審査会合におけるコメント 1 No. コメント時期 コメント内容 頁 S63 1 月 30 日審査会合 船形山等, 将来の活動可能性が無いと評価した火山の活動年代等について詳しく説明すること 10~18 S64 1 月 30 日審査会合 鳴子カルデラの火砕物密度流の到達範囲等について, 整理して説明
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1 女川原子力発電所 2 号炉審査資料 資料番号 O2-CA-0040( 改 2) 提出年月日 平成 27 年 6 月 9 日 女川原子力発電所 火山影響評価について ( コメント回答 ) 平成 27 年 6 月 9 日東北電力株式会社 All rights Reserved. Copyrights 2015, Tohoku Electric Power Co., Inc.
2 審査会合におけるコメント 1 No. コメント時期 コメント内容 頁 S63 1 月 30 日審査会合 船形山等, 将来の活動可能性が無いと評価した火山の活動年代等について詳しく説明すること 10~18 S64 1 月 30 日審査会合 鳴子カルデラの火砕物密度流の到達範囲等について, 整理して説明すること 28~38 S65 1 月 30 日審査会合 敷地内及び敷地周辺で確認された降下火砕物について, 詳細なデータを提示すること 53 S66 1 月 30 日審査会合 降下火砕物のシミュレーションの対象について, 火山タイプ 活動履歴等を考慮し, 地理的領域外の火山も含めて検討すること 57~99
3 審査会合におけるコメント及び検討内容 2 No. S63 S64 S65 S66 コメント内容 検討内容 船形山等, 将来の活動可能性が無いと評価した火山の活動年代等について詳しく説明すること 船形山及び猫魔ヶ岳について, 噴出物の年代測定誤差も含めて最新活動からの経過期間と最大休止期間の検討を行った 鬼首カルデラの噴気および熱水活動, さらには活動年代に関する文献調査を行い, 鬼首カルデラの活動性について整理した 鳴子カルデラの火砕物密度流の到達範囲等について, 整理して説明すること 鳴子カルデラの火砕物密度流の到達範囲について, 文献で示されている露頭情報から層厚を読み取り, 敷地への影響検討を実施した 敷地内及び敷地周辺で確認された降下火砕物について, 詳細なデータを提示すること 文献調査を行い, 敷地周辺で確認されている降下火砕物について整理した 降下火砕物のシミュレーションの対象について, 火山タイプ 活動履歴等を考慮し, 地理的領域外の火山も含めて検討すること 鳴子カルデラ, 蔵王山, 肘折カルデラ及び十和田を対象火山として抽出し, 降下火砕物のシミュレーションを実施した 頁 10~18 28~ ~99
4 火山影響評価について 3 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 女川原子力発電所への火山影響評価を行うため, 原子力発電所の火山影響評価ガイド に沿って, 下図のとおり立地評価と影響評価の 2 段階で行った 立地評価としては, 原子力発電所へ影響を及ぼし得る火山の抽出 及び 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 を行い, 影響評価としては, 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山事象の抽出 を行った なお, 本資料では, 原子力発電所の安全性に影響を及ぼす可能性のある火山事象の抽出までとした 本資料で説明する範囲 評価の概要 立地評価 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山として 10 火山を抽出 抽出された火山の火山活動に関する個別評価を行い, 設計対応不可能な事象が発電所に影響を及ぼす可能性はない ( モニタリング対象外 ) 第 73 回原子力発電所の新規性基準適合性に係る審査会合 ( 平成 26 年 1 月 28 日 ) 資料 2 より抜粋東北電力 ( 株 ) 女川原子力発電所 2 号機の申請内容に係る主要な論点 9. 敷地への火砕流等の到達の有無に関して 詳細な地形 地質調査結果を提示すること 影響評価 評価すべき降下火砕物の層厚は 10cm 降下火砕物以外に影響評価すべき火山事象はない 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆
5 目次 4 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 p5 1.1 敷地を中心とする半径 160kmの範囲の第四紀火山 p7 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 p 完新世に活動していない火山の検討 p 船形山の検討 p 猫魔ヶ岳の検討 p 鬼首カルデラの検討 p 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山のまとめ p19 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 p21 3. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山事象の抽出 p 降下火砕物の影響評価 p 文献調査 p 地質調査 p シミュレーション p 降下火砕物の影響評価のまとめ p 敷地を中心とする半径 160km 内の火山による火山事象の影響評価 p まとめ p102 参考文献 p104
6 5 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.1 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 完新世に活動していない火山の検討 船形山の検討 猫魔ヶ岳の検討 鬼首カルデラの検討 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山のまとめ
7 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 概要 6 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 敷地を中心とする半径 160km の範囲を対象に, 文献調査等により第四紀に活動した火山 ( 以下, 第四紀火山 という ) の抽出を行った 本章で説明する内容 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆
8 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.1 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 地形図との対応 7 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 敷地を中心とする半径 160km の範囲には, 下表のとおり,31 の第四紀火山がある これら 31 の第四紀火山は, 盛岡 ~ 石巻, 仙台 ~ 中通り ( 福島 ) にかけての低地帯よりも西側に分布し, 脊梁山地を構成している 敷地は, 火山フロントより約 60km 東側に離れた北上山地南端部の牡鹿半島に位置している 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山一覧 火山名 最新敷地からの 1 活動時期距離 (km) 青ノ木森 G 134 松倉山 G 126 川尻三森山 G 111 焼石岳 Q2 102 鳥海山 H 148 甑山 Q1 123 小比内山 Q2 109 高松岳 Q2 100 栗駒山 H 87 鬼首カルデラ Q2 85 鳴子カルデラ H 76 赤倉カルデラ G 85 向町カルデラ Q2 94 肘折カルデラ Q3 117 月山 Q2 129 薬莱山 Q1 72 七ツ森カルデラ Q1 64 船形山 Q2 77 安達 Q3 76 大東岳 Q1 86 神室岳 Q1 90 雁戸山 Q2 92 青麻山 Q2 85 蔵王山 H 97 三吉 葉山 G 107 白鷹山 Q1 117 笹森山 G 130 吾妻山 H 140 安達太良山 H 136 磐梯山 H 153 猫魔ヶ岳 Q1 156 火山名および最新活動時期は, 中野ほか編 (2013) による 1 H: 完新世,Q3: 後期更新世,Q2: 中期更新世,Q1: 前期更新世後半, G: 前期更新世前半 敷地を中心とする半径 160km の範囲の地形図
9 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.1 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 火山地質図との対応 8 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 中野ほか編 (2013) によれば, 敷地を中心とする半径 50km の範囲に火砕流堆積物の分布は示されていない 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山一覧 番号 火山名 最新敷地からの 1 活動時期距離 (km) D35 青ノ木森 G 134 D36 松倉山 G 126 D37 川尻三森山 G 111 D38 焼石岳 Q2 102 D39 鳥海山 H 148 D40 甑山 Q1 123 D41 小比内山 Q2 109 D42 高松岳 Q2 100 D43 栗駒山 H 87 D44 鬼首カルデラ Q2 85 D45 鳴子カルデラ H 76 D46 赤倉カルデラ G 85 D47 向町カルデラ Q2 94 D48 肘折カルデラ Q3 117 D49 月山 Q2 129 D50 薬莱山 Q1 72 D51 七ツ森カルデラ Q1 64 D52 船形山 Q2 77 D53 安達 Q3 76 D54 大東岳 Q1 86 D55 神室岳 Q1 90 D56 雁戸山 Q2 92 D57 青麻山 Q2 85 D58 蔵王山 H 97 D59 三吉 葉山 G 107 D60 白鷹山 Q1 117 D61 笹森山 G 130 D62 吾妻山 H 140 D63 安達太良山 H 136 D64 磐梯山 H 153 D65 猫魔ヶ岳 Q1 156 火山名および最新活動時期は, 中野ほか編 (2013) による 1 H: 完新世,Q3: 後期更新世,Q2: 中期更新世,Q1: 前期更新世後半, G: 前期更新世前半 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による )
10 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.1 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 抽出火山の活動時期 9 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 (31 火山 ) に関する活動時期は以下のとおり No. 1 敷地からの火山名距離 (km) 1 青ノ木森 七ツ森カルデラ 64 2 松倉山 船形山 77 3 川尻三森山 安達 76 4 焼石岳 大東岳 86 5 鳥海山 神室岳 90 6 甑山 雁戸山 92 7 小比内山 青麻山 85 8 高松岳 蔵王山 97 9 栗駒山 三吉 葉山 鬼首カルデラ 白鷹山 鳴子カルデラ 笹森山 赤倉カルデラ 吾妻山 向町カルデラ 安達太良山 肘折カルデラ 磐梯山 月山 猫魔ヶ岳 薬莱山 活動時期活動時期第四紀 1 敷地からの第四紀 No. 火山名更新世完新世距離 (km) 更新世完新世 100 万年 10 万年 1 万年現在 100 万年 10 万年 1 万年現在 1 中野ほか編 (2013) による 1 中野ほか編 (2013) による 2 中野ほか編 (2013) 等による : 活動期間を示す 2 中野ほか編 (2013) 及び当社文献調査結果による : 単一活動として評価
11 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 抽出フロー 10 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 (31 火山 ) について, 完新世の活動の有無, 将来の活動可能性を検討し, 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山として, 焼石岳, 鳥海山, 栗駒山, 鳴子カルデラ, 肘折カルデラ, 月山, 蔵王山, 吾妻山, 安達太良山及び磐梯山の 10 火山を抽出した 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山を抽出 31 火山 完新世の活動があるか? 有り (8 火山 1 ) 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆 完新世 ( 約 1 万年前迄 ) に活動した活火山 無し (23 火山 ) 最新活動からの経過時間が全活動期間より長いか? ( 単成火山など活動期間がごく短い火山を含む ) 判断根拠 1 全活動期間 < 最新活動からの経過時間 将来の活動性なし 短い (4 火山 ) 最新活動からの経過時間が過去の最大休止期間より長いか? 判断根拠 2 最大休止期間 < 最新活動からの経過時間 将来の活動性なし 次頁以降に内容の詳細を示す 長い (19 火山 ) 長い (2 火山 ) 将来の活動可能性のない火山 2 鳥海山栗駒山肘折カルデラ 1 鳴子カルデラ蔵王山吾妻山安達太良山磐梯山 短い (2 火山 ) 将来の活動可能性が否定できない火山 焼石岳, 月山 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 (10 火山 ) 1 肘折カルデラについては, 気象庁編 (2013) を考慮して抽出した 2 将来の活動可能性のない火山 (21 火山 ) の活動履歴を, 補足説明資料 p3-27 に示す
12 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 完新世に活動していない火山の検討 検討フロー 11 Step1 完新世に活動していない火山 23 火山 中野ほか編 (2013) を基に最新活動からの経過期間と全活動期間を比較 最新活動からの経過期間が長い 全活動期間が長い Step2 焼石岳月山船形山 下のフローに従い, 完新世に活動していない 23 火山について, 将来の活動可能性に関する評価を行った ( Step1 及び Step2 ) さらに,Step2 で最大休止期間よりも最新活動からの経過期間が長居と判断された船形山と猫魔ヶ岳については, 噴出年代の測定誤差も含めて検討を行った ( 下のフローの朱書き部 Step3 ) また, 鬼首カルデラについては, 熱水や噴気に関する検討を行った 猫魔ヶ岳 詳細な文献調査を行い, 噴出物の年代まで確認し, 最新活動からの経過期間と最大休止期間を比較 最新活動からの経過期間が長い Step3 休止期間が長い 噴出物の年代測定誤差も含めて, さらに検討 焼石岳月山 船形山猫魔ヶ岳 将来の活動可能性のない火山 19 火山 青ノ木森, 松倉山, 川尻三森山, 甑山, 小比内山, 高松岳, 鬼首カルデラ, 赤倉カルデラ, 向町カルデラ, 薬莱山, 七ツ森カルデラ, 安達, 大東岳, 神室岳, 雁戸山, 青麻山, 三吉 葉山, 白鷹山, 笹森山 2 火山 船形山, 猫魔ヶ岳 将来の活動可能性が否定できない火山 焼石岳, 月山
13 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 完新世に活動していない火山の検討 Step1 12 Step1 将来の活動可能性がないと評価した火山 について, 中野ほか編 (2013) に基づき, 最新活動からの経過期間と全活動期間を比較した 船形山については, 最新活動からの経過期間よりも全活動期間の方が長くなることから, さらに休止期間の検討を行った また, 三村 (2002) によれば, 猫魔ヶ岳は古猫魔火山と新猫魔火山に分けられるとし, 古猫魔火山の活動は 1Ma 頃に遡る可能性があり,0.5Ma 以降に新猫魔火山が活動したとしていることから, 猫魔ヶ岳についても休止期間の検討を行った 将来の活動可能性がないと評価した火山のうち焼石岳と月山については, 中野ほか編 (2013) に基づく最新活動からの経過期間と全活動期間の比較, さらには最新活動からの経過期間と休止期間の比較を行い, 将来の活動可能性が否定できない火山と評価していることから, 本検討からは対象外としている 将来の活動可能性がないと評価した 21 火山 ( 中野ほか編 (2013) による最新活動からの経過期間と全活動期間 ) 火山名活動年代最新活動からの経過期間大小全活動期間 青ノ木森約 210 万年 ~ 約 200 万年前約 200 万年 > 約 10 万年 松倉山ジェラシアン ( 更新世前期 ) 更新世中期以降 > 更新世前期 川尻三森山ジェラシアン ( 更新世前期 ) 更新世中期以降 > 更新世前期 甑山約 200 万年 ~ 約 140 万年前約 140 万年 > 約 60 万年 小比内山約 100 万年 ~ 約 60 万年前約 60 万年 > 約 40 万年 高松岳約 30 万年 ~ 約 20 万年前約 20 万年 > 約 10 万年 鬼首カルデラ約 30 万年 ~ 約 20 万年前約 20 万年 > 約 10 万年 赤倉カルデラ約 300 万年 ~ 約 200 万年前約 200 万年 > 約 100 万年 向町カルデラ約 100 万年 ~ 約 60 万年前約 60 万年 > 約 40 万年 薬莱山約 170 万年 ~ 約 100 万年前約 100 万年 > 約 70 万年 七ツ森カルデラ約 250 万年 ~ 約 160 万年前約 160 万年 > 約 90 万年 船形山約 150 万年 ~ 約 50 万年前約 50 万年 < 約 100 万年 安達約 8 万年前約 8 万年前の活動のみ 大東岳約 170 万年前約 170 万年前の活動のみ 神室岳約 170 万年前約 170 万年前の活動のみ 雁戸山約 40 万年 ~ 約 30 万年前約 30 万年 > 約 10 万年 青麻山約 40 万年 ~ 約 30 万年前約 30 万年 > 約 10 万年 三吉 葉山約 240 万年 ~ 約 230 万年前約 230 万年 > 約 10 万年 白鷹山約 100 万年 ~ 約 80 万年前約 80 万年 > 約 20 万年 笹森山約 370 万年 ~ 約 200 万年前約 200 万年 > 約 170 万年 猫魔ヶ岳約 100 万年 ~ 約 80 万年前約 80 万年 > 約 20 万年
14 参考文献第四紀火山5 船形火山初期噴出物 0.84 泉ヶ岳火山1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 船形山の詳細検討 Step2 13 船形山の活動履歴 Step2 地質時代 (Ma) 年代噴出物 (Ma) 体積 (km 3 ) 中野ほか編 (2013) によれば, 船形山は 泉ヶ岳火山と船形火山から構成される とされていることから, 船形山に泉ヶ岳火山を含めて活動履歴の検討を行った また, 中野ほか編 (2013) では, 泉ヶ岳火山の活動年代が 1.5 ~1.1Ma, 船形火山の活動年代が 0.9~0.5Ma とされていることから, 船形山の活動年代としては,1.5~0.5Ma となる 船形山の休止期間は年代測定値を考慮した検討結果 ( 下図 ) から, 最大でも 0.31Ma である 一方, 最新活動からの経過期間は 0.56Ma である 最大休止期間よりも最新活動からの経過期間が長いことから, 船形山は将来の活動可能性のない火山と評価した 完新世 0.50 新世 船形蛇ヶ岳溶岩類 1 花染山溶岩類 不明 2 後白髪上部溶岩類 玄武岩 三峰山溶岩類 ~ 安山岩 0.74 後白髪下部溶岩類 不明 4 船形溶岩類 泉ヶ岳溶岩類 1.14 安山岩 7 北泉ヶ岳溶岩類 Wada (1981) 今田 大場 (1989) 今田 (1989) 梅田ほか (1999) 第四紀火山カタログ委員会編 (1999) 中野ほか編 (2013) 更1.50 黒鼻溶岩類玄武岩不明 A 休止期間 :0.30Ma B 休止期間 :0.31Ma Ma 7 B 6 A 1.0Ma 船形山の休止期間の考え方 船形山の噴出物の層序については補足説明資料 p16に示す 1 最新活動からの経過期間 0.56Ma Ma 現在 船形火山 泉ヶ岳火山
15 参考文献第四紀5 船形火山初期噴出物 0.84±0.05 泉ヶ岳火山1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 船形山の詳細検討 Step3 14 地質時代 完新世 新世船形火山船形山の活動履歴 Step3 (Ma) 噴出物 年代 (Ma) 体積 (km 3 ) 船形山の休止期間の取り方として, 年代測定の誤差も考慮した結果 ( 下図 ) から, 最大でも 0.42Ma であり, 最新活動からの経過期間 (0.53Ma) よりも短いことを確認した 蛇ヶ岳溶岩類 1 花染山溶岩類 不明 0.56± ± 後白髪上部溶岩類 玄武岩 0.60± 三峰山溶岩類 ~ 安山岩 0.74±0.05 後白髪下部溶岩類 不明 4 船形溶岩類 0.85± 泉ヶ岳溶岩類 1.14±0.06 安山岩 7 北泉ヶ岳溶岩類 1.45± Wada (1981) 今田 大場 (1989) 今田ほか (1989) 梅田ほか (1999) 第四紀火山カタログ委員会編 (1999) 中野ほか編 (2013) 更1.50 黒鼻溶岩類玄武岩不明 A 休止期間 :0.41Ma ( )-( ) 6 5 B 休止期間 :0.42Ma ( )-( ) Ma 7 B 6 A 5 1.0Ma 船形山の休止期間の考え方 ( 測定誤差を含む ) 船形山の噴出物の層序については補足説明資料 p16に示す 1 最新活動からの経過期間 0.53Ma Ma 現在 船形火山 泉ヶ岳火山
16 参考文献第四紀1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 猫魔ヶ岳の詳細検討 Step2 15 Step2 中野ほか編 (2013) によれば, 猫魔ヶ岳の活動年代が 1.0~0.8Ma となっている また, 三村 (2002) によれば, 猫魔ヶ岳は 古猫魔火山と新猫魔火山に分けられる とされており, 古猫魔火山の活動年代が 1~0.7Ma, 新猫魔火山の活動年代が 0.5~0.4Ma とされている 猫魔ヶ岳の休止期間は年代測定値を考慮した検討結果 ( 下図 ) から, 最大でも 0.36Ma である 一方, 最新活動からの経過期間は 0.4Ma である 最大休止期間よりも最新活動からの経過期間が長いことから, 猫魔ヶ岳は将来の活動可能性のない火山と評価した A 休止期間 :0.28Ma B 休止期間 :0.36Ma C 休止期間 :0.32Ma Ma 新猫魔火山 古猫魔火山 地質時代 (Ma) 完新世 新世1.5Ma 猫魔火C 5 B 1.0Ma 猫魔ヶ岳の休止期間の考え方 猫魔ヶ岳の活動履歴 年代噴出物 (Ma) 新猫1349m 溶岩安山岩溶岩不明魔火山- 古山1 猫魔ヶ岳溶岩デイサイト溶岩 雄子沢岩屑なだれ堆積物岩屑なだれ堆積物不明 4 萩平火砕流堆積物 火山岩塊火山灰流堆積物 扇ヶ峰溶岩 安山岩溶岩及び溶岩円頂丘 主山体溶岩 ( 雄国山溶岩を含む ) 安山岩 羽山溶岩安山岩溶岩 雄国沼北溶岩安山岩溶岩 A 0.5Ma 1 体積 (km 3 ) 猫魔ヶ岳の噴出物の層序については補足説明資料 p27 に示す Ma NEDO(1990) 三村 (2002) 中野ほか編 (2013) 更最新活動からの経過期間 現在
17 参考文献第四紀猫魔火1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 猫魔ヶ岳の詳細検討 Step3 16 Step3 猫魔ヶ岳の休止期間の取り方として, 年代測定の誤差も考慮した結果 ( 下図 ), 最新活動からの経過期間よりも休止期間の方が長くなるものの, 年代測定の誤差幅が非常に大きいものもあることから, これらの誤差を考慮することは将来の活動可能性に関する評価には適していないと考える 地質時代 (Ma) 完新世 新世新猫魔火猫魔ヶ岳の活動履歴 年代噴出物 (Ma) 山1 猫魔ヶ岳溶岩 デイサイト溶岩 0.4± ± m 溶岩 安山岩溶岩 不明 体積 (km 3 ) 1.2 なお, 猫魔ヶ岳による設計対応不可能な火山事象が敷地に与える影響について, 補足説明資料 p26 に示す 古山4 萩平火砕流堆積物 火山岩塊火山灰流堆積物 0.75± 扇ヶ峰溶岩 安山岩溶岩及び溶岩円頂丘 0.68± ±0.14 雄子沢岩屑なだれ堆積物 岩屑なだれ堆積物 不明 3 主山体溶岩 0.65±0.04 安山岩 ( 雄国山溶岩を含む ) 0.80± ±0.1 5 羽山溶岩 安山岩溶岩 0.67± ± 雄国沼北溶岩安山岩溶岩 1.43± NEDO(1990) 三村 (2002) 中野ほか編 (2013) 更新猫魔火山 猫魔ヶ岳の噴出物の層序については補足説明資料 p27に示す Ma 最新活動からの経過期間 古猫魔火山 Ma 1.5Ma 1.0Ma 猫魔ヶ岳の休止期間の考え方 0.5Ma 現在
