LinuxおよびWindowsの物理/仮想マシンからOracle VM仮想マシンへの変換

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1 Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 Oracle テクニカル ホワイト ペーパー 2008 年 12 月

2 Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 はじめに... 3 Oracle VM について... 4 概要 : 仮想マシン変換の計画... 5 変換に向けた物理マシンの準備... 7 インタラクティブ モードでの P2V ユーティリティの実行... 7 kickstart ファイルによる P2V ユーティリティの使用 V2V 変換に向けた VMware イメージの準備 Oracle VM Manager による VMWare 仮想マシンのインポート P2V または V2V 変換により作成された仮想マシンの配置 計画に関するそのほかの特別な考慮事項 よくある質問 追加リソース Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 2

3 Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 はじめに オラクル認定の仮想化ソリューション : ORACLE VM サーバーの完全な仮想化と管理 ( ライセンス無償 ) Oracle VM テンプレートを使用したアプリケーションの迅速な配置 低価格でパフォーマンスに優れたオーバーヘッドの少ない最新のアーキテクチャ仮想マシン変換 Secure Live Migration VM の高可用性 そのほかの高度な機能を追加 Oracle VM には Linux や Windows のサーバーを Oracle VM サーバー プールにおけるゲスト仮想マシン (VM) として実行するための変換と移行を簡単におこなうことができる機能が用意されています このホワイト ペーパーでは Oracle VM Release に組み込まれた仮想マシン変換機能と Oracle VM を使用した仮想マシン変換の計画および実行方法について説明します Oracle VM で導入された仮想マシン変換機能は 物理マシンから仮想マシンへ (P2V) の変換と仮想マシンから仮想マシンへ (V2V) の変換に対応しています P2V 変換ユーティリティを使用すると 管理者は サポート対象バージョンの Windows または Linux を実行している任意の物理マシンから Oracle VM ハードウェア仮想化ゲスト マシンへの変換をオフラインで実行できます P2V ユーティリティは Oracle VM Server CD のインストール プログラムに組み込まれています このユーティリティは 必要なパラメータが提示されるインタラクティブ モードで実行することも 自動的に実行することもできます 自動実行の場合は インストール ファイルの開始とよく似た構文の構成ファイルを使用します この変換では VM 構成ファイル (vm.cfg) が作成され 仮想ハードウェアのサイズに関する部分的な変更が可能となります そのあと 物理イメージを複製し Oracle VM Manager を使用したリソース プールにネットワーク経由で転送できます こうした操作によって物理サーバー上のイメージが変更されることは一切ありません 仮想マシンから仮想マシンへ (V2V) の変換では 既存の VMware(vmdk) イメージを Oracle VM イメージに移行できます Oracle VM Manager では VMware イメージを Oracle VM Manager にインポートすると Oracle VM イメージに自動的に変換され Windows や Linux の仮想マシン用のライセンス費用の削減が " スイッチ 1 つ " で実現します Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 3

4 図 1:P2V および V2V の変換プロセス Oracle VM について Oracle VM は サーバー仮想化および管理用として無償で提供されている次世代 ソリューションです これにより エンタープライズ アプリケーションの配置 管理 およびサポートは大幅に簡易化されます Oracle VM は次のコンポーネントから構成されています Oracle VM Manager:Oracle VM Server ゲスト仮想マシン およびリソースの管理に使用する Web ベースのユーザー インタフェースを提供します Oracle VM Server: ゲスト仮想マシンを実行するための軽くてセキュアなサーバーベース プラットフォームの提供を目的として設計された 自己完結型の仮想化環境です Oracle VM Server は オープン ソース テクノロジーを基盤としてオラクルが確立した技術に基づいて構築されています また ゲスト仮想マシンを管理するために必要な Oracle VM Manager との通信を可能にする Oracle VM Agent が含まれています Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 4

