Microsoft Word _【再々修正】公表資料<厚生年金・国民年金の平成28年度収支決算の概要>

Similar documents
02_公表資料<厚生年金・国民年金の平成27年度収支決算の概要>

国民年金 ( 基礎年金 ) 平成 26 年度財政状況等の概要 1. 収支状況 (1) 基礎年金勘定の収支状況 前年度との比較 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 ( 伸 び 率 %) 億円 億円 億円 億円 億円 億円 収入総額 230,026

(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 基礎年金勘定 国民年金勘定 厚生年金勘定 健康勘定 子ども 子育て支援 勘定及び業務勘定に区分され それぞれ以下の事業等に関する経理を行います 1 基礎年金勘定基礎年金事業の収支を経理するもので 基礎年金給付費 ( 老齢基礎年金 障害基礎年金及び遺族基礎年金

平成26年版 特別会計ガイドブック

事業主 船舶所有者 被保険者年金積立金一般会計 国民年金保険料 厚生年金保険料 健康保険料 船員保険料 子ども 子育て拠出金 積立金 運用収入 年金特別会計 年金の国庫負担 特別障害給付金の国庫負担 児童手当等の国庫負担 子どものための教育 保育給付等の国庫負担 地域子ども 子育て支援事業の国庫負担

(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 基礎年金勘定 国民年金勘定 厚生年金勘定 健康勘定 子ども 子育て支援 勘定及び業務勘定に区分され それぞれ以下の事業等に関する経理を行います 1 基礎年金勘定基礎年金事業の収支を経理するもので 基礎年金給付費 ( 老齢基礎年金 障害基礎年金及び遺族基礎年金

平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 基礎年金勘定 国民年金勘定 厚生年金勘定 健康勘定 子ども 子育て支援 勘定及び業務勘定に区分され それぞれ以下の事業等に関する経理を行います 1 基礎年金勘定基礎年金事業の収支を経理するもので 基礎年金給付費 ( 老齢基礎年金 障害基礎年金及び遺族基礎年金

特別会計のはなし

Taro-中期計画(別紙)

「中医協・医療経済実態調査(保険者調査)-平成19年6月実施-」について

特別会計のはなし

【資料1】28年度公的年金制度財政状況報告について

<8E9197BF325F90E096BE97708E9197BF2E786C7378>

公的年金財政状況報告 平成13年度

(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 労災勘定 雇用勘定 徴収勘定に区分され それぞれ以下の事業等に関する経 理を行います 1 労災勘定労働保険特別会計労災勘定は 労働者災害補償保険法 ( 昭 22 法 50) による労災保険事 業に関する政府の経理を明確にすることを目的とし 業務上の事由等によ

21,085,449,993 21,085,449, ,194,200 9,323, , ,018,439 6,727,540 1,709, ,178,923,009 1,901,068, ,145, ,27

(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 労災勘定 雇用勘定及び徴収勘定に区分され それぞれ以下の事業等に関する 経理を行います 1 労災勘定労災勘定は 労働者災害補償保険法 ( 昭 22 法 50) による労災保険事業に関する政府の 経理を明確にすることを目的とし 業務上の事由等による労働者の負傷

財政再計算に向けて.indd

議題1 介護納付金課税額に係る税率及び課税限度額について(諮問)

(2)28 年度予算に比べ赤字額が 1,688 億円増加した 収入面では前年度と比較して 被保険者数が 2.29% と大きく伸び 平均保険料率が ポイント上昇したため 保険料収入が 2,311 億円 3.00% 増加した 一方 支出面では拠出金が 2,382 億円 7.23% の大幅増と

180222_中期計画別紙②

平成16年度社会保険事業の概況

Microsoft Word - ●01 第1章・第2章

資料 1-1 資料 1-1 平成 29 年度財政融資資金運用報告について 平成 30 年度財政融資資金運用報告について 平成令和元年 30 年 7 月 26 日財務省理財局財務省理財局

(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 労災勘定 雇用勘定及び徴収勘定に区分され それぞれ以下の事業等に関する 経理を行います 1 労災勘定労災勘定は 労働者災害補償保険法 ( 昭 22 法 50) による労災保険事業に関する政府の 経理を明確にすることを目的とし 業務上の事由等による労働者の負傷

平成16年度社会保険事業の概況

平成 29 年度介護保険特別会計歳入予算執行状況 款項目節当初予算額補正額 1 介護保険料 813,812, ,812, ,269, % 761,603, % 1 介護保険料 813,812, ,812, ,2

