児童扶養手当のご案内 父母の離婚などで 父または母と生計を同じくしていない家庭 ( ひとり親家庭 ) 等の生活の安定と自立の促進に寄与し 子どもの福祉の増進を図ることを目的として支給される手当です 平成 22 年 8 月 1 日から 対象が父子家庭にも拡大されました 平成 23 年 4 月 1 日から 児童扶養手当と障害年金子の加算の間で 受給変更ができるようになりました ( ひとり親家庭を除く ) 平成 24 年 8 月 1 日から 支給対象児童に DV 防止法第 10 条第 1 項の規定による命令を受けた児童 を加える政令改正がありました こんな疑問にお答えします 1 手当てを受けることができる人は? 2 手当の金額は? 3 手当の計算根拠と 所得制限はあるの? 4 いつ支払われるの? 5 どんな手続きがあるの? 1 手当てを受けることができる人は? = 母 父 養育者 = 支給要件 子どもを監護している母 子どもを監護し かつ生計を同じくしている父 子どもを養育 ( 監護し かつ同居及び生計維持 ) している養育者 ただし 請求者が次のいずれかに当てはまるときは 支給の対象となりません 1 日本国内に住所を有しないとき 2 老齢福祉年金以外の公的年金を受けることができるとき ( 支給停止を除く ) 同一児童について 次のいずれもが支給要件に該当するとき支給調整が行われます 1 父及び母が該当するとき または 父及び養育者が該当するとき 父に対する手当は 当該児童については 支給されません 2 母及び養育者が該当するとき 母に対する手当は 当該児童については 支給されません 平成 15 年 4 月 1 日時点において 支給要件に該当してから すでに 5 年を経過している場合は 認定請求ができません = 子ども = 対象年齢次のいずれかにあてはまる子ども (18 歳に達する日以後 最初の 3 月 31 日までにある者 ) をいいます ただし 心身におおむね中程度以上の障がい ( 特別児童扶養手当 2 級と同じ程度以上の障がい ) がある場合は 20 歳に達する日の前日までの間にある子どもです 支給要件 父母が婚姻を解消した子ども 父 ( 母 ) が死亡した子ども 父 ( 母 ) が政令で定める程度の障がいの状態にある子ども ( ただし 障害年金の子加算になっているときを除く ) 父 ( 母 ) に引き続き 1 年以上遺棄されている子ども 父 ( 母 ) の生死が明らかでない子ども 父 ( 母 ) が引き続き 1 年以上拘禁されている子ども 母が婚姻によらないで懐胎した子どもなど 遺児等
ただし 子どもが次のいずれかに当てはまるときは 支給の対象となりません 1 日本国内に住所を有しないとき 2 父または母の死亡につき公的年金を受けることができる ( 全額支給停止を除く ) とき 3 父または母の死亡につき労働基準法の規定による遺族補償等を受けることができる場合であって 給付事由発生日から 6 年を経過していないとき 4 里親に委託されているとき 5 父 ( 母 ) に支給される公的年金の額の加算対象になっているとき ( 子加算の受給変更可能 ( ひとり親家庭は除く )) 6 父 ( 母 ) と生計を同じくしているとき ( その者が政令で定める程度の障がいの状態にあるときを除く ) 7 母 ( 父 ) の配偶者 ( 事実上の配偶者を含む ) に養育されているとき ( 政令で定める程度の障がいの状態にある父 ( 母 ) を除く ) 8 父 ( 母 ) の死亡について支給される遺族補償等を受けることができる母 ( 父 ( 生計同一の場合 ) 養育者 ) の監護を受けている場合であって 給付事由発生日から 6 年を経過していないとき 9 下記の児童福祉施設等に入所しているとき 児童福祉施設 ( 乳児院 児童養護施設 知的障害児施設 盲ろうあ児施設 肢体不自由児施設 重症心身障害児施設 情緒障害児短期療 養施設 児童自立支援施設 ( 保護者 ( 母 ( 父 )) とともに入所する場合を除く ) 及び少年院 少年鑑別所等 2 手当の金額は? 