5 図 2:Oracle VM アーキテクチャ Oracle VM ソフトウェアとテンプレートは から ダウンロードできます 概要 : 仮想マシン変換の計画 主要要件 : P2V 変換を成功させるには 以下の要件を確認してください 1. オペレーティング システムが ゲスト オペレーティング システムとしてサポートされていること 2. 変換対象の物理サーバーが PAE をサポートしていること 3. Oracle VM を実行するターゲット サーバーが HVM に対応していること P2V ユーティリティは 物理ディスクをコピーして仮想ディスク イメージを作成するオフライン ツールです Linux と Windows の仮想マシンの場合は ベア メタル カーネルが準仮想化されておらず P2V 変換プロセスではカーネルが変更されることはないため ハードウェア仮想化 (HVM) ゲストとして作成されます ホスト コンピュータには Oracle VM Server のインストール CD から起動するために PAE(Physical Address Extension) に対応した CPU が搭載されている必要があります また Oracle VM Server を実行するターゲット コンピュータには HVM 対応機能 (Intel VTx または AMDV) が必要です オペレーティング システムとしては Oracle VMでサポートされているLinuxまたはWindowsのゲスト オペレーティング システムのいずれかを使用します サポートされているゲスト オペレーティング システムのリストについては Oracle VM Serverリリース ノート を参照してください 変換プロセスでは 物理マシンのイメージが作成されます これによってソース ホスト コンピュータが変更されることは一切なく 変換プロセス後も引き続き物理サーバーとして使用できますが 仮想マシンの配置時に 新しく配置するマシンとの間でネットワークやストレージに関する競合が発生しないことを確認する必要があります たとえば 物理マシンと仮想マシンとの間に IP アドレスの競合や共有ストレージへの不適切なアクセスが発生しないことを確認しておきます 仮想マシンのサイズ ( 仮想 CPU の最大数 メモリの最大サイズなど ) については 構成プロセスで定義できます 作成するイメージのディスク サイズは ゲスト オペレーティング システムとそのシステムのアプリケーションのサイズによって決まります 作成されたイメージは Oracle VM Manager を実行しているコンピュータにネットワークを介して転送されます Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 5

6 P2V ユーティリティでは コンピュータ上のディスクが仮想ディスク イメージ に変換されます 仮想ディスク イメージは 元のディスクには関係なく ゲスト上で仮想 IDE ディスクとして作成されます 最初の 4 つのドライブは自動的に作成され 仮想 IDE ドライブ (hda hdb hdc hdd) として配置されます ブート ドライブは 常に hda とする必要があります 最初の 4 つ以外のドライブについては 変換後ゲスト構成ファイル (vm.cfg) に追加されますが ファイル内のディスク エントリにはコメントがつけられます ゲストに追加ディスクを配置するには ゲスト構成ファイル (vm.cfg) を編集してディスク エントリからコメントを削除し その追加ディスクを SCSI デバイス名 (sda sdb sdc など ) にマッピングします ゲスト上のそのほかのファイルについても これらの追加デバイスに対する参照が含まれている場合は すべて変更する必要があります たとえば /etc/fstab ファイルには /dev/hda1 や /dev/sda1 などに対する参照が含まれている可能性があります P2V ユーティリティで作成したハードウェア仮想化ゲストでは それぞれ固有のネットワーク構成を使用する必要があります 元のコンピュータと同じネットワーク構成を使用した場合は そのネットワーク上で 2 つのマシンが同じ IP アドレスや MAC アドレスを使用することになるため ネットワークでクラッシュが発生する可能性があります P2V では 仮想マシンの起動時にランダム MAC が割り当てられるよう 仮想ネットワーク インタフェースの MAC パラメータはデフォルトで空白となります また 構成ファイルを編集するか Oracle VM Manager インタフェースを使用して MAC アドレスを手動で割り当てることもできます ゲストの起動時には ゲスト オペレーティング システムでネットワーク デバイスが検出され 新規ネットワーク デバイスが適切に構成されていることを確認してください P2V ユーティリティは インタラクティブ モードで実行することも kickstart 構成ファイルを使用して自動プロセスとして実行することもできます kickstart ファイルを使用して P2V ユーティリティを実行する場合は ユーザーによる操作は必要ありません kickstart ファイルによる P2V ユーティリティの使用方法に関する詳細については このホワイト ペーパーで後述します 変換を完了して Oracle VM Manager を使用したサーバー プールにゲスト仮想マシンを配置したあと ゲストを初めて起動すると Oracle VM Server ソフトウェアで提供されている仮想ハードウェアが検出されます Oracle VM Server のハードウェアでは 基盤となる物理的なハードウェアからネットワーク インタフェースが抽出されるため 仮想ネットワーク インタフェースはベンダーには依存せず ベンダーに関する互換性の問題に悩まされることはありません たとえば 物理サーバーで Broadcom イーサネット カードを使用している場合でも Oracle VM Server の仮想マシン用インタフェースは ゲストが Windows と Linux のどちらであっても物理 NIC のベンダーには関係なく標準で十分に対応できるため ドライバを再インストールする必要はありません つまり ソース マシンの NIC ベンダーが 物理マシンである Oracle VM Server 上で使用している NIC ベンダーと異なっていても問題が発生することはありません Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 6

