商品知識シリーズ ( 研修資料 ) 当商品は 平成 23 年 8 月 1 日現在 商品認可未取得です 今後 商品内容の変更や発売の見送りも考えられますのでご留意ください 特別保険料部分の解約払戻金支払 の開始 研 11 ー 961/ 販売サポート課 ( 平成 23 年 7 月 21 日 )
目次 P 1 はじめに P 2 保険料の変更 の契約条件の新設 P 7 P 8 解約返戻率の例 L タイプ ( 全額損金 ) 解約返戻率の例 L タイプ (2 分の 1 損金 ) P 3 保険料の変更 の契約条件の適用商品 P 4 J タイプにおける契約条件の取扱拡大 P 9 乗換時の留意事項 P10 [ 参考 ] Q&A 1 P 5 改定内容のまとめ P11 [ 参考 ] Q&A 2 P 6 保険料の例
はじめに 従来は特別保険料部分 に解約払戻金はありませんでしたが 契約日が平成 23 年 10 月 2 日 ( 日 ) 以降となる契約より 特別保険料部分の解約払戻金支払を開始します 特別保険料とは 被保険者の健康状態等に応じて 主契約の保険料とは別に追加でいただく保険料です あわせて J タイプにおける契約条件の取扱を拡大します 1
保険料の変更 の契約条件の新設 解約払戻金が支払われない 特別保険料の加算 の契約条件に代えて 健康状態等に応じて主契約の保険料を変更 ( 割増 ) する 保険料の変更 の契約条件を新設します 解約払戻金のある商品については 解約時に特別保険料部分に対する解約払戻金を支払います これにあわせて 条件体を取扱う商品の約款 ( 給付特約を含む ) を改定し 契約条件を付加する場合の取扱をそれぞれの約款に規定します ( 現行の 契約条件に関する特約 は廃止します ) なお 解約払戻金のない商品も含め 特別保険料部分の保険料率を改定します ( 健康体標準体の保険料率は変更ありません ) ( 以下 当資料では の契約条件を 条件と記載します ) 保険料 / 解約払戻金イメージ ( 解約払戻金のある商品の場合 ) 従来の契約 主契約の保険料 解約払戻金あり ( 特別保険料の加算 条件の適用後 ) 特別保険料 解約払戻金なし 契約日が平成 23 年 10 月 2 日以降の契約 保険料の変更 条件の適用後保険料 主契約の保険料 従来の特別保険料部分 解約払戻金あり ( 保険料の変更 条件の適用後 ) 既契約については 従来どおり特別保険料部分の解約払戻金はありません 2
保険料の変更 の契約条件の適用商品 保険料の変更 条件が適用となる商品 解約払戻金のある商品 特別保険料部分の解約払戻金支払あり L タイプ 1 J タイプ 2 平準払終身保険 3 低 SV-L タイプ 1 D タイプ 養老保険 4 1 短期払込の契約では 保険料の変更 条件の取扱いはできません 2 今回新たに契約条件の取扱いが拡大しました 次頁で詳しく説明します 3 すでに特別保険料部分の解約払戻金を支払う取扱いが行われています なお 保険料の変更 条件が付加された場合 無配当総合医療特約 無配当入院初期割増給付特約 は付加できません 4 養老保険に付加できる 定期特約 は 保険料の変更 条件の取扱いはできません ( 従来どおり 死亡保険金額の削減 および 特定障害の不担保 は取扱可 ) なお 短期払込の契約で 保険料の変更 条件の取扱いは可能ですが その場合 無配当総合医療特約 無配当入院初期割増給付特約 は付加できません 上記商品に付加可能である 無配当総合医療特約 無配当入院初期割増給付特約 についても 主契約同様に 特別保険料部分の解約払戻金支払 を開始します 従来 契約条件が付加された契約では 払済への変更 の取扱いはできませんでしたが 保険料の変更 特定障害の不担保 の契約条件であれば 払済への変更 の取扱が可能となります ( ただし 死亡保険金額の削減期間中 または 特定部位の不担保期間中 は 従来どおり 払済への変更 の取扱いはできません ) 解約払戻金のない商品 R タイプ Z タイプ D タイプ ( 保険料逓減型 ) 総合医療 総合医療保険で保険期間 : 終身 短期払込の契約では 保険料の変更 条件の取扱いはできません 上記商品に 無配当総合医療特約 ( 無解約払戻金型 ) 無配当入院初期割増給付特約 ( 保険料払込中無解約払戻金型 ) を付加した場合 主契約同様に 特別保険料部分の解約払戻金支払 はありません 保険料の変更 条件が適用とならない商品 生活障害保障型 L タイプ 新逓増 50 1 個人年金 2 一時払終身保険 2 一時払個人年金 2 1 B 料率 の取扱いがあるため 保険料の変更 条件の取扱いはできません 2 保険料の変更 条件以外を含め 契約条件の取扱いはできません 先進医療特約 災害割増特約 傷害特約 についても 保険料の変更 条件以外を含め 契約条件の取扱いはできません ( 災害入院保障特約 は 特定障害不担保 を除き契約条件の取扱いはできません ) 3
J タイプにおける契約条件の取扱拡大 発売時 J タイプは契約条件の取扱いができませんでした 平成 23 年 6 月からの 特定障害の不担保 条件の取扱開始に加え 今回 保険料の変更 条件の取扱を開始します これにより 高血圧症等の場合も取扱が可能になります ( 取扱いできない場合もあります ) [ 参考 ] J タイプの取扱変遷 平成 22 年 10 月 1 日より J タイプ発売 契約条件の取扱いなし 平成 23 年 6 月 1 日より取扱の拡大 特定障害の不担保 条件の取扱開始 平成 23 年 10 月 1 日より取扱のさらなる拡大 保険料の変更 条件の取扱開始 4
改定内容のまとめ 保険料 変更前 主契約の保険料に 特別保険料 を追加していました (2 階建て ) 変更後 特別保険料 を追加するのではなく 主契約の保険料を変更します 解約払戻金 募集手順 特別保険料部分には解約払戻金はありませんでした 特別保険料の加算 条件に対して 条件承諾のうえ 特別保険料を追加でいただいていました ( 解約払戻金がある商品の場合 ) 特別保険料部分にも解約払戻金を支払います 既契約については 従来どおり特別保険料部分の解約払戻金はありません 手順に変更はありません 保険料の変更 条件に対して 条件承諾のうえ 主契約の保険料との差額を追加でいただきます 保険料経理処理 特別保険料 は全額損金算入で処理していました ( 保険種類は問いません ) 変更後の保険料は 保険種類ごとの取扱に準じて処理します 更新 : 特別保険料の加算 条件が付加された場合と同様に 保険料の変更 条件が付加された場合も更新はできません 短期払込 : 特別保険料の加算 条件が付加された場合と同様に 保険料の変更 条件が付加された場合も短期払込はできません ( 養老保険 平準払終身保険は除く ) 参考保険料経理処理 ( 例 ) 契約年齢 40 歳の社長が L100 に加入法人契約 月払 ( 保険期間の当初 6 割期間 ) 変更前 特別保険料の加算 条件が付加された場合保険料 :50,000 円特別保険料 :10,000 円 借方 貸方 支払保険料 35,000 円現預金 60,000 円 前払保険料 25,000 円 変更後 保険料の変更 条件が付加された場合 保険料 ( 保険料の変更 条件の適用後保険料 ) : 60,000 円 借方 貸方 支払保険料 30,000 円 現預金 60,000 円 前払保険料 30,000 円 5