平成 25 年 10 月分から変更になりました ( 平成 25 年 12 月支給分から ) 手当額 ( 平成 25 年 10 月分 ~ ) 児童数 全部支給される者 一部支給される者 1 人のとき 月額 41,140 円 月額 41,130 円から9,710 円まで 10 円刻み 2 人のとき 月額 5,000 円加算 3 人以上のとき 第 3 子以降 1 人につき月額 3,000 円加算 就労等による年間収入額の増加に応じて手当額を加えた総収入額がなだらかに増加するよう 手当額を 41,130 円 ( 月額 ) から 9,710 円 ( 月額 ) まできめ細かく設定されています < 一部支給の手当額の計算式 > 手当額 =41,130 円 -( 受給者の所得額 - 全部支給の所得制限額 ) 0.0181618 10 円未満四捨五入 3 手当の計算根拠と 所得制限はあるの? 所得額の計算方法 ( 課税台帳に基づき計算します 児童扶養手当施行令第 4 条第 1 項による所得額 ) 所得額 = 年間収入金額 - 必要経費 ( 給与所得控除額等 )+ 養育費の 8 割相当額 - 諸控除 -8 万円 ( 社会保険料等相当額 ) 請求者及び扶養義務者 ( 同居や同住所地で世帯分離している請求者の父母 祖父母 子 兄弟など ) の前年中の所得がそれぞれ下表の所得制限以上であるときは その年の 8 月から翌年の 7 月までは全部支給停止となります ( 法第 9 条 第 9 条の 2 第 10 条 第 11 条 第 13 条関係 ) 所得制限限度額表 扶養親 申請者本人 扶養義務者 配偶者 族等の 全部支給 一部支給 孤児等の養育者 数 所得額 収入額 所得額 収入額 所得額 収入額 0 人 190,000 920,000 1,920,000 3,114,000 2,360,000 3,725,000 1 人 570,000 1,300,000 2,300,000 3,650,000 2,740,000 4,200,000 2 人 950,000 1,717,000 2,680,000 4,125,000 3,120,000 4,675,000 3 人 1,330,000 2,271,000 3,060,000 4,600,000 3,500,000 5,150,000 4 人 1,710,000 2,814,000 3,440,000 5,075,000 3,880,000 5,625,000 5 人 2,090,000 3,357,000 3,820,000 5,550,000 4,260,000 6,100,000
手当額の算定は所得額で行います ( 収入額はあくまで目安です ) 諸控除額 障がい者 勤労学生 障がい者扶養控除 =270,000 円 特別障がい者 特別障がい者扶養控除 =400,000 円 寡婦 寡夫控除 =270,000 円 ( 請求者が母の場合を除く ) 配偶者特別控除 医療費控除等 = 地方税法で控除された額 寡婦特別控除 =350,000 円 ( 請求者が母の場合を除く ) 所得制限限度額に加算できる額 = 老人扶養親族 特定扶養親族の人数に応じ加算があります 受給者本人 配偶者 扶養義務者 備 考 老人扶養親族 1 人につき 限度額に 10 万円加算 限度額に 6 万円加算 ただし 配偶者扶養義務者について 扶養親族が老人のみ 特定扶養親族 1 人につき 限度額に 15 万円加算 の時は 1 人を除いた人数が対象となる 4 いつ支払われるの? 児童扶養手当は全部支給 一部支給ともに認定月 ( おおむね申請月の翌月 ) 分から支給要件に該当しなくなった月分までが支給されます 手当は年 3 回 4 月 (12~3 月分 ) 8 月 (4~7 月分 ) 12 月 (8~11 月分 ) の各月原則 11 日 ( 休日の時は前日へ ) に指定の口座に振り込まれます 5 どんな手続きがあるの? 1 認定請求 ( 初めに行います ) 2 現況届 ( 受給資格の継続のため 毎年 8 月に届けます ) 3 一部支給停止適用除外事由届出書 ( 支給開始月から起算して 5 年以上等の該当者のみ届けます ) 4 各種届出 ( 届け出が必要な時のみ届けます ) = 認定請求 = 請求者及び認定請求する子どもの状況によっては その他の書類が必要となるため 事前のご相談をお勧めします 手続きには時間がかかりますので 時間にゆとりを持ってお越しください 次の持ち物を持って 請求者ご本人にお越しいただきます 1 印鑑 ( 朱肉を使うもの ) 2 認定請求者及び認定請求する子どもの戸籍謄本 ( 離婚の場合は 離婚年月日の記載があるかご確認ください ) 受給資格が 離婚 の方で転籍などをされている場合は 離婚日の記載があるところまでの従前の戸籍 ( 除籍 ) 謄本も必要です いずれも 1 ヶ月以内に交付されたものに限ります 美濃市 岐阜市 羽島市 各務原市 