Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

Similar documents
社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

財営第   号

2 低入札対策の拡充

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

PowerPoint プレゼンテーション

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

<4D F736F F D ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF4834B E342E31816A>

Microsoft Word - QandA-tyougai

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

< F2D ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42082A8>

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

様式 3 社会保険等一括管理届 ( 一括適用 継続事業一括 ) 11 ページ 本社や支社等ごとに適用されている適用事業所について 本社で人事 給与等が集中的に管理されており 事業主が同一である等 一定の基準を満たすときは 本社において支社等を含めた一つの適用事業所とされる場合があります ( 健康保険

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF ED089EF95DB8CAF91CE8DF481698BC68A458CFC82AF816A2E >

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

<955C8E8682A082E A C982C282A282C D332E786477>

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

監督職員用 社会保険等未加入対応マニュアル 1 目的これまで県土整備部においては 県営建設工事入札参加資格審査における社会保険等未加入業者の排除や 建設業許可申請時等における加入指導等の社会保険等加入促進に向けた取組を行ってきたところであるが 国の直轄工事においては 平成 29 年度からすべての下請

重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

<4D F736F F D F92CA926D95B681698E7793B18BAD89BB5F88EA95948F4390B3816A2E646F63>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF939989C193FC91A F4390B388C A2E646F6378>

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

Q4 建設業の許可を有しない下請負人 ( 下請業者 ) も対象になるのか A4 本対策は 建設業許可を有する者のうち 社会保険等の加入義務を履行していない者を取組みの対象としています 建設業の許可を有しない者との一次下請契約の締結を禁止していません ( 交通誘導員等の警備業のみを行う者も対象外 )

社会保険等の未加入対策 ( 建設業 ) に関する FAQ 平成 31 年度以後 Q1 発注者として 社会保険等の未加入対策に取り組んでいるのはなぜか A1 社会保険等に加入し 法定福利費を適正に負担する建設業者を確実に契約の相手方とすること等を通じて 技能労働者の処遇の向上を図り 建設業の持続的な発

お知らせ 道発注 事における社会保険等未加 対策について 次以下の下請負 を含め 社会保険等加 者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設 事において 受注者の契約の相 となる 次下請負 を原則 社会保険等加 建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加 をさら

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

お知らせ 道発注工事における社会保険等未加入対策について二次以下の下請負人を含め 社会保険等加入者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設工事において 受注者の契約の相手方となる一次下請負人を原則 社会保険等加入建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加入をさ

社会保険等未加入者及び相指名業者による下請負について(通知)

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します

う ) の請求未加入者が参入していた工事の受注者に対し確認書類の提出を請求する際は 契約管理課が 財政局管財部工事管理室 ( 以下 工事管理室 という ) 及び工事等担当部と合議のうえ決定する ⑶ 受注者に対する確認書類の請求ア通知の方法様式 3により 契約管理課の窓口にて受注者に対し直接手交する

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

本マニュアルは 県発注工事における社会保険等加入対策について ( 平成 29 年 11 月 1 日付け 技管第 1021 号 ( 以下 本通知 という )) に関する事務処理や各種様式の参考例を示したものである ~ 目 次 ~ 1. 事務処理要領 2. 手続きフロー 3.Q&A 集 4. 各種様式例

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

< F2D A982E CA817A975C8E5A8C888E5A>

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

2 入札方法等 ⑴ 入札参加者は, 原則として, 書面により入札を行うものとする ただし, 町長が特に認める場合は, 海田町電子入札実施要綱 ( 平成 25 年海田町告示第 44 号 ) に規定する電子入札システムを使用して行うものとする ⑵ ⑴の書面による入札を行う者は, 指定した入札日時までに入

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

管理技術者の手持ち業務量の制限等の試行について【改正全文】

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

( 別紙 ) 施工体制台帳に係る書類の提出に関する実施要領 1 目的公共の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 平成 12 年法律第 127 号 ) 及び建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) に基づく適正な施工体制の確保等を図るため 発注者から直接建設を請け負った建設業者は 施工

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

目 次 1. 建設工事における社会保険等未加入対策に係る手続きフロー 社会保険等未加入対策の運用手続きに使用する各種様式集 社会保険等の加入の事実を確認することができる書類の例