-1- 国家公務員共済組合連合会平成 27 年度財政状況の概要 1. 収支状況 (1) 長期経理 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 平成 27 年度 (~ 平成 27 年 9 月 ) 億円億円億円億円億円億円 収入総額 20,218 19,162 19,064 19,

1

図表 1 各特別会計ごとの平成 17 年度歳入歳出決算状況 ( 単位 : 億円 ) 1. 事業特別会計 収納済歳入額 (1) 支出済歳出額 (2) 繰越額 不用額 歳計剰余金 (1-2) 翌年度歳入に繰入 歳計剰余金の処理状況 他勘定に繰入 翌年度の一般会計に繰入 44 条資金に積立て 積立金 資金

<392E8B40945C95CA8ED089EF95DB8FE18B8B957494EF D E786C73>

平成16年度社会保険事業の概況

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

1. 経常収支状況 (1)29 年度の経常収支は 経常収入 8 兆 1,999 億円 経常支出 8 兆 0,653 億円 経常収支差引額は 1,346 億円の黒字となった 経常収支は 前年度に比べ 1,030 億円黒字が減少 (4 割減少 ) したが これは被保険者数や賞与の増加 保険料率の引き上げ

特別会計の改革について

資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

平成25年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

平成16年度社会保険事業の概況

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

2909_0 概要

図 4-1 総額 と 純計 の違い ( 平成 30 年度当初予算 ) 総額ベース で見た場合 純計ベース で見た場合 国の財政 兆円兆 国の財政 兆円兆 A 特会 A 特会 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

一般会計 特別会計を含めた国全体の財政規模 (1) 国全体の財政規模の様々な見方国の会計には 一般会計と特別会計がありますが これらの会計は相互に完全に独立しているわけではなく 一般会計から特別会計へ財源が繰り入れられているなど その歳出と歳入の多くが重複して計上されています また 各特別会計それぞ

2906_0 概要

4月20日(水)衆・厚労委 古屋範子議員の議事録(抜粋)

2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の概要 ページ Ⅰ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の内容 1 Ⅱ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算書の概要 3

平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%

【作成中】2903_0 概要

⑸ 老人保健拠出金については 平成 25 年度当初予算と同額の7 万 5 千円を計上した ⑹ 介護納付金については 平成 25 年度当初予算に比べ3.8% 減の1 億 8,4 03 万 9 千円を計上した ⑺ 共同事業拠出金については 平成 25 年度当初予算に比べ7.0% 増の3 億 7, 793

H30æ…–å€±å–¬éŒ‰ã••æ³ŁäººHPçfl¨.xbd

<4D F736F F F696E74202D208ED089EF95DB8FE182CC8B8B957482C CC8CA992CA82B52E707074>

厚生年金保険 給付調整経理 当期損失金は 期首厚生年金保険給付調整積立金見込額 9,747,934,574 千円から差し引くこととし 翌年度へ繰り越す厚生年金 保険給付調整積立金は 9,708,619,939 千円となる見込みである 退職等年金給 付調整経理 1 収入 14,272,264 千円 (

(3) 保険料収入が大幅に増加したにもかかわらず 支援金 納付金の保険料収入に対する割合が 42.78% になるなど 支援金 納付金負担が組合財政を圧迫している状況に変わりはない (4) 赤字組合は 901 組合で 6 割超の組合が赤字の状況である 経常収支差引額等の状況 平成 28 年度 予算早期

『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

総務省予算のポイント 30 年度予算編成の基本的な考え方 1. 情報通信予算については ICT による経済成長を実現するため サイバーセキュリティの強化 ICT の安心 安全の確保や世界最高水準の ICT 環境の整備などの施策に重点化 2. 地方自治予算については 地域への ヒト 情報 の流れの創出

Microsoft PowerPoint - 基金の概要.ppt

2. 年金額改定の仕組み 年金額はその実質的な価値を維持するため 毎年度 物価や賃金の変動率に応じて改定される 具体的には 既に年金を受給している 既裁定者 は物価変動率に応じて改定され 年金を受給し始める 新規裁定者 は名目手取り賃金変動率に応じて改定される ( 図表 2 上 ) また 現在は 少

