28 日

APL サービス概要 2 平成 27 年 3 月現在運航船総数 89 隻 ( 内傭船 39 隻 ) 船腹量 54 万

総コンテナ本数ドライコンテナ 611,000 本 ( 内自社コンテナ49%) リーファーコンテナ 53,000 本 (

寄港国寄港地数 149カ国 394 港オセアニア, 2% APL ポートフォリオ ( 船腹量毎 ) 中米南米,

2 APL サービス概要 2 平成 27 年 3 月現在運航船総数 89 隻 ( 内傭船 39 隻 ) 船腹量 54 万 5 千 TEU ( 世界第 10 位 ) 平均船腹量 6,126TEU (5,100TEU 型超 - 全体の76%) 総コンテナ本数ドライコンテナ 611,000 本 ( 内自社コンテナ49%) リーファーコンテナ 53,000 本 ( 内自社コンテナ52%) 特殊コンテナ 3,000 本 ( 内自社コンテナ2%) 定期ウィークリーサービス 80 以上寄港国寄港地数 149カ国 394 港オセアニア, 2% APL ポートフォリオ ( 船腹量毎 ) 中米南米, 2% アフリカ, 0% アジア域内, 8% 大西洋, 3% 中東サブコン, 22% 太平洋, 42% ヨーロッパ, 21%

3 APL 事業所 3 Americas Asia, Middle East, Australia, East Africa North Asia Europe and North Africa North America Southeast Asia North Asia Central and Eastern Europe Mediterranean and The Black Sea Canada Cambodia Hong Kong Austria Armenia United States Indonesia China Belarus Azerbaizhan Mexico Malaysia Japan Czech Republic Bulgaria Philippines Taiwan Estonia Cyprus Singapore Korea Hungary Georgia Caribbean Thailand Kazakhstan Greece Puerto Rico Vietnam Kyrgystan Israel Dominican Republic South Asia Latvia Italy Bangladesh Lithuania Lebanon Central America India Poland Malta Costa Rica Pakistan Russia Moldova El Salvador Sri Lanka Switzerland Portugal Guatemala Middle East Tajikistan Romania Honduras Bahrain Turkmenistan Spain Nicaragua Djibouti Uzbekistan Syria Panama Egypt Turkey Ethiopia Northern Europe and Scandinavia South America Jordan Belgium Brazil Iraq Denmark North Africa Chile Kuwait Finland Morocco Colombia Oman France Ecuador Qatar Germany Peru Saudi Arabia Ireland United Arab Emirates Yemen Australia East Africa Kenya Tanzania Netherlands Northern Ireland Norway Scotland Sweden United Kingdom Ukraine APL のオフィスは世界 90 カ国以上に

4 APL ー日本における事業所 4 東京 : 営業マーケティング ( お台場 ) 輸出カスタマーサービス人事 ( 銀座 ) 書類課 BL カウンター横浜 : ターミナルオペレーション輸入カスタマーサービス財務システム大阪 : 営業カスタマーサービス神戸 : ターミナルオペレーション神戸大阪横浜東京代理店事務所苫小牧宇部八戸博多清水大分那覇名古屋細島水島那覇広島

5 2014 年度機能別組織への改編 5 意思決定の迅速化最適プロセスの水平展開サービス標準化地理的プロセス差異最小化本社購買部機能権限強化事実に基づいた決定 : データー統一化コスト効率改善 3M( 無駄無理むら ) の排除

6 組織改編による変化例 6 無駄 - 費用ゼロベースのアプローチ実入り空コンテナ保管料本船リハンドリング費用シャーシー修理費用 ( 本船変更料ターミナル変更のための横持ちリーファーモニタリング費用 ) KPI 例 - 日本での空コンテナポジショニング費用以前 : 総費用を実際に動かした本数で割り出したユニットコストの減少を目指す現在 : 最小ユニットコストで輸出入のインバランス本数を動かした場合の費用と実際に発生した費用の差異最小化を目指す