18 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 鬼首カルデラの詳細検討 概要 17 火山名敷地からの距離火山の形式活動年代概要噴出物 鬼首カルデラ 約 85km カルデラ火山 鬼首カルデラの概要 約 30 万年 ~20 万年前 鬼首カルデラは, 荒雄岳 (983.9m) や高日向山 (768.8m) 等の中央火口丘を有し, 楕円形のカルデラリムを示す カルデラの長軸方向は NNW-SSE 方向で長さ約 10km, 短軸方向は ENE-WSW 方向で長さ約 7.5km である 最大噴出量はカルデラ形成期の池月凝灰岩 (20~ 30 万年前 ) の約 18.0km 3 末端部は荷坂などの火砕流により埋積されており詳細は不明だが, 少なくとも発電所より約 50km 離れた地点で確認されている 最新の噴火活動は, 溶岩ドームを形成した高日向ドーム溶岩の活動期 ( 約 20 万年前 ) に発生 鬼首カルデラ (85km) 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) (カルデラ形成期)月凝灰岩上空からの鬼首カルデラ池高日向ドーム溶岩(後カルデラ下山里凝灰岩(中規模火砕流噴出期?)期)カルデラ形成期 年代 (ka) 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 鬼首カルデラの噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 上表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 第四紀火山カタログ委員会編 (1999) 及び Yamada(1988) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである
19 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 鬼首カルデラの詳細検討 評価 18 噴気 熱水活動について 中野ほか編 (2013) では, 片山地獄 ( 片山火口 ) などで活発な噴気活動があることを示している 福留 (1982) では, 鬼首カルデラには, 多くの源泉および噴気孔が存在するが, この約半数は盆地外縁に沿って環状に流路をとる荒雄川の河川沿いに分布しており, カルデラの環状輪郭と平行な同心円状の構造的弱線が伏在し, 温泉などもこれに支配されていると考えられている Yamada (1988) では, カルデラの地下深部にはすでに固結したが高温をまだ保っている貫入岩体が存在し, そのような岩体から主に熱伝導により周囲に熱が拡散して, 一部はマグマ中の揮発成分が断裂面などを通して周囲に発散し熱を運ぶ役割をしていると推定している 清棲 (1986) によれば, 炭酸ガスの同位体比からマグマ起源のものが含まれているとし, 鬼首の地熱流体は火山活動と関連性があることを指摘している 活動年代について 鬼首カルデラの活動年代に関しては, 第四紀火山カタログ委員会編 (1999), 中野ほか編 (2013) 及び西来ほか編 (2014) のいずれの文献においても約 30 万 ~20 万年前とされている Yamada(1988), 阪口 山田 (1988), 早田 (1989), 土谷ほか (1997) では, 約 20 万年前以降, 噴出物を伴う噴火活動は報告されていない 気象庁編 (2013) では, 活火山とされていない これらの文献を基に作成した階段ダイヤグラムからも, 鬼首カルデラは活動的ではないと判断される 片倉森山 : 温泉 : 噴気孔 : 地熱発電所 荒雄川 ツクシ森 (989m) 荒雄山 片山地獄 高日向山 1: 断層, 2: 推定される伏在断層, 3: 走向線, 4: 河川, 5: 基盤岩, Mi: 宮沢, Fk: 吹上, Kt: 片山 鬼首カルデラは, 将来の活動可能性のない火山 と評価する ( 福留 (1982) に加筆 ) なお, 鬼首カルデラによる設計対応不可能な火山事象が敷地に与える影響については, 補足説明資料 p10 に示す
20 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山のまとめ 19 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 (31 火山 ) のうち, 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山は下表の赤字及び青字の火山である No. 3 判断根拠 1 青ノ木森 134 なしなし 1 17 七ツ森カルデラ 64 なしなし 1 2 松倉山 126 なしなし 1 18 船形山 77 なしなし 2 3 川尻三森山 111 なしなし 1 19 安達 76 なしなし 1 4 焼石岳 102 なしあり - 20 大東岳 86 なしなし 1 5 鳥海山 148 あり 神室岳 90 なしなし 1 6 甑山 123 なしなし 1 22 雁戸山 92 なしなし 1 7 小比内山 109 なしなし 1 23 青麻山 85 なしなし 1 8 高松岳 100 なしなし 1 24 蔵王山 97 あり 栗駒山 87 あり 三吉 葉山 107 なしなし 1 10 鬼首カルデラ 85 なしなし 1 26 白鷹山 117 なしなし 1 11 鳴子カルデラ 76 あり 笹森山 130 なしなし 1 12 赤倉カルデラ 85 なしなし 1 28 吾妻山 140 あり 向町カルデラ 94 なしなし 1 29 安達太良山 136 あり 肘折カルデラ 117 あり 磐梯山 153 あり 月山 129 なしあり - 31 猫魔ヶ岳 156 なしなし 2 16 薬莱山 72 なしなし 1 1 敷地からの火山名距離 (km) 1 中野ほか編 (2013) による : 活動期間を示す 2 中野ほか編 (2013) 及び当社文献調査結果による : 単一活動として評価 2 活動時期 第四紀 更新世 完新世 100 万年 10 万年 1 万年 現在 完新世の活動 将来の活動可能性 No. 1 敷地からの火山名距離 (km) 2 活動時期 第四紀更新世完新世 100 万年 10 万年 1 万年現在 完新世の活動 将来の活動可能性 1 中野ほか編 (2013) による 2 中野ほか編 (2013) 等による 3 3 1: 1: 最新活動からの経過時間が全活動期間より長い (p8 参照 ) (p10 参照 ) 2: 2: 最新活動からの経過時間が過去の最大休止期間より長い (p8 参照 ) (p10 参照 ) 3 判断根拠
21 1. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 1.2 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山のまとめ 位置図 20 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 (31 火山 ) のうち, 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山は下表の赤字及び青字の火山であり, 敷地との位置関係を右図に示す : 完新世に活動した火山 : 将来の活動可能性が否定できない火山 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山一覧 火山名 最新敷地からの活動時期距離 (km) 青ノ木森 G 134 松倉山 G 126 川尻三森山 G 111 焼石岳 Q2 102 鳥海山 H 148 甑山 Q1 123 小比内山 Q2 109 高松岳 Q2 100 栗駒山 H 87 鬼首カルデラ Q2 85 鳴子カルデラ H 76 赤倉カルデラ G 85 向町カルデラ Q2 94 肘折カルデラ Q3 117 月山 Q2 129 薬莱山 Q1 72 七ツ森カルデラ Q1 64 船形山 Q2 77 安達 Q3 76 大東岳 Q1 86 神室岳 Q1 90 雁戸山 Q2 92 青麻山 Q2 85 蔵王山 H 97 三吉 葉山 G 107 白鷹山 Q1 117 笹森山 G 130 吾妻山 H 140 安達太良山 H 136 磐梯山 H 153 猫魔ヶ岳 Q1 156 火山名および最新活動時期は, 中野ほか編 (2013) による 最新活動時期 H: 完新世,Q3: 後期更新世,Q2: 中期更新世,Q1: 前期更新世後半,G: 前期更新世前半 肘折カルデラについては, 気象庁の 日本活火山総覧 ( 第 4 版 ) (2013) を考慮して抽出した
22 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 21
23 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 22 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山について, 火山活動に関する個別評価を行った 本章で説明する内容 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆
24 計対応が不可能な火山事象2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 23 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 ( 下表 ) について, 設計対応不可能な火山事象 ( 右図 ) が発電所運用期間中に影響を及ぼす可能性について検討した 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山 火山名 敷地からの距離 (km) 焼石岳 102 鳥海山 148 栗駒山 87 鳴子カルデラ 76 肘折カルデラ 117 月山 129 蔵王山 97 吾妻山 140 安達太良山 136 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆
25 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 24 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 検討する必要がある設計対応不可能な火山事象は下表のとおりである 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山と検討すべき設計対応不可能な火山事象 火山名 敷地からの距離 (km) 火砕物密度流 溶岩流 岩屑なだれ他 160km 50km 50km 新しい火口の開口 地殻変動 D38 焼石岳 D39 鳥海山 D43 栗駒山 D45 鳴子カルデラ D48 肘折カルデラ D49 月山 D58 蔵王山 D62 吾妻山 D63 安達太良山 D64 磐梯山 : 要検討,-: 検討不要 敷地と評価対象火山との位置関係から, 火砕物密度流について, 個別の検討を実施した 検討結果を次頁以降に示す 牡鹿半島に位置している敷地は, 第四紀を通じて, 火山フロントより 50km 以上離れており, 敷地周辺では火成活動は確認されていないことから, これらの事象が発電所の運用期間中に影響を及ぼす可能性は十分小さい 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による )
26 経塚山焼石岳(本体)活動期活動期兎森山村崎野軽石 山形軽石焼石岳の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 活動期2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 焼石岳の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 25 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 火山名 焼石岳 焼石岳の概要 焼石岳 ( 約 102km) 敷地からの距離 約 102km 形式 / タイプ活動年代概要噴出物 複成火山 / 溶岩卓越タイプ 約 100 万年 ~5 万年前 焼石岳は岩手県の南西部に位置し, 焼石岳 ( 標高 :1,548m) を主峰とし, 経塚山, 駒ヶ岳等から構成される 主に安山岩からなり デイサイトを伴う小規模火山の群れを形成している 最大噴出量は約 12.5km 3, 焼石岳 ( 本体 ) の活動期 (60~70 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 溶岩や火砕岩, 山形軽石が噴出した焼石兎森山等の活動期 (5~6 万年前 ) に発生 火砕物密度流は報告されていない 焼石岳の火砕物密度流の評価 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 兎森山 5 万分の 1 地質図 川尻, 大沢ほか (1971) 5 万分の 1 地質図 焼石, 北村 (1965) 噴出物は, 溶岩や火砕岩, 降下軽石が主であり, 焼石岳周辺に限られていることから, 火砕物密度流が発電所に影響を及ぼす可能性はない 駒ヶ岳 ヶ岳活動期噴出量の累積 (km 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 駒3 ) 噴出量 (km 3 ) 年代 (ka) 焼石岳 経塚山 火砕物密度流は記載されていない 焼石岳周辺の火山地質図 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 第四紀火山カタログ委員会編 (1999) 及び照井 瀬川 (1994) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである
27 大台野火砕流 ージ3 (ージ2 (ージ3 ( 奥山火砕流)活動期)活動期ステージ2 ( 東山火砕流 宿町火砕流 a)活動期 大清水火砕流 c)活動期b)活動期初期)活動期活動期2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳥海山の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 噴出量 (km3) 白雪川火砕流ステージ1 (前期ステージ1 (後期a b)ステステステ大清水火砕流 宿町火砕流 東山火砕流 火山名 鳥海山 鳥海山の概要 鳥海山 ( 約 148km) 敷地からの距離 約 148km 形式 / タイプ 複成火山 溶岩ドーム / 溶岩卓越タイプ 活動年代 約 60 万年前 ~AD1974 年 概要噴出物 26 ステージ1 (鳥海山 ( 標高 :2,237m) は, 秋田県と山形県の県境に位置し, 多量の溶岩とそれに伴う少量の火砕岩からなる成層火山で, 溶岩地形の凹凸が著しく,2 つの馬蹄形カルデラを持つ 大部分の噴出物は安山岩質であり, 少量の玄武岩を伴う 最大噴出量は約 47km 3, 古期成層火山活動期 (40~50 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 泥流 降灰を伴った小規模水蒸気噴火で 1974 年に発生 火砕物密度流は,6 層確認されており, 分布範囲は山体周辺に限られる 敷地を中心とする半径 160kmの範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 白雪川火砕流 奥山火砕流 鳥海山の火砕物密度流の評価 火砕物密度流は鳥海山周辺に限られることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 鳥海山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 大台野火砕流 鳥海山火山地質図 ( 林 (1984) に一部加筆 ) 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 林 (1984) 及び伴ほか (2001) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである
28 (稀大ヶ原火砕流南部独立火山列活動期2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 栗駒山の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 27 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 火山名敷地からの距離形式 / タイプ活動年代概要噴出物 栗駒山 約 87km 複成火山 溶岩ドーム / 溶岩卓越タイプ 約 76 万年前 ~AD1944 年 栗駒山の概要 栗駒山 ( 標高 :1,627m) は, 岩手県, 秋田県, 宮城県の県境付近に位置し, 複数の山体から成り, 東方に東栗駒山, 西方に御駒山, 南西方に虚空蔵山, 南方に大地森など小さな火山体が北北西 - 南南東方向に配列する 主に安山岩からなる 最大噴出量は約 3.3km 3, 古期東栗駒および南部独立火山列の活動期 (44~53 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 少量の火砕物を伴った小規模水蒸気噴火で 1944 年に発生 火砕物密度流は,1 層のみ確認されており, 分布範囲は山体周辺に限られる 栗駒山 ( 約 87km) 女川原子力発電所 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 栗駒山の火砕物密度流の評価 火砕物密度流は栗駒山周辺に限られることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 噴出量 (km 3 ) 古期東栗駒火山栗駒火山体秣岳火山体新期東栗駒火山剣岳火山主活動期活動期体主活動期活動期) 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 稀大ヶ原火砕流 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 栗駒山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 藤縄ほか (2001) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである 栗駒火山の地質図 ( 藤縄ほか (2001) に一部加筆 )
29 荷坂凝灰岩柳沢凝灰岩(カルデラ形成)中央火口群鳴子潟沼 上原テフラ活動期活動期一迫軽石層北原火山灰層活動期活動期 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 活動期2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 28 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 火山名敷地からの距離形式 / タイプ活動年代概要噴出物 鳴子カルデラの概要約 76km カルデラ 溶岩ドーム / 降下火砕物卓越タイプ約 19 万年前 ~AD837 鳴子カルデラは, 宮城県北西部に位置し, 直径約 7kmの不鮮明な輪郭をもつカルデラとその中央部の溶岩ドーム群からなる デイサイトの4つの溶岩ドームが一群をなし, それらに囲まれた酸性の火口湖 潟沼の内外やその西側の溶岩ドームの壁では噴気活動が盛んである 最大噴出量は約 11.91km 3, カルデラ形成期 ( 約 9 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 水蒸気噴火で837 年に発生 火砕物密度流は,2 層確認されており, 両層とも主にカルデラ東部に分布 鳴子カルデラの活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 岩鳴子カルデラ ( 約 76km) 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 鳴子カルデラの火砕物密度流の評価 火砕物密度流の到達範囲は, 敷地から十分離れている ( 約 46km) ことから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 噴出量 (km 3 ) 出山軽石層活動期活動期(溶岩ドーム形成)概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 早田 (1989) 及び阪口 山田 (1988) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 鳴子カルデラの噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 池月凝灰岩 荷坂凝灰岩 柳沢凝灰岩の分布図 ( 阪口 山田 (1988) に加筆 )
30 29 2 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 末端部での層厚 表土 大貫層 新第三系鮮新統 露頭確認位置 露頭確認位置 荷坂凝灰岩と考えら れる地層 約1.4m 鳴子カルデラの火砕物密度流分布拡大図 滝沢ほか 1992 に加筆 鳴子カルデラ 下山里火山灰 小池 町田編(2001) から推定 大貫層 約46km 女川原子力発電所 露頭写真 鳴子カルデラの火砕流密度流末端付近で実施した 地質調査の結果 その層厚は約1.4mである 10km 鳴子カルデラの火砕物密度流分布範囲図 大沢ほか 1987 大沢ほか 1988 滝沢ほか 1992 竹内ほか 2005 に加筆 鳴子カルデラの火砕物密度流末端部付近の層厚 約1.4mを考慮しても 敷地からは約46km離れてお り 発電所に影響を及ぼす可能性はない
31 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 鳴子カルデラ起源の火砕流堆積物分布範囲 加護坊山 箟岳山 上図の凡例 旭山 石巻湾 敷地周辺の 5 万分の 1 地質図 ( 松野 (1967), 高橋 松野 (1969), 北村ほか (1981,1983), 石井ほか (1982), 滝沢ほか (1984,1990), 竹内 兼子 (1996), 土谷ほか (1997) に加筆 )
32 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 万分の 1 地質図 ( 土谷ほか (1997), 北村ほか (1981)) によれば, 敷地を中心とする半径 50km 以遠に鳴子カルデラから噴出した火砕流が分布している A A B B A 500m 江合川 柳沢火砕流 荷坂火砕流 A 水平 : 鉛直 1:5 敷地周辺の 5 万分の 1 地質断面図 ( 土谷ほか (1997) に加筆 ) 軽石凝灰角礫岩, 火山礫凝灰岩, 礫, 凝灰質砂, シルト及び亜炭 B B 柳沢火砕流荷坂火砕流 敷地周辺の 5 万分の 1 地質断面図 ( 北村ほか (1981) に加筆 )
33 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 万分の 1 地質図 ( 高橋 松野 (1969), 滝沢ほか (1984)) によれば, 敷地から 40km 付近 (C-C -C 断面 ) 及び 20km 付近 (D-D 断面 ) では鳴子カルデラから噴出した火砕流は記載されていない C C C D D C C C C 敷地周辺の 5 万分の 1 地質断面図 ( 高橋 松野 (1969) に加筆 ) D D 敷地周辺の 5 万分の 1 地質断面図 ( 滝沢ほか (1984) に加筆 ) 水平 : 鉛直 1:1
34 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 2 33 町田 新井 (2003) によれば, 鳴子カルデラを給源とする火砕流の分布範囲は下図のとおりであり, 敷地を中心とする半径 30km に及んでいない 女川原子力発電所 鳴子柳沢火砕流の分布範囲 鳴子荷坂火砕流の分布範囲 女川原子力発電所 東北地方の後期更新世主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 )
35 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 3 34 早田 (1989) によれば, 鳴子柳沢火砕流の層厚が以下のとおり示されている loc.9( 火口から約 5km 離れた地点 ): 約 720cm Loc.10 ( 火口から約 15km 離れた地点 ): 約 560cm Y 1 : 降下軽石層 Y 2 : 火山豆石を含む細粒の火山灰層 Y 3 : 数フローユニットからなる大規模な火砕流堆積物 Y 4 : 降下軽石層 Y 5 : 降下火山灰層 Loc.9 Loc.10 9 柳沢凝灰岩のうち火砕流堆積物の分布範囲 10 約 720cm 約 560cm 柳沢凝灰岩の分布範囲及び模式柱状図 ( 早田 (1989)) に一部加筆 )
