個人情報漏えい保険のご案内 このご案内書は 上記保険およびこれに付帯する特約条項の概要を紹介したものです 上記保険に関するすべての事項を記載しているものではありません 詳細につきましては 保険約款によりますが 保険金のお支払い条件 ご契約手続き その他ご不明な点がありましたら ご遠慮なく代理店または東京海上日動 ( 以下 弊社 といいます ) までお問い合わせください ご契約に際しては必ず保険約款および重要事項説明書をご確認ください http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
はじめに 拝啓貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます 弊社業務につきましては 毎々格別のお引立てを賜り ありがたく厚く御礼申し上げます さて 2005 年 4 月に個人情報保護法が施行されて以来 企業は様々な個人情報の漏えい防止対策を講じてきましたが 今日においても個人情報漏えい事件の発生が後を絶ちません 特に近年では 大規模な情報漏えい事件も発生しており 企業の被害者に対する補償金が数百億円にのぼるケースも出てきています また 企業のコンプライアンス意識は高まりつつありますが 依然として従業員による不正持ち出し事件が多発しています さらに インターネット環境がめまぐるしく進歩する一方で 外部からのコンピューターウイルス 不正アクセス等による攻撃手段もますます多様化しています 企業を取り巻く情報漏えいリスクが高まる中で 情報漏えい事件が発生することによる企業への影響は極めて大きく 企業ブランドと社会的信用の失墜 営業自粛による機会損失 被害者対応に関する膨大な費用の発生等 企業経営そのものを大きく揺るがす可能性もあります 弊社では 企業の個人情報漏えいリスクへの備えとして 個人情報漏えい保険 をご用意しております ここに 個人情報漏えい保険 の概要をご案内させていただきますので 是非ともご高覧の上 ご検討賜りますよう宜しくお願い申し上げます 敬具 2
個人情報に関する企業を取り巻く環境 法制の動向 社会環境の変化 消費者庁の発足 個人情報保護法の改正とそれに伴う企業の情報管理体制の強化の必要性 情報通信技術の高度化 複雑化 個人情報漏えい事件の多発 不正アクセス サイバー攻撃等の増加と手段の多様化 損害賠償請求に対する消費者消費者意識の高まり 個人情報が漏えい! 企業が被る影響 法的責任 経済的損失 社会的責任発生 ブランドの失墜 信頼の低下による顧客の喪失 企業に求められる対応 個人情報漏えいに対するリスクマネジメント 法令を遵守した個人情報の取扱い ( コンプライアンス ) 3
個人情報漏えいに関する過去の事例 2013 年個人情報漏えい事故データ 2013 年個人情報漏えい事故 トップ 10 1 日あたり 約 2.5 万人分の漏えいが発生していることになります 出典 :NPO 法人日本ネットワークセキュリティ協会 (2013 年情報セキュリティインシデントに関する調査報告 ~ 個人情報漏えい編 ~) 1 件あたりの平均想定損害賠償額は 1 億円を超える高額な賠償額となっています 出典 :NPO 法人日本ネットワークセキュリティ協会 (2013 年情報セキュリティインシデントに関する調査報告 ~ 個人情報漏えい編 ~) 業種 内容 漏えい人数 一人あたりの賠償額 合計賠償額 教育 顧客情報が流出 約 3,000 万人 500 円の金券 ( 補償金 ) 推定 150 億円 金融 顧客情報が流出 約 5 万人 10,000 円のギフト券 ( 補償金 ) 5 億円 通信 顧客情報が流出 約 660 万人 6,000 円 ( 損害賠償 ) 大阪地裁平成 18 年 5 月 19 日 396 億円 食品 健康食品のモニターに応募した顧客情報が流出 約 7 万 5,000 人 500 円の郵便為替 ( 補償金 ) 3,750 万円 小売 飲食 サービス業 カード会員の個人情報が流出 約 56 万人 500 円の商品券 ( 補償金 ) 2.8 億円 4