厚生年金 健康保険の強制適用となる者の推計 粗い推計 民間給与実態統計調査 ( 平成 22 年 ) 国税庁 5,479 万人 ( 年間平均 ) 厚生年金 健康保険の強制被保険者の可能性が高い者の総数は 5,479 万人 - 約 681 万人 - 約 120 万人 = 約 4,678 万人 従業員五人

●1予算について(基本方針)

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

<4D F736F F D20819A819A81798B4C8ED294AD955C817A30315F967B95B >

<4D F736F F F696E74202D C8E8693FC A F F95BD90AC E937889E482AA8D9182CC8DE090AD8E968FEE816990AD957B88C4816A2E >

< C668DDA C8E5A814091B989768C768E5A8F DD8ED891CE8FC6955C2E786477>

<30328D918BA48DCF2E786C73>

<4D F736F F D A6D92E8817A95BD90AC E937895EF8A87944E8E9F8DE096B195F18D908F912E646F63>

平成22年度 国民健康保険歳入歳出決算の概要について

平成26年版 特別会計ガイドブック

平成26年版 特別会計ガイドブック

平成 30 事業年度予算の概要 平成 30 事業年度予算は 拠出金収入 手数料収入 運営費交付金等により実施する救済 審査 安全対策の各業務に係る所要経費を適切に上し 国の平成 30 年度予算に上されている事業を盛り込むとともに 中期画に掲げた目標達成に必要な経費を上している 予算 29 年度 (

平成 29 事業報告 決算 平成 29 一般勘定は黒字 介護勘定は赤字介護納付金増額に備え 介護保険料改定を実施済み 平成 3 年 7 月 11 日に開催した第 129 回組合会にて 平成 29 事業報告及び収入支出決算が承認されました 一般勘定の経常収支は29,782 千円の黒字となりました 残金

財政再計算に向けて.indd

財産目録の概要 資産の部では 基本財産が前年度末に比べて 8 億 6,711 万 7,226 円減の 208 億 9,949 万 9,939 円となり 運用財産が前年度末に比べて 9 億 8,029 万 2,610 円増の 211 億 2,209 万 88 円となりました 資産の部合計は 420 億

今春紀文.indd

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

「連合会通算年金に関する統計集」‐平成26年度‐.PDF


平成24年度 業務概況書

(2) 海事勘定 ( 単位 : 百万円 ) 前中期目標期間繰越積立金繰越欠損金 59,181 51,916 50,799 49,205 54,596 当期総利益又は当期総損失 7,265 1,117 1,593 5,390 1,596 繰越欠損金 51,916 50,799 49,205 54,59

区分 平成 29 事業年度 予算額 決算額 差額 備考 運営費交付金 2,815 2,815 - 国庫補助金 26,679 26,679 - 社会福祉振興助成費補助金 給付費補助金 26,071 26,071 - 利子補給金 3,617 3,617 - 福祉医療貸付事業福祉医療貸

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

国民健康保険特別会計 国民健康保険は 病気やケガにそなえて加入者が日ごろから所得等に応じて保険料を出し合い そ こから医療費を支出しようという相互扶助の制度です 加入者 ( 被保険者 ) 診察する 一部負担金を支払う 保険料を納める 保険証を交付する 負担金を交付する 国 都道府県 市町村 ( 一般

岩広連監第 1 1 号 平成 2 1 年 9 月 3 日 岩手県後期高齢者医療広域連合長谷藤裕明様 岩手県後期高齢者医療広域連合監査委員小沢昌記 同 浅 平成 20 岩手県後期高齢者医療広域連合一般会計及び後期高齢者医療特別会計 決算審査意見について 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号

< F B835793FC82E8837A815B B >

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 保険料減免制度について 府の統一基準に一致させることで急激な保険料増加となる世帯が生じることから 段階的に低所得者減免制度を解消していく 保険料の減免制度については 平成 30 年度からは災害 収入減

国民健康保険税率等の諮問 について 国立市健康福祉部健康増進課国民健康保険係 国立市富士見台 : ( 代表 ) 内線

2.5% % 1 88,000 ~ 93,000 13, , ,000 93,000 ~ 101,000 15, , , ,000 ~ 107,000 16, , ,00

経常収支差引額の状況 平成 21 年度平成 20 年度増減 ( 参考 ) 平成 21 年度予算 経常収支差引額 5,235 億円 3,189 億円 2,046 億円増 6,207 億円 赤字組合の赤字総額 5,638 億円 3,946 億円 1,692 億円増 6,331 億円 黒字組合の黒字総額