36 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 4 35 豊島 石田 (1983) では, 荷坂凝灰岩や柳沢凝灰岩が観察された地点の高度を, 清滝丘陵の最大傾斜方向である北西 - 南東方向に投影した図を示し, 以下の内容が記載されている 荷坂凝灰岩の堆積面が保存されているのは,1~5 及び 8 の地点であり, それらの地点の高度を連ねた線は, 傾きをもった滑らかな直線状を呈する この線は荷坂凝灰岩の堆積終了直後の地表面を示しているとみてよい 下図拡大範囲 約 560cm( 早田 (1989) より ) 約 560cm( 早田 (1989) より ) 荷坂及び柳沢凝灰岩の観測地点と観測地点高度の投影図 ( 豊島 石田 (1983) に一部加筆 )
37 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 5 36 豊島 石田 (1983) によれば, 窪川原で荷坂凝灰岩の層厚が約 6m, 大吉山で柳沢凝灰岩の層厚が約 2.9mである 約 6m 下図拡大範囲柳窪川原 沢凝灰岩約 2.9m 荷坂及び柳沢凝灰岩の観測地点と観測地点高度の投影図 ( 豊島 石田 (1983) に一部加筆 )
38 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : 文献調査結果 1-1 葛岡 ( 土谷ほか,1997) 37 座散乱木遺跡 ( 豊島 石田,1983) 土谷ほか (1997) によれば, 旧岩出山町葛岡北部で荷坂凝灰岩の層厚が約 6.5m である 馬場壇 a 遺跡 ( 早田,1996) 露頭位置図 ( 豊島 石田 (1983) に加筆 ) 約 6.5m ( 土谷ほか (1997) に一部加筆 )
39 標高(m(m)標高(m(m)部浦湾荷坂 標高(m層厚五部浦湾(m) 柳沢火砕流 1: 上原 7.2m( 早田 (1989)),3 安沢 5.6m( 早田 (1989)),5 大吉山 2.9m( 豊島 石田 (1983)) 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 鳴子カルデラの火砕物密度流に関する評価 : まとめ 鳴子カルデラから敷地までの地形断面は下図のとおりである この断面に, 加護坊山北西部で確認された荷坂凝灰岩の標高とその層厚, 早田 (1989) に示されている柳沢凝灰岩の層厚, 豊島 石田 (1983) に示されている荷坂及び柳沢凝灰岩の露頭層厚を投影した 鳴子カルデラ E A B 5 F 6 C 38 敷地 この図から, 鳴子カルデラを給源とする荷坂火砕流 ( 既往最大 ) 及び柳沢火砕流は石巻平野までは到達していた可能性は否定できないものの, 敷地には到達したとは考えにくい したがって, 鳴子カルデラの火砕物密度流が敷地に影響を及ぼす可能性はない D 30km 距離 (km) 仙台平野北部 ( 石巻平野 ) 北上山地 ( 南部 ) 敷地層1 五)柳沢 2 4 部浦3 荷坂加護坊山川5 6 追波川湾箟岳 真野厚距離 (km) 敷地層仙台平野北部 ( 石巻平野 ) 北上山地 ( 南部 ) )1 旧五柳沢 北上川距離 (km) 厚火砕流到達地点 ( 町田 新井,2003) 柳沢火砕流 荷坂火砕流 敷地 仙台平野北部 ( 石巻平野 ) 北上山地 ( 南部 ) )尾ヶ岳 1 柳沢 荷坂 5 6 旭山 旧北上川万石真野川浦 荷坂火砕流 2: 葛岡 6.5m( 土谷ほか (1997)),4 窪川原 6m( 豊島 石田 (1983)),6 舟橋 1.4m( 自社調査 ) ( 白抜き ) は投影
40 テージ1 ~4 活動2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 肘折カルデラの活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 39 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 火山名敷地からの距離形式 / タイプ活動年代概要噴出物 肘折カルデラ 約 117km カルデラ / 火砕物密度流卓越タイプ 約 1 万 2000 年前 肘折カルデラの概要 肘折カルデラは, 山形県尾花沢市の西約 20km, 月山の北東約 15km に位置する 構成する地形は, 内径約 2km, 外径約 3km のカルデラであり, 火砕流台地がその南方数 km と北方約 8km にかけて分布している 噴気活動はないが, 地熱活動が継続している デイサイトからなる 肘折カルデラは約 12,000 年前に活動し, 噴出量は約 2.02km 3, 短時間で活動のピークを迎えた 12,000 年前以降の噴出物は確認されていない 火砕物密度流は,5 層記載されており, 分布範囲は山体周辺 ( 南方および北方方向 ) に限られる 肘折カルデラの火砕物密度流の評価 肘折カルデラ ( 約 117km) 敷地を中心とする半径 160kmの範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) ス火砕物密度流は肘折カルデラ周辺に限られることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 噴出量 (km 3 ) 肘折火砕流の分布範囲 (5 層 ) 期肘折火砕流堆積物の分布図 ( 宮城 (2007) に一部加筆 ) 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 肘折カルデラの噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 宮城 (2007) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである
41 ステージ1 2 活動期 湯殿山下部火砕岩類 湯殿山上部溶岩類 田麦川中流火砕流 田麦川上流火砕流 ステージ3 ジ4 a b 姥ヶ岳上部溶岩類活動期2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 月山の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 40 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 火山名敷地からの距離形式 / タイプ活動年代概要噴出物 月山 約 129km 複成火山 / 溶岩卓越タイプ 約 88 万年 ~30 万年前 月山の概要 月山 ( 標高 :1,984m) は, 山形県のほぼ中央部に位置し, 基盤の地形の影響と北西に開く馬蹄形カルデラのために東西非対称な山体を形成している 姥ヶ岳 湯殿山等からなる複合成層火山である 安山岩 ~ デイサイトからなる 最大噴出量は約 18km 3, ステージ 3~4b 間 (47~70 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 姥ヶ岳溶岩類の活動期 (30~36 万年前 ) に発生 火砕物密度流は,6 層確認されており, 分布範囲は山体周辺 ( 北西 ~ 南西部 ) に限られる 田麦川中流火砕流 月山 ( 約 129km) 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 月山の火砕物密度流の評価 火砕物密度流は月山周辺に限られることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 濁沢火砕岩類 田麦川上流火砕流 噴出量 (km 3 ) テース湯殿山下部ス火砕岩類テージ4活動期 湯殿山上部火砕岩類 姥ヶ岳上部溶岩類 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 月山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 中里ほか (1996) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである 月山火山の地質図 ( 中里ほか (1996) に一部加筆 )
42 秋山沢火砕岩類 大若沢溶岩類 大冷水沢溶岩類馬ノ神岳溶岩類 八汐大滝火砕岩類 活動期2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 41 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 噴出量 (km 3 ) 中央蔵王ステージ2 3 a活動期新期南蔵王 ツバノ滝溶岩類 空沢溶岩類 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 中蔵央蔵王ステージ4 中央蔵王ステージ3 c活動期中央蔵王ステージ3 b活動期王川崎テフラ活動空沢溶岩類 大若沢溶岩類 - 年代階段ダイヤグラムは, 酒寄 (1985) 及び酒寄 (1992) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである 等概要の表及び噴出量 馬ノ神岳溶岩類 大冷水沢溶岩類 火山名敷地からの距離形式 / タイプ活動年代概要噴出物 蔵王山 約 97km 蔵王山の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 旧期南蔵王蔵王山の火砕物密度流に関する評価 複成火山, 火口丘 / 溶岩 火砕岩タイプ 約 135 万年前 ~AD1940 年 蔵王山 ( 熊野岳 : 標高 1840m) は, 山形県と宮城県の県境に位置する火山群の総称である 北蔵王 ( 瀧山 ), 中央蔵王 ( 熊野岳等 ), 南蔵王 ( 不忘山等 ) 等に分けられる 玄武岩 ~ 安山岩の成層火山で, 有史以降も主に御釜を噴出口とする活動が確認されている 最大噴出量は約 6.1km 3, 南蔵王および中央蔵王ステージ 2 3a 期 (20~68 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 少量の降下火砕物を伴った水蒸気噴火で 1940 年に発生 火砕物密度流は,7 層確認されており, 分布範囲は南蔵王周辺に限られている 中央蔵王 北蔵王については確認されていない 蔵王山の火砕物密度流の評価 蔵王山 ( 約 97km) 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 火砕物密度流は蔵王山周辺に限られることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 秋山沢火砕岩類 ツバノ滝溶岩類 八汐大滝火砕岩類 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 蔵王山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 南蔵王地質図 ( 酒寄 (1985) に一部加筆 )
43 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 吾妻山の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 42 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 敷地からの距離 形式 タイプ 活動年代 概要 噴出物 噴出量 (km 3 ) 約 140km 複成火山 火砕丘 / 火砕岩卓越タイプ 約 130 万年前 ~AD1977 (吾妻基底溶岩)活動期古一切経火山錐吾妻山の概要 吾妻山は, 山形県と福島県の県境にある多数の成層火山からなる火山群である 噴出物は玄武岩 ~ 安山岩で, 西吾妻火山 中吾妻火山, 東吾妻火山に分けられ, 噴出中心は東南東 ~ 西北西に走る南北の 2 列に大別される 有史以降の噴火は, 大穴火口とその周辺の爆発で, 現在その南 ~ 東斜面には噴気地域が広く分布する 最大噴出量は約 32.5km 3, 基底溶岩活動期 (100~130 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 火砕物の降下 泥水を伴う水蒸気噴火で 1977 年に発生 火砕物密度流は報告されていないが, 吾妻山周辺に噴出物が確認されている 吾妻山の火砕物密度流の評価 仮に噴出物が火砕物密度流と考えても, 噴出物は吾妻山周辺に限られていることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない (東吾妻 西吾妻)活動期東吾妻火山錐 高山火山錐吾妻 福島テフラ吾妻 佐久間テフラ吾妻 浄土原火山噴出物(中吾妻)活動期一切経火山錐活動期活動期吾妻山活動期火山名 吾妻山 ( 約 140km) 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 50km 噴出量の累積 (km 3 ) 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 噴出量 (km 3 ) 吾妻山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 藤縄 鴨志田 (1999) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである 火砕物密度流は記載されていない 吾妻山地質図 ( 藤縄 鴨志田 (1999) に一部加筆 )
44 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 安達太良山の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 43 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 安達太良山の概要 火山名 敷地からの距離 形式 タイプ 活動年代 概要 噴出物 安達太良山 約 136km 複成火山 / 溶岩卓越タイプ 約 55 万年前 ~AD1900 安達太良山は, 福島市の南西に位置する玄武岩 ~ 安山岩の成層火山群である 主峰の安達太良本峰の山頂部には西に開く沼ノ平火口がある この火口の内外には, 噴気 温泉地帯が存在する 最大噴出量は約 2.33km 3, 第 3-1a 期 (20~26 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 低温サージや降下火砕物を伴った中規模水蒸気噴火で 1900 年に発生 火砕物密度流は,4 層確認されており, 分布範囲は山体周辺に限られる 安達太良山の火砕物密度流の評価 火砕物密度流は安達太良山周辺に限られることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 安達太良山 ( 約 136km) 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 元山火砕流 沼尻火砕流 第3 第3 噴出量 (km 3 ) 第第第1 期1 期1 期2 期第第b ab(元(前(活活山3 3 前ヶ動動火ヶ2 岳岳期時期3 砕期)期)流活活未活 活動動区動動期期分長坂火砕流期期)活動期噴出量の累積 (km 3 ) 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 噴出量 (km 3 ) 安達太良山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム安達太良火山地質図 ( 藤縄 (1980) に一部加筆 ) 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 藤縄 (1980) 及び藤縄 鎌田 (2005) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである 早期噴出火砕流(活動時期不明) 長坂火砕流 沼尻火砕流 銚子ヶ滝下火砕流 - 1 期a活動期- - - 銚子ヶ滝下火砕流
45 磐梯噴出物活動期古期山体噴出物大磐梯噴出物葉山1火砕堆積物葉山2 火砕堆積物(赤埴山 櫛ヶ峰形成)磐梯山噴出物活動期: 火砕流分布範囲先 八ノ木沢軽石流(HkPF ) 更科軽石流(SsPF ) 天庭軽石流(AnPF )グミ沢軽石流(GsPF ) 水滴軽石流(MtPF )日向沢軽石流(HsPF ) 活動活動期活動期2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 磐梯山の活動履歴及び火砕物密度流に関する評価 44 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 磐梯山の概要 火山名敷地からの距離 磐梯山 約 153km 50km 形式 タイプ 複成火山 / 溶岩 火砕岩タイプ 活動年代 約 90 万年前 ~AD1888 概要 磐梯山は, 福島県猪苗代湖の北に位置する安山岩質の成層火山である 赤埴山, 大磐梯, 櫛ヶ峰などが沼ノ平火口を取り囲んで, 円錐形火山体が形成されているが, 過去に山体崩壊が何度か繰り返され, 現在の山容となった 1888 年噴火で形成されたカルデラ壁や山頂沼ノ平火口には微弱な噴気孔が点在する 磐梯山 ( 約 153km) 噴出物 最大噴出量は 29.25km 3, 古期活動期 (23~30 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 山体崩壊を伴った中規模水蒸気噴火で 1888 年に発生 火砕物密度流は,6 層確認されており, 分布範囲は山体周辺に限られる 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 磐梯山の火砕物密度流の評価 火砕物密度流は磐梯山周辺に限られることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 活動期期噴出量 (km3) 小HsPF SsPF HsPF HsPF MtPF AnPF AnPF GsPF MtPF HsPF HsPF: 日向沢軽石流堆積物 SsPF: 更科軽石流堆積物 GsPF: グミ沢軽石流堆積物 MtPF: 水滴軽石流堆積物 AnPF: 天庭軽石流堆積物 HkPF: 八ノ木沢軽石流堆積物 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 磐梯山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 山元 (2012) 及び千葉 (2009) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである HkPF 磐梯山地質図 ( 千葉 (2009) に加筆 )
46 2. 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 まとめ 45 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 火山名 敷地からの距離 (km) 火砕物密度流溶岩流岩屑なだれ他 160km 50km 50km 新しい火口の開口 地殻変動 焼石岳 102 噴出物は, 溶岩や火砕岩, 降下軽石が主であり, 火砕物密度流の発生は認められない 鳥海山 148 火砕物密度流は鳥海山周辺に限られる 栗駒山鳴子カルデラ肘折カルデラ月山蔵王山 87 火砕物密度流は栗駒山周辺に限られる 76 火砕物密度流の到達範囲は, 敷地から十分離れている 117 火砕物密度流は肘折カルデラ周辺に限られる 129 火砕物密度流は月山周辺に限られる 97 火砕物密度流は蔵王山周辺に限られる 敷地と火山の距離から, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 敷地と火山の距離から, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 敷地は, 第四紀を通じて火山フロントより前弧側 ( 東方 ) に 50km 以上離れた北上山地南端部の牡鹿半島にあり, 敷地周辺では火成活動は確認されていないことから, この事象が発電所の運用期間中に影響を及ぼす可能性は十分小さい 敷地は, 第四紀を通じて火山フロントより前弧側 ( 東方 ) に 50km 以上離れた北上山地南端部の牡鹿半島にあり, 敷地周辺では火成活動は確認されていないことから, この事象が発電所の運用期間中に影響を及ぼす可能性は十分小さい 吾妻山 140 火砕物密度流の発生は認められない 安達太良山 136 火砕物密度流は安達太良山周辺に限られる 磐梯山 153 火砕物密度流は磐梯山周辺に限られる : 発電所に影響を及ぼす可能性はない : 発電所に影響を及ぼす可能性がある 設計対応不可能な火山事象 ( 火砕物密度流, 溶岩流, 岩屑なだれ他, 新しい火口の開口及び地殻変動 ) が発電所に影響を及ぼす可能性はない 既往最大の噴火を考慮しても発電所に影響を及ぼさないと判断できることから, モニタリングの対象とはならない
47 46 3. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山事象の抽出 3.1 降下火砕物の影響評価 文献調査 地質調査 シミュレーション 降下火砕物の影響評価のまとめ 3.2 敷地を中心とする半径 160km 内の火山による火山事象の影響評価
48 47 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 女川原子力発電所の安全性に影響を及ぼす可能性のある火山事象について抽出を行った 本章で説明する内容 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆
49 3.1 降下火砕物の影響評価 48 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 女川原子力発電所の安全性に影響を及ぼす可能性のある火山事象のうち, 降下火砕物の影響評価について検討を行った 評価にあたっては, 文献調査, 地質調査及びシミュレーションの結果を総合的に検討する 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆
50 3.1 降下火砕物の影響評価 文献調査 広域 1 49 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 文献調査結果 ( 広域 ) 女川原子力発電所の敷地に降灰した可能性のある広域の降下テフラとして 洞爺テフラ (Toya) 阿蘇 4 テフラ (Aso-4) 姶良 Tn テフラ (AT) 鬼界アカホヤテフラ (K-Ah) 等が挙げられるが, いずれも数 cm である テフラ名 女川地点の評価 K-Ah 鬼界アカホヤテフラ 町田 新井 (2003) によると, ほぼ0cm K-Tz 鬼界葛原テフラ 町田 新井 (2003) によると,2cm 以下 AT 姶良 Tnテフラ 町田 新井 (2003) によると,5~10cm Toya 洞爺テフラ 町田 新井 (2003) によると,10cm 以下 Aso-4 阿蘇 4 テフラ町田ほか (1985) によると, 数 cm 女川原子力発電所 女川原子力発電所 姶良 Tn 火山灰 (AT) の等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 ) 地点 8: 胆沢愛宕 2-3 cm [ 渡辺 (1991)] 地点 9: 鳴子鬼首 8 cm [ 八木 (1996)] 女川原子力発電所 洞爺火山灰 (Toya) の等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 ) 広域テフラ分布 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 )
51 3.1 降下火砕物の影響評価 文献調査 広域 2 50 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 文献調査結果 ( 広域 ) 給源から女川原子力発電所の方向に降下テフラの分布軸をもつ 160km 以遠の火山 ( 左下の図 ) と女川原子力発電所での評価 ( 右下の表 ) を示す これらの火山の女川原子力発電所での評価は, いずれも層厚 0~ 数 cm である 給源から女川原子力発電所の方向に降下テフラの分布軸をもつ 160km 以遠の火山に関する評価一覧 火山テフラ名女川原子力発電所での評価 十和田 To-a 十和田 a 敷地内の地質調査結果から, 最大層厚 6cm To-Cu 十和田中掫町田 新井 (2003) によると,0~ 数 cm 榛名山 Hr-FP 榛名二ツ岳伊香保町田 新井 (2003) によると,0~ 数 cm 浅間山 As-A 浅間 A( 天明 ) As-B 浅間 B( 天仁 ) As-C UG As-K As-YP As-Sr 浅間 C 立川ローム上部ガラス質部 浅間草津 浅間板鼻黄色 浅間白糸 町田 新井 (2003) によると, ほぼ 0cm 御嶽山 On-Pm1 御岳第 1 町田 新井 (2003) によると,0~ 数 cm 大山 DKP 大山倉吉町田 新井 (2003) によると, ほぼ 0cm 三瓶山 SK 三瓶木次町田 新井 (2003) によると, ほぼ 0cm 給源から女川原子力発電所の方向に降下テフラの分布軸をもつ 160km 以遠の火山 評価の詳細は, 補足説明資料 p29-38 に示す