7 変換に向けた物理マシンの準備 物理マシンには 新しい仮想環境とは関係のないソフトウェアやユーティリティが含まれている可能性があります たとえば 物理ハードウェアの監視専用のユーティリティやエージェントは 変換後のゲスト仮想マシン イメージでは必要がありません これらのアイテムについては 競合のリスクを最小限に抑えるために 変換前に物理サーバー イメージから削除しておく必要があります RAID ネットワーク チーミング およびそのほかのハードウェア監視機能をはじめとするエージェントや不必要なソフトウェア コンポーネントに関連するサービスは停止できます また バックグラウンドで動作しているハードウェア デバイスやアプリケーションも 仮想環境で使用しないものについてはすべて削除できます 不要なドライバやアプリケーションを削除すると 変換時にネットワークで転送するデータ量を減少させることができます 物理サーバーに対する変更をおこなう場合 データをバックアップしておく必要があります インタラクティブ モードでの P2V ユーティリティの実行 P2V ユーティリティを手作業で実行するには 以下の手順を実行します 1. 変換対象の物理マシンを準備します 2. CD ROM ドライブに Oracle VM Server CD を挿入します 3. 物理マシンを再起動します 必要な場合は システムの再起動時に CD ROM ドライブからの起動を選択します 4. Oracle VM Server のスプラッシュ画面が表示されたら boot: プロンプトで以下を入力し [Enter] を押します linux p2v 図 3:Oracle VM Server スプラッシュ画面 5. CD 検証の実行を選択します この手順はスキップすることもできます Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 7

8 図 4:Oracle VM Server の CD Found 画面 6. ネットワーク構成を選択します 図 5:Oracle VM Server の Network Configuration 画面 7. ゲスト イメージに含める コンピュータ上のディスク パーティションを選択します Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 8

9 図 6:Oracle VM Server のディスク選択画面 8. Other parameters for VM 画面で VM( ゲスト ) 名 VM( ゲスト ) メモリ 仮想 CPU の数 コンソールのパスワードなど ゲスト イメージに関する情報を入力します 注 : ここで入力するゲスト仮想 CPU の数とメモリのサイズは最大値です これらの値はあとで編集できます また 動的な変更も可能で 最大値よりも小さい値を設定したり すでに値が減らされている場合に最大値に戻したりすることができます ゲスト VM の構成を変更する方法の詳細については Oracle VM に関するドキュメントを参照してください VNC セッション ( リモート表示 ) 用のコンソール パスワードは ゲスト構成ファイル (vm.cfg) にクリアテキストで保存されます 図 7:Oracle VM Server の Other Parameters 画面 Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 9

