リアルタイム気象ビューアー利用ガイド 概要 リアルタイム気象ビューアーについて リアルタイム気象ビューアーは ESRI ジャパンデータコンテンツの Online Suite のコンテンツとして配信される気象オンラインサービスをより便利に活用するためのアプリケーションです 気象オンラインサービスを利用するためには ArcGIS Online 組織サイト内の どなたか 1 名が気象オンラインサービスの利用申請を行っていただく必要があります 詳しくは気象オンラインサービスのページをご覧ください リアルタイム気象ビューアーのマップの表示時間は 最新の 降水ナウキャスト 5 分 ) を正しく 表示するための時間に設定されています ビューアーが参照する気象情報マップ Web マップ ) にビューアーのマップの表示時間と異なる時間プロパティが設定された時系列データのレイヤーを追加してもビューアー上では表示されない可能性があります また リアルタイム気象ビューアーは Web AppBuilder for ArcGIS (Developer Edition) を利用して設定されています ユーザーによるウィジェットの追加 削除はできません ビューアーを利用するために必要な製品およびサービス リアルタイム気象ビューアーを利用するには以下の製品およびサービスが必要です ArcGIS Online 組織向けプラン 気象オンラインサービス要利用申請 ) 1
リアルタイム気象ビューアーの適用 気象オンラインサービスの利用申請 ESRI ジャパンのホームページから気象オンラインサービスにお申し込みいただくことが必要です お申し込みが完了しますと 指定した ArcGIS Online 組織サイトのグループに各種気象オンラインサービスのアイテムが共有されます すでに組織内のどなたかが利用申請を行っている場合 上記の気象オンラインサービスのアイテムが共有されたグループが存在します グループに参加することにより 気象オンラインサービスの利用が可能になります テンプレートのダウンロード 気象オンラインサービスの利用が可能になりましたら ブラウザーでリアルタイム気象ビューアーテンプレート ) ページを開きテンプレートのセットアップファイルをダウンロードします ダウンロードページ右上の [ ダウンロード ] をクリックしてセットアップファイルの ZIP ファイルを任意の場所に保存してください 保存した ZIP ファイルを解凍してファイルを確認します テンプレートのセットアップファイルには ArcGIS Online 組織サイト上にテンプレートを構成するフィーチャサービスおよび Web マップを作成するためのデータや設定ファイルが含まれています セットアップファイルに含まれている [settings.json] ファイルはこのテンプレート全体の設定ファイルであり 次の手順で使用するためファイルの場所を開いたままにしておきます ダウンロードファイルに含まれる内容は以下の通りです フォルダーアイテム説明 < ルート > settings.json テンプレートセットアップファイル 2
Apps *.json リアルタイム気象ビューアーを配置するための設定ファイル Images *.png テンプレートで使用するアイコンや画像 WebMap *.json Web マップを配置するための設定ファイル テンプレートのアップロード ダウンロードしたテンプレートセットアップファイルを使用して ご使用の ArcGIS Online 組織サイト にテンプレートをアップロードします テンプレートのアップロードには専用のツール Web GIS Template Uploader) を使用します Web GIS Template Uploader は以下のリンクからダウンロードで きます Web GIS Template Uploader https://solutions-esrij.maps.arcgis.com/home/item.html?id=0221123a0c0d498c98b62d11d6ff6f43 ダウンロードした Web GIS Template Uploader にテンプレートの設定ファイルである [settings.json] ファイルを指定してアップロードを実行します アップロード方法は Web GIS Template Uploader 利用 ガイドをご参照ください Web GIS Template Uploader 利用ガイド http://www.esrij.com/cgi-bin/wp/wp-content/uploads/documents/web-gis-template-uploader-use rs-guide.pdf テンプレートの確認 テンプレートのアップロードが完了すると Web GIS Template Uploader が作成した ArcGIS Online 組 織サイトのマイコンテンツのフォルダー 以下 指定フォルダー ) 内に以下のアイテムが作成されます アイテム名タイプ説明 リアルタイム気象ビューアー Web Mapping Application リアルタイム気象ビューアー本体です 気象情報マップ Web Map リアルタイム気象ビューアーが参照する Web マップです 3
リアルタイム気象ビューアーの利用 リアルタイム気象ビューアーの起動 1. ArcGIS Online 組織サイトのマイコンテンツの指定フォルダー内にある リアルタイム気象ビ ューアーの [ ] ボタンから [ アプリケーションの表示 ] を選択します 2. サインイン ダイアログが表示されます [OK] ボタンを選択します 3. 下図のようなページがポップアップ表示されます [ 承認 ] を選択するとリアルタイム気象ビューアーが起動します 右上のサインインしているユーザー名が組織のものと異なる場合は ユーザー名横の [ ] をクリックして [ 別のアカウントでサインイン ] を選択し 目的の組織アカウントのユーザー名でサインインしてください 4