52 3.1 降下火砕物の影響評価 文献調査 東北地方 1 51 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 文献調査結果 ( 東北地方 ) 女川原子力発電所の敷地または敷地近傍に降灰した可能性のある降下テフラは, 肘折尾花沢 (Hj-O), 十和田 a(to-a), 榛名二ツ岳伊香保 (Hr-FP) であり, いずれも,0~ 数 cm である 宍倉ほか (2007) によれば, 石巻平野で実施した津波堆積物調査の結果から, 十和田 a が数 cm の厚さで分布していることが報告されている 石巻平野での津波堆積物調査 ( 宍倉ほか (2007)) 女川原子力発電所 東北地方南部の主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003)) 東北地方の完新世主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 )
53 3.1 降下火砕物の影響評価 文献調査 東北地方 2 52 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 文献調査結果 ( 東北地方 ) 女川原子力発電所の敷地または敷地近傍に降灰した可能性のある東北地方を給源とした降下テフラは, 蔵王 - 川崎 (Za-Kw), 鳴子 - 柳沢 (Nr-Y), 鳴子 - 荷坂 (Nr-N), 鳴子 - 一迫 (Nr-It) 及び安達 - 愛島 (Ac-Md) であり, いずれも,0~ 数 cm である 女川原子力発電所 女川原子力発電所 女川原子力発電所 東北地方の後期更新世主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 )
54 3.1 降下火砕物の影響評価 文献調査 敷地周辺 Nr-Y, Nr-N( 小池 町田編,2001)1-1Hj-O( 小池 町田編,2001)2-3 Sm, Nr-N( 土谷ほか,1997) Hj-O, Nr-Y, Aso-4, SK ( 小池 町田編,2001)1-2 Sm, Iwp, MgA, Nr-N ( 早田,1996a) Hj-O( 豊島 石田,1983) TkP( 小池 町田編,2001) 本図に示している降下火砕物の詳細については, 補足説明資料 p40-46 に示す To-a,To-Cu( 石村ほか,2014) Hj-O( 小池 町田編,2001)1-6 Hj-O( 豊島,1980) 薬莱山図幅 Hj-O( 小池 町田編,2001)1-4 Hj-O( 小池 町田編,2001)2-1 Za-Kw, Ad-Md 小池 町田編,2001)4-2 Za-Kw 小池 町田編,2001)4-1 Za-Kw, Aso-4, Ad-Md ( 小池 町田編,2001)4-3 AT, Za-Kw ( 小池 町田編,2001)4-4 川崎図幅 古川図幅 仙台図幅 涌谷図幅 Nr-Y( 小池 町田編,2001)2-2 Za-Kw( 小池 町田編,2001) 5-3 To-a( 宍倉ほか,2007) To-a,Hr-FP( 早田,2000) To-a( 澤井ほか,2008) 仙台市 To-a( 渡邊ほか,2014) Ac-Md( 小池 町田編,2001) 5-4 To-a( 澤井ほか,2008) 名取市 Sm( 小池 町田編,2001)3-2 IwP, IcP, KtA, Nr-N, Nr-Y, Hj-O ( 早田,1996b) Za-Kw( 小池 町田編,2001) 5-6 Za-Kw( 小池 町田編,2001)5-5 To-a,To-Cu, Hj-O ( 石村ほか,2014) 女川原子力発電所 To-a, Hj-O( 自社調査 ) テフラ略字 To-a : 十和田 a Hr-FP : 榛名二ツ岳伊香保 To-Cu : 十和田中掫 Hj-O : 肘折 - 尾花沢 AT : 姶良 Tn Za-Kw : 蔵王 - 川崎 Nr-Y : 鳴子 - 柳沢 Aso-4 : 阿蘇 4 Nr-N : 鳴子 - 荷坂 Ac-Md : 安達 - 愛島 KtA : 北原軽石 IcP : 一迫軽石 MgA : 曲坂軽石 IwP: 岩出山軽石 Sm : 下山里 TkP : 高清水凝灰岩 敷地周辺 (30 km圏内 ) では, 十和田 a(to-a), 十和田中掫 (To-Cu), 肘折 - 尾花沢 (Hj-O) が確認されている 仙台周辺では蔵王 - 川崎 (Za-Kw), 安達 - 愛島 (Ac-Md) が多く認められ, 姶良 Tn(AT), 阿蘇 4(Aso-4), 榛名二ツ岳伊香保 (Hr-FP) なども一部で確認されている 石巻平野以西では, 鳴子カルデラより噴出したテフラが多い
55 3.1 降下火砕物の影響評価 地質調査 54 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 敷地周辺の地質調査結果 敷地周辺において実施した地質調査の結果から, 明瞭な降下火砕物は確認されていない 敷地及び敷地付近の地質調査結果 敷地内において実施した地質調査のうち, 女川 2 号炉建設時のトレンチ調査において, 最大層厚 6cm と 10cm の 2 枚の火山灰を確認した 下部で局所的に確認された最大層厚 10cm の火山灰 (O.P.-3m 付近 ) は, 14 C 年代測定, 顕微鏡観察等の結果から, 肘折 - 尾花沢テフラであると考えられる 上部で確認された最大層厚 6cm の火山灰 ( O.P.+2m 付近 ) は, 顕微鏡観察等の結果から, 十和田 a テフラと考えられるものの, かなり不純物を含んでおり, 給源の特定には至っていないが, 宍倉ほか (2007) の結果を踏まえれば, 十和田 a テフラである可能性は高い 下部火山灰 ( 最大層厚 10cm) 上部火山灰 ( 最大層厚 6cm) 西側法面 トレンチ西側法面スケッチ スケッチ範囲 2 号原子炉建屋 トレンチ位置 トレンチ調査位置図 トレンチ西側法面写真
56 3.1 降下火砕物の影響評価 地質調査 顕微鏡観察結果等 55 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 顕微鏡観察結果 女川 2 号炉建設時の昭和 60 年に, 東北大学理学部地質学古生物学教室の中川助教授 ( 当時 ) に試料を確認していただき, 下部の火山灰は肘折 - 尾花沢に酷似し, 上部の火山灰は十和田 a テフラの可能性もあるが, かなり不純物が混じっており定かではないとのコメントをいただいている なお, 粒径については顕微鏡写真より 0.02~0.25mm 程度と推定した その他 密度については, 宇井編 (1997) を踏まえ, 乾燥密度を 0.7g/cm 3, 湿潤密度を 1.5g/cm 3 とした トレンチ西側法面スケッチ 十和田 a テフラ の可能性 ( 給源の特定には至っていない ) 肘折 - 尾花沢テフラ 顕微鏡写真
57 3.1 降下火砕物の影響評価 地質調査 14 C 年代測定結果 14 C 年代測定結果 下部火山灰 ( 肘折 - 尾花沢テフラ ) よりも下部で採取した No.3 及び No.4 試料 ( 木片 ) からは, それぞれ,16,100±560 年前及び 12,150±220 年前との結果が得られた また, 下部火山灰 ( 肘折 - 尾花沢テフラ ) よりも上部で採取した No.1 試料 ( 有機質土 ) 及び No.2 試料 ( 木片 ) からは, それぞれ,9,520±250 年前及び 5,400±150 年前との結果が得られた さらにそれよりも上部の試料も 5,000~7,000 年前との結果であった 14 C 年代測定及び火山灰の試料採取層準 56 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 肘折 - 尾花沢テフラは約 12,000 年前に噴出したと考えられていることと整合している 採取試料の標高と 14 C 年代測定値 肘折 - 尾花沢テフラ 下部火山灰の標高 5,400 ±150 9,520 ±250 12,150 ±220 16,100 ±560 肘折 - 尾花沢テフラが噴出した年代
58 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 概要および対象火山の抽出 57 概要 シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さを確認するフローを示す start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 気象データ ( 風向, 風速 ) 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 以下に示す 2 つの選定項目を両方とも満たす火山について, 降下火砕物のシミュレーション対象火山とする 選定項目 1 敷地内及び敷地周辺において, 降下火砕物の分布状況を調査し, その分布状況が広がりを有している降下火砕物の給源火山を選定する 選定項目 2 原子力発電所に影響を及ぼし得る 10 火山及び十和田について, 火山タイプを確認し, 溶岩卓越タイプ と判断される火山以外を選定する 選定項目 1 及び 2 の両方を満たす火山について, 降下火砕物のシミュレーション対象火山とする 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 基本ケース確定 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 基本ケース 不確かさケース End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー
59 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 解析コード Tephra2 の概要 58 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 Tephra2 は移流拡散モデルを用いたシミュレーションプログラムであり, 火山灰の降灰範囲の予測や既往噴火の降灰状況の復元を目的として利用されている ( Tephra2 を用いた再現計算の事例を補足説明資料 p48 に示す ) 移流拡散モデルとは火山灰の挙動を, 重力による落下, 風による移動 ( 移流 ) 及び空中で火山灰が自発的に散らばる現象 ( 拡散 ) で計算するものである 風は高度毎に水平な一方向に吹くものとされ, 拡散も水平方向のみが考慮されている 火山灰は火口上に仮定された均質な噴煙柱から放出される σ: ガウス分布の分散 噴煙柱分割高さ 水平方向の風速 落下速度 Tephra2 の移流拡散モデルと支配方程式 (Tephra2 Users Manual(2011) に一部加筆 )
60 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 対象火山の抽出 1-1 敷地から西北西方向の約 60km の範囲に, 鳴子カルデラを給源とする降下火砕物が分布している Nr-Y, Nr-N( 小池 町田編,2001) Hj-O, Nr-Y,Aso-4, SK ( 小池 町田編,2001) Hj-O( 小池 町田編,2001) Sm, Nr-N( 土谷ほか,1997) Sm, Iwp, MgA, Nr-N ( 早田,1996a) Hj-O( 豊島 石田,1983) TkP( 小池 町田編,2001) 59 選定項目 1 敷地内及び敷地周辺において, 降下火砕物の分布状況を調査し, その分布状況が広がりを有している降下火砕物の給源火山を選定する To-a,To-Cu( 石村ほか,2014) Hj-O( 小池 町田編,2001) Hj-O( 豊島,1980) Hj-O ( 小池 町田編,2001) Hj-O( 小池 町田編,2001) Za-Kw, Ad-Md ( 小池 町田編,2001) Za-Kw ( 小池 町田編,2001) Za-Kw, Aso-4, Ad-Md ( 小池 町田編,2001) AT, Za-Kw ( 小池 町田編,2001) 敷地より西南西に約 60km 以遠の範囲に, 蔵王 - 川崎 (Za-Kw) が分布している Nr-Y( 小池 町田編,2001) Za-Kw( 小池 町田編,2001) To-a( 宍倉ほか,2007) To-a,Hr-Fp( 早田,2000) To-a( 澤井ほか,2008) To-a( 渡邊ほか,2014) Ac-Md( 小池 町田編,2001) To-a( 澤井ほか,2008) Sm( 小池 町田編,2001) IwP, IcP, KtA, Nr-N, Nr-Y, Hj-O ( 早田,1996b) 敷地及び敷地より北に約 20km で, 肘折 - 尾花沢 (Hj-O) が確認され, 敷地から西北西側の約 60km の範囲にも広く分布している Za-Kw( 小池 町田編,2001) Za-Kw( 小池 町田編,2001) To-a,To-Cu, Hj-O ( 石村ほか,2014) 女川原子力発電所 To-a, Hj-O( 自社調査 ) テフラ略字 To-a : 十和田 a Hr-Fp : 榛名二ツ岳伊香保 To-Cu : 十和田中掫 Hj-O : 肘折 - 尾花沢 AT : 姶良 Tn Za-Kw : 蔵王 - 川崎 Nr-Y : 鳴子 - 柳沢 Aso-4 : 阿蘇 4 Nr-N : 鳴子 - 荷坂 Ac-Md : 安達 - 愛島 KtA : 北原軽石 IcP : 一迫軽石 MgA : 曲坂軽石 IwP: 岩出山軽石 Sm : 下山里 TkP : 高清水凝灰岩 SK : 三瓶木次
61 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 対象火山の抽出 1-2 Nr-Y, Nr-N( 小池 町田編,2001) Hj-O, Nr-Y, Aso-4, SK ( 小池 町田編,2001) Hj-O( 小池 町田編,2001) Sm, Nr-N( 土谷ほか,1997) Sm, Iwp, MgA, Nr-N ( 早田,1996a) Hj-O( 豊島 石田,1983) TkP( 小池 町田編,2001) 60 選定項目 1 敷地内及び敷地周辺において, 降下火砕物の分布状況を調査し, その分布状況が広がりを有している降下火砕物の給源火山を選定する To-a,To-Cu( 石村ほか,2014) Hj-O( 小池 町田編,2001) Sm( 小池 町田編,2001) IwP, IcP, KtA, Nr-N, Nr-Y, Hj-O ( 早田,1996b) Hj-O( 豊島,1980) Hj-O( 小池 町田編,2001) Hj-O( 小池 町田編,2001) Za-Kw, Ad-Md ( 小池 町田編,2001) Za-Kw ( 小池 町田編,2001) Za-Kw, Aso-4, Ad-Md ( 小池 町田編,2001) AT, Za-Kw ( 小池 町田編,2001) Nr-Y( 小池 町田編,2001) Za-Kw( 小池 町田編,2001) Za-Kw( 小池 町田編,2001) To-a( 宍倉ほか,2007) To-a,Hr-Fp( 早田,2000) To-a( 澤井ほか,2008) To-a( 渡邊ほか,2014) Ac-Md( 小池 町田編,2001) Za-Kw( 小池 町田編,2001) To-a( 澤井ほか,2008) 敷地を含め周辺の海岸沿いに, 十和田 a (To-a) 及び十和田中掫 (To-Cu) が分布している To-a,To-Cu, Hj-O ( 石村ほか,2014) 女川原子力発電所 To-a, Hj-O( 自社調査 ) テフラ略字 To-a : 十和田 a Hr-Fp : 榛名二ツ岳伊香保 To-Cu : 十和田中掫 Hj-O : 肘折 - 尾花沢 AT : 姶良 Tn Za-Kw : 蔵王 - 川崎 Nr-Y : 鳴子 - 柳沢 Aso-4 : 阿蘇 4 Nr-N : 鳴子 - 荷坂 Ac-Md : 安達 - 愛島 KtA : 北原軽石 IcP : 一迫軽石 MgA : 曲坂軽石 IwP: 岩出山軽石 Sm : 下山里 TkP : 高清水凝灰岩 SK : 三瓶木次
62 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 対象火山の抽出 2 61 選定項目 2 原子力発電所に影響を及ぼし得る 10 火山及び十和田について, 火山タイプを確認し, 溶岩卓越タイプ と判断される火山以外を選定する 敷地から 160km 範囲内の火山及び十和田 ( 地理的領域外の火山 ) について, 火山タイプを右表に示す 溶岩卓越タイプを除外 鳴子カルデラ, 蔵王山, 肘折カルデラ, 吾妻山, 磐梯山及び十和田が選定される 火山名 敷地からの距離 (km) 表各火山の火山タイプ 火山タイプ 敷地周辺で確認されているテフラ 鳴子カルデラ 76 降下火砕物卓越 Nr-N,Nr-Y 栗駒山 87 溶岩卓越 - 蔵王山 97 溶岩 火砕岩類 Za-Kw 焼石岳 102 溶岩卓越 - 肘折カルデラ 117 火砕物密度流卓越 Hj-O 月山 129 溶岩卓越 - 安達太良山 136 溶岩卓越 - 吾妻山 140 火砕岩卓越 - 鳥海山 148 溶岩卓越 - 磐梯山 153 溶岩 火砕岩類 - 十和田 236 火砕物密度流卓越 To-a,To-Cu 気象データ ( 風向, 風速 ) start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 基本ケース シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 十和田 女川原子力発電所 肘折カルデラ 鳴子カルデラ 蔵王山 236km 160km 図各火山と敷地との距離 76km 磐梯山 吾妻山
63 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 対象火山の抽出のまとめ 62 選定項目 1 敷地内及び敷地周辺において, 降下火砕物の分布状況を調査し, その分布状況が広がりを有している降下火砕物の給源火山を選定する 選定項目 1 の結果 鳴子カルデラ, 蔵王山, 肘折カルデラ, 十和田 選定項目 2 原子力発電所に影響を及ぼし得る 10 火山及び十和田について, 火山タイプを確認し, 溶岩卓越タイプ と判断される火山以外を選定する 選定項目 2 の結果 鳴子カルデラ, 蔵王山, 肘折カルデラ, 吾妻山, 磐梯山, 十和田 気象データ ( 風向, 風速 ) start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 基本ケース シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 降下火砕物のシミュレーション対象火山 鳴子カルデラ, 蔵王山, 肘折カルデラ, 十和田 次頁以降に, 上記 4 火山のシミュレーション結果を示す 十和田 女川原子力発電所 肘折カルデラ 鳴子カルデラ 蔵王山 160km 76km 236km 図各火山と敷地との距離
64 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 気象データ 1 63 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 降下火砕物シミュレーションに用いる風速及び風向の気象データについては, ワイオミング大学より 1978 年 ~2007 年までの 30 年間のデータを取得し, 風速は月別平均値, 風向は月別最頻値を求めた 風速は冬季の最大 60m/s 程度 ( ジェット気流 ) である 風向は西風が卓越しているが, 夏季及び冬季の成層圏においては東風になる傾向が示されている 西風 東風 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 気象データ ( 風向, 風速 ) 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 基本ケース 風速 1 月 風向 風速 2 月 風向 風速 3 月 風向 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 凡例 風速データ風向データ風速の平均値風向の最頻値 風速 4 月 風向 風速 5 月 風向 風速 6 月 風向
65 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 気象データ 2 64 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 降下火砕物シミュレーションに用いる風速及び風向の気象データについては, ワイオミング大学より 1978 年 ~2007 年までの 30 年間のデータを取得し, 風速は月別平均値, 風向は月別最頻値を求めた 風速は冬季の最大 60m/s 程度 ( ジェット気流 ) である 風向は西風が卓越しているが, 夏季及び冬季の成層圏においては東風になる傾向が示されている 西風 東風 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 気象データ ( 風向, 風速 ) 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 基本ケース 風速 7 月 風向 風速 8 月 風向 風速 9 月 風向 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 凡例 風速データ風向データ風速の平均値風向の最頻値 風速 10 月 風向 風速 11 月 風向 風速 12 月 風向
66 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 入力パラメータ 1 65 噴出量について 肘折カルデラは約 12,000 年前に活動し, 短時間で活動のピークを迎えた 12,000 年前以降の噴出物は確認されていない 上記の噴出量のうち火山灰の噴出量は, 宮城 (2007) によれば約 0.25(DRE km 3 ), 須藤ほか (2007) によれば0.69(DRE km 3 ) であると報告されている 肘折カルデラの概要 肘折カルデラの降下火砕物シミュレーションに用いる噴出量を須藤ほか (2007) の 0.69(DRE km 3 ) に設定する 火山名敷地からの距離火山の形式 / タイプ活動年代概要噴出物 肘折カルデラ 約 117km カルデラ / 火砕物密度流卓越タイプ 約 1 万 2000 年前 肘折カルデラは, 山形県尾花沢市の西約 20km, 月山の北東約 15km に位置する 構成する地形は, 内径約 2km, 外径約 3km のカルデラであり, 火砕流台地がその南方数 km と北方約 8km にかけて分布している 噴気活動はないが, 地熱活動が継続している デイサイトからなる 肘折カルデラは約 12,000 年前に活動し, 噴出量は約 2.02km 3, 短時間で活動のピークを迎えた 12,000 年前以降の噴出物は確認されていない 火砕物密度流は,5 層記載されており, 分布範囲は山体周辺 ( 南方および北方方向 ) に限られる 肘折カルデラ ( 約 117km) 敷地を中心とする半径 160km の範囲の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) 噴出量 (km 3 ) ステージ1 ~4 活動期 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 火砕物密度流 降下火砕物 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 肘折カルデラの噴出量 - 年代階段ダイヤグラム 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 宮城 (2007) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである 約 2.02km (km 3 ) 0.617(km 3 ) 約 0.25(DRE km 3 溶岩密度 :2.5g/cm ) 3 軽石密度 1.0g/cm 3 肘折カルデラの噴出量 ( 宮城 (2007) に加筆 )
