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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

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地域密着型金融 金融仲介機能の取り組み状況 - 金融仲介機能のベンチマーク -

~ はじめに ~ しののめ信用金庫では 平成 15 年度の リレーションシップバンキングの機能強化計画 以降 中小 地域金融機関向け総合的な監督指針 に基づき 様々な施策を講じて積極的に地域密着型金融の推進に取り組み 地域金融機関として金融サービスを通じた中小企業と地域経済の発展に貢献すべく努めております こうしたなか 平成 28 年 9 月に 金融庁から 金融仲介機能のベンチマーク が公表され 金融機関はベンチマークへの積極的な取り組みを通じて 金融仲介機能の質を高め お取引先の皆さまの成長力強化や生産性向上などを実現することが求められています しののめ信用金庫では 平成 28 年度 ( 平成 29 年 3 月末基準 ) の 金融仲介機能のベンチマーク の実績を公表するとともに 従来からの地域密着型金融の取り組みを更に強化してまいります 金融仲介機能のベンチマーク とは 平成 28 年 9 月 金融庁は 金融機関における金融仲介機能の発揮状況を客観的に評価できる多様な指標 として 金融仲介機能のベンチマーク を策定 公表しました 金融仲介機能のベンチマークは次のとおり構成されています 共通ベンチマーク 全ての金融機関が金融仲介機能の取り組みの進捗状況や課題等を客観的に評価するために活用可能な指標 選択ベンチマーク 各金融機関が自身の事業戦略やビジネスモデル等を踏まえて選択できる指標 これに加え 金融機関において金融仲介の取り組みを自己評価する上で より相応しい独自の指標 ( 独自ベンチマーク ) がある場合には その指標を活用することも歓迎されています 1

しののめ信用金庫の地域密着型金融の取り組みについて 基本方針 当金庫は 経営理念に 地域の未来への思い を掲げ 目標とする将来像を 21 世紀ビジョン に表しております 当金庫の地域密着型金融の推進は この経営理念及び 21 世紀ビジョン の指針に拠ってお客さまの繁栄 地域の発展を目指すことが地域金融機関としての使命であり それぞれの地域で お客さま応援力ナンバーワン になることが地域密着型金融への取り組みであると考えております しののめ信用金庫 基本理念 愛本位主義 経営理念 21 世紀ビジョン 経営方針 価値の創造 地域密着型金融 お客さまへ 地域へ ライフステージに応じた金融支援と本業支援 ライフステージ創業期成長期安定期低迷期再生期事業性評価を通じた金融支援 P3 創業 新事業支援 P4 新事業展開 成長企業への支援 P5~6 経営改善支援 事業再生支援 P7 事業承継支援 M&A 支援 P8 事業性評価に関する人材育成 P9 地方創生への取り組み P10 お客さまの繁栄 地域の発展 2

1. 事業性評価を通じた金融支援 お客さま をよく知り 信頼関係を築くことを 事業性評価 と認識しております お客さま にどのような価値を創造し提供できるかを常に考え お客さま の成長可能性と将来性をふまえた融資や提案を行うなど お客さま に寄り添った金融支援に取り組みます 課題解決と将来性を重視した融資の取り組み お客さまの財務情報のみならず ライフステージやビジネスモデルの全体像を理解し 経営課題を共有することで 課題解決と事業の成長に向けた融資に積極的に取り組みます 担保保証に過度に依存しない融資の取り組み 従来より経営支援等を積極推進してきた過程で 蓄積された目利きノウハウを活かした担保保証に過度に依存しない融資に取り組みます (1) 知る 基本情報 ( 事業内容や沿革等 ) 財務情報 ( 損益や経営指標等 ) (2) 整理 ライフステージ ビジネスモデル ( 企業特性 ) 強みや弱み 業界や市場動向など 事業性評価 (4) 提案 経営課題と戦略をお客さまと共有 課題解決策 (3) 評価 ( 理解 ) 経営方針 製商品 技術力 販売力等の優位性 課題と戦略の把握 上記取り組みに関するベンチマークは 巻末表の 共通 5 選択 2 選択 3 選択 4 3