10 9. セキュアな Web サーバー (HTTPS) が起動します マシンの IP アドレスとポート番号が表示されます このデータは Oracle VM Manager を使用してイメージをインポートする際に必要となります 図 8:Oracle VM Server の変換画面 10. Oracle VM Manager にログインし Oracle VM 仮想マシン テンプレートまたは仮想マシン イメージとして変換されたイメージをインポートします この変換済みのイメージが ハードウェア仮想化ゲストのイメージとなります 注 : P2V により変換されたゲスト仮想マシンは /OVS/seed_pool ディレクトリに保存されるテンプレートか または /OVS/running_pool ディレクトリに保存される仮想マシン イメージのいずれかとしてインポートできます V2V により変換されたゲスト仮想マシンの場合は /OVS/running_pool ディレクトリに保存される仮想マシン イメージとしてのインポートのみ可能となります kickstart ファイルによる P2V ユーティリティの使用 P2Vユーティリティによる物理マシンのゲスト イメージ作成については kickstartファイルを使用すると自動的におこなうことができます kickstartファイルを使用してp2vユーティリティを実行する場合は ユーザーによる操作は必要ありません kickstartファイルに欠落したパラメータがある場合は そのパラメータの入力を促すプロンプトが表示されます 詳細については Oracle VMに関するドキュメントで確認してください V2V 変換に向けた VMware イメージの準備 ユーザーの多くは VMware 製品使用時のホスト オペレーティング システムとの統合をより強化するために ゲスト オペレーティング システム (Windows Linux など ) に VMware Tools をインストールしています VMware Tools の主要コンポーネントには VMware Tools のサービス デバイス ドライバ ( グラフィックス マウス 共有フォルダなど ) ユーザー プロセス およびコントロール パネルが含まれています これらのコンポーネントは 変換後には必要がなくなります このため 変換前にゲスト オペレーティング システムで VMware Tools サービスを無効化しておくことが推奨されています VMware Tools ソフトウェア全体を削除する処理は 変換が正常に終了したあとにおこなうことができます Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 10

11 Oracle VM Manager による VMWare 仮想マシンのインポート Oracle VM Manager を使用すると Oracle VM 仮想マシンと VMware 仮想マシンの両方を vmdk 形式でインポートできます VMware 仮想マシンをインポートすると それらのマシンは Oracle VM Manager により Oracle VM 仮想マシンに自動的に変換されます これは 仮想マシンから仮想マシンへの変換 すなわち "V2V" 変換として知られています VMware 仮想マシンのインポート時には VMware 仮想マシンを Oracle VM 仮想マシンに変換するために十分な空き領域がディスクにあることを確認してください Oracle VM では /OVS/running_pool ディレクトリに VMware 仮想マシンの 2 倍以上のディスク領域が必要となります これは 元の vmdk イメージのコピーに加え 新しい Oracle VM イメージが作成されるためです Oracle VM Manager を使用して VMware(vmdk) イメージをインポートする場合 インポート ウィザードを使用して ほかの仮想マシン イメージ リソースを外部ソース (HTTP または FTP ロケーション ) からインポートする一般的なものと同じプロセスに従います また vmdk イメージ ファイルは /OVS/running_pool ディレクトリに手作業でコピーすることもできます この場合 Oracle VM により コピーしたイメージが vmdk 形式であることが自動的に検出され そのイメージ ファイルの Oracle VM 形式への変換と特定のサーバー プールへの配置が自動でおこなわれます 図 9:P2V または V2V 変換により作成されたゲスト仮想マシンの配置 P2V または V2V 変換により作成された仮想マシンの配置 Oracle VM Manager で新規に変換した仮想マシンの配置と管理をおこなう方法は 以下をはじめとする複数の要素によって異なります P2V 変換と V2V 変換のどちらを使用したか P2V 変換の場合のみ :Oracle VM テンプレートと Oracle VM イメージのどちらとしてインポートされたか (V2V により変換されたイメージについては イメージとしてインポートするしかありませんが インポート後にテンプレートとして保存できます Oracle VM のテンプレートとして保存機能に関するユーザー ドキュメントを参照してください ) Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 11