個人情報漏えいに対するリスクマネジメント PDCA サイクルを基盤としたリスクマネジメント活動 リスク傾向分析 評価 リスクマネジメント態勢の構築 リスクファイナンス リスクへの対応 リスク処理方法のモニタリング 対象リスクの洗い出し 発生の可能性と発生した場合の影響度を分析 評価 個人情報保護法対応に関する組織 責任者の決定 方針等の整理 内部規定 取扱いマニュアルの作成 社員教育 セキュリティ強化 ( 不正アクセス対策強化等 ) リスク保有 リスク移転 リスクファイナンスとは 事業継続戦略 (BCP 戦略 ) の1つであり 企業の財務面におけるリスクリスク対策を指します 具体的には 突発的に予期しない大事故や災害が発生した際に 経営への資金的なインパクトを必要最小限に抑えるための対策です 個人情報漏えい保険 実際に起こったリスクへのコントロール活動 処理の検証 見直し 改善 万が一 漏えい事故が発生してしまった 場合の賠償責任および各種費用損害の 補償として 個人情報漏えい保険個人情報漏えい保険 を活用したリスクファイナンスを ご提案申し上げます 5
個人情報漏えい保険 補償概要 - 個人情報の漏えいについて負担した次の損害次の損害に対して 保険金をお支払いする保険です! 個人情報の漏えいについて 被保険者が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害 ただし 漏えいに起因する損害賠償請求が保険期間中に日本国内においてなされた場合に限ります 賠償責任部分 1 法律上の損害賠償金 2 争訟費用 3 損害防止軽減費用 4 緊急措置費用 5 協力費用 + 個人情報の漏えいに起因して 被保険者が事故対応期間内に生じた個人情報漏えい対応費用を負担することによって被る損害 ただし 個人情報の漏えいが保険期間中に発生し そのことが被保険者の公的機関に対する文書による届出もしくは報告等 または新聞 テレビ等の媒体による発表や報道により客観的に明らかになった場合に限ります 個人情報漏えい対応費用担保担保特約部分 1 謝罪費用 会見費用 2 事故対応 解決費用 3 見舞金 見舞品購入費用 4 コンサルティング 弁護士報酬費用 被保険者の範囲 : 保険期間 : 1 記名被保険者 ( 個人情報を取り扱う事業者 ( 個人事業主を除きます )) 2 1 の役員または従業員 (1 の業務に関する場合に限ります ) 1 年間 6
保険の仕組み 賠償責任部分賠償責任部分 以下の損害賠償金 費用に対して保険金をお支払いします! 1 法律上の損害賠償金 法律上の損害賠償責任が発生した場合において 被保険者が被害者に対して支払責任を負う損害賠償金 賠償責任の承認または賠償金額の決定前に弊社の同意が必要となります 2 争訟費用 損害賠償責任に関する訴訟や示談交渉において 被保険者が弊社の同意を得て支出した弁護士費用 訴訟費用等 ( 訴訟に限らず調停 示談なども含みます ) 3 損害防止軽減費用 事故が発生した場合において 被保険者が他人から損害賠償を受ける権利の保全 行使手続または既に発生した事故に係る損害の発生 拡大の防止のために弊社の同意を得て支出した費用 4 緊急措置費用 事故が発生し 被保険者が損害の防止軽減のために必要な手段を講じた後に賠償責任がないことが判明した場合において 応急手当 護送等緊急措置に要した費用 または弊社の同意を得て支出したその他の費用 5 協力費用 弊社が被保険者に代わって損害賠償請求の解決に当たる場合において 被保険者が弊社の求めに応じて協力するために支出した費用 詳細は 保険約款でご確認ください 7
保険の仕組み 個人情報漏えい対応費用個人情報漏えい対応費用担保担保特約部分特約部分 以下の費用に対して保険金をお支払いします! 1 謝罪費用 会見費用 新聞 テレビ等のマスメディアを通じて事故に関する説明または謝罪を行うために支出する費用 2 事故対応 解決費用 事故原因の調査費用 他人に対して損害賠償請求を行うための争訟費用 通信費もしくは詫び状の作成費用または通信業務をコールセンター会社に委託する費用 記名被保険者の従業員の超過勤務手当 記名被保険者の役員または従業員の交通費または宿泊費 3 見舞金 見舞品購入費用 謝罪のために被害者に対して支出する見舞金 金券 ( 保険契約者または被保険者が販売 提供する商品またはサービスに関するものを除きます ) の購入費用 見舞品の購入費用 ( 保険契約者または被保険者が製造または販売する製品については その製造原価相当額に限ります ) ただし 被害者 1 名につき 500 円を限度とします 4 コンサルティング 弁護士報酬費用 事故に関して支出する次の費用 ただし 弊社の書面による同意を得て支出されたものに限ります コンサルティング費用 ただし 1 事故につき 500 万円を限度とします 弁護士報酬 詳細は 保険約款でご確認ください 8
