K1L-Z-10135 D (1/22) PowerAct Pro Ver4.x ( ) インストールガイド オムロン株式会社 電子機器統轄事業部
K1L-Z-10135 D (2/22) 目次 1. POWERACT PRO ( スレーブエージェント FOR MAC) の動作環境... 3 2. UPS とコンピュータを接続する... 4 3. インストールを始める前に... 7 4. インストール手順... 8 5. 接続の確認... 19 6. 環境設定について... 20 7. アンインスール手順... 22
K1L-Z-10135 D (3/22) 1. PowerAct Pro ( ) の動作環境 対応コンピュータ 対応 OS と対応プラットフォーム RAM ハードディスク容量 ネットワークカード プロトコル Apple 製 emac imac Power Mac Mac mini Mac Pro Xserve OS X 10.12.x OS X 10.8.x OS X 10.7.x Intel CPU Core i5/i7 xeon Intel CPU Core2 Duo Core i3/i4/i7 xeon Intel CPU Core2 Duo Core i3/i4/i7 xeon OS X 10.6.x Power PC G4 Power PC G5 Intel CPU OS X 10.5.x Power PC G4 Power PC G5 Intel CPU 256MB 以上 100MB 以上 10Mbps 以上のネットワークカード TCP/IP
K1L-Z-10135 D (4/22) 2. UPS とコンピュータを接続する PowerAct Pro スレーブエージェント は PowerAct Pro マスターエージェント がインストールされたコンピュータがネットワーク上に存在する時 もしくは SNMP/Web カード (SC20G) が装着された UPS がネットワーク上に存在する時 ネットワーク経由でコンピュータを自動シャットダウンさせるためのソフトウェアです 各構成例を参考に UPS とコンピュータを接続してください PowerAct Pro マスターエージェント がインストールされたコンピュータがネットワーク上に存在する時 UPS と専用ケーブル (RS232C/USB) で直接接続されているコンピュータには PowerAct Pro マスターエージェント を それ以外のコンピュータには PowerAct Pro スレーブエージェント をインストールします 本インストールガイドはスレーブエージェント用です マスターエージェントのインストール方法については別紙のインストールガイドを参照ください コンピュータと UPS の接続には RS232C と USB のどちらか一方のみを使用してください また 各コンピュータは同一セグメント上のネットワークに接続して下さい もし 同一セグメントでネットワーク接続できない場合はコンピュータにネットワークインターフェースカードを追加して LAN ポートを増設し 同一セグメントに属するよう設定して下さい PowerActPro マスターエージェントは Mac 以外のどの OS(Windows,Linux.Unix,Mac) のマスターエージェントとも連動させる事ができます スレーブエージェント をインストール マスターエージェント をインストール
K1L-Z-10135 D (5/22) SNMP/Web カード (SC20G) が装着された UPS がネットワーク上に存在する時 シャットダウンさせたいコンピュータに PowerAct Pro スレーブエージェント をインストールします もし 同一セグメントでネットワーク接続できない場合はコンピュータにネットワークインターフェースカードを追加して LAN ポートを増設し 同一セグメントに属するよう設定して下さい SC20G シャットダウン指令 UPS サーバ 1 サーバ 2 サーバ 3 スレーブエージェント をインストール
K1L-Z-10135 D (6/22) [ 参考 ] マスターエージェントとスレーブエージェントについて マスターエージェント UPS を RS232C または USB にて直接制御するサーバ パソコンにインストールする UPS の監視 / 制御 LAN 上につながるサーバ パソコンの起動 / 停止をも一元的に管理 UPS に実装して使用される SC20G も UPS を直接制御するため マスターエージェントとして機能する スレーブエージェントマスターエージェントからの指令に基づき サーバ パソコンをシャットダウンする UPS の制御は行わない <PowerAct Pro の場合 > Master Agent Slave Agent Slave Agent RS232C USB 指令 LAN Slave Agent <SC20G の場合 > Slave Agent Slave Agent Master Agent 指令 LAN SC20G Slave Agent
K1L-Z-10135 D (7/22) 3. インストールを始める前に 最初にインストール時の注意点を確認してください 1. お使いのコンピュータ環境で システムが正常に終了できることを確認してから 本インストール作業を開始してください システムが正常に終了できない環境にインストールしても 本ソフトウェアによるシャットダウン動作は正常に行えません 2. 他の自動シャットダウンソフトウェアを使用している場合は 必ずそのソフトウェアをアンインストールし システムを再起動した後に本ソフトウェアのインストールを行ってください 各ソフトのアンインストール方法は 各ソフトウェアの取扱説明書を参照してください 3. UPS との接続を行ってから本ソフトウェアのインストールを行ってください 4. 本ソフトウェアは オムロン製 UPS およびオムロン製 OEM 供給品の UPS 以外では使用できません 5. 管理者権限があるユーザ名で Mac OS X へログインしてください
