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1 H 児童虐待対応母子保健関係職員指導者研修於 : 子どもの虹情報研修センター 母子保健における児童虐待対応 予防の動向 厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課 虐待防止対策推進室

2 1 本日の内容 1 現行制度関係 (1) 児童相談所等 (2) 市町村 (3) 国 2 法改正 (1) 平成 28 年改正 (2) 平成 29 年改正 3 児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策

3 1 現行制度関係 2

4 児童虐待防止対策の経緯 児童福祉法による要保護児童対策として対応 平成 12 年 平成 16 年 児童虐待の防止等に関する法律 ( 児童虐待防止法 ) の成立 ( 平成 12 年 11 月施行 ) 児童虐待の定義( 身体的虐待 性的虐待 ネグレクト 心理的虐待 ) 住民の通告義務等 児童虐待防止法 児童福祉法の改正 ( 平成 16 年 10 月以降順次施行 ) 児童虐待の定義の見直し ( 同居人による虐待を放置すること等も対象 ) 通告義務の範囲の拡大 ( 虐待を受けたと思われる場合も対象 ) 市町村の役割の明確化 ( 相談対応を明確化し虐待通告先に追加 ) 要保護児童対策地域協議会の法定化等 平成 19 年 児童虐待防止法 児童福祉法の改正 ( 平成 20 年 4 月施行 ) 児童の安全確認等のための立入調査等の強化 保護者に対する面会 通信等の制限の強化 保護者に対する指導に従わない場合の措置の明確化等 平成 20 年児童福祉法の改正 ( 一部を除き平成 21 年 4 月施行 ) 乳児家庭全戸訪問事業 養育支援訪問事業等子育て支援事業の法定化及び努力義務化強化 里親制度の改正等家庭的養護の拡充等 平成 23 年児童福祉法の改正 ( 一部を除き平成 24 年 4 月施行 ) 要保護児童対策地域協議会の機能 親権停止及び管理権喪失の審判等について 児童相談所長の請求権付与 施設長等が 児童の監護等に関し その福祉のために必要な措置をとる場合には 親権者等はその措置を不当に妨げてはならないことを規定 里親等委託中及び一時保護中の児童に親権者等がいない場合の児童相談所長の親権代行を規定等 平成 28 年児童福祉法 児童虐待防止法等の改正 ( 一部を除き平成 29 年 4 月施行 ) 平成 29 年 児童福祉法の理念の明確化 母子健康包括支援センターの全国展開 市町村及び児童相談所の体制の強化 里親委託の推進等 児童福祉法 児童虐待防止法等の改正 ( 平成 30 年 4 月施行 ) 虐待を受けている児童等の保護者に対する指導への司法関与 家庭裁判所による一時保護の審査の導入 接近禁止命令を行うことができる場合の拡大等 3

5 4 児童虐待の定義 児童虐待防止法においては, 児童虐待 を殴る 蹴るなどの身体的暴行や性的暴行によるものだけでなく 心理的虐待やネグレクトも含むものであることを明確に定義している 児童虐待防止法第 2 条において, この法律において 児童虐待 とは 保護者 ( 親権を行う者 未成年後見人その他の者で 児童を現に監護するものをいう 以下同じ ) がその監護する児童 (18 歳に満たない者をいう 以下同じ ) について行う次に掲げる行為をいう と規定され 同条第 1~4 号において 1 号児童の身体に外傷が生じ 又は生じるおそれのある暴行を加えること 2 号児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること 3 号児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置 保護者以外の同居人による前 2 号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること 4 号児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応 児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力 ( 配偶者 ( 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む ) の身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいう ) その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと と 4 つの行為類型が規定された

6 児童相談所での児童虐待相談対応件数とその推移 1. 平成 28 年度の児童相談所での児童虐待相談対応件数平成 28 年度中に 全国 210 か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は 122,575 件で 過去最多 対前年度比 118.7%(19,289 件の増加 ) 相談対応件数とは 平成 28 年度中に児童相談所が相談を受け 援助方針会議の結果により指導や措置等を行った件数 2. 児童虐待相談対応件数の推移 3. 主な増加要因 心理的虐待に係る相談対応件数の増加 ( 平成 27 年度 :48,700 件 平成 28 年度 :63,186 件 (+14,486 件 )) 警察等からの通告の増加 ( 平成 27 年度 :38,524 件 平成 28 年度 :54,812 件 (+16,288 件 )) ( 平成 27 年度と比して児童虐待相談対応件数が大幅に増加した自治体からの聞き取り ) 心理的虐待が増加した要因として 児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力がある事案 ( 面前 DV) について 警察からの通告が増加 その他 児童相談所全国共通ダイヤル (189) の広報やマスコミ報道等により国民や学校等関係機関の児童虐待への意識が高まったことに伴う通告の増加 注 ) 平成 22 年度の件数は 東日本大震災の影響により 福島県を除いて集計した数値 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度件数 37,323 40,639 42,664 44,211 56,384 59,919 66,701 73,802 88, , ,575 対前年度比 108.3% 108.9% 105.0% 103.6% % 110.6% 120.5% 116.1% 118.7% 1) 注 5 1,101 1,171 1,372 1,611 1,961 2,722 4,102 5,352 6,932 11,631 17,725 23,274 23,73826,569 33,40834,472 37,32340,639 42,66444,211 56,384 59,919 66,701 73,802 88, , , ,000 40,000 60,000 80, , , ,000 平成 2 年度平成 3 年度平成 4 年度平成 5 年度平成 6 年度平成 7 年度平成 8 年度平成 9 年度平成 1 0 年度平成 1 1 年度平成 1 2 年度平成 1 3 年度平成 1 4 年度平成 1 5 年度平成 1 6 年度平成 1 7 年度平成 1 8 年度平成 1 9 年度平成 2 0 年度平成 2 1 年度平成 2 2 年度平成 2 3 年度平成 2 4 年度平成 2 5 年度平成 2 6 年度平成 2 7 年度平成 2 8 年度

7 1(1) 児童相談所等 6

8 児童相談所の概要 1 設置の目的 子どもに関する家庭等からの相談に応じ 子どもが有する問題又は子どもの真のニーズ 子どもの置かれた環境等の把握 個々の子どもや家庭に最も効果的な援助により子どもの福祉を図るとともにその権利を擁護する 2 設置主体 都道府県 指定都市及び児童相談所設置市 ( 横須賀市 金沢市 ) 全国 210 か所 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 3 役割 児童に関する家庭その他からの相談のうち専門的な知識及び技術を必要とするものに応ずる 市町村間の連絡調整 情報の提供等必要な援助を行う * 市町村は 児童及び妊産婦の福祉に関し 家庭その他からの相談に応じ 必要な調査及び指導を行う 4 業務 1 市町村援助 ( 市町村による児童家庭相談への対応について 市町村相互間の連絡調整等必要な援助 ) ➁ 相談 ( 家庭等の養育環境の調査や専門的診断を踏まえた子どもや家族に対する援助決定 ) 3 一時保護 4 措置 ( 在宅指導 児童福祉施設入所措置 里親委託等 ) 等 5 職員 所長 児童福祉司 児童心理司 精神科医等 ( 児童相談所の規模による ) 全国の職員数 :11,488 人 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) ( 内訳 ) 児童福祉司 3,253 人 児童福祉司スーパーバイザー 618 人 児童心理司 1,379 人 医師 630 人 保健師 138 人等 6 相談の種類と主な内容 1 養護相談 保護者の家出 失踪 死亡 入院等による養育困難 虐待 養子縁組等に関する相談 2 保健相談 未熟児 疾患等に関する相談 3 障害相談 肢体不自由 視聴覚 言語発達 重症心身 知的障害 自閉症等に関する相談 4 非行相談 ぐ犯行為 触法行為 問題行動のある子どもに等に関する相談 5 育成相談 家庭内のしつけ 不登校 進学適性等に関する相談 6 その他 7

9 共通ダイヤルについて 仕組み 189 実施前 (21 年 10 月 ~27 年 6 月 ) 189 実施後 (27 年 7 月 ~) 10 桁番号 ( ) 3 桁番号 (189) 未運用の児童相談所あり 一部児童相談所で夜間休日対応できず ( 警備員等が対応 ) 児童虐待通告だけでなく子育てに関する悩み相談など 幅広く対応 児童相談所全国共通ダイヤル (189) について 平成 27 年 7 月 1 日から 虐待を受けたと思われる子どもを見つけた時や子育てに悩んだ時などに ためらわずに児童相談所に通告 相談できるよう 児童相談所全国共通ダイヤルを覚えやすい 3 桁番号 (189 いち はや く ) にし 広く一般に周知 新たな 3 桁番号としては 15 年振り 児童相談所全国共通ダイヤル は 平成 21 年 10 月 1 日から 10 桁番号 ( ) で運用開始 発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し 管轄の児童相談所につながる仕組み 携帯電話等でかけた場合には 最寄りの児童相談所を特定するため 郵便番号等の地域情報の入力が必要 全ての児童相談所で運用 虐待通告等緊急相談について 24 時間 365 日対応 相談に対応できる職員が対応 相談に対応できる窓口へ自動転送 相談に対応できる窓口を音声案内 含む 児童相談所に接続された後の通話は有料 ( 固定電話の場合 8.5 円 /3 分携帯電話の場合 90 円 /3 分 ) 児童相談所につながるまで 料金は発生しない 金額は代表例 距離等により異なる 平成 28 年 4 月からの改善内容 音声ガイダンスの短縮等の改善を実施し 189にかけてから児童相談所に電話がつながるまでの平均時間が約 70 秒から約 30 秒へ短縮 接続率も改善前 ( 平成 28 年 3 月以前 ) と比較して向上 平成 27 年 7 月 ~ 平成 28 年 3 月までの平均接続率 :11.4% 平成 28 年 4~6 月の平均接続率 :20.0% 発信者の利便性向上を図るため 郵便番号等の入力が必要な携帯電話等からの発信について 本年秋を目途にコールセンター方式を導入し 音声ガイダンスに代わりオペレーターが対応する仕組みを構築する予定 ( 平成 29 年度予算当初予算 ) 8

10 9 児童相談所での児童虐待ケースへの対応の手順 通告 相談 ( 受付 ) 受理 調査 各種診断 判定 援助方針の決定 援助の実行 ( 対応 ) 受付票の作成 全てのケースにつき作成 ケースの住所 状態等必要な情報の確認 受理会議の開催 調査及び診断の方針 安全確認の時期や方法等の検討 所長 各部門の長 担当者 受付相談員等により組織的に判断 ケースの緊急性の評価 調査等の方針決定 必要な指示 児童記録票の作成 ( きょうだいの場合個々に作成 ) 迅速な対応 原則 48 時間以内の安全確認の実施 ( 子ども本人を直接目視により確認 ) 必要に応じた出頭要求 立入調査 臨検 捜索の実施 調査は 保護者 子どもとの面接 関係者との面接 観察 生活環境調査 照会 委嘱などによる 子ども本人 虐待者 家庭環境等を評価 社会診断 心理診断 医学診断 行動診断 その他の診断 判定会議において各種診断を基にケースの総合的判定 援助方針会議において援助方針の決定 (28 条の申請を含む ) 援助指針の作成 保護者への指導 助言指導 継続指導 児童福祉司指導 児童委員指導等 施設入所措置 里親委託 面会 通信の制限 接近禁止命令 児童の一時保護 ( 必要な場面で実施 ) 市町村 ( 要保護児童対策地域協議会 ) との連携 役割分担による対応

11 1 設置の目的 一時保護所は 児童福祉法第 12 条の 4 に基づき児童相談所に付設もしくは児童相談所と密接な連携が保てる範囲内に設置され 虐待 置去り 非行などの理由により子どもを一時的に保護するための施設 2 設置主体 児童福祉法第 12 条の 4 に基づき 必要に応じて児童相談所に付設するもの 全国に 136 か所 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 設置されている 3 費用 児童福祉法第 53 条に基づき 地方公共団体が支弁した費用の 2 分の 1 を国が負担する 補助率 : 国 1/2 都道府県 指定都市 児童相談所設置市 1/2 29 年度予算額 : 児童入所施設措置費等 122,715,602 千円の内数 4 一時保護の具体例 (1) 緊急保護ア棄児 家出した子ども等現に適当な保護者又は宿所がないために緊急にその子どもを保護する必要がある場合イ虐待 放任等の理由によりその子どもを家庭から一時引き離す必要がある場合ウ子どもの行動が自己又は他人の生命 身体 財産に危害を及ぼし若しくはそのおそれがある場合 (2) 行動観察適切かつ具体的な援助指針を定めるために 一時保護による十分な行動観察 生活指導等を行う必要がある場合 (3) 短期入所指導短期間の心理療法 カウンセリング 生活指導等が有効であると判断される場合であって 地理的に遠隔又は子どもの性格 環境等の条件により 他の方法による援助が困難又は不適当であると判断される場合 5 対応件数 ( 一時保護所内保護件数 ) 一時保護所の概要 ( 平成 28 年度件数 ) 総数養護 ( うち 虐待 ) 障害非行育成その他 24,111 18,503 (12,556) 77 3,423 1,

12 里親数 施設数 児童数等 保護者のない児童 被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童などに対し 公的な責任として 社会的に養護を行う 対象児童は 約 4 万 5 千人 里親家庭における養育を里親に委託 区分 ( 里親は重複登録有り ) 登録里親数委託里親数委託児童数ファミリー 11,405 世帯 4,038 世帯 5,190 人 養 育 里 親 9,073 世帯 3,180 世帯 3,943 人 専 門 里 親 689 世帯 167 世帯 202 人 養子縁組里親 3,798 世帯 309 世帯 301 人 親 族 里 親 526 世帯 513 世帯 744 人 施設乳児院児童養護施設 対象児童 乳児 ( 特に必要な場合は 幼児を含む ) 小規模グループケア 地域小規模児童養護施設 保護者のない児童 虐待されている児童その他環境上養護を要する児童 ( 特に必要な場合は 乳児を含む ) 1,341 か所 354 か所 児童心理治療施設 家庭環境 学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童 ホーム 児童自立支援施設 不良行為をなし 又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童 養育者の住居において家庭養護を行う ( 定員 5~6 名 ) ホーム数 委託児童数 母子生活支援施設 配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童 313 か所 1,356 人 自立援助ホーム 義務教育を終了した児童であって 児童養護施設等を退所した児童等 施設数 138 か所 615 か所 46 か所 58 か所 232 か所 143 か所 定員 3,895 人 32,605 人 2,049 人 3,686 人 4,779 世帯 934 人 現員 2,801 人 26,449 人 1,399 人 1,395 人 3,330 世帯児童 5,479 人 職員総数 4,793 人 17,137 人 1,165 人 1,743 人 2,080 人 604 人 516 人 里親数 FH ホーム数 委託児童数 乳児院 児童養護施設の施設数 定員 現員は福祉行政報告例 ( 平成 29 年 3 月末現在 ) 施設数 * ホーム数 (FH 除く ) 定員 * 現員 * 小規模グループケア 地域小規模児童養護施設のか所数は家庭福祉課調べ ( 平成 28 年 10 月 1 日現在 )(* 乳児院 児童養護施設除く ) 職員数 ( 自立援助ホームを除く ) は 社会福祉施設等調査報告 ( 平成 28 年 10 月 1 日現在 ) 自立援助ホームの職員数は家庭福祉課調べ ( 平成 28 年 3 月 1 日現在 ) 児童自立支援施設は 国立 2 施設を含む 11

13 1(2) 市町村 12

14 要保護児童対策地域協議会の概要 果たすべき機能 支援対象児童等の早期発見や適切な保護や支援を図るためには 関係機関が当該児童等に関する情報や考え方を共有し 適切な連携の下で対応していくことが重要であり 市町村において 要保護児童対策地域協議会を設置し 1 関係機関相互の連携や役割分担の調整を行う機関を明確にするなどの責任体制を明確化するとともに 2 個人情報の適切な保護と関係機関における情報共有の在り方を明確化することが必要 警察 市町村 保健機関 学校 教育委員会 医療機関 弁護士会 児童相談所 要保護児童対策調整機関 支援内容が重複する場合等に優先して対応すべき支援機関を選定 支援機関ごとに支援内容の進行等を管理等 民間団体 児童館 民生 児童委員 保育所 幼稚園 平成 25 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 設置している市町村数 ( ) 1,722(98.9%) 1,726(99.1%) 1,727(99.2%) 登録ケース数 ( うち児童虐待 ) 178,610(84,917) 191,806(92,140) 219,004(97,428) 職調1 児童福祉司と同様の専門資格を有する職員 1,586 1,800 1,663 員整数機2 その他専門資格を有する職員 3,091 3,873 3,403 関3 12 以外の職員 ( 事務職等 ) 3,556 3,647 2,967 4 合計 8,233 9,320 8,033 平成 年度 :4 月 1 日時点 出典 平成 27,28 年度 : 厚生労働省雇用均等 児童家庭局総務課調べ 平成 25 年度 : 子どもを守る地域ネットワーク等調査 ( 平成 25 年度調査 ) 13

15 要保護児童対策地域協議会の運営のイメージ 協議事項や地域の実情に応じて会議を設定し 効果的な情報交換 意見交換を進める 代表者会議協議会の構成員の代表者による会議であり 実際の担当者で構成される実務者会議が円滑に運営されるための環境整備を目的として 年に 1~2 回程度開催される 1 要保護児童等の支援に関するシステム全体の検討 2 実務者会議からの協議会の活動状況の報告と評価 実務者会議実際に活動する実務者から構成される会議であり 会議における協議事項としては例えば次のようなものが考えられる 1 定例的な情報交換や 個別ケース検討会議で課題となった点の更なる検討 2 定期的に ( 例えば 3 か月に 1 度 ) 全ての虐待ケースについての状況確認 主担当機関の確認 援助方針の見直し等を実施 3 要保護児童等対策を推進するための啓発活動 4 協議会の年間活動方針の策定 代表者会議への報告 個別ケース検討会議 個別の要保護児童等について 直接関わりを有している担当者や今後関わりを有する可能性がある関係機関等の担当者により 当該要保護児童等に対する具体的な支援の内容等を検討するために適時開催される 会議における協議事項としては次のようなものが考えられる 1 要保護児童等の状況の把握や問題点の確認 ( 危険度や緊急度の判断 ) 2 援助方針の確立と役割分担の決定及びその認識の共有 3 ケースの主担当機関とキーパーソン ( 主たる援助者 ) の決定 4 実際の援助 介入方法 ( 支援計画 ) の検討 各関係機関の役割分担や次回会議の日程等 個別ケース検討会議で決定した事項については 記録するとともに その内容を関係機関等で共有することが重要 協議会は 関係機関等に対し 資料又は情報の提供 意見の開陳その他必要な協力を求めることができる この協力要請は 協議会の構成員以外の関係機関等に対して行うことも可能 14

16 町村 上記以外に 地方自治体が地域の実情に応じて単独で実施している事業がある 15 妊娠出産乳児幼児学齢期 母子保健施子策市育て支援施策支援が必要な家庭への支援 妊婦健診 (1) 新生児訪問 産後ケア事業 (2) 心身のケアや育児サポート等を行う 産前 産後サポート事業 (3) 子育て経験者等の 相談しやすい話し相手 等による相談支援を行う 1 歳 6 か月児健診 (4) 子育て世代包括支援センター (5) 乳児家庭全戸訪問事業 (6) 3 歳児健診 (4) 村市区町村における子育て支援施策及び母子保健施策の概要 妊産婦等を支える地域の包括支援体制を構築し 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供する 生後 4 か月までの乳児のいる全ての家庭を訪問し 子育て支援に関する情報提供や養育環境等の把握を行う 市町子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 )(7) 乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の保護者を会員として 児童の預かり等の援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡 調整を行う 一時預かり事業 (8) 家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳幼児について 認定こども園 幼稚園 保育所等において 一時的に預かり 必要な保護を行う 地域子育て支援拠点事業 (9) 乳幼児及びその保護者が相互の交流を行う場を提供し 子育てについての相談 情報の提供 助言その他の援助を行う 利用者支援事業 (10) 子ども及びその保護者等の身近な場所で 教育 保育 保健その他の子育て支援の情報提供及び必要に応じ相談 助言等を行うとともに 関係機関との連絡調整等を行う 子育て短期支援事業 ( ショートステイ事業 トワイライトステイ事業 )(11) 保護者の疾病等の理由により家庭において養育を受けることが一時的に困難となった児童について 児童養護施設等に入所させ 必要な保護を行う 養育支援訪問事業 (12) 養育が特に必要な家庭に対して その居宅を訪問し 養育に関する指導 助言等を行う