国民健康保険会計 ( 歳出 ) ( 単位 : 千円 ) 本年度予算額の財源内訳 款 特定財源 国道支出金地方債その他 一般財源 5. 総務費 482, ,504 8,008 70,636 4, , 保険給付費 10,754,795 11,928,

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

(2) 事業別歳出決算額一覧表 ( 国民健康保険特別会計 )[2/7] 単位 : 千円 02 目 : 退職被保険者等療養給付費 国庫支出金 0 退職被保険者等保険給保険年金課 111,987 都支出金 0 退職被保険者等の療養の給付について 保険者が負担する診療報酬


2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

学校法人明治大学 理事会御中 独立監査人の監査報告書 太田周二公認会計士事務所 平成 30 年 5 月 31 日 公認会計士太田周二 平公認会計士事務所 公認会計士平善昭 私たちは 私立学校振興助成法第 14 条第 3 項の規定に基づく監査報告を行うため 平成 27 年 3 月 30 日付け文部科学

<4D F736F F D C8E C8E86288C888E5A8F91292E646F63>

平成30年度区の仕事のあらまし(予算の概要)

学校法人明治大学 理事会御中 独立監査人の監査報告書 市東康男公認会計士事務所 平成 29 年 5 月 30 日 公認会計士市東康男 太田周二公認会計士事務所 公認会計士太田周二 私たちは 私立学校振興助成法第 14 条第 3 項の規定に基づく監査報告を行うため 平成 27 年 3 月 30 日付け

公的年金制度について 制度の持続可能性を高め 将来の世代の給付水準の確保等を図るため 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく社会経済情勢の変化に対応した保障機能の強化 より安全で効率的な年金積立金の管理及び運用のための年金積立金管理運用独立行政法人の組織等の見直し等の

Transcription:

平成 30 年 8 月 10 日厚生労働省年金局 厚生年金 国民年金の平成 29 年度収支決算の概要 1. 厚生年金における平成 29 年度収支決算 (1) 歳入は 48 兆 0,114 億円であり 納付基金数の減少によって解散厚生年金基金等徴収金が減少したこと等により 前年度より7,440 億円減少 (2) 歳出は46 兆 4,233 億円であり 年金受給者数の増加によって厚生年金の給付費が増加したこと等により 前年度より7,638 億円増加 (3) 平成 29 年度決算における歳入歳出差は1 兆 5,881 億円となり 前年度より 1 兆 5,079 億円減少 平成 28 年度 平成 29 年度 差 歳入 48 兆 7,555 億円 48 兆 0,114 億円 7,440 億円 歳出 45 兆 6,595 億円 46 兆 4,233 億円 7,638 億円 歳入歳出差 3 兆 0,960 億円 1 兆 5,881 億円 1 兆 5,079 億円 2. 国民年金における平成 29 年度収支決算 (1) 歳入は4 兆 1,740 億円であり 被保険者数の減少によって保険料収入が減少したこと等により 前年度より2,568 億円減少 (2) 歳出は4 兆 1,607 億円であり 基礎年金拠出金按分率の減少によって基礎年金拠出金が減少したこと等により 前年度より2,208 億円減少 (3) 平成 29 年度決算における歳入歳出差は 133 億円となり 前年度より 360 億円減少 平成 28 年度 平成 29 年度 差 歳入 4 兆 4,309 億円 4 兆 1,740 億円 2,568 億円 歳出 4 兆 3,816 億円 4 兆 1,607 億円 2,208 億円 歳入歳出差 493 億円 133 億円 360 億円 1

3. 決算結了後の年金積立金 平成 29 年度決算結了後の年金積立金は 119 兆 2,427 億円 平成 28 年度増減平成 29 年度 積立金の増減額 業務勘定剰余金の組入れ 厚生年金 110 兆 3,320 億円 1 兆 5,881 億円 (144 兆 4,462 億円 )(10 兆 4,479 億円 ) 93 億円 111 兆 9,295 億円 (154 兆 9,035 億円 ) 国民年金 7 兆 3,185 億円 (8 兆 9,668 億円 ) 117 億円 (2,479 億円 ) 63 億円 7 兆 3,132 億円 (9 兆 2,210 億円 ) 合計 117 兆 6,506 億円 1 兆 5,763 億円 (153 兆 4,130 億円 )(10 兆 6,957 億円 ) 157 億円 119 兆 2,427 億円 (164 兆 1,245 億円 ) ( ) 内は 時価ベースの数値である 計数については端数整理のため 合計に一部不一致がある 2

