EMC Symmetrix StorageでのVMware vSphereの使用

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1 EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用 高度なテクノロジー US ホワイトペーパー翻訳版 要約 このホワイト ペーパーでは VMware vsphere で使用できる新機能と EMC のエンタープライズ クラスのストレージ システムである Symmetrix DMX および Symmetrix V-Max と組み合わせてこれらの新機能を使用および実装する際の推奨事項について説明します この文書では VMware Storage VMotion VMware VMFS Volume Grow VMware VMFS Volume Copy Mounting といった機能について説明するとともに Pluggable Storage Architecture の使用方法についても説明します 2009 年 9 月

2 Copyright 2009 EMC Corporation. 不許複製 EMC Corporation は この資料に記載される情報が 発行日時点で正確であるとみなします 情報は予告なく変更されることがあります この資料に記載されている情報は 現状優先 の条件で提供されます EMC Corporation は この資料に記載される情報に関する どのような内容についても表明保証条項を設けず 特に 商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいたしません この資料に記載される いかなる EMC ソフトウェアの使用 複製 頒布も 当該ソフトウェア ライセンスが必要です 最新の EMC 製品名については EMC.com で EMC Corporation の商標を参照してください 他のすべての名称ならびに製品についての商標は それぞれの所有者の商標または登録商標です パーツ番号 h6531-j EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 2

3 目次 エグゼクティブ サマリー... 5 はじめに... 5 対象読者... 6 VMware vsphere の概要... 6 EMC Storage Viewer for vsphere Client 接続性 Symmetrix DMX の接続 Symmetrix DMX フロントエンド ポートのビット設定 Symmetrix V-Max の接続 Symmetrix V-Max フロントエンド ポートのビット設定 EMC Symmetrix デバイスでの SPC-2 ビットのコンプライアンシー SPC-2 非準拠の Symmetrix ポートの追加による影響 SPC-2 と EMC Storage Viewer for vsphere Clientt Pluggable Storage Architecture でのマルチパスおよびロード バランシング ネイティブ マルチパス プラグイン vsphere Client での NMP の管理 PowerPath/VE PowerPath/VE の機能 PowerPath/VE の管理 vcenter Server の PowerPath/VE VMotion を使用した PowerPath/VE の無停止のインストール ストレージの無停止の移行と再構成 Storage VMotion 使用例 :RAID 1 VMFS ボリュームから RAID 5 VMFS ボリュームへの仮想マシンの移行 Storage VMotion での仮想ディスクのフォーマット変更 Symmetrix V-Max による仮想 LUN マイグレーションの強化 使用例 :VLUN マイグレーションによる RAID 5 から RAID 1 への VMFS ボリューム移行 使用例 :VLUN マイグレーションを使用したディスク階層間での RDM デバイス移行 VMFS Volume Copy Mounting および VMFS Resignaturing vsphere Client を使用して VMFS ボリューム コピーをマウントする コマンド ラインを使用して VMFS ボリューム コピーをマウントする VMFS Volume Grow メタボリュームの拡張 連結メタボリュームの拡張 ストライプ メタボリュームの拡張 シン メタボリュームの拡張 vcenter での VMFS ボリューム拡張 エクステントによる VMFS 拡張 結論 EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 3

4 関連資料 EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 4

5 エグゼクティブ サマリー VMware vsphere 4 では プロセッサ ストレージ ネットワークといったインフラストラクチャのラージ プールを シームレスで柔軟性のあるダイナミックなオペレーティング環境として集約し 管理します VMware vsphere 4 は 企業のためにクラウド コンピューティングの威力をデータセンターにもたらし IT コストを削減すると同時にインフラストラクチャの有効性を強化します ホスト サービス プロバイダには お客様の社内クラウド インフラストラクチャとの互換性があるクラウド サービスを提供し より経済的で効率的な手段を実現します VMware vsphere 4 は 1 世代前の VMware Infrastructure 3 よりパフォーマンスおよび拡張性が大幅に強化されており 大規模なデータベースなどリソースを大量に消費するアプリケーションなども社内クラウドに導入することができます このようにパフォーマンスと拡張性が強化された VMware vsphere 4 により 100% 仮想化された内部クラウドを実現できます この次世代の仮想環境には EMC Symmetrix V-Max システムが最適です Virtual Matrix Architecture は業界標準のコンポーネントを EMC 独自の Symmetrix の機能に統合することにより 極めて高いレベルの拡張性を提供します この拡張性により 単一の統合ストレージ インフラストラクチャで数十万台の VMware 仮想マシンをサポートし 数千万 IOPS と数十万テラバイトのストレージまで拡張可能なシステムを実現します これは スケール アップ アーキテクチャのパフォーマンスと効率性およびスケール アウト アーキテクチャのコスト効率に優れた柔軟性を兼ね備えた初のストレージ アーキテクチャです 最新世代のエンタープライズ フラッシュ ドライブ ファイバ チャネル ドライブ SATA ドライブと組み合わせることにより Symmetrix V-Max システムは 多岐にわたる仮想化システムをホスティングする単一の VMware ESX ホスト サーバに必要な高パフォーマンスおよび大容量に対応するための極めて幅広いストレージ要件を コスト パフォーマンスに優れた方法で満たすことができます この Symmetrix V-Max システムが実証済みの EMC Symmetrix DMX-4 システムを組み込むことで 今日の仮想データセンターの現在および将来のすべてのニーズに対応できます これら 2 つのシステムはどちらも 今日の市場における最新のハイエンド ストレージ アーキテクチャです VMware vcenter Server は 最大規模の IT 環境を扱えるよう同様に設計されています vcenter Server の単一インスタンスは最大 300 台のホストと 3,000 台の仮想マシンを管理します Linked Mode では 単一のコンソールから 10 個の vcenter Server インスタンスにまたがる最大 1,000 台のホストと 10,000 台の仮想マシンを管理することで EMC Symmetrix DMX Symmetrix V-Max などの大規模なエンタープライズ ストレージ アレイの仮想化の基盤を提供することができます はじめに Enginuity オペレーティング環境を実行する Symmetrix V-Max ストレージ システムおよび Symmetrix DMX ストレージ システムは 最新世代の VMware vsphere 仮想化プラットフォームに最適です Symmetrix V-Max および Symmetrix DMX は 世界最大で最高の拡張性を誇るストレーイ アレイであり 可用性の高い次世代仮想環境に特化した多様な特長と機能を備えています Symmetrix 製品ラインは vsphere に組み込まれた新しい新機能と組み合わせることで 最も汎用性があり 拡張性および効率的な最新の仮想データセンターを実現できます このホワイト ペーパーでは VMware vsphere 4 リリースで導入された新機能について説明し そのベスト プラクティスを提供します このドキュメントで説明する機能は 具体的に Storage Vmotion VMFS Volume Grow VMFS Volume Copy Mounting および PowerPath /VE を VMware ESX に統合できる Pluggable Storage Architecture です これら特定の VMware 機能について説明するだけでなく Symmetrix V-Max または Symmetrix DMX の機能を使用して できる限り効果的にこれらの機能を活用する方法に関する推奨事項を説明します EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 5

6 対象読者 このホワイト ペーパーは VMFS データストアに加えて Symmetrix DMX ストレージ アレイおよび Symmetrix V-Max ストレージ アレイに接続している VMware vsphere 環境の基盤となるストレージ デバイスを作成 管理 使用する VMware 管理者 サーバ管理者 ストレージ管理者の方々を対象にしています このホワイト ペーパーは VMware テクノロジー EMC Symmetrix および関連ソフトウェアに精通した読者を対象にしています VMware vsphere の概要 VMware vsphere 仮想化スイートは ESX/ESXi ホスト vcenter Server vsphere Client vsphere Web Access vsphere SDK を含むさまざまなコンポーネントで構成されています このほか VMware vsphere には 分散リソース スケジューリング 高可用性 統合バックアップをはじめとする一連の分散サービスが用意されています VMware vsphere では サーバ ストレージ ネットワークを含む IT インフラストラクチャ全体を仮想化します VMware vsphere はこれらのリソースを集約し 仮想環境における統一された構成要素のセットを提供します ( 図 1) VMware vsphere では 共有ユーティリティなどの IT リソースを管理したり さまざまなビジネス ユニットやプロジェクトにリソースを動的にプロビジョニングしたりできます 図 1:VMware vsphere 4.0 アーキテクチャ vcenter Server を使用すると ホスト クラスタ リソース プール データストア ネットワーク 仮想マシンなどの重要な要素を表示 構成 管理することができます vcenter Server は複数の ESX/ESXi ホストの物理リソースを集約し システム管理者が仮想環境で仮想マシンをプロビジョニングするためのシンプルで柔軟なリソースの集中型のコレクションを提供します vcenter Server には次のような特徴があります EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 6

7 一元管理 :vcenter Server を使用すると IT 組織が単一のインタフェースから IT 環境全体を編成し 迅速にプロビジョニングして構成できるため 運用コストを削減できます CPU メモリ ストレージ ネットワークなどすべての重要なコンポーネントの徹底した一貫性のあるパフォーマンス監視により 管理者が必要とする詳細情報を提供します 運用の自動化 : タスクのスケジュールやアラートの使用により ビジネス ニーズへの即応性が向上し 最も緊急性が高く注意を促す必要があるアクションを優先順位づけできます セキュア アクセス コントロール : 堅牢な認証メカニズムと Microsoft Active Directory との統合により 環境および仮想マシンに対して許可されたアクセスのみが行われるように保証します この許可権限は システム管理者の階層に委任することができます 可用性管理およびリソース管理 : 管理者は VMware Vmotion Storage Vmotion VMware HA (High Availability) およびフォルト トレランスを VMware vcenter Server から構成および管理ができます セキュリティの強化 : パッチに関する基準へのコンプライアンスが VMware vcenter Update Manager によって自動的に適用されるため 仮想インフラストラクチャを脆弱性から保護できます 電力効率性の自動的な確保 :VMware Distributed Power Management を使用することにより 消費電力を最小限に抑えることができるため グリーンな ( 環境に優しい ) データセンターを実現します vsphere は VMware VMFS(Virtual Machine File System) を使用して仮想マシンを保存します VMware VMFS は 仮想マシンに合わせて最適化されているストレージ仮想化を提供する 高パフォーマンスのクラスタ ファイル システムです 各仮想マシンは小容量の一連のファイルにカプセル化されており 物理 SCSI ディスクおよび物理パーティション上では VMFS がそれらのファイルに対するデフォルトのストレージ管理インタフェースになります VMFS では マシン全体の状態を中央拠点に効率的に保存すると同時に 複数の ESX ホスト サーバが共有されている仮想マシンのストレージへの同時アクセスを可能にすることで 仮想マシンのプロビジョニングを合理化できます また VMFS を使用すると 仮想化ベースの分散インフラストラクチャ サービスが実現します このサービスでは単一システムの範囲を超えて仮想化を拡張できる基盤を提供します VMFS では 個々の仮想マシンで Fibre Channel SAN iscsi SAN ダイレクト アタッチド ストレージ (DAS) NAS などの複雑な物理ストレージ テクノロジーを使用するのではなく 個々の仮想マシンにストレージ領域を割り当てるモデルを提供することにより 環境の合理化を促進します VMware vsphere 4 のいくつかの主な機能には次のようなものがあります VMware DRS: サーバ リソースのロード バランシングを動的に実行し ビジネスの優先順位に基づいて適切なアプリケーションに適切なリソースを配分するため 必要に応じてアプリケーションの縮小と拡大に対応できます Pluggable Storage Architecture: サード パーティのマルチパス ソフトウェアを ESX カーネルにロードし パラレル ストレージの接続性をこれまで以上に活用できるようにします ホット アド : 仮想マシンの停止やダウンタイムなしに 仮想マシンに CPU とメモリを追加することができます ホット プラグ : 仮想マシンの停止やダウンタイムなしに 仮想マシンに仮想ストレージやネットワーク デバイスを追加したり 仮想マシンからこれらを削除したりすることができます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 7

