TI-5000 USB トランシーバーインターフェース RigExpert 取扱説明書
. 日本語版作成 : 日下覚第 1 版 :2018.05.08
目次 概要 TI-5000 の使い方前面と後面トランシーバーと PC の接続ファームウェアの更新補足説明補足 1: 仕様補足 2: オーディオ入出力レベルの変更 4 6 6 8 10 14 14 16
概要 RigExpert TI-5000 USB トランシーバーインターフェースのご購入ありがとうございました 当機を PC に USB 接続すれば 次の各モード 電話 CW およびデジタルモードの運用が可能になります トランシーバーオーディオインターフェース ( 以下トランシーバー TRX インターフェース I/F と表記します ) T R X オーディオ I/F オーディオ I/F とは TRX のオーディオ出力 ( 外部スピーカー端子またはライン出力 ) および TRX のオーディオ入力 ( マイク端子またはライン入力 ) と PC のオーディオ入出力との接続のことを意味します オーディオ I/ F と P C により デジモードの運用 音声の記録再生 受信信号のレベル測定ができるようになります 4 入力 (2 チャンネル ) と出力レベルは本体前面にあるボリュームで調整出来ます 各社 TRX との CAT I/F CAT(PC 接続可の TRX) システムと PC ソフトにより TRX の運用周波数 モードおよびその他の機能の制御ができるようになります 普通 最近の TRX は CAT I/F に使えるシリアルリンク ( 色々なレベルに対応可能な ) を備えています リグエキスパート TI-5000 から CAT I/F のポートは PC ソフトによって COM ポートとして見えます 取扱説明書
FSK 出力 FSK( 周波数シフトキーイング ) は主に RTTY で使われており 無線で文字情報を送信する一般的な手法です 大概の TRX は安定かつ明瞭な RTTY 信号を発生できる FSK 変調器を備えています リグエキスパート TI-5000 では FSK 出力は専用の COM ポートに割り付けられます PTT および CW キーヤー PTT( 送受切替 ) または CW キーヤー入力により TRX の送受切替を行います 外部制御機器として PTT ペダル, CW パドル, バグキー, TNC または PC が使えます リグエキスパート TI-5000 における PTT と CW 出力は別 COM ポートの RTS と DTR に割り付けられます スケルチ入力 CW キーヤー キーヤーは倒すパドルの方向に従って短点又は長点を発生します CW の速度はソフトの設定または全面パネルのボリュームで行えます リグエキスパート TI- 5000 では有名な WINKEY チップをキーヤーとして搭載しており WINKEY コントローラー用に専用の COM ポートを割り付けます マイクとフットスイッチ入力 この機能はリグエキスパート TI-5 を音声モードで使うためのものです フット スイッチを ON にすると 即マイクの音声は TRX から送信されます 加えて L チャンネルのオーディオは PC の HDD に記録できます R チャンネルはマイク入力に使えます マイクレベルは前面ボリュームで調整できます EchoLink など幾つかのソフトでは, オーディオチャンネルが他で使われていないかを検出するスケルチ機能をインターフェースに設けることを要求しています リグエキスパート TI-5000 では スケルチ入力は PTT と CW 出力に使われる COM ポートの DCD に割り付けられます RigExpert TI-5000 5
TI-5000 の使い方 前面と後面 前面 1. Speed-WINKEY 用 CW 速度調整 ソフトで動作無効に出来る 2. ON-PC にドライバーをインストールし TI-5000 接続で点灯 3. CW-CW モードで送信時に点灯 4. PTT-TRX 送信時に点灯 5. CAT-CAT データが TRX と PC 間で送受信中に点灯 6. FSK-TI-5000 が FSK データの出力時に点灯 7. Main- チャンネル 1 入力レベル VR ( メイン受信機オーディオ ) 8. Sub- チャンネル 2 入力レベル VR ( サブ受信機のオーディオ ) 9. Mic- マイクレベル VR 10. Out- 出力レベル VR ( トランシーバへのオーディオ ) 6 取扱説明書
後面 11. MIC1- マイク入力コネクタ (3.5 Φ) 12. MIC2- マイク入力コネクタ (3.5 Φ) 13. FOOTSW- フット スイッチ RCA コネクター 14. TRANSCEIVER-D サブ 25 ピン TRX コネクター 15. PADDLE-CW パドル入力 (3.5 Φ) 16. USB IN-PC の USB 端子に接続 17. USB OUT- マウス等の USB デバイスを接続できる USB ハブ出力 RigExpert TI-5000 7