1. 厚生年金 (1) 歳入は 48 兆 0,114 億円であり 前年度より 7,440 億円減少している ( 主な変化 ) 保険料収入が被保険者数の増加や保険料率の引上げにより1 兆 4,687 億円増加 解散厚生年金基金等徴収金が納付基金数の減少等により 2 兆 7,690 億円減少 年金積立金管理運用独立行政法人からの納付金が 5,800 億円増加 (2) 歳出は 46 兆 4,233 億円であり 前年度より 7,638 億円増加している ( 主な変化 ) 厚生年金の給付費が年金受給者数の増加等により 1,797 億円増加 基礎年金勘定への繰入 ( 基礎年金拠出金 ) が基礎年金に要する費用の増加等により 5,945 億円増加 (3) 以上の結果 平成 29 年度歳入歳出差は 1 兆 5,881 億円となった ( 単位 : 億円 ) 平成 28 年度 平成 29 年度 差 歳入 487,555 480,114 7,440 歳出 456,595 464,233 7,638 歳入歳出差 30,960 15,881 15,079 (4) 積立金からの受入はなく 上記の歳入歳出差 (1 兆 5,881 億円 ) は 積立金に繰り入れら れた (5) これに加え 業務勘定の剰余金 93 億円が積立金に組み入れられたことから 決算結了後の積立金は 111 兆 9,295 億円となった ( 単位 : 億円 ) 平成 28 年度平成 29 年度差 積立金 1,103,320 (1,444,462) 1,119,295 (1,549,035) 15,974 (104,573) ( ) 内は 時価ベースの積立金である 3

2. 国民年金 (1) 歳入は4 兆 1,740 億円であり 前年度より 2,568 億円減少している ( 主な変化 ) 保険料収入が被保険者数の減少等により 1,105 億円減少 一般会計からの受入 ( 国庫負担 ) が基礎年金拠出金の減少により 605 億円減少 基礎年金勘定からの受入 ( 基礎年金交付金 ) が基礎年金相当給付費の減少により 865 億円減少 積立金からの受入が 400 億円減少 年金積立金管理運用独立行政法人からの納付金が 389 億円増加 (2) 歳出は4 兆 1,607 億円であり 前年度より 2,208 億円減少している ( 主な変化 ) 国民年金の給付費が年金受給者数の減少等により 858 億円減少 基礎年金勘定への繰入 ( 基礎年金拠出金 ) が基礎年金拠出金按分率の減少により 1,364 億円減少 (3) 以上の結果 平成 29 年度歳入歳出差は 133 億円となった ( 単位 : 億円 ) 平成 28 年度 平成 29 年度 差 歳入 44,309 41,740 2,568 歳出 43,816 41,607 2,208 歳入歳出差 493 133 360 (4) 上記の歳入歳出差 (133 億円 ) のうち 福祉年金給付等にかかる剰余金 0.3 億円が翌年度歳 入に繰り入れられ 残額の 132 億円が積立金に繰り入れられた (5) なお 歳入に含まれている積立金からの受入額は 250 億円であり 上記の積立金繰入額を加味すると 積立金は 117 億円減少した これに加え 業務勘定の剰余金 63 億円が積立金に組み入れられたことから 決算結了後の積立金は 7 兆 3,132 億円となり 平成 28 年度決算結了時 (7 兆 3,185 億円 ) から 53 億円減少している ( 単位 : 億円 ) 平成 28 年度平成 29 年度差 73,185 73,132 積立金 (89,668) (92,210) ( ) 内は 時価ベースの積立金である 53 (2,542) 4

( 注記 ) 財政検証における年度末積立金は 厚生年金基金が代行している部分等を含んでいるが 積立金( 時価ベース ) には含まれていないため 両者を単純に比較することはできない ( 厚生年金基金の代行部分等を含む積立金の実績推計値は 厚生年金基金からの報告を受けて集計した後 12 月頃に公表予定 ) 平成 27 年 10 月に被用者年金制度が一元化されたが 厚生年金 は 年金特別会計厚生年金勘定のみであり 共済組合等は含んでいない 計数については 端数整理のため 合計に一部不一致がある 5