保険金のお支払方法 < 賠償責任部分 > 損害賠償金損害賠償金 合計額から免責金額を差し引いた額に対して 保険金をお支払いします ( 支払限度額がお支払い額の上限額となります ) お支払いする保険金 = ー 損害賠償金 免責金額 各種費用各種費用 原則としてその全額がお支払対象となります ( 支払限度額は適用されません ) ただし 争訟費用については 損害賠償金 > 支払限度額 となる場合は 次の式に従ってお支払いします お支払いする保険金 = 争訟費用 支払限度額損害賠償金 < 個人情報漏えい対応費用担保担保特約部分 > 個人情報漏えい対応個人情報漏えい対応費用費用 実際に支出した費用の合計額から免責金額を差し引いた額に対して 保険金をお支払いします ( 支払限度額がお支払い額の上限額となります ) お支払いする保険金 = 支出した費用 ー免責金額 9
この保険により補償される想定事例 < 事故例 > 顧客の個人情報が記録 保管されていたサーバーに社外の者が不正アクセスし 5 万人分の個人情報を盗み出した 後日 顧客の4,000 人がプライバシーの侵害を理由に損害賠償請求を提起した 損害額合計 < 賠償責任部分 > 損害賠償金 2 万円 4,000 人 =8,000 万円 争訟費用 180 万円 + < 個人情報漏えい対応費用担保担保特約部分 > コンサルティング費用 100 万円 お詫び状等作成費用 500 円 5 万人 =2,500 万円 謝罪広告費用 500 万円 損害額合計 1 億 1,280 万円 損害賠償金争訟費用 8,000 万円 +180 万円 =8,180 万円 コンサルティング費用お詫び状等作成費用謝罪広告費用 100 万円 +2,500 万円 +500 万円 =3,100 万円 お支払いする保険金 賠償責任部分支払限度額 :1 億円 免責金額 :10 万円個人情報漏えい対応費用担保特約部分支払限度額 :5,000 万円 免責金額 :10 万円の場合 損害額 < 賠償責任部分 > (8,180 万円 -10 万円 )=8,170 万円 免責金額 + < 個人情報漏えい対応費用担保担保特約部分 > (3,100 万円 -10 万円 )=3,090 万円 損害額免責金額 お支払いする保険金合計 1 億 1,260 万円 10
お支払いの対象とならない主な場合 この保険では 次の次の事由による事由による損害損害に対してはに対しては 保険金をお支払いできません 保険金をお支払いできません ここでは主な場合のみを記載しております 詳細は 保険約款でご確認ください < 賠償責任 個人情報漏えい対応個人情報漏えい対応費用費用担保担保特約部分共通の事由 > 保険契約者または被保険者の故意 ただし 記名被保険者の使用人による持ち出し等の行為 ( 記名被保険者またはその役員が関与するものを除きます ) に起因する個人情報漏えいについて 記名被保険者またはその役員が法律上の損害賠償責任を負担することまたは個人情報漏えい対応費用を負担することによって被る損害を除きます 戦争 変乱 暴動 騒じょう 労働争議 地震 噴火 洪水 津波 高潮 保険契約者または記名被保険者もしくはその役員が 法令に違反することまたは他人に損害を与えるべきことを認識していた行為( 認識していたと判断できる合理的な理由がある場合を含みます ) 他人の身体の障害または財物の損壊 紛失 盗取 詐取 使用不能 使用阻害 < 賠償責任部分のみに適用される事由 > 特別の約定により加重された賠償責任 初年度契約の保険期間の開始時より前に保険契約者または被保険者がその発生またはそのおそれを知っていた個人情報の漏えい( 知っていたと判断できる合理的な理由がある場合を含みます ) クレジットカード番号 口座番号または暗証番号等が漏えいし これらの番号が使用されたことによって生じた他人の経済的な損害 ( クレジットカード番号等漏えい危険担保特約条項 をセットした場合は 補償されます ) 被保険者によって または被保険者のために行われた広告 宣伝活動 放送活動または出版活動 株価または売上高の変動 日本国外の裁判所に提起された損害賠償請求訴訟 < 個人情報漏えい対応費用費用担保担保特約部分のみに適用される事由 > この保険契約と同種の損害保険契約の保険料 金利その他資金調達に関する費用 記名被保険者の役員に対する報酬 給与 賠償責任部分にて支払対象となる損害 ネットワークを構成する機器 設備について 修理 回収 代替 検査 交換または改善を行うための費用 11 等