67 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 入力パラメータ 2 66 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 肘折カルデラの噴出量, 噴煙柱高さ及びその他の計算条件については, 以下のとおり設定した 気象データ ( 風向, 風速 ) start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 噴煙柱高度について 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 基本ケース確定 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 基本ケース 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 町田 新井 (2003) に一部加筆 町田 新井 (2003) によれば, 肘折カルデラの噴出物量 0.69(DRE km 3 ) に対応する噴煙柱高さは,10~25km である 風向の最頻値は高度 20km 付近で西風から東風に変わる月がある ( 次頁以降参照 ) ことから, これらの変化も考慮する 噴煙柱高度を 25km に設定する その他の計算条件 シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 項目 単位 値 設定根拠 噴出標高 m 552 気象庁編 (2013) より設定 噴煙柱分割高さ m 100 萬年 (2013) より設定 最大粒径 mm 1/2-10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 最小粒径 mm 1/2 10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 中央粒径 mm 1/2 4.5 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 粒径標準偏差 mm 1/2 3 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 岩片密度 kg/m 3 2,600 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 軽石粒子密度 kg/m 3 1,000 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 渦拡散係数 m2 /s 0.04 Suzuki(1983) より設定 拡散係数 m2 /s 300 萬年 (2013) より設定 落下時間閾値 s 3600 Bonadonna et al.,(2005) より設定
68 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 基本ケース結果 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 67 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 対象火山の抽出 肘折カルデラ ( 肘折 - 尾花沢 ) を対象とした降下火砕物のシミュレーションを実施した結果, 敷地における火山灰の層厚は 0.1~0.8cm であった 気象データ ( 風向, 風速 ) 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 基本ケース シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 1 月 4 月 7 月 10 月 女川 :0.3cm 女川 :0.2cm 女川 :0.8cm 女川 :0.2cm 2 月 5 月 8 月 11 月 女川 :0.4cm 女川 :0.1cm 女川 :0.5cm 女川 :0.2cm 3 月 6 月 9 月 12 月 mm 女川 :0.4cm 女川 :0.2cm 女川 :0.1cm 女川 :0.3cm
69 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 不確かさの考慮 68 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 降下火砕物シミュレーションにおける不確かさを考慮する 7 月の気象データを用いたケースが, 敷地に最も堆積する結果となったため, このケースを基本として, 噴煙柱高さ, 風速, 風向の不確かさを考慮する 7 月 女川 :0.8cm mm 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 不確かさケース 降下火砕物のシミュレーションにおける不確かさを考慮 End End ( 地質調査結果による ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 1 噴煙柱高さに関する不確かさの考慮 基本ケース (25km) に対して, ±5km を考慮する 2 風速に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 平均風速 ) に対して, ±σ( 標準偏差 ) を考慮する 3 風向に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 最頻値 ) に対して, 火山から敷地に向う仮想的な風を考慮する 20km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) 肘折 敷地に向う風を抽出 敷地に向う風 : 抽出範囲 :±11.25
70 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 不確かさケース 1 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 69 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース 噴煙柱高さの不確かさ (±5km) を考慮した結果, 最も女川原子力発電所に火山灰が堆積するのは, 基本ケースと不確かさケース 1 であった A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 噴煙柱高さの不確かさを考慮した結果 不確かさケース 1: 噴煙柱高さ 30km ケース 噴煙柱高さ 女川の火山灰層厚 基本ケース 25km 0.8cm 不確かさケース 1 30km 0.8cm 不確かさケース 1 20km 0.7cm 20km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) mm 基本ケース : 平均風速 (7 月 ) 女川 :0.8cm 不確かさケース 1 : 噴煙柱高さ 20km mm mm 女川 :0.8cm 女川 :0.7cm
71 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 不確かさケース 2 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 70 風速の不確かさ (± 標準偏差 ) を考慮した結果, 最も女川原子力発電所に火山灰が堆積するのは, 基本ケースと不確かさケース 2 であった 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 不確かさケース ケース 風速の不確かさを考慮した結果 風速 女川の火山灰層厚 基本ケース平均 0.8cm 不確かさケース 2 平均 +1σ 0.6cm 不確かさケース 2 平均 -1σ 0.8cm 不確かさケース 2: 平均風速 (7 月 )+ 標準偏差 End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) mm 基本ケース : 平均風速 (7 月 ) 女川 :0.6cm 不確かさケース 2 : 平均風速 (7 月 )- 標準偏差 mm mm 女川 :0.8cm 女川 :0.8cm
72 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 不確かさケース 3 71 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 風向の不確かさ ( 敷地に向う仮想風 ) を考慮した結果, 最も女川原子力発電所に火山灰が堆積するのは, 不確かさを考慮したケースであった 基本ケース : 風向最頻値 (7 月 ) 風向の不確かさを考慮した結果 ケース 風向 女川の火山灰層厚 基本ケース最頻値 0.8cm mm 不確かさケース 3 敷地に向う仮想風 1.4cm 女川 :0.8cm 風速 7 月 風向 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 不確かさケース 3: 敷地に向う仮想風 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B mm End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 女川 :1.4cm
73 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 肘折カルデラ : 文献で示されている等層厚線との比較 72 8 月の気象データを用いたケースと町田 新井 (2003) で示されている等層厚線図を比較すると, 肘折カルデラ周辺での堆積量 ( 層厚 ) は異なるものの, 堆積の拡散状況や遠方 ( 特に堆積分布の軸方向 ) での堆積量は概ね整合している >0 肘折カルデラ >0 mm 女川原子力発電所 女川原子力発電所 町田 新井 (2003) による等層厚線 降灰シミュレーション結果と町田 新井 (2003) の等層厚線の比較 (8 月 ) 東北地方の完新世主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 ) 文献で示されている肘折 - 尾花沢テフラの露頭層厚との比較については, 補足説明資料 p49-55 に示す
74 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 入力パラメータ 1 73 噴出量について 鳴子カルデラは約 19 万年前から現在に至るまで活動しており, 降下火砕物を伴う既往最大の噴出量は, カルデラ形成期 ( 約 9 万年前 ) に発生している この噴出量のうち降下火砕物は, 須藤ほか (2007) によれば,2.86(DRE km 3 ) であると報告されている 噴出量 (km 3 ) 鳴子カルデラの降下火砕物シミュレーションに用いる噴出量を 2.86(DRE km 3 ) に設定する 岩既往最大の噴火を考慮 鳴子潟沼 上原テフラ一迫軽石層出山軽石層活動期活動期 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 活動期噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 鳴子カルデラの噴出量 - 年代階段ダイヤグラム ( 早田 (1989) 及び阪口 山田 (1988) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである ) 荷坂柳沢(カ凝灰岩凝灰岩ルデラ形成)中央火口群活動期活動期北原火山灰層活動期噴出量 11.91km 3 降下火砕物 7.15km 3 火砕物密度流 4.76 km 3 活動期(溶岩ドーム形成)火砕物密度流分布範囲早田 (1989) に加筆 須藤ほか (2007) より設定合算降下火砕物を伴う 溶岩密度 :2.5g/cm 3 軽石密度 1.0g/cm 3 降下火砕物 2.86 DRE km 3 須藤ほか (2007) によれば, 鳴子 - 荷坂テフラと鳴子 - 柳沢テフラは,2.86(DRE km 3 ) と 2.38(DRE km 3 ) であることから, 同規模の噴火であったと仮定し, 分布範囲が広い柳沢火砕物密度流から火砕物密度流の量を推定した 柳沢火砕物密度流の分布面積左図より約 660km 2 柳沢火砕物密度流の平均層厚火口より 5km 地点の露頭より約 7.2m
75 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 入力パラメータ 2 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 74 鳴子カルデラの噴煙柱高さ及びその他の計算条件については, 以下のとおり設定した 気象データ ( 風向, 風速 ) 対象火山の抽出入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 噴煙柱高度について 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 基本ケース確定 基本ケース 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B 町田 新井 (2003) に一部加筆 その他の計算条件 End End ( 地質調査結果による ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 町田 新井 (2003) によれば, 鳴子カルデラの噴出物量 2.86(DRE km 3 ) に対応する噴煙柱高さは,25km 以下である 噴煙柱高度を 25km に設定する 項目 単位 値 設定根拠 噴出標高 m 470 気象庁編 (2013) より設定 噴煙柱分割高さ m 100 萬年 (2013) より設定 最大粒径 mm 1/2-10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 最小粒径 mm 1/2 10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 中央粒径 mm 1/2 4.5 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 粒径標準偏差 mm 1/2 3 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 岩片密度 kg/m 3 2,600 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 軽石粒子密度 kg/m 3 1,000 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 渦拡散係数 m2 /s 0.04 Suzuki(1983) より設定 拡散係数 m2 /s 300 萬年 (2013) より設定 落下時間閾値 s 3600 Bonadonna et al.,(2005) より設定
76 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 基本ケース結果 75 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 鳴子カルデラ ( 鳴子 - 荷坂テフラ ) を対象とした降下火砕物のシミュレーションを実施した結果, 敷地における火山灰の層厚は 0.3~1.0cm であった 気象データ ( 風向, 風速 ) 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 基本ケース シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 1 月女川 :0.6cm 4 月女川 :0.4cm 7 月女川 :1.0cm 10 月女川 :0.6cm 2 月女川 :0.8cm 5 月女川 :0.3cm 8 月女川 :0.7cm 11 月女川 :0.5cm mm 3 月女川 :0.6cm 6 月女川 :0.5cm 9 月女川 :0.4cm 12 月女川 :0.4cm
77 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 不確かさの考慮 76 降下火砕物シミュレーションにおける不確かさを考慮する 7 月の気象データを用いたケースが, 敷地に最も堆積する結果となったため, このケースを基本として, 噴煙柱高さ, 風速, 風向の不確かさを考慮する 7 月女川 :1.0cm mm 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 不確かさケース 降下火砕物のシミュレーションにおける不確かさを考慮 End End ( 地質調査結果による ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 1 噴煙柱高さに関する不確かさの考慮 基本ケース (25km) に対して, ±5km を考慮する 2 風速に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 平均風速 ) に対して, ±σ( 標準偏差 ) を考慮する 3 風向に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 最頻値 ) に対して, 火山から敷地に向う仮想的な風を考慮する 20km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) 鳴子カルデラ 敷地に向う風を抽出 敷地に向う風 : 抽出範囲 :±11.25
78 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 不確かさケース 1 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 77 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース 噴煙柱高さの不確かさ (±5km) を考慮した結果, 最も敷地に火山灰が堆積するのは, 不確かさケース 1 であった A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 噴煙柱高さの不確かさを考慮した結果 ケース 噴煙柱高さ 敷地の火山灰層厚 基本ケース 25km 1.0cm 不確かさケース 1 30km 1.3cm 不確かさケース 1 20km 0.8cm 20km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) mm 不確かさケース 1 噴煙柱高さ 30km 女川 :1.3cm mm mm 基本ケース平均風速 (7 月 ) 女川 :1.0cm 不確かさケース 1 噴煙柱高さ 20km 女川 :0.8cm
79 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 不確かさケース 2 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 78 風速の不確かさ (± 標準偏差 ) を考慮した結果, 最も敷地に火山灰が堆積するのは, 不確かさケース 2 であった 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 不確かさケース 風速の不確かさを考慮した結果 End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) ケース 風速 敷地の火山灰層厚 基本ケース平均 1.0cm 不確かさケース 2 平均 +1σ 0.5cm 不確かさケース 2 平均 -1σ 2.6cm mm 不確かさケース 2 平均風速 (7 月 )+ 標準偏差女川 :0.5cm mm mm 基本ケース平均風速 (7 月 ) 女川 :1.0cm 不確かさケース 2 平均風速 (7 月 )- 標準偏差女川 :2.6cm
80 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 不確かさケース 3 79 風向の不確かさ ( 敷地に向う仮想風 ) を考慮した結果, 最も敷地に火山灰が堆積するのは, 不確かさを考慮したケースであった 風向の不確かさを考慮した結果 ケース 風向 敷地の火山灰層厚 基本ケース最頻値 1.0cm mm 不確かさケース 3 敷地に向う仮想風 8.6cm 基本ケース平均風速 (7 月 ) 女川 :1.0cm 風速 7 月 風向 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 不確かさケース 3: 敷地に向う仮想風 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B mm End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 不確かさケース 3 敷地に向う仮想風女川 :8.6cm
81 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 鳴子カルデラ : 文献で示されている等層厚線との比較 80 8 月の気象データを用いたケースと町田 新井 (2003) で示されている等層厚線図を比較すると, 鳴子カルデラ周辺の堆積量 ( 層厚 ), 堆積の拡散範囲は概ね整合している 250 鳴子カルデラ 500 mm 女川原子力発電所 250 >0 女川原子力発電所 町田 新井 (2003) による等層厚線 降灰シミュレーション結果と文献で示されている層厚の比較 (10 月 ) 東北地方の後期更新世主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 ) 文献で示されている鳴子 - 荷坂テフラの露頭層厚との比較については, 補足説明資料 p56-62 に示す
82 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 入力パラメータ 1 81 噴出量 (km 3 ) 噴出量について 蔵王山は約 135 万年前から現在に至るまで活動しており, 降下火砕物を伴う既往最大の噴出は約 3 万年前に発生している ( 蔵王 - 川崎テフラ ) この噴出量は, 須藤ほか (2007) によれば,0.98(DRE km 3 ) であると報告されている 蔵王山の降下火砕物シミュレーションに用いる噴出量を 0.98(DRE km 3 ) に設定する 秋山沢火砕岩類 期南蔵王活動期蔵王山の噴出量 - 年代階段ダイヤグラム旧馬ノ神岳溶岩類 噴出量の累積 (km 3 ) 噴出量 (km 3 ) 中央蔵王ステージ2 3 a活動期新期南蔵王 ツバノ滝溶岩類 空沢溶岩類 大若沢溶岩類 大冷水沢溶岩類八汐大滝火砕岩類 既往最大の噴火を考慮 網掛け部は噴出したと考えられる年代の幅を表す 中央蔵王ステージ3 c活動期中央蔵王ステージ3 b活動期蔵王 川崎テフジラ活4 動中央蔵王ステー等降下火砕物を伴う 火山名 敷地からの距離 火山の形式 / タイプ 活動年代 概要 噴出物 噴出量 2.45km 3 蔵王山 約 97km 蔵王山の概要 複成火山, 火口丘 / 溶岩 火砕岩タイプ 約 135 万年前 ~AD1940 年 蔵王山 ( 熊野岳 : 標高 1840m) は, 山形県と宮城県の県境に位置する火山群の総称である 北蔵王 ( 瀧山 ), 中央蔵王 ( 熊野岳等 ), 南蔵王 ( 不忘山等 ) 等に分けられる 玄武岩 ~ 安山岩の成層火山で, 有史以降も主に御釜を噴出口とする活動が確認されている 最大噴出量は約 6.1km 3, 南蔵王および中央蔵王ステージ 2 3a 期 (20~68 万年前 ) に噴出 最新の噴火活動は, 少量の降下火砕物を伴った水蒸気噴火で 1940 年に発生 火砕物密度流は,7 層確認されており, 分布範囲は南蔵王周辺に限られている 中央蔵王 北蔵王については確認されていない 溶岩密度 :2.5g/cm 3 軽石密度 1.0g/cm 3 降下火砕物 0.98 DRE km 3 須藤ほか (2007) より設定 概要の表及び噴出量 - 年代階段ダイヤグラムは, 酒寄 (1985) 及び酒寄 (1992) 等の文献調査の結果を基に東北電力が独自に作成したものである
83 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 入力パラメータ 2 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 82 蔵王山の噴煙柱高さ及びその他の計算条件については, 以下のとおり設定した 気象データ ( 風向, 風速 ) 対象火山の抽出入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 噴煙柱高度について 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 基本ケース確定 基本ケース 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B 町田 新井 (2003) に一部加筆 町田 新井 (2003) によれば, 蔵王山の噴出物量 0.98(DRE km 3 ) に対応する噴煙柱高さは,10~25km である 風向の最頻値は高度 20km 付近で西風から東風に変わる月がある ( 次頁以降参照 ) ことから, これらの変化も考慮する 噴煙柱高度を 25km に設定する End End ( 地質調査結果による ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー その他の計算条件 項目 単位 値 設定根拠 噴出標高 m 1,841 気象庁編 (2013) より設定 噴煙柱分割高さ m 100 萬年 (2013) より設定 最大粒径 mm 1/2-10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 最小粒径 mm 1/2 10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 中央粒径 mm 1/2 4.5 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 粒径標準偏差 mm 1/2 3 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 岩片密度 kg/m 3 2,600 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 軽石粒子密度 kg/m 3 1,000 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 渦拡散係数 m2 /s 0.04 Suzuki(1983) より設定 拡散係数 m2 /s 300 萬年 (2013) より設定 落下時間閾値 s 3600 Bonadonna et al.,(2005) より設定