厚生年金の平成 29 年度収支決算 年金特別会計厚生年金勘定 ( 単位 : 億円 ) 科目 28 年度決算額 29 年度決算額差引増 ( ) 減額 ( 歳入 ) 保険料収入 294,753 309,441 14,687 一般会計より受入 92,457 94,819 2,361 労働保険特別会計より受入 84 80 3 基礎年金勘定より受入 7,387 5,558 1,829 存続厚生年金基金等徴収金 35 27 8 解散厚生年金基金等徴収金 43,844 16,153 27,690 実施機関拠出金収入 46,390 45,308 1,081 存続組合等納付金 959 967 8 運用収入 4 3 1 積立金より受入 - - - 年金積立金管理運用独立行政法人納付金 - 5,800 5,800 独立行政法人福祉医療機構納付金 1,573 1,887 314 雑収入 63 67 3 前年度剰余金受入 0-0 歳入合計 487,555 480,114 7,440 ( 歳出 ) 保険給付費 233,639 235,437 1,797 日本私立学校振興 共済事業団負担金 0-0 存続厚生年金基金等給付費等負担金 1,174 1,231 56 実施機関保険給付費等交付金 47,854 47,524 330 基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入 172,624 178,569 5,945 年金相談事業費等業務勘定へ繰入 1,188 1,244 55 諸支出金 113 226 112 予備費 - - - 歳出合計 456,595 464,233 7,638 歳入 歳出差引 30,960 15,881 15,079 ( 積立金より受入 を除いた場合) ( 30,960) ( 15,881) ( 15,079) 業務勘定剰余金の積立金への組入れ 120 93 26 年度末積立金 1,103,320 1,119,295 15,974 被保険者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 37,817 39,052 1,234 平均標準報酬月額 ( 千円 ) 307 308 0 平均賞与月数 ( 月数 ) 2.2 2.2 0.1 受給者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 33,884 34,440 556 * 端数整理のため 合計が一部不一致である * 年度末積立金には 当年度の歳入 歳出差引残が含まれている 6

年金特別会計厚生年金勘定 ( 単位 : 億円 ) ( 歳 入 ) 保険料収入 294,753 309,441 一般会計より受入 92,457 94,819 労働保険特別会計より受入 84 80 基礎年金勘定より受入 7,387 5,558 存続厚生年金基金等徴収金 35 27 解散厚生年金基金等徴収金 43,844 16,153 実施機関拠出金収入 46,390 45,308 存続組合等納付金 959 967 運用収入 ( 年金積立金管理運用独立行政法人納付金を含む ) 4 5,803 *4 [74,075] *4 [94,401] ( 再掲年金積立金管理運用独立行政法人納付金 ) (-) (5,800) 積立金より受入 - - 独立行政法人福祉医療機構納付金 1,573 1,887 雑収入 63 67 前年度剰余金受入 0 - 歳入合計 487,555 480,114 *5 [561,626] *5 [568,713] ( 歳 出 ) 保険給付費 233,639 235,437 日本私立学校振興 共済事業団負担金 0 - 存続厚生年金基金等給付費等負担金 1,174 1,231 実施機関保険給付費等交付金 47,854 47,524 基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入 172,624 178,569 年金相談事業費等業務勘定へ繰入 1,188 1,244 諸支出金 113 226 予備費 - - 歳出合計 456,595 464,233 歳入 歳出差引 30,960 15,881 *5 [105,031] *5 [104,479] ( 積立金より受入 を除いた場合) ( 30,960 ) ( 15,881 ) *5 ( [105,031] ) *5 ( [104,479] ) 業務勘定剰余金の積立金への組入れ 120 93 年度末積立金 1,103,320 1,119,295 *6 [1,444,462] *6 [1,549,035] 被保険者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 37,817 39,052 平均標準報酬月額 ( 千円 ) 307 308 平均賞与月数 ( 月数 ) 2.2 2.2 受給者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 33,884 34,440 スライド改定 (%) 0.0 0.1 運用利回り (%) 5.47 6.51 *1 端数整理のため 合計が一部不一致である *2 年度末積立金には 当年度の歳入 歳出差引残が含まれている *3 運用利回りは 時価ベースの運用収益の利回りである *4 [ ] 内は 年金特別会計で管理する積立金の運用収入に年金積立金管理運用独立行政法人における当年度の時価ベースの運用収益を加えたものである *5 [ ] 内は 年金積立金管理運用独立行政法人における当年度の時価ベースの運用収益を加え 年金積立金管理運用独立行政法人納付金を控除したものである *6 [ ] 内は 時価ベースの積立金である 厚生年金の平成 29 年度収支決算 ( 時価併記版 ) 科目 28 年度決算額 29 年度決算額 7