K1L-Z-10135 D (8/22) 4. インストール手順 PowerAct Pro スレーブエージェントのインストール PowerAct Pro マスターエージェントを併用される場合は マスターエージェント用のコンピュータに先にインストールしてから スレーブエージェント用のコンピュータにインストールしてください 以下の手順に従って PowerAct Pro(Slave Agent) をインストールします 1. Mac OS X を起動した後に 本ソフトウェアの CD-ROM をコンピュータの CD-ROM ドライブに挿入します 2. CD-ROM 内の [PowerAct Pro(Slave Agent)] アイコンをダブルクリックします [ 格納ディレクトリ ] [Software] > [PowerAct_Pro] > [Ver4x] > [Mac] > [Program] > [Slave] CD のバージョンにより格納ディレクトリが多少変わることがあります
K1L-Z-10135 D (9/22) 3. [ 続ける ] ボタンをクリックします 4. 内容を確認し [ 続ける ] ボタンをクリックします
K1L-Z-10135 D (10/22) 5. 使用許諾契約の内容を確認し [ 続ける ] ボタンをクリックします 6. 使用許諾契約に同意いただける場合は [ 同意する ] に 同意いただけない場合は [ 同意しない ] のボタンをクリックし ます 同意いただけない場合は本ソフトウェアを使用できませんので インストールを中止してください
K1L-Z-10135 D (11/22) 7. [ インストール ] ボタンをクリックします 8. 管理者権限があるユーザのログインパスワードを入力して [OK] ボタンをクリックします
K1L-Z-10135 D (12/22) 9. カギアイコンをクリックします 10. 管理者権限があるユーザのログインパスワードを入力して [OK] ボタンをクリックします
K1L-Z-10135 D (13/22) 11. [ マスターエージェント ] の項目からこの PowerAct Pro スレーブエージェントが PowerAct Pro マスターエージェント SC20G どちらに管理されるかを指定します SNMP/Web カードを使用される場合は SC20G を選択してください
K1L-Z-10135 D (14/22) 12. [ マスターエージェント <A> IP アドレス ] の項目の [ 検索 ] ボタンをクリックします 13. 同一セグメントネットワーク上に存在する PowerAct Pro マスターエージェントもしくは SC20G 全ての IP アドレスが検索結果に表示されます 連動させたい UPS に接続されている PowerAct Pro マスターエージェントの IP アドレスもしくは SC20G の IP アドレスをクリックしてから [ 追加 ] をクリックしてください
K1L-Z-10135 D (15/22) 14. [ 設定 ] ボタンをクリックし 前項で入力した IP アドレスを反映します [ 設定 ] ボタンをクリックしないと反映されませんのでご注意ください
K1L-Z-10135 D (16/22) 15. [ シャットダウンパラメータ ] を設定し [ 設定 ] ボタンをクリックして反映します 設定できる項目はマスターエージェ ントの種別によって変化します 設定が完了したら [ ] ボタンをクリックして設定ウィンドウを終了します 3 1 2 項目マスターエージェント冗長電源機能マスターエージェント IP アドレスポップアップメッセージ UPS 出力コンセント選択 設定内容と方法このスレーブエージェントを管理するマスターエージェントの種別を選択してください PowerAct Pro(Master Agent) SNMP Web カード SC20G の中から選択できます 冗長電源機能の有無を選択します 通常は 無効 のままで構いません マスターエージェントの IP アドレスを登録します [ 検索 ] ボタンをクリックして検索を行い リストから登録したい IP アドレスを選択し [ 追加 ] ボタンで登録を行います リストにマスターエージェントの IP アドレスが表示されない場合は 直接 IP アドレスを入力してください 冗長電源機能が無効の場合は [ マスターエージェント <B>] には入力不要です ポップアップメッセージの有無を選択します PowerAct Pro スレーブエージェントをインストールしたコンピュータが UPS のどの出力コンセントに接続されているかを指定します 出力コンセント制御をサポートしていない UPS をご使用する場合は指定不要です