降水ナウキャスト (5 分 ) のタイムスライダー表示 降水ナウキャスト 5 分 ) のサービスは常に約 5 分おきに更新されます 現在時刻タイムスライダーの再 生ボタン [ ] やコマ送りボタン [ ] [ ] をクリックした段階で サービスが更新されているかを確認 します 更新されていた場合 確認のダイアログが表示されますので [OK] を選択します タイムスライダーの表示時間範囲が降水ナウキャスト 5 分 ) の最新の情報を表示するための範囲に更新さ れ スライダーが左端に移動します データの追加ウィジェットの使用方法 ( 一時的なデータ追加 ) 左側のタブの [ データの追加 ] を選択することにより さまざまなデータをマップに追加することが できます ただし 次にリアルタイム気象ビューアーを開いたときには復元されません 一時的ではなく 常に追加データを表示させたい場合は 後述の リアルタイム気象ビューアーが参照するマップへのデー タ追加 をご覧ください 以下に一般公開されているデータを追加する手順をご紹介します 1. [ データの追加 ] タブを選択し [ 所属組織に共有されたデータ ] の横にある [ ] ボタンをクリ ックし [ 一般に公開されているデータ ] を選択します 5
2. データの一覧が切り替わります 必要なデータがすぐに見つからない場合は その横の [ 検索 ] ボタンをクリックすることで 検索キーワードを入力できるようになります 複数のキーワー ドは半角スペースで区切って入力します 3. たとえば [ 一般公開されているデータ ] で wind esri のキーワードで検索すると Current Wind and Weather Conditions がヒットします [ 詳細 ] を選択し 利用規約等を確認してか ら [ 追加 ] を選択することで風向を表すデータがマップ上に追加されます URL を指定してデータをマップに追加することも可能です 用意されているサンプルの URL を入力する 手順をご紹介します 6
1. ウィジェット内の [URL の入力 ] タブを選択し 切り替えます [ サンプル URL] のリンクが 表示されますので クリックします 2. 一番上の URL をマウスドラッグで選択してから右クリックしてコピーします 3. [URL] 欄上でマウス右クリックから貼り付けて [ 追加 ] ボタンをクリックします マップ上に World_Cities 世界の都市 ) データが追加されます 7
追加したデータの選択方法 追加したデータが選択可能なフィーチャサービスの場合は 左側のタブの [ 選択 ] に切り替えること により 追加したデータを選択して CSV に出力することができます 前節で追加した World_Cities デ ータを例にご紹介します 1. [ 選択 ] タブを選択状態にし データ出力したいレイヤーにチェックを入れます 2. 緑色の [ 選択 ] ボタン横の [ ] ボタンから選択方法を選びます ここでは [ 円による選択 ] を クリックします 3. マップ上で降水ナウキャスト 5 分 ) にかかっている都市が入るように マウスで地図上を クリックしたままドラッグして円の選択範囲を設定し マウスボタンを離します 範囲内の都 市が選択状態になり青色にハイライト表示されます 4. [ 選択 ] タブ内のレイヤー横の [ ] ボタンをクリックし [ 属性テーブルの表示 ] を選択します 選択された World_Cities の属性テーブルがブラウザー下部に表示されます 8
5. 属性テーブルの [ オプション ] から [ 選択内容を CSV にエクスポート ] を選択することによ り 選択された World_Cities の属性のみを抽出し CSV ファイルとして出力することがで きます 9
リアルタイム気象ビューアーが参照するマップへのデータ追加 気象情報マップにデータを追加し保存 1. ArcGIS Online 組織サイトのマイコンテンツの指定フォルダー内にある 気象情報マップ 横 の [ ] ボタンから [ マップビューアーで開く ] を選択します 2. マップビューアーで開かれたマップに自由にデータを追加することができます 追加方法につきましては ArcGIS Online ヘルプを参照してください 降水ナウキャスト 5 分 ) レイヤーについては [ タイムアニメーションの無効化 ] を 実行しないでください 10
3. レイヤーの追加やベースマップの変更 初期表示範囲の変更が終わりましたら [ 保存 ] ボタン 横の [ ] から [ 保存 ] を選択してください マップが上書き保存されます リアルタイム気象ビューアーはビューアーとともにアップロードされた Web マップのみを参照するため ビューアーが参照する Web マップの内容を変更したい場合は アップロードされた Web マップを修正し 上書き保存する必要があります 異なる内容の Web マップを参照するビューアーも用意したい場合は テンプレートのアップロードを再度実行して 新たに異なるビューアーと Web マップのペアを ArcGIS Online 組織サイト上に作成し その Web マップの内容を修正して上書き保存してください リアルタイム気象ビューアー利用ガイド 2017 年 2 月 ESRI ジャパン株式会社 http://www.esrij.com/ Copyright(C) Esri Japan. 無断転載を禁ず 本書に記載されている社名 商品名は 各社の商標および登録商標です 本書に記載されている内容は改良のため 予告なく変更される場合があります 本書並びにテンプレートは参考情報の提供を目的としており 含まれる情報はその使用者の自己の責任において利用して頂く必要があります 11