オプション オプションにより補償内容の補償内容の拡充が可能です! 法人情報漏えい担保特約条項 法人情報 ( ) ( の漏えいについて 被保険者が負担した次の損害に対して 保険金をお支払いする負担した次の損害に対して 保険金をお支払いする特約特約です 1 被保険者が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害 ( 賠償責任 ) 2 事故原因調査費用や見舞品購入費用など 被保険者が事故対応期間内に生じた法人情報漏えい対応費用を負担することによって被る損害 ( 費用損害 ) ただし 次の事由に起因する損害は 補償対象外です 1 基本契約の賠償責任 個人情報漏えい対応費用担保特約部分の お支払いの対象とならない主な場合 に記載している事由 ( 賠償責任部分 賠償責任 個人情報漏えい対応費用担保特約部分 費用損害 初年度契約の保険期間の開始時 法人情報漏えい担保特約条項を付帯した時 個人情報 法人情報 と読み替えます ) 2 賠償責任について 次の事由ア. 信用のき損 信頼の失墜またはブランド力の低下イ. 被保険者が第三者に法人情報を提供または取扱いを委託したことが法人情報の漏えいにあたるとしてなされた請求 3 費用損害について 2イの請求により生じた費用等 この特約において 法人情報 とは 実在する法人に関する情報で その法人が公表していない内部情報のうち その情報の記録媒体が日本国内に所在するものをいいます クレジットカード番号等漏えい危険担保特約条項 基本契約 ( 賠償責任部分 ) ではお支払いの対象とならない クレジットカード番号 口座番号または暗証番号等が漏えいし これらの番号が使用されたことによって生じた他人の経済的な損害 に対して 保険金をお支払いする特約です 12
オプション e- リスク担保特約条項 被保険者が日本国内において行うホームページの運営 管理業務または電子メールの送受信業務に伴い 次の事由により発生した他人の業務の休止 阻害 電子情報の消失 損壊または人格権侵害について 被保険者が法律上の損害損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して 保険金をお支払いする特約です 1 コンピュータ ウイルスの感染 2 第三者による不正アクセス 3 被保険者が電子メールで発信した電子情報の瑕疵 ただし 次の事由に起因する損害は 補償対象外です 1 初年度契約の保険期間の開始時より前に保険契約者または被保険者がその発生またはそのおそれを知っていた事故 ( 知っていたと判断できる合理的な理由がある場合を含みます ) 2 電子マネー 3 ソフトウェア開発またはプログラム作成 4 対象業務の結果を利用して 製造 加工等の工程を経て製作された製品 半製品等の財物の不具合 5 対象業務の履行不能または履行遅滞 6 対象業務の追完もしくは再履行または対象業務の結果の回収 検査 修補 交換 やり直し等の措置 7 被保険者の支払不能または破産 8 被保険者以外の者に販売 納入または引き渡した情報システムまたはネットワークの不具合 9 被保険者以外の者から管理またはメンテナンスを受託した情報システムまたはネットワークの不具合 10 業務の結果を保証することにより加重された賠償責任 11 被保険者の下請負人または共同事業者に対する賠償責任 12 個人情報の漏えい等 各オプションの詳細は 保険約款でご確認ください 13