7 市場環境の変化北米東航北米西航 $900 $800 $700 $600 $500 $400 $300 $200 $100 $0 HFO380 価格 ( ドル /KL) 2012 年度第一四半期を 100 とした時の運賃推移 ( アジア / 北米 40 ドライコンテナ ) 昨年度第四四半期の運賃レベルは東航西航の往復で計 700 ドル以上の運賃下落燃料価格は 10 年でおよそ 2 倍に高騰 HFO380 価格 ( ドル /KL) ( 業界平均値参照 ) 運航コスト効率の高い船舶への移行減速航行荷役時間短縮化スケールメリットの追求 ( 貨物集約購買力強化 ) レベレージ ( クロスリジョン ) 7

8 APL 船舶大型化加速 (C-6) 1,508 TEU 1982(C-9) 10 年 10,000 TEU 超 10 x 10,106TEU in 2011 & ,500 TEU 1995(C-11) 5,100 TEU 10 年強競合船社ー 10 年未満 DWT 66,520 LOA 276m 16 rows/6 high 10 x 13,892TEU in 2012 & 2013 DWT 150,951 LOA 368m 20 rows/9 high

9 APL 船舶大型化ー主要航路比較 9 TEU 10,000 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 - アジア / 北米 x1.7 TEU 9,000 10,000 9,000 日本 / 北米 8,000 7,000 5,400 6,000 5,500 5,000 4,500 4,000 3,000 2,000 1, なぜ日本往来の大型化は遅れている? x1.2 TEU 14,000 12,000 アジア / ヨーロッパ 13,000 14,000 12,000 日本 / ヨーロッパ x1.9 x1.5 TEU 10,000 10,000 8,600 8,000 6,000 7,000 8,000 6,000 5,600 4,000 4,000 2,000 2,

10 船舶大型化とターミナルインフラのギャップ 10 9,336 個積船長 : 328m 夏季満載喫水 : 14.5m DWT: 108,600 トン 18 列 /9 段基本岸壁設計 -バース長水深ビット防眩材地理的制限の有無 - 警戒船夜間制限潮汐航路ガントリークレーン能力 - 列 / 高さ積付け調整 - 喫水調整積付け制限消席率弊害 6,350 個積船長 : 294m 夏季満載喫水 : 14m DWT: 72,912 トン 16 列 /7 段 2013 年以前 APL 横浜ターミナル寄港最大型船は 5,100TEU 2015 年現在は 8,600TEU

11 APL アジア主要港 2014 年トランシップ貨物割合 11 香港南中国北中国中部中国 1% 39% 25% 20% 台湾 42% 釜山 66% 星港 90% 日本全体本数内トランシップ 3%

12 APL 香港変化 12 香港香港 30% 1% トランシップ貨物が大幅減少はなぜ?

13 APL ーアジア主要港変遷 13 役割分担の明確化絶対的物量 ( ローカル貨物 ) 地理的優位性 ( トランシップ港自体或いは周辺港のインフラ不足気象弊害地理的障害に起因 ) 圧倒的コスト優位性 ( 官民一体の取り組みの結果 ) 高い作業効率 ( 先進ターミナルインフラ荷役作業生産性バースコンテナヤード混雑の有無 ) APL ではトランシップは南中国港に移行

14 那覇港における APL 貨物推移 14 TEU 100,000 90,000 80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 - 那覇港外貿コンテナ APL 実入り APL 空那覇港計成長率 2%

15 APL 那覇港輸出入 15 輸入仕出地輸出仕向地ヨーロッパ, 1% 北米, 69% アジア, 26% ヨーロッパ, 3% オセアニア, 2% アジア, 71% 北米, 28% 2 : 1 牧草激減植物種苗減少冷凍食品横ばい建設資材増加 50% 強 - 古紙雑貨中古自動車部品

