社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

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働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

2 低入札対策の拡充

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

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中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

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Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

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PowerPoint プレゼンテーション

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

財営第   号

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

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建設業における社会保険未加入問題への行政の取り組み

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

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Microsoft Word - 修正2_建設業における社会保険未加入対策について

Microsoft Word - QandA-tyougai

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別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン改訂案 現行第 1 趣旨建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険 という ) について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未加入企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというときの公的保障が確保さ

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他方で 下請企業を中心に保険未加入企業が存在している状況を改善していくためには 元請企業において下請企業の保険加入を指導する役割を担うことが求められる これについては 従来から 建設産業における生産システム合理化指針 ( 平成 3 年 2 月 5 日建設省経構発第 2 号 ) において 元請企業が下

様式 3 社会保険等一括管理届 ( 一括適用 継続事業一括 ) 11 ページ 本社や支社等ごとに適用されている適用事業所について 本社で人事 給与等が集中的に管理されており 事業主が同一である等 一定の基準を満たすときは 本社において支社等を含めた一つの適用事業所とされる場合があります ( 健康保険

平成23年度第1回人材確保・育成部会

懸念事項

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

社会保険等の未加入対策 ( 建設業 ) に関する FAQ 平成 31 年度以後 Q1 発注者として 社会保険等の未加入対策に取り組んでいるのはなぜか A1 社会保険等に加入し 法定福利費を適正に負担する建設業者を確実に契約の相手方とすること等を通じて 技能労働者の処遇の向上を図り 建設業の持続的な発

3. 一人親方 の取扱いについて事業主としての一人親方は 個人で国民年金や国民健康保険に加入することになりますが 形式が請負であっても実態が労働者である場合は 労働者として会社が保険に加入させることが必要になります 一人親方の保険加入に関するパンフレットを添付しますので ご参照ください 別添資料参照

1 標準見積書とは 1-1 目的は 法定福利費 の原資確保 社会保険未加入の対策を進めるためには法定福利費の原資確保が重要である しかし従来は見積時から法定福利費が明確になっておらず その扱いが分かりにくい状況となっていた 今後は工事費総額ではなく その中に含まれる法定福利費を明示して必要な原資を確

p10 建設産業における社会保険加入の徹底について(提言)

Microsoft PowerPoint - 02 別添 パンフレット (3)

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Q4 建設業の許可を有しない下請負人 ( 下請業者 ) も対象になるのか A4 本対策は 建設業許可を有する者のうち 社会保険等の加入義務を履行していない者を取組みの対象としています 建設業の許可を有しない者との一次下請契約の締結を禁止していません ( 交通誘導員等の警備業のみを行う者も対象外 )

スライド 1

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

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1 標準見積書とは 1-1 目的は 法定福利費 の原資確保 社会保険未加入の対策を進めるためには法定福利費の原資確保が重要である しかし従来は見積時から法定福利費が明確になっておらず その扱いが分かりにくい状況となっていた 今後は工事費総額ではなく その中に含まれる法定福利費を明示して必要な原資を確

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

建設業における社会保険未加入対策 ( 今までの主な取組 ) 中央建設業審議会 建設産業における社会保険加入の徹底について ( 提言 ) ( 平成 24 年 3 月 ) 関係者を挙げて社会保険未加入問題への対策を進めることで 技能労働者の処遇の向上 建設産業の持続的な発展に必要な人材の確保 法定福利費

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

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社会保険加入促進計画 平成 24 年 4 月 19 日 社団法人日本建設業連合会 1. 基本的な方針社会保険等の加入促進の実効性を確保するためには 行政 元請企業 下請企業等が一体となって推進していくことが必要である 日建連は 元請企業としての責務を果たすべく 団体が取り組むべき対策 正会員 ( 以

スライド 1

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

スライド 1

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

これまで建設業界では 厳しい状況の中で企業経営を成り立たせるため 従来からの直庸など雇用関係が不明確な労働慣行 重層化した下請構造の中で 技能労働者の非社員化 非常勤化 月給制から日給月給制への転換などを進めてきました その結果 本来固定費であるはずの労務費が変動費化し 賃金が低下するとともに 法令

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の 適切な保険 に加入していると解します 個人事業所で雇用する常用労働者が 5 人以上になった場合や その後新たに従業員を 採用した場合についても同様です Q4 元請企業は法令上協会けんぽや厚生年金保険へ加入義務がない事業所の作業員を現場に入場させてよいか A4 ガイドラインは事業主に加入させる義務