ろんだん.indd

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

技術者等及び現場代理人の適正配置について

社会福祉法人 佐賀整肢学園 佐賀整肢学園こども発達医療センター改築工事(2期工事)に関する一般競争入札公告

適正化法に係る書類 ( 様式目次 ) 下記書類は( 甲 ) 第 23 号に添付の上提出のこと 名 称 様 式 備 考 頁 請負工事において 元 施工体制台帳 請が下請契約を締結し工事適正化推進要領様式第 1 号た場合に提出する 110 再下請負通知書工事適正化推進要領様式第 2 号 112 施工体系

< F2D93DE97C78CA7945F97D195948C9A90DD8D488E9692E193FC8E4489BF8A6992B28DB890A C98C5782E98EE688B CC2E6A7464>

社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン改訂案 現行第 1 趣旨建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険 という ) について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未加入企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというときの公的保障が確保さ

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

Microsoft Word - 工事現場における施工体制点検マニュアル

宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

<4D F736F F D F918D8D87955D89BF978E8E4495FB8EAE955D89BF8AEE8F C195CA8AC888D58C5E816A8CF68D908BA492CA8E968D808F912E646F63>

東村山市談合情報取扱要綱(案)

摂津市小規模修繕工事契約希望者登録申請要領


他方で 下請企業を中心に保険未加入企業が存在している状況を改善していくためには 元請企業において下請企業の保険加入を指導する役割を担うことが求められる これについては 従来から 建設産業における生産システム合理化指針 ( 平成 3 年 2 月 5 日建設省経構発第 2 号 ) において 元請企業が下

国官技第 70 号国営技第 30 号平成 13 年 3 月 30 日 最終改正 : 国官技第 62 号国営整第 154 号 平成 30 年 12 月 20 日 各地方整備局企画部長 殿 営繕部長 殿 北海道開発局事業振興部長 殿 営繕部長 殿 内閣府沖縄総合事務局開発建設部長殿 大臣官房技術調査課長

鳥取県告示第260号

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

Microsoft Word - 13.業者用解説書.doc

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

現場代理人及び主任技術者等の資格要件について 平成 30 年 9 月 18 日 本市では この度銚子市建設工事請負契約約款 ( 工事約款 ) を一部改正し 現場代理人の常駐義務を緩和する旨の規定 ( 工事約款第 12 条第 4 項 ) を追加しました これを受け 下記のとおり取り扱うこととしますので

Microsoft Word - 修正2_建設業における社会保険未加入対策について

現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

4. 施工者とは 当該工事の受注者をいう ( 品質証明者 ) 5. 品質証明者とは 一定の資格及び実務経験を有し 施工者と品質証明業務について契約した組織又は個人で 以下の要件に該当しないものをいう 1 組織においては 以下のいずれかに該当する者 (1) 当該工事の施工者 (2) 当該工事の施工者と

Q_3 現場代理人の兼務の取扱いは? A_3 下記のケースに該当する場合は現場代理人の兼務を申請することができます ケースⅠ( 次の (1)~(4) をすべて満たす場合 ) (1) 兼務するすべてが福井市発注の工事であること (2) 兼務できる工事は 2 件以内であること ( 近接工事は合わせて 1

第2章 材    料

解体工事に要する費用等に関する書面

建設業における社会保険未加入問題への行政の取り組み

( 指名停止の期間の特例 ) 第 4 条有資格者が一の事案により別表各号の措置要件の二以上に該当したときは 当該措置要件ごとに規定する短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ指名停止の期間の短期及び長期とする 2 有資格者が次の各号の一に該当することとなった場合における指名停止の期間の短期は それ

(Taro-5-c16-4-\210\317-2\201E5-c15-4-\210\317-1)

状況を目指すべきである とされており 本ガイドラインは この目標を達成するため 建設業における社会保険の加入について 元請企業及び下請企業がそれぞれ負うべき役割 と責任を明確にしたものであり 建設企業の取組の指針となるべきものである 第 2 元請企業の役割と責任 (1) 総論元請企業は 請け負った工