16 16 那覇港での現状ターミナルスペック対象船型 40,000DWT 対象船の長さ 276.3m ( 港湾基準における ) バース長 300m 水深 13m ( 実水深 No.9 14m/No.10 15m) APL CC3 サービス本船主要目積載個数 5,100TEU 総トン数 64,502GT 計画満載喫水 12.0m 載貨重量トン 49,088MT 排水量 73,486MT 夏季満載喫水 14.0m 載貨重量トン 66,520MT 排水量 90,770MT 着岸岸壁 10 号 (300m) ライン-ヘッド46 度スターン36 度 ( 内角 ) 時係留索間長は340m 安全対策入出港ともに最大喫水 11.8m 以下潮汐利用の余裕水深の確保は不可影響当該サービス北米西海岸港横浜港釜山港にて載荷喫水調整 - 運賃収入機会損失発生大型船による那覇港基幹航路維持の見直し

那覇港における取り組み 17 海上 ( 釜山より ) 海上 ( 青島へ ) 那覇港減速航行安全第一に基づく高効率な荷役作業減速航行基本計画取り組み差異取り扱い本数 600 600 0% 生産性 ( ガントリークレーン2 基による ) 45 本 / 時間 60 本 / 時間 +33% 荷役作業時間 13.

17 那覇港における取り組み 17 海上 ( 釜山より ) 海上 ( 青島へ ) 那覇港減速航行安全第一に基づく高効率な荷役作業減速航行基本計画取り組み差異取り扱い本数 % 生産性 ( ガントリークレーン2 基による ) 45 本 / 時間 60 本 / 時間 +33% 荷役作業時間 13.5 時間 10 時間 -26% 次港青島までの航行時間 37 時間 40 時間 +8% 航海速度 19ノット 17.5ノット -8% 生産性 90 本 / 時間まで向上した場合 (3 基荷役 ) 荷役作業時間 13.5 時間 6.7 時間 -50% 次港青島までの航行時間 37 時間 44 時間 +19% 航海速度 19ノット 16ノット -16%

18 3 基荷役恒常化へ ( 横浜自営ターミナル例 ) 18 ツインスプレッダーバース長 400m 水深 -16m ガントリー 20 列 /9 段 x 3 ガントリークレーン 1 基あたりの生産性から本船単位の生産性 ( バースプロダクティビティ ) への移行作業の中断ロングクレーンによる無駄損失の見える化 ( クレーンインテンスティー ) 作業開始時間と着岸時間のマッチング

19 那覇港の課題大型船対応できるポートターミナルファシリティ 2. 海外主要港と比べ遜色ないトータル荷役料 : ガントリクレーン使用料ヤード使用料本船荷役料 3. サービス有効性 : バースウィンドウ総生産性

仕向国 1 南中国 2 シンガポール 3 アラブ首長国連邦 4 台湾 5 オーストラリア 6 インドネシア 7 タイ

20 既存航路 (CC3) を活かしたトランシップの可能性ターゲット那覇以南調整 2014 年度 CC3 サービス北米からの西航貨物のうち釜山でトランシップされた貨物量 ( 但し中部北部中国ロシア日本向を除く ) 仕向国 1 南中国 2 シンガポール 3 アラブ首長国連邦 4 台湾 5 オーストラリア 6 インドネシア 7 タイ 8 パキスタン 9 バーレーン 10 クウェート 11 フィリピン 12 カタール 13 マレーシア 14 ベトナム 15 インド 20

21 既存航路 (CC3) を活かしたトランシップの可能性待てば海路の日和あり? かどちらが先? 攻めの姿勢での呼び込み港ターミナルインフラの大型化対応コスト優位性の実現まずは実績を! 21

22 ご静聴ありがとうございました 22

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EPSON Safety Instructions Manual 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 < EUROPE, MIDDLE EAST & AFRICA > ALBANIA : ITD Sh.p.k. http://www.itd-al.com AUSTRIA : Epson Deutschland GmbH http://www.epson.at BELGIUM : Epson Europe B.V. Branch