84 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 基本ケース結果 83 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 蔵王山 ( 蔵王 - 川崎テフラ ) を対象とした降下火砕物のシミュレーションを実施した結果, 敷地における火山灰の層厚は 0.1~3.1cm であった 気象データ ( 風向, 風速 ) 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 基本ケース シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 1 月 女川 :0.1cm 4 月 女川 :0.7cm 7 月 女川 :0.6cm 10 月 女川 :2.7cm 2 月 5 月 8 月 11 月 女川 :0.1cm 女川 :2.3cm 女川 :1.5cm 女川 :0.9cm 3 月 女川 :0.1cm 6 月 女川 :1.7cm 9 月 女川 :3.1cm 12 月 女川 :0.1cm mm
85 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 不確かさの考慮 84 降下火砕物シミュレーションにおける不確かさを考慮する 9 月の気象データを用いたケースが, 敷地に最も堆積する結果となったため, このケースを基本として, 噴煙柱高さ, 風速, 風向の不確かさを考慮する 9 月 女川 :3.1cm mm 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B 不確かさケース A B 降下火砕物のシミュレーションにおける不確かさを考慮 End End ( 地質調査結果による ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 1 噴煙柱高さに関する不確かさの考慮 基本ケース (25km) に対して, ±5km を考慮する 2 風速に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 平均風速 ) に対して, ±σ( 標準偏差 ) を考慮する 3 風向に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 最頻値 ) に対して, 火山から敷地に向う仮想的な風を考慮する 20km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) 蔵王山 敷地に向う風 敷地に向う風を抽出 抽出範囲 :±11.25
86 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 不確かさケース 1 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 85 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース 噴煙柱高さの不確かさ (±5km) を考慮した結果, 最も敷地に火山灰が堆積するのは, 不確かさケース 1 であった A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 噴煙柱高さの不確かさを考慮した結果 ケース 噴煙柱高さ 敷地川の火山灰層厚 基本ケース 25km 3.1cm 不確かさケース 1 30km 2.8cm 不確かさケース 1 20km 3.3cm 20km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) 不確かさケース 1 噴煙柱高さ 30km 女川 :2.8cm mm 基本ケース : 平均風速 (9 月 ) 女川 :3.1cm mm 不確かさケース 1 噴煙柱高さ 20km 女川 :3.3cm mm
87 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 不確かさケース 2 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 86 風速の不確かさ (± 標準偏差 ) を考慮した結果, 最も敷地に火山灰が堆積するのは, 基本ケースであった 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 不確かさケース 風速の不確かさを考慮した結果 End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) ケース 風速 敷地の火山灰層厚 基本ケース平均 3.1cm 不確かさケース 2 平均風速 (9 月 )+ 標準偏差女川 :2.4cm 不確かさケース 2 平均 +1σ 2.4cm 不確かさケース 2 平均 -1σ 2.4cm mm 基本ケース : 平均風速 (9 月 ) 女川 :3.1cm mm 不確かさケース 2 平均風速 (9 月 )- 標準偏差女川 :2.4cm mm
88 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 不確かさケース 3 87 風向の不確かさ ( 敷地に向う仮想風 ) を考慮した結果, 敷地に火山灰が堆積するのは, 基本ケースであった ケース 風向の不確かさを考慮した結果 風向 敷地の火山灰層厚 基本ケース最頻値 3.1cm 不確かさケース 3 敷地に向う仮想風 3.0cm 基本ケース : 平均風速 (9 月 ) 女川 :3.1cm mm 風速 9 月 風向 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース 不確かさケース仮想風女川 :3.0cm A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B mm End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 )
89 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 蔵王山 : 文献で示されている等層厚線との比較 88 7 月の気象データを用いたケースと町田 新井 (2003) で示されている等層厚線図を比較すると, 概ね整合している 町田 新井 (2003) による等層厚線 女川原子力発電所 >0 mm 蔵王山 女川原子力発電所 >0 降灰シミュレーション結果と文献で示されている層厚の比較 (7 月 ) 文献で示されている蔵王 - 川崎テフラの露頭層厚との比較については, 補足説明資料 p63-69 に示す 東北地方の後期更新世主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 )
90 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 活動性 1 89 十和田の概要 ( 中野ほか編 (2013)) 火山名十和田敷地からの距離約 236km 火山の形式カルデラ, 複成火山, 溶岩ドーム活動年代約 20 万年前以降 ~A.D.915 十和田 (236km) 工藤ほか (2011) によれば, 十和田の活動性について以下の内容が述べられている 現在, 十和田は後カルデラ期とされ, 同期間の噴火は高頻度 ( 噴火間隔 3,400 年以下 ) 低噴出量 (2.5km 3 以下 ) となっている それに対し, カルデラ形成期の噴火は低頻度 ( 噴火間隔 22,000~4,000 年 ) 高噴出量 (1.2~20.3km 3 ) であり異なっている マグマ噴出率は,100ka 以降からほぼ一定である 現在の後カルデラ期は先カルデラ期後期と活動様式が類似しており, 今後, マグマ供給率が ( 先カルデラ期前期のように ) 減少しなければ, 長期的 ( 数万年スケール ) には再びカルデラ形成期へと移行する可能性が指摘される 過去の活動履歴から, カルデラ形成期では噴出量 1km 3 以下の ( 小規模な ) 噴火が発生していない 大規模噴火前 ( 十和田 - 大不動, 十和田 - 八戸 ) には数万年間の低噴出率期が先行する傾向が見られるが, 現在の十和田は,15,000 年間にわたって高噴出率期にあり, 噴出量 1km 3 以下の小規模噴火が数多く発生していることから, 現状ではカルデラ形成期のような状態には至っていないと考えられる 今後も短期的 ( 数百年 ~ 数千年スケール ) には, 過去 15,000 年間と同様な活動が継続すると推定され, 仮にカルデラ形成を伴う大規模噴火が発生するとしても, それは数万年先になると予想される 女川原子力発電所 東北地方の火山地質図 ( 中野ほか編 (2013) による ) カルデラ形成期 L: 十和田八戸火砕流及び八戸テフラ M: 十和田ビスケット 2 テフラ N: 十和田大不動火砕流及び切田テフラ O: 十和田合同テフラ P: 十和田キビダンゴテフラ Q: 十和田奥瀬火砕流及びレッドテフラ 先カルデラ形成期 AP: 十和田アオスジテフラ CP: 十和田カステラテフラ ZP1: 十和田ザラメ 1 テフラ NP: 十和田ヌカミソテフラ ( 工藤ほか (2011))
91 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 活動性 2 90 町田 新井 (2003),Hayakawa(1985), 工藤 (2010) によれば, カルデラ形成期では,VEI5 と VEI6 規模の噴火が発生するものの VEI4 規模の噴火は発生せず, 後カルデラ期では,VEI4 と VEI5 規模の噴火が発生している ( 右図 右下図 ) カルデラ形成期では, 数万年間の低噴出率期 (0.07km 3 / 千年, 0.12km 3 / 千年 ) を経た後, カルデラ形成を伴う大規模噴火 ( 十和田 - 大不動, 十和田 - 八戸 ) が発生している ( 下図 ) 高噴出期 現在は, 後カルデラ期の高噴出率期 ( 0.70km 3 / 千年 ) であり, カルデラを形成するような状態には至っていないと考えられる 高噴出期 低噴出期 活動様式が類似 低噴出期 VEI6 ( 工藤ほか (2011) に加筆 ) 噴出物凡例 先カルデラ形成期 AP: 十和田アオスジテフラ CP: 十和田カステラテフラ ZP1: 十和田ザラメ 1 テフラ NP: 十和田ヌカミソテフラ VEI5 VEI4 以下 カルデラ形成期 L: 十和田八戸火砕流及び八戸テフラ M: 十和田ビスケット 2 テフラ N: 十和田大不動火砕流及び切田テフラ O: 十和田合同テフラ P: 十和田キビダンゴテフラ Q: 十和田奥瀬火砕流及びレッドテフラ VEI の噴出規模は町田 新井 (2003) による
92 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 入力パラメータ start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 91 十和田の噴出量, 噴煙柱高さ及びその他の計算条件については, 以下のとおり設定した 気象データ ( 風向, 風速 ) 対象火山の抽出入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 噴出量について 現在, 十和田は後カルデラ期であると考えられる 後カルデラ期の降下火砕物を伴う既往最大の噴火は十和田 - 中掫テフラを伴った噴火であることから, この噴火を考慮することとする 十和田中掫の噴出量は,Hayakawa(1985) によれば 6.68(DRE km 3 ), 須藤ほか (2007) によれば 4.95(DRE km 3 ) であると報告されている 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 基本ケース確定 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tephra2) 基本ケース 不確かさケース 十和田の降下火砕物シミュレーションに用いる噴出量を Hayakawa(1985) の 6.68(DRE km 3 ) に設定する A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 噴煙柱高度について End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) その他の計算条件 シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 町田 新井 (2003) に一部加筆 町田 新井 (2003) によれば, 十和田の噴出物量 6.68(DRE km 3 ) に対応する噴煙柱高さは,25km 以下である 噴煙柱高度を 25km に設定する 項目 単位 値 設定根拠 噴出標高 m 400 中野ほか編 (2013) より設定 噴煙柱分割高さ m 100 萬年 (2013) より設定 最大粒径 mm 1/2-10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 最小粒径 mm 1/2 10 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 中央粒径 mm 1/2 4.5 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 粒径標準偏差 mm 1/2 3 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 岩片密度 kg/m 3 2,600 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 軽石粒子密度 kg/m 3 1,000 Tephra2 Users Manual(2011) より設定 渦拡散係数 m2 /s 0.04 Suzuki(1983) より設定 拡散係数 m2 /s 10,000 萬年 (2013) より設定 落下時間閾値 s 3600 Bonadonna et al.,(2005) より設定
93 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 基本ケース結果 92 十和田 ( 十和田 - 中掫テフラ ) を対象とした降下火砕物のシミュレーションを実施した結果, 敷地にはほとんど堆積しない結果となった 6~8 月の女川原子力発電所位置での層厚 6 月 :0.010cm 7 月 :0.013cm( 最大 ) 8 月 :0.012cm 1 月 4 月 7 月 10 月 2 月 5 月 8 月 11 月 start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 気象データ ( 風向, 風速 ) 対象火山の抽出 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 mm 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 基本ケース シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 3 月 6 月 9 月 12 月
94 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 不確かさの考慮 93 降下火砕物シミュレーションにおける不確かさを考慮する 降下火砕物の分布が最も敷地に向いている 7 月の気象データを用いたケースを基本として, 噴煙柱高さ, 風速, 風向の不確かさを考慮する 7 月 降下火砕物のシミュレーションにおける不確かさを考慮 mm 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B 不確かさケース A B End End ( 地質調査結果による ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 1 噴煙柱高さに関する不確かさの考慮 基本ケース (25km) に対して, ±5km を考慮する 2 風速に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 平均風速 ) に対して, ±σ( 標準偏差 ) を考慮する 3 風向に関する不確かさの考慮 基本ケース ( 最頻値 ) に対して, 火山から敷地に向う仮想的な風を考慮する 十和田 敷地に向う風 km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) 抽出範囲 :±11.25 敷地に向う風を抽出
95 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 不確かさケース 1 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 94 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース 噴煙柱高さの不確かさ (±5km) を考慮しても敷地にはほとんど堆積しない結果となった A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) 噴煙柱高さの不確かさを考慮した結果 ケース 噴煙柱高さ 女川の火山灰層厚 基本ケース 25km 0.013cm 不確かさケース 1 30km 0.020cm 不確かさケース 1 20km 0.016cm 20km( 不確かさケース 1 ) 25km( 基本ケース ) 30km( 不確かさケース 1) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 噴煙柱高さ 20km 噴煙柱高さ 30km mm mm mm 不確かさケース 1 噴煙柱高さ 20km 女川 :0.016cm 7 月女川 :0.013cm 不確かさケース 1 噴煙柱高さ 30km 女川 :0.02cm
96 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 不確かさケース 2 95 風速の不確かさ (± 標準偏差 ) を考慮しても敷地にはほとんど堆積しない結果となった 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 風速の不確かさを考慮した結果 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース ケース 風速 女川の火山灰層厚 A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B 基本ケース平均 0.013cm 不確かさケース 2 平均 +1σ 0.004cm 不確かさケース 2 平均 -1σ 0.062cm A B End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 不確かさケース 2 平均風速 - 標準偏差女川 :0.062cm 基本ケース平均風速 (7 月 ) 女川 :0.013cm 不確かさケース 2 平均風速 (7 月 )+ 標準偏差女川 :0.004cm 平均風速 - 標準偏差 平均風速 + 標準偏差 mm mm mm
97 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 不確かさケース 3 96 風向の不確かさ ( 敷地に向う仮想風 ) を考慮した結果, 敷地では 1.8cm となった 風向の不確かさを考慮した結果 ケース 風向 女川の火山灰層厚 基本ケース最頻値 0.013cm 不確かさケース 3 敷地に向う仮想風 1.8cm mm 7 月 風速 7 月 風向 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 不確かさケース A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A<B A B mm End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー ( 抜粋 ) 不確かさケース仮想風女川 :1.8cm
98 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション 十和田 : 文献で示されている等層厚線との比較 97 7 月の気象データを基本に風速を -1σ にしたケースと町田 新井 (2003) で示されている等層厚線図を比較すると, 等層厚線がほぼ同心円であるのに対して, シミュレーションの結果ではジェット気流の影響によりほぼ真西に堆積しているものの, ジェット気流方向の堆積量 ( 層厚 ) は概ね整合している 十和田 mm 女川原子力発電所 女川原子力発電所 町田 新井 (2003) による等層厚線 降灰シミュレーション結果と文献で示されている層厚の比較 (7 月平均風速 -1σ) 文献で示されている十和田 - 中掫テフラの露頭層厚との比較については, 補足説明資料 p70-76 に示す 東北地方の完新世主要テフラの等層厚線図 ( 町田 新井 (2003) に一部加筆 )
99 基本ケース ( 月別 ) - 0.8cm 1.0cm 3.1cm 0.013cm 不確かさケース3. 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山事象の抽出 3.1 降下火砕物の影響評価 シミュレーション まとめ 98 降下火砕物のシミュレーションのまとめ 降下火砕物のシミュレーションの結果, 最大でも女川の層厚は 8.6cm であり, 敷地で評価している降下火砕物の層厚 10cm を下回っていることを確認した 肘折カルデラを対象とした結果では最大層厚が 1.4cm であったことから, 敷地内で確認された肘折 - 尾花沢テフラは侵食よりは降下後の再堆積の影響により局所的となり, 最大 10cm の層厚になったと考えられる 降下火砕物のシミュレーション結果 気象データ ( 風向, 風速 ) start ( 敷地の火山灰層厚確認開始 ) 対象火山の抽出 入力パラメータ 噴煙柱高度 噴出物量等 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) 基本ケース確定 基本ケース ケース 不確かさの考慮 女川での火山灰層厚 肘折カルデラ鳴子カルデラ蔵王山十和田 1 噴煙柱高度のばらつき考慮 2 風速のばらつき考慮 3 風向のばらつき考慮 噴煙柱高さ風速 30km 0.8cm 1.3cm 2.8cm 0.020cm 20km 0.7cm 0.8cm 3.3cm 0.016cm 平均 +1σ 0.6cm 0.5cm 2.4cm 0.004cm 平均 -1σ 0.8cm 2.5cm 2.4cm 0.062cm 降下火砕物シミュレーション (Tepha2) A: 地質調査結果と B: シミュレーション結果による火山灰層厚の比較 A B A<B 不確かさケース 風向敷地に向う仮想風 1.4cm 8.6cm 3.0cm 1.8cm End ( 地質調査結果による火山灰層厚を採用 ) End ( シミュレーションによる火山灰層厚を採用 ) シミュレーションを用いた降下火砕物の堆積厚さ確認フロー 160km 76km 噴出量 (DRE km 3 ) 図各火山の敷地からの距離と噴出量 括弧内の数値はシミュレーションに用いた降下火砕物の噴出量を示す
100 3.1 降下火砕物の影響評価 降下火砕物の影響評価のまとめ 99 降下火砕物による影響評価のまとめ 文献調査の結果, 女川原子力発電所の敷地に降灰した可能性のある降下テフラは, いずれも 10cm 以下である 敷地内で実施した地質調査の結果, 最大層厚 10cm の降下テフラを確認した 降下火砕物のシミュレーションの結果, 敷地での層厚は最大でも 8.6cm( 給源 : 鳴子カルデラ ) であった 以上のことから, 敷地内で確認された最大層厚 10cm を, 女川原子力発電所で考慮する降下火砕物の層厚とする