2. 創業 新事業支援 地域における創業支援 起業家育成を目的に開講 創業をお考えのお客さまへの支援を通じた地域経済の活性化こそ信用金庫の役割であると考え 地域の自治体 商工団体 大学などと連携して創業支援に取り組んでおります 赤れんが塾創業スクールの開講 平成 26 年度から地域の自治体 商工団体 高崎商科大学と連携して創業スクールを開講しています 自治体が産業競争力強化法に基づき策定している創業支援事業計画において 複数の自治体から 赤れんが塾 が特定支援事業として指定されております 延べ 34 名の創業を志す方が受講し 既に 5 名の方が創業に至っています 創業支援の実績 平成 28 年度の当金庫による創業支援実績です 地域プラットフォーム シルクカントリープラットフォーム を構成する商工団体と連携し 創業者の支援を行っています 創業支援件数 65 件 融資金額 1,655 百万円 上記取り組みに関するベンチマークは 巻末表の 共通 3 選択 8 4

3. 新事業展開 成長企業への支援 ~ 販路開拓支援 ~ 信用金庫業界の広域ネットワークを活用した 販路開拓をサポート 食品加工業者向けの個別商談会の開催をはじめ 連携する信用金庫が開催するビジネスフェアへのお客さまの出展支援など 販路開拓のサポートに取り組んでおります フードビジネス個別商談会 食品加工業の皆さまの販路開拓支援を目的として 平成 25 年度から毎年個別商談会を北関東や新潟県の信用金庫と広域連携にて開催しています 毎回 首都圏や東海圏 近畿圏の百貨店 スーパー 卸売業者などを招聘しています 信用金庫との連携によるビジネスフェアへの参加 ものづくり製造業などの皆さまの販路開拓を目的として 磐田 水戸 しずおか 城南の各信用金庫が主催する各種のビジネスフェアへの出展サポートを行っております 上記取り組みに関するベンチマークは 巻末表の 選択 5 選択 6 選択 7 選択 9 5

4. 新事業展開 成長企業への支援 ~ 海外展開支援 ~ 関東経済産業局や行政機関と連携した海外展開をサポート 海外展開を希望されているお客さまに対して 経済産業省関東経済産業局 日本貿易振興機構や信金中央金庫などと連携して 新輸出大国コンソーシアムや貿易保険を活用してサポートに取り組んでおります 新輸出大国コンソーシアムを活用した支援 環太平洋パートナーシップ (TPP) 域内市場への海外展開を計画しているお客さまに対して 金融連携プログラムを締結している経済産業省関東経済産業局および日本貿易振興機構 (JETRO) と連携し 積極的にサポートを行っております 当金庫と経済産業省関東経済産業局との連携により平成 28 年度は 3 社のお客さまが 新輸出大国コンソーシアム事業 の支援先企業に認定されました また 上記の 3 社の内 1 社については JETRO より長期支援対象企業として認定されるとともに 経済産業省関東経済産業局が管轄する Cool Japan in パリ に出展することが決定しております 貿易保険を活用した支援 平成 26 年度に群馬県の金融機関として初めて独立行政法人日本貿易保険 ( 現 : 株式会社日本貿易保険 ) と貿易保険業務委託契約を締結し お客さまの輸出業務に係る各種リスクの軽減のサポートに取組んでおります 平成 28 年度には フランス企業向けにコスメ製品を輸出するお客さまが 群馬県の中小企業として初めて 日本貿易保険と 中小企業輸出代金保険 の契約を締結されました 上記取り組みに関するベンチマークは 巻末表の 選択 5 選択 6 選択 9 6