国民年金の平成 29 年度収支決算 年金特別会計国民年金勘定 ( 単位 : 億円 ) 科目 28 年度決算額 29 年度決算額差引増 ( ) 減額 ( 歳入 ) 保険料収入 15,069 13,964 1,105 一般会計より受入 19,997 19,392 605 基礎年金勘定より受入 5,592 4,727 865 運用収入 0 0 0 積立金より受入 650 250 400 年金積立金管理運用独立行政法人納付金 2,907 3,296 389 独立行政法人福祉医療機構納付金 86 104 17 雑収入 6 5 0 前年度剰余金受入 0 0 0 歳入合計 44,309 41,740 2,568 ( 歳出 ) 特別障害給付金給付費 30 29 1 福祉年金給付費 1 0 0 国民年金給付費 6,399 5,541 858 基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入 35,934 34,570 1,364 年金相談事業費等業務勘定へ繰入 914 951 36 諸支出金 534 514 20 予備費 - - - 歳出合計 43,816 41,607 2,208 歳入 歳出差引 493 133 360 ( 積立金より受入 を除いた場合) ( 156) ( 116) ( 39) 積立金に積み立て 492 132 360 翌年度歳入に繰り入れ 0 0 0 業務勘定剰余金の積立金への組入れ 110 63 46 年度末積立金 73,185 73,132 53 第 1 号被保険者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 16,006 15,110 894 保険料額 [ 月額 ]( 円 ) 16,260 16,490 230 国民年金受給者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 1,556 1,329 227 * 端数整理のため 合計が一部不一致である * 年度末積立金には 当年度の歳入 歳出差引残が含まれている 8

国民年金の平成 29 年度収支決算 ( 時価併記版 ) 年金特別会計国民年金勘定 ( 単位 : 億円 ) 科 目 28 年度決算額 29 年度決算額 ( 歳 入 ) 保険料収入 15,069 13,964 一般会計より受入 19,997 19,392 基礎年金勘定より受入 5,592 4,727 運用収入 ( 年金積立金管理運用独立行政法人納付金を含む ) 2,907 3,296 *4 [4,854] *4 [5,892] ( 再掲年金積立金管理運用独立行政法人納付金 ) (2,907) (3,296) 積立金より受入 650 250 独立行政法人福祉医療機構納付金 86 104 雑収入 6 5 前年度剰余金受入 0 0 歳入合計 44,309 41,740 *5 [46,256] *5 [44,336] ( 歳出 ) 特別障害給付金給付費 30 29 福祉年金給付費 1 0 国民年金給付費 6,399 5,541 基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入 35,934 34,570 年金相談事業費等業務勘定へ繰入 914 951 諸支出金 534 514 予備費 - - 歳出合計 43,816 41,607 歳入 歳出差引 493 133 *5 [2,440] *5 [2,729] ( 積立金より受入 を除いた場合) ( 156 ) ( 116 ) *5 ( [1,790] ) *5 ( [2,479] ) 積立金に積み立て 492 132 翌年度歳入に繰り入れ 0 0 業務勘定剰余金の積立金への組入れ 110 63 年度末積立金 73,185 73,132 *6 [89,668] *6 [92,210] 1 号被保険者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 16,006 15,110 保険料額 [ 月額 ]( 円 ) 16,260 16,490 国民年金受給者数 [ 年間平均 ]( 千人 ) 1,556 1,329 スライド改定 (%) 0.0 0.1 運用利回り (%) 5.63 6.70 *1 端数整理のため 合計が一部不一致である *2 年度末積立金には 当年度の歳入 歳出差引残が含まれている *3 運用利回りは 時価ベースの運用収益の利回りである *4 [ ] 内は 年金特別会計で管理する積立金の運用収入に年金積立金管理運用独立行政法人における当年度の時価ベースの運用収益を加えたものである *5 [ ] 内は 年金積立金管理運用独立行政法人における当年度の時価ベースの運用収益を加え 年金積立金管理運用独立行政法人納付金を控除したものである *6 [ ] 内は 時価ベースの積立金である 9