17 母子保健施策 妊婦が受診することが望ましい健診回数 1 妊婦健康診査について 根拠 母子保健法第 13 条 ( 抄 ) 市町村は 必要に応じ 妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して 健康診査を行い 又は健康診査を受けることを勧奨しなければならない 妊婦に対する健康診査についての望ましい基準 ( 平成 27 年 3 月 31 日厚生労働省告示第 226 号 ) 1 妊娠初期より妊娠 23 週 ( 第 6 月末 ) まで :4 週間に1 回 2 妊娠 24 週 ( 第 7 月 ) より妊娠 35 週 ( 第 9 月末 ) まで :2 週間に1 回 3 妊娠 36 週 ( 第 10 月 ) 以降分娩まで :1 週間に1 回 ( これに沿って受診した場合 受診回数は14 回程度である ) 公費負担の現状 ( 平成 28 年 4 月現在 ) 公費負担回数は 全ての市区町村で 14 回以上実施 里帰り先での妊婦健診の公費負担は 全ての市区町村で実施 助産所における公費負担は 1,739 の市区町村で実施 (1,741 市区町村中 ) 公費負担の状況 平成 19 年度まで 地方交付税措置により 5 回を基準として公費負担を行っていたが 妊婦の健康管理の充実と経済的負担の軽減を図るため 必要な回数 (14 回程度 ) の妊婦健診を受けられるよう 平成 20 年度第 2 次補正予算において妊婦健康診査支援基金を創設して公費負担を拡充 平成 22 年度補正予算 平成 23 年度第 4 次補正予算により 積み増し 延長を行い公費負担を継続 ( 実施期限 : 平成 24 年度末まで ) 平成 25 年度以降は 地方財源を確保し 残りの 9 回分についても地方財政措置により公費負担を行うこととした 16

18 母子保健施策 事業目的等 妊産婦等が抱える妊娠 出産や子育てに関する悩み等について 助産師等の専門家又は子育て経験者やシニア世代等の相談しやすい 話し相手 等による相談支援を行い 家庭や地域での妊産婦等の孤立感を解消を図ることを目的とする 実施主体 2 産前 産後サポート事業 市町村 ( 本事業の趣旨を理解し 適切な実施が期待できる団体等に事業の全部又は一部を委託することができる ) 対象者 身近に相談できる者がいないなど 支援を受けることが適当と判断される妊産婦及びその家族 事業の概要 事業の内容 1 利用者の悩み相談対応やサポート 2 産前 産後の心身の不調に関する相談支援 3 妊産婦等をサポートする者の募集 4 子育て経験者やシニア世代の者等に対して産前 産後サポートに必要な知識を付与する講習会の開催 5 母子保健関係機関 関係事業との連絡調整 実施方法 実施場所等 1 アウトリーチ( パートナー ) 型 実施担当者が利用者の自宅に赴く等により 個別に相談に対応 2 デイサービス( 参加 ) 型 公共施設等を活用し 集団形式により 同じ悩み等を有する利用者からの相談に対応 実施担当者 (1) 助産師 保健師又は看護師 (2) 子育て経験者 シニア世代の者等 ( 事業内容 2の産前 産後の心身の不調に関する相談支援は (1) に掲げる専門職を担当者とすることが望ましい ) 予算額等 29 年度予算 895 百万円 (29 基準額 1 市町村 11,419 千円 )( 補助率国 1/2 市町村 1/2) ( 平成 26 年度より 妊娠 出産包括支援モデル事業の一部として事業開始 平成 28 年度は 182 市町村において実施 ) 17

19 母子保健施策 事業目的 対象者 3 産後ケア事業について 退院直後の母子に対して心身のケアや育児のサポート等を行い 産後も安心して子育てができる支援体制を確保する 実施主体等 市町村 ( 本事業の趣旨を理解し 適切な実施ができる団体等に事業の全部又は一部の委託が可能 ) 家族等から十分な家事及び育児など援助が受けられない褥婦及び産婦並びにその新生児及び乳児であって 次の (1) 又は (2) に該当する者 (1) 産後に心身の不調又は育児不安等がある者 (2) その他特に支援が必要と認められる者 事業の概要 事業内容退院直後の母子に対して心身のケアや育児のサポート等きめ細かい支援を実施する ( 利用期間は原則 7 日以内 ) 原則として 1 及び 2 を実施 必要に応じて 3 から 5 を実施 1 褥婦及び新生児に対する保健指導及び授乳指導 ( 乳房マッサージを含む ) 2 褥婦に対する療養上の世話 4 褥婦及び産婦に対する心理的ケアやカウンセリング 3 産婦及び乳児に対する保健指導 5 育児に関する指導や育児サポート等 実施方法 実施場所等 (1) 宿泊型 病院 助産所等の空きベッドの活用等により 宿泊による休養の機会の提供等を実施 ( 原則として 利用者の居室 カウンセリング室 乳児保育等を有する施設 ) (2) デイサービス型 個別 集団で支援を行える施設において 日中 来所した利用者に対し実施 (3) アウトリーチ型 実施担当者が利用者の自宅に赴き実施 実施担当者事業内容に応じて助産師 保健師又は看護師等の担当者を配置 ( 宿泊型を行う場合には 24 時間体制で1 名以上の助産師 保健師又は看護師の配置が条件 ) 予算額等 29 年度予算 2,326 百万円 (29 基準額 1 市町村 24,829 千円 )( 補助率国 1/2 市町村 1/2)( 利用料については 市町村が利用者の所得等に応じて徴収 ) ( 平成 26 年度は 妊娠 出産包括支援モデル事業の一部として事業開始 平成 28 年度は 179 市町村において実施 ) 18

20 健診内容は 厚生労働省令 ( 母子保健法施行規則 ) で示す検査項目 受診人数 受診率 : 厚生労働省 地域保健 健康増進事業報告 ( 平成 27 年度 ) による 19 母子保健施策 4 乳幼児健康診査 (1 歳 6 か月児健診 3 歳児健診 ) について 平成 17 年度に一般財源化 ( 地方交付税措置 ) 市町村は 1 歳 6 か月児及び 3 歳児に対して 健康診査を行う義務があるが その他の乳幼児に対しても 必要に応じ 健康診査を実施し また 健康診査を受けるよう勧奨しなければならない 根拠 ( 母子保健法 ) 第 12 条市町村は 次に掲げる者に対し 厚生労働省令の定めるところにより 健康診査を行わなければならない 1 満 1 歳 6 か月を超え満 2 歳に達しない幼児 2 満 3 歳を超え満 4 歳に達しない幼児第 13 条前条の健康診査のほか 市町村は 必要に応じ 妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して 健康診査を行い 又は健康診査を受けることを勧奨しなければならない 健診内容 1 身体発育状況 2 栄養状態 3 脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無 4 皮膚の疾病の有無 5 歯及び口腔の疾病及び異常の有無 6 四肢運動障害の有無 7 精神発達の状況 8 言語障害の有無 9 予防接種の実施状況 10 育児上問題となる事項 11 その他の疾病及び異常の有無 1 歳 6 か月児健診 3 歳児健診 健診内容 1 身体発育状況 2 栄養状態 3 脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無 4 皮膚の疾病の有無 5 眼の疾病及び異常の有無 6 耳 鼻及び咽頭の疾病及び異常の有無 7 歯及び口腔の疾病及び異常の有無 8 四肢運動障害の有無 9 精神発達の状況 10 言語障害の有無 11 予防接種の実施状況 12 育児上問題となる事項 13 その他の疾病及び異常の有無 受診人数 ( 受診率 ) 1,008,449 人 (95.7%) 受診人数 ( 受診率 ) 1,017,584 人 (94.3%)

21 マネジメント(必須ービス(産婦健診サ現業部門)母子保健施策 子育て世代包括支援センターの全国展開 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援のために 子育て世代包括支援センターに保健師等を配置して 母子保健サービス と 子育て支援サービス を一体的に提供できるよう きめ細かな相談支援等を行う 母子保健法を改正し 子育て世代包括支援センターを法定化 ( 平成 29 年 4 月 1 日施行 )( 法律上は 母子健康包括支援センター ) 実施市町村数 :525 市区町村 (1,106 か所 )( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 平成 32 年度末までに全国展開を目指す 各市区町村が実情に応じて必要な箇所数や管轄区域を判断して設置 医療機関 ( 産科医 小児科医等 ) 保健所 児童相談所 妊産婦等を支える地域の包括支援体制の構築 子育て支援機関 利用者支援実施施設 地域の関係団体 1 妊産婦等の支援に必要な実情の把握 子育て世代包括支援センター 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援助産師看護師 民間機関 2 妊娠 出産 育児に関する相談に応じ 必要な情報提供 助言 保健指導 )3 支援プランの策定 4 保健医療又は福祉の関係機関との連絡調整 医師 歯科医師 臨床心理士 栄養士 管理栄養士 歯科衛生士 理学療法士などの専門職の配置 連携も想定される 母子保健支援 妊娠前妊娠期出産産後育児 妊娠に関する普及啓発 不妊相談 保健師 産前 産後サポート事業 妊婦健診 両親学級等 乳児家庭全戸訪問事業 養育支援訪問事業 産後ケア事業 乳幼児健診 予防接種 近隣住民やボランティアなどによるインフォーマルなサービス ソーシャルワーカー 子育て支援 子育て支援策 保育所 地域子育て支援拠点事業 里親 乳児院 養子縁組 その他子育て支援策 20

22 〇既存の体制〇子育て世代包括支援センターの開始後 関係機関は多いが 個別の対応となっている 必要な支援が 必ずしも切れ目なく提供できていない 関係機関の連絡調整 全ての妊産婦の状況を継続的に把握し 必要な支援を切れ目なく提供 市町村保健センター NPO ボランティアこども園保育所幼稚園子育て支援機関都道府県保健所医療機関分娩施設児童相談所子育て世代包括支援センター NPO ボランティア子育て支援機関医療機関分娩施設市町村保健センター学校子育て世代包括支援センターのイメージ都道府県保健所こども園保育所幼稚園公民館児童相談所公民館学校継続的把握相談 情報提供 助言支援プランの策定 21

23 22 子育て世代包括支援センターの設置運営について ( 通知 ) ( 平成 29 年 3 月 31 日厚生労働省雇用均等 児童家庭局長通知 ) 1. 目的 子育て世代包括支援センタ の設置運営要領 子育て世代包括支援センター ( 以下 センター という ) は 主に妊産婦及び乳幼児の実情を把握し 妊娠 出産 子育てに関する各種の相談に応じ 必要に応じて支援プランの策定や 地域の保健医療又は福祉に関する機関との連絡調整を行い 母子保健施策と子育て支援施策との一体的な提供を通じて 妊産婦及び乳幼児の健康の保持及び増進に関する包括的な支援を行うことにより もって地域の特性に応じた妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供する体制を構築することを目的とすること 2. 実施主体 市町村 ( 特別区及び一部事務組合を含む 以下同じ ) とすること ただし 市町村が認めた者へ委託等を行うことができる 3. 対象者 主として 妊産婦及び乳幼児並びにその保護者を対象とするが 地域の実情に応じて 18 歳までの子どもとその保護者についても対象とする等 柔軟に運用することができることとすること 4. 実施場所 母子保健分野と子育て支援分野の両面からの支援が一体的に提供されるようにするため 母子保健に関する専門的な支援機能及び子育て支援に関する当事者目線での支援機能を有する施設 場所で実施すること ただし 必ずしも 1 つの施設 場所において 2 つの支援機能を有している必要はなく それぞれの機能ごとに複数の施設 場所で 役割分担をしつつ必要な情報を共有しながら一体的に支援を行うことができることとする なお その場合は それぞれの施設 場所をセンターと位置づけることができることとする

24 23 5. 事業内容センターでは 以下の ⑴ から ⑷ までの支援を行うこととすること また これらに加えて 地域の実情に応じて ⑸ の母子保健事業や ⑹ の子育て支援事業を行うことや 地域において不足している母子保健事業や子育て支援事業を実施するための体制づくりを行うことができること ⑴ 妊産婦及び乳幼児等の実情を把握すること妊娠 出産 産後 子育ての期間を通じて 妊産婦及び乳幼児等 ( 以下 妊産婦等 という ) の母子保健や子育てに関する支援に必要となる実情の把握を継続的に実施すること 以下のアからウまでの支援は主として妊娠 出産 産後の期間において エの支援は主として子育て期において行われることが想定される ア イ ウ エ 母子保健に関する専門知識を有する保健師 助産師 看護師及びソーシャルワーカー ( 社会福祉士等 )( 以下 保健師等 という ) が 妊娠の届出等の機会を通して得た情報を基に 面接や電話等により妊産婦等と定期的に連絡をとることにより 対象地域の妊産婦等の母子保健事業の利用状況 身体的 精神的状態 生活習慣 生活環境 家庭の養育力 転出入の状況 その他困りごと等を継続的に把握すること 妊産婦等の支援台帳を作成する 支援台帳には 氏名 分娩予定日 状況等の項目を定め 必要となる情報をすぐに活用できる体制を整えること 保健医療又は福祉の関係機関に出向き 積極的に情報の収集に努めること 利用者支援専門員 ( 一定の実務経験を有し 子育て支援員研修を受講した者をいう ) 地域子育て支援拠点の専任職員等 ( 以下 利用者支援専門員等 という ) 又は保健師等が 相談を通じて 妊産婦等のみならず子育て家庭の個別のニーズを把握し 相談や支援等に係る記録を蓄積すること

25 ⑵ 妊娠 出産 子育てに関する各種の相談に応じ 必要な情報提供 助言 保健指導を行うこと センターは 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援のため 妊産婦等からの各種の相談に応じることとする 複数の施設 場所で役割分担をして実施する場合においても 相談を受けた施設 場所において 担当外の相談内容も含めて聞き取り センター間で必要な情報を共有し ⑶ 及び⑷の支援を行うこと 以下のア及びイの支援は主として妊娠 出産 産後の期間において ウ及びエの支援は主として子育て期において行われることが想定される ア保健師等が 妊娠 出産 子育て等の母子保健に関する相談に応じ 必要な助言 保健指導を行うこと イ保健師等が ⑴で把握した情報に基づき 利用可能な母子保健サービス等を選定し情報提供すること ウ利用者支援専門員等又は保健師等が 子育て支援に関する相談に応じ 必要な助言を行うこと エ利用者支援専門員等又は保健師等が ⑴で把握した情報に基づき 利用可能な子育て支援サービスを選定し情報提供すること ⑶ 支援プランを策定すること 保健師等が 妊娠 出産 産後 子育ての期間を通じて 必要に応じ 個別の妊産婦等を対象とした支援プランを策定すること なお 支援プランの策定は 主として妊娠 出産 産後の期間において行われることが想定される ア保健師等が 心身の不調や育児不安があること等から手厚い支援を要する者に対する支援の方法や 対応方針について検討等を実施する協議会又はケース検討会議等を設け 関係機関と協力して支援プランを策定すること イ保健師等が 支援プランの効果を評価 確認しながら 必要に応じて見直しを行い 妊産婦等を包括的 継続的に支えていくように努めること 24

26 25 ⑷ 保健医療又は福祉の関係機関との連絡調整を行うこと 妊娠 出産 産後 子育ての期間を通じて 保健医療又は福祉の関係機関との連絡調整を行うこと なお 以下のア及びイの支援は主として妊娠 出産 産後の期間において行われることが想定され ウの支援は主として子育て期において行われることが想定される ア イ ウ 保健師等が ⑴ で把握した情報に基づき 必要な支援を選択し 速やかに保健所 児童相談所 医療機関 児童福祉施設その他の関係機関の担当者につなぐとともに 担当者間で定期的に連絡をとり必要な情報を共有すること 妊産婦等に対する支援が包括的に提供されるよう 保健師等が中心となって 関係機関との協議の場を設けるとともに ネットワークづくりを行うこと 利用者支援専門員等又は保健師等が ⑴ で把握した情報に基づき 保育所等や地域の子育て支援事業等から必要な支援を選択し 速やかに関係機関につなぐとともに 担当者間で定期的に連絡をとり必要な情報を共有すること ⑸ 母子保健事業 地域の実情に応じて 妊娠に関する普及啓発 妊娠の届出 母子健康手帳の交付 母親学級 両親学級 妊産婦健康診査 妊産婦訪問指導 低体重児の届出 新生児訪問指導 未熟児訪問指導 乳幼児健康診査 予防接種 産前 産後サポート事業 産後ケア事業等の母子保健事業を実施すること ⑹ 子育て支援事業 地域の実情に応じて 乳児家庭全戸訪問事業 養育支援訪問事業 子育て短期支援事業 地域子育て支援拠点事業 一時預かり事業 病児保育事業 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) 等の子育て支援事業を実施すること

27 26 ⑺ 留意事項 1 母子保健に関する支援と子育て支援に関する支援を役割分担して実施する場合には 例として ⑴ のアからウまで ⑵ のア及びイ ⑶ ⑷ のア及びイの母子保健に関する支援と ⑴ のエ ⑵ のウ及びエ ⑷ のウの子育て支援に関する支援を分担して実施することが考えられる 2 一つの施設 場所で実施する場合でも 複数の施設 場所で実施する場合でも 業務を分担する場合には 個人情報の取扱いについて本人の同意を得る等個人情報の保護に十分留意の上 情報の集約 共有 記録の作成について適切に行い できる限り情報を一元化する等 関係者で情報を共有しつつ 切れ目のない支援に当たること 3 センターの実施に際して活用できる事業 センターの目的や基本的な事業内容等に照らせば 例えば 子ども 子育て支援法 ( 平成 24 年法律第 65 号 ) に基づく利用者支援事業 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 ) に基づく子育て支援事業 市町村保健センターで実施されている母子保健事業等を活用して実施することが考えられる センターは 地域の実情に応じた様々な事業展開が想定され 各種事業をどのように組み合わせて実施するかは 各市町村において適切に選択すること また センターの実施に際しては 地域の民間団体等と協力して取り組むことも重要である

28 27 4 市区町村子ども家庭総合支援拠点との関係 児童福祉法第 10 条の 2 の規定に基づく市区町村子ども家庭総合支援拠点 ( 以下 支援拠点 という ) は 管内に所在するすべての子どもとその家庭及び妊産婦等を対象とし その福祉に関し 必要な支援に係る業務を行い 特に要支援児童及び要保護児童等への支援業務の強化を図るものとされている 支援拠点は 特定妊婦等を対象とした相談支援等を行う役割も担っているため センターが行う母子保健施策及び子育て支援施策との連携 調整を図るものとされており より効果的な支援につなげるために 同一の主担当機関が センターと支援拠点の 2 つの機能を担い 一体的に支援を実施することが求められる また センターと支援拠点をそれぞれ別の主担当機関が機能を担う場合には 適切に情報を共有するとともに 子どもの発達段階や家庭の状況等に応じて連携して対応し 継続した支援が行えるような体制を整備 ( それぞれ別の主担当機関が機能を担うことによる漏れを防止するため 担うべき機能を所掌事務等で明確化するなど ) することが必要である 6. 担当職員 ⑴ 必要職員体制 1 保健師等を 1 名以上配置すること なお 担当職員としてソーシャルワーカー ( 社会福祉士等 ) のみを配置する場合には 近隣の市町村保健センター等の保健師 助産師又は看護師との連携体制を確保すること 2 上記に加え 利用者支援専門員を 1 名以上配置すること ただし 地域の実情 センターの規模や職員構成等に鑑み 保健師等が利用者支援専門員が行う業務についても対応できると判断できる場合は この限りでない