5. 経営改善支援 事業再生支援 業績低迷等により経営改善や事業再生等を必要とするお客さまへの支援 経営支援等により蓄積されたノウハウと 外部機関とのネットワークを活用し 経営改善 事業再生支援に取り組んでおります 経営改善支援 お客さまとの経営課題の共通認識の下 外部機関である認定経営革新等支援機関 ( 1) 等と連携し 経営改善支援センター事業 ( 2) を活用した経営改善計画の策定支援や お客さまの経営実態と経営改善状況に応じた経営改善支援に取り組んでおります 経営改善支援センター事業の活用実績 11 件 ( 1) 認定経営革新等支援機関とは 経済産業省から経営革新等に係る支援機関として認定された金融機関や税理士 中小企業診断士等をいいます ( 2) 経営改善支援センター事業とは 金融支援等を必要とする中小企業 小規模事業者に 一定要件の下 補助金制度を活用し認定支援機関が経営改善計画の策定を支援する事業です 事業再生支援 中小企業再生支援協議会 ( 3) や地域活性化支援機構 ( 4) などの外部機関とのネットワークを活用し DES( 債務株式化 ) DDS( 債務劣後化 ) 第二会社方式など 個別の案件に応じた最適なスキームによる事業再生支援に取り組んでおります 中小企業再生支援協議会の活用実績 6 件 ( 3) 中小企業再生支援協議会とは 中小企業の事業再生に向けた取り組みを支援するため 産業競争力強化法に基づき 都道府県ごとに設置されている公正中立な公的機関です ( 4) 地域活性化支援機構とは 多様な枠組み 機能や他の支援機関との連携等により 地域活性化 事業再生ノウハウの全国的な蓄積と浸透を図ることを通じて 地域において自律的かつ持続的に地域活性化 事業再生が行われるよう 触媒としての役割を果たす機関です 上記取り組みに関するベンチマークは 巻末表の 共通 1 共通 2 選択 6 選択 12 7

6. 事業承継支援 M&A 支援 円滑な事業承継に関するお客さまの課題解決への支援 地域の事業承継 事業継続の問題に対して 中小機構関東本部や信金キャピタル など外部専門機関と連携しお客さまのサポートに取り組んでおります 役職員向けの事業承継スクールの開講 お客さまの事業承継問題に対するサポート体制の整備として 平成 28 年度に全営業店の部店長並びに地域連携担当者を対象として 中小機構関東本部 信金中央金庫 信金キャピタル と連携し 実践的な事業承継に関するスクールを全 7 回で実施しました M&A による事業継続および雇用の継続に関する課題解決支援 A 社を営むオーナー ( 創業者 ) より ご本人の高齢化及び親族内に後継者が不在であることから 事業継続に関する相談を受けました 従業員の雇用の維持と 主要取引先に対するサービスの維持が前提との要望から M&A による課題解決を提案しました 提携先である信金キャピタル と連携し 信用金庫業界のネットワークを活用し同業者を中心にトップ面談を重ね 現在 成約に向けて最終的な調整に対応している状況にあります 上記取り組みに関するベンチマークは 巻末表の 選択 10 選択 11 選択 14 選択 15 8

7. 人材育成 経営理念の一つ 私たちの喜びは 個々の成長 です を実現する人材育成 この指針により 新規採用者に対するキャリア育成プランから始まり 各階層別の集合研修や勉強会を開催し 更には外部研修機関への派遣により お客さま応援力ナンバーワン を実践できる人材の育成に取り組んでおります 企業支援に関わる主な資格 ( 人 ) 人材育成に関する取り組みのご紹介 (1) 集合研修外部講師を招き 部店長を中心とした事業性評価に係る研修を実施しております (2) 派遣研修全国信用金庫協会や群馬県信用金庫協会主催の研修に職員を派遣しております (3) 各種勉強会上記 (1) (2) の研修に加え 本部役職員講師による若手職員から部店長までを対象とした事業性評価の基礎となる財務分析等について勉強会を行っております また お客さまの理解を深めるため 各種セミナーも開催しております 弁護士 1 中小企業診断士 8 行政書士 2 社会保険労務士 1 農業経営上級アドバイザー 1 農業経営アドバイザー 13 金融業務能力検定 ( 法人営業力強化 ) 6 ( 中小企業支援コース ) 1 (ABL 動産評価コース) 1 ( アグリビジネスコース ) 2 ( 医療介護コース ) 1 ( ベーシックコース ) 1 FP 技能士 2 級 ( 中小事業主資産相談業務 ) 51 合計 83 平成 29 年 3 月末現在複数保有者は複数カウント 上記取り組みに関するベンチマークは 巻末表の 選択 14 9