3 入札参加者は 設計図書等に疑義が生じたときは 質疑応答書 ( 様式第 4 号 ) をもって質問することができる ( 入札参加資格の事前確認 ) 第 7 条町長は 一般競争入札に参加しようとする者が第 3 条第 1 号から第 4 号までに規定する入札参加資格を有しているかどうかを確認及び同条第 5

JCM1401特集01.indd

<4D F736F F D2095CA AF88D38E968D808F878EE790BE96F18F912E646F63>

Microsoft Word - 1-1情報共有システム運用ガイドライン(案)改定案.doc

<8E7B8D4891CC90A791E492A08B4C8DDA97E188C42E786C73>

恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 ( 平成 7 年 4 月 1 日実施 ) の全部を改正する 平成 21 年 1 月 15 日 ( 趣旨 ) 第 1 条市が発注する工事又は製造の請負 物件の購入その他に係る指名競争入札に参加する資格を有する者 ( 以

建設工事等における入札 契約の過程等に係る再苦情処理の手続に関する要綱 平成 27 年 6 月 1 日制定 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 広島県が発注する建設工事等における入札及び契約の過程及び指名除外等の措置及び成績評定に係る苦情等を適切に処理することにより, 入札 契約手続等の透明性の確

<4D F736F F D208D488E9690BF95898C5F96F182C98C5782E991E3979D8EF397CC82C98AD682B782E98EE688B CC>

台東区希望型指名競争入札実施要綱 平成 1 7 年 7 月 1 日 17 台総経第 208 号 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 台東区が発注する建設工事等における希望型指名競争入札の実施に関し 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 地方自治法施行令 ( 昭和 22 年政令第 16

書類名

資料3 国土交通省における取組み等<再修正>

Taro _土木建築部発注の建設コンサルタント業務に係るプロポーザル方式試行要領

< F2D8EE88E9D82BF8BC696B197CA82CC90A78CC CC8E8E8D73>

<4D F736F F D2091AA97CA C88FE38E7B8D4891CC90A E096BE32362E E646F6378>

Transcription:

平成 30 年 6 月 29 日契第 1142 号通知 建設業における社会保険等加入対策に係る事務処理要領 建設工事における技能労働者の処遇の向上を図り 建設業の持続的な発展に必要な 人材の確保につなげるとともに 法定福利費を適正に負担する業者による公平で健全 な競争環境の構築を目的とし 社会保険等加入対策を推進する 第 1 対策の内容 (1) 県が入札手続を行う建設工事において 社会保険等未加入建設業者を下請負人 ( 二次以下の下請負人を含む 以下同じ ) とすることを原則禁止する (2) 受注者は 下請負人の健康保険 厚生年金保険及び雇用保険の加入状況を確認の上 施工体制台帳及び再下請負通知書 ( 以下 施工体制台帳等 という ) を作成し その写しを発注者に提出する (3) 受注者は 社会保険等未加入建設業者である下請負人を把握したときは 適切に加入指導を行う (4) 県は 受注者が社会保険等未加入建設業者を下請負人とした場合は 受注者に対して次の措置を行う ア社会保険等未加入建設業者が一次の下請負人である場合 1 契約解除及び違約金の請求 2 資格制限 3 工事成績評定の減点イ社会保険等未加入建設業者が二次以下の下請負人である場合 1 違約罰の請求 2 指名停止 3 工事成績評定の減点 第 2 社会保険等未加入建設業者の定義次のいずれかの届出の義務を履行していない建設業者 ( 建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) 第 2 条第 3 項に定める建設業者をいい 当該届出の義務がない者を除く ) をいう 1 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) 第 48 条の規定による届出 2 厚生年金保険法 ( 昭和 29 年法律第 115 号 ) 第 27 条の規定による届出 3 雇用保険法 ( 昭和 49 年法律第 116 号 ) 第 7 条の規定による届出 第 3 下請負人における社会保険等加入状況の確認 受注者は 下請負人の適切な保険加入範囲や保険加入の適用除外などについて