29 28 3 複数の施設 場所で 5⑺1 のように 母子保健に関する支援と子育て支援に関する支援を役割分担して実施する場合には 以下のア及びイのとおりとすること ア イ 母子保健に関する支援を実施する施設 場所には 母子保健に関する専門知識を有する保健師等を 1 名以上配置すること なお 担当職員としてソーシャルワーカー ( 社会福祉士等 ) のみを配置する場合には 近隣の市町村保健センター等の保健師 助産師又は看護師との連携体制を確保すること 子育て支援に関する支援を実施する施設 場所には 利用者支援専門員を 1 名以上配置すること また 母子保健に関する支援を実施するセンターや近隣の市町村保健センター等の保健師 助産師又は看護師との連携体制を確保すること 4 必要に応じて 業務を補助する者を配置すること ⑵ 留意事項 1 センターの実施に当たり利用者支援事業を活用する場合は 当該事業の要件に従うこと 2 担当職員は専任が望ましく 担当職員を各種研修会 セミナー等に積極的に参加させる等 担当職員の資質の向上に努めること

30 29

31 子育て世代包括支援センター業務ガイドラインについて 本ガイドラインは 有識者や自治体職員等による議論等を踏まえ 子育て世代包括支援センター ( 母子保健法第 22 条の母子健康包括支援センター ) の具体的な業務 地域の多様性を念頭においた運営上の留意点 各地での取組例等を内容として原案を作成 その後 パブリックコメントを踏まえ 所要の修正を加え 全国に周知を行った ( 平成 29 年 8 月 1 日通知 ) 子育て世代包括支援センターの役割 包括的な支援を 妊娠期から子育て期にわたり 切れ目なく提供するためのマネジメントを行う 1 妊産婦及び乳幼児等の実情把握 2 妊娠 出産 育児に関する各種の相談に応じ 必要な情報提供 助言 保健指導 3 支援プランの策定 4 保健医療又は福祉の関係機関との連絡調整 全ての妊産婦や乳幼児等を対象とするポピュレーションアプローチを基本 包括的な支援を実施 業務実施のための環境整備 市区町村やセンターが実施する事業だけでなく 地域の NPO 法人などの民間団体などが実施するインフォーマルな 取組も含めて 様々な関係機関や関係者と連絡 調整を行い 協働体制を構築 センターには保健師等を1 名以上配置 各業務の基本的考え方と具体的内容 利用計画の作成支援だけでなく サービスの提供等に当たり 関係機関による密なモニタリングが必要と考えられる妊産婦や保護者等については 関係機関による支援についても整理した 支援プラン を作成 支援プランでは 妊娠や出産 子育てのスケジュールに合わせて 必要なサービス等の利用スケジュールを整理し 関係機関と調整 各関係機関による支援内容やモニタリング 支援プランの見直し時期を整理 支援プランを策定する際には 支援対象者に参加してもらい 本人の意見を反映 保健所や市町村保健センター 医療機関 民生委員 児童委員 教育委員会 こども園 幼稚園 保育所 児童館 地域子育て支援拠点事業所 利用者支援事業実施事業所 児童発達支援センター等関係機関との連携確保 市区町村子ども家庭総合支援拠点 要保護児童対策地域協議会との連携確保 30

32 子育て支援施策 6 乳児家庭全戸訪問事業 1. 事業の目的 生後 4 か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し 子育て支援に関する情報提供や養育環境等の把握を行うなど 乳児のいる家庭と地域社会をつなぐ最初の機会とすることにより 乳児家庭の孤立化を防ぐことを目的とする ( 児童福祉法第 6 条の 3 第 4 項に規定される事業 ) 2. 事業の内容 内閣府所管年金特別会計子ども 子育て勘定子ども 子育て支援交付金補助率 : 国 1/3( 都道府県 1/3 市町村 1/3) 国 地方ともに消費税財源 (1) 生後 4 か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し 下記の支援を行う 1 育児等に関する様々な不安や悩みを聞き 相談に応じるほか 子育て支援に関する情報提供等を行う 2 親子の心身の状況や養育環境等の把握及び助言を行い 支援が必要な家庭に対し適切なサービス提供につなげる (2) 訪問スタッフには 保健師 助産師 看護師の他 保育士 児童委員 子育て経験者等を幅広く登用する (3) 訪問結果により支援が必要と判断された家庭について 適宜 関係者によるケース会議を行い 養育支援訪問事業をはじめとした適切なサービスの提供につなげる 3. 実施率の推移 100% 94.1% 95.3% 99.0% 99.4% 92.3% 89.2% 90% 84.1% 1,730/1,741 市町村 80% 72.2% 70% 法定化 ( 努力義務化 ) 58.2% 60% 創設 50% 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 4. イメージ図 市町村 ( 保健師等 ) 2 ケース対応会議訪問結果を参考に 支援が必要と判断された家庭について 必要に応じて会議を開催 1 訪問支援 乳児のいる家庭 ( 支援が必要な家庭 ) 養育支援訪問事業等による支援に適切に結びつける ( 特に支援が必要な家庭 ) 要保護児童対策地域協議会の調整機関に連絡し必要な支援内容等について協議する 31

33 32 子育て支援施策 7 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) の概要 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) は 乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として 児童の預かりの援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡 調整を行うものである 平成 21 年度からは 病児 病後児の預かり 早朝 夜間等の緊急時の預かりなどの事業 ( 病児 緊急対応強化事業 ) を行っている なお 本事業については 平成 17 年度から 次世代育成支援対策交付金 ( ソフト交付金 ) 平成 23 年度から 子育て支援交付金 平成 24 年度補正予算により 安心こども基金 へ移行した 平成 26 年度は 保育緊急確保事業 として実施した さらに 平成 27 年度からは 子ども 子育て支援新制度 において 地域子ども 子育て支援事業 の 1 つに位置づけられ 子ども 子育て支援交付金 にて実施している 相互援助活動の例 保育施設までの送迎を行う 保育施設の開始前や終了後又は学校の放課後 子どもを預かる 保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かる 冠婚葬祭や他の子どもの学校行事の際 子どもを預かる 買い物等外出の際 子どもを預かる 病児 病後児の預かり 早朝 夜間等の緊急預かり対応 ( 平成 21 年度から ) 援助の申し入れ ファミリー サポート センター 相互援助組織 アドバイザー 援助の打診 実施市区町村 平成 27 年度 ( 交付決定ベース ) 809 市区町村 援助を受けたい会員 援助を行いたい会員

34 子育て支援施策 8 一時預かり事業について 日常生活上の突発的な事情や社会参加などにより 一時的に家庭での保育が困難となった乳幼児を保育所等で一時的に預かる事業 1 一般型 2 幼稚園型 3 余裕活用型 4 居宅訪問型 5 地域密着 Ⅱ 型 実施主体 市区町村 ( 市区町村が認めた者への委託可 ) 対象児童 実施場所 実施要件 主として保育所 幼稚園 認定こども園等に通っていない 又は在籍していない乳幼児 主として幼稚園等に在籍する満 3 歳以上の幼児で 教育時間の前後又は長期休業日等に当該幼稚園等において一時的に保護を受ける者 保育所 幼稚園 認定こども園 地域子育て支援拠点又は駅幼稚園又は認定こども園周辺等利便性の高い場所など 設備基準 主として保育所 幼稚園 認定こども園等に通っていない 又は在籍していない乳幼児 保育所 認定こども園 家庭的保育事業所 小規模保育事業所 事業所内保育事業所において 利用児童数が定員に満たない場合 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 に定める保育所の基準に準じて行う 職員配置 乳幼児の年齢及び人数に応じて保育従事者等を配置し そのうち保育士等を 1/2 以上 保育士等以外の保育従事者等は研修を修了した者 保育従事者等の数は 2 名を下ることはできないが 保育所等と一体的に実施し 当該保育所等の職員による支援を受けられる場合には 保育士等 1 人とすることができる 一般型については 1 日当たり平均利用児童数が 3 人以下の場合には 家庭的保育者を保育士とみなすことができる 幼稚園型については当分の間保育士等の配置の割合 保育士等以外の教育 保育従事者の資格について緩和措置あり 以下の要件に該当する者 障害 疾病等の程度を勘案して集団保育が著しく困難であると認められる場合 ひとり親家庭等で 保護者が一時的に夜間及び深夜の就労等を行う場合 離島その他の地域において 保護者が一時的に就労等を行う場合 利用児童の居宅 - 研修を修了した保育士 家庭的保育者又はこれらの者と同等以上と認められる者 ただし 家庭的保育者 1 人が保育することができる児童の数は 1 人とする 乳幼児 地域子育て支援拠点や駅周辺等利便性の高い場所など 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 に定める保育所の基準に準じて行う 担当者のうち 保育について経験豊富な保育士を 1 名以上配置 担当者は 2 人を下ることはできない 保育士以外の担当者は 市町村が実施する研修を修了していること 実施か所数 ( 平成 28 年度 ) 9,046 か所 4,440 か所 452 か所 0 か所 ( 一般型の内数 ) 33

35 地域子育て支援拠点事業 34 背景課題地域子育て支援拠点の設置 3 歳未満児の約 7~8 割は家庭で子育て 核家族化 地域のつながりの希薄化 自分の生まれ育った地域以外での子育ての増加 男性の子育てへの関わりが少ない 児童数の減少 子育てが孤立化し 子育ての不安感 負担感 子どもの多様な大人 子どもとの関わりの減 地域や必要な支援とつながらない 子育て中の親子が気軽に集い 相互交流や子育ての不安 悩みを相談できる場を提供 地域子育て支援拠点 4 つの基本事業 1 子育て親子の交流の場の提供と交流の促進 2 子育て等に関する相談 援助の実施 3 地域の子育て関連情報の提供 4 子育て及び子育て支援に関する講習等の実施 更なる展開として 地域の子育て支援活動の展開を図るための取組 ( 一時預かり等 ) 地域に出向き 出張ひろばを開設 高齢者等の多様な世代との交流 伝統文化や習慣 行事の実施等 公共施設や保育所 児童館等の地域の身近な場所で 乳幼児のいる子育て中の親子の交流や育児相談 情報提供等を実施 NPO など多様な主体の参画による地域の支え合い 子育て中の当事者による支え合いにより 地域の子育て力を向上 28 年度実施か所数 ( 交付決定ベース ) 7,063 か所

36 地域子育て支援拠点事業の概要 機能 一般型 常設の地域の子育て拠点を設け 地域の子育て支援機能の充実を図る取組を実施 連携型 児童館等の児童福祉施設等多様な子育て支援に関する施設に親子が集う場を設け 子育て支援のための取組を実施 実施主体 市町村 ( 特別区を含む ) ( 社会福祉法人 NPO 法人 民間事業者等への委託等も可 ) 基本事業 1 子育て親子の交流の場の提供と交流の促進 3 地域の子育て関連情報の提供 2 子育て等に関する相談 援助の実施 4 子育て及び子育て支援に関する講習等の実施 実施形態 1~4 の事業を子育て親子が集い うち解けた雰囲気の中で語り合い 相互に交流を図る常設の場を設けて実施 地域の子育て拠点として地域の子育て支援活動の展開を図るための取組 ( 加算 ) 一時預かり事業や放課後児童クラブなど多様な子育て支援活動を拠点施設で一体的に実施し 関係機関等とネットワーク化を図り よりきめ細かな支援を実施する場合に 地域子育て支援拠点事業 本体事業に対して 別途加算を行う 出張ひろばの実施 ( 加算 ) 常設の拠点施設を開設している主体が 週 1~2 回 1 日 5 時間以上 親子が集う場を常設することが困難な地域に出向き 出張ひろばを開設 地域支援の取組の実施 ( 加算 ) 1 地域の多様な世代との連携を継続的に実施する取組 2 地域の団体と協働して伝統文化や習慣 行事を実施し 親子の育ちを継続的に支援する取組 3 地域ボランティアの育成 町内会 子育てサークルとの協働による地域団体の活性化等地域の子育て資源の発掘 育成を継続的に行う取組 4 家庭に対して訪問支援等を行うことで地域とのつながりを継続的に持たせる取組 利用者支援事業を併せて実施する場合は加算しない 1~4 の事業を児童館等の児童福祉施設等で従事する子育て中の当事者や経験者をスタッフに交えて実施 地域の子育て力を高める取組の実施 ( 加算 ) 拠点施設における中 高校生や大学生等ボランティアの日常的な受入 養成の実施 従事者 実施場所 開設日数等 子育て支援に関して意欲があり 子育てに関する知識 経験を有する者 (2 名以上 ) 公共施設空きスペース 商店街空き店舗 民家 マンション アパートの一室 保育所 幼稚園 認定こども園等を活用 週 3~4 日 週 5 日 週 6~7 日 /1 日 5 時間以上 子育て支援に関して意欲があり 子育てに関する知識 経験を有する者 (1 名以上 ) に児童福祉施設等の職員が協力して実施 児童館等の児童福祉施設等 週 3~4 日 週 5~7 日 /1 日 3 時間以上

37 10 利用者支援事業 の概要 事業の目的 子育て家庭や妊産婦が 教育 保育施設や地域子ども 子育て支援事業 保健 医療 福祉等の関係機関を円滑に利用できるように 身近な場所での相談や情報提供 助言等必要な支援を行うとともに 関係機関との連絡調整 連携 協働の体制づくり等を行う 実施主体 市区町村とする ただし 市区町村が認めた者への委託等を行うことができる 3 つの事業類型 基本型 基本型 は 利用者支援 と 地域連携 の2つの柱で構成している 利用者支援 地域連携 地域子育て支援拠点等の身近な場所で より効果的に利用者が必要とする支援につながる 子育て家庭等から日常的に相談を受け 個別のニー よう 地域の関係機関との連絡調整 連携 協働の ズ等を把握 体制づくり 子育て支援に関する情報の収集 提供 地域に展開する子育て支援資源の育成 子育て支援事業や保育所等の利用に当たっての 地域で必要な社会資源の開発等 助言 支援 地域における 子育て支援のネットワークに基づく 当事者の目線に立った 寄り添い型の支援 支援 職員配置 専任職員 ( 利用者支援専門員 ) を 1 名以上配置 子ども 子育て支援に関する事業 ( 地域子育て支援拠点事業など ) の一定の実務経験を有する者で 子育て支援員基本研修及び専門研修 ( 地域子育て支援コース ) の 利用者支援事業 ( 基本型 ) の研修を修了した者等 特定型 ( いわゆる 保育コンシェルジュ ) 主として市区町村の窓口で 子育て家庭等から保育サービスに関する相談に応じ 地域における保育所や各種の保育サービスに関する情報提供や利用に向けての支援などを行う 職員配置 専任職員( 利用者支援専門員 ) を1 名以上配置 子育て支援員基本研修及び専門研修 ( 地域子育て支援コース ) の 利用者支援事業 ( 特定型 ) の研修を修了している者が望ましい 地域子育て支援拠点事業と一体的に運営することで 市区町村における子育て家庭支援の機能強化を推進 母子保健型 主として市町村保健センター等で 保健師等の専門職が 妊娠期から子育て期にわたるまでの母子保健や育児に関する妊産婦等からの様々な相談に応じ その状況を継続的に把握し 支援を必要とする者が利用できる母子保健サービス等の情報提供を行うとともに 関係機関と協力して支援プランの策定などを行う 職員配置 母子保健に関する専門知識を有する保健師 助産師等を1 名以上配置 36

38 支援が必要な家庭への支援 11 子育て短期支援事業 目的 概要 保護者の疾病その他の理由により家庭において子どもを養育することが一時的に困難となった場合等に その子どもを児童養護施設 母子生活支援施設 乳児院 保育所 ファミリーホーム等で預かる短期入所生活援助 ( ショートステイ ) 事業 夜間養護等 ( トワイライトステイ ) 事業を実施している (1) 短期入所生活援助 ( ショートステイ ) 事業保護者の疾病や仕事等の事由により児童の養育が一時的に困難となった場合 又は育児不安や育児疲れ 慢性疾患児の看病疲れ等の身体的 精神的負担の軽減が必要な場合に 児童を児童養護施設等で一定期間 ( 原則 7 日以内 : 必要に応じて延長可 ) 子どもを預かる事業 平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 実施か所数 614 か所 651 か所 671 か所 678 か所 711 か所 745 か所 764 か所 母子家庭以外の利用者も利用可能 平成 28 年度変更交付決定ベース その他の年度は実績値 (2) 夜間養護等 ( トワイライトステイ ) 事業保護者が仕事その他の理由により平日の夜間又は休日に不在となることで家庭において児童を養育することが困難となった場合その他緊急の場合において その子どもを児童養護施設等において保護し 生活指導 食事の提供等を行う事業 平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 実施か所数 329 か所 354 か所 358 か所 364 か所 370 か所 381 か所 386 か所 母子家庭以外の利用者も利用可能 平成 28 年度変更交付決定ベース その他の年度は実績値 37

39 支援が必要な家庭への支援 12 養育支援訪問事業 ( 概要 ) 1. 事業の目的 乳児家庭全戸訪問事業等により把握した保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童若しくは保護者に監護させることが不適当であると認められる児童及びその保護者又は出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦に対し その養育が適切に行われるよう 当該居宅において 養育に関する相談 指導 助言その他必要な支援を行うことを目的とする ( 児童福祉法第 6 条の 3 第 5 項に規定される事業 ) 2. 事業の内容 内閣府所管年金特別会計子ども 子育て勘定子ども 子育て支援交付金補助率 : 国 1/3( 都道府県 1/3 市町村 1/3) 国 地方ともに消費税財源 養育支援が特に必要であると判断される家庭に対して 保健師 助産師 保育士等が居宅を訪問し 養育に関する指導 助言等を行う (1) 妊娠期からの継続的な支援を特に必要とする家庭等に対する安定した妊娠出産 育児を迎えるための相談 支援 (2) 出産後間もない時期 ( 概ね 1 年程度 ) の養育者に対する育児不安の解消や養育技術の提供等のための相談 支援 (3) 不適切な養育状態にある家庭など 虐待のおそれやそのリスクを抱える家庭に対する養育環境の改善や子の発達保障等のための相談 支援 (4) 児童養護施設等の退所又は里親委託の終了により児童が復帰した後の家庭に対して家庭復帰が適切に行われるための相談 支援 訪問支援者 ( 事前に研修を実施 ) 専門的相談支援 保健師 助産師 看護師 保育士 児童指導員等 育児 家事援助 子育て経験者 ヘルパー等 3. 実施率の推移 4. イメージ図 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 81.2% 83.1% 84.4% 67.3% 70.3% 55.4% 59.5%62.9% 創設 42.9% 45.3% 1,469/1,741 市町村法定化 ( 努力義務化 ) 22.4% 22.6% 市町村 ( 保健師等 ) 連携 2 訪問支援 要対協 支援が必要な家庭 ( 例 ) 望まない妊娠 育児ストレス 虐待リスク 20% 1 乳児家庭全戸訪問の実施結果や 関係機関からの連絡 通告等 38

40 1(3) 国 39

41 児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議の開催について 40 児童虐待防止対策に関する業務の基本方針 ( 平成 28 年 3 月 29 日閣議決定 ) に基づき 児童虐待防止対策に関する企画及び立案並びに総合調整の業務が 内閣官房から厚生労働省に移管されたことに伴い 厚生労働省において 児童虐待防止対策に関し 関係府省庁間の必要な調整等を行うため 連絡会議を開催する 1. 構成メンバー 内閣府 警察庁 総務省 法務省 文部科学省 厚生労働省 ( 合計 6 府省庁 ) 2. 会議形態 (1) 関係府省庁連絡会議 ( 局長級会合 ) 趣旨 : 連絡会議は 基本方針を踏まえ 関係府省庁が緊密に連携し 総合的な児童虐待防止対策について 政府全体で強化を図り 一層効果的に推進する 開催頻度 : 必要に応じて開催 構成 : 議長 : 厚生労働大臣議長代理 : 厚生労働省子ども家庭局長構成員 : 内閣府 政策統括官( 共生社会政策担当 )( 内閣府子ども 子育て本部統括官併任 ) 警察庁 生活安全局長 総務省 自治財政局長 法務省 民事局長 刑事局長 人権擁護局長 文部科学省 生涯学習政策局長 初等中等教育局長 厚生労働省 社会 援護局長 社会 援護局障害保健福祉部長 政策統括官( 総合政策担当 ) (2) 関係府省庁連絡会議幹事会 ( 課長級会合 ) 趣旨 : 幹事会は 連絡会議の下に その方針を受けて 関係府省庁において相互に緊密な連携を取りつつ 総合的な児童虐待防止対策に適切に対応するため 情報の共有 具体的な連携 協力方法の検討 確認等を行う 開催頻度 : 月 1 回程度 構成 : 議長 : 厚生労働省子ども家庭局総務課長 ( 政策統括官付社会保障担当参事官室併任 ) 構成員 : 各府省庁担当参事官 担当課長 会議の庶務は 関係府省庁の協力を得て 厚生労働省において処理する