瑞穂市 山県市 本巣市 岐南町 笠松町 北方町の戸籍謄本は 当市市民課でも発行できます (8:30~17:00 先方の市町が発行できるもののみです ) 3 世帯全員の住民票 ( 本籍 続柄の記載があるもの )1 ヶ月以内に交付されたものに限ります 4 請求者名義の通帳 5 請求者及び扶養義務者 ( 同居の収入のある成人の方等 ) の所得課税証明書 ( 関市で証明内容が確認できる方は不要です 従前より関市にお住まいの方でも 請求者及び扶養義務者が未申告の場合には申告が必要です また 請求者や扶養義務者が転入者の場合には それぞれの所得課税証明書が必要です いずれも 1 ヶ月以内に交付されたものに限ります 請求者及び扶養義務者の 7 月 ~12 月に請求の場合 当年度 ( 前年中 ) の所得課税証明書 1 月 ~6 月に請求の場合 前年度 ( 前々年中 ) の所得課税証明書通常原則として 必要な年の 翌年の 1 月 1 日現在の住所地 ( 居住地 ) で証明されます 所得額 控除額 扶養人数等の記載あるものをお願いします 例平成 25 年 1 月 ~6 月に請求される場合 平成 24 年度 ( 平成 23 年中 ) の所得課税証明書
平成 25 年 7 月 ~12 月に請求される場合 平成 25 年度 ( 平成 24 年中 ) の所得課税証明書平成 26 年 1 月 ~6 月に請求される場合 平成 25 年度 ( 平成 24 年中 ) の所得課税証明書 美濃市 岐阜市 羽島市 各務原市 瑞穂市 山県市 本巣市 岐南町 笠松町 北方町の課税所得証明書は当市税務課でも発行できます (8:30~17:00 先方の市町が発行できる最新年度のみです また 未申告の方等は発行できません ) 6 年金手帳 7 請求者と請求する子どもの健康保険証 ( 請求者とその子どもが同じ健康保険に加入していること 元配偶者の健康保険に請求者やその子どもが加入している場合には 切り替えが終了してから ) 8 借家の場合には 賃貸借契約書原本及び公共料金の支払状況のわかるもの ( 電気 ガス 水道の領収書 ( 通帳により口座引き落としが確認できる場合は通帳でもかまいません ) をお持ちください 公共料金の領収書等後日提示可 ) 9 外国人の場合には 別の必要書類がありますので事前にご相談ください 10 その他 事情に応じて申立書など 11 同地番に親族がいれば原則生計同一とみなされます ただし 2 世帯住宅や母屋と離れなどの関係で生計が同一でない場合には 生計が別であることが確認できる次のものが必要です 敷地図 住居の各々見取り図 ( 生活共用部分 ( 廊下 台所 風呂 トイレ等 ) が別々であり 互いのスペースに入らず生活ができること ) 電気メーター ガスメーター 水道メーターが別々であることが分かる写真 ( 水道を折半している場合には証明できる書類及びメーターが別々にできないことの申立書 ) 公共料金 ( 電気 ガス 水道料金等 ) をそれぞれ自分名義で契約し 領収書 ( 同月分 ) などで支払っていることがわかるもの 生計が同一でない申立書及び民生委員 ( 現場の確認 ) の証明書現場その他を確認させていただきます また 毎年の現況届においても 各領収書を提示していただくことになります 認定請求後について通常は請求月の翌月末に審査決定し通知書を郵送します 認定月 ( 請求月の翌月 ) 分から手当の支給対象となりますが 所得制限により支給停止の場合があります 認定後は毎年 8 月に提出していただく現況届により ( 前年の所得により手当額を見直します ) 決定します = 現況届 = 児童扶養手当の受給者は毎年 8 月に受給資格の更新のため 現況届の提出が必要となります 現況届を提出されないと手当の支給ができませんので 必ず期間内に受給者ご本人にお越しいただき提出していただきます 2 年間現況届の提出が無い場合は受給資格がなくなりますので ご注意ください = 一部支給停止適用除外事由届出書 = 受給資格者である母に対する手当は 1 支給開始月から起算して 5 年 2 支給要件に該当した月から起算して 7 年を経過したとき 3 認定請求をした日に満 3 歳未満の児童を監護する受給資格者については児童が満 3 歳に達した月の翌月の初日から起算して 5 年を経過したときからは 受給資格者である者が 正当な理由がなく求職活動や厚生労働省令で規定する自立を図るための活動をしない場合 手当の全部又は一部が支給されないこととなりました ただし 手当の制限は 2 分の 1 を超えて制限されることはありません 次のいずれかの事由に該当する場合には 手当の支給停止適用除外申請をすることができます 1 就業している 2 求職活動等の自立を図るための活動をしている 3 身体上または精神上の障がいがある 4 負傷または疾病等により就労することが困難である 5 監護する児童または親族が障がい 負傷 疾病 要介護状態等にあり 受給者が介護する必要があるため就労することが困難である