8 ホット エクステンド : 仮想ディスクのこの機能では 仮想マシンの停止やダウンタイムなしに 稼働中の仮想マシンに仮想ストレージを追加することができます VMware vnetwork Distributed Switch:VMware vsphere 環境の仮想マシン ネットワークのプロビジョニング 管理 制御を簡素化し強化します また vsphere 環境で使用される Cisco Nexus 1000v などのサード パーティの分散仮想スイッチをサポートしており ネットワーク管理者に仮想マシン レベルでサービス品質を管理するための使い慣れたインタフェースを提供します VMware vstorage Thin Provisioning: ストレージ容量を動的に割り当てることができるため より効率的にストレージを活用できます VMware Vmotion: ユーザー操作の中断やサービスの損失なく 仮想マシンを稼働状態のままサーバ間で移行するサーバ メンテナンスがスケジュールされており アプリケーションのダウンタイムを予定する必要がなくなります VMware Storage Vmotion: ユーザー操作の中断やサービスの損失なく 仮想マシン ディスクを稼働状態のままで移行を可能にするので予定されたストレージ メンテナンスやストレージ移行時のアプリケーション ダウンタイムを予定する必要がなくなります VMware HA(High Availability): ハードウェアまたはオペレーティング システムに障害が発生した場合に コスト パフォーマンスに優れた方法で自動的にすべてのアプリケーションを数分で再起動できます VMware FT(Fault Tolerance): ハードウェアの障害が発生したときに データ損失やダウンタイムのない継続的な可用性をアプリケーションに提供します VMFS Volume Grow: ストレージ デバイスのサイズがいっぱいになるまで無停止で VMFS ボリュームを拡張できます これは データストアが元々そのストレージ デバイス上に作成されているためです VMware vsphere 4 の重要なメリットと特長の詳細なリストについては にある VMware vsphere 4 Key Features and Benefits ドキュメント ( 関連資料 セクションに直接リンクがあります ) を参照してください EMC Storage Viewer for vsphere Client 4.0 VMware 仮想化スイートは 仮想化による IT 環境の最適化と管理を行う 最も広く導入されているソフトウェアです ミッション クリティカルな x86 アプリケーションを導入するために選択するプラットフォームとして このテクノロジーの完成度が高まることにより 多くの業務が VMware vsphere Client 内で完結するようになります EMC は この目標を達成するために EMC Storage Viewer for vsphere Client をリリースしました この無料ツール (Powerlink からダウンロードで入手可能 ) は vsphere Client に新たな機能を加えることで 従来は vsphere Client 以外のアプリケーションを 1 2 種類組み合わせて取得していた詳細なストレージ関連情報を ユーザーが閲覧できるようにしたものです EMC Storage Viewer は データストア LUN SCSI ターゲットなどの vsphere Client 内に存在するさまざまな EMC ストレージ関連の構成要素を扱うことができる 読み取り専用の簡単なストレージ マッピング機能です EMC Storage Viewer に表示されるストレージ情報では 使用ストレージの種類 指定された特定のアレイやデバイス ストレージに使用されるパス 既存ストレージごとの特性などを区別できます EMC Storage Viewer には VMware ESX コンテキスト ビューと Virtual Machine コンテキスト ビューの 2 種類のメイン ビューがあります VMware ESX コンテキスト ビューのデータストア サブビューには 選択した ESX ホストから確認可能な VMFS データストア関連の EMS ストレージに関する詳細情報が表示されます ( 図 2 参照 ) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 8

9 図 2:EMC Storage Viewer の VMware ESX コンテキスト ビューにおけるデータストア サブビュー さらに EMC Storage Viewer では VMware ESX ホスト サーバから確認可能な EMC ストレージに関する詳細情報も LUN サブビューに表示されます この例を図 3 に示します 表示される情報には 保護タイプ アレイのシリアル番号 Enginuity レベル デバイス タイプ メタボリューム情報 ボリュームが仮想プロビジョニングされているかどうかを示す情報などがあります 図 3:EMC Storage Viewer の VMware ESX コンテキスト ビューにおける LUN サブビュー 対象サブビューをドリル ダウンすると すべての SCSI ターゲットとそれぞれの詳細情報が表示され 特定の Symmetrix アレイを VMware ESX ホスト サーバ上の対応する SCSI ターゲット番号に最も効率的な方法でマッピングすることができます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 9

10 2 番目のビューは Virtual Machine コンテキスト ビュー ( 図 4) です このビューには 選択した仮想マシンに関連した EMC ストレージ デバイスの詳細情報が表示されます Symmetrix デバイス情報は 仮想マシンで使用されているすべてのデータストアや raw デバイス マッピングについて提供されます 図 4:EMC Storage Viewer の Virtual Machine コンテキスト ビュー Virtual Machine コンテキスト ビューにも VMware ESX コンテキスト ビューと同様の情報が表示されますが 仮想マシンに関連づけられたこれらの EMC ストレージ デバイスに関する情報に限定されます EMC Storage Viewer を併用せずに vsphere Client 単独で使用すると VMware ESX ホスト システムに提示されるマッピング データ ソースや 基盤となるストレージ デバイスに提示される仮想マシンの詳細が十分に表示されません EMC Storage Viewer を利用すると ユーザーはこれまで vsphere Client では確認できなかった方法ですべてのストレージ構成要素を参照 解読することができます EMC Storage Viewer と VMware vsphere Client を組み合わせることにより EMC ストレージに接続する仮想環境の管理がより簡単に そして従来に比べ大幅に効率的に行えるようになります こうした理由から Symmetrix V-Max/DMX アレイを利用する VMware vsphere 環境を管理するために EMC Storage Viewer をインストールすることを強く推奨します EMC Storage Viewer for VMware vsphere Client が提供する機能の詳細については Powerlink のホワイト ペーパー Using EMC Storage Viewer for Virtual Infrastructure Client を参照してください 接続性 vsphere 環境でストレージの最高レベルの信頼性と可用性を実現するには Symmetrix V-Max/DMX への接続を適切に構成する必要があります EMC では VMware ESX ホスト サーバを Symmetrix アレイに接続する方法に関して最低限の推奨値を設定します 以下で説明するこれらの推奨要件を満たすことにより VMware vsphere 環境への接続性とその可用性は 不適切な操作が行われた場合でも最高レベルで保証されます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 10

11 Symmetrix DMX の接続 Symmetrix DMX ストレージを使用する各 VMware ESX ホストには 最低 2 つの物理 HBA が必要であり 各 HBA は異なるダイレクタ上にある 1 つのフロントエンド ポートに接続されている必要があります この構成により 次の 2 つのことが保証されます 1 つは HBA が 2 台あるため 何らかの理由で一方がダウンしても接続性がすべて失われることはありません もう 1 つは このように構成することにより フロントエンド ポートがダイレクタのメンテナンス アクティビティの際にダウンした場合でも VMware ESX ホストから継続的にアレイを使用することができます 2 個のダイレクタを備える Symmetrix DMX セットアップでは 各ダイレクタの少なくとも 1 つの個別のポートにそれぞれ HBA を接続する必要があります Symmetrix フロントエンド ポートに接続するときは まず 1 つのホストをフロントエンド ダイレクタのポート 0 に接続してから 追加のホストを同じダイレクタおよびプロセッサのポート 1 に接続します 複数のフロントエンド ダイレクタが使用可能な場合 VMware ESX ホストの HBA はワークロードを完全に分散できるようにできるだけ多くのダイレクタに接続する必要があります たとえば 4 個の FA ダイレクタを備える Symmetrix DMX( 図 5) では 1 番目の 2 つのダイレクタを経由して分散される 2 つのポート ( ポート 3A:0 ポート 4A:0 など ) に 1 番目の VMware ESX ホストを接続します 2 番目の 2 つのダイレクタを経由して分散されるもう 2 つのポート ( ポート 13A:0 およびポート 14C:0 など ) に 2 番目の VMware ESX ホストを接続します 図 5:4 個のフロントエンド ダイレクタを使用する VMware ESX ホスト システムの Symmetrix DMX への接続 より多くのダイレクタを使用可能にすることで必要に応じて接続を拡張していくことが可能です これらの接続手法により すべてのフロントエンド ダイレクタとプロセッサを活用して Symmetrix DMX ストレージ アレイに接続された VMware vsphere 環境において可能な限り最大限のパフォーマンスとロード バランシングを実現できます Symmetrix DMX フロントエンド ポートのビット設定 Symmetrix DMX/ESX 4.0 環境が適切に機能するには フロントエンド ダイレクタ上に複数のビットが設定されていることが重要です 必須およびオプションのビット設定について 表 1 を参照してください 詳細については の EMC サポート マトリックス を参照してください EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 11