8. 地方創生への取り組み 地域応援部の設置 地方創生への取り組みとお客さまの本業支援を重要な経営課題と位置付け 平成 27 年 9 月に 地域応援部 を設置しました 自治体との連携協定の締結 平成 28 年度に 富岡市 藤岡市 前橋市 高崎市 安中市 みどり市 下仁田町の 7 自治体と地方創生に関する連携協定を締結しました 連携協定を締結した自治体に対しては 信金中央金庫や経済産業省関東経済産業局と連携し RESAS データの分析や DMO に関する情報の提供などを適時行っております 平成 28 年 4 月には関東経済産業局と連携して RESAS 活用セミナーを開催し 多数の自治体職員が参加されております 信用金庫との業務連携協定の締結 平成 28 年 11 月に 磐田信用金庫 ( 静岡県 ) 諏訪信用金庫 ( 長野県 ) と業務連携協定を締結しました 今後 広域連携によるお客さまの販路開拓支援や地域経済の活性化に向けた取り組みを強化する予定です 平成 29 年 1 月に開催された磐田信用金庫主催の とおとうみセレクション への参加や 10 月に開催予定の当金庫主催の フードビジネス個別商談会 には磐田 諏訪両信用金庫が協賛金庫として参加します 10

共通ベンチマーク ベンチマーク平成 28 年度計数 ( 平成 29 年 3 月末基準 ) (1) 取引先企業の経営改善や成長力の強化 1 金融機関がメインバンク ( 融資残高 1 位 ) として取引を行っている企業のうち 経営指標 ( 売上 営業利益率 労働生産性等 ) の改善や就業者数の増加が見られた先数 ( 先数はグループベース 以下断りがなければ同じ ) 及び 同先に対する融資額の推移 ( 単位 : 社 百万円 ) 29/3 メイン先数 4,110 メイン先の融資額 160,881 経営指標等が改善した先数 259 経営指標等が改善した先に係る 3 年間の事業年度末の融資残高の推移 ( 単位 : 百万円 ) 29/3 28/3 27/3 19,652 20,057 19,774 (2) 取引先企業の抜本的事業再生等による生産性の向上 ( 単位 : 社 ) 条変総数好調先順調先不調先金融機関が貸付条件の変更を行っている中小企 2 中小企業の条件変更先に係る経営改善計画の進捗状業の経営改善計画の進捗状況 1,255 66 222 967 況金融機関が関与した創業件数 65 ( 単位 : 件 ) 3 金融機関が関与した創業 第二創業の件数金融機関が関与した第二創業件数 0 ( 単位 : 件 ) 4 ライフステージ別の与信先数 ( 先数単体ベース ) 及び 融資額 ライフステージ別の与信先数 ライフステージ別の与信先に係る事業年度末の融資残高 全与信先 ( 単位 : 社 百万円 ) 創業期成長期安定期低迷期再生期 6,462 339 307 1,910 113 890 230,126 14,592 20,915 84,013 1,515 53,335 (3) 担保 保証依存の融資姿勢からの転換 ( 単位 : 社 百万円 %) 先数 融資残高 金融機関が事業性評価に基づく融資を行っている事業性評価に基づく融資を行っている与信先数及び融 5 与信先数及び融資額 及び 全与信先数及び融資残高 16 1748 資額に占める割合 ( 先数単体ベース ) 上記計数の全与信先数及び当該与信先の融資残高に占める割合 0.25% 0.76% 11