12 インポート後の仮想マシン テンプレートまたは仮想マシン イメージのステータスは Pending( 保留 ) となります このステータスのテンプレートまたはイメージを使用可能にするには承認が必要です 承認をおこなうと ステータスが Active( 有効 ) に変わります インポートした仮想マシン テンプレートは これによって仮想マシンの作成に使用できるようになります 一方 Oracle VM Managerにインポートした仮想マシン イメージは直接使用します 仮想マシン リソースのインポート方法と管理方法の詳細については Oracle VMに関するドキュメントを参照してください 計画に関するそのほかの特別な考慮事項 BIOS および LBA サポートの問題 大規模な IDE ディスク (100GB 以上 ) および LBA( 論理ブロック アドレス ) をサポートしていない BIOS が搭載された旧式のハードウェアを使用している場合 変換した仮想マシンは起動しません このような場合は オペレーティング システムのインストール CD( または ISO) をインポートして 変換した仮想イメージを CD から起動し 変換済みのイメージにブートローダーを再インストールする必要があります 512MB RAM 未満のコンピュータにおける P2V ユーティリティの使用制限 P2V ユーティリティは 512MB 未満の RAM を使用しているコンピュータでは起動できません 実行した場合はカーネル パニックが発生し 次のようなエラーが表示されます VFS: Cannot open root device "<NULL>" or unknown block(0,21) Please append a correct "root=" boot option Kernel panic not syncing: VFS: Unable to mount root fs on unknownblock(0,21) P2V ユーティリティで仮想ディスク イメージに変換されるのは 4 つのディスクのみとなります P2V ユーティリティでは コンピュータ上のディスクが仮想ディスク イメージに変換されます 仮想ディスク イメージは 元のディスク名を使用して ゲスト上に IDE ディスク (hda hdb hdc hdd など ) として作成されます ゲスト構成ファイルへの保存および配置の対象となるのは 最初の 4 つのディスクのみです 仮想ディスク イメージが 5 つ以上ある場合は 最初の 4 つのディスクが IDE デバイスとして作成され 残りのディスクは SCSI デバイスとして作成されたうえで ゲスト構成ファイルでコメント アウトされます ゲストに追加ディスクを配置するには ゲスト構成ファイル (vm.cfg) を編集してディスク エントリからコメントを削除し その追加ディスクを SCSI デバイス名 (sda sdb sdc など ) にマッピングします このとき ブート ディスクは 常にデバイス hda にマッピングする必要があります ゲスト上のそのほかのファイルについても これらの追加デバイスに対する参照が含まれている場合は すべて変更する必要があります たとえば /etc/fstab ファイルには /dev/hda1 や /dev/sda1 などに対する参照が含まれている可能性があります P2V ユーティリティによる変換後のゲスト構成ファイルに関するディスク エントリの順序の問題 sda をブート デバイスとして使用し コンピュータをハードウェア仮想化ゲストとして変換したあとに そのゲストが起動しない ( 電源がオンにならない ) 場合 コンピュータの構成が以下のようになっている可能性があります Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 12

13 ブート デバイス :sda セカンダリ ディスク :hda この場合 P2V ユーティリティで作成されるゲスト構成ファイル エントリは以 下のようになります disk = ['file:/ovs/running_pool/myguest/systemhda.img,hda,w', 'file:/ovs/running_pool/myguest/systemsda.img,hdb,w', ] このゲスト構成ファイルのディスク エントリは 適切な順序ではありません これを修正するには ゲスト構成ファイル (vm.cfg) のディスク順序を たとえば以下のように変更します disk = ['file:/ovs/running_pool/myguest/systemhda.img,hdb,w', 'file:/ovs/running_pool/myguest/systemsda.img,hda,w', ] P2V ユーティリティで作成されたローカル SCSI ディスクを使用した Oracle Enterprise Linux Release 4 でのゲストのファイル システム チェック エラー P2V ユーティリティで作成されたローカルの SCSI ディスクを使用している Oracle Enterprise Linux Release 4 では ゲスト起動時のファイル システム チェックが失敗することがあります この問題は ゲスト構成ファイルにおいて ブート用ではないディスクが SCSI ディスクとして構成されている場合に発生します この場合 表示されるエラー メッセージは以下のようになります Checking filesystems /boot:clean, 35/ files, 31002/ blocks fsck.ext3:unable to resolve 'LABEL=/export0' *** An error occurred during the file system check. *** Dropping you to a shell; the system will reboot *** when you leave the shell. *** Warning SELinux is active *** Disabling security enforcement for system recovery. *** Run 'setenforce 1' to reenable. Give root password for maintenance この問題を回避するには /etc/fstab ファイルで SCSI ディスク エントリをコメント アウトします また sym53c8xx モジュールを使用し /sbin/mkinitrd スクリプトで新規 initrd イメージを作成する方法もあります sym53c8xx モジュールは ゲストで使用される SCSI コントローラである LSI Logic/Symbios Logic 53c895a SCSI コントローラ用のモジュールです Oracle Enterprise Linux Release 4 Update 7 で新規 initrd イメージを作成するには 以下のようにします # grep ' /boot ' /proc/mounts > /dev/null 2>&1 mount /boot # mv /boot/initrd`uname r`.img /boot/initrd`uname r`.img.orig # mkinitrd with sd_mod with=sym53c8xx /boot/initrd`uname r`.img `uname r` よくある質問 Q. 物理的な Oracle VM Server には 現在使用している物理サーバーと同じハードウェアをインストールする必要がありますか A. いいえ ただし 変換後のイメージをホストする Oracle VM Server については HVM 対応である必要があります Q. 現在使用しているサーバーのうち 古いほうには IDE ドライブがありますが Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 13