12 表 1:ESX 4.0 の Symmetrix DMX-3 および Symmetrix DMX-4 のビット設定 ビット オプション / 必須 説明 Common_Serial_Number 必須 このフラグは 同一デバイスへのパスを判断するために一意のシリアル番号を必要とするマルチパス構成やホストに対して有効にする SCSI_3 必須 このフラグを有効にすると Symmetrix が SCSI 3 プロトコルをサポートしていることを通知するために ポート上の任意のデバイスから返された照会 (Inquiry) データが変更されるようになる このフラグを無効にすると SCSI 2 プロトコルがサポートされる SPC-2 必須 新しいSCSIプロトコル仕様に準拠できる ( 詳細については EMC Symmetrixデバイスでの SPC-2 ビットのコンプライアンシー を参照 ) VCM 必須 このフラグはデバイス マスキング ソフトウェアまたは Volume Logix ソフトウェアに対して有効 これらのソフトウェアは Symmetrix デバイスへのアクセスを処理するためのボリューム構成管理を提供する OS2007 オプション このフラグを有効にすると LUN 0 でのデバイス ID マルチポート ターゲット Unit Attention レポート デバイスの欠如を管理する SCSI 標準に より厳密に準拠できる Symmetrix V-Max の接続 Symmetrix DMX と同様に Symmetrix V-Max に接続される各 VMware ESX ホスト システムには 最低 2 つの物理 HBA が必要であり 各 HBA は最低 2 つの異なるダイレクタに接続されている必要があります 使用中の Symmetrix V-Max に V-Max エンジンが 1 台しか搭載されていない場合は 各 HBA をその中にある奇数および偶数のダイレクタに接続する必要があります Symmetrix のフロントエンド ポートへの接続は まず フロントエンド ダイレクタのポート 0 に 1 つのホストを接続してから もう 1 つのホストを同じダイレクタおよびプロセッサのポート 1 に接続することによって構成します ( 図 6) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 12

13 図 6. VMware ESX ホスト システムから単一エンジンの Symmetrix V-Max への接続複数の V-Max エンジンを使用できる場合は VMware VSphere 環境の VMware ESX ホスト システムの HBA を 別の V-Max エンジン上にある別のダイレクタに接続する必要があります この場合は 1 台の V-Max エンジンに搭載された 2 つのダイレクタに組み込まれている 4 つの異なるプロセッサではなく 2 台の V-Max エンジン経由して 4 つの異なるダイレクタに組み込まれている 4 つの異なるプロセッサに VMware ESX ホストを接続する必要があります ( 図 7) 図 7:VMware ESX ホスト システムから複数台のエンジンがある Symmetrix V-Max への接続より多くの V-Max エンジンを使用可能にすることで必要に応じて接続を拡張していくことが可能です これらの接続手法により すべてのフロントエンド ダイレクタとプロセッサを活用して Symmetrix V-Max ストレージ アレイに接続された VMware Virtual Infrastructure 環境において可能な限り最大限のパフォーマンスとロード バランシングを実現できます Symmetrix V-Max フロントエンド ポートのビット設定 Symmetrix V-Max/ESX 環境が適切に機能するには フロントエンド ダイレクタに複数のビットが設定されていることが重要です 必須およびオプションのビット設定について 表 2 を参照し EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 13

14 てください 詳細については の EMCサポート マトリックス を参照し てください 表 2:ESX 4.0 の Symmetrix V-Max のビット設定 ビット オプション / 必須 説明 Common_Serial_Number 必須 このフラグは 同一デバイスへのパスを判断するために一意のシリアル番号を必要とするマルチパス構成やホストに対して有効にする SCSI_3 必須 このフラグを有効にすると Symmetrix が SCSI 3 プロトコルをサポートしていることを通知するために ポート上の任意のデバイスから返された照会 (Inquiry) データが変更されるようになる このフラグを無効にすると SCSI 2 プロトコルがサポートされる SPC-2 必須 新しいSCSIプロトコル仕様に準拠できる ( 詳細については EMC Symmetrixデバイスでの SPC-2 ビットのコンプライアンシー を参照 ) ACLX 必須 このフラグを有効にすると イニシエータ グループを使用してストレージ プロビジョニングできる このフラグは Enginuity 5874 以降に適用できる OS2007 オプション このフラグを有効にすると LUN 0 でのデバイス ID マルチポート ターゲット Unit Attention レポート デバイスの欠如を管理する SCSI 標準に より厳密に準拠できる EMC Symmetrix デバイスでの SPC-2 ビットのコンプライアンシー Symmetrix V-Max/DMX では SPC-2 などの新しい SCSI プロトコル仕様に準拠することができます Enginuity に組み込まれている SPC-2 インプリメンテーションには SAN 環境用に最適化された SCSI コマンドを VMware vsphere で使用できる機能が含まれています これらのすべての機能を適切に機能させるには VMware vsphere および EMC Storage Viewer for vsphere Client( 本ホワイト ペーパーの後半で説明 ) で 前述のビット設定が有効になっている必要があります また PowerPath/VE Site Recovery Manager などその他のソフトウェアに加え その他多くのソフトウェアでも SPC-2 が設定されている必要があります そのため どのような環境でも SPC-2 を無効にすることは推奨しません 無効にすると これらのアプリケーションが適切に実行されなくなります 5773 コードのすべての Symmetrix DMX-4 およびすべての Symmetrix V-Max アレイは デフォルトで SPC-2 ビットが有効になっている状態で出荷されるという点に注意してください SPC-2 サポートは Solutions Enabler CLI(SYMCLI) または SMC(Symmetrix Management Console) を使用して Symmetrix Fibre Channel のポートごと またはイニシエータごとに有効にすることができます この実行手順については EMC Solutions Enabler Symmetrix Array Controls CLI Version 7.0 Product Guide または SMC オンライン ヘルプを参照してください SPC-2 のコンプライアンシーの有効化は 新しい vsphere 環境の実装の一環として実行されることを前提としています 以前有効化されていなかった既存の vsphere 環境または Virtual Infrastructure 3 環境で SPC-2 のコンプライアンシーをアクティブ化することは想定していません これは データ損失 利用不可状態など 望ましくない結果を引き起こす可能性があるためです サービスの停止を最小限に抑えるか またはサービスをまったく停止せずに 非準拠デバイスから準拠デバイスに既存の vsphere 環境を変換または移行できます このプラクティスに関するベスト プ EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 14

15 ラクティスについての詳細は ホワイト ペーパー Enabling SPC-2 Compliancy on EMC Symmetrix DMX Devices Connected to VMware VI3 Environments を参照してください ここで重要なのは フロントエンド ポートで SPC-2 ビットを設定する 別の方法があるということです 各 VMware ESX ホスト システムの HBA に対してイニシエータ ベースで SPC-2 フラグを有効にすることができます HBA でこのフラグを設定すると 異なるビット設定要件を持つ異機種混在ホストを同じフロントエンド ダイレクタに接続できるようになります この場合も 正しいビット設定が維持されます SPC-2 非準拠の Symmetrix ポートの追加による影響追加のフロントエンド ポートをVMware ESXホストにゾーニングする場合 デバイスへの接続性を強化するため SPC-2 ビットを設定する必要があります 設定しない場合 Symmetrixデバイスは適切に識別されません 適切なNAA(Network Authority Address) で各デバイスを識別する代わりに デバイスはSYM ID 番号で表示されます VMware ESXホスト システムは SPC-2 非準拠のポートにプロビジョニングされるすべてのデバイスを新しいデバイスとして識別します つまり 単に既存のデバイスへの新しいパスとして認識されるのではなく まったく新しいデバイスとして認識されます その結果 提供されたデバイスの 1 つがVMFSデータストアを含む場合 データストアはボリューム コピー ( スナップショット ) としてVMware ESXホストに追加されます ( 図 9) そのため SPC-2 に準拠していない場合 SPC-2 ビットが適切に設定されるまで 既存の認識済みのデバイスに対する追加のI/Oパスとして追加されたポートの使用目的は実現しません たとえば 次の画像 ( 図 8) では データストア NMP_R5_3F5 には基盤となるSymmetrixデバイスへの 4 つのパスがあります 各パスはSPC-2 対応のフロントエンド ファイバ チャネル ポートにつながっています このデバイスは すべてのパス上にLUN 95 として 解決されている適切なNAA IDとともに表示されます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 15

16 図 8:4 つの SPC-2 対応のパスを持つデータストア新しいフロントエンド ポートをインストールまたはアクティブ化しても そのポートでは SPC- 2 は有効になっていません SPC-2 が無効になっているため VMware ESX は NAA ID など新しく認識されたパス上の ID 情報を適切に解決できません デバイスは LUN 95 として表示されますが VMware ESX が識別デバイスの LUN 番号を使用していないため VMware ESX はこのデバイスをデータストア NMP_R5_3F5 に対する追加パスとして認識しません ただし VMware ESX は このパスが NMP_R5_3F5 という VMFS ボリュームを含むターゲット デバイスにつながるということは認識しています そのため VMware ESX はこのボリュームがスナップショットであることを認識しており 再署名または強制マウント用の候補ボリュームとしてこのボリュームを [Add Storage] ウィザードに表示できます ( 図 9) つまり その結果 VMware ESX は 2 つの異なるデバイスを ( 誤って ) 表示します 1 つ目のデバイスは 4 つのパス (SPC-2 対応のパス ) を備えるデータストア 2 つ目のデバイスは オリジナル のデバイスのデータストアのボリューム コピーを含むパスを 1 つのみ含むデバイスです EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 16

17 図 9:SPC-2 に非準拠の Symmetrix ポートで使用中の VFMS データストアへのパスの追加この状況を認識していない場合 データが使用できなくなったり 破損したり 損失したりする可能性があります このため SPC-2 が無効になっているフロントエンド ポート上にある VMware ESX はデバイスを認識することはできません SPC-2 と EMC Storage Viewer for vsphere Clientt SPC-2 ビット設定が有効になっていないSymmetrixポートもEMC Storage Viewer for vsphere Client の機能に影響を与える可能性があります ESXは非準拠のパスを介してデバイスを適切に認識できないため EMC Storage Viewerはそのようなデバイスをバックエンド ストレージに解決することができません 図 10に示すように ポート 7F:0 ではSPC-2 が有効化されていませんが Viewerはこのことを認識し ステータス ボックスに警告を表示します さらに Viewerでは ほぼすべてのフィールドがそのポートについて unknown であると表示されます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 17