保険料の例 保険料は 現在の健康状態のほか 過去の病歴や身体の障害状態等によって設定されます 以下 高血圧症または糖尿病で治療中のケースを例に紹介します 契約例 40 歳男性 / 死亡高度障害保険金額 1 億円 / 団体月払保険料 L タイプ R タイプの場合 ケース1 ケース2 ケース3 高血圧症で治療中の場合 最大血圧 :145 最大血圧 :155 最大血圧 :145 ( 降圧剤を服用 ) 最小血圧 : 95 最小血圧 : 95 最小血圧 :100 空腹時血糖値 ( mg /dl) :120~139 糖尿病で治療中の場合 ( 設定していない ) ( 設定していない ) 2 時間後血糖値 ( mg /dl) :160~199 ヘモグロビンA1c 値 (%) :7.0~7.9 ケース8 最大血圧 :180 最小血圧 :105 空腹時血糖値 ( mg /dl) :200~249 2 時間後血糖値 ( mg /dl) :300~349 ヘモグロビンA1c 値 (%) : 10.0~11.9 標準体のケース 保険料の変更 条件を付加したケース ( 例 ) ケース 1 ケース 2 ケース 3 ケース 8 L タイプ R タイプ 72 歳満期 ( 全額損金 ) 100 歳満期 (2 分の 1 損金 ) 10 年満期 ( 全額損金 ) 65,600 円 87,700 円 99,600 円 111,200 円 178,500 円 167,500 円 187,300 円 196,900 円 205,800 円 253,500 円 27,500 円 32,500 円 36,700 円 40,700 円 66,300 円 上記各料率は他の測定値が所定の範囲内にある場合の例示です ( 過去の病歴や身体の障害状態等 その他の要素は考慮していません ) この資料は 保険商品の内容の全てが記載されているものではありません 一部比較 長所のみを強調した比較とならないよう注意ください なお 変更後の保険料率は あくまで一例であり 健康状態等によっては記載された料率以外となる可能性もあります 平成 23 年 8 月 1 日現在 商品認可未取得のため 今後記載の数値が変更となることがありますのでご留意ください 6
解約返戻率の例 L タイプ ( 全額損金 ) 契約例 40 歳男性 / 72 歳満期 / 死亡高度障害保険金額 1 億円契約者死亡保険金受取人 = 法人 / 被保険者 = 経営者役員従業員の場合 6 ページと同様のケースを使用 団体月払保険料 経過年数 5 年 10 年 15 年 20 年 25 年 30 年 標準体のケース 65,600 円 60.2 % 64.8 % 59.0 % 50.6 % 37.7 % 13.8 % 1 87,700 円 63.5 % 66.8 % 60.4 % 51.6 % 38.6 % 14.4 % 解約返戻率 保険料の変更 条件を付加したケース ( 例 ) 2 99,600 円 64.6 % 67.3 % 60.9 % 52.1 % 39.2 % 14.7 % 3 111,200 円 65.5 % 67.6 % 61.3 % 52.6 % 39.7 % 15.0 % 8 178,500 円 67.3 % 67.9 % 61.9 % 53.8 % 41.6 % 16.6 % 標準体のケース 65,600 円 101.8 % 109.6 % 99.8 % 85.5 % 63.7 % 23.4 % 保険料の損金算入額を考慮した解約返戻率 保険料の変更 条件を付加したケース ( 例 ) 1 87,700 円 107.3 % 113.0 % 102.1 % 87.3 % 65.2 % 24.3 % 2 99,600 円 109.2 % 113.8 % 102.9 % 88.2 % 66.2 % 24.9 % 3 111,200 円 110.8 % 114.3 % 103.6 % 88.9 % 67.1 % 25.4 % 8 178,500 円 113.9 % 114.8 % 104.6 % 91.0 % 70.4 % 28.1 % 法人税等の実効税率を 40.87% として計算 保険料の変更 条件が付加 ( 保険料が割増 ) されても 解約返戻率 保険料の損金算入額を考慮した解約返戻率 は標準体のケースより大きく変わりません ( 標準体を下回る場合もあります ) この資料は 保険商品の内容の全てが記載されているものではありません 一部比較 長所のみを強調した比較とならないよう注意ください なお 変更後の保険料率は あくまで一例であり 健康状態等によっては記載された料率以外となる可能性もあります また 記載の税務取扱は平成 23 年 8 月現在の税制にもとづくものであり 将来を保証するものではありません 平成 23 年 8 月 1 日現在 商品認可未取得のため 今後記載の数値が変更となることがありますのでご留意ください 7