14 新しいほうのサーバーは SATA を使用しています 何か問題がありますか A. いいえ まったく問題ありません 変換した仮想マシンは単なるファイルですので そのファイルを保存する領域が十分に設定されていれば Oracle VM でどのストレージ タイプを使用していても問題にはなりません Q. 物理サーバーでローカル ストレージを使用している場合 Oracle VM では共有ストレージを手作業で再構成する必要がありますか A. いいえ ローカル ディスクはイメージ ファイルに変換され ゲスト仮想マシンが Oracle VM サーバー プールに配置される際に共有ストレージに配置されます Q. SAN ブートで起動される物理サーバーで P2V ユーティリティを使用することはできますか A. はい Oracle VM Server のインストール CD から起動する際に Oracle VM Server でディスク ドライブを確認することさえできれば P2V ユーティリティの使用は可能です 物理サーバーが SAN ドライブであっても そのほかの種類のストレージ デバイスであっても問題はありません Q. 物理サーバーのブート デバイスとして SCSI RAID デバイスを使用する場合はどうなりますか A.P2V ユーティリティでは SCSI RAID デバイスは 1 つのディスク デバイスとしてみなされるため IDE や SATA ディスク ドライブを移行する場合と同じ方法でフラット ファイルに移行されます Q. 物理サーバーで NFS または iscsi を使用している場合 何か変更する必要はありますか A. いいえ P2V プロセスを開始する際に ネットワークを再構成したあとの NFS 共有および iscsi LUN へのアクセスが可能であれば 変更はとくに必要ありません Q. 物理サーバーで LVM LUN が使用されている場合 P2V を使用することはできますか A. はい 現在の P2V ユーティリティで認識されるのはディスクのみで LVM ボリュームは認識されません そのため LVM ボリュームに含まれるすべての物理ボリュームが移行するディスクに含まれており それを転送することで LVM 構成を維持できるのであれば P2V の使用は可能です Q. 内部デバイスが SATA デバイスの場合でも IDE デバイスとしてマッピングされますか その場合 問題が発生することはありませんか A. はい SATA デバイスは IDE ドライブとしてマッピングされます また それによって問題が生じることはありません Q. Enterprise Linux サーバーを変換すると ハードウェア仮想化 VM と準仮想化 VM のどちらとなりますか A. 準仮想化マシンを構築するにはカーネル自体に対する変更が必要となるため Enterprise Linux サーバーは ハードウェア仮想化マシン (HVM) に変換されます P2V 変換プロセスでは イメージ形式が変更され ゲスト仮想マシン用の適切なメタデータ構成ファイル (vm.cfg) が作成されるだけで どのような形でもカーネルが変更されることはありません Q. P2V プロセスではストレージ デバイスはコピーされますか コピーされる場合 そのコピーを一時的 ( または永続的 ) に保存しておくために 物理サーバー上に追加のストレージ容量を確保する必要はありますか A. コピーはリモート マシンでのみ作成され ローカル コピーは作成されません そのため 移行する物理システム上に一時ストレージを確保する必要はありませんが ターゲット システム ( 物理マシンの移行先 ) には 移行対象のディスク ドライブすべてを保存できるだけのストレージ容量が必要となります Q. ゲスト仮想マシンの配置時には そのマシンに新しい MAC アドレスを割り当てますか それとも物理サーバー ソースと同じ MAC アドレスをそのまま使用しますか Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 14