K1L-Z-10135 D (17/22) 項目シャットダウン開始遅延シャットダウンに必要な時間外部コマンド実行時間外部コマンド OS 再起動設定 設定内容と方法このコンピュータのシャットダウン開始のタイミングを他のコンピュータより遅らせたい場合に設定します 60 秒間隔で 0~600 秒の範囲で選択できます ( デフォルトは 0 秒 ) OS のシャットダウンに必要な時間を設定します 設定範囲は 0~1800 秒で 入力単位は 60 秒です デフォルト値は 180 秒です ただし 出力コンセント制御機能を装備していない UPSを使用している場合は 設定範囲が0 秒から600 秒の範囲になります 外部コマンドの実行に必要な時間を設定します 60 秒間隔で 0~600 秒の範囲で設定できます なお この時間が経過するまでは シャットダウン動作を一時停止します シャットダウン動作が開始されるのと同時に起動させたいプログラムのコマンド名を入力します 例えば バックアップデータを特定のディスクに保存するなどのプログラムが考えられます 停電から復電時に OS を再起動させるか選択できます コンピュータの機種によっては [ する ] に設定しても自動で OS 再起動できない場合があります この場合は自動で OS 再起動させる方法はございませんので手動でコンピュータの電源を入れて OS を立ち上げてください シャットダウン開始遅延 + 外部コマンド実行時間 + シャットダウンに必要な時間 の合計時間の範囲は 0 秒 ~1800 秒です 出力コンセント制御をサポートしている UPS をご使用の場合は UPS 出力コンセント選択の項目で必ず指定してください デフォルトはコンピュータが出力コンセント A にのみ接続されている設定になっており 待機時間が経過したと同時に出力コンセント B 出力コンセント C は出力停止します 出力コンセント制御機能付き UPS (Mac 対応機種のみ ) BN220S/BN300S/BN100XR/BN150XR/BN240XR BU75RW/BU100RW/BU200RW/BU300RW
K1L-Z-10135 D (18/22) 16. CD-ROM を取り出し [ 閉じる ] ボタンをクリックします PowerAct Pro のエージェントが自動的に起動し デスクトップ画面に戻ります スレーブエージェントのインストールは以上で終了です その他の詳細な設定等については SC20G に同梱されている CD( 収録先フォルダ :SC20G_Manual) に収録されているオンラインマニュアルの [ インストール編 ][ 詳細設定編 ] や PowerAct Pro オンラインヘルプをご参照ください
K1L-Z-10135 D (19/22) 5. 接続の確認 PowerAct Pro スレーブエージェントをインストールしたコンピュータでは タスクバーに PowerAct Pro アイコン ([ 電源プラグ ] のアイコン ) が自動的に作成され マスターエージェントとの通信が開始されます 下記のアイコンが表示されマスターエージェントと正常に通信できているか確認してください 何らかの理由でマスターエージェントと通信ができない場合は PowerAct Pro アイコンが次のように表示されます このような場合は PowerAct Pro オンラインヘルプの 困ったときには の説明に従ってご確認ください このような場合は次の事項を確認してください 1 セキュリティソフトやファイアウォールによって PowerActPro の通信が阻まれていないか PowerAct Pro は TCP4112 UDP4114 UDP4117 番ポートを使用してマスターエージェントとスレーブエージェント間の通信を行います セキュリティソフトやファイアウォールが存在する場合はこれらの通信を許可するよう設定してください 2 マスターエージェントとスレーブエージェントの IP アドレスが同一セグメント上にあるか 3 スレーブエージェントのコンピューターからマスターエージェントに対し PING 応答があるか
K1L-Z-10135 D (20/22) 6. 環境設定について スレーブエージェントの基本的なシャットダウン設定についてはインストール時に行いましたが インストール完了後 に設定確認 変更等を行いたい場合は下記の手順を実行してください 1. タスクトレーの スレーブエージェントアイコン をクリックしてメニューを表示し [ 環境設定 ] をクリックしてください 2. カギアイコンをクリック後 管理者権限があるユーザのログインパスワードを入力して [OK] ボタンをクリックします 環境設定画面が表示されるので 変更箇所の設定を修正し [ 設定 ] ボタンをクリックしてください 修正が完了したら [ ] ボタンをクリックします ( 各設定については 16 ページをご参照ください )
K1L-Z-10135 D (21/22) 復電時の自動起動について 停電から復電した際に OS を自動再起動するためには OS に対して以下の設定を行ってください 1 [ システム環境設定 ] [ 省エネルギー ] の画面を開いてください 2 停電後に自動的に起動 にチェックを入れてください これで 停電からの復電時に OS が自動起動するようになります
K1L-Z-10135 D (22/22) 7. アンインスール手順 本ソフトウェアをアンインストールする場合は次の手順でアンインストールします 1 インストール CD を CD ドライブに挿入してください 2 デスクトップのインストール CD アイコンをダブルクリックします CD ウィンドウが表示されます 3 CD ウィンドウ内で [PowerAct_Pro] > [Ver4x]>[Mac]>[Program] > [Slave] の順にフォルダを開きます 4 フォルダ内の [Uninstall PowerAct Pro(Slave Agent)] アイコンをダブルクリックしてください 5 シャットダウンソフトの削除の確認を求められます [OK] をクリックしてください アンインストールを中止する場合は [ キャンセル ] をクリックします 6 管理者権限があるユーザのログインパスワードを入力して [OK] ボタンをクリックします 7 PowerAct Pro(Slave Agent をアンインストールしました と表示されます [OK] をクリックしてください 以上で PowerAct Pro スレーブエージェントのアンインストールは終了です