42 厚生労働省における児童虐待防止対策の推進体制について 児童虐待について発生予防から自立支援までの一連の対策の更なる推進等を図るため 省内横断的な組織として 厚生労働大臣を責任者とする 児童虐待防止対策推進本部 を設置する 児童虐待防止対策推進本部 平成 28 年 4 月 ~ 本部長 : 厚生労働大臣 本部長代行 : 厚生労働副大臣 ( 子育て支援担当 ) 厚生労働大臣政務官 ( 子育て支援担当 ) 本部長代理 : 事務次官 厚生労働審議官 副本部長 : 子ども家庭局長 副本部長代理 : 大臣官房長 社会 援護局長 社会 援護局障害保健福祉部長 政策統括官 ( 総合政策担当 ) 本部員 子ども家庭局総務課 企画 総合調整等 少子化総合対策室 地域子育て支援 保育課 就学前の保育施策 家庭福祉課 社会的養護等 虐待防止対策推進室 児童虐待防止対策 子育て支援課 子育て支援 母子保健課 母子保健施策 医政局総務課 産科 小児医療 地域医療計画課 産科 小児医療 職業安定局総務課 雇用対策 社会 援護局地域福祉課 生活困窮家庭への支援 社会 援護局障害保健福祉部障害福祉課 障害児 家族への支援 精神 障害保健課 精神障害のある家族等への支援 参事官 ( 人材開発政策担当 ) 職業的自立支援 参事官 ( 社会保障担当参事官室長併任 ) 1 会議の庶務は 政策統括官付社会保障担当参事官室の協力を得て 子ども家庭局家庭福祉課において処理 2 今後 必要に応じて推進本部を開催 平成 29 年 7 月 11 日付け組織再編に伴う一部改正 41

43 趣旨 社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会について 児童虐待については 平成 12 年に児童虐待の防止等に関する法律が制定され 児童相談所の体制強化を始めとした防止対策が講じられているところであるが 死亡事例は後を絶たない状況にある このため 死亡事例の背景要因等を分析 検証し 問題点や課題を明らかにするとともに今後の改善策を講じるため 平成 16 年 10 月から社会保障審議会児童部会の下に 児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会 を設置している 根拠 児童虐待の防止等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 82 号 )( 抄 ) 第 4 条第 5 項国及び地方公共団体は 児童虐待を受けた児童がその心身に著しく重大な被害を受けた事例の分析を行うとともに 児童虐待の予防及び早期発見のための方策 児童虐待を受けた児童のケア並びに児童虐待を行った保護者の指導及び支援のあり方 学校の教職員及び児童福祉施設の職員が児童虐待の防止に果たすべき役割その他児童虐待の防止等のために必要な事項についての調査研究及び検証を行うものとする 検討事項 (1) 児童虐待による死亡事例等の総体的な検証 各自治体において発生した死亡事例等について 子ども及び養育者の背景や関係機関の関与状況等について個別調査票による調査を実施し 回答結果を集計 分析 検証対象事例の中から特徴的な事例について 現地ヒアリング調査を実施 (2) 上記検証結果から得られた具体的改善策の提言 本専門委員会は審議の過程で個人情報を取り扱うため非公開 参考 死亡事例数及び人数 ( 第 1 次報告から第 13 次報告 ) 構成 相澤 仁 大分大学福祉健康科学部教授 秋山 千枝子 医療法人社団千実会あきやま子どもクリニック理事長 安部 計彦 西南学院大学人間科学部社会福祉学科教授 磯谷 文明 くれたけ法律事務所弁護士 田中 哲 東京都立小児総合医療センター副院長 野口 まゆみ ( 医 ) 西口クリニック婦人科 院長 橋本 和明 花園大学社会福祉学部臨床心理学科教授 山縣 文治 関西大学人間健康学部教授 山田 和子 和歌山県立医科大学大学院保健看護学研究科特任教授 : 委員長 オブザーバー : 警察庁 文部科学省 ( 平成 29 年 10 月 1 日時点 ) 第 1 次報告 ( 平成 17 年 4 月 ) H15.7.1~ H (6 か月間 ) 第 2 次報告 ( 平成 18 年 3 月 ) H16.1.1~ H (1 年間 ) 第 3 次報告 ( 平成 19 年 6 月 ) H17.1.1~ H (1 年間 ) 第 4 次報告 ( 平成 20 年 3 月 ) H18.1.1~ H (1 年間 ) 第 5 次報告 ( 平成 21 年 7 月 ) H19.1.1~ H (1 年 3 か月間 ) 第 6 次報告 ( 平成 22 年 7 月 ) H20.4.1~ H (1 年間 ) 第 7 次報告 ( 平成 23 年 7 月 ) H21.4.1~ H (1 年間 ) 第 8 次報告 ( 平成 24 年 7 月 ) 第 9 次報告 ( 平成 25 年 7 月 ) 第 10 次報告 ( 平成 26 年 9 月 ) 第 13 次報告 ( 平成 29 年 8 月 ) 心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心計計計計計計計計計計計計以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中 計 例数 人数 H22.4.1~ H (1 年間 ) H23.4.1~ H (1 年間 ) H24.4.1~ H (1 年間 ) 第 11 次報告 ( 平成 27 年 10 月 ) H25.4.1~ H (1 年間 ) 第 12 次報告 ( 平成 28 年 9 月 ) H26.4.1~ H (1 年間 ) H27.4.1~ H (1 年間 )

44 子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について ( 第 13 次報告 ) の概要社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会 平成 29 年 8 月 1. 検証対象 (1) 死亡事例厚生労働省が 都道府県 指定都市及び児童相談所設置市 ( 以下 都道府県等 という ) に対する調査により把握した 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に発生し 又は表面化した子ども虐待による死亡事例 72 例 (84 人 ) を対象とした 区分 心中以外の虐待死 第 13 次報告 心中による虐待死 ( 未遂を含む ) 計 心中以外の虐待死 ( 参考 ) 第 12 次報告 心中による虐待死 ( 未遂を含む ) 例数 48(8) 24(0) 72(8) 人数 52(8) 32(0) 84(8) 未遂とは 親は生存したが子どもは死亡した事例をいう ( ) 内は 都道府県等が虐待による死亡と断定できないと報告のあった事例について 本委員会にて検証を行い 虐待死として検証すべきと判断された事例の内数 (2) 重症事例 ( 死亡に至らなかった事例 ) 厚生労働省が 都道府県等に対する調査により把握した 平成 27 年 4 月 1 日から 6 月 30 日までの間に全国の児童相談所が虐待相談として受理した事例の中で 同年 9 月 1 日時点までに 身体的虐待 等による生命の危険にかかわる受傷 又は 養育の放棄 怠慢 等のために衰弱死の危険性があった事例 8 例 (8 人 ) を対象とした 計 参考 死亡事例数及び人数 ( 第 1 次報告から第 12 次報告 ) 第 1 次報告 ( 平成 17 年 4 月 ) H15.7.1~ H (6 か月間 ) 第 2 次報告 ( 平成 18 年 3 月 ) H16.1.1~ H (1 年間 ) 第 3 次報告 ( 平成 19 年 6 月 ) H17.1.1~ H (1 年間 ) 第 4 次報告 ( 平成 20 年 3 月 ) H18.1.1~ H (1 年間 ) 第 5 次報告 ( 平成 21 年 7 月 ) H19.1.1~ H (1 年 3 か月間 ) 第 6 次報告 ( 平成 22 年 7 月 ) H20.4.1~ H (1 年間 ) 第 7 次報告 ( 平成 23 年 7 月 ) 第 9 次報告 ( 平成 25 年 7 月 ) 第 10 次報告 ( 平成 26 年 9 月 ) 心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心心中心計計計計計計計計計計計以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中以外中 計 例数 人数 H21.4.1~ H (1 年間 ) 第 8 次報告 ( 平成 24 年 7 月 ) H22.4.1~ H (1 年間 ) H23.4.1~ H (1 年間 ) H24.4.1~ H (1 年間 ) 第 11 次報告 ( 平成 27 年 10 月 ) H25.4.1~ H (1 年間 ) 第 12 次報告 ( 平成 28 年 9 月 ) H26.4.1~ H (1 年間 ) 43

45 2. 死亡事例 (72 例 84 人 ) の分析 (1) 心中以外の虐待死 (48 例 52 人 ) 死亡した子どもの年齢は 0 歳が30 人 (57.7%) と最も多く 特に 0 歳のうち月齢 0か月児が13 人 (43.3%) と高い割合を占めた 虐待の種類は 身体的虐待が35 人 (67.3%) ネグレクトが12 人 (23.1%) 直接の死因は 頭部外傷 頚部絞扼( けいぶこうやく ) による窒息 が各 8 人 (17.4% ) で最も多かった 主たる加害者は 実母 が26 人 (50.0%) と最も多く 次いで 実父 が12 人 (23.1%) 次に 実母と実父 が5 人 (9.6%) であった 加害の動機 ( 複数回答 ) としては 保護を怠ったことによる死亡 が6 人 (11.5%) と最も多く 次いで しつけのつもり 子どもの存在の拒否 否定 泣き止まないことにいらだったため が 5 人 (9.6%) であった 実母が抱える問題 ( 複数回答 ) として 予期しない妊娠 / 計画していない妊娠 が18 人 (34.6%) と最も多く 次いで 妊婦健診未受診 が 17 人 (32.7%) 若年(10 代 ) 妊娠 が13 人 (25.0%) であった 乳幼児健康診査の受診状況では 3~4か月児健診 の未受診者が4 人 (14.8% ) 1 歳 6か月児健診 の未受診者が4 人 (23.5% ) 3 歳児健診 の未受診者が4 人 (40.0% ) であった 養育者 ( 実母 ) の心理的 精神的問題等では 養育能力の低さ が20 例 (41.7%) 育児不安 が12 例 (25.0%) であった 養育能力の低さとは 子どもの成長発達を促すために必要な関わり ( 授乳や食事 保清 情緒的な要求への応答 子どもの体調変化の把握 安全面への配慮等 ) が適切にできない場合としている (2) 心中による虐待死 ( 未遂を含む )(24 例 32 人 ) 死亡した子どもの年齢は 0 歳が6 人 (18.8%) で最多であるが 0 歳から17 歳までの各年齢に分散している傾向 直接の死因は 頚部絞扼 ( けいぶこうやく ) による窒息 が9 人 (31.0% ) と最も多く 次いで 溺水 が7 人 (24.1% ) 火災による熱傷 一酸化炭素中毒 が6 人 (20.7%) であった 主たる加害者は 実母 が29 人 (90.6%) と最も多く 次いで 実父 が3 人 (9.4%) であった 加害の動機 ( 複数回答 ) としては 保護者自身の精神疾患 精神不安 が13 人 (40.6%) と最も多く 次いで 育児不安や育児負担感 が 11 人 (34.4%) であった 乳幼児健康診査の受診状況では 3~4か月児健診 の未受診者が5 人 (23.8% ) 1 歳 6か月児健診 の未受診者が4 人 (25.0% ) 3 歳児健診 の未受診者が8 人 (57.1% ) であった (3) 関係機関の関与 心中以外の虐待死の事例では 児童相談所の関与ありが16 例 (33.3%) 市町村( 虐待対応担当部署 ) の関与ありが19 例 (39.6%) 心中による虐待死の事例では 児童相談所の関与ありが9 例 (37.5%) 市町村( 虐待対応担当部署 ) の関与ありが11 例 (45.8%) であった 要保護児童対策地域協議会で検討されていた事例は 心中以外の虐待死が14 例 (29.2%) 心中による虐待死事例が8 例 (33.3%) であった この割合は 不明 未記入 とした回答を除いた数を合計数として算出した有効割合 44

46 45 3. 重症事例 (8 例 8 人 ) の分析 ( 個別調査票による調査の結果 ) (1) 重症となった子どもの特性 重症となった子どもの受傷時の年齢は 0 歳 が6 人と最も多く 受傷した0 歳児を月齢別にみると 月齢 2か月 と 9か月 が各 2 人で最多であった (2) 虐待の類型と加害の状況 虐待の類型は 身体的虐待 が5 人 ネグレクト が3 人であった 直接の受傷要因は 頭部外傷 が6 人と最も多かった 主たる加害者は 実母 実母と実父 がそれぞれ3 人であった (3) 関係機関の関与 重症の受傷以前において 児童相談所の関与ありが2 例 市町村 ( 虐待対応担当部署 ) の関与ありが2 例であった 重症の受傷以前において 要保護児童対策地域協議会で検討されていた事例は2 例であった (4) 重症となった受傷後の対応状況 すべての事例について 重症となった受傷後に医療機関へ入院しており このうち 入院の対応をした診療科は 小児科 が 4 例 脳外科 総合診療科 救急救命 小児科 脳神経外科 がそれぞれ1 例ずつであった また 医療機関に一時保護委託した事例は4 例であった すべての事例について 受傷後に要保護児童対策地域協議会に登録された 平成 27 年 9 月 1 日時点で加害者と同居していない事例は4 例あり このうち 援助方針として 家族再統合 としているものが 2 例 分離 としているものはなかった 検証の実施状況について 行政機関内部における検証を実施した事例は1 例 第三者による検証を実施した事例はなかった

47 4. 個別ヒアリング調査結果の分析 検証対象事例のうち 特徴的で かつ 特に重大であると考えられる事例 (5 例 ) について 都道府県 市町村及び関係機関等を対象に 事例発生当時の状況や対応等の詳細に関してヒアリング調査を実施した (1) 事例の概要 事例 1 DV を行う継父による暴力によって 長女が死亡した事例 事例 2 特定妊婦であった実母及びその内縁の夫が 次女に対し十分な栄養を与えず 顔面に熱傷を負わせ死亡させた事例 事例 3 飛び込み出産をした実母及び実父が 長男を放置し死亡させた事例 事例 4 実母が措置解除後の次男の頭を殴打したことで死亡させた事例 事例 5 産後うつ状態の実母が 双子の子どもとともに団地から飛び降り 心中により死亡した事例 (2) 各事例が抱える問題点とその対応策のまとめ DV と虐待が併存した場合の対応 DV が行われている場合は 虐待防止の観点から 子どもの安全確保も確実に実施すること 配偶者 パートナーが虐待を深刻化させたり 改善させたりすることから 配偶者 パートナーの関係 ( 横の関係 ) を含めたアセスメントが重要 特定妊婦への対応 妊娠届受理から母子保健支援まで迅速に対応すること 要保護なのか 要支援なのかを明確にした適切な支援が重要 家庭の表面にとらわれることなく 内情や生活史に踏み込んで情報を把握することが必要 妊娠及び出産時の問題等を一過性のものとせず 産後の育児においてもハイリスクと認識し対応することが重要 産後うつ病を抱える母親を心中等から守るための対応 希死念慮や自殺企図の可能性がある養育者の場合は 実際の行動へ結び付く可能性があると同時に子どもへ危害が及ぶことを十分に想定した上で対応すること 母親の気持ちに寄り添いながら できるだけ早期に精神科へ繋ぐこと 養育者の病状について主治医から情報を得る等 精神科医と密な連携を図ること 要保護児童対策地域協議会にて積極的な情報共有を行い 緊急介入が必要な場合の具体的な対応や役割分担等を予め協議しておくこと 4 家庭におけるステップファミリー への対応 家族の成育歴 夫婦関係などの情報が把握しづらい場合もあるため より一層 情報把握及び虐待リスクの評価を慎重に行うこと 再婚 ( 事実婚含む ) により 夫婦のいずれかと生物学的には親子関係のない子ども ( 養 5 6 子縁組をしている場合は 法的には親子関係が存在する ) がともに生活する家族形態 居所が変更した場合の情報共有 居所変更の情報を把握した段階で 転居先に危機意識を含め 的確に情報提供を行うこと 一時的な居所 であっても 転居前と後のどちらの自治体が支援を主導するか決定し 要保護児童対策地域協議会にて 事例全体を俯瞰し 適切にマネジメントできるようにすること 関係機関から物理的に遠方になるとき等は 十分なリスクアセスメントを行い 各関係機関が共通認識をもって対応する必要があること 措置解除の際の注意点 保護者の養育態度や家庭状況を正確に把握し アセスメントした上で家庭復帰につなげること 家庭復帰にあたっては 要保護児童等地域協議会を活用し 虐待リスクを再評価することが必要 施設は 積極的に親子統合にむけた評価やアプローチをしていく姿勢が必要 家庭支援専門相談員に対する研修が必要 46

48 5. 特集 疑義事例 ( 虐待による死亡と断定できないと報告のあった事例 ) 社会保障審議会児童部会新たな子ども家庭福祉のあり方に関する専門委員会報告 ( 提言 ) の指摘を受け 第 13 次報告から新たに 疑義事例として 都道府県等が虐待による死亡と断定できない事例についても調査対象とすることとした 今回 都道府県等より報告のあった疑義事例のうち 虐待死として検証すべきと判断した事例は8 例 (8 人 ) 保留とした事例は3 例 (3 人 ) 虐待死として検証すべきと判断できなかった事例は1 例 (1 人 ) であった 内容 (1) 本委員会で虐待死として検証すべきと判断した疑義事例の概要 8 例 (8 人 ) 年齢では 0 歳児が最も多く 虐待の類型では身体的虐待が最も多く 主たる加害者では実母が最も多かった これらは 虐待死として報告があった事例と同様の傾向であった (2) 本委員会で虐待死として検証すべきと判断した疑義事例 ( 一部 ) 実母の既往歴による事故の可能性が否定された事例ア概要乳児が外傷性急性硬膜下血腫で死亡 母子家庭であり実母は精神疾患の治療中で 養育能力に不安があることから 要保護児童対策地域協議会の対象事例として取り扱われていた 本児は出産後 乳児院を経て在宅へ移行 イ疑義事例とした要点 ( 都道府県等が疑義事例と判断した根拠 ) 実母は 過去にも 精神疾患の症状に伴う意識消失により 本児を落とすことがあった 虐待 ( ネグレクト ) のある家庭ではあったが 事故の可能性が否定できず 虐待による死亡とは断定できない ウ虐待死として検証すべき事例と判断した要点 ( 本委員会の結論 ) 本児を落とした事実は 事故よりも養育能力の不足ととらえるべき 司法判断は 責任能力の有無等が焦点となりえるが 虐待死を考えるときは 子どもの安全保護の観点で検討することが必要である エその他施設から在宅への移行については 慎重に検討する必要がある (3) 本委員会で虐待死として検証すべきと判断した疑義事例のまとめ 都道府県等が疑義事例とした理由 : 死産の可能性が否定できないことや 死因が不明であること 加害者が殺人に問われていないこと 事故の可能性が否定できないこと 虐待行為が直接的死因か不明又は死因ではないこと等 本委員会が虐待死として検証すべき事例と判断した理由 : 生産であった ( 死産ではなかった ) 可能性は否定できないこと 事故よりも養育能力の不足ととらえるべきこと 死亡の原因は適切な養育で避けられたこと 確定判決を待たずとも 十分に情報が得られ経過から判断ができること等 47