15 A.P2V を使用すると VIF MAC パラメータはデフォルトでは空白となります つまり その仮想マシンには 起動時にランダム MAC が割り当てられることになります ただし ゲスト構成ファイルを編集するか Oracle VM Manager のインタフェースを使用して MAC アドレスを手動で割り当てることもできます Q. ソース サーバーの NIC は ターゲットとして使用する Oracle VM Server の NIC と違いますが 問題はありますか A. 問題ありません システムを移行すると それ以前の " 物理 "NIC はすべて削除され 仮想 NIC が追加されます 移行の完了後は ハードウェアに関する情報がゲストに保存されることはありません Q. VMware ESX ゲストで V2V ユーティリティを実行し Oracle VM へのインポートをおこなった場合 VMware Tools をアンインストールするべきですか また アンインストールした場合は Oracle VM PV ドライバをインストールする必要がありますか A.VMware Tools サービスは 変換前に無効にしておく必要があります 無効化した VMware Tools は 変換が正常に完了したあとに削除できます この場合 変換後のイメージは HVM 仮想マシンとなります そのため 可能であれば VM のパフォーマンスを最高に保つために PV ドライバをインストールしても構いません Windows をゲストとして使用する場合は できればソフトウェア インストール時の指示に従って Windows PV ドライバをインストールします Linux をゲストとして使用する場合の Xen PV ドライバのインストールは HVM の標準形式を準仮想化ゲストに変換する場合と同じです 1. ゲストに適切な Xen カーネルをインストールします 2. Xen ドライバ xennet( ネットワーク用 ) および xenblk( ブロック用 ) が使用されるように /etc/modprobe.conf を更新します 3. mkinitrd を使用して ゲストに新しくインストールした Xen カーネルの ramdisk を再構成します 4. ホストの vm.cfg を適切に構成し PV ディレクティブを使用できるように します たとえば 新しい準仮想化ゲストの場合は pygrub ブートローダー を使用します ( ゲストを準仮想化マシンとして反映させるために Oracle VM Manager への再インポートが必要となる場合もあります ) Q. VMware イメージのインポート時に 2 倍のディスク領域が必要となるのはなぜですか A. 変換前に元の VMware イメージ (vmdk) を (HTTP を介して ) ダウンロードまたはコピーすると そのイメージはまずローカル ディスク (/OVS/running_pool) に配置されます また 変換後の Oracle VM イメージも 同じディレクトリ (/OVS/running_pool) に保存されます そのため 元の VMware イメージの 2 倍の領域が必要となります 追加リソース オラクルでは 高い拡張性と可用性を備えた統合されたインフラストラクチャを 低い運用コストで提供するために Oracle VM についての継続的な改善に取り組んでいます 詳細は を参照してください Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 15

16 Linux および Windows の物理 / 仮想マシンから Oracle VM 仮想マシンへの変換 2008 年 12 月著者 :Honglin Su 共著者 :Adam Hawley Kevin Lyons Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA U.S.A. 海外からのお問い合わせ窓口 : 電話 : ファクシミリ : Copyright 2008, Oracle.All rights reserved. 本文書は情報提供のみを目的として提供されており ここに記載される内容は予告なく変更されることがあります 本文書は一切間違いがないことを保証するものではなく さらに 口述による明示または法律による黙示を問わず 特定の目的に対する商品性もしくは適合性についての黙示的な保証を含み いかなる他の保証や条件も提供するものではありません オラクルは本文書に関するいかなる法的責任も明確に否認し 本文書によって直接的または間接的に確立される契約義務はないものとします 本文書はオラクル社の書面による許可を前もって得ることなく いかなる目的のためにも 電子または印刷を含むいかなる形式や手段によっても再作成または送信することはできません Oracle JD Edwards PeopleSoft および Siebel は 米国 Oracle Corporation およびその子会社 関連会社の登録商標です その他の名称はそれぞれの会社の商標です

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