選択ベンチマーク ベンチマーク平成 28 年度計数 ( 平成 29 年 3 月末基準 ) (1) 地域へのコミットメント 地域企業とのリレーション ( 単位 : 社 %) 29/3 28/3 27/3 1 メイン取引 ( 融資残高 1 位 ) 先数の推移 及び 全取引先数に占める割合 ( 先数単体ベース ) メイン取引 ( 融資残高 1 位 ) 先数の推移 4,424 4,541 4,504 全取引先数に占める割合 68.4% 69.4% 68.6% (2) 事業性評価に基づく融資等 担保 保証に過度に依存しない融資 2 3 4 地元の中小企業与信先のうち 無担保与信先数 及び 無担保融資額の割合 ( 先数単体ベース ) 地元の中小企業与信先のうち 根抵当権を設定していない与信先の割合 ( 先数単体ベース ) 経営者保証に関するガイドラインの活用先数 及び 全与信先数に占める割合 地元中小与信地元中小向け無担保融資先無担保融資残 ( 単位 : 社 百万円 %) 先数 1 融資残高 2 数 3 高 4 地元の中小企業融資における無担保融資先数 ( 先数単体ベース ) 及び無担保融資額の割合 地元の中小企業与信先のうち 根抵当権を設定していない与信先の割合 経営者保証に関するガイドラインの活用先数 及び 全与信先数に占める割合 3/1 4/2 6,462 230,126 1,029 25,084 15.9% 10.9% 地元中小与信根抵当未設定 ( 単位 : 社 %) 先数 1 先数 2 2/1 6,462 4,452 68.9% ( 単位 : 社 %) 全与信先数 1 ガイドライン活用先数 2 2/1 6,462 188 2.9% 但し 平成 28 年度下期の実績 12

選択ベンチマーク ベンチマーク平成 28 年度計数 ( 平成 29 年 3 月末基準 ) (3) 本業 ( 企業価値の向上 ) 支援 企業のライフステージに応じたソリューションの提供 5 本業 ( 企業価値の向上 ) 支援先数 及び 全取引先数に占める割合 6 本業支援先のうち 経営改善が見られた先数 7 ソリューション提案先数及び融資額 及び 全取引先数及び融資額に占める割合 8 創業支援先数 ( 支援内容別 ) 9 販路開拓支援を行った先数 ( 地元 地元外 海外別 ) ( 単位 : 社 %) 全取引先数 1 本業支援先数 2 2/1 本業支援先数及び全取引先数に占める割合 6,507 133 2.0% 本業支援先のうち 経営改善がみられた先数 ( 単位 ; 社 ) ( 単位 : 社 百万円 %) 全取引先 1 ソリューション提案先数 及び 同先の全取引先数に占める割合 ソリューション提案先の融資残高 及び 同先融資残高の全取引先の融資残高に占める割合 創業支援先数 ( 支援内容別 ) 1 創業計画の策定支援 2 創業期の取引先への融資 ( プロパーと信用保証付きの区別 ) 3ベンチャー企業への助成金 融資 投資 販路開拓支援を行った先数 ( 地元 地元外 海外別 ) ( 単位 : 社 ) 支援 1 10 M&A 支援先数 M&A 支援先数 ( 単位 : 社 ) 7 11 事業承継支援先数事業承継支援先数 ( 単位 : 社 ) 3 9 ソリューション提案先 2 2/1 6,507 132 2.0% 230,126 6,164 2.7% 支援 2 ( プロパー ) 支援 2 ( 信用保証付 ) 支援 3 65 33 41 0 ( 単位 : 社 ) 地元地元外海外 2 17 1 12 事業再生支援先における実抜計画策定先数 及び 同計画策定先のうち未達成先の割合 事業再生支援先における実抜計画策定先数 及び同計画策定先のうち未達成先の割合 ( 単位 : 社 %) 実抜計画策定先数 1 未達成先数 2 2/1 181 81 44.8% 13

選択ベンチマーク ベンチマーク平成 28 年度計数 ( 平成 29 年 3 月末基準 ) (4) 迅速なサービスの提供等顧客ニーズに基づいたサービスの提供 ( 単位 : 百万円 %) 運転資金額 1 短期融資額 2 2/1 13 運転資金に占める短期融資の割合 運転資金に占める短期融資の割合 100,733 34,685 34.4% (5) 人材育成 ( 単位 : 回 人 ) 研修実施回数参加者数資格保有者数 14 取引先の本業支援に関連する研修等の実施数 取引先の本業支援に関連する研修等の実施回数 同研修等研修等への参加者数 資格取得者数への参加者数 及び同趣旨の取り組みに資する資格取得者数 10 622 83 (6) 外部専門家の活用 15 外部専門家を活用して本業支援を行った取引先数 ( 単位 : 社 ) 取引先数 外部専門家を活用して本業支援を行った取引先数 62 14