用語の意味 このご案内書で使用する用語の意味は 次のとおりです 被保険者記名被保険者個人情報漏えい支払限度額免責金額事故対応期間個人情報漏えい対応費用 この保険契約において補償を受けることができる方 保険証券に記載された被保険者 個人に関する情報であって その情報に含まれる氏名 生年月日その他の記述等により特定の個人を識別できるものをいい 他の情報と容易に照合することができ それにより特定の個人を識別できる情報を含みます ただし その情報の記録媒体が日本国内に所在するものに限ります 次のいずれかの事由によって個人情報が本人以外の第三者に知られたこと ( 知られたと判断できる合理的な理由がある場合を含みます ) をいいます 1 ネットワーク上で生じた事象 2 紙または磁気ディスク等の盗難または紛失 3 記名被保険者の使用人による持出し等ただし 保険契約者または記名被保険者もしくはその役員が意図的に情報を第三者に知らせる行為を除きます 保険会社がお支払いする保険金の限度額 お支払いする保険金の計算にあたって 保険金のお支払い対象となる損害の額から差し引かれる金額をいいます 免責金額は被保険者の自己負担となります 事故対応に要する期間をいい 保険契約者 被保険者または弊社のいずれかが最初に事故を発見した時から その翌日以降 180 日が経過するまでの期間をいいます 次の費用のうち 事故対応を行うために必要かつ不可欠と認められるものをいいます 1 謝罪費用 会見費用 2 事故対応 解決費用 3 見舞金 見舞品購入費用 4 コンサルティング 弁護士報酬費用 14
ご注意事項 もし事故が起きたときは保険事故または保険事故の原因となる偶然な事故が発生したときは 遅滞なく 事故発生の日時 場所 被害者の住所 氏名 事故状況 受けた損害賠償請求の内容その他の必要事項について 書面で代理店または弊社にご連絡ください ご連絡が遅れた場合には 保険金を減額してお支払いすることがありますのでご注意ください 保険金請求権については時効 (3 年 ) がありますのでご注意ください ご契約者と被保険者が異なる場合ご契約者と被保険者が異なる場合は このご案内の内容を被保険者にご説明いただきますようお願い申し上げます 共同保険について複数の保険会社による共同保険契約を締結される場合は 各引受保険会社はそれぞれの引受割合に応じて 連帯することなく単独別個に保険契約上の責任を負います また 幹事保険会社が他の引受保険会社の代理 代行を行ないます 示談交渉サービスは行いませんこの保険には 保険会社が被保険者に代わって被害者の方との示談交渉を行う 示談交渉サービス はございません したがいまして この保険が適用されると考えられる事故が発生した場合には 弊社の担当部署からの助言に基づき お客様 ( 被保険者 ) ご自身に被害者との示談交渉を進めていただくことになりますので あらかじめご承知置きください なお 弊社の承認を得ないでお客様側で示談をされた場合には 示談金額の全部または一部を保険金としてお支払いできない場合がございますのでご注意ください 保険金請求の際のご注意責任保険において 被保険者に対して損害賠償請求権を有する保険事故の被害者は 被保険者が弊社に対して有する保険金請求権 ( 費用保険金に関するものを除きます ) について 先取特権を有します ( 保険法第 22 条第 1 項 ) 先取特権 とは 被害者が保険金給付から他の債権者に先立って自己の債権の弁済を受ける権利をいいます 被保険者は 被害者に弁済をした金額または被害者の承諾を得た金額の限度においてのみ 弊社に対して保険金を請求することができます ( 保険法第 22 条第 2 項 ) このため弊社が保険金をお支払いできるのは 費用保険金を除き 次の1から3までの場合に限られますので ご了承ください 1 被保険者が被害者に対して既に損害賠償としての弁済を行っている場合 2 被害者が被保険者への保険金支払を承諾していることを確認できる場合 3 被保険者の指図に基づき 弊社から被害者に対して直接 保険金を支払う場合 ご契約の際のご注意 告知義務告知義務 申込書等に または が付された事項は ご契約に関する重要な事項 ( 告知事項 ) です ご契約時に告知事項について正確にお答えいただく義務があります お答えいただいた内容が事実と異なる場合や告知事項について事実を記載しない場合は ご契約を解除し 保険金をお支払いできないことがあります 弊社の代理店には 告知受領権があります 通知義務通知義務 ご契約後に申込書等に が付された事項 ( 通知事項 ) に内容の変更が生じた場合は 遅滞なくご契約の代理店または弊社にご連絡いただく義務があります ご連絡がない場合は ご契約を解除し 保険金をお支払いできないことがあります 通知義務の対象ではありませんが ご契約者の住所等を変更した場合にもご契約の代理店または弊社にご連絡ください 15