49 6. 課題と提言 地方公共団体への提言 1 虐待の発生予防及び発生時の的確な対応 1 妊娠期から支援を必要とする養育者の早期把握と切れ目のない支援の強化 要支援児童等 ( 特定妊婦含む ) に関する関係機関からの市町村への情報提供と連携の推進 子育て世代包括支援センター の設置促進 2 保護者の養育能力が低いと判断される事例への対応 育児に関する知識の啓発及び指導 3 精神科医との連携 産後うつ等の精神疾患を抱えている方に対する適切な対応 4 虐待者の配偶者及びパートナーへの対応 虐待者と配偶者等との関係性 ( 横の関係 ) に注目すること DVがある場合は 被害を受けた養育者への対応だけでなく 子どもの安全確保の視点も重要 2 検証の積極的な実施と検証結果の有効活用 1 検証の積極的な実施 死亡事例を全て検証するほか 疑義事例を含む事例検証の実施 2 検証結果の有効活用 検証結果を研修で周知する等 今後の再発防止に活用すること 3 児童相談所及び市町村職員によるリスクアセスメントの実施と評価 アセスメントの背景や判断理由を相互に確認 共有し アセスメントを表面的なものとしないこと 4 関係機関の連携及び要保護児童対策地域協議会の充実 1 入所措置解除時の支援体制の整備 解除後も継続した個別ケース検討会議の開催と率直な意見交換 関係機関による見守りの継続 2 要保護児童対策地域協議会の効果的な運営 専門職の配置と研修の受講促進 5 児童相談所及び市町村職員体制の充実強化及び援助技術の向上 専門職 業務量に見合った職員数の確保 実践的な研修を通した相談援助技術の向上 国への提言 1 虐待の発生予防及び発生時の的確な対応 1 妊娠期から切れ目のない支援体制の整備 妊娠期からの相談支援体制の充実強化に先駆的に取り組む市町村の事例の啓発 蓄積 検証 子育て 経済支援 社会的養育等の相談の機会の周知 2 精神疾患のある養育者等の支援を必要とする家庭に対する相談及び支援体制の強化 保健 医療 福祉のより一層の連携を強化 3 虐待の早期発見及び早期対応の広報啓発 通告や相談をしやすい体制の整備 2 虐待対応における児童相談所と市町村の連携強化に関わる体制整備 児童相談所と市町村が相互に強みを理解し 適切に支援できる体制整備 3 児童相談所及び市町村職員の人員体制の強化及び専門性の確保と資質の向上 人材の確保及び人材育成等専門性向上に向けた検討 4 要保護児童対策地域協議会の活用の徹底と体制整備 要保護児童対策地域協議会への専門職の配置と研修受講の促進 5 入所措置解除時及び措置解除後の支援体制の整備 親子関係再構築の促進 6 再発防止を目的とした検証の積極的な実施と検証結果の活用促進 地方公共団体における事例の検証をしていない理由等の把握と効果的な検証方法の提示 48

50 第 1 次から第 13 次報告を踏まえて子ども虐待による死亡事例等を防ぐためのリスクとして留意すべきポイント 妊娠の届出がなされておらず 母子健康手帳が未発行である 妊婦健康診査が未受診である又は受診回数が極端に少ない 関係機関からの連絡を拒否している ( 途中から関係が変化した場合も含む ) 予期しない妊娠 / 計画していない妊娠 医師 助産師の立会いなく自宅等で出産 乳幼児健康診査や就学時の健康診断が未受診である又は予防接種が未接種である ( 途中から受診しなくなった場合も含む ) 精神疾患や抑うつ状態 ( 産後うつ マタニティブルーズ等 ) がある 過去に自殺企図がある 養育者が DV の問題を抱えている 子どもの発達等に関する強い不安や悩みを抱えている 子どもを保護してほしい等 養育者が自ら相談してくる 虐待が疑われるにもかかわらず養育者が虐待を否定 養育者の側面 訪問等をしても子どもに会わせない 多胎児を含む複数人の子どもがいる 子どもの側面 子どもの身体 特に 顔や首 頭等に外傷が認められる一定期間の体重増加不良や低栄養状態が認められる子どもが保育所等に来なくなった施設等への入退所を繰り返している ( 家庭復帰後 6か月以内の死亡事案が多い ) きょうだいに虐待があった 生活環境等の側面 児童委員 近隣住民等から様子が気にかかる旨の情報提供がある生活上に何らかの困難を抱えている転居を繰り返している孤立している 援助過程の側面 関係機関や関係部署が把握している情報を共有できず得られた情報を統合し虐待発生のリスクを認識できなかった 要保護児童対策地域協議会 ( 子どもを守る地域ネットワーク ) における検討の対象事例になっていなかった 家族全体を捉えたリスクアセスメントが不足しており 危機感が希薄であった スクリーニングの結果を必要な支援や迅速な対応に結びつけていなかった 子どもが低年齢である場合や離婚等によるひとり親である場合に 上記ポイントに該当するときには 特に注意して対応する必要がある 下線部分は 第 13 次報告より追加した留意すべきポイント 49

51 平成 28 年度 居住実態が把握できない児童 に関する調査結果 概要 調査の概要 < 調査の経緯 目的 > 居住実態が把握できない児童 ( 1) やその家庭は特に支援を必要としている場合があり 平成 26 年 11 月 関係府省庁 ( 内閣府 総務省 法務省 文部科学省 厚生労働省 警察庁 ) による 児童虐待防止対策に関する副大臣等会議 において 児童の所在確認のための市町村間の情報共有と連携のあり方について申し合わせがなされた 更に 今後の対応策の検討の参考とするため 児童の所在及び安全確認のための市町村における取組状況等について 平成 26 年度 27 年度 ( 2) に引き続き 調査を実施 ( 1) 当該市町村に住民票はあるが 乳幼児健診が未受診等で 電話や家庭訪問等による連絡が取れない児童 ( 以下の 1~3 のいずれかに該当 ) であって 市町村が引き続き所在及び安全の確認を行ったにもかかわらず 所在等が確認できない児童 1 乳幼児健康診査 予防接種 新生児訪問 乳児家庭全戸訪問事業等の乳幼児等を対象とする保健 福祉サービスを受けておらず 電話 文書 家庭訪問等を実施しても 連絡 接触ができない児童 2 市町村の児童家庭相談 保育の実施事務 児童手当 児童扶養手当等の児童を対象とした手当の支給事務 その他児童福祉行政の実施事務の過程で把握されている児童のうち 電話 文書 家庭訪問等を実施しても連絡 接触ができず 必要な届出や手続が行われていない児童 3 市町村教育委員会が 学校への就園 就学に係る事務 ( 注 ) の過程で把握した児童のうち 市町村教育委員会が学校と連携しても 電話 文書 家庭訪問等により連絡 接触ができない児童 ( 注 ) 就園奨励費補助 就学時健診 就学説明会等の就園 就学前後の諸手続に係る事務も含む ( 2) 平成 26 年度調査 : 平成 26 年 5 月 1 日時点で市町村が所在等の確認が必要と判断した児童について 同年 10 月 20 日時点の状況を調査 ( 2) 平成 27 年度調査 : 平成 27 年 6 月 1 日時点で市町村が所在等の確認が必要と判断した児童について 平成 28 年 4 月 1 日時点の状況を調査 < 調査の対象 > 全国の市町村 (1,741 市町村 特別区を含む ) < 主な調査内容 > 平成 28 年 6 月 1 日時点で市町村が所在等の確認が必要と判断した児童 ( 以下 調査対象児童 という ) について 平成 28 年 6 月 2 日から平成 29 年 5 月 31 日までの間に所在等が確認できた児童 (*1) と 平成 29 年 6 月 1 日時点で居住実態が把握できない児童 (*2) の詳細な状況等を確認し 各市町村の取組状況を把握するもの (*1) 所在等が確認できた児童 に関する主な調査項目 所在等が確認できた方法 所在等が確認できた際に虐待または虐待の疑いに関する情報の有無 等 (*2) 居住実態が把握できない児童 に関する主な調査項目 調査対象児童住所地への訪問調査回数 所在等確認のための調査先 要保護児童対策地域協議会へのケース登録の状況 児童相談所との情報共有 連携に係る以来の状況 警察への通報 ( 相談 ) の状況等 50

52 調査結果 1. 全体の状況 平成 29 年 6 月 1 日時点で居住実態が把握できない児童数は 28 人 ( ) 平成 28 年 6 月 1 日時点で市町村が所在等の確認が必要と判断した調査対象児童数は全国で 1,630 人 このうち平成 29 年 5 月 31 日までに所在等が確認できた児童数は 1,602 人 (98.3%) 平成 27 年度調査から引き続き居住実態が把握できない児童は 平成 29 年 6 月 1 日時点で 11 人 ( ) 平成 28 年 6 月 1 日時点で 18 歳に達した者 2 名を除いているが 2 名については 警察へ通報 相談を実施済み ( 人 ) 前年度調査 28 年度調査 2, 調査対象児童数 調査対象児童数 1, ,878 人 所在等が確認できた児童数 1,843 人 (98.1%) 1,630 人 所在等が確認できた児童数 1,602 人 (98.3%) 居住実態が把握できない児童数 0 35 人 (1.9%) (26 人 ) 28 人 (1.7%) (11 人 ) 平成 27 年 6 月 1 日時点 平成 28 年 4 月 1 日時点 平成 28 年 6 月 1 日時点 平成 29 年 6 月 1 日時点 括弧内の人数は内数 51

53 児童虐待防止推進月間における取組について ( 平成 29 年度 ) 平成 16 年から毎年 11 月を 児童虐待防止推進月間 と位置付け 集中的な広報 啓発を実施 月間の開始にあたり 毎年閣議において厚生労働大臣から各大臣に対し 月間への積極的な協力と オレンジリボン バッジ の着用を依頼( 閣議日 :10 月 27 日 ( 金 )) 1 子どもの虐待防止推進全国フォーラム in こうち の開催 台風の接近により中止 平成 29 年 10 月 28 日 ( 土 ) 29 日 ( 日 ) 高知県高知市において 基調講演 分科会等を実施 主催 : 厚生労働省共催 : 高知県 高知市 2 児童虐待防止推進月間 標語の募集 決定 公表あんまあずさ ( 平成 29 年度最優秀作品 ) いちはやく知らせる勇気つなぐ声 安間梓さん ( 愛知県 ) の作品 全国からの応募総数 6,477 作品の中から最優秀作品を選考し 最優秀作品の作者には 厚生労働大臣賞を授与 厚生労働省が作成する各種広報媒体に掲載 3 広報 啓発物品の全国配布ポスター リーフレットのほか 児童相談所全国共有ダイヤル 189 を記載した広報 啓発物品を作成 配布 4 一般メディアの活用等による広報啓発 新聞突出し広告で 189 等を周知 ( 中央 4 紙 地方 62 紙等に順次掲載 )(11 月 27 日 ( 月 )~12 月 3 日 ( 日 )) 政府広報 Yahoo! バナー広告への掲載 (11 月 13 日 ( 月 )~19 日 ( 日 )) 5 厚生労働省庁舎のオレンジリボンドレスアップ室内照明により厚生労働省の庁舎 ( 中央合同庁舎 5 号館 ) の窓ガラスにオレンジリボンが浮かび上がるようドレスアップを実施 (11 月 6 日 ( 月 )~10 日 ( 金 ) の 5 日間 ) 全国の自治体にも同様の取組を協力依頼 6 児童虐待防止対策協議会の開催児童虐待に関係する府省庁等及び関係団体が一堂に会し 連携強化や更なる対策の充実を図るため 児童虐待防止に向けた取組状況に係る情報交換等を行うもの ( 日時 )11 月 22 日 ( 水 )13:30~15:30 ( 会場 ) 厚生労働省 18 階専用 22 会議室 月間では 全国の自治体 関係府省庁 関係団体等においても様々な取組を実施 ( 厚生労働省ホームページで掲載 ) 厚生労働省庁舎のドレスアップ 52

54 53 2 法改正 (1) 平成 28 年改正

55 児童虐待防止対策に関する法改正の経緯 ( 詳細 ) 改正内容の抜粋 平成 12 平成 16 平成 19 児童虐待の防止等に関する法律の制定 ( 児童虐待防止法制定 ) 平成 12 年 11 月 20 日施行 児童虐待の定義 身体的虐待 性的虐待 ネグレクト 心理的虐待 住民の通告義務 立入調査 児童虐待の早期発見 警察官の援助について明記 児童虐待防止法の改正平成 16 年 10 月 1 日施行 児童福祉法の改正平成 17 年 1 月 1 日施行 ( 印を除く ) 児童虐待の定義の見直し ( 同居人による虐待を放置することをネグレクトと定義 児童が DV を目撃することを心理的虐待と定義 ) 通告義務の範囲の拡大 ( 虐待を受けたと思われる場合も対象 ) 面会又は通信の制限 市町村の役割の明確化 ( 相談対応を明確化し虐待通告先に追加 ) 要保護児童対策地域協議会の法定化 H17 年 4 月施行 司法関与の強化 家庭裁判所の承認を経て行う強制入所措置の有期限化 ( 入所措置の期間は 2 年間 家裁の承認を経て更新可能 ) 保護者指導の勧告 児童虐待防止法の改正 児童福祉法の改正平成 20 年 4 月 1 日施行 児童の安全確認義務 児童の安全確認のために必要な措置を講ずることが義務化 出頭要求 再出頭要求 立入調査等の強化 解錠を伴う立入調査を可能とする新制度の創設 ( 臨検 捜索 ) 保護者に対する面会 通信等の制限の強化 保護者に対する指導に従わない場合の措置の明確化 要保護児童対策地域協議会設置の努力義務化 平成 20 平成 23 平成 28 平成 29 児童福祉法の改正平成 21 年 4 月 1 日施行 ( 印を除く ) 乳児家庭全戸訪問事業 養育支援訪問事業等子育て支援事業の法定化及び努力義務化 要保護児童対策地域協議会の機能強化 協議対象を要支援児童 その保護者 特定妊婦に拡大 里親制度の改正等家庭的養護の拡充 H21 年 1 月施行 被措置児童等に対する虐待の対応の明確化 民法の改正 児童福祉法の改正平成 24 年 4 月 1 日施行 ( 一部を除く ) 親権の停止制度の新設 親権の喪失等の家庭裁判所への請求権者の見直し 施設長等の権限と親権との関係の明確化 法人又は複数の未成年後見人の許容 里親等委託中及び一時保護中の児童に親権者がいない場合の児童相談所長の親権代行について規定 児童虐待防止法の改正 児童福祉法の改正平成 29 年 4 月 1 日施行 ( 一部を除く ) 児童福祉法の理念 国 都道府県 市町村の役割の明確化 市町村 児童相談所の体制強化 子育て世代包括支援センターの法定化 ( 母子保健法の改正 ) 市町村における支援拠点の整備 ( 努力義務 ) 要保護児童対策地域協議会の機能強化 ( 専門職の配置等 ) 児童相談所設置自治体の拡大 ( 特別区を追加 ) 児童相談所への 1 児童心理司 2 医師又は保健師 3 指導 教育担当児童福祉司の配置 弁護士の配置又はこれに準ずる措置 都道府県 ( 児童相談所 ) の業務として 里親支援 養子縁組に関する相談 支援を位置づけ 満二十歳未満の者への措置等の対象拡大 児童福祉法の改正 児童虐待防止法の改正公布の日から起算して 1 年以内に施行 虐待を受けている児童等の保護者に対する指導への司法関与 家庭裁判所による一時保護の審査の導入 54 接近禁止命令を行うことができる場合の拡大等 54

56 児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 ) の概要 ( 平成 28 年 5 月 27 日成立 6 月 3 日公布 ) 全ての児童が健全に育成されるよう 児童虐待について発生予防から自立支援まで一連の対策の更なる強化等を図るため 児童福祉法の理念を明確化するとともに 母子健康包括支援センターの全国展開 市町村及び児童相談所の体制の強化 里親委託の推進等の所要の措置を講ずる 改正の概要 1. 児童福祉法の理念の明確化等 (1) 児童は 適切な養育を受け 健やかな成長 発達や自立等を保障されること等の権利を有することを明確化する (2) 国 地方公共団体は 保護者を支援するとともに 家庭と同様の環境における児童の養育を推進するものとする (3) 国 都道府県 市町村それぞれの役割 責務を明確化する (4) 親権者は 児童のしつけに際して 監護 教育に必要な範囲を超えて児童を懲戒してはならない旨を明記 2. 児童虐待の発生予防 (1) 市町村は 妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を行う母子健康包括支援センターの設置に努めるものとする (2) 支援を要する妊婦等を把握した医療機関や学校等は その旨を市町村に情報提供するよう努めるものとする (3) 国 地方公共団体は 母子保健施策が児童虐待の発生予防 早期発見に資することに留意すべきことを明確化する 3. 児童虐待発生時の迅速 的確な対応 (1) 市町村は 児童等に対する必要な支援を行うための拠点の整備に努めるものとする (2) 市町村が設置する要保護児童対策地域協議会の調整機関について 専門職を配置するものとする (3) 政令で定める特別区は 児童相談所を設置するものとする (4) 都道府県は 児童相談所に 1 児童心理司 2 医師又は保健師 3 指導 教育担当の児童福祉司を置くとともに 弁護士の配置又はこれに準ずる措置を行うものとする (5) 児童相談所等から求められた場合に 医療機関や学校等は 被虐待児童等に関する資料等を提供できるものとする 4. 被虐待児童への自立支援 (1) 親子関係再構築支援について 施設 里親 市町村 児童相談所などの関係機関等が連携して行うべき旨を明確化する (2) 都道府県 ( 児童相談所 ) の業務として 里親の開拓から児童の自立支援までの一貫した里親支援を位置付ける (3) 養子縁組里親を法定化するとともに 都道府県 ( 児童相談所 ) の業務として 養子縁組に関する相談 支援を位置付ける (4) 自立援助ホームについて 22 歳の年度末までの間にある大学等就学中の者を対象に追加する ( 検討規定等 ) 施行後速やかに 要保護児童の保護措置に係る手続における裁判所の関与の在り方 特別養子縁組制度の利用促進の在り方を検討する 施行後 2 年以内に 児童相談所の業務の在り方 要保護児童の通告の在り方 児童福祉業務の従事者の資質向上の方策を検討する 施行後 5 年を目途として 中核市 特別区が児童相談所を設置できるよう その設置に係る支援等の必要な措置を講ずる 施行期日平成 29 年 4 月 1 日 (1 2(3) については公布日 2(2) 3(4) (5) 4(1) については平成 28 年 10 月 1 日 ) 55

57 Ⅰ 児童福祉法の理念の明確化等 56 全ての児童が健全に育成されるよう 児童を中心に その福祉の保障等の内容を明確化する (1) 児童の福祉を保障するための原理の明確化 児童は 適切な養育を受け 健やかな成長 発達や自立等を保障されること等の権利を有することを明確化 ( 児童福祉法 ) (2) 家庭と同様の環境における養育の推進 国 地方公共団体は 児童が家庭において健やかに養育されるよう 保護者を支援するものとする ただし 家庭における養育が適当でない場合には 児童が家庭における養育環境と同様の養育環境において継続的に養育されるよう 必要な措置を講ずるものとする ( 児童福祉法 ) (3) 国 地方公共団体の役割 責務の明確化 国 地方公共団体の役割 責務を次のように明確化 ( 児童福祉法 ) 1 市町村は 基礎的な地方公共団体として 身近な場所における支援業務を適切に行う 2 都道府県は 市町村の業務が適正かつ円滑に行われるよう 市町村に対する必要な助言や適切な援助を行うとともに 専門的な知識 技術や広域的な対応が必要な業務を適切に行う 3 国は 市町村 都道府県の業務が適正かつ円滑に行われるよう 児童が適切に養育される体制の確保に関する施策 市町村 都道府県に対する助言 情報提供等の必要な各般の措置を講じる (4) しつけを名目とした児童虐待の防止 親権者は 児童のしつけに際して 監護 教育に必要な範囲を超えて児童を懲戒してはならない旨を明記 ( 児童虐待防止法 )