101 3.2 敷地を中心とする半径 160km 内の火山による火山事象の影響評価第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 100 発電所の安全性に影響を及ぼす可能性のある火山事象のうち, 火山性土石流, 噴石, 火山性ガス, その他の事象等について検討を行った 原子力発電所の火山影響評価ガイド より抜粋, 一部加筆
102 3.2 敷地を中心とする半径 160km 内の火山による火山事象の影響評価 101 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山について, 影響を評価すべき火山事象 ( 火山性土石流, 飛来物 ( 噴石 ), 火山ガス及びその他の火山事象 ) の抽出を行った 火山名 敷地からの距離 (km) 火山性土石流他飛来物 ( 噴石 ) 火山ガス 120km 10km 160km その他の火山事象 焼石岳 鳥海山 敷地と火山は北上山地に隔てられており, 敷地付近に流下する大きな河川がないことから, 発電所への影響を考慮する必要はないと判断 敷地と火山の距離から, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 栗駒山 87 鳴子カルデラ 76 肘折カルデラ 117 月山 蔵王山 敷地と火山は北上山地に隔てられており, 敷地付近に流下する大きな河川がないことから, 発電所への影響を考慮する必要はないと判断 敷地と火山の距離から, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 敷地と火山は北上山地に隔てられており, 敷地付近に流下する大きな河川がないことから, 発電所への影響を考慮する必要はないと判断 敷地と火山の距離から, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 敷地は太平洋に突き出す牡鹿半島に立地しており, 火山ガスが滞 留するような地形ではないことから, 発電所への影響を考慮する必要はないと判断される 低周波地震及び熱水活動が認められないこと, 敷地と火山は十分な離隔があることから, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 吾妻山 140 安達太良山 136 敷地と火山の距離から, 発電所に影響を及ぼす可能性はない 磐梯山 153 : 発電所に影響を及ぼす可能性はない : 発電所に影響を及ぼす可能性がある 影響を評価すべき火山事象はない ( 降下火砕物については評価対象 )
103 4. まとめ 102
104 4. まとめ 103 第 189 回審査会合資料 2-1 再掲 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山の抽出 敷地を中心とする半径 160km の範囲には, 31 の第四紀火山がある 敷地を中心とする半径 160km の範囲の第四紀火山 (31 火山 ) について, 完新世の活動の有無, 将来の活動可能性の検討を行い, 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山として, 焼石岳, 鳥海山, 栗駒山, 鳴子カルデラ, 肘折カルデラ, 月山, 蔵王山, 吾妻山, 安達太良山及び磐梯山の 10 火山を抽出した 抽出された火山の火山活動に関する個別評価 敷地との距離, 地形的条件,10 火山の個別評価等の結果から, 設計対応不可能な火山事象 ( 火砕物密度流, 溶岩流, 岩屑なだれ他, 新しい火口の開口及び地殻変動 ) が発電所に影響を及ぼす可能性はない 既往最大の噴火を考慮しても発電所に影響を及ぼさないと判断されることから, モニタリングの必要性はない 原子力発電所に影響を及ぼし得る火山事象の抽出 敷地における降下火砕物の層厚は, 文献調査結果, 地質調査結果及びシミュレーションの結果から,10cm として評価した 火山性土石流, 飛来物 ( 噴石 ), 火山性ガス及びその他の火山事象のうち影響を評価すべき事象はない 女川原子力発電所において考慮すべき火山事象は, 降下火砕物のみである また, 影響評価に用いる降下火砕物の層厚は 10cm とする 密度 : 乾燥密度 0.7g/cm 3, 湿潤密度 1.5g/cm 3 ( 宇井編 (1997)) 粒径 :0.02~0.25mm 程度 ( 顕微鏡写真より推定 )
105 参考文献 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 1. 中野俊 西来邦章 宝田晋治 星住英夫 石塚吉浩 伊藤順一 川辺禎久 及川輝樹 古川竜太 下司信夫 石塚治 山元孝広 岸本清行編 (2013): 日本の火山 ( 第 3 版 ) 200 万分の1 地質編集図, No.11, 地質調査総合センター. 2. 滝沢文教 柳沢幸夫 久保和也 鎌田耕太郎 駒澤正夫 石原丈実 広島俊男 中塚正 (1992):20 万分の1 地質図幅 石巻 ( 第 2 版 ). 3. 西来邦章 伊藤順一 上野龍之編 (2012): 第四紀火山岩体 貫入岩体データベース, 地質調査総合センター速報 no.60, 産業技術総合研究所地質調査総合センター 4. 気象庁編 (2013): 日本活火山総覧 ( 第 4 版 ), 気象業務支援センター 5. 第四紀火山カタログ委員会編 (1999): 日本の第四紀火山カタログ, 日本火山学会 6. 日本第四紀学会編 (1987): 日本第四紀地図 7. 町田洋 新井房夫 (2003): 新編火山灰アトラス [ 日本列島とその周辺 ]( 第 2 刷 ). 東京大学出版会,p 海上保安庁海洋情報部 (2013): 海域火山データベース 9. 北村信 (1967): 宮城県の地質, 宮城県 20 万分の1 地質図説明書, 宮城県商工労働部中小企業課 10. 生出慶司 中川久夫 蟹沢聰史 (1989): 日本の地質 2. 東北地方 11. 防災科学技術研究所編 (2013): 日本の火山ハザードマップ集 ( 第 2 版 ), 防災科学技術研究所研究資料, 第 380 号, 防災科学技術研究所 12. 笠原慶一 杉村新 (1978): 岩波講座地球科学 10 変動する地球 Ⅰ- 現在および第四紀 原子力規制委員会 (2013): 原子力発電所の火山影響評価ガイド制定平成 25 年 6 月 19 日原規技発第 号原子力規制委員会決定 14. 照井一明 瀬川泰宏 (1994): 焼石岳火山起源の村崎野軽石について. 地質学雑誌,100, 北村信 (1965):5 万分の1 焼石岳 地質図幅および同説明書, 地質調査総合センター,p 大沢あつし 舟山裕士 北村信 (1971):5 万分の1 川尻 地質図幅および同説明書, 地質調査総合センター,p 林信太郎 (1984): 鳥海火山の地質. 岩鉱,90, 伴雅雄 林信太郎 高岡宣雄 (2001): 東北日本弧, 鳥海火山のK-Ar 年代 - 連続的に活動した3 個の成層火山 -. 火山,46, 藤縄明彦 藤田浩司 高橋美保子 梅田浩司 林信太郎 (2001): 栗駒火山の形成史. 火山,46, 早田勉 (1989): テフロクロノロジーによる前期旧石器時代遺物包含層の検討 - 仙台平野北部の遺跡を中心に-. 第四紀研究,28, 土谷信之 伊藤順一 関陽児 巖谷敏光 (1997):5 万分の1 地質図幅 岩ヶ崎 および同説明書. 地質調査総合センター,p 阪口圭一 山田営三 (1988): 鬼首カルデラ周辺の火砕流堆積物 -いわゆる北川石英安山岩-の再検討. 地質調査所報告, 第 268 号, 大沢あつし 三村弘二 久保和也 広島俊男 村田泰章 (1987):20 万分の1 地質図幅 仙台. 24. 大沢あつし 広島俊男 駒澤正夫 須田芳朗 (1988):20 万分の1 地質図幅 新庄及び酒田. 25. 竹内誠 鹿野和彦 御子柴 ( 氏家 ) 真澄 中川充 駒澤正夫 (2005):20 万分の1 地質図幅 一関. 26. 小池一之 町田洋編 (2001): 日本の海成段丘アトラス. 東京大学出版会,p 須藤茂 猪股隆行 佐々木寿 向山栄 (2007): わが国の降下火山灰データベース作成. 地質調査研究報告, 第 58 巻, 宮城磯治 (2007): 肘折火山 : 噴出物の層序と火山活動の推移. 火山,52, 中里浩也 大場孝信 板谷徹丸 (1996): 月山火山の地質とK-Ar 年代. 岩鉱,91, 井村隆介 (1999):5. 美しい火口湖に秘められた火山の素顔をさぐる. フィールドガイド日本の火山 4 東北の火山 31. 酒寄淳史 (1985): 南蔵王火山の地質. 岩鉱,80, 酒寄淳史 (1992): 蔵王火山の地質と岩石. 岩鉱,87, 井上剛 伴雅雄 廣谷志穂 (2009): 蔵王火山, 約 300~100kaの噴出物の岩石学的特徴. 火山学会予稿集 34. 藤縄明彦 鴨志田毅 (1999):6. 吾妻火山雄大な爆裂カルデラと中央火口丘を歩く. フィールドガイド日本の火山 4 東北の火山 35. 山元孝広 (2005): 福島県, 吾妻火山の最近 7 千年間の噴火史 : 吾妻 - 浄土平火山噴出物の層序とマグマ供給系. 地質学雑誌,111, 藤縄明彦 (1980): 安達太良火山の地質と岩石. 岩鉱,75, 藤縄明彦 林信太郎 梅田浩司 (2001): 安達太良火山のK-Ar 年代 : 安達太良火山形成史の再検討. 火山,46, 藤縄明彦 鎌田光春 (2005): 安達太良火山の最近 25 万年間における山体形成史とマグマ供給系の変遷. 岩鉱,34, 山元孝広 須藤茂 (1996): テフラ層序からみた磐梯火山の噴火活動史. 地質調査所月報,47,
106 参考文献 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 40. 梅田浩司 林信太郎 伴雅雄 佐々木実 大場司 赤石和幸 (1999): 東北日本, 火山フロント付近の2.0Ma 以降の火山活動とテクトニクスの推移. 火山,44, 山元孝広 (2012): 福島 - 栃木地域における過去約 30 万年間のテフラの再記載と定量化. 地質調査研究報告,63, 渡辺満久 (1991): 北上低地帯における河成段丘面の編年および後期更新世における岩屑供給. 第四紀研究,30, 八木浩司 (1996): 宮城県鬼首に認められる後期更新世テフラ層 - 鳴子火山起源のテフラと広域テフラ-. 第四紀露頭集- 日本のテフラ, 日本第四紀学会, 大場司 林信太郎 伴雅雄 近藤梓 葛巻貴大 鈴木真悟 古木久美子 (2012): 最近 4500 年間の鳥海火山の噴火活動 湿原堆積物に保存された火山灰層の解析. 火山,57, 伴雅雄 (2013): 蔵王火山. 地質学雑誌,119, 補遺, 山元孝広 阪口圭一 (2000): テフラ層序からみた安達太良火山, 最近約 25 万年間の噴火活動. 地質学雑誌,106,12, 土志田潔 宇都浩三 内海茂 (1999): 東北地方中部における時代未詳火山岩類のK Ar 年代とその意義. 地球惑星科学関連学会合同大会予稿集,Vc-P 伴雅雄 佐川日和 三浦光太郎 田中勇三 大場司 (2004): 蔵王火山の最近約 3 万年間の層序と噴出物の岩石学的特徴の時間変化. 地球惑星科学関連学会合同大会予稿集,G017-P 井村隆介 (1994): 蔵王火山五色岳の噴火史. 地球惑星科学関連学会合同大会予稿集,G21-11, 高岡宣雄 今野幸一 大場与志男 今田正 (1989): 蔵王火山溶岩のK-Ar 年代測定. 地質学雑誌.95,3, 大場与志男 加藤裕二 川崎正人 今田正 斎藤和男 坂本淳一 高岡宣雄 (1990): 南蔵王火山の年代. 地球惑星科学関連学会合同大会日本火山学会固有セッション講演予稿集,H31-07, 今田正 大場与志男 土肥浩巳 玉井ます美 (1987): 山形市東部, 滝山火山の地質と岩石. 岩石鉱物鉱床学会誌,82, 林信太郎 高橋邦浩 佐藤正樹 吉田武義 (1994): 天狗森火砕岩のK-Ar 年代と全岩化学組成. 東北大学理学部核理研研究報告,27, 千葉茂樹 木村純一 (2001): 磐梯火山の地質と火山活動史 火山灰編年法を用いた火山活動の解析 岩鉱,30, 八島隆一 千葉茂樹 (1982): 磐梯山の火山活動史 (Ⅱ). 福島大学特定研,No.3, 三村弘二 (1994): 磐梯火山の放射年代 - 概法 -. 地調月報,45, 宍倉正展 澤井祐紀 岡村行信 小松原純子 Than Tin Aung 石山達也 藤原治 藤野滋弘 (2007) 石巻平野における津波堆積物の分布と年代. 活断層 古地震研究報告,7,31-46, 産業技術総合 研究所地質調査総合センター. 58. NEDO(1991): 平成 2 年度全国地熱資源総合調査 ( 第 3 次 ) 広域熱水流動系調査磐梯地域火山岩分布, 年代調査報告書.pp 千葉茂樹 (2009): 磐梯火山の火山活動史 火山活動史の解析と火山災害の予測. 福島大学紀要,7, 伴雅雄 佐川日和 三浦光太郎 田中勇三 (2005): 蔵王山の火山防災マップ. 月刊地球,27,4, 宇井忠英編 (1997): 火山噴火と災害, 東京大学出版会 62. Suzuki, T.(1983):A theoretical model for dispersion of tephra. Shimozuru, D. and Yokoyama, I. (eds.) Arc Volcanism : Physics and Tectonics : , Terra Scientific Publishing. 63. University of South Florida(2011):Tephra2 Users Manual, Spring 早田勉 (1996a): 鳴子カルデラから噴出した中規模火砕流堆積物群と降下テフラ. 第四紀露頭集- 日本のテフラ, 日本第四紀学会, 早田勉 (1996b): 日本における前期旧石器文化の確認 - 宮城県座散乱木遺跡 馬場壇 A 遺跡 -. 第四紀露頭集- 日本のテフラ, 日本第四紀学会, 早田勉 (2000): 沼向遺跡, 中野高柳遺跡におけるテフラ分析. 仙台市文化財調査報告 241, 沼向遺跡第 1~3 時調査, 梅田浩司 林信太郎 伴雅雄 (1999): 東北日本, 笊森, 高松, 船形, および三吉 葉山火山のK-Ar 年代. 火山,44,4, 北村信 (1956): 東北地方脊梁山地 ( 岩手 秋田 宮城県境 ) に発達する石英安山岩類の層位学的問題について. 地球化学,28, T.Ishida(1981):Pliocene and Quaternary history of the northern part of Sendai Lowland area, a study of structural and geomorphic development. Saito Ho-on Kai Mus. Nat. Hist. Res. Bull., 49, E.Yamada(1988):Geologic development of the Onikobe caldera, Northeast Japan, with special reference to its hydrothermal system. Rept. Geol. Surv. Japan, 268, 高島勲 村上英樹 ディクグエンホン エディスチプタ 毛利陽司 柴田能辰 (2006): 鬼首 鳴子カルデラ周辺の後期更新世火砕流堆積物及び火山岩の熱ルミネッセンス年代. 岩鉱,35, 土谷信之 伊藤順一 (1996):5 万分の1 地質図幅 岩ヶ崎 地域の火山層序 : 第三紀火山岩類および鬼首カルデラを起源とする火砕流の噴出年代. 日本火山学会講演予稿集.2, 今田正 大場与志男 高岡宣雄 (1989): 船形火山溶岩のK-Ar 年代. 山形県学術調査報告書 御所山, Wada, K. (1981):Contrasted petrological relations between tholeiitic and calc-alkaline series from Funagata volcano. J. Japan. Assoc. Min. Petr. Econ. Geol., 76, NEDO(1990): 平成元年度全国地熱資源総合調査 ( 第 3 次 ) 広域熱水流動系調査磐梯地域火山岩分布 年代調査報告要旨. 新エネルギー 産業技術総合開発機構,144p 76. 三村弘二 (2002): 東北日本, 猫魔火山の地質と放射年代. 火山,47,4, 福留高明 (1982): 鬼首地熱地帯の構造的特性. 秋田大学鉱山学部研究報告, 第 3 号, 松野久也 (1967):5 万分の1 地質図幅 若柳 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p 竹内誠 兼子尚知 (1996):5 万分の1 地質図幅 志津川 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p93
107 参考文献 第 189 回審査会合資料 2-1 加筆修正 80. 北村信 大沢あつし 石田琢二 中川久夫 (1981):5 万分の1 地質図幅 古川 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p 高橋兵一 松野久也 (1969):5 万分の1 地質図幅 涌谷 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p 滝沢文教 鎌田耕太郎 酒井彰 久保和也 (1990):5 万分の1 地質図幅 登米 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p 北村信 大沢あつし 中川久夫 (1983):5 万分の1 地質図幅 吉岡 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p 石井武政 柳沢幸夫 山口昇一 寒川旭 松野久也 (1982):5 万分の1 地質図幅 松島 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p 滝沢文教 神戸信和 久保和也 秦光男 寒川旭 片田正人 (1984):5 万分の1 地質図幅 石巻 及び同図幅説明書. 地質調査総合センター, p 豊島正幸 石田啄二 (1983): 座散乱木遺跡周辺の地形 地質および火山灰. 石器文化談話会編 宮城県岩出山町座散乱木遺跡発掘調査報告書 Ⅲ 豊島正幸 (1980): 山形盆地東縁部における洪積世末期のテフラと河岸段丘の形成時期. 東北地理,32,, 澤井祐紀 宍倉正展 小松原純子 (2008): ハンドコアラーを用いた宮城県仙台平野 ( 仙台市 名取市 岩沼市 亘理町 山元町 ) における古津波痕跡調査. 活断層 古地震研究報告,No.8, 石村大輔 山田圭太郎 宮内崇裕 早瀬亮介 (2014): 三陸海岸の完新統に挟在するテフラの特徴. 地学雑誌,123,5, 渡邊隆広 細田憲弘 土屋範芳 中村俊夫 平野伸夫 岡本敦 奈良郁子 東北大学歴史津波調査グループ (2014): 仙台平野における歴史津波堆積物の放射性炭素年代測定 - 連続土壌堆積物試 料 HSシリーズの堆積年代 ( 予察的分析 )-. 地学雑誌,123,6, Hayakawa, Y. (1985):Pyroclastic Geology Towada Voclano, Bull Earthq Res. Inst., Univ. Tokyo, 60, 清棲保弘 (1986): 鬼首地域における地熱流体の起源. 地球化学,20, 工藤崇 (2010): 十和田火山, 御倉山溶岩ドームの形成時期と噴火推移. 火山,55,pp 工藤崇 小林淳 山元孝広 岡島靖司 水上啓治 (2011): 十和田火山における噴火活動様式の時代変遷と長期予測. 日本第四紀学会講演要旨集,41,pp 西来邦章, 伊藤順一, 上野龍之, 内藤一樹, 塚本斉編 (2014): 第四紀噴火 貫入活動データーベースVer.1.00.( 96. 萬年一剛 (2013): 降下火山灰シミュレーションコードTephra2の理論と現状 第四紀学での利用を視野に, 第四紀研究,52,pp Bonadonna, C., Connor, C. B., Houghton, B. F., Connor, L., Byrne, M., Laing, A. and Hincks, T. (2005):Probabilistic modeling of tephra dispersal : Hazard assessment of a multiphase rhyolitic eruption at Tarawera, New Zealand. Journal of Geophysical Research, 110, B 町田洋 新井房夫 百瀬貢 (1985): 阿蘇 4 火山灰 - 分布の広域性と後期更新世示標層としての意義 -. 火山,30, 今田正 大場与志男 (1989): 船形火山の火山地質. 山形県学術調査報告書 御所山,15-32
untitled
2.赤川の概要 流域および河川の概要 2.1.3 流域の地質 上流部の基岩は朝日山系の花崗岩類と月山山系の新第三系および第四紀の安山岩類と に大別され この上位は月山の火山砕屑岩 火山泥流物となっています なお 地質学 的にはグリーンタフ地域に属します 新第三系は 下部 中部中新統からなり おおむね安山岩溶岩 砂岩 泥岩互層 泥 岩の順で堆積しており 酸性の火砕岩 流紋岩も分布しています 岩質は非常に堅硬で
3. 阿寒カルデラ
3. 阿寒カルデラ 200? 先カルデラ期 活動年代が期間として反映されているイベント 噴出量 時間階段図 ( 阿寒カルデラ ) カルデラ形成期 後カルデラ火山 AK1 3. 阿寒カルデラ 年代 噴出量 噴出物 : 暦年 ) ( 年前 (DRE km 3 ) 有史水蒸気爆発 0 阿寒富士 500~ 1.79 2000 ポンマチネシリ 3000 火口活動期 積算噴出量 (DRE km 3 ) 150
スライド 1
P.1 NUMO の確率論的評価手法の開発 原子力学会バックエンド部会第 30 回 バックエンド 夏期セミナー 2014 年 8 月 7 日 ( 木 ) ビッグパレットふくしま 原子力発電環境整備機構技術部後藤淳一 確率論的アプローチの検討の背景 P.2 プレート運動の安定性を前提に, 過去 ~ 現在の自然現象の変動傾向を将来に外挿し, 地層の著しい変動を回避 ( 決定論的アプローチ ) 回避してもなお残る不確実性が存在
火山活動解説資料 ( 令和元年 5 月 ) 栗駒山の火山活動解説資料 ( 令和元年 5 月 ) 仙台管区気象台地域火山監視 警報センター 火山活動に特段の変化はなく 静穏に経過しており 噴火の兆候は認められません 30 日の噴火警戒レベル運用開始に伴い 噴火予報 ( 噴火警戒レベル 1 活火山である
栗駒山の 仙台管区気象台地域火山監視 警報センター 火山活動に特段の変化はなく 静穏に経過しており 噴火の兆候は認められません 30 日の噴火警戒レベル運用開始に伴い 噴火予報 ( 噴火警戒レベル 1 活火山であることに留意 ) を発表しました 予報事項に変更はありません 活動概況 噴気など表面現象の状況 ( 図 1~9) 監視カメラによる観測では 噴気は認められませんでした 14 日から 15 日にかけて実施した現地調査
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幌内地区の大規模斜面崩壊と 厚真川の河道閉塞 室蘭工業大学大学院工学研究科川村志麻 幌内地区の大規模斜面崩壊箇所 1 富里地区 2 厚真川河道閉塞 4 幌内地区 3 1 吉野地区 2 富里浄水場 ( 富里地区 ) 3 幌内地区 4 厚真川河道閉塞 幌内地区の大規模な斜面崩壊 (a) (b) (c) 撮影 : 国際航業株式会社 株式会社パスコ 9 月 6 日撮影に一部加筆 吉野地区の表層崩壊と異なる斜面崩壊パターン
《公表資料》柏崎平野周辺の地層の年代について
柏崎平野周辺の地層の年代について 平成 29 年 4 月 27 日東京電力ホールディングス株式会社 1. 地層の年代評価に関する考え方 2 2. 刈羽テフラに関する東京電力の見解 13 3. 刈羽テフラと藤橋 40の比較 16 4. 地層の年代に関する東京電力の評価の概要 19 5. 藤橋 40の年代に関する考察 29 6. 参考資料 32 7. データ集 38 1 1. 地層の年代評価に関する考え方
耐震安全性について ~質問事項への回答と債務者への反論~
準備書面 ⒄ に関する補足説明 ~ 火山事象による大間原発の危険性 ~ 2016 年 7 月 14 日 ( 木 ) 於 東京地方裁判所 原告訴訟代理人弁護士 中野宏典 内容 Ⅰ. はじめに 前提知識 Ⅱ. 立地評価の問題 火山の抽出 Ⅲ. 影響評価の問題 1 最大層厚 Ⅳ. 影響評価の問題 2 大気中濃度 Ⅴ. まとめ 2 準備書面 ⒄ に関する補足説明 ~ 火山事象による大間原発の危険性 ~ Ⅰ
P1_表紙
Bulletin of the Asahikawa City Museum Number 4 March 8 旭川市博物館 研究報告 第4号 市立旭川郷土博物館研究報告継続 通巻34号 ISSN 34-49 自然科学系 南九州から産出する黒曜石ガラスの化学組成 向井 正幸 4 Bull.Asahikawa Mus.No.4-3 8 南九州から産出する黒曜石ガラスの化学組成.6 TiO /K O.5.4.3.