ご注意事項 他の保険契約等がある場合他の保険契約等がある場合 この保険契約と重複する保険契約や共済契約がある場合は 次のとおり保険金をお支払いします 他の保険契約等で保険金や共済金が支払われていない場合 : 他の保険契約等とは関係なく この保険契約のご契約内容に基づいて保険金をお支払いします 他の保険契約等で保険金や共済金が支払われている場合 : 損害額から既に他の保険契約等で支払われた保険金や共済金を差し引いた残額に対し この保険契約のご契約内容に基づいて保険金をお支払いします 保険料領収前に生じた事故保険料領収前に生じた事故 保険期間が始まった後であっても ご契約の代理店または弊社が保険料を領収する前になされた損害賠償請求による損害に対しては 保険金をお支払いできませんのでご注意ください 保険料についての注意点保険料についての注意点 保険料はご契約と同時にお支払いください 保険料を分割払いでお支払いいただく場合 初回保険料はご契約と同時にお支払いください 第 2 回目以降の分割保険料は 払込期日までにお支払いください 所定の期日までに分割保険料の入金がない場合には その払込期日後に起きた事故による損害に対して保険金をお支払いできません また ご契約が失効したり ご契約を解除させていただくことがあります 解約と解約返れい金解約と解約返れい金 ご契約の解約 ( ご契約者の意思により 保険契約の効力を保険期間中に将来に向かって消滅させること ) については ご契約の代理店または弊社までご連絡ください 返還される保険料があっても 払い込まれた保険料の合計額より少ない金額となります 既にお支払いいただいた保険料と弊社より返還する保険料の差額が最低保険料に満たない場合には 既にお支払いいただいた保険料から最低保険料を差し引いた金額を返還します ご契約内容や解約の条件によっては 保険料を返還しないことまたは未払い保険料を請求させていただくことがあります 保険料領収証保険料領収証 保険料お支払いの際は 弊社所定の保険料領収証を発行することといたしておりますので お確かめください 保険証券保険証券 ご契約後 1か月経過しても保険証券が届かない場合は 弊社にお問い合わせください 代理店の業務代理店の業務 弊社代理店は 弊社との委託契約に基づき 保険契約の締結 保険料の領収 保険料領収証の発行 契約の管理業務等の代理業務を行っております したがいまして 弊社代理店と有効に成立したご契約は 弊社と直接締結されたものとなります 保険会社破綻時の取扱い保険会社破綻時の取扱い 引受保険会社の経営が破綻した場合等には 保険金 返れい金等の支払いが一定期間凍結されたり 金額が削減されることがあります なお 引受保険会社の経営が破綻し ご契約者が個人 小規模法人 ( 破綻時に常時使用する従業員等の数が20 人以下の日本法人 外国法人 (*)) またはマンション管理組合である場合には この保険は 損害保険契約者保護機構 の補償対象となり 保険金 返れい金等は原則として80%( 破綻保険会社の支払停止から3か月間が経過するまでに発生した保険事故に係る保険金については 100%) まで補償されます ( ) 保険契約者が個人等以外のものである保険契約であっても その被保険者である個人等がその保険料を実質的に負担すべきこととされているもののうち その被保険者に係る部分については 上記補償の対象となります (*) 外国法人については 日本における営業所等が締結した契約に限ります 16
お問い合わせ先 ご高覧ありがとうございました ご検討の程 何卒よろしくお願い申し上げます 本保険に関するお問い合わせは 下記までお願いいたします 取扱代理店株式会社ジャタ ( 所在地 ) 東京都千代田区霞が関 3-3-3 全日通霞が関ビル (TEL) 03-3504-1751 (FAX) 03-3504-1753 または ( 引受保険会社 ) 東京海上日動火災保険株式会社 ( 担当 ) 旅行業営業部営業第一課 ( 所在地 ) 東京都中央区銀座 5-3-16 (TEL) 03-5537-3491 (FAX) 03-5537-3471 http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/ 17