18 図 10:SPC-2 が無効になっている EMC Storage Viewer for vsphere Client Pluggable Storage Architecture でのマルチパスおよびロード バランシング VMware vsphere では ネイティブまたはサード パーティのストレージ ベンダーのマルチパス ソフトウェアを使用して動的にマルチパスおよびロード バランシングを実行する機能が新たに導入されました PSA(Pluggable Storage Architecture) はモジュール ストレージ構成であるため (PowerPath/VE を提供する EMC など ) ストレージ パートナーが自社のストレージ アレイの独自の機能を最大限に活用することができるプラグインを作成できます このようなモジュールは ストレージ アレイとのインタフェースの役割を果たし 常に最良のパスを選択できるように解決できます また 冗長パスを活用し VMware ESX ホストからストレージへの I/O のパフォーマンスと信頼性を大幅に強化できます ネイティブ マルチパス プラグイン デフォルトでは VMware が提供する NMP( ネイティブ マルチパス ドライバ ) を使用して I/O を管理します NMP は 基本的なフェイルオーバー構成 最近使用された構成 ラウンド ロビン構成 (VMware Infrastructure とは異なり vsphere 4 では現在ラウンド ロビンを完全にサポート ) をサポートするように構成できます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 18

19 NMP プラグインおよびその他のマルチパス プラグインは VMware ESX ホスト上で共存できるように設計されています ただし マルチパス プラグインは同一のデバイスを同時に管理することはできません この問題を解決するため VMware は要求ルールの概念を作成しました 要求ルールは 適切な MMP( マルチパス プラグイン ) にストレージ デバイスを割り当てるために使用します VMware ESX ホストは 起動時または再スキャンの実行時に ホストから認識できるストレージ デバイスへの物理パスをすべて検出します /etc/vmware/esx.conf ファイルに定義されている要求ルールを使用して ESX ホストは特定のストレージ デバイスを管理する役割を持つマルチパス モジュールを決定します 要求ルールは番号付けされています ESX ホストは 各物理パスで最も小さい要求ルールから順に処理します 物理パスの属性を要求ルールのパスの指定と比較します 一致する場合 VMware ESX ホストは要求ルールで指定されている MPP を割り当て その物理パスを管理します この割り当てプロセスは MPP によってすべての物理パスが要求されるまで継続されます 図 11 は NMP のみがインストールされている要求ルール リストのサンプルです 図 11:NMP でのデフォルトの要求ルール このルールには その他のオプションがないため NMP のすべてのデバイスを効果的に要求します インストール後に要求ルールを変更する必要がある場合 手動でデバイスを要求解除することができます また デバイスが I/O を処理中でない限り再起動しないでルールを再ロードすることができます ( たとえば デバイスはマウントされている VMFS ボリュームを含むことはできますが 実行中の仮想マシンを含むことはできません ) 要求ルールの変更はインストール後に行うことをお勧めします ただし インストール直後の再起動の前に実行してください NMP で EMC デバイスまたは EMC 以外のデバイスを管理するために 管理者はこの要求ルールを変更できます MPP の初回のインストール後は MPP のインストール後に vsphere ホストが再起動されるまで要求ルールは有効にならないという点に注意する必要があります 要求ルールの変更方法については Powerlink に掲載されている PowerPath/VE for VMware ESX and ESXi Installation and Administration Guide または VMware.com に掲載されている VMware vsphere 4SAN Configuration Guide を参照してください vsphere Client での NMP の管理要求ルールおよび要求操作はすべて CLI を使用して行う必要があります ただし NMP マルチパス ポリシーを選択する機能は vsphere Client 内で実行できます デフォルトでは NMP で管理されている Symmetrix デバイスは ポリシーが [fixed] に設定されます これは最適な設定ではありません Symmetrix 上にあるデバイスへの複数のパラレル パスを持つ機能が活用されないため 未使用の無駄なリソースの発生につながります そのため EMC ではすべての Symmetrix デバイスの NMP ポリシーを [Round Robin] に設定し スループットを最大化することを推奨します [Round Robin] ではすべての使用可能なパスを順に選択する自動化パスを使用して それらのパス全体で負荷を分散できるようにします すべての Symmetrix デバイスを確実に [Round Robin] に設定する最も簡単な方法は デフォルトのポリシー設定を [Fixed] ポリシーから [Round Robin] ポリシーに変更することです すべてのデバイスで最初からこのポリ EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 19

20 シーが使用されるようにするには VMware ESX にすべての Symmetrix デバイスが認識される前に この操作を実行する必要があります これは サービス コンソールまたは vsphere CLI( 推奨 ) で次のコマンドを発行して行います esxcli nmp satp setdefaultpsp -s VMW_SATP_SYMM -P VMW_PSP_RR その後は すべての Symmetrix デバイスで デフォルトで [Round Robin] が設定されます また vsphere Client では各デバイスを手動で変更できます ( 図 12) 図 12:vSphere Client での NMP ポリシーの選択 PowerPath/VE EMC PowerPath/VE は VMware vsphere 仮想環境を最適化する PowerPath Multipathing 機能を提供します PowerPath/VE により 異機種が混在する物理および仮想環境にわたるパス管理を標準化できます また 動的な仮想環境でサーバ ストレージ パスの使用率を自動的に最適化できます ハイパー統合により 仮想環境では I/O 集約レベルが異なる数百または数千に上る独立した仮想マシンを実行することができます I/O 集約型アプリケーションは 他のアプリケーションからの I/O を中断してから VMware ESX ホスト システムで PowerPath/VE の可用性 ロード バランシングを手動で構成して この問題を訂正することができます 手動のロード バランシング操作で すべての仮想マシンが個別に必要なレスポンス タイムを確実に受け取ることができるようにするのは 時間がかかり 効果的に実現することは論理的に困難です PowerPath/VE は MPP( マルチパス プラグイン ) として VMware ESX および ESXi と連携して動作し VMware ESX ホストおよび ESXi ホストに強化されたパス管理機能を提供します PowerPath/VE は vsphere(esx 4) でのみサポートされています ESX の以前のバージョンには PowerPath/VE に必要な PSA が備わっていません PowerPath/VE は vsphere ホスト上にカーネル モジュールとしてインストールされます PowerPath/VE は vsphere I/O スタック フレームワークにプラグインされ PowerPath の先進的なマルチパス機能である ダイナミック ロード バランシング機能および自動フェイルオーバー機能を VMware vsphere プラットフォームにもたらします ( 図 13) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 20

21 図 13: マルチパス プラグイン用の PowerPath/VE vstorage API PowerPath/VE によるパス管理の中核をなすのは SCSI デバイス ドライバ レイヤーとその他のオペレーティング システムに介在するサーバ常駐ソフトウェアです このドライバ ソフトウェアは 特定のアレイ ボリューム (LUN) が表示されている物理パスの個数とは無関係に そのアレイ ボリュームに対して単一の 疑似デバイス を作成します この疑似デバイス つまり 論理ボリュームが特定のデバイスへのすべての物理パスを表します そして 仮想ディスクの作成や RDM(RAW デバイス マッピング ) に使用され さらに この RDM がアプリケーションやデータベースのアクセスに使用されます PowerPath/VE の価値は基本的にそのアーキテクチャおよび I/O スタック中の状態に由来します HBA 上にある PowerPath/VE では オペレーティング システムとストレージ アレイの異機種混在サポートを実現できます I/O ドライバとの統合により すべての I/O に PowerPath を通過させ PowerPath を I/O の制御と管理の単一ポイントとすることができます PowerPath/VE は ESX カーネル内に常駐しているため PowerPath/VE はゲスト OS レベル アプリケーション レベル データベース レベル およびファイル システム レベルより下に位置します I/O スタック中の PowerPath/VE 特有の位置により PowerPath/VE はインフラストラクチャの単一の管理および制御ポイントとなり より多くの価値をもたらします PowerPath/VE の機能 PowerPath/VE は 以下の機能を提供します ダイナミック ロード バランシング :PowerPath は常にすべてのパスを使用するように設計されています PowerPath は論理デバイスへの I/O 要求をすべての使用可能なパス間で分散します 単一のパスに I/O 負荷全体を負わせることはありません パスの自動リストア : 障害発生の状態からパスを回復する際 定期的な自動リストアは論理デバイスを再割り当てします リストア後 パスは I/O をすべてのアクティブ チャネル間で自動的にリバランスします EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 21

22 デバイスの優先順位設定 : 単一または複数のデバイスに対して高い優先順位を設定し それ以外のデバイスを低い優先順位にして I/O パフォーマンスを向上させます この設定を行わない場合は すべてのパス間で最適なロード バランシングが維持されます これは さまざまなアプリケーション パフォーマンスや可用性要件を持つ複数の仮想マシンがホスト上にある場合に特に役立ちます パフォーマンスの自動最適化 :PowerPath/VE ではストレージ アレイの種類を自動的に特定し デフォルトで 最高のパフォーマンスを発揮する最適化モードを設定します Symmetrix での最適化モードとは SymmOpt(Symmetrix Optimized) です ダイナミック パス フェイルオーバーとパスのリカバリ : パスで障害が発生すると PowerPath/VE は機能しているパスに対して I/O トラフィックを再分配します PowerPath/VE は障害が発生したパスへの I/O 送信を停止し アクティブな代替パスの有無をチェックします アクティブなパスが使用可能な場合 PowerPath/VE はそのパス経由で I/O を再分配します PowerPath/VE は I/O チャネル (HBA 光ファイバ ケーブル ファイバ チャネル スイッチ ストレージ アレイ ポートなど ) での複数の障害を補うことができます I/O 統計情報の監視 / レポート :PowerPath/VE は I/O の負荷を分散させると同時に すべてのパスのすべての I/O の統計情報を管理します 管理者は rpowermt を使用して これらの統計情報を表示できます パスの自動テスト :PowerPath/VE は使用可能なパスおよび使用不可のパスの両方を定期的にテストします アイドル状態の可能性のある使用可能なパスをテストすることによって 障害が発生したパスを アプリケーションがそのパスに I/O を渡そうと試みる前に特定できます アプリケーションがパス障害と認識する前に障害が発生している状態であると記録することにより タイムアウトや再試行による遅延が短縮されます 障害が発生している状態であると特定されたパスに対してテストを実施し PowerPath/VE はそのパスがテストに合格した場合 機能するように自動的にリストアします I/O の負荷は すべてのアクティブで使用可能なパスに自動的に分散されます PowerPath/VE の管理 PowerPath/VE は rpowermt というコマンド セットを使用して PowerPath/VE for vsphere を監視と管理を構成します 構文 引数 オプションは PowerPath Multipathing がサポートしているその他すべてのオペレーティング システム プラットフォームで使用されている従来の powermt コマンドに 非常に似ています 唯一の大きな違いは rpowermt がリモート管理ツールであるということです すべての vsphere インストールにサービス コンソール インタフェースが備わっているわけではありません VMware ESXi ホストを管理するため リモート サーバ上で vcenter Server か vcli(vmware リモート ツールとも呼ばれる ) のどちらを使用するかを選択できます PowerPath/VE for vsphere は VMware ESX および ESXi 両方用の rpowermt コマンド ライン ユーティリティを使用します VMware ESX ホスト自体では PowerPath/VE for vsphere を管理できません VMware ESX 上の PowerPath にはローカル リモートどちらの GUI も備わっていません 管理者は 1 つまたは複数の VMware ESX ホストを管理するゲスト OS または物理マシンを指定する必要があります rpowermt は Windows 2003(32 ビット ) および Red Hat 5 アップデート 2(64 ビット ) でサポートされています Symmetrix システムに vsphere ホスト サーバを接続すると vsphere ホスト上で実行されている PowerPath/VE カーネル モジュールは アレイから表示されている各デバイスへのすべてのパスを関連づけ 仮想デバイス名を関連づけます ( 前述 ) この例は図 14 に示されています この図では rpowermt display host=x.x.x.x dev=emcpower0 の出力を示しています この出力では デバ EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 22