= 各種届出 = 下記の場合には 証書 ( 全額支給停止の方にはお渡ししていません ) 印鑑をお持ちのうえ すみやかに届け出を行ってください なお 状況等によって 別に添付書類が必要となることがあります 転入 転居のとき / 金融機関を変更するとき 住所支払金融機関変更届 支給要件が変更 ( 転居 死亡など ) したときに, 所得の高い扶養義務者に扶養されるようになった場合 ( されなくなった場合 ) 等 支給停止関係 ( 発生 消滅 変更 ) 届 支給要件変更届 転出するとき 転出届 新たに監護し 又は養育する子どもが増加したとき 額改定請求書 戸籍謄本等 監護し 又は養育する子どもが減じたとき 額改定届 受給者 対象児童の氏名が変わったとき 氏名変更届 証書を亡くしたとき 証書亡失届 証書再交付のとき 証書再交付申請書 届け出印を変更するとき 印鑑変更届 子どもが学生寮に入ったときなど 別居監護申立書 子どもの世帯全員の住民票 受給者が死亡したとき 受給者死亡届 資格がなくなるとき 資格喪失届 イ手当を受けている人が日本国内に住所を有しなくなった ロ手当を受けている人が国民年金 厚生年金 恩給などの公的年金を受けることができるようになった ハ子どもが手当を受けている母に監護されなくなった ニ子どもが手当を受けている父 ( 母が児童を懐胎した当時婚姻の届出をしていないが その母と事実上婚姻関係と同様の事情に あった者を含む 以下同じ ) に監護されなくなり 又はこれと生計を同じくしなくなった ホ子どもが手当を受けている母又は父以外の人に養育 ( 同居 監護 生計維持 ) されなくなった ヘ子どもが死亡した ト子どもが日本国内に住所を有しなくなった チ子どもが 18 歳に達した日の属する年度が終了した リ 18 歳に達した日の属する年度が終了した子どもであって障がいの状態にあったものが 20 歳に達したか 又は障がいの状態でなく なった ヌ母の監護を受けている場合又は養育者の養育を受けている場合において 子どもが父と生計を同じくするようになった ル父の監護を受け かつ これと生計を同じくしている場合において 子どもが母と生計を同じくするようになった ヲ母の婚姻 ( 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含む 以下同じ ) 等により 子どもが母の配 偶者 ( 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む 以下同じ ) に養育されるようになった ワ父の婚姻等により 子どもが父の配偶者に養育されるようになった カ子どもが父又は母の死亡によって支給されるロの公的年金を受けることができるようになった ヨ子ども又は手当を受けている人が 子どもの父又は母の死亡によって支給される労働基準法等による遺族補償を受けることがで きるようになった タ母又は養育者が受給者である場合にあっては父 父が受給者である場合にあっては母に支給されるロのいずれかに該当する公 的年金の額の加算の対象となった レ次の ( イ ) から ( チ ) までのいずれにも該当しなくなった ( イ ) 父母が婚姻を解消した子ども ( ロ ) 父又は母が死亡した子ども ( ハ ) 父又は母が定める程度の障がいの状態にある子ども ( ニ ) 父又は母の生死が明らかでない子ども ( ホ ) 父又は母が引き続き 1 年以上遺棄している子ども ( ヘ ) 父又は母が法令により引き続き 1 年以上拘禁されている子ども ( ト ) 母が婚姻によらないで懐胎した子ども ( チ ) ( ト ) に該当するかどうかが明らかでない子ども 罰則偽りその他不正の手段により手当を受けた者は 3 年以下の懲役または 30 万円以下の罰金に処せられます ( 児童扶養手当法第 35 条 ) ご不明な点がございましたら 下記までお尋ねください 関市子ども家庭課電話 0575-23-7733 H251001