適切な保険 の確認シート( 国土交通省作成 ) 等を参考に社会保険等加入状況を確認の上 施工体制台帳等を作成し その写しを発注者に提出する なお 適用除外の者がある場合は適用除外誓約書 ( 様式 A) の提出が必要となる 発注者は 工事現場における施工体制確認要領 に基づき 施工体制台帳等における 健康保険等の加入状況 欄で 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険の加入状況を確認する 第 4 発注者が行う事務手続 ( 別紙社会保険等加入対策に係る手続フロー図参照 ) (1) 発注者は 次の書類を受注者から受領 < 入札参加資格確認資料の提出期間中 ( 公募型一般競争入札 ( 事後審査型 ) 制限付き一般競争入札 ( 事後審査型 ) の場合 ) 又は落札決定後直ちに ( それ以外の入札方式の場合 )> 社会保険等未加入建設業者を下請負人としないことを記した 社会保険等加入対策に関する誓約書 ( 契約金額が200 万円を超える場合のみ ) < 県との契約締結後 10 日以内 > 社会保険等に係る法定福利費を明示した 請負代金内訳書 (2) 発注者は 施工体制台帳等 下請契約書 請負代金内訳書により 下請負人の社会保険等加入状況を確認 フロー 1 (3) 社会保険等未加入建設業者があった場合 発注者は 工事打合簿 ( 記入例 1-1 記入例 1-2) により 当該社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した特別事情申請書 ( 様式 B) を 指示日の翌日を起算日として7 日以内に提出するよう 受注者に指示 なお 指定した期日までに特別事情申請書が提出されない場合は 建設工事請負契約書第 7 条の2 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知 フロー 2 (4-1) 特別事情申請書が期限内に提出された場合フロー 3-1 発注者は 特別の事情を有するか否かについて 必要に応じて受注者へのヒアリングを実施した上で審議 ア特別の事情を有すると認めた場合フロー 4-1 < 一次下請負人の場合 > 発注者は 受注者に対し 特別の事情を有すると認めた旨を通知するとともに 当該社会保険等未加入建設業者の社会保険等の加入を確認できる書類 ( 確認書類 ) を原則 30 日以内の期日を指定して提出するよう通知 また 指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 工事請負契約書第 7 条の2 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知 ( 様式 C-1) フロー 5-1 < 確認書類が期限内に提出された場合 > 発注者は 保険加入について確認 フロー 6-1 < 確認書類が期限内に提出されなかった場合 > 発注者は 受注者に対し 契約解除する旨を通知 ( 様式 D-3)

フロー 6-2 フロー 7 < 二次以下の下請負人の場合 > 発注者は 受注者に対し 特別の事情を有すると認めた旨を通知する ( 様式 C-2) イ特別の事情を有すると認められない場合フロー 4-2 < 一次下請負人の場合 > 発注者は 受注者に対し 契約を解除する旨を通知 ( 様式 D-2) フロー 5-2 < 二次以下の下請負人の場合 > 発注者は 受注者に対し 特別の事情を有すると認められない旨を通知するとともに 当該社会保険等未加入建設業者の社会保険等の加入を確認できる書類 ( 確認書類 ) を原則 30 日以内の期日 ( 受注者が 当該社会保険等未加入建設業者に対して適切な指導を行っていると認められる場合は 二次の下請負人は60 日 三次以下の下請負人は90 日まで期日を延長可能 ただし 提出期限は工期の7 日前迄とする ) を指定して提出するよう通知 また 指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 建設工事請負契約書第 7 条の2 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知 ( 様式 C-3) フロー 5-1 < 確認書類が期限内に提出された場合 > 発注者は 保険加入について確認 フロー 6-1 < 確認書類が期限内に提出されなかった場合 > 発注者は 受注者に対し 違約罰を請求する旨を通知 ( 様式 D-5) フロー 6-2 フロー 7 (4-2) 特別事情申請書が期限内に提出されなかった場合フロー 3-2 < 一次下請負人の場合 > 発注者は 受注者に対し 契約を解除する旨を通知 ( 様式 D-1) フロー 5-2 < 二次以下の下請負人の場合 > 発注者は 受注者に対し 違約罰を請求する旨を通知 ( 様式 D-4) フロー 5-2 (5) 受注者に対する措置の状況を県土整備部県土企画局契約管理課に報告 フロー 9 第 5 受注者が行う事務手続 ( 別紙社会保険等加入対策に係る手続フロー図参照 ) (1) 次の書類を発注者に提出 < 入札参加資格確認資料の提出期間中 ( 公募型一般競争入札 ( 事後審査型 ) 制限付き一般競争入札 ( 事後審査型 ) の場合 ) 又は落札決定後直ちに ( それ以外の入札方式の場合 )> 社会保険等未加入建設業者を下請負人としないことを記した 社会保険等加入対策に関する誓約書 ( 契約金額が200 万円を超える場合のみ )