該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

加入の手続きは 社会保険 : 年金事務所 ( 健康保険 厚生年金を同時に手続き ) 雇用保険 : 公共職業安定所で行っておりますので 未加入の場合はご相談ください 加入手続きに不安がある場合は 社会保険労務士にご相談ください 社会保険労務士は どのように社会保険の加入手続を行っていいかわからない と

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します

平成 29 年度の目標達成に向けた今後の取組方針 平成 28 年 5 月 23 日第 6 回社会保険未加入対策推進協議会資料 1. 社会保険加入に向けた対策の強化 2. 法定福利費の確保 元請企業による加入指導の強化 社会保険加入について元請企業の下請企業に対する指導責任の強化を検討 公共工事におけ

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状況を目指すべきである とされており 本ガイドラインは この目標を達成するため 建設業における社会保険の加入について 元請企業及び下請企業がそれぞれ負うべき役割 と責任を明確にしたものであり 建設企業の取組の指針となるべきものである 第 2 元請企業の役割と責任 (1) 総論元請企業は 請け負った工

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( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

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【別紙】リーフレット①

(2) 法定福利費の基本的な算出方法 法定福利費 = 労務費総額 法定保険料率 法定福利費は 通常 年間の賃金総額に各保険の保険料率を乗じて計算します しかし 各工事の見積りでは 労働者の年間賃金を把握することは不可能です そのため 見積額に計上した 労務費 を賃金とみなして それに各保険の保険料率

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

2006年度日本経団連規制改革要望

一般社団法人日本電設工業協会社会保険加入促進計画 1. はじめに 平成 24 年 9 月 28 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険 という ) 等の法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというときの公的保障が確保され

Microsoft Word - 未加入Q&A集.doc

適正化法に係る書類 ( 様式目次 ) 下記書類は( 甲 ) 第 23 号に添付の上提出のこと 名 称 様 式 備 考 頁 請負工事において 元 施工体制台帳 請が下請契約を締結し工事適正化推進要領様式第 1 号た場合に提出する 110 再下請負通知書工事適正化推進要領様式第 2 号 112 施工体系

監督職員用 社会保険等未加入対応マニュアル 1 目的これまで県土整備部においては 県営建設工事入札参加資格審査における社会保険等未加入業者の排除や 建設業許可申請時等における加入指導等の社会保険等加入促進に向けた取組を行ってきたところであるが 国の直轄工事においては 平成 29 年度からすべての下請

資料3 国土交通省における取組み等<再修正>

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

働き方に応じた一人親方の保険加入 一人親方として建設現場で働く皆さん 病気やけが 退職といった問題に対応するため 全国民が加入する社会保険制度が設けられています これに加入することは国民としての権利でもあり 義務でもあります 皆さんもその働き方に応じて決められた社会保険等に加入することが法令により義

9. システムの利用規約 Q&A Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 44

元請企業から下請企業への指導 25. 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン とは P10 平成 27 年 4 月 1 日から適用する 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン の具体的な改訂内 26. 容は P 元請企業に求められる保険未加入者の排除措置はどのようなものか P11

充実等について指導 助言その他の援助を行うことが期待される とりわけ社会保険については 関係者を挙げて未加入問題への対策を進め 社会保険加入を徹底することにより 技能労働者の雇用環境の改善や不良不適格業者の排除に取り組むことが求められており 元請企業においても下請企業に対する指導等の取組を講じる必要

建設業における社会保険未加入対策の概要 参考 1 背景 ( 建設業における課題 ) 社会保険未加入企業が多く存在し いざというときの公的保障が確保されず 若年入職者減少の一因となっている 適正に保険に加入し 法定福利費を負担している事業者が競争上不利になる 中央建設業審議会提言 ( 平成 24 年

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

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Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

Microsoft Word Q&A1~30(ガイドライン関係).docx

2. 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン の改訂について 平成 27 年 4 月 建設業における社会保険の加入について 元請企業及び下請企業がそれぞれ負うべき役割と責任を明確にするため 平成 24 年 11 月に 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン を施行 本ガイドラインは 平成 2

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

公共事業労務費調査 ( 企業別 労働者別 )1 公共事業労務費調査 ( 平成 27 年 10 月調査 ) における社会保険加入状況調査結果をみると 企業別の加入率は 雇用保険では 98% [ 対前年度比 +1.4% ] 健康保険では 97% [ 対前年度比 +2.4% ] 厚生年金保険では 96%