58 え方児童の福祉を保障するための理念の明確化 公布日施行 児童福祉法 〇児童福祉法の理念規定は 昭和 22 年の制定当初から見直されていない 児童が権利の主体であること 意見を尊重されること 最善の利益を優先されること等が明らかでない 考改正法による対応 児童は 適切な養育を受け 健やかな成長 発達や自立等を保障される権利を有すること等を明確化する 児童を中心に位置付け その上で 国民 保護者 国 地方公共団体 ( 都道府県 市町村 ) が支えるという形で その福祉が保障される旨を明確化する 改正後 下線部が改正部分改正前 第一条全て児童は 児童の権利に関する条約の精神にのつとり 適切に養育されること その生活を保障されること 愛され 保護されること その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保障される権利を有する 第二条全て国民は 児童が良好な環境において生まれ かつ 社会のあらゆる分野において 児童の年齢及び発達の程度に応じて その意見が尊重され その最善の利益が優先して考慮され 心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない 2 児童の保護者は 児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う 3 国及び地方公共団体は 児童の保護者とともに 児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う 第一条すべて国民は 児童が心身ともに健やかに生まれ 且つ 育成されるよう努めなければならない 2 すべて児童は ひとしくその生活を保障され 愛護されなければならない 第二条国及び地方公共団体は 児童の保護者とともに 児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う 57

59 家庭と同様の環境における養育の推進 公布日施行 ( 平成 28 年 6 月 3 日 ) 児童福祉法 題〇児童が心身ともに健やかに養育されるよう より家庭に近い環境での養育の推進を図ることが必要 〇しかしながら 社会的養護を必要とする児童の約 9 割が施設に入所しているのが現状 〇このため 児童相談所が要保護児童の養育環境を決定する際の考え方を法律において明確化することが必要 課改正法による対応 国 地方公共団体 ( 都道府県 市町村 ) の責務として家庭と同様の環境における養育の推進等を明記 1 まずは 児童が家庭において健やかに養育されるよう 保護者を支援 2 家庭における養育が適当でない場合 児童が 家庭における養育環境と同様の養育環境 において継続的に養育されるよう 必要な措置 32 の措置が適当でない場合 児童が できる限り良好な家庭的環境 で養育されるよう 必要な措置 特に就学前の児童については 2 の措置を原則とすること等を通知において明確化 良好な家庭的環境 家庭と同様の養育環境 家庭 施設 児童養護施設 大舎 (20 人以上 ) 中舎 (13~19 人 ) 小舎 (12 人以下 ) 1 歳 ~18 歳未満 ( 必要な場合 0 歳 ~20 歳未満 ) 乳児院乳児 (0 歳 ) 必要な場合幼児 ( 小学校就学前 ) 施設 ( 小規模型 ) 地域小規模児童養護施設 ( グループホーム ) 本体施設の支援の下で地域の民間住宅などを活用して家庭的養護を行う 小規模グループケア ( 分園型 ) 地域において 小規模なグループで家庭的養護を行う 1 グループ 6~8 人 ( 乳児院は 4~6 人 ) 里親等里親 +ファミリーホーム = 委託率養護 + 乳児 + 里親 +ファミリーホーム平成 29 年 3 月末 18.3% 養子縁組 ( 特別養子縁組を含む ) 小規模住居型児童養育事業 小規模住居型児童養育事業 ( ファミリーホーム ) 養育者の住居で養育を行う家庭養護 定員 5~6 人 里親 里親 家庭における養育を里親に委託する家庭養護 児童 4 人まで 実親による養育 58

60 え方市町村が果たす役割にバラツキがあるなど 実態として必要な支援ができていないケースもある 考国 都道府県 市町村の役割と責務の明確化 公布日施行 児童福祉法 児童の福祉を保障するためには その担い手となる国 都道府県 市町村それぞれが 自らの役割 責務を十分に認識し 円滑かつ効果的にその事務を遂行する必要がある 国 都道府県 市町村それぞれの役割 責務が 現場に十分浸透しておらず 各地域で児童相談所や 改正法による対応 国 都道府県 市町村それぞれの役割 責務を明確化する < 役割 責務の分担のイメージ > 児童 保護者 妊産婦等 児童の身近な場所における継続的な支援 市町村 助言 援助 一時保護 施設入所等措置など専門的な知識 技術を要する支援 広域的な対応 都道府県 ( 児童相談所 ) 児童が適切に養育される体制の確保 助言 情報の提供 国 地域における支援の体制 専門性のバラツキを解消し 均てん化を図る 59

61 しつけを名目とした児童虐待の禁止 公布日施行 児童虐待防止法 え〇 しつけ を名目とした児童虐待が後を絶たない 考方改正法による対応 親権者は 児童のしつけに際して 監護 教育に必要な範囲を超えて児童を懲戒してはならない 旨を明記 児童虐待の防止等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 82 号 )( 抄 ) 下線部が改正による追加部分 ( 親権の行使に関する配慮等 ) 第 14 条児童の親権を行う者は 児童のしつけに際して 民法 ( 明治 29 年法律第 89 号 ) 第 820 条の規定による監護及び教育に必要な範囲を超えて当該児童を懲戒してはならず 当該児童の親権の適切な行使に配慮しなければならない 2 児童の親権を行う者は 児童虐待に係る暴行罪 傷害罪その他の犯罪について 当該児童の親権を行う者であることを理由として その責めを免れることはない 民法 ( 明治 29 年法律第 89 号 )( 抄 ) ( 監護及び教育の権利義務 ) 第 820 条親権を行う者は 子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し 義務を負う ( 懲戒 ) 第 822 条親権を行う者は 第八百二十条の規定による監護及び教育に必要な範囲内でその子を懲戒することができる 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 )( 抄 ) 第 11 条校長及び教員は 教育上必要があると認めるときは 文部科学大臣の定めるところにより 児童 生徒及び学生に懲戒を加えることができる ただし 体罰を加えることはできない 60

62 え方一時保護の目的の明確化 公布日施行 児童福祉法 一時保護は 児童 保護者の権利を制約するものであるが 改正前の法律においては その目的は明示されていなかった 児童相談所は 保護者の同意の有無にかかわらず 児童の安全確保等のため必要な場合には 適切に一時保護を実施すべきであるが 一時保護の目的等が必ずしも明らかでなく 対応が後手に回るケースがある 考改正法による対応 一時保護について 以下の目的を有することを明確化 児童の安全の迅速な確保 適切な保護 児童の心身の状況 置かれている環境などの状況の把握 併せて 一時保護を行うべき具体的なケースについて 通知において明確化 平成 26 年度保護理由別件数 非行 3,752 件 (10.7%) 障害 259 件 (0.7%) 虐待以外の養護 11,840 件 (33.7%) 一時保護委託を含む 保健 育成他 2,507 件 (7.1%) 総数 35,174 件 (100%) 児童虐待 16,816 件 (47.8%) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 児童虐待 保護理由に占める児童虐待の割合 その他 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 8,427 件 (33.7%) 9,043 件 (37.0%) 10,221 件 (39.1%) 10,562 件 (39.9%) 10,869 件 (41.1%) 10,682 件 (39.8%) 12,673 件 (43.1%) 13,251 件 (43.8%) 14,891 件 (46.5%) 15,487 件 (46.5%) 16,816 件 (47.8%) 16,606 件 (66.3%) 15,406 件 (63.0%) 15,925 件 (60.9%) 15,882 件 (60.1%) 15,584 件 (58.9%) 16,147 件 (60.2%) 16,755 件 (56.9%) 17,023 件 (56.2%) 17,154 件 (53.5%) 17,810 件 (53.5%) 18,358 件 (52.2%) 児童虐待その他 ( 総数 ) 25,033 件 24,449 件 26,146 件 26,444 件 26,453 件 26,829 件 29,428 件 30,274 件 32,045 件 33,297 件 35,174 件 61

63 考え方 児童福祉審議会の権限強化等 平成28年10月施行 〇 今般の改正により 理念規定において 子どもの権利や子どもの意見尊重 最善の利益の考慮などを明 確化したことを踏まえ 個々の具体ケースについて 実情を正確に把握するとともに 子ども自身の権利 を実質的に擁護する仕組みとする 改正法による対応 〇 児童福祉審議会は 特に必要があると認めるときは 子どもや家族の意見を聴くことができる という規定を新たに設ける 〇 児童福祉審議会の委員として 公正な判断ができる者を選任することを明確化 運用面の改善策として 利害関係者が調査審議に加わらないようにする等の取組を進める 児童福祉法 昭和22年法律第141号 抄 下線部が改正による追加部分 第八条 略 ⑥ 児童福祉審議会は 特に必要があると認めるときは 児童 妊産婦及び知的障害者 これらの者の家族その他の関係者に対し 第一 項本文及び第二項の事項を調査審議するため必要な報告若しくは資料の提出を求め 又はその者の出席を求め その意見を聴くことが できる 第九条 児童福祉審議会の委員は 児童福祉審議会の権限に属する事項に関し公正な判断をすることができる者であつて かつ 児童又 は知的障害者の福祉に関する事業に従事する者及び学識経験のある者のうちから 都道府県知事又は市町村長が任命する ③ 児童福祉審議会の臨時委員は 前項の事項に関し公正な判断をすることができる者であつて かつ 児童又は知的障害者の福祉に関 する事業に従事する者及び学識経験のある者のうちから 都道府県知事又は市町村長が任命する 今後の対応 予定 個別ケースに関する調査審議に利害関係者が加わらないようにする 等の児童福祉審議会の運営のあり方に ついて 子ども虐待対応の手引き の改訂を予定 例えば 児童相談所の契約弁護士が審議会の委員を務めている場合 当該児童相談所に係る個別ケースの調査 審議には加わらないこととする なお 審議会の委員への就任自体を妨げるものではない なお この他 運用面の改善策として 児童福祉審議会が子どもや関係機関から直接苦情等を受け付ける仕組みを設けることについて も 今後 都道府県等の意見を聞きながら検討する 62

64 Ⅱ 児童虐待の発生予防 妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援等を通じて 妊娠や子育ての不安 孤立等に対応し 児童虐待のリスクを早期に発見 逓減する (1) 子育て世代包括支援センターの法定化 市町村は 妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を提供する 子育て世代包括支援センター を設置するよう努めるものとする ( 母子保健法 )( ) 平成 27 年度実施市町村数 :138 市町村 平成 28 年度実施市町村数 ( 予定 ):251 市町村 法律上は 母子健康包括支援センター という名称 (2) 支援を要する妊婦等に関する情報提供 支援を要すると思われる妊婦や児童 保護者を把握した医療機関 児童福祉施設 学校等は その旨を市町村に情報提供するよう努めるものとする ( 児童福祉法 ) ( ) (3) 母子保健施策を通じた虐待予防等 国 地方公共団体は 母子保健施策が児童虐待の発生予防 早期発見に資するものであることに留意しなければならない旨を明記 ( 母子保健法 ) ( ) * ( ) の事項は 児童虐待防止対策強化プロジェクト ( 平成 27 年 12 月 21 日子どもの貧困対策会議決定 ) に記載 次頁以降も同じ 63

65 母子保健施策 5 子育て世代包括支援センターの全国展開 妊娠期から子育て期にわたる支援を切れ目なく提供するために 子育て世代包括支援センターを立ち上げる 保健師等を配置してきめ細かな相談支援等を行うことにより 地域における子育て世帯の 安心感 を醸成する 子育て世代包括支援センターを法定化 ( 法律上の名称は 母子健康包括支援センター 母子保健法 平成 29 年 4 月 1 日施行 ) 実施市町村数 :296 市区町村 (720 か所 )( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) おおむね平成 32 年度末までに全国展開を目指す 医療機関 ( 産科医 小児科医等 ) 保健所 児童相談所 妊産婦等を支える地域の包括支援体制の構築 子育て支援機関 利用者支援実施施設 地域の関係団体 ( 医師会等 ) 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援 子育て世代包括支援センター 民間機関 保健師 助産師 看護師 ソーシャルワーカー 1 妊産婦等の支援に必要な実情の把握 3 保健医療又は福祉の関係機関との連絡調整 2 妊娠 出産 育児に関する相談に応じ 必要な情報提供 助言 保健指導 4 支援プランの策定 妊娠前妊娠期出産産後育児 妊娠に関する普及啓発 不妊相談 産前 産後サポート事業 妊婦健診 両親学級等 乳児家庭全戸訪問事業 産後ケア事業 養育支援訪問事業 乳幼児健診 予防接種 養子縁組 子育て支援策 保育所 地域子育て支援拠点事業 里親 乳児院 その他子育て支援策 近隣住民やボランティアなどによるインフォーマルなサービス 64

66 えつなぐことが必要 考65 支援を要する妊婦等に関する情報提供 平成 28 年 10 月施行 児童福祉法 方 虐待による死亡事例における0 歳児の割合は4 割強を占める 0 歳児の死亡事例の背景として 母親が妊娠期から一人で悩みを抱えていること 産前産後の心身の 不調や家庭環境の問題等がある 支援を要する妊婦等を把握しやすい機関が 妊娠期から虐待リスクに着目し 市町村を通じ 支援に 要支援児童等 ( ) を把握した医療機関や学校等は その旨を市町村に情報提供するよう努めるものと 改正法による対応 する 要支援児童等 とは 1 特定妊婦 : 出産後の養育について 出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦 ( 望まない妊娠 若年の妊娠 精神疾患を有するなどの事情を有する妊婦 ) 2 要支援児童 : 保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童 ( 子育てに対して強い不安や孤立感等を抱える家庭 不適切な養育状態にある家庭等の児童 ) ( 参考 ) 児童福祉法 ( 抄 ) 第 21 条の10の5 病院 診療所 児童福祉施設 学校その他児童又は妊産婦の医療 福祉又は教育に関する機関及び医師 看護師 児童福祉施設の職員 学校の教職員その他児童又は妊産婦の医療 福祉又は教育に関連する職務に従事する者は 要支援児童等と思われる者を把握したときは 当該者の情報をその現在地の市町村に提供するよう努めなければならない 2 刑法の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は 前項の規定による情報の提供をすることを妨げるものと解釈してはならない

67 要支援児童等 ( 特定妊婦を含む ) の情報提供に係る保健 医療 福祉 教育等の連携の一層の推進について ( 平成 28 年 12 月 16 日雇児総発 1216 第 2 号 雇児母発 1216 第 2 号最終改正 30 年 7 月 20 日 ) 1 情報提供に当たっての共通の留意事項 関係機関が市町村に情報提供することは 個人情報保護法第 16 条第 3 項第 1 号及び第 23 条第 1 項第 1 号に規定する 法令に基づく場合 に該当するため 例外的に 本人の同意を得ないで情報を提供しても個人情報保護法違反にならない 地方公共団体の機関からの情報提供は 一般的には 各地方公共団体の個人情報保護条例において 個人情報の目的外利用又は提供禁止の例外規定として 法令に定めがあるとき 等が規定されており この 法令に定めがあるとき に該当するため 条例に例外規定がある場合には条例違反とはならない 関係機関は 対象とする者に対して 原則 情報提供の概要及び要支援児童等が居住する市町村による支援が 要支援児童等の身体的 精神的負担を軽減し 養育の支援となりうることを説明すること 説明が困難な場合でも 必要な支援がつながるよう 居住する市町村への情報提供に努めること 主な内容 児童福祉法第 21 条の 10 の 5 第 1 項の規定の趣旨に沿って行われる限り 刑法の秘密漏示罪や守秘義務に関する法律の規定に抵触しない 2 各個別分野の留意事項 (1) 市町村 ( 母子保健所管部局 子育て世代包括支援センター 市区町村子ども家庭総合支援拠点 教育委員会事務局 要保護児童対策地域協議会 ) 関係機関からの情報を基に 必要な実情の把握や関係機関の協力を求めつつ 家庭の生活状況や虐待の事実把握等の調査を実施 協議会調整機関として 協議会に必要な情報の提供を行い 関係機関との情報共有 支援の要否及び支援内容の協議を実施 協議後は 市町村の担当課と関係機関が連携を図りながら必要な支援を実施 (2) 病院 診療所 対象となる者の同意を得て市町村に情報提供を行った病院 診療所は 診療情報提供料として診療報酬上の算定が可能 市町村との連絡等の窓口となる部署や担当者を事前に決めておくことが望ましい (3) 助産所 職員一人ひとりの子ども虐待の早期発見 早期対応の意識の向上を図るとともに 施設全体の共通認識の下に 組織的に対応すること (4) 児童福祉施設等 ( 助産施設 保育所及び幼保連携型認定こども園 地域子育て支援拠点 児童館 放課後児童クラブ 児童家庭支援センター ) 協議会との関係を深めるなど連携体制の構築に取り組むこと 個別ケース検討会議には 積極的に参加し 関わりをもつこと (5) 学校 ( 幼稚園 小学校及び中学校等 ) 私立園及び私立学校において協議会に参画していない場合には 積極的に参画し関係機関との連携 協力を図り 子ども虐待の防止等に関する市町村の施策への協力が望ましい (6) その他 ( 家庭的保育事業実施機関 小規模保育実施機関 一時預かり事業実施機関 利用者支援事業実施機関等 ) (7) 都道府県 連携体制について状況を把握し 必要に応じて 市町村に対して助言 援助を行うこと 3 その他 (1) 別表 1~3: 特定妊婦及び要支援児童等 ( 乳幼児期及び学齢期 ) の様子や状況例を目安として例示 (2) 別添 1~2: 医療機関から市町村に対する情報提供 診療報酬に関する通知文を添付 (3) 参考資料 : 支援経過 結果報告書 ( 例 ) 特定妊婦及び要支援児童等の情報提供に関わる支援の流れ等を添付 66

68 67 別表 1 出産後の養育について出産前から支援が必要と認められる妊婦 ( 特定妊婦 ) の様子や状況例 別表 2 虐待の発生予防のために 保護者への養育支援の必要性が考えられる児童等 ( 要支援児童等 ) の様子や状況例 乳幼児期

69 68 別表 3 虐待の発生予防のために 保護者への養育支援の必要性が考えられる児童等 ( 要支援児童等 ) の様子や状況例 学齢期以降 参考資料 2 特定妊婦及び要支援児童等の情報提供に関わる支援の流れ

70 え方母子保健施策を通じた虐待予防等 公布日施行 母子保健法 〇実態として 市町村における母子保健担当部局と児童福祉担当部局の 縦割り があり 母子保健施策を通じた虐待予防等が十分に機能していない場合がある 考改正法による対応 母子保健施策が児童虐待の発生予防や早期発見に資するものであることを 母子保健法において明確化する 母子保健法 ( 昭和 40 年法律第 141 号 )( 抄 ) 下線部が改正による追加部分 ( 国及び地方公共団体の責務 ) 第 5 条 ( 略 ) 2 国及び地方公共団体は 母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進に関する施策を講ずるに当たつては 当該施策が乳児及び幼児に対する虐待の予防及び早期発見に資するものであることに留意するとともに その施策を通じて 前三条に規定する母子保健の理念が具現されるように配慮しなければならない 妊婦健康診査 母子保健法に基づく母子保健事業 乳幼児健康診査 児童虐待の発生予防 早期発見に資することの明確化 母子保健施策の実施を通じた児童虐待の発生予防 早期発見の実現 69

71 Ⅲ 児童虐待発生時の迅速 的確な対応 70 児童の安全を確保するための初期対応等が迅速 的確に行われるよう 市町村や児童相談所の体制や権限の強化等を行う (1) 市町村における支援拠点の整備 市町村は 児童等に対する必要な支援を行うための拠点の整備に努めるものとする ( 児童福祉法 ) (2) 市町村の要保護児童対策地域協議会の機能強化 市町村が設置する要保護児童対策地域協議会の調整機関について 専門職を配置するものとする ( 児童福祉法 ) ( ) 現行は 要保護児童対策調整機関における専門職 ( 児童福祉司たる資格を有する者 保健師等 ) の配置は努力義務であり 1,387 市区町村 (80.4%) が配置済 ( 平成 27 年 4 月 1 日 ) 調整機関に配置される専門職は 国が定める基準に適合する研修を受けなければならないものとする ( 児童福祉法 ) (3) 児童相談所設置自治体の拡大 政令で定める特別区は 児童相談所を設置するものとする ( 児童福祉法 ) 現行法上 政令で定める市 ( 現在 横須賀市 金沢市 ) は児童相談所を設置するものとされており 政令で定める特別区についてもこれと同様とする 政府は 改正法の施行後 5 年を目途として 中核市 特別区が児童相談所を設置できるよう その設置に係る支援等の必要な措置を講ずるものとする ( 改正法附則 )

72 (4) 児童相談所の体制強化 1 児童心理司 2 医師又は保健師 3 スーパーバイザー ( 他の児童福祉司の指導 教育を行う児童福祉司 ) を配置するものとする ( 児童福祉法 ) ( ) 児童福祉司の配置標準について 区域内の人口等に加え 児童虐待相談対応件数を考慮するものとする ( 児童福祉法 同法施行令 ) 専門職の配置充実を促進するため 厚生労働省において 児童相談所強化プラン を策定 児童福祉司 ( スーパーバイザーを含む ) は 国の基準に適合する研修を受講しなければならないものとする ( 児童福祉法 ) 社会福祉主事を児童福祉司に任用する場合 任用前の指定講習会を受講させなければならないものとする ( 児童福祉法 ) 児童相談所設置自治体は 法律に関する専門的な知識経験を必要とする業務を適切かつ円滑に行うため 弁護士の配置又はこれに準ずる措置を行うものとする ( 児童福祉法 ) (5) 児童相談所の権限強化等 児童相談所から市町村への事案送致を新設 ( 児童福祉法 児童虐待防止法 ) 現行は 市町村から児童相談所への事案送致のみ規定 併せて 児童相談所 市町村に共通のアセスメントツールを開発し 共通基準による初期評価に基づく役割分担を明確化 これにより 漏れのない対応を確保 臨検 捜索について 再出頭要求を経ずとも 裁判所の許可状により 実施できるものとする ( 児童虐待防止法 ) ( ) 現行は 保護者が立入調査を拒むことに加え 再出頭要求にも応じないことが要件 児童相談所 市町村から被虐待児童等に関する資料等の提供を求められた場合 地方公共団体の機関に加え 医療機関 児童福祉施設 学校等が当該資料を提供できる旨を規定 ( 児童虐待防止法 ) ( ) 政府は 改正法の施行後速やかに 要保護児童を適切に保護するための措置に係る手続における裁判所の関与の在り方について検討を加え その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする ( 改正法附則 ) (6) 通告 相談窓口等 政府は 改正法の施行後 2 年以内に 児童相談所の業務の在り方 要保護児童の通告の在り方や 児童福祉に関する業務に従事する者の資質の向上を図るための方策について検討を加え その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする ( 改正法附則 ) 71

73 題市町村における支援拠点の整備 平成 29 年 4 月施行 児童福祉法 市町村における支援体制を一層充実させる必要がある 課児童 家庭への支援は その生活が営まれている身近な場所で行われることが重要 市町村における支援の水準は 地域ごとにバラツキがあり 格差が生じているほか 在宅での支援の ための基盤が十分整備されていない 改正法による対応 市町村は 児童等に対する必要な支援を行うための拠点の整備に努めるものとする 拠点においては 児童家庭に関する実情の把握 情報の提供 相談対応 調査 指導 関係機関との連絡調整を一体的に担うことを想定 子育て世代包括支援センターを兼ねることも可能 物理的に新たな施設を設置するだけでなく 既存の機関 施設も活用しつつ 拠点としての機能を明確化することを想定 併せて 市町村レベルで上記の業務を一体的に担う事業 ( 予算 ) の創設を検討 < 市町村における支援拠点のイメージ > 児童相談所 ( 都道府県 ) 広域的な対応 市町村間の連絡調整等 県全体の実情の把握 専門的な対応 専門的な相談対応 調査及び指導 一時保護 里親委託 施設入所等の措置 連携 実情の把握 専門的な知識及び技術を必要とする支援 市町村 一体的に担う支援拠点の整備に努める 情報の提供相談への対応調査及び指導 一体的に支援を提供 身近な場所での継続的な支援 連絡 調整 関係機関との連絡調整 要保護児童対策地域協議会 支援を必要とする児童 家庭 72

74 市区町都道府県市区町村における児童等に対する必要な支援を行う体制の関係整理 ( イメージ案 ) 低子育て世代包括支援センター ( 母子健康包括支援センター ) 妊娠期から子育て期にわたる総合的相談や支援を実施 妊産婦等の支援に必要な実情の把握 関係機関との連絡調整 支援プランの策定要保護児童対策地域協議会同一の主担当機関が 2つの機能を担い一体的に支援を実施 ただし 大規模市部等では それぞれ別の主担当機関が機能を担い 適切に情報を共有しながら 子どもの発達段階や家庭の状況等に応じて支援を継続して実施保健機関地域子育て支援拠点 児童館利用者支援機関児童等に対する必要な支援を行うための拠点 ( 仮称 ) 村リスクの程度 高 実情の把握 情報の提供 相談対応 サービス調整 調査 アセスメント 支援計画の作成等 支援及び指導等 児童相談所による指導措置の委託を受けて市町村が行う指導 関係機関との連絡調整 妊娠 出産 育児に関する相談に応じ 必要な情報提供 助言 保健指導 支援拠点 ( 主に児童福祉担当課 ) が調整機関の主担当機関を担うことで 支援の一体性 連続性を確保し 児童相談所との円滑な連携 協働の体制を推進 その他の必要な支援 一時保護又は措置解除後の児童等が安定して生活していくための継続的な支援他 役割分担 連携を図りつつ 必要に応じて協働して支援を実施 児童相談所 ( 一時保護所 ) 実施主体は市区町村 ( 業務の一部委託可 ) 複数の市区町村による共同設置可 相談 養育環境等の調査 専門診断等 ( 児童や家族への援助方針の検討 決定 ) 一時保護 措置 ( 里親委託 施設入所 在宅指導等 ) 市町村援助 ( 市町村相互間の連絡調整 情報提供等必要な援助 ) 等 関係機関が情報を共有し 連携して対応 民生児童委員 医療機関 保育所 幼稚園 学校 教育委員会 要保護児童対策地域協議会調整機関 責任をもって対応すべき支援機関を選定 主担当機関が中心となって支援方針 計画を作成 支援の進行状況確認等を管理 評価 関係機関間の調整 協力要請等 里親 児童相談所 弁護士会 警察 民間団体 乳児院 児童養護施設 児童心理治療施設 73

75 市区町村子ども家庭総合支援拠点について 要旨 改正児童福祉法において 市町村が 児童等に対する必要な支援を行うための拠点の整備に努めることが規定されたことを踏まえ 市町村が拠点を設置する際の財政支援を行う ( 参考 ) 児童福祉法第十条の二市町村は 前条第一項各号に掲げる業務を行うに当たり 児童及び妊産婦の福祉に関し 実情の把握 情報の提供 相談 調査 指導 関係機関との連絡調整その他の必要な支援を行うための拠点の整備に努めなければならない また 拠点機能のあり方 推進方策については 市区町村の支援業務のあり方に関する検討ワーキンググループ において検討を行い 市区町村子ども家庭総合支援拠点 運営指針 ( 案 ) がとりまとめられたところ 2. 内容 市区町村子ども家庭総合支援拠点 運営指針 ( 案 ) に基づき 国において設置運営要綱を定め 支援拠点の運営に要する人件費等の費用について補助する 運営指針の主な内容は 以下のとおり (1) 趣旨 目的市区町村は 子どもの最も身近な場所における子どもの福祉に関する支援等に係る業務を行うことが役割 責務とされていることを踏まえ 子どもとその家庭及び妊産婦等を対象に 実情の把握 子ども等に関する相談全般から通所 在宅支援を中心としたより専門的な相談対応や必要な調査 訪問等による継続的なソーシャルワーク業務までを行うことが求められている このため 市区町村は 地域のリソースや必要なサービスと有機的につないでいくソーシャルワークを中心とした機能を担う拠点 ( 市区町村子ども家庭総合支援拠点 以下 支援拠点 という ) の設置に努めるものとする (2) 実施主体 支援拠点の実施主体は 市区町村 ( 一部事務組合を含む 以下同じ ) とする ただし 市区町村が適切かつ確実に業務を行うことができると認めた社会福祉法人等にその一部を委託することができる また 小規模や児童人口が少ない市区町村においては 複数の地方自治体が共同で設置することも可能である (3) 対象 市区町村 ( 支援拠点 ) は 管内に所在するすべての子どもとその家庭 ( 里親及び養子縁組を含む 以下同じ ) 及び妊産婦等を対象とする

76 (4) 業務内容市区町村 ( 支援拠点 ) は コミュニティを基盤にしたソーシャルワークの機能を担い 子どもとその家庭及び妊産婦等を対象として その福祉に関し必要な支援に係る業務全般を行う また 今般の児童福祉法等改正を踏まえ 要支援児童若しくは要保護児童及びその家庭又は特定妊婦 ( 以下 要支援児童及び要保護児童等 という ) を対象とした 2 要支援児童及び要保護児童等への支援業務 について強化を図る 具体的には 1 子ども家庭支援全般に係る業務 ( 実情の把握 情報の提供 相談等への対応 総合調整 ) 2 要支援児童及び要保護児童等への支援業務 ( 危機判断とその対応 調査 アセスメント 支援計画の作成等 支援及び指導等 都道府県 ( 児童相談所 ) による指導措置の委託を受けて市区町村が行う指導 ) 3 関係機関との連絡調整 4 その他の必要な支援を行う (5) 類 型 支援拠点は 児童人口規模に応じて 1 小規模 A 型 児童人口概ね0.9 万人未満 ( 人口約 5.6 万人未満 ) 当たり1か所 2 小規模 B 型 児童人口概ね0.9 万人以上 1.8 万人未満 ( 人口約 5.6 万人以上約 11.3 万人未満 ) 当たり1か所 3 小規模 C 型 児童人口概ね1.8 万人以上 2.7 万人未満 ( 人口約 11.3 万人以上約 17 万人未満 ) 当たり1か所 4 中規模型 児童人口概ね2.7 万人以上 7.2 万人未満 ( 人口約 17 万人以上約 45 万人未満 ) 当たり1か所 5 大規模型 児童人口概ね7.2 万人以上 ( 人口約 45 万人以上 ) 当たり1か所 以上 5 類型を基本とする また 地域の実情に応じて 小規模型の小規模市 町村部においては 2 次医療圏を単位とした広域での設置 中規模型 及び大規模型の市部においては 区域等に応じて複数の支援拠点の設置などの方法も考えられる 特に 指定都市においては 行政区ごとに設置することが望ましい (6) 職員配置等支援拠点には 原則として 1 子ども家庭支援員 2 心理担当支援員 3 虐待対応専門員の職務を行う職員を置くものとし 必要に応じて 4 安全確認対応職員 5 事務処理対応職員を置くことができ 職員のそれぞれの主な職務 資格等については 以下のとおりとする 1 子ども家庭支援員 職務 : 実情の把握 相談対応 総合調整 調査 支援及び指導等 他関係機関等との連携など 資格等 : 社会福祉士 精神保健福祉士 医師 保健師 保育士等 ( なお 当分の間 厚生労働大臣が定める基準に適合する研修を受けた者も認める ) 2 心理担当支援員 職務 : 心理アセスメント 子どもや保護者等の心理的側面からのケアなど 資格等 : 大学や大学院において 心理学を専修する学科又はこれに相当する課程を修めて卒業した者等 75

77 3 虐待対応専門員 職務 : 虐待相談 虐待が認められる家庭等への支援 児童相談所 保健所 保健センターなど関係機関との連携及び調整など 資格等 : 社会福祉士 精神保健福祉士 医師 保健師等 ( なお 当分の間 厚生労働大臣が定める基準に適合する研修を受けた者も認める ) 主な職員の最低配置人数は以下のとおり 小規模型 子ども家庭支援員心理担当支援員虐待対応専門員合計 小規模 A 型 常時 2 名 (1 名は非常勤可 ) 常時 2 名 小規模 B 型 常時 2 名 (1 名は非常勤可 ) 常時 1 名 ( 非常勤可 ) 常時 3 名 小規模 C 型 常時 2 名 (1 名は非常勤可 ) 常時 2 名 ( 非常勤可 ) 常時 4 名 中規模型 常時 3 名 (1 名は非常勤可 ) 常時 1 名 ( 非常勤可 ) 常時 2 名 ( 非常勤可 ) 常時 6 名 大規模型 常時 5 名 (1 名は非常勤可 ) 常時 2 名 ( 非常勤可 ) 常時 4 名 ( 非常勤可 ) 常時 11 名 ( 注 ) 小規模 B 型以上の類型かつ児童千人当たりの児童虐待相談対応件数が全国平均を上回る市区町村 ( 支援拠点 ) は 児童相談所の児童福祉司の配置基準の算定を準用した算式で算定された人数を 虐待対応専門員の類型ごとの最低配置人数に上乗せして配置すること (7) 施設 設備支援拠点には 相談室 ( 相談の秘密が守られること ) 親子の交流スペース 事務室 その他必要な設備を設けることを標準とする なお 支援拠点としての機能を効果的に発揮するためには 一定の独立したスペースを確保することが望ましい ただし 新たに施設を設置 ( 整備 ) するのではなく 既存のサービス提供機関の機能を活用して実施することも可能である 支援拠点には 記録や文書作成に必要な物品のほか 各部屋にはその目的を達成するために必要な器具 調度品等を備えておく 特に 虐待相談 通告受付票 支援計画及び児童記録票などは 多くの個人情報が含まれ 特に子どもや保護者等の支援経過などプライバシーに関わる極めて重要な書類であるとともに ケースとして終結した後も再び対応することもあり得るため 長期保存とすることも想定し 鍵のかかる書庫等に厳重に保管しておくことが必要である 76

78 要保護児童対策調整機関における専門職の配置 平成29年4月施行 児童福祉法 考え方 〇 要保護児童対策地域協議会 以下 要対協 という が設置されている市町村であっても 深刻なケースで連携 の漏れが指摘される場合があり 責任をもって関係機関の対応を統括することが必要 〇 要保護児童対策調整機関 以下 調整機関 という が 個々のケースに応じて関係機関の対応を統括し 実効 ある役割を果たすためには 児童の問題に通じた専門性を有する人材が必要 改正法による対応 調整機関に専門職の配置を義務付け 現行は努力義務 調整機関に配置される専門職に 研修受講を義務付け 児童福祉司たる資格を有する者 保健師 保育士等 要対協の運営の改善策として ①要対協において情報共有すべき児童等の範囲の明確化 ②協議に時間を要する場合の 主たる支援機関の選定 などの取組を進める 子ども家庭福祉人材の専門性確保ワーキンググループ にて 研修科目等を検討 要対協 市町村 調整機関 警 察 医療機関 保健機関 責任をもって対応すべき支援機関を選定 主担当機関が中心となって支援方針 計画を作成 支援の進行状況確認等を管理 評価 関係機関間の調整 協力要請等 専門職の配置 の義務付け 研修受講の 義務付け 学校 教育委員会 民生 児童委員 弁護士会 保育所 幼稚園 児童相談所 児童館 民間団体 調整機関における専門職の配置状況 平成28年4月1日時点 区分 地域協議会設置数 調整機関における専門職の配置状況 市区 % 町 % 村 % 合計 1,727 1, % 77

79 え方〇特別区は 改正前の法律においては 政令による指定を受けて児童相談所を設置することができない 考設置義務置義務な支援を実施設希望する市 児童相談所設置自治体の拡大 平成 29 年 4 月施行 児童福祉法 〇平成 16 年改正で 中核市 ( ) は児童相談所を設置することができることとなったが 横須賀市 金沢市の2 市にとどまり 設置が進んでいない 法律上は中核市以外の一般市でも設置可能 改正法による対応 政令で定める特別区 ( 希望する特別区の要請に応じて指定 ) は 政令による指定を受けて児童相談所を設置するものとする 政府は 中核市 特別区が児童相談所を設置できるよう 施行後 5 年を目途として 必要な支援を実施する 現行 改正後 希望する市都道府県 (47) 179 か所 政令指定都市 (20)27 か所 児童相談所設置市 2 か所 ( 横須賀市 金沢市 ) 政府は 児童相談所を設置できるよう必要 都道府県 政令指定都市 児童相談所設置市 中核市は全部で 47 市 特別区 希望する市区から 政令指定の要請があった際には 国は 希望市区における事務遂行体制 都道府県との連携体制等を確認の上 政令指定する 78 特別区

80 79 え方児童相談所の体制強化 平成 28 年 10 月施行 ( ) 公布日施行 ( 研修義務付けは平成 29 年 4 月施行 ) 業務量に見合った児童相談の体制や専門性を確保する必要がある 考児童虐待の相談対応件数は増加が続く一方 児童の心理 健康 発達や 法律に関する専門的知識 技術等 を要する複雑 困難なケースも増加している 改正法による対応 都道府県は 児童相談所に 1 児童心理司 2 医師又は保健師 3 指導 教育担当の児童福祉司 ( スーパーバイザー ) を置くとともに 弁護士の配置又はこれに準ずる措置 ( ) を行う 法改正による制度面での強化と併せて 財政面でも 児童相談所強化プラン を策定し地方交付税措置の拡充を行う 弁護士の配置に準ずる措置 とは 弁護士を配置することと実質的に同等であると客観的に認められる措置である必要 都道府県ごとに 区域内の人口等を勘案して中央児童相談所等に適切な数の弁護士を配置し 弁護士が配置されていない児童相談所との間における連携 協力を図ること等を想定 単に法令事務の経験を有する行政職員を配置すること等は含まれない 児童福祉司 ( スーパーバイザーを含む ) について 国の基準に適合する研修の受講を義務付け 併せて 社会福祉主事を児童福祉司として任用する場合には 任用前の指定講習会の受講を義務付け < 新たに児童相談所に配置する専門職の任用要件 > 児童心理司 指導 教育担当の児童福祉司 任用の要件 精神保健に関する学識経験を有する医師 大学において心理学を専攻した者 概ね 5 年以上 児童福祉司としての勤務経験を有する者

81 児童相談所強化プラン ( 概要 ) 1. 目的 ( 平成 28 年 4 月 25 日厚生労働省児童虐待防止対策推進本部決定 ) すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクト ( 平成 27 年 12 月 21 日子どもの貧困対策会議決定 ) に基づき 児童相談所の体制及び専門性を計画的に強化するため 児童相談所強化プラン を策定する ( 平成 28 年度から 31 年度まで ) 2. 内容 1 専門職の増員等 児童相談所の専門職を大幅に増員 児童福祉司の配置標準について 人口に加え 虐待相談対応を考慮 弁護士の配置を積極的に推進 2 資質の向上 児童福祉司 スーパーバイザーの研修受講を義務化 児童福祉司に任用される社会福祉主事の任用前講習受講を義務化 3 関係機関との連携強化等 アセスメントツール ( 共通基準 ) を作成し 児童相談所と市町村の役割分担を明確化 市町村における要保護児童対策地域協議会の設置を徹底 調整機関に専門職を置き研修受講を義務化 警察と連携し 人事交流や研修等を推進 3. 専門職の増員目標 平成 27 年度実績 ( 強化プラン期間 4 年間 ) 平成 31 年度目標 児童福祉司 2,930 人 +550 人程度 (H27 比 +19%) 3,480 人 スーパーバイザー 児童心理司 保健師 470 人 +110 人程度 (H27 比 +23%) 580 人 1,290 人 +450 人程度 (H27 比 +35%) 1,740 人 90 人 +120 人程度 (H27 比 +133%) 210 人 保健師については 平成 29 年度を目標とする 合計 4,310 人 +1,120 人程度 (H27 比 +26%) 5,430 人 児童相談所の人員体制強化に当たり 上記専門職以外の職員の一部 (450 人程度 ) を専門職に振り替える ( 全体で 670 人程度の純増 ) 80