< 県との契約締結後 10 日以内 > 社会保険等に係る法定福利費を明示した 請負代金内訳書 (2) 下請負人が決定した時は 下請負人の社会保険等加入状況を確認した上で 次の書類を発注者に提出 1 施工体制台帳 の写し( 及び 再下請負通知書 の写し ) 2 施工体制台帳等に記載された全ての下請契約に係る 下請契約書 の写し 3 当該下請契約に係る 請負代金内訳書 ( 社会保険等に係る法定福利費を明示したもの ) の写しなお 適用除外の者がある場合は 次の書類も併せて提出が必要 4 適用除外誓約書( 様式 A) (3) 社会保険等未加入建設業者があった場合は次の手続を実施 ア受注者は 当該社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した特別事情申請書 ( 様式 B) を発注者に提出 イ申請内容に関するヒアリングへの対応 ウ特別の事情を有すると認められた場合 受注者は 発注者に対し 保険加入を確認できる書類 ( 確認書類 ) を提出 エ契約を解除する又は違約罰を請求する旨の通知を受けた場合 契約の解除 契約解除に伴う違約金等の支払又は違約罰の支払 第 6 建設業許可部局への報告等 (1) 発注者は 社会保険等未加入建設業者 ( 兵庫県知事許可業者のみ ) について 毎月 15 日に取りまとめ 当月 20 日までに所管の建設業許可部局 ( 土木事務所建設業課等 ) に報告 ( 様式 E) フロー 8 (2) 建設業許可部局 ( 土木事務所建設業課等 ) は (1) の報告を受けたときは 該当工事に係る社会保険等未加入建設業者を翌月 10 日までに県土整備部県土企画局総務課建設業室へ報告 フロー 10 (3) 県土整備部県土企画局総務課建設業室は (2) の報告を受けたときは 社会保険等担当部局へ通報 フロー 10 附則 ( 適用日 ) この要領は 平成 30 年 7 月 1 日以降に入札公告又は入札通知を行う建設工事から適用する ただし 第 1(4) の措置に係る諸手続については 平成 31 年 1 月 1 日以降に入札公告又は入札通知を行う建設工事から適用する

社会保険等加入対策に係る手続フロー図 ( 一次下請 ) 受注者 入札参加資格確認資料の提出期間中等に 社会保険等加入対策に関する誓約書 を提出 県との契約締結後 社会保険等に係る法定福利費を明示した 請負代金内訳書 を提出 下請契約を締結した時は 契約の相手方の社会保険等加入状況を確認した上で作成した (1) 施工体制台帳 の写し (2) 下請契約書 の写し (3) 当該下請契約に係る 請負代金内訳書 ( 社会保険等に係る法定福利費を明示したもの ) の写しを発注者に提出 適用除外の者がある場合は (4) 適用除外誓約書 ( 様式 A) も併せて提出が必要 社会保険等加入状況を確認した際の資料 ( 領収済通知書等 ) は受注者が保管しておくこと 1 施工体制台帳 下請契約書 請負代金内訳書により社会保険等の加入状況の確認 監督職員 監督職員 未加入あり 2 受注者に対して 当該社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した特別事情申請書 ( 様式 B) を提出するよう工事打合簿により指示 ( 記入例 1-1) 監督職員 受注者 加入 適用除外のみ 指示日の翌日を起算日として 7 日以内の提出を求める 3-2 特別事情申請書未提出 監督職員は施工体制台帳の写しを工事業務課に渡す 3-1 特別事情申請書提出 監督職員は施工体制台帳の写しと特別事情申請書 ( 様式 B) を工事業務課に渡す 受注者 工事業務課 5-2 契約解除する旨を通知 工事業務課 受注者 ( 様式 D-1) ( 様式 D-2) 必要に応じて申請内容をヒアリンク ( 工事業務課 監督職員 ) 特別な事情を審議 ( 入札参加者審査会等で決定 ) 4-2 特別の事情を有すると認められない場合 4-1 特別の事情を有すると認めた場合 5-1 特別の事情を有すると認めるとともに 30 日以内に保険加入を確認できる書類 ( 確認書類 ) を提出するよう通知 工事業務課 受注者 ( 様式 C-1) 8 未加入の兵庫県知事許可業者のみ 管轄する各土木事務所へ報告 工事業務課 各土木建設業担当課 ( 様式 E 毎月 15 日締め 20 日各土木へメール送信 ) 6-2 確認書類未提出 6-1 確認書類提出 受注者 工事業務課 7 契約解除する旨を通知 工事業務課 受注者 ( 様式 D-3) 各担当課等 10 未加入業者を保険担当部局への通報 各土木建設業担当課 建設業室 保険担当部局 9 受注者に対する措置 1 契約解除 違約金請求 工事業務課 財務担当 2 資格制限 工事業務課 契約管理課 3 工事成績評定の減点 総括監督員 20 点 措置 なし

社会保険等加入対策に係る手続フロー図 ( 二次下請以下 ) 受注者 下請負人が決定した時は 下請負人の社会保険等加入状況を確認した上で作成した(1) 施工体制台帳等の写し (2) 施工体制台帳等に記載された全ての下請契約に係る 下請契約書 の写し (3) 当該下請契約に係る 請負代金内訳書 ( 社会保険等に係る法定福利費を明示したもの ) の写しを発注者に提出 適用除外の者がある場合は (4) 適用除外誓約書( 様式 A) も併せて提出が必要 社会保険等加入状況を確認した際の資料 ( 領収済通知書等 ) は受注者が保管しておくこと 1 施工体制台帳 再下請負通知書 下請契約書 請負代金内訳書により社会保険等の加入状況の確認 監督職員 監督職員 未加入あり 加入 適用除外のみ 2 受注者に対して 当該社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した特別事情申請書 ( 様式 B) を提出するよう工事打合簿により指示 ( 記入例 1-2) 監督職員 受注者 指示日の翌日を起算日として 7 日以内の提出を求める 受注者 工事業務課 各担当課等 3-2 特別事情申請書未提出 3-1 特別事情申請書提出 5-2 違約罰を請求する旨を通知 ( 様式 D-4) 8 未加入の兵庫県知事許可業者のみ 管轄する各土木事務所へ報告 工事業務課 各土木建設業担当課 ( 様式 E 毎月 15 日締め 20 日各土木へメール送信 ) 10 未加入業者を保険担当部局への通報 各土木建設業担当課 建設業室 保険担当部局 監督職員は施工体制台帳等を工事業務課に渡す 監督職員は施工体制台帳等と特別事情申請書 ( 様式 B) を工事業務課に渡す 必要に応じて申請内容をヒアリンク ( 工事業務課 監督職員 ) 特別な事情を審議 ( 入札参加者審査会等で決定 ) 4-2 特別の事情を有すると認められない場合 6-2 確認書類未提出 6-1 確認書類提出 受注者 工事業務課 9 受注者に対する措置 1 違約罰の請求 工事業務課 財務担当 2 指名停止措置 工事業務課 契約管理課 3 工事成績評定の減点 総括監督員 13 点 4-1 特別の事情を有すると認めた場合 ( 様式 C-2) 5-1 保険加入を確認できる書類 ( 確認書類 ) を提出するよう通知 工事業務課 受注者 ( 様式 C-3) 加入指導 を適切に行っている場合二次下請負人は 60 日以内まで延長可能 三次以下の下請負人は 90 日以内まで延長可能 ただし 提出期限は工期の 7 日前迄とする 加入指導を適切に行っていない場合 30 日以内 加入指導 : 文書通知など書類による指導 7 違約罰を請求する旨を通知 工事業務課 受注者 ( 様式 D-5) 措置なし