あいさつ文 会員の皆さまへ 建設業においては 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない保険未加入企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというときの公的保証が確保されず このことは若年入職者減少の一因となっているほか 関係法令を遵守して適性に法定福利費を負担する事業者ほど競争

Microsoft Word 下請指導ガイドライン案.docx

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Microsoft Word - 2.別添(0717訂正セット).docx

書類名

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

Transcription:

元請企業の皆様へ 社会保険等に加入しましょう - みんなで取り組む保険加入 - 建設労働者の処遇を向上し 建設産業を魅力ある職場にするために 行政 元請企業 下請企業など関係者が一体となった保険加入徹底に向けた取り組みを平成 24 年度より開始します 国土交通省発注工事では必要な法定福利費を確保しています 平成 24 年度より 社会保険等未加入企業には 様々な場面で加入指導が始まります 社会保険等未加入に対する取組へのお問い合わせ先 ( 一財 ) 建設業振興基金構造改善センター TEL : 03-5473-4572 FAX : 03-5473-4594 受付時間 /9:00~12:00 13:00~17:00( 土日 祝祭日を除く ) 保険加入に当たっての手続き等については 社会保険労務士会と連携した体制を構築してご相談に対応いたします < 建設業法違反に関する通報窓口 > 国土交通省建設業法令遵守本部 駆け込みホットライン TEL : 0570-018-240 ( 全国共通 ) 受付時間 /10:00~12:00 13:30~17:00( 土日 祝祭日 閉庁日除く ) FAX : 0570-018-241 E-mail: kakekomi-hl@mlit.go.jp 国土交通省 厚生労働省 ( 一財 ) 建設業振興基金

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において 保険関係の審査項目の区分の見直し (1 雇用保険 2 健康保険 3 厚生年金保険 ) 及び未加入の場合の減点幅拡大により 未加入企業に対する評価の厳格化を図ります 営業所への立入検査 建設業法に基づく立入検査において 労働者名簿 賃金台帳 保険関係書類を確認することにより 企業単位 労働者単位での保険加入状況を確認します 未加入企業に対しては 文書により保険加入を指導し 一定期間後 加入状況の報告を求めます 指導後も加入しない場合は 社会保険担当部局 ( 日本年金機構 地方労働局等 ) へ通報します 工事現場への立入検査 建設業法違反に関する検査に併せて 保険加入に関する調査を実施します 調査の結果 下請企業に対する保険加入に関する指導がなされていない元請企業には注意喚起等を行います 建設業許可更新時の加入状況確認 建設業許可 更新の申請時の添付書類に保険加入状況を記載した書面を追加し 保険の加入状況を確認します 未加入企業に対しては 文書により 保険加入を指導します 指導しても保険に未加入の場合には 社会保険担当部局 ( 日本年金機構 地方労働局等 ) へ通報します 加入手続きは 労働保険 : 労働基準監督署及び公共職業安定所社会保険 : 年金事務所で行っておりますので 未加入の場合は 速やかにご相談ください 労働基準監督署 公共職業安定所 年金事務所の所在地は以下のアドレスから確認できます 労働基準監督署 http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/location.html 公共職業安定所 http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html 年金事務所 http://www.nenkin.go.jp/n/www/section/index.html 各種の届出等の事務処理については 社会保険労務士に依頼することもできます 手続依頼の相談についても ( 一財 ) 建設業振興基金構造改善センターへお問い合わせください

下請企業の皆様へ 社会保険等に加入しましょう - みんなで取り組む保険加入 - 建設労働者の処遇を向上し 建設産業を魅力ある職場にするために 行政 元請企業 下請企業など関係者が一体となった保険加入徹底に向けた取り組みを平成 24 年度より開始します 国土交通省発注工事では必要な法定福利費を確保しています 平成 24 年度より 社会保険等未加入企業には 様々な場面で加入指導が始まります 社会保険等未加入に対する取組へのお問い合わせ先 ( 一財 ) 建設業振興基金構造改善センター TEL : 03-5473-4572 FAX : 03-5473-4594 受付時間 /9:00~12:00 13:00~17:00( 土日 祝祭日を除く ) 保険加入に当たっての手続き等については 社会保険労務士会と連携した体制を構築してご相談に対応いたします < 建設業法違反に関する通報窓口 > 国土交通省建設業法令遵守本部 駆け込みホットライン TEL : 0570-018-240 ( 全国共通 ) 受付時間 /10:00~12:00 13:30~17:00( 土日 祝祭日 閉庁日除く ) FAX : 0570-018-241 E-mail: kakekomi-hl@mlit.go.jp 国土交通省 厚生労働省 ( 一財 ) 建設業振興基金

