チュートリアル: タイルのキャッシュを設定する方法

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1 Spectrum Technology Platform バージョン SP1 このチュートリアルでは Spectrum Technology Platform でマップタイルのキャッシュを設定するために必要な手順を説明します 米国 : カナダ : ヨーロッパ / 英国 : 内容 概要 ステップ 1: Apache HTTP Server をインストールする ステップ 2: Apache の httpd.conf ファイルを変更する ステップ 3: tilecaching.conf ファイルを作成する ステップ 4: タイルキャッシュディレクトリを作成する ステップ 5: Apache を再起動する アジア太平洋 / オーストラリア : Pitney Bowes Software Inc. 4 月 02, 2013

2 概要 概要 Spectrum Technology Platform アプリケーションでマップのレンダリングを高速化するために リクエストされたマップタイルをディスクへキャッシュして それ以降のリクエストで同じタイルが Spectrum Technology Platform によって繰り返し再生成されないようにすることができます これは次のような仕組みです マップタイルのキャッシュには Apache HTTP Server の組み込みのキャッシュメカニズムを利用します Spectrum Technology Platform のすべてのリクエストを受け取るための Apache のインスタンスをインストールします 次に Apache に 2 つの仮想ホストを設定します 1 つはポート 80 をリッスンし もう 1 つはポート 90 をリッスンする仮想ホストです Apache は ポート 80 でリクエストを受信すると リクエストのタイプを調べます 名前付きマップタイルのリクエスト以外のリクエストはすべて 即座に Spectrum Technology Platform ( デフォルトではポート 8080) へ転送されます 一方 名前付きマップタイルのリクエストは Authorization ヘッダを削除され ポート 90 の Apache 仮想ホストへ転送されます リクエストから Authorization ヘッダが削除されたので ポート 90 の仮想ホストは マップタイルをディスクへキャッシュしてから リクエストを通常の処理用に Spectrum Technology Platform へ転送できます Spectrum Technology Platform アプリケーションでマップタイルのキャッシュを設定するには 以下の各セクションに示す手順を使用してください ステップ 1: Apache HTTP Server をインストールする 最初のステップでは インストールのフロントエンドとして使用する Apache HTTP Server のイン スタンスをダウンロード Spectrum Technology Platform し インストールします 注 : Apache Web サーバーは Spectrum Technology Platform をホストするコンピュータにネット ワークアクセスできるコンピュータにインストールする必要があります フロントエンド Apache サーバーは リクエストされたマップタイルをディスクにキャッシュするために NamedTile リクエストを傍受する一種のフィルタの働きをします Apache Web サーバーのインストールが完了したら ステップ 2: Apache の httpd.conf ファイルを変更する (3ページ) へ進みます 2 Spectrum Technology Platform SP1

3 タイルのキャッシュを設定する方法 ステップ 2: Apache の httpd.conf ファイルを変更する 次に Apache サーバーの設定ファイル apache_install_dir/conf/httpd.conf を変更する必要があります 1. httpd.conf をテキストエディタで開きます 2. httpd.conf 内で次の行を探します Listen 80 この行のすぐ下に次の行を追加します Listen ファイルの末尾に次の行を追加します Include conf/tilecaching.conf 4. 加えた変更を httpd.conf に保存し ファイルを閉じます 次はステップ 3: tilecaching.conf ファイルを作成する (3ページ) へ進みます ステップ 3: tilecaching.conf ファイルを作成する このステップでは Apache でマップタイルのキャッシュに使用する設定ファイルを作成します 1. apache_install_dir/conf ディレクトリに tilecaching.conf という名前の新しいファイルを作成します 2. tilecaching.conf をテキストエディタで開き 次の行を追加します 注 : プレースホルダーの値を太字の斜体で示しています これらは 使用するシステムの実際の値に置き換えてください LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so LoadModule headers_module modules/mod_headers.so <Directory "c:/maptilecache_dirname"> AllowOverride None Order allow,deny Allow from all </Directory> NameVirtualHost *:90 3

4 ステップ 3: tilecaching.conf ファイルを作成する NameVirtualHost *:80 ProxyRequests off ProxyPreserveHost On <Proxy *> Order allow,deny Allow from all </Proxy> <VirtualHost *:80> ServerName spatialserver <Location /rest/enterprisemapping/maptilingservice/namedtiles/> RequestHeader unset Authorization </Location> ProxyPass /rest/enterprisemapping/maptilingservice/namedtiles/ ProxyPassReverse /rest/enterprisemapping/maptilingservice/namedtiles/ ProxyPass / ProxyPassReverse / </VirtualHost> <VirtualHost *:90> ServerName spatialserver ProxyPass / ProxyPassReverse / <Location /rest/enterprisemapping/maptilingservice/namedtiles/> Header merge cache-control "public" RequestHeader set Authorization "Basic YWRtaW46YWRtaW4=" </Location> LoadModule cache_module modules/mod_cache.so LoadModule disk_cache_module modules/mod_disk_cache.so CacheRoot c:/maptilecache_dirname CacheEnable disk /rest/enterprisemapping/maptilingservice/namedtiles/ CacheIgnoreHeaders None </VirtualHost> 3. 加えた変更を tilecaching.conf に保存し ファイルを閉じます 次はステップ 4: タイルキャッシュディレクトリを作成する (5 ページ ) へ進みます 4 Spectrum Technology Platform SP1

5 タイルのキャッシュを設定する方法 ステップ 4: タイルキャッシュディレクトリを作成する このステップでは キャッシュされたマップタイルを保存するディレクトリを作成します このディレクトリには maptilecache など 用途がわかりやすい名前を付けてください このディレクトリに付けた名前を tilecaching.conf 設定ファイル内で正確に指定してください このディレクトリを作成したら 最後のステップ ステップ 5: Apache を再起動する (5ページ) へ進みます ステップ 5: Apache を再起動する ここまでのすべてのステップを完了したら 最後に Apache Web サーバーを再起動します これで マップタイルはディスクにキャッシュされるようになります 5