- 14 -
- 13 - - 14 - - 15 - 14 15 2-3-1 14 (KP1.81.4) 4,000(m 3 /) 14 2-3-2 c b c a a b c - 16 - 2-3-1 15 1960 (Cs-137Pb-210) (KP1.42.5) 1960(KP-2.51.4) 132,000m 3 3,300m 3 / 116,000m 3 15,900m 3 Cs-137Pb-210
火山活動解説資料平成 31 年 4 月 19 日 19 時 40 分発表 阿蘇山の火山活動解説資料 福岡管区気象台地域火山監視 警報センター < 噴火警戒レベル2( 火口周辺規制 ) が継続 > 中岳第一火口では 16 日にごく小規模な噴火が発生しました その後 本日 (19 日 )08 時 24
の火山活動解説資料 福岡管区気象台地域火山監視 警報センター < 噴火警戒レベル2( 火口周辺規制 ) が継続 > 中岳第一火口では 16 日にごく小規模な噴火が発生しました その後 本日 (19 日 )08 時 24 分に再びごく小規模な噴火が発生し 噴煙は火口縁上 500mまで上がりました 本日 九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測では 中岳第一火口から白色の噴煙が上がっているのを確認しましたが
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P-3 鹿 島 町 南 講 武 におけるトレンチ 調 査 等 による 宍 道 断 層 の 活 動 性 評 価 Activity of the Shinji fault evaluated by trenching study at Minamikoubu in Kashima-Town. 広 兼 修 治 ( 中 国 電 力 株 式 会 社 ) 黒 岡 浩 平 ( 中 国 電 力 株 式 会 社 )
地質ニュース
町田 功 板寺 一洋 萬年 一剛 46 第4図 水理水頭の鉛直断面 各測線から250m以内に位置するボーリング孔を抽出 断面図内の四角はボーリング孔 内の取水部 は湧水である 100 mまでは カルデラ外に流出することはできませ 今までの結果をまとめると 第 5 図のようになりま ん 山の地下では水理水頭が高いので 地下水の流 す 山体の尾根部が浅層地下水の流動を妨げるわけ 動をブロックするためです
岩波「科学」2018年11月渡辺ほか論文
泊原子力発電所敷地内の断層活動時期に関する問題 原子力規制委員会による適正な審査のために (2) 渡辺満久 小野有五 わたなべみつひさ東洋大学社会学部おのゆうご北海道大学名誉教授 原子力関連施設敷地内に分布する断層や地すべりが, 将来活動する可能性のある断層等( 以下, 断層等 ) に該当するかどうかは, 原子力関連施設の安全性にかかわる重大な問題となる 断層等 の認定においては, 後期更新世 (
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号 年 月 防災科学技術研究所研究報告 第 孔井一覧 孔井番号は の番号と対応する 4 号 年 月 防災科学技術研究所研究報告 第 反射断面と地質構造との関連を求めることにより 反射 断面から正確な地質構造を得ることが可能になる は下総観測井で行った 探査結果と 観測井近傍での 図 反射断面を合成したものである 山水ほか からわかるように 基盤層や地質境界の反射面が特定で きるため 地質構造との対比が可能となり
東日本大震災 鳴らされていた警鐘
.5m 9. 311 11 11869 15 3 1131116 13kmkm 9. 7 6 5 311 M7.7 M7.5M7. 7 M7.1 J A X A 3 km M8. 5 1 1 1319 17 7 6689 15853 855 1936 8 87km 8 16 5 11 6 5 311 13kmkm M9. 5km 1m 1896 1933 31m 1 km8m 63mm M7.3 M9.
M. Kobayashi : Eruption History of the Hakone Central Cone Volcanoes / 小林:箱根火山中央火口丘群の噴火史とカルデラ内の地形発達史
Abstract. Key words: M. Kobayashi Eruption History of the Hakone Central Cone Volcanoes 図 1. 箱根火山の地形図及び観察露頭位置 Fig.1. Locations outcrops around the Hakone volcano. プ 1969 由井 1983 小林 小山 1996 によっ として確認できる
600 噴出量 時間階段図 ( 阿蘇カルデラ ) カルデラ形成期 阿蘇中央火口丘群活動期 27. 阿蘇カルデラ1 噴出物 年代 ( 年前 : 暦年 ) 噴出量 (DRE km 3 ) 火山カタログの噴出量 27. 阿蘇カルデラ2 噴出物 年代 ( 年前 : 暦年 ) 噴出量 (DRE km 3 )
27) 阿蘇カルデラ 600 噴出量 時間階段図 ( 阿蘇カルデラ ) カルデラ形成期 阿蘇中央火口丘群活動期 27. 阿蘇カルデラ1 噴出物 年代 ( 年前 : 暦年 ) 噴出量 (DRE km 3 ) 火山カタログの噴出量 27. 阿蘇カルデラ2 噴出物 年代 ( 年前 : 暦年 ) 噴出量 (DRE km 3 ) 火山カタログの噴出量 500 : カルデラ形成活動年代が期間として反映されているイベント
風力発電インデックスの算出方法について 1. 風力発電インデックスについて風力発電インデックスは 気象庁 GPV(RSM) 1 局地気象モデル 2 (ANEMOS:LAWEPS-1 次領域モデル ) マスコンモデル 3 により 1km メッシュの地上高 70m における 24 時間の毎時風速を予測し
風力発電インデックスの算出方法について 1. 風力発電インデックスについて風力発電インデックスは 気象庁 GPV(RSM) 1 局地気象モデル 2 (ANEMOS:LAWEPS-1 次領域モデル ) マスコンモデル 3 により 1km メッシュの地上高 70m における 24 時間の毎時風速を予測し 2000kW 定格風車の設備利用率として表示させたものです 数値は風車の定格出力 (2000kW)
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地震時の原子力発電所燃料プールからの溢水量解析プログラム 地球工学研究所田中伸和豊田幸宏 Central Research Institute of Electric Power Industry 1 1. はじめに ( その 1) 2003 年十勝沖地震では 震源から離れた苫小牧地区の石油タンクに スロッシング ( 液面揺動 ) による火災被害が生じた 2007 年中越沖地震では 原子力発電所内の燃料プールからの溢水があり
積算噴出量 (DRE km 3 ) 積算噴出量 (DRE km 3 ) , ,000 黒斑期 OK 60~OK 61 活動年代が期間として反映されているイベント 年代 噴出量が不明なイベント 楕円の幅は想定される活
6) 浅間火山 積算噴出量 (DRE km 3 ) 積算噴出量 (DRE km 3 ) 60 50 40 30 20 10 0 49 44 39 34 29 35,000 140,000 黒斑期 OK 60~OK 61 活動年代が期間として反映されているイベント 年代 噴出量が不明なイベント 楕円の幅は想定される活動期間に相当 牙グループ剣ヶ峰グループ 30,000 120,000 仙人グループ 室田軽石
国土技術政策総合研究所 研究資料
参考資料 崩壊の恐れのある土層厚の空間分布を考慮したがけ崩れ対策に関する検討 参考資料 崩壊の恐れのある土層厚の空間分布を考慮したがけ崩れ対策に関する検討 ここでは 5 章で示した方法により急傾斜地における崩壊する恐れがある層厚の面的分布が明らかとなった場合のがけ崩れ対策手法について検討する 崩壊する恐れがある層厚の面的な分布は 1 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律( 以下
Microsoft Word - kirishima-sinmoe11.doc
2 ALOS/ だいちから観測された霧島山新燃岳噴火 -2 では 陸域観測技術衛星 だいち を使い, 霧島新燃岳の噴火前後における衛星画像判読および SAR 干渉解析などを行った. 主な解析結果は次の通り. SAR 強度画像による判読 ( 図 1 および 2) PALSAR は雲や噴煙を透過することができる. 緊急観測が行われた 2011 年 1 月 27 日以降について判読した. その結果, 火口内に蓄積されていた溶岩は
Microsoft Word - 1.B.2.d. 地熱発電における蒸気の生産に伴う漏出
1.B.2.d その他 - 地熱発電における蒸気の生産に伴う漏出 (Other - Fugitive emissions associated with the geothermal power generation) (CO2, CH4) 1. 排出 吸収源の概要 1.1 排出 吸収源の対象 及び温室効果ガス排出メカニズム熱水や蒸気などの地熱流体は大部分が水もしくは水蒸気であるが 非凝縮性ガスとして微量の
目 次 1. 想定する巨大地震 強震断層モデルと震度分布... 2 (1) 推計の考え方... 2 (2) 震度分布の推計結果 津波断層モデルと津波高 浸水域等... 8 (1) 推計の考え方... 8 (2) 津波高等の推計結果 時間差を持って地震が
別添資料 1 南海トラフ巨大地震対策について ( 最終報告 ) ~ 南海トラフ巨大地震の地震像 ~ 平成 25 年 5 月 中央防災会議 防災対策推進検討会議 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ 目 次 1. 想定する巨大地震... 1 2. 強震断層モデルと震度分布... 2 (1) 推計の考え方... 2 (2) 震度分布の推計結果... 2 3. 津波断層モデルと津波高 浸水域等...
地盤の被害:斜面の被害
地盤の被害 : 斜面の被害 鈴木素之 ( 山口大学 ) 1 報告書目次 第 3 章地盤の被害 3.1 斜面の被害 58 3.1.1 斜面災害発生地の特徴 58 3.1.2 降雨 地震活動等の状況 65 3.1.3 主な被災地区の崩壊状況 69 参考文献 116 本スライド中の文献引用番号は本報告書 3.1 の参考文献の番号と対応させている 2 編集委員 執筆者 編集委員荒木功平 ( 山梨大学 ) 3.1.1
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酸性雨研究センター 2 アジアで増え続けるNOxとVOCs 増え続けるNO2濃度 衛星観測結果 アジアでは 急速な経済発展に伴って オゾ ンの原因物質であるNOx排出量が著しく増え ていると考えられる これを示す証拠として 最 近 対流圏観測衛星GOMEによるNO 2の対 流圏カラム濃度分布の結果が発表された (Richterら, 2005) 図2-1は 東アジアにおけ る1996年と2002年の1月のNO2対流圏濃度
Microsoft Word - 第5章07地盤沈下.docx
5. 7 地盤沈下 5. 7. 1 現況調査 (1) 調査内容事業計画地周辺における地盤沈下及び地下水位の状況を把握するために 既存資料調査を実施した また 事業計画地における地盤状況等について 現地調査を実施した 現況調査の内容は 表 5-7-1 に示すとおりである 表 5-7-1 調査内容 調査対象項目調査対象範囲 地点調査対象期間調査方法 事業計画地周辺における地盤沈下の状況及び地下水位の状況
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資料 2-3-3 次世代火山研究 人材育成総合プロジェクト 総合協議会 ( 第 2 回 ) H29.6.19 課題 D: 火山災害対策技術の開発事業責任機関 : 国立研究開発法人防災科学技術研究所 D1: 無人機 ( ドローン等 ) による火山災害のリアルタイム把握手法の開発アジア航測株式会社 D2: リアルタイムの火山灰ハザード評価手法の開発京都大学防災研究所 D3: 火山災害対策のための情報ツールの開発防災科学技術研究所
<4D F736F F F696E74202D AD482C682E882DC82C682DF90E096BE8E9197BF C C C816A2E B93C782DD8EE682E890EA97705D>
南海トラフの巨大地震モデル検討会中間とりまとめポイント はじめに Ⅰ 章 中間とりまとめの位置づけ 南海トラフの巨大地震モデルの想定震源域 想定津波波源域の設定の考え方や最終とりまとめに向けた検討内容等をとりまとめたもの 南海トラフの最大クラスの巨大な地震 津波に関する検討スタンス Ⅱ 章 これまでの対象地震 津波の考え方 過去数百年間に発生した地震の記録 (1707 年宝永地震以降の 5 地震 )
詳細な説明 2016 年 4 月 16 日に発生した熊本地震 ( マグニチュード (M) 7.3)( 図 1) は 熊本県 大分県を中心に甚大な被害をもたらしました 九州地方は 北東 - 南西方向に縦走する 別府 - 島原地溝帯 と呼ばれる顕著な地殻の裂け目によって特徴づけられます 別府 - 島原地
平成 30 年 10 月 23 日 報道機関各位 東北大学大学院理学研究科 九州を南北に分裂させる地溝帯の構造を解明 -2016 年熊本地震の発生とも関連 - 発表のポイント 別府 - 島原地溝帯 周辺の地下構造を 初めて高分解能で解明した この地溝帯は 活火山下の熱いマントル上昇流 沖縄トラフ 及び中央 構造線の影響が複合して形成されたと考えられる 2016 年熊本地震の発生には この地溝帯の不均質構造と震源直下の水の挙動が影響した
函館平野西縁断層帯北斗市清川付近の変動地形 池田一貴 Ⅰ. はじめに 図 1 北海道と函館平野の位置関係 函館平野西縁断層帯は函館平野とその西側の上磯山地との境界に位置する断層帯である. 本断層帯は北部 中部の渡島大野断層と中部 南部の富川断層 ( 海底延長部を含む ) からなり, ほぼ南北に延びる
函館平野西縁断層帯北斗市清川付近の変動地形 池田一貴 Ⅰ. はじめに 図 1 北海道と函館平野の位置関係 函館平野西縁断層帯は函館平野とその西側の上磯山地との境界に位置する断層帯である. 本断層帯は北部 中部の渡島大野断層と中部 南部の富川断層 ( 海底延長部を含む ) からなり, ほぼ南北に延びる, 全長およそ 24km の断層帯である ( 地震調査研究推進本部 :2001). それぞれ西側に長さ
横浜市環境科学研究所
周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.
空中写真判読 1 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 二ツ石 材木 原田東方 赤川 福浦 野平 清水山南方 恐山東山麓 47
資料 3-4 大間原子力発電所 新規制基準適合性審査に関わる現地調査資料 ( 空中写真判読 ) 平成 30 年 11 月 15 日,16 日 電源開発株式会社 空中写真判読 1 空中写真判読 1. 海成段丘面判読 3 2. リニアメント判読 13 2-1. 二ツ石 19 2-2. 材木 23 2-3. 原田東方 27 2-4. 赤川 31 2-5. 福浦 35 2-6. 野平 39 2-7. 清水山南方
第 7 章砂防 第 1 節 砂防の概要 秋田県は 北に白神山地の二ツ森や藤里駒ヶ岳 東に奥羽山脈の八幡平や秋田駒ヶ岳 南に鳥海山など 1,000~2,000m 級の山々に三方を囲まれています これらを水源とする米代川 雄物川 子吉川などの上流域は 荒廃地が多く 土砂の発生源となっています また 本県
第 7 章砂防 第 1 節 砂防の概要 秋田県は 北に白神山地の二ツ森や藤里駒ヶ岳 東に奥羽山脈の八幡平や秋田駒ヶ岳 南に鳥海山など 1,000~2,000m 級の山々に三方を囲まれています これらを水源とする米代川 雄物川 子吉川などの上流域は 荒廃地が多く 土砂の発生源となっています また 本県の地質は 大部分が第三紀の堆積岩と第四紀の火山噴出物からなり 一部には花崗岩地帯もあるなど 非常にもろく崩れやすい地質となっています
116 久保誠二 鈴木幸枝 中島正裕 宮沢公明 はじめに榛名火山は群馬県のほぼ中央にある複合成層火山で ( 図 1), 地質については大島 (1986) などの研究がある. 榛名火山南東麓には数十の小丘が分布しており, 従来泥流丘や流れ山と呼ばれてきた. これらの小丘群の成因について, 大島 (19
群馬県立自然史博物館研究報告 (15):115-127,2011 Bul.GunmaMus.Natu.Hist.(15):115-127,2011 115 軸宍宍宍宍宍宍宍宍宍宍宍宍雫 原著論文 軸宍宍宍宍宍宍宍宍宍宍宍宍雫 榛名火山南東麓の地質 久保誠二 1 鈴木幸枝 2 中島正裕 3 4 宮沢公明 1 378-0005 群馬県沼田市久屋原町 2115-6 2 渋川市立古巻中学校 : 377-0005