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目 実施内容 建設業担当部局による立入検査 営業所への立入検査 建設業法に基づく立入検査において 労働者名簿 賃金台帳 保険関係書類を確認することにより 企業単位 労働者単位での保険加入状況を確認します 未加入企業に対しては 文書により保険加入を指導し 一定期間後 加入状況の報告を求めます 指導後も加入しない場合は 社会保険担当部局 ( 日本年金機構 地方労働局等 ) へ通報します 工事現場への立入検査 建設業法違反に関する検査に併せて 保険加入に関する調査を実施します 調査の結果 下請企業に対する保険加入に関する指導がなされていない元請企業には注意喚起等を行います 建設業許可更新時の加入状況確認 建設業許可 更新の申請時の添付書類に保険加入状況を記載した書面を追加し 保険の加入状況を確認します 未加入企業に対しては 文書により 保険加入を指導します 指導しても保険に未加入の場合には 社会保険担当部局 ( 日本年金機構 地方労働局等 ) へ通報します 加入手続きは 労働保険 : 労働基準監督署及び公共職業安定所社会保険 : 年金事務所で行っておりますので 未加入の場合は 速やかにご相談ください 労働基準監督署 公共職業安定所 年金事務所の所在地は以下のアドレスから確認できます 労働基準監督署 http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/location.html 公共職業安定所 http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html 年金事務所 http://www.nenkin.go.jp/n/www/section/index.html 各種の届出等の事務処理については 社会保険労務士に依頼することもできます 手続依頼の相談についても ( 一財 ) 建設業振興基金構造改善センターへお問い合わせください

建設企業で働く労働者の皆様へ あなたは社会保険等に 加入していますか? 建設労働者の処遇を向上し 建設産業を魅力ある職場にするために 行政 元請企業 下請企業など関係者が一体となった保険加入徹底に向けた取り組みを平成 24 年度より開始します 社会保険等へ加入するメリットとは? 社会保険等へ加入していると 家族の生活が守られます けが 病気で働けない場合 万一障害を負った場合 万一ご本人が死亡した場合 給付を受けられます 年金の給付を受けられます ご遺族が年金の給付を受けられます ご自身が社会保険に加入しているか確認するには? 給与明細等に 雇用保険 健康保険及び厚生年金保険の天引きがあることを確認して下さい 分からない場合は 所属している会社の給与担当者などに確認して下さい 国土交通省 厚生労働省 ( 一財 ) 建設業振興基金

社会保険等へ未加入の場合は? 所属している会社へご相談いただき 加入手続きを行ってください 会社へ相談しても加入できない場合は 下記保険担当部局へご相談ください 加入手続き 相談窓口労働保険 : 労働基準監督署及び公共職業安定所社会保険 : 年金事務所 労働基準監督署 公共職業安定所 年金事務所の所在地は以下のアドレスから確認できます 労働基準監督署 http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/location.html 公共職業安定所 http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html 年金事務所 http://www.nenkin.go.jp/n/www/section/index.html 分からないことがあった場合のお問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局建設市場整備課労働資材対策室 TEL : 03-5253-8111( 代表 ) < 建設業法違反に関する通報窓口 > 国土交通省建設業法令遵守本部 駆け込みホットライン TEL : 0570-018-240 ( 全国共通 ) 受付時間 /10:00~12:00 13:30~17:00( 土日 祝祭日 閉庁日除く ) FAX : 0570-018-241 E-mail: kakekomi-hl@mlit.go.jp 社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目 実施内容 作業員名簿において 各作業員の加入している健康保険 年金保険及び雇用保険の名称及び被保険者番号等の記載欄が追加されます 元請企業による下請指導 元請企業は 新規入場者の受け入れに際して この作業員名簿により 各作業員の社会保険等の加入状況を確認し 未加入の作業員がいる下請企業に対しては 作業員を適切な保険に加入させるよう指導します 遅くとも平成 29 年以降においては 適切な保険に加入していることを確認できない作業員については 元請企業は特段の理由がない限り現場入場を認めません