23 イスに 4 つのパスがあり 最適化モード (SymmOpt = Symmetrix 最適化 ) を表示していることに注目してください 図 14:Symmetrix V-Max デバイスの rpowermt display コマンドの出力 rpowermt コマンドおよび出力の詳細については EMC PowerPath/VE for VMware vsphere Installation and Administration Guide を参照してください より多くの V-Max エンジンまたは Symmetrix DMX ダイレクタを使用可能にすることで必要に応じて拡張していくことが可能です PowerPath/VE ではデバイスへのパスを最大 32 個までサポートしています これらの接続方式ではすべてのフロントエンド ダイレクタおよびプロセッサを活用できます これにより PowerPath/VE と組み合わせて Symmetrix V-Max/DMX ストレージ アレイに接続されている vsphere ホストに 可能な限り最大のパフォーマンスとロード バランシングを提供することができます vcenter Server の PowerPath/VE 前のセクションで説明したように PowerPath/VE for vsphere は rpowermt を使用して管理と監視を構成します この CLI ベースの管理はすべての PowerPath プラットフォームで共通ですが 現時点では VMware 管理ツールとすべてが統合されていません ただし LUN のオーナーシップはこの GUI で表示されます 図 15 に示すように [ESX Configuration] タブの [Storage Devices] リストに デバイスの所有者が表示されます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 23

24 図 15:vCenter Server でのデバイスのオーナーシップ 図 15 に PowerPath が所有しているデバイスが複数表示されています 要求ルールのセットは vsphere PSA に追加されます このルールを使用することで PowerPath/VE はサポートしているストレージ アレイを管理できます 最初のインストール プロセスおよび PowerPath/VE によるデバイスの要求の一環として システムを再起動する必要があります 無停止のインストールについては 次のセクションで説明します VMotion を使用した PowerPath/VE の無停止のインストール vsphere ホストに PowerPath/VE をインストールするには 再起動が必要です その他の PowerPath プラットフォームと同様に ホストを再起動するか またはホスト上で実行されているアプリケーションへの I/O を停止する必要があります vsphere の場合 ハイパーバイザの組み込みの移行機能を使用すると アクティブな仮想マシンを中断せずに クラスタのメンバーが PowerPath/VE をインストールすることができます VMware VMotion テクノロジーは サーバ ストレージ ネットワークの完全な仮想化を活用して 稼働している仮想マシン全体をサーバ間で瞬時に移動します VMware VMotion は VMware のクラスタ ファイル システムを使用して仮想マシンのストレージへのアクセスを制御します VMotion の操作中は 仮想マシンのアクティブ メモリおよび正確な実行状態が高速ネットワークを介して物理サーバ間で迅速に転送されます また 仮想マシンのディスク ストレージへのアクセスを新しい物理ホストに即座に切り替えられます したがって ダウンタイムを排除するために PowerPath/VE をインストールする前に Vmotion を使用して稼働するすべての仮想マシンを ESX ホスト サーバ外に移動することをお勧めします VMware ESX ホスト サーバが完全自動化の HA( 高可用性 ) クラスタ内にある場合 VMware ESX ホストをメンテナンス モードにします これにより クラスタ内の VMware ESX ホストから他のサーバへのすべての仮想マシンの移行が即時に開始されます 従来どおり 仮想マシンを実際に移行できることを確認するには VMware ESX ホストから仮想マシンを移動させる前に 多くの異なるチェックを行う必要があります これらのチェックでは以下のことを確認します Vmotion が適切に構成され機能している 仮想マシンを含むデータストアがクラスタを介して共有されている 仮想マシンが Vmware ESX ホスト システムの物理メディア ( つまり CD-ROM ドライブ USB ドライブ ) を使用していない EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 24

25 クラスタ内の他の Vmware ESX ホストが 一時的に移行される仮想マシンによる追加の負荷に対応できる これらのチェックを実行することにより 仮想マシンの正常な ( つまり エラーの発生しない ) 移行を実現します また このように慎重を期すことにより Vmware ESX ホスト システムが過負荷状態になって発生する 仮想マシンのパフォーマンスの低下リスクを大幅に削減します Vmotion の構成および使用の詳細については VMware のマニュアルを参照してください すべて PowerPath インストールが完了するまで クラスタ内のすべての Vmware ESX ホストに対してこのプロセスを繰り返します ストレージの無停止の移行と再構成 多くの場合 仮想マシンのサービス要件はライフサイクルの進行とともに変わります その結果 ほとんどの場合 必要なスループット レスポンス タイムまたは新しい保護レベルを満たすため 基盤となるストレージ構成に重要な変更を行う必要が生じます このような理由から 個々の仮想マシン または ( 複数の仮想マシンを含む )VMFS ボリューム全体を Symmetrix デバイス間で移行する必要があります これらの変更では ディスク タイプ ( フラッシュ ファイバ チャネル SATA) または RAID 保護 (RAID 1 RAID 5 RAID 6) の変更が必要になる場合があります 単純に 1 台の仮想マシンをデータストア間で移動する必要がある場合は VMware Storage VMotion は最良の選択肢です 指定した任意のデータストア上のすべての仮想マシンに新しいストレージ サービス レベルが必要な場合 または物理互換モードで RDM 上にあるデータを移動する必要がある場合は Enhanced Virtual LUN Migration(Symmetrix V-Max 上に限る ) が解決策となります VLUN マイグレーションを活用すると ホスト仮想マシンに影響を与えずに デバイスを他の保護タイプやディスク タイプに変更できます VLUN マイグレーションは Storage Vmotion を使用して複数の仮想マシンを一度に 1 つずつ手動で移行する面倒な作業をユーザーに代わって実行します さらに Storage VMotion とは異なり VLUN マイグレーションは アレイ上で全体的に実行されます これにより 移行のために貴重なホスト サイクルを使用する必要がなくなります Storage VMotion VMware Storage Vmotion は Vmware vsphere のコンポーネントでサービスの停止やダウンタイムを発生させることなく ストレージ アレイ内または複数のストレージ アレイ間で仮想マシンのディスク ファイルを稼働状態のまま移行を可能にします Storage VMotion は 仮想マシンのディスク ファイルを共有のストレージ ロケーションから別の共有のストレージ ロケーションに再配置します VMware Storage VMotion を機能させるには まず 仮想マシンのホーム ディレクトリを 新しく指定された場所に移動します このディレクトリには configuration.vmx ファイル スワップ ファイル ログ ファイルなど仮想マシンに関するメタデータが含まれています ホーム ディレクトリを転送後 Storage VMotion では仮想マシン VMDK のデータを移行先のストレージ ホストにコピーし VMware で 変更ブロック トラッキング と呼ばれる機能を使用して Storage VMotion プロセス中のデータの整合性を保持します その後 ブロック トラッキング モジュールを読み取り 初回のコピーで書き込まれたディスクの部分を特定します 最初のコピーの完了後 2 度目のコピーが実行されます このコピーでは 最初のコピーの開始以降に変更された部分がすべてコピーされます このプロセスは完了するまで複数回続行される場合があります コピーの完了後 新しく指定された VMFS データストア上の新しいホーム ディレクトリおよびディスク ファイルの使用を開始できるように 仮想マシンは迅速に一時停止および再開を行います 最後に VMware ESX では 移行元 VMDK の最後に変更されたトラックが移行先にコピーされ 元のファイルが削除されるまで 仮想マシンの実行の開始を許可しません EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 25

26 使用例 :RAID 1 VMFS ボリュームから RAID 5 VMFS ボリュームへの仮想マシンの移行 Storage VMotion を使用すると 以下をはじめとする多くの機能を実行できます 同一アレイ上のデータストア間での仮想マシンの移行 異なるアレイ上のデータストア間での仮想マシンの移行 仮想ディスクのフォーマットの変更 参考として 次のセクションでは Storage VMotion の使用方法が詳しくわかる典型的な例を示します この例では 仮想マシンに新しい要件が加わり RAID 1 デバイス上の現在の VMFS データストアではなく RAID 5 Symmetrix デバイス上の VMFS データストアに配置する必要が生じています Storage VMotion を使用すると 電源投入中に 2 つのデータストア間で仮想マシンが移行されます 図 16 では 移行元の RAID 1 データストアのストレージ構成である CH_RAID1_DS および移行先のデータストアである CH_RAID5_DS が vsphere Client に表示されています 図 16:EMC Storage Viewer for vsphere Client を使用して Symmetrix デバイス構成を表示 仮想マシン test-vm は 現在 RAID 1 データストア上にありますが 仮想マシンのアプリケーションの動作を中断することなく RAID 5 データストアに移動されます [Migrate Virtual Machine] ウィザードには [Change host] [Change datastore] [Change both host and datastore] という 3 つの選択肢があります 最初のオプションは VMotion を開始し 2 つ目のオプションは Storage VMotion を開始します ( 図 17) 3 番目のオプション ( ホストとデータストアの両方を一度に変更 ) は仮想マシンの電源がオフである場合にのみ使用できます ストレージと VMware ESX ホスト システムの両方を変更する必要があり 仮想マシンがダウンタイムの余裕がない場合は 単に Storage VMotion を使用して 最初にストレージを変更し 変更完了後 VMotion を開始してホストを変更します ( この逆の順序で行うことも可能 ) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 26