解約返戻率の例 L タイプ (2 分の 1 損金 ) 契約例 40 歳男性 / 100 歳満期 / 死亡高度障害保険金額 1 億円契約者死亡保険金受取人 = 法人 / 被保険者 = 経営者役員従業員の場合 6 ページと同様のケースを使用 団体月払保険料 経過年数 5 年 10 年 15 年 20 年 25 年 30 年 標準体のケース 167,500 円 85.1 % 90.4 % 92.4 % 94.4 % 96.2 % 95.7 % 1 187,300 円 83.6 % 88.4 % 89.6 % 90.8 % 92.0 % 90.9 % 解約返戻率 保険料の変更 条件を付加したケース ( 例 ) 2 196,900 円 83.0 % 87.4 % 88.2 % 89.1 % 90.0 % 88.6 % 3 205,800 円 82.2 % 86.3 % 86.9 % 87.5 % 88.1 % 86.5 % 8 253,500 円 78.1 % 80.8 % 80.0 % 79.4 % 78.9 % 76.4 % 標準体のケース 167,500 円 106.9 % 113.6 % 116.2 % 118.6 % 120.9 % 120.3 % 保険料の損金算入額を考慮した解約返戻率 保険料の変更 条件を付加したケース ( 例 ) 1 187,300 円 105.1 % 111.2 % 112.6 % 114.1 % 115.6 % 114.2 % 2 196,900 円 104.3 % 109.8 % 110.8 % 111.9 % 113.1 % 111.3 % 3 205,800 円 103.3 % 108.5 % 109.2 % 110.0 % 110.8 % 108.7 % 8 253,500 円 98.2 % 101.6 % 100.6 % 99.8 % 99.2 % 96.0 % 法人税等の実効税率を 40.87% として計算 保険料の変更 条件が付加 ( 保険料が割増 ) されても 解約返戻率 保険料の損金算入額を考慮した解約返戻率 は標準体のケースより大きく変わりません この資料は 保険商品の内容の全てが記載されているものではありません 一部比較 長所のみを強調した比較とならないよう注意ください なお 変更後の保険料率は あくまで一例であり 健康状態等によっては記載された料率以外となる可能性もあります また 記載の税務取扱は平成 23 年 8 月現在の税制にもとづくものであり 将来を保証するものではありません 平成 23 年 8 月 1 日現在 商品認可未取得のため 今後記載の数値が変更となることがありますのでご留意ください 8
乗換時の留意事項 保険料の変更 条件が付加された場合 従来の 特別保険料の加算 条件が付加された場合と比べ 解約返戻率が向上する商品があるため お客さまが 乗換 を希望されることも考えられます 乗換時の重要事項の説明を必ず実施してください 現在の契約や特約を解約減額し 新しい契約に加入することを乗換といいます 乗換の場合 解約減額した契約が当社の契約であっても 保障は新しい契約に引き継がれませんのでご注意ください 乗換の場合にも 告知義務 があります 告知の内容によっては新しい契約に加入できないことや 正しく告知されなかった場合には新しい契約が解除や取消となり 保険金給付金が支払われないことがあります 被保険者さまが 新しい契約の給付責任開始の日から 2 年以内に自殺したとき 新しい契約の給付責任開始の日より前の事故や疾病が原因で所定の障害状態となったり入院手術したときなど 保険金給付金が支払われないことがあります 上記のほかにも 次のような不利益となることがあります 新しