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1 IBM Oracle のサブキャパシティ ライセンス管理の詳解 ~ 管理できていないとライセンス料が 10 倍になる! ~ フレクセラソフトウェア合同会社スクワイヤーズコートニー

2 アジェンダ 会社紹介 サブキャパシティとフルキャパシティライセンスの違い IBM と Oracle では定義が異なるのか? どのメトリックス ( 測定項目 ) が重要か? どうやって管理すべきか? 手作業が可能か? 自動化のアーキテクチャーとは? 2

3 フレクセラ ソフトウェア 統計 業界のリーダー 最優秀ソフトウェア企業上位200 社にランキング - エンタイトルメント/コンプラ イアンス管理 (FlexNet Producer 堅調な利益成長 Suite) 社員数: 800 グローバル企業 顧客数: 8万 15万を超える FlexEnabled アプリケーション 5億を超えるPCにソフトウェ アのダウンロードおよび アップデートを提供 実績 注目点 25年以上にわたる経験 - エンタープライズライセンスの 最適化 (FlexNet Manager Suite) - インストールとパッケージング (InstallShield AdminStudio) 事実上の業界標準 経験豊富な管理チーム 熟練したコンサルタント これまでの買収企業 - ManageSoft 社 - Intraware 社 - LinkRight Tracker 社 - Honico GmbH 社 - Secunia社 Best Software Product for Software Producers ソフト ウェア製作者向けの最も優秀 なソフトウェア を受賞 SIIA 年

4 Flexera Software は製作者と消費者の双方にソリューションを提供

5 IBM のライセンス体系 5

6 IBM の複雑なライセンス体系 PVU プロセッサ バリュー ユニット PVU フルキャパシティ すべての物理プロセッサ コアに対してライセンスを付与 PVU サブキャパシティ 仮想キャパシティとも PVU としてカウントされる条件 製品 プロセッサテクノロジ 仮想化テクノロジ ひとつの製品に対する仮想コア キャパシティの合計数 単一サーバないしサーバ群のサブキャパシティかフルキャパシティのうち 少ないほうに対して ライセンスを付与 サブキャパシティ ライセンスのカウント方法は 仮想化テクノロジごと に異なる Hyper-V VMware AIX (LPAR WPAR) HPUX (npars vpars) など

7 フルキャパシティ ライセンスの例 サーバ数 :1 物理コア数 :8 サーバ 1 ソフトウェア製品 物理コア ソフトウェア製品で利用可能なサーバのフルキャパシティ ( すべての物理プロセッサコア ) に対するライセンスを取得しなければならない ライセンス付与対象コア MQ ソフトウェア WebSphere ソフトウェア フルキャパシティー Source: //ftp.software.ibm.com/software/passportadvantage/subcapacity/sub_capacity_licensing_overview_for_customers.pdf 7

8 IBM のフルキャパシティ PVU ( プロセッサバリューユニット ) 1000 x 120 x x 120 x x 120 x x 100 x x 100 x 4 APP x, y, z 1 コアあたり 120 PVU APP x, y 1 コアあたり 100 PVU 8 コア ライセンスコスト : コア数 コアあたりの PVU 数 PVU あたりの料金 例 : 左図の各アプリケーションの PVU あたりの料金は アプリケーション x が 1000 アプリケーション y が 2000 アプリケーション z が x 80 x 4 APP x 1 コアあたり 80 PVU 4 コア 7,280,000 4 コア 8

9 サブキャパシティの例 : 単一サーバ上の仮想コア数 サーバ数 :1 仮想コア数 :8 物理コア数 :8 ソフトウェア製品 仮想コア 物理コア サーバ 1 PAR( または VM)= パーティション条件を満たしている仮想化テクノロジを使用して サーバのサブセットやサーバ群で利用できるプロセッサキャパシティ ( 仮想キャパシティ ) を制限する パーティション または VM( 仮想マシン ) の作成が可能 サーバ上で利用できる仮想キャパシティ (LPAR やパーティション 仮想マシンを使用 ) またはフルキャパシティのうち 低いほうにライセンスが付与される ライセンス付与対象コアサブキャパフルキャパ MQ WebSphere Source: ftp://ftp.software.ibm.com/software/passportadvantage/subcapacity/sub_capacity_licensing_overview_for_customers.pdf

10 サブキャパシティ ライセンス 実質コストが急変することも サンプル事例 App A App B App C 仮想マシン A Power5 520 仮想マシン B 仮想マシン C Power6 595 仮想マシン D 仮想マシン E VMware VMotion で 3 つのアプリケーションを持つ仮想マシンを Power5 520 コア毎PVU 数50 から Power6 595 コア毎PVU 数120 へ 移動 240%のコスト増

11 ORACLE のライセンス体系 11

12 典型的なオラクルのライセンス管理状況 複数の人がライセンス管理に関与 データベース管理者 (DBA), サービス管理マネージャ (SAM), 調達担当部門 完全な手作業から半自動まで 電子メールでスプレッドシートを送付? 基本インストールからバージョン情報までスクリプトを利用して収集? 詳細情報について最終的にはスプレッドシートを利用 これらのアプローチの問題は 殆ど実使用量をとらえていない 混乱を招きやすい 時間がかかる 誤りがち 拡張性がない 完了したときにはすでに古い情報になっている

13 知らない所で組織内に広がるインストール Development コンプライアンス尊守 Test & Staging 補正 監査 Disaster Recovery 時間導入時 3 months 6 months 9 months

14 もし簡単にライセンス管理を行うことが出来れば オラクルがビジネス上どのように使用され展開されているかを可視化できる ライセンス調達の予想が出来る 実際の適正なライセンス交渉のベースとなる ライセンスのレビューに必要な労力を省くことが出来る ライセンスコストの配分を改善できる ソフトウェアライセンスを管理 最適化し 本当に必要なソフトウェアのライセンスを利用したい

15 仮想環境でのライセンス Oracle DB Enterprise Edition Partitions VM 1 VM 2 VM 3 VM 4 Total Cost Soft Partitioned 万 Hard Partitioned 万 ソフトパーテーションではコストが増大する可能性大! (Soft Partitioningの場合はOracle製品が稼働するサーバーの物理プロセッサがカウント対象) ソフトパーテーション:Vmware等Partitioningガイド

16 データベースを計測 追跡メトリックス DB は何処で動いてる? DB を使用しているプロセッサー数 やユーザ数はいくつ? map 本当に使われているエディッションやオプション 機能は何? 実際の使用状況と IBM/Oracle の 契約をどの様にマッピング?

17 契約が複雑である どこ見れば良いのか? 何を探せば良いのか? どういう意味だろうか? 17

18 プロセッサだけ把握すれば良い訳ではない バンドリングと サーバー ステータス 資格と レポート要件 仮想アーキテク チャーとｺﾝﾌｨｸﾞ レポート要件 共有リソース 一般条項 利用資格 上限の制限 ピーク消費 最適化 製品固有の 除外条項 制限 管理ストラテ ジー 製品ごとの注意 管理対象すべ きものの把握 ライセンス不 要コンポーネ ントの特定 製品名変更 クラウドと オンプレミスの 違い 対応可能な プラット フォーム クラウド ライセンス 契約条項 エンタイトル メントを元に した 管理とは

19 契約によるレポーティングの義務 (IBM) サブキャパシティを使用するには IBM が認定したツールを利用 四半期に 1 回レポートを作成し 契約解約後そのレポートを 2 年間保管する 監査ではなくてもリクエストされた時点で作成し 提出する 対象外 ILMT が対象サブキャパシティ製品をまだサポートしてない場合 従業員が 1000 人未満の場合 条件をみたさない場合 サーバーで実行され 利用可能となった物理プロセッサ コアの総数に対して フルキャパシティ ライセンス に基づいて課金 適切な記録を保持しない場合 遵守条項の違反となり 追加ライセンスと遡って保守費用を請求されることもある 利用可能なサブキャパシティ レポートツールは以下となる : - ILMT ( 無償 ) - TAD4d - IBM SUA - Flexnet Manager for IBM MQ Sub-capacity = 2 cores MQ Full-Capacity = 128 cores

20 サブキャパシティの対応が可能な製品 対応可能な製品とテクノロジーを選ぶ必要がある 対応する仮想基盤 対応するプロセッサ種類 対応する製品 対応してない製品は少ないがまだあります

21 プロセッサ類の把握が計算基盤となる環境の変化を考慮していますか?

22 コア ファクター テーブル 22

23 ピーク消費柔軟にキャパシティの調整が可能 ( 自動か手動 ) ピーク消費の把握とレポートの必要がある そのピークが環境全体の消費であるもの ( あるパーティションやサーバーではない ) 四半期ごとにピーク消費の報告が必要 契約期間中に消費データの保持が必要である 本来はキャパシティを増加する事前にライセンス購入が必要 ( 現実的?)

24 プロセッサだけ把握すれば良い訳ではない バンドリングと サーバー ステータス 資格と レポート要件 仮想アーキテク チャーとｺﾝﾌｨｸﾞ レポート要件 共有リソース 一般条項 利用資格 キャッピング ピーク消費 最適化 製品固有の 除外条項 制限 管理ストラテジー 製品ごとの注意 管理対象すべ きものの把握 ライセンス不 要コンポーネ ントの特定 製品名変更 クラウドと オンプレミスの 違い 対応可能な プラット フォーム クラウド ライセンス 契約条項 エンタイトル メントを元に した管理とは

25 仮想環境のアーキテクチャーと設定 キャッピングとプロセサープール 選ぶ仮想環境とその設定がライセンス消費に大きい影響がある Heading 1 専用 / キャップした対キャップしてない LPAR LPAR 種類と設定がライセンス消費に影響する サービスプロバイダーはライセンス消費を考慮しない可能性が高いため 必要以上なリソースを使うことがある LPAR のサービス コスト モデルが使い方とライセンス費用に大きい影響を与える プロセッサ プール プールに割り当てすることによって ライセンス消費低減が可能 ライセンス消費を考慮したシステム アーキテクチャーの構築が必要

26 仮想環境アーキテクチャーと設定 Solaris ゾーンとリソース プール 基盤レベルで構築すべき ライセンス消費を考慮した上にシステム設計者と調整する必要がある パフォーマンス セキュリティと標準化を総合的に配慮 戦略的な管理サイクルが必須 - 短期的なコスト削減は近視眼的

27 プロセッサだけ把握すれば良い訳ではない 資格と レポート要件 仮想アーキテク チャーとｺﾝﾌｨｸﾞ レポート要件 共有リソース 一般条項 利用資格 キャッピング ピーク消費 最適化 製品固有の除外 条項 バンドリングと サーバーステー タス 制限 管理ストラテ ジー 製品ごとの注意 管理対象すべ きものの把握 ライセンス不 要コンポーネ ントの特定 製品名変更 クラウドと オンプレミスの 違い 対応可能な プラット フォーム クラウド ライセンス 契約条項 エンタイトル メントを元に した管理とは

28 バンドリング ( 二次的使用権 ) 多くの IBM ライセンスに二次的使用権が付随する 制限的な条件がつく - 特定のバージョン - プライマリ製品の働きをサポートするのみ - 低減された機能性 - 低減された使用範囲 二次的に使っているか? どの機能を使っているか? バンドリング プロフィルとリスク管理 工数をかけた手作業によるバンドル製品使用の管理 : コンプライアンス違反を起こす可能性が低い 標準化環境に使用権の分析を含んだ管理 : 実効性が高く 管理されたリスク 管理の方針を決める必要がある ツールが役にたつ 100% 自動化 / 標準化での利用 : コンプライアンス違反のリスクが高い

29 サーバ環境ーサーバのロールバックアップサーバ通常 コールドとウォーム スタンバイのサーバーはライセンスが必要ではない 稼動状況に依存する 稼働 がプログラミング 開発作業 プログラムのメンテナンス テスト トランザクションのミラー作業 ファイル更新 プログラムやデータやその他のリソース同期 ( 例えば : 他マシーンやプログラムや DB などとの連携 ) 又はアクティブであるホットスイッチやプログラム DB その他のリソースの同期が可能とする設定 特定した製品が例外的 例 :DB2 のウォーム スタンバイの場合 低減されたライセンス割り当てが必要 IBM の定義とシステム分類のマッピングが必要 CMDB Status 稼働中? 電源入っているか? IBM Role Backup No No Cold Failover No Yes Warm High Availability Yes Yes Hot Passive Node No Yes Warm

30 サーバ環境とロール開発環境用 IBM Database Enterprise Developer Edition は単一の製品ではなく 製品バンドルです 製品バンドルには 以下のリストにあるすべてが組み込まれています また すべての DB2 フィーチャーのライセンスも組み込まれています DB2 Advanced Enterprise Server Edition DB2 Enterprise Server Edition DB2 Workgroup Server Edition DB2 purescale Feature for Enterprise Server Edition DB2 Connect サーバー IBM Data Server Runtime Client IBM Data Server Client IBM Data Server Driver Package IBM Informix Enterprise Edition V11.50.xC4 DB2 ドキュメンテーション DVD (PDF) DB2 インフォメーション センター DB2 Net Search Extender DB2 Query Patroller DB2 Support Files for SSL Functionality Optim Performance Manager Enterprise Edition Optim Database Administrator Optim Development Studio soliddb Universal Cache Spatial Extender Tivoli System Automation for Multiplatforms - Windows CD WebSphere MQ ( 制限使用 ) どのサーバーが開発専用なのか? 何がインストールされているのか? 誰がアクセスできるのか? 開発ライセンスは誰に割り当ていますか? 製品ごとの使用権はなんですか? どのユーザーがどの端末に割り当てますか?

31 プロセッサだけ把握すれば良い訳ではない バンドリングと サーバー ステータス 資格と レポート要件 仮想アーキテク チャーとｺﾝﾌｨｸﾞ レポート要件 共有リソース 一般条項 利用資格 キャッピング ピーク消費 最適化 製品固有の 除外条項 制限 管理ストラテ ジー 製品ごとの注意 管理対象すべ きものの把握 ライセンス不 要コンポネン ト特定 製品名変更 クラウドと オンプレミスの 違い 対応可能な プラット フォーム クラウド ライセンス 契約条項 エンタイトル メントを元に した管理とは

32 特定製品による注意点 Managed vs Managing Devices & Licensable components ライセンス条項は統一されてない 使用許諾や IBM 通知に注意すべき Infosphere Information Services Director の場合 サービス層のコンポーネントのみが課金される Sterling Control Center Sterling Control Center に管理されている製品 (10 種類以上 ) が稼働しているデバイスのキャパシティを元に課金される IBM Optim High Performance Unload 対象となる DB をホストしているデバイスの PVU を元に課金される 製品ごとにライセンスに関する特定条件をみいだし 登録する 購入時と計画時に重要な情報である 製品ごとのライセンス消費の把握できるプロセス / ソリューション導入を推奨

33 特定製品による注意点 製品名変更 製品名変更は珍しくない Integration Bus Advanced 旧 Websphere Message Broker IBM 社から通知で発表される 通知を読みましょう 製品名が変更し かつ他製品とバンドルされることもある Spectrum Protect suite 旧 Tivoli Storage Manager suite for unified recovery BigFix 旧 IBM Endpoint Manager ( その前は Bigfix!) BM SmartCloud Application Performance Management standard edition = 旧 ITCAM & Tivoli Monitoring. 製品名変更と付随する許諾変更を登録する必要がある 製品移行の事前と事後にエンタイトルメントの登録が必要 発表される際にメトリックスの変更やバンドルされている製品変更の評価が必要 元の契約にない その製品はインストールされてない

34 プロセッサだけ把握すれば良い訳ではない バンドリングと サーバー ステータス 資格と レポート要件 仮想アーキテク チャーとｺﾝﾌｨｸﾞ レポート要件 共有リソース 一般条項 利用資格 キャッピング ピーク消費 最適化 製品固有の 除外条項 制限 管理ストラテ ジー 製品ごとの注意 クラウドとオン プレミスの違い 管理対象すべ きものの把握 対応可能なプ ラットフォー ム ライセンス不 要コンポーネ ントの特定 製品名変更 クラウドライ センス契約条 項 エンタイトル メントを元に した管理とは

35 クラウド ホスティング vs オンプレミス クラウド ホスティングの場合 別の条項が適用される (IBM/Azure/Amazon) BYOD ポリシーを元に算出される 仮想コアのみのレポートが必要 PVU がクラウド基盤により変わる ( プロセッサではない ) 許可されているクラウド プロバイダーは限られている 事前承認されていないプロバイダーを利用する前に IBM に確認要 Cloud Platform 参考コアごとの PVU IBM Softlayer Virtual Servers Public node/private node 70/100 IBM Bluemix コンテナ量によりコア数が変わる 70 IBM Cloud Managed Services X86/Power Systems 100/120 Microsoft Azure Virtual Machines Amazon Cloud EC2 Instances 共有と専用インスタンス 70/ キャパシティ変更により ライセンス消費が変わる ピーク消費が適用される 製品によって サービスとしての利用が可能 BYOSL と SaaS を同時に管理することが一般的になるでしょう

36 コンプライアンス遵守とSW 資産の最適使用を考えると アプリケーション一覧表を元にプロセッサ種類とコア数のカウントでは不十分と言える 様々な配慮に対応できる人材とプロセスとツールを使うフレームワークを築くことにより 監査リスクの低減 保守費用の削減と今後の支出を必要な分のみで計画的に購入することが実現できる

37 自動化が必要 37

38 監査対応の工数削減効果 ( 例 ; IBM 監査日本国内 ) 監査規模 ;IBM 関連サーバー約 200 台 ( 仮想含む ) FNMなし FNM 実装 対応期間 1.5 年 1ヶ月 実工数時間 ( 顧客 ) ツールを実装することにより監査対応工数を 93% 削減した実績があります * 国内同規模顧客の監査実績比較

39 ご清聴ありがとうございました 39