27 図 17:vSphere Client での [Migrate Virtual Machine] ウィザード [Change datastore] ボタンを選択すると 仮想マシンの現在の Vmware ESX ホストが使用できるデータストアが表示されます この例では 仮想マシンを RAID 5 デバイスを移行させるため CH_RAID5_DS を選択します ( 図 18) 図 18:Storage VMotion を使用した仮想マシンの新しいデータストアへの移行 vsphere 4 では シックとシン間で仮想ディスクのフォーマットを変更できる機能を新たに使用できるようになりました [Migrate Virtual Machine] ウィザードには 移行時に仮想ディスクの EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 27

28 フォーマットを変更するオプションが用意されています ( 図 19) Symmetrix Virtual Provisioning を使用する際は シック フォーマットの使用をお勧めします 仮想プロビジョニング上の Symmetrix デバイスで シン フォーマットを使用すると サブスクリプションの制限を超える危険性があるためです ここで重要なのは シック オプションは eagerzeroedthick ではなく zeroedthick フォーマットであるため Symmetrix 仮想プロビジョニングの使いやすさが維持されるという点です シン フォーマットは 通常の Symmetrix デバイスに使用できますが シン ディスクの拡張に合わせて 空き領域を注意して監視する必要があります 図 19:[Migrate Virtual Machine] ウィザードでの仮想ディスク フォーマットの選択 ウィザードの完了後は Storage VMotion セッションが開始し 仮想マシンの可用性を損なうことなく仮想マシンのファイルが新しい場所に移されます ( 図 20) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 28

29 図 20: 進行中の Storage VMotion セッション Storage VMotion での仮想ディスクのフォーマット変更 Storage VMotion のその他の使用目的は ダウンタイムを必要とすることなく 指定された仮想マシンの仮想ディスクのフォーマットを変更できるようにすることです [Migrate Virtual Machine] ウィザードを使用すると データストアを変更する必要がない場合でも この変更を実行できます このウィザードでは ソースとターゲットに同じデータストアを選択し 次に新しいディスク フォーマットを選択するだけです ウィザードが完了したら 選択した内容に応じて Storage VMotion セッションが開始し ディスク フォーマットが シック から シン または シン から シック のいずれかに変換されます Symmetrix V-Max による仮想 LUN マイグレーションの強化 Symmetrix V-Max ストレージ アレイの仮想 LUN テクノロジーは Symmetrix DMX ストレージ アレイが提供する仮想 LUN テクノロジーより強化されています Symmetrix V-Max アレイの仮想 LUN テクノロジーでは 標準的な Symmetrix デバイスを透過的かつ無停止でストレージ階層間のデータ移動を実行することができます このテクノロジーは Enginuity Virtual RAID Architecture をベースとしており Enginuity コード レベル 5874 が必要です EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 29

30 仮想 LUN マイグレーション機能により ユーザーは高性能ドライブと大容量ドライブの間でデータを移動できます この機能を使用して RAID の保護タイプの変更 物理ディスク グループ間での移動 またはそれら両方を実行できます この機能は 通常のデバイスまたはメタボリュームの移行をサポートしており 構成済みまたは未構成のディスク容量をターゲットとして利用できます 構成済みの容量への移行を実施する場合は その実施のターゲットをホストに割り当てることはできません 移行は Symmetrix デバイスの作成と移動により実施します 移行が完了した段階で 元のデバイスは削除され 容量は解放されます 以下のシナリオでは VLUN マイグレーションが最適なオプションです 1 つのデータストア中のすべての仮想マシンを移行する o o VMFS ボリューム全体を含むデバイスの RAID 保護を変更する VMFS ボリューム全体を含むデバイスのバックエンド ディスクのタイプを変更する RDM 上のデータを移行する o o RDM デバイスの RAID 保護を変更する RDM デバイスのバックエンド ディスクのタイプを変更する これらのシナリオは より高速な応答時間を必要とする状況で発生する可能性があります そのため 後から VMFS ボリュームを保持するデバイスをより高速なディスク階層に移動したり 他の保護スキーム ( たとえば RAID 5 から RAID 1) に変更したりする必要があります また ビジネス ニーズの変化により仮想マシン グループの重要度が低下し より下位の階層にある低コストで大容量のストレージに移動できる場合があります VLUN マイグレーションではストレージ管理者が VMFS データストアの基盤となる Symmetrix デバイスの構成を変更できます この際 VMware 管理者側の作業はまったく必要としません VLUN マイグレーションを使用しない場合は VMware 管理者が VMware ESX クラスタに認識されている 目的のストレージ構成を持つ新しいデバイス上に 新しいデータストアを作成することが必要になります 新しいデバイスが作成され 新しい VMFS ボリュームがフォーマットされたら VMware 管理者が 前のセクションで説明した手順の通り すべての仮想マシンを移行する必要があります 移行完了後 古い VMFS ボリュームは使用されなくなるか ホストから削除され アレイ上のストレージ プールに戻されます VLUN ではこのプロセス全体が VMware 管理者に対して透過的に行われます そのため 管理者が新しい VMFS ボリュームを作成したり 任意の仮想マシンを手動で移動したりする必要はありません 使用例 :VLUN マイグレーションによる RAID 5 から RAID 1 への VMFS ボリューム移行この使用例では VMFSボリューム全体がRAID 1 デバイスからRAID 5 デバイスに移行されます 現在 4 つの仮想マシンがVLUN_Migration_DSというVMFSボリューム上で実行されています ( 図 21) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 30

31 図 21: 稼働状態の仮想マシンを含む VMFS ボリューム EMC Storage Viewer for vsphere Client を使用すると このデータストアのバックエンド ストレージの詳細が vsphere Client 内に表示されます データストア VLUN_Migration_DS は RAID 5 保護で構成されている Symmetrix デバイス 048C 上にあります ( 図 22) 図 22:VLUN マイグレーション前の VMFS ボリュームのストレージ構成 仮想マシン グループの要件が変わったため 現在の RAID 5 構成ではなく RAID 1 保護に設定されているデバイスに このデータストアを配置する必要が生じました これらの新しいビジネス要件を満たすため VLUN マイグレーション セッションを開始して RAID 5 で保護されたデバイスから RAID 1 で保護されたデバイスにデータを移行できます この移行セッションは コマンド ライン インタフェース (Solutions Enabler) と Symmetrix Management Console のどちらかを使用して実行できます この例では プロセスを明確にするため CLI コンポーネントを使用します 図 23 に示すように CLI コマンド symmigrate を使用して ファイル vlun.txt にリストされているデバイスに対して VLUN マイグレーション セッションを開始します この例では 048C というデバイスのみが対象であるため ファイルにはそのエントリのみが含まれています EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 31

32 図 23:Solutions Enabler 7.0 を使用した VLUN マイグレーション セッションの開始 この例では デバイスは未構成の領域に移行されます 未構成の領域への移行の場合 ターゲットの RAID グループがアレイ内の空きプールから作成され 移行されます 移行が完了すると 元の RAID グループは削除され そのストレージは未使用のストレージ プールに戻されます また 未構成ではなく構成済みの領域に移行することもできます 構成済みの領域に移行する場合は 既存にある未使用の Symmetrix デバイスがターゲットとして指定され このターゲット デバイスが占有する物理ストレージにソース デバイスが移行されます このターゲット デバイスは ユーザーによる指定または Symmetrix による自動選択が可能です 移行後は ターゲットとして指定されたデバイスが ソース デバイスに元々関連づけられていた物理メディアを占有します そして デバイスのフォーマットがターゲット デバイス上で実行されることにより オリジナル データにはアクセスできなくなります Symmetrix V-Max での VLUN マイグレーションの詳細については Powerlink に掲載されているテクニカル ノート Best Practices for Nondisruptive Tiering via EMC Symmetrix Virtual LUN を参照してください symmigrate query コマンド ( 図 24 を参照 ) を使用すると 移行セッションのステータスを特定できます 図 24:VLUN マイグレーション セッションのクエリー 移行セッションが完了した直後に構成の変更は有効になります EMC Storage Viewer を再度使用すると 今度はデータストア LUN_Migration_DS が RAID 1 デバイス上にあります ( 図 25) VLUN 移行の詳細については Powerlink に掲載されているテクニカル ノート Best Practices for Nondisruptive Tiering via EMC Symmetrix Virtual LUN を参照してください EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 32

33 図 25:VLUN マイグレーション後の VMFS ボリュームのストレージ構成 使用例 :VLUN マイグレーションを使用したディスク階層間での RDM デバイス移行 この使用例では Symmetrix V-Max 上の強化された VLUN マイグレーションを使用して 物理互換モードの RDM として使用中である Symmetrix デバイスを SATA ディスクからより高速な 15k ファイバ チャネル ディスクに移行します この仮想マシンには 1 つの Raw Device Mapping (Symmetrix デバイス # 4C3) がありますが EMC Storage Viewer を使用すると この Raw Device Mapping を vsphere Client で表示できます ( 図 26) 図 26:EMC Storage Viewer での仮想マシン RDM マッピング情報 図 27に示すように デバイス 4C3 でSolutions Enablerのsymdev showコマンドを使用した出力結果ではディスク グループ1 上にあるデバイスが表示されます このグループは より低速で 大容量のSATAドライブで構成されています VLUNマイグレーション操作により このデバイスはディスク グループ 0 に移動します このグループは より高速で 容量の少ないファイバ チャネル ドライブで構成されています ( 図 28) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 33

34 図 27:VLUN マイグレーション前の Symmetrix デバイスのディスク グループ EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 34

35 図 28:Symmetrix ディスク グループ 今度は この RDM に対する要件の変更により 集結されているデータをより高速なディスク タイプに配置することが必要になりました これらの新しいビジネス要件を満たすために VLUN マイグレーション セッションを開始して 現在の SATA ドライブからファイバ チャネル ドライブにデータを移行できます コマンド ライン インタフェース (Solutions Enabler) または Symmetrix Management Console のいずれかを使用してこの移行セッションを実行できます この例では CLI コンポーネントを使用します 図 29 に示すように CLI コマンド symmigrate を使用して ファイル vlun.txt にリストされているデバイス ( この例では デバイス 04C3 のみ ) に対して VLUN マイグレーション セッションを開始します EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 35

36 図 29:Solutions Enabler 7.0 を使用した VLUN マイグレーション セッションの開始 この例では デバイスは未構成の領域に移行されます 未構成の領域への移行の場合 ターゲットの RAID グループがアレイ内の空きプールから作成され 移行されます 移行が完了すると 元の RAID グループは削除され そのストレージは未使用のストレージ プールに戻されます また 未構成ではなく構成済みの領域に移行することもできます 構成済みの領域に移行する場合は 既存にある未使用の Symmetrix デバイスがターゲットとして指定され このターゲット デバイスが占有する物理ストレージにソース デバイスが移行されます このターゲット デバイスは ユーザーによる指定または Symmetrix による自動選択が可能です 移行後は ターゲットとして指定されたデバイスが ソース デバイスに元々関連づけられていた物理メディアを占有します そして デバイスのフォーマットがターゲット デバイス上で実行されることにより オリジナル データにはアクセスできなくなります symmigrate query コマンド ( 図 24 を参照 ) を使用すると 移行セッションのステータスを特定できます 図 30:VLUN 移行セッションのクエリー 移行セッションが完了した直後にディスクタイプの変更は有効になります 現在 デバイスはディスク グループ 0( 図 31) 上にあります VLUN マイグレーションの詳細については Powerlink に掲載されているテクニカル ノート Best Practices for Nondisruptive Tiering via EMC Symmetrix Virtual LUN を参照してください EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 36

37 図 31: 移行後の RDM の新しいディスク グループ VMFS Volume Copy Mounting および VMFS Resignaturing VMware vsphere 4 では vsphere Client または新しい CLI ユーティリティ esxcfg-volume(vicfgvolume for ESXi) を使用して VMFS ボリューム コピーを個別に再署名 / マウントできる機能が新しく導入されました 以前は Vmware ESX の詳細設定である EnableResignature および DisallowSnapshotLUN がサーバ全体に適用され Vmware ESX ホストが認識するすべてのボリュームに関連づけられていました このことにより ボリュームを誤って再署名したり スナップショットを不用意に認識したりするリスクにさらされていました 新しい再署名機能および強制マウント機能は ボリューム固有の機能であり 極めて細分性の高いスナップショット処理を実現できます この機能は TimeFinder/Snap TimeFinder/Clone などのローカル レプリケーション製品または SRDF(Symmetrix Remote Data Facility) などのリモート レプリケーション テクノロジーを使用して作成した ボリューム コピーを作成および管理する際に非常に役立ちます CLI または GUI のいずれかを使用してこれらの操作を実行する際は GUI(vSphere Client) を常に推奨します ただし CLI は vsphere Client では実行できない機能をいくつか備えています 両方のオプションの使用とその影響については 次のセクションで説明します vsphere Client を使用して VMFS ボリューム コピーをマウントする vsphere Client では [Add Storage] ウィザードを使用して VMFS ボリューム コピーを再署名したり クローン コピーをマウントする機能があります [Add Storage] ウィザードで VMFS ボリューム コピーを含むストレージ デバイスの横に VMFS ラベルが表示されるようになりました そのため マウントされていないデバイスがウィザードに表示され そのデバイスに関連づけられているラベルがある場合は それがスナップショットであると想定することができます 複製された VMFS データストアがホストに認識されると [Add Storage] ウィザードでは このデータストアは元の名前で VMFS ラベルの列に表示されます ( 図 32) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 37

38 図 32:vSphere Client で [Add Storage] ウィザードを使用しての VMFS ボリューム コピーのマウント このウィザードには 複製された VMFS ボリュームを含むデバイスが選択されると そのデバイスがデータストアとして ESX サーバに認識されるための方法として 3 つの選択肢があります ( 図 33) [Keep the existing signature]: このオプションは永続的な強制マウントを開始します これは VMware ESX 3.x の [Advanced Setting] の DisallowSnapshotLUN が 0 に設定されている状態に相当します これにより VMFS ボリューム コピーは永続的に VMware ESX ホスト サーバに認識されます ( つまり VMware ESX ホストを何度再起動してもデータストアへのアクセスが維持されます ) 元の VMFS ボリュームが同じ VMware ESX ホストにすでに認識されている場合は そのボリューム コピーのマウントは失敗します VMFS ボリューム コピーを非永続的にマウントする機能は CLI を使用してのみ利用可能です [Assign a new signature]: このオプションは VMFS ボリューム コピー全体を再署名します そのため 同一のホストにはこのボリューム コピーをオリジナルの VMFS ボリュームとして認識させることができます このオプションは VMware ESX 3.x の [Advanced Setting] の EnableResignature が 1 に設定されている状態に相当します [Format the disk]: このオプションはデバイス上にあるデータをすべて一掃し まったく新しい VMFS ボリュームを新しい署名で作成します EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 38

39 図 33:vSphere Client の VMFS Volume Copy Mounting オプション ボリュームが再署名されると 元の VMFS ボリューム名の先頭に snap-xxxxxxxx- が追加されたデータストアのリストが表示されます ( 図 34) ボリューム上にあるすべての仮想マシンは VMware ESX で認識されている状態で手動で登録する必要があります 図 34: 元の VMFS ボリュームおよび再署名された VMFS ボリューム コピー コマンド ラインを使用して VMFS ボリューム コピーをマウントする VMware ESX サービス コンソールの CLI では esxcfg-volume コマンドを使用して VMFS ボリューム コピーを再署名したり クローン コピーをマウントしたりするために使用される機能があ EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 39

40 ります vsphere Client では使用できないこの esxcfg-volume コマンドの独自機能は ボリューム コピーを非永続的に強制マウントする ( つまり 再起動後はデータストアへのアクセスが維持されない ) 機能です 以下は esxcfg-volume で使用可能なパラメータのオプションです -l --list -m --mount <vmfs uuid label> -u --umount <vmfs uuid label> -r --resignature <vmfs uuid label> -M --persistent-mount <vmfs uuid label esxcfg-volume l コマンドでは 削除されたすべてのボリュームをスナップショットまたはレプリカとしてリストに表示します もし ボリューム コピーが見つかった場合は UUID とマウント可能かどうか ( 元の VMFS ボリュームの有無により決定 ) 再署名可能かどうかとそのエクステント名が表示されます 図 35 に 2 つの VMFS ボリューム コピーの結果をリスト コマンドで示します 該当する VMware ESX ホスト上に元の VMFS ボリュームが表示されていないことから 最初のボリューム コピーはマウントすることができます 2 つ目に検出されたボリューム コピーは元のボリュームが依然としてオンライン状態にあるためマウントすることはできません 図 35:esxcfg-volume CLI コマンドによる使用可能な VMFS ボリューム コピーのリスト表示 この例では 最初に検出されたボリューム コピー 4a2f708a-1c50210d-699c ab633/Resignature_test はコマンド esxcfg-volume m を使用して非永続的に強制マウントされます このボリューム コピーは元の VMFS ボリュームが表示されていないため 再署名の必要なくマウントできます 図 36 では CLI を使用してこのボリュームを非永続的にマウントし 次に esxcfg-scsidevs m を実行して VMFS ボリュームをリストに表示します 新しくマウントされたボリュームもリストに表示されます 非永続的であるため 次回再起動した後は表示されません EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 40

41 図 36:esxcfg-volume CLI コマンドによる VMFS ボリューム コピーの非永続的な強制マウント クローン ボリュームをこのホストに再度認識させる予定がまったくない場合は 永続的にマウントさせることができます これにより vsphere Client の [Add Storage] ウィザードまたは esxcfg-volume -M コマンドを使用して強制マウントを行う場合と同じ結果が得られます これは VMware ESX 3.x で EnableResignature=0 DisallowSnapshotLUN=0 を設定している場合と同じ状態です VMFS Volume Grow VMFS Volume Grow は VMFS ボリューム上にあるデータストアのサイズを拡張する新しい手段を提供します この機能は Symmetrix DMX/Symmetrix V-Max ストレージ アレイにあるダイナミック LUN 拡張機能を補います LUN サイズが増加されたら VMFS Volume Grow を使用して VMFS ボリューム エクステントのサイズも動的に増加するようにすることができます 仮想ディスクでは 多くの場合 現在の VMFS データストアより仮想ディスクのサイズの方が大きくなる可能性があります 新しく より大きなデータストアに移動するか 現在のデータストアのサイズを増加することにより 拡大し続けるストレージ要件を満たす必要があります vsphere 以前は 既存の VMFS ボリュームのサイズを増加させるオプションで スパニングと呼ばれるプロセスを使用して拡張を行っていました 新しく使用できる領域が 元の VMFS ボリュームのヘッダー エクステントがあった LUN 上にあった場合でも エクステントを追加する方法しかありませんでした その追加領域に個別のディスク パーティションを作成し 新しいパーティションを VMFS ボリュームにエクステントとして追加する方法が行われていました VMFS Volume Grow では 2 番目のテーブルを作成するのではなく 基盤となる LUN の容量を追加できるように既存のパーティション テーブルを変更し 拡張します vcenter GUI には VMFS ボリュームのサイズを拡張するプロセス全体が組み込まれています メタボリュームの拡張 この新しい vsphere の機能を活用するために EMC Symmetrix ストレージ アレイにはホストに認識されるメタボリュームのサイズを停止せずに増やす複数の手段が用意されています 連結またはストライプ メタボリュームのサイズは ホストの接続性に影響を及ぼすことなく拡張できます 通常のデバイスの構成に加え メタボリュームはシン デバイスで構成することもできま EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 41

42 す これにより メタボリュームを使用するうえでより多くのメリットがもたらされます 3 種類すべてのメタボリュームを拡張する方法については 以降のセクションで説明します 連結メタボリュームの拡張 連結メタボリュームは 最も簡単に拡張することができる構成です 連結デバイスは データの最初のバイトを最初のデバイスの先頭に格納するという方式で編成された ボリューム セットです アドレス指定は 最初のメタメンバーの末尾まで順次参照した後に 次のメンバー上のデータを参照するという方式で行われます 連結デバイスに書き込む場合は いっぱいになるまで最初のメタメンバーがすべてのデータを受け取ります いっぱいになった後は 次のメンバーというようにデータが送信されていきます そのため 新しいデバイスを追加するときは メタボリュームの末尾に追加するだけ済みます データを移動したり 再編成したりする必要はありません 図 37 に メタボリューム 044D に対する symdev show コマンドの出力の一部を示します 現在 サイズは 256 GB です 図 37:Solutions Enabler 7.0 による拡張を行う前の連結メタボリュームの表示 既存の連結メタボリュームにさらにメンバーを追加するには symconfigure コマンド内で次の構文を使用します add dev SymDevName[:SymDevName] to meta SymDevName; この場合 さらに 2 つのメンバーがメタボリュームに追加され サイズが 256 GB から 384 GB に増えます これは 図 38 に示すように Solutions Enabler を使用して確認できます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 42

43 図 38:Solutions Enabler 7.0 による連結メタボリュームの拡張 図 39 に 拡張後のメタボリューム 044D に対する symdev show コマンドの出力の一部を示します サイズは 384 GB になっています 図 39:Solutions Enabler 7.0 による拡張を行った後の連結メタボリュームの表示 ストライプ メタボリュームの拡張 ストライプ メタボリュームは複雑な構成のため拡張が若干複雑になります ストライピングによるメタボリュームのアドレス指定は 各メタメンバーを一連のストライプに分割することによって 各デバイスのストライプのアドレス指定をしてから 次のデバイスの次のストライプに進みます ストライプ ボリュームに書き込むときには 参加している各ドライブの同じサイズのデータのストライプがそのストライプ ボリューム セットの各メンバーに交互に書き込まれます 複数のドライブに跨る定義可能なシリンダ ストライプにデータをストライピングするというこの方式は 単一のスピンドルとディスク ダイレクタに複数の書き込みが積み重なることを EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 43

44 避ける目的で設計されたもので シーケンシャル ライト処理の際にメリットが得られます この方式では大きいボリュームが作成されますが ディスク デバイスと Symmetrix ディスク ダイレクタ間の I/O アクティビティも均等化されます ストライプ メタボリュームは比較的複雑なアーキテクチャであるため ストライプ メタボリュームの拡張では BCV メタボリュームを使用する必要があります 各ボリューム間でデータが均等にストライプされるため ストライプ ボリュームの末尾にメンバーを追加するだけでは 個々のメンバー間でストライプされるデータ量に不均衡が生じます このため ストライプ ボリュームの末尾にメンバーを追加することはできません その代わりに データは最初に同一の BCV メタボリュームにコピーされ 次に 新しいメンバーが元のメタボリュームに追加されます さらに データが BCV メタボリュームにコピーされ 新しく拡張されたメタボリュームとの間で均等に再度ストライプされます 図 40 に メタボリューム 0453 に対する symdev show コマンドの出力の一部を示します 現在 サイズは 256 GB です 図 40:Solutions Enabler 7.0 による拡張を行う前のストライプ メタボリュームの表示 既存のストライプ メタボリュームにメンバーを追加するには symconfigure コマンドで次の構文を使用します add dev SymDevName[:SymDevName] to meta SymDevName [, protect_data=[true FALSE],bcv_meta_head=SymDevName]; protect_data オプションは TRUE または FALSE にすることができます 格納データを含むアクティブな VMFS ボリュームでは この値は常に TRUE に設定されている必要があります TRUE に設定されている場合は Configuration Manager は元のデバイス ストライピングの BCV メタに保護コピーを自動的に作成します これは自動的に実行されるため BCV establish を実行する必要はありません protect_data オプションを使用して保護を有効にする場合 既存の ( オリジナル ) ストライプ メタと同一の BCV メタを指定する必要があります これを実行するには bcv_meta_head 値を 容量 ストライプ数 ストライプ サイズがオリジナルのメタデバイスに一致する bcv_meta のデバイス番号を設定します EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 44

45 次の例では さらに 2 つのメンバーがストライプ メタボリュームに追加され サイズが 256 GB から 384 GB に増えます これは 図 41 の Solutions Enabler を使用して確認できます 図 41:Solutions Enabler 7.0 によるストライプ メタボリュームの拡張の開始 図 42 に 拡張後のメタボリューム 0453 に対する symdev show コマンドの出力の一部を示します これで サイズは 384 GB になりました 図 42:Solutions Enabler 7.0 による拡張後のストライプ メタボリュームの表示 EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 45

46 シン メタボリュームの拡張 シン メタボリュームは通常のメタボリュームと同じように機能します これらのメタボリュームの構成および変更には 同じコマンド (form meta dissolve meta convert meta) を使用します シン メタボリュームを使用する場合 いくつか注意点があります シン メタボリュームの作成には シン デバイスのみを使用できます シン デバイスとシン フォーマット以外のデバイスを混在して メタボリュームを作成することはできません バインドされていないシン デバイスのみがメタボリュームを構成することができます ストライプ メタボリュームでは すべてのメンバーのデバイス サイズが同じである必要があります シン メタボリュームの拡張に関して注意する必要のある重要な例外が 2 つあります ストライプ シン メタボリュームと連結シン メタボリュームの両方を拡張することはできますが protect_data オプションは一方でサポートされません その新しいメンバーをアンバインドする必要があります つまり ストライプ シン メタボリュームのサイズを停止せずに増やす方法はないということです ストライプ シン メタボリュームを拡張して保護されていない状態でデータをシン デバイスから移行するとそのメタボリューム上のデータは完全に失われます vcenter での VMFS ボリューム拡張 図 43 に示すように vcenter Server では データストア vsphere_expand_ds がフルに近い状態になります 現在の状態では 基盤となるデバイスに VMFS 拡張に対応できる余分なストレージがありません データストアはデバイス上で使用可能な 256 GB の容量を使用しています VMFS Volume Grow およびアレイ レベルのデバイス拡張の一部のタイプを使用すると この問題を解消できます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 46

47 図 43:VMFS Volume Grow を使用して拡張する前の VMFS データストア 前のセクションで詳しく説明したメタ拡張の方法を使用した後 ESX ホスト サーバに対して再スキャンを実行し 新しく拡張されるメタボリュームの拡張後のサイズを確認する必要があります 再スキャンを実行すると VMFS データストアを拡張できます vcenter で 指定された VMFS データストアを使用する ESX ホスト サーバ上にリストされているデータストアに移動します データストアを選択し [Properties] リンクをクリックします ( 図 44) この例では データストア vsphere_expand_ds が 拡張されたデータストアです このデータストアがあるメタボリュームは 元のサイズの 256 GB から 128 GB 増加し 384 GB に拡張されました EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 47

48 図 44:vSphere Client での VMFS のプロパティ [Datastore Properties] ポップアップ ウィンドウで [Increase] ボタンをクリックします ( 図 45) 図 45:vSphere Client での VMFS Volume Grow の開始 表示される [Increase Datastore Capacity] ウィンドウで 現在あるデバイスを選択します [Expandable] 列で [Yes] を指定します 次のウィンドウ ( 図 46) で VMFS ボリュームの拡張内容を確認します 現在 このデータストアは 256 GB を使用しており 128 GB の空き領域があります EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 48

49 図 46:[VMFS Volume Grow] ウィザードでの 利用できる空き領域の確認 新しい空き領域の一部のみを使用するオプションが用意されています この場合 新しく追加された 128 GB の領域のすべてが VMFS ボリュームにマージされます ( 図 47) 図 47:VMFS Volume Grow 操作に必要な追加容量の選択 データストア vsphere_expand_ds は 現在 メタボリュームの 384 GB すべてを使用しています ( 図 48) EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 49

50 図 48: 新しく拡張された VMFS ボリューム エクステントによる VMFS 拡張 VMFS データストアを含むデバイスがメタボリュームでない場合 このデバイスを停止せずに拡張することはできません そのため VMFS データストアのサイズを拡張するには デバイスのエクステントを使用する必要があります VMFS データストアは 各エクステントの最大サイズが 2TB で 32 個のエクステントにわたって拡張することができます このメリットは エクステントを使用すると 1 つのみのデバイス上にあるデータストアに比べて VMFS データストアをはるかに大きく拡張することができるということです つまり 複数のエクステントを VFMS ボリュームに追加することにより ドライブの障害または接続性の喪失により VMFS データストアの一部にアクセスできなくなる可能性が増えます セカンダリ エクステント ( 最初のエクステント以外のすべてのエクステント ) が何らかの理由でダウンした場合は VMFS データストア全体がダウンすることはありません そのエクステント上に全部または一部がある仮想ディスクのみが影響を受けます それ以外の場合 最初の ( 先頭の ) エクステントが失敗した場合 エクステントがリストアされるまで VMFS データストア全体が切断されます そのため エクステント ベースの VMFS データストアを使用する際は 関連するデバイスに対して適切な保護と冗長性を実装するよう注意を払う必要があります 結論 Enginuity オペレーティング環境を実行する Symmetrix V-Max および DMX ストレージ システムは VMware vsphere4 に最適です Symmetrix V-Max および Symmetrix DMX は 世界最大で最高の拡張性を誇るストレージ アレイであり 可用性の高い次世代の仮想環境に特化した多彩な特長と機能を備えています Symmetrix 製品ラインは vsphere の組み込みの新機能との併用により 最も汎用性があり 拡張性の高い 効率的な最新の仮想データセンターを実現できます EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 50

51 このホワイト ペーパーでは VMware vsphere 4 仮想化スイートの新機能について説明し そのベスト プラクティスを提供します 具体的には VMware Storage VMotion VMware VMFS Volume Grow VMware VMFS Volume Copy Mounting および PowerPath/VE といった機能について説明しました これら特定の VMware 機能について説明するだけでなく Symmetrix V-Max の機能または Symmetrix DMX の機能を使用して できる限り効果的にこれらの機能を活用する方法に関する推奨事項について説明しました 関連資料 EMC の Powerlink Web サイトでは 次のドキュメントを入手できます ホワイト ペーパー Using EMC Storage Viewer Version 2.0 for vsphere Client ホワイト ペーパー EMC Symmetrix V-Max と VMware Virtual Infrastructure EMC Solutions Enabler Symmetrix Array Controls CLI Version 7.0 Product Guide テクニカル ノート Best Practices for Nondisruptive Tiering via EMC Symmetrix Virtual LUN Symmetrix V-Max with Enginuity 5874 Product Guide EMC Solutions Enabler Symmetrix Array Management CLI Product Guide ホワイト ペーパー Enabling SPC-2 Compliancy on EMC Symmetrix DMX Devices Connected to VMware VI3 Environments EMC サポート マトリックス VMware vsphere のドキュメントは VMware.com から参照できます VMware vsphere 4 ドキュメント VMware vsphere 4 Key Features and Benefits EMC Symmetrix Storage での VMware vsphere の使用高度なテクノロジー 51

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