TRX と PC の接続 TI-5000 側に D サブ 25P を接続し 各 TRX 用に作られている専用ケーブル他端の全てのコネクターを TRX 側の適合する端子に接続する 全てのコネクターが正しく確実に接続されている事を確認する 各社の TRX に適合する種々の TRX ケーブルは購入できますが 自作することも可能です 結線図は www.rigexpert.com に用意されています TRX 機種専用ケーブルにより 5 種類のデジタルとアナログ信号が TI-5000 と TRX 間でやり取りされます 各社 (Icom, Kenwood, Yaesu, Ten-Tec, Elecraft) の最近のリグ用ケーブルは用意されております 今後の新機種用のケーブルも同様の製作方法で用意いたします 当社の TRX ケーブルにはスケルチ用の配線はありません 必要な場合は ご自分で追加されてください 8 取扱説明書
I-5000 と PC を通常の USB A-B ケーブル ( 長さ 5m 以内 ) で接続します PC 裏面 USB ポートに接続するのが推奨です ケーブルを接続すると PC は TI- 5000 を自動検出します 最新の OS ではドライバー不要です 詳細情報はこちら www.rigexpert.com/ ti-5000. RigExpert TI-5000 9
ファームウェアの更新 TI-5000 と PC を通常の USB A-B ケーブル ( 長さ 5m 以内 ) で接続します PC 裏面 USB ポートに接続するのが推奨です RigExpert Flash Tool の起動 Flash Tool は RigExpert のサイトに置いてます 10 取扱説明書
次へをクリック 更新オプションを選択 TI-5000 の更新はネット経由または http://www.rigexpert.com より PC にダウンロードしたファイルで行います 次へをクリック RigExpert TI-5000 11
RigExpert Flash Tool が TI-5000 の更新完了まで待機 完了ボタンを押して更新を終了 これで TI-5000 は使用できます! 上手く更新出来なかった場合は 最初からやり直して下さい 12 取扱説明書
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補足説明 1 仕様 一般機能 デジモードと音声録再用の TRX オーディオ I/F マイク フット SW 入力 CAT( 通称 : リグコン ) システム FSK 出力 PTT CW 出力 CW キーヤー (WinKey) スケルチ入力 PC 接続 USB 端子 USB 端子からの最大消費電流 =100mA 外部電源不要 オーディオ I/F デジ アナ回路の分離 最大入出力レベル =1V 入出力サンプルレート =8 ~ 48 khz 真の 16 ビット DAC/ADC 仕様 前面 VR ツマミによるレベル調整 外部マイク レベル調整可能 QSO 音声の記録可能 CAT シリアルポート ボーレート :300~115200 ボー 電気的互換性 : RS-232, CI-V, TTL/ 逆極性 TTL (Yaesu, Icom, Kenwood, Ten-Tec, Elecraft 及び JRC TRX) PTT/CW 出力 PTT 出力 : オープン コレクター及び TTL レベル CW 出力 : オープン コレクター 最大吸込み電流 :500 ma システム要件 USB 1/2/3 準拠端子付きデスクトップ又はラップトップ PC Windows XP/Vista/7/8/10 (32 又は 64 ビット ) か Mac OS 又は Linux OS 外部マイク フット SW エレクトレット又はダイナミックマイク マイクレベルは全面 VR と基板上 SW で調整可能 フット SW 入力は接点またはオープン コレクターの何れも可 FSK 出力 ボーレート : 45~1200 ボー オープン コレクター出力 14 取扱説明書
TRX との接続 D サブ 25P 端子で TI-5000 に接続 TRX 側はほぼ全機種に個別対応 外形寸法 :20 x 10 x 4 cm 動作環境温度 :0~40 C 質量 :300 g 保証期間 : 購入より 2 年間 RigExpert TI-5000 はウクライナ製です RigExpert TI-5000 15
補足説明 2 入出力オーディオ レベル調整 オーディオ入出力レベルは全面の VR で調整できますが TI-5000 基板の底面にある 6 個の SW で入出力レベル範囲を大きく出来ます 16 User s manual
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