82 告 相談市町村通告 相談え方児童福祉法児童相談所から市町村への事案送致 平成 29 年 4 月施行 児童虐待防止法〇児童相談所 市町村の間で虐待事案の評価に関する共通基準 ( 尺度 ) がなく 対応の漏れや 虐待事案の軽重と対応機関のミスマッチが生じている 児童相談所と市町村の間で 初期対応が遅滞なく 見落としなく行われるようにする必要がある 考改正法による対応 一義的な児童相談や子育て支援により対応すべき事案について 児童相談所から市町村への送致を新設 改正前の法律においては 市町村から児童相談所への送致のみ規定 併せて その前提として 児童相談所 市町村に共通のアセスメントツールを開発し あらかじめ地域ごとに 共通基準による役割分担を明確化 ( 市町村への押しつけにならない仕組みとする 国として共通アセスメントツールを示した上 各地域における児童相談所と市町村との役割分担は 地域の実情に応じて定めることを可能とする ) 併せて 要保護児童の通告の在り方 児童相談所の業務の在り方についても検討 児童相談所 児童相談所 現行( 平成 16 年改正 ~) 専門性の高い困難事案への対応 市町村の後方支援 今回の改正後 通送致 事案送致の規定なし 一義的な児童相談対応 児童虐待の予防 早期発見 安全確認 初期評価 ( 共通アセスメントツール ) 専門性の高い困難事案への対応 送致 市町村 包括 継続的な子育て支援等 状況変化に応じて送致 児相 市町村の送致を新設 要保護児童対策地域協議会 あらかじめ地域ごとに 共通基準による役割分担を明確化 要保護児童対策地域協議会 81

83 え方児童 保護者に対する通所 在宅支援 公布日施行 児童福祉法 児童相談所が相談対応等を行った児童のうち多く (9 割強 ) は 施設入所等措置を採るに至らず在宅支援となっているが その後に重篤な虐待事例が生じる場合が少なくない 市町村が 身近な場所で 児童 保護者を積極的に支援し 児童虐待の発生を防止するため 市町村を中心とした在宅支援を強化する必要がある 考改正法による対応 市町村は 児童 保護者に対し 養育支援などの必要な支援を行うことを明確化 児童相談所による指導措置 ( 通所 在宅 ) について 委託先として市町村を追加 < 通所 在宅支援のイメージ > 告 相談児童相談所 市町村に対する助言 援助を行うとともに より専門的 広域的な業務を実施 市町村 基礎的な自治体として 身近な場所で 児童福祉に関する支援業務を実施 児童 保護者に対し 以下のような在宅支援を実施 広域的な実情把握 より専門的な相談対応 調査 児童 保護者に対し 以下のような在宅支援を実施 実情把握 情報提供 相談対応 医学的 心理学的 教育学的 社会学的 精神保健上の判定 児童相談所の責任の下 市町村や民間団体に委託して指導措置を実施 送致 通知通( 共通アセスメントツール ) 調査 指導 連絡調整 必要な支援を行うための拠点の整備に努める 養育支援 ( 家事援助含む ) その他必要な支援 児童相談所からの委託を受けて 通所 在宅による指導措置を実施 調査 判定に基づく指導 指導措置 ( 行政処分 ) その他広域的 専門的な支援 指導措置の 指導 には 市町村の養育支援などを受けるよう指導することを含む 委託 等 82

84 臨検 捜索手続の簡素化 平成28年10月施行 児童虐待防止法 考え方 緊急時には 保護者の同意を得られない場合でも 虐待を受けていると思われる児童の安全を迅速に 確保する必要がある 臨検 捜索 までの手続に要する時間を できる限り短縮する必要がある 臨検 とは 実力行使を伴い 住居等に立ち入ること 捜索 とは 住居等につき 強制処分として人の発見を目的に捜し出す行動のこと 改正法による対応 臨検 捜索について 再出頭要求を経ずとも 裁判所の許可状により実施できるものとする 併せて 要保護児童の保護措置に係る手続における裁判所の関与の在り方について速やかに検討 主な検討課題は 一時保護 接近禁止命令 保護者指導等に対する裁判所の関与 手続の簡素化のイメージ 出頭要求 再出頭要求を経ずとも臨検 捜索の許可状 請求を可能に 必 須 立入調査 家庭訪問 再出頭 要求 裁判所への 許可状請求 臨検 捜索 制度施行 平成20年度 以降の臨検 捜索等の件数の推移 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 計 出頭要求 立入調査 再出頭要求 臨検 捜索

85 84 え方関係機関等による調査協力 平成 28 年 10 月施行 児童虐待防止法 〇児童虐待に係る情報は 児童相談所 市町村における児童の安全確保 虐待への対応方針の判断等に必要不可欠である一方 個人情報保護等の観点から 民間の医療機関 児童福祉施設 学校等関係機関から提供を受けられない場合がある 考改正法による対応 児童相談所等から求められた場合に 医療機関や学校等は 被虐待児童等に関する資料等を提供できるものとする 改正前の法律においては 地方公共団体の機関のみ 資料等を提供できることとされている < 調査協力のイメージ > 児童虐待に係る資料又は情報の提供の求め 地方公共団体の機関 市町村長児童相談所長福祉事務所の長 資料又は情報提供の求めに対し協力 医療機関児童福祉施設学校 等 対象を拡大

86 Ⅳ 被虐待児童への自立支援 被虐待児童について 親子関係再構築支援を強化するとともに 施設入所や里親委託の措置が採られることとなった場合には 個々の児童の状況に応じた支援を実施し 将来の自立に結びつける (1) 親子関係再構築支援 親子関係再構築支援は 関係機関等が連携して行わなければならない旨を明記 ( 児童福祉法 ) 施設入所や里親委託等の措置を解除する際に 都道府県 ( 児童相談所 ) が委託した民間団体等が必要な助言を実施できるようにする ( 児童虐待防止法 ) ( ) 施設入所や里親委託等の措置を解除された児童について 関係機関等が連携して 児童の継続的な安全確認を行うとともに 保護者への相談 支援を実施するものとする ( 児童虐待防止法 ) (2) 里親委託等の推進 里親支援について 都道府県 ( 児童相談所 ) の業務として位置付け ( 児童福祉法 ) ( ) 養子縁組里親を法定化し 研修の義務化 欠格要件や都道府県による名簿の登録について規定 ( 児童福祉法 ) ( ) 養子縁組に関する相談 支援について 都道府県 ( 児童相談所 ) の業務として位置付け ( 児童福祉法 ) ( ) 政府は 改正法の施行後速やかに 特別養子縁組制度の利用促進の在り方について検討を加え その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする ( 改正法附則 ) (3)18 歳以上の者に対する支援の継続 一時保護中の 18 歳以上の者等について 20 歳に達するまでの間 新たに施設入所等措置を行えるようにするとともに その保護者に対する面会 通信制限等の対象とする ( 児童福祉法 児童虐待防止法 ) 自立援助ホームについて 22 歳の年度末までの間にある大学等就学中の者を対象に追加 ( 児童福祉法 ) ( ) 現行は 20 歳未満の児童養護施設退所者等が対象 併せて 施設入所等措置を受けていた者について 18 歳 ( 措置延長の場合は 20 歳 ) 到達後も 22 歳の年度末まで 引き続き必要な支援を受けることができる事業の創設を検討 85

87 親子関係再構築支援 平成 28 年 10 月施行 児童虐待防止法 え方もに 都道府県が措置を解除するに当たっては 継続的なフォローを行う必要がある 考 親子関係再構築について 保護者の意向に左右されること等により 実効ある支援が十分行われていないほか 支援の際の関係機関間の連携が不十分 措置を解除した後に より深刻な虐待が発生するケースがみられる 児童相談所や市町村のみならず 児童を現に養育する施設や里親も 積極的に親子関係再構築支援を行うとと 改正法による対応 親子関係再構築支援について 児童相談所 市町村 施設 里親などの関係機関等が連携して行うべき旨を明確化する 措置の解除に当たって 以下の取組を実施する 措置解除時 児童相談所が保護者に対し 児童への接し方等の助言 カウンセリングを実施 (NPO 法人等に委託可 ) 措置解除後の一定期間 児童相談所は地域の関係機関と連携し 定期的な児童の安全確認 保護者への相談 支援等を実施 併せて 児童相談所の体制強化 専門性向上による保護者への継続的な指導等の実施 親子関係再構築プログラムの充実を含む国の調査 研究の推進 一時保護 保護者指導等への裁判所の関与の在り方の検討等に取り組む 親子関係再構築支援のイメージ図 支援全般について 関係機関等が連携して対応 児童相談所による一時保護や施設等入所措置の実施 保護者指導 ( 親子関係再構築支援を含む ) を同時に実施 児童相談所による一時保護や施設等入所措置の解除 児童相談所による助言 カウンセリング NPO 法人等に委託可 児童相談所による定期的な連絡 訪問 相談支援 市町村 児童養護施設 NPO 法人等の関係機関と連携して対応 親子の再統合 86

88 え87 里親委託の推進 平成 29 年 4 月施行 児童福祉法 里親制度に対する社会的認知度が低く 委託可能な登録里親が少ない 児童相談所が虐待対応業務に追われ 里親委託の業務に十分関わることができず 個別の里親への支援が行き届いていない 里親制度の普及促進及び里親支援の拡充が必要 考方改正法による対応 H22 年度末 H23 年度末 H24 年度末 H25 年度末 H26 年度末 H27 年度末 H28 年度末 家庭と同様の環境における養育推進の理念を明確化 里親制度の広報啓発等による里親開拓から 里親と児童のマッチング 里親に対する訪問支援等による自立支援まで 一貫した里親支援を都道府県 ( 児童相談所 ) の業務として法定 里親等委託率の推移 12.0% 13.5% 14.8% 15.6% 16.5% 17.5% 18.3%

89 え方改正法による対応 養子縁組里親の法定化 平成 29 年 4 月施行 児童福祉法 〇親は児童と多くの時間を共にし 児童の成長 発達などに与える影響が大きいことから 養育の質について 全国的に一定の水準を確保する必要がある 〇自ら妊娠 出産する場合 乳幼児健診や両親学級などがある 養子縁組里親についても 親として身に付けるべき知識や子どもへの接し方を学ぶ機会を十分に確保することが必要 考〇養子縁組里親を法定化し 1 研修の義務付け 2 名簿登録制 3 欠格要件を規定 里親の類型 養育里親 ( 専門里親を含む ) ( 児福法第 6 条の 4 第 1 号 第 34 条の 19 20) 養子縁組里親 ( 児福法第 6 条の 4 第 2 号 第 34 条の 19 20) 対象児童要保護児童要保護児童 親族里親 ( 児福法第 6 条の 4 第 3 号 ) 扶養義務があり両親等の養育が期待できない児童 研修の受講義務ありなし ありなし 名簿登録必須任意 必須任意 欠格要件ありなし ありなし 手当等 里親手当ありなしなし 一般生活費教育費など ありありあり 参考 登録里親数委託里親数委託児童数 養育里親 9,073 世帯 3,180 世帯 3,943 人 専門里親 689 世帯 167 世帯 202 人 登録里親数委託里親数委託児童数 親族里親 526 世帯 513 世帯 744 人 合計 11,405 世帯 4,038 世帯 5,190 人 養子縁組里親 3,798 世帯 309 世帯 301 人 出典 : 平成 28 年度福祉行政報告例 ( 平成 29 年 3 月現在 ) 88

90 普通養子縁組と特別養子縁組について 普通養子縁組は 戸籍上において養親とともに実親が並記され 実親と法律上の関係が残る縁組形式 特別養子縁組は 昭和 48 年に望まない妊娠により生まれた子を養親に実子としてあっせんしたことを自ら告白した菊田医師事件等を契機に 子の福祉を積極的に確保する観点から 戸籍の記載が実親子とほぼ同様の縁組形式をとるものとして 昭和 62 年に成立した縁組形式 < 縁組の成立 > 養親と養子の同意により成立 < 要件 > 養親 : 成年に達した者 養子 : 尊属又は養親より年長でない者 < 実父母との親族関係 > 実父母との親族関係は終了しない < 監護期間 > 特段の設定はない 普通養子縁組 < 離縁 > 原則 養親及び養子の同意により離縁 < 戸籍の表記 > 実親の名前が記載され 養子の続柄は 養子 ( 養女 ) と記載 特別養子縁組 < 縁組の成立 > 養親の請求に対し家裁の決定により成立実父母の同意が必要 ( ただし 実父母が意思を表示できない場合や実父母による虐待など養子となる者の利益を著しく害する理由がある場合は この限りでない ) < 要件 > 養親 : 原則 25 歳以上 ( 夫婦の一方が 25 歳以上であれば 一方は 20 歳以上で可 ) 配偶者がある者 ( 夫婦双方とも養親 ) 養子 : 原則 6 歳に達していない者子の利益のために特に必要があるときに成立 < 実父母との親族関係 > 実父母との親族関係が終了する < 監護期間 > 6 月以上の監護期間を考慮して縁組 < 離縁 > 養子の利益のため特に必要があるときに養子 実親 検察官の請求により離縁 < 戸籍の表記 > 実親の名前が記載されず 養子の続柄は 長男 ( 長女 ) 等と記載 89

91 え方18 歳以上の者に対する支援の継続 平成 29 年 4 月施行 児童福祉法 〇改正前の法律においては 原則として18 歳 ( 措置延長の場合は20 歳 ) に到達した時点で支援が終了しており 支援の必要があるにもかかわらず 18 歳に到達することにより支援を断たれる場合がある 児童福祉法の児童の年齢である18 歳を超えた場合においても 自立のための支援が必要に応じて継続されるための仕組みの整備が必要 考改正法による対応 一時保護中に 18 歳に達した者の一時保護の延長 措置を可能とする 里親委託等中に 18 歳に達した者の措置変更 更新 一時保護を可能とする 自立援助ホームの入所者について 大学等に就学中の場合には 22 歳に達する日の属する年度の末日まで支援の対象とする 18 歳 ~20 歳到達まで 一時保護 里親等委託 新規延長新規 措置変更延長 一時保護中に 18 歳到達 〇 〇 〇 里親等委託中に 18 歳到達 〇 〇 〇〇 里親 / 児童養護施設 リービングケアの強化 ( 自立訓練の場を整備 ) 義務教育終了後 18 歳 20 歳 22 歳の年度末 措置延長 法律 積極的に活用 自立援助ホーム ( 義務教育終了後 ~20 歳未満 ) 設置数の拡大 新たな予算事業による対応 ( 次ページ ) 予算 支援対象を 22 歳の年度末まで延長 ( 就学者 ) 法律 自立 生活相談支援 就業支援 相互交流 居場所づくり ( 社会的養護自立支援事業 ) 90

92 改正改正後え方自立援助ホームの対象者の拡大 平成 29 年 4 月施行 児童福祉法 改正前の法律においては 自立援助ホーム入居者が20 歳に到達した時点で 支援が必要な場合でも退所することとなってしまい 大学卒業まで継続した支援を行うことができない 20 歳を超えた場合でも 必要に応じて支援を可能とする仕組みの構築が必要 考改正法による対応 自立援助ホームの入居者であって大学等に就学している場合には 22 歳に達する日の属する年度の末日まで支援の対象とする 入居者の支援の必要性に応じた柔軟な運用を検討 15 歳 18 歳 20 歳前 就学者自立生活援助事業 現行の児童福祉法では 20 歳到達以降は ( 自立援助ホーム ) による援助 自立援助ホームによる支援の対象外 15 歳 18 歳 児童自立生活援助事業 ( 自立援助ホーム ) による援助 20 歳 対象者の拡大 ( ) 大学等就学者以外の者に 22 歳の年度末 ついては 18 歳 ( 措置延長の場合は 20 歳 ) 到達後も 22 歳の年度末まで 引き続き必要な支援を受けることができる予算事業の創設を検討予算事業 大学等 ( 職業訓練校 専門学校等を含む ) 就学中の者にあっては 22 歳の年度末までの間にある者に対象拡大 91

93 92 2 法改正 (2) 平成 29 年改正

94 児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 69 号 ) の概要 改正の趣旨 虐待を受けている児童等の保護を図るため 里親委託 施設入所の措置の承認の申立てがあった場合に 家庭裁判所が都道府県に対して保護者指導を勧告することができることとする等 児童等の保護についての司法関与を強化する等の措置を講ずる 改正の概要 1. 虐待を受けている児童等の保護者に対する指導への司法関与 ( 児童福祉法 ) 1 里親委託 施設入所の措置の承認 ( 児童福祉法第 28 条 ) の申立てがあった場合に 家庭裁判所が都道府県に対して保護者指導を勧告することができることとし 都道府県は 当該保護者指導の結果を家庭裁判所に報告することとする 2 1 の勧告を行い 却下の審判をする場合 ( 在宅での養育 ) においても 家庭裁判所が都道府県に対して当該保護者指導を勧告することができることとする 3 1 及び 2 の場合において 家庭裁判所は 勧告した旨を保護者に通知することとする 2. 家庭裁判所による一時保護の審査の導入 ( 児童福祉法 ) 児童相談所長等が行う一時保護について 親権者等の意に反して 2 ヶ月を超えて行う場合には 家庭裁判所の承認を得なければならないこととする 3. 接近禁止命令を行うことができる場合の拡大 ( 児童虐待の防止等に関する法律 ) 接近禁止命令について 現行では 親権者等の意に反して施設入所等の措置が採られている場合にのみ行うことができるが 一時保護や同意のもとでの施設入所等の措置の場合にも行うことができることとする 4. その他所要の規定の整備 平成 28 年の 児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 ) の附則において 施行後速やかに裁判所の関与の在り方について検討を加え その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとするとされている ( 平成 29 年 6 月 14 日成立 6 月 21 日公布 ) 施行期日 公布の日から起算して 1 年を超えない範囲内において政令で定める日 ( 平成 30 年 4 月 2 日 ) 93

95 改正の背景 新たな子ども家庭福祉のあり方に関する専門委員会報告 ( 提言 ) ( 平成 28 年 3 月 10 日 )( 抄 ) 要保護児童の保護措置等の手続における裁判所の関与のあり方については 様々な意見が出されたが 児童相談所による保護者指導の緊急性 必要性が特に高い場合 ( 児童が現に虐待を受けている場合等 ) において その実効性を確保するため 裁判所又は裁判官が保護者に対する指導に直接関与する制度の導入等の 司法関与を一層強化する制度の導入について 関係部署と調整を行った上 早期に検討を開始する必要がある また 一時保護等や 28 条審判における裁判所の関与のあり方についても 児童相談所の機能強化の状況等を踏まえた検討を行うべきである 児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 )( 抄 ) 附則第 2 条第 2 項この法律の施行後速やかに 児童福祉法第六条の三第八項に規定する要保護児童 ( 中略 ) を適切に保護するための措置に係る手続における裁判所の関与の在り方について 児童虐待の実態を勘案しつつ検討を加え その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする ニッポン一億総活躍プラン ( 平成 28 年 6 月 2 日閣議決定 )( 抄 ) 児童保護手続における裁判所の関与の在り方について検討し 必要な措置を講ずる

96 虐待を受けている児童等の保護者に対する指導への司法関与 題〇児童虐待を行った保護者への指導の実効性が上げられないケースがある 改正児童福祉法 (H28) により家庭での養育が原則とされ 在宅での養育環境の改善が求められている 課 児童福祉法 改正法による対応 里親委託 施設入所の措置の承認 ( 児童福祉法第 28 条 ) の申立てがあった場合に 家庭裁判所が都道府県等に対して保護者指導を勧告することができることとし 都道府県等は 当該保護者指導の結果を家庭裁判所に報告することとする 上記の勧告を行い 却下の審判をする場合 ( 在宅での養育 ) においても 家庭裁判所が都道府県等に対して当該保護者指導を勧告することができることとする 家庭裁判所は 勧告した旨を保護者に通知することとする 家庭裁判所 ( 全国 253 か所 ) 家庭裁判所の審判 6 里親委託 施設入所の措置 ( 申立ての承認 ) 家庭裁判所の勧告の下で 保護者指導 1 児童福祉法第 28 条の措置の承認の審判の申立て 新設 2 告告勧5 新設 報 新設 3 勧告した旨を保護者へ通知 6 在宅での養育 ( 申立ての却下 ) 新設 家庭裁判所の勧告の下で 引き続き保護者指導 都道府県等 ( 児童相談所 ) ( 全国 210 か所 ) 新設 4 家庭裁判所の勧告の下での保護者指導 例 : 養育環境の改善に向けた保護者指導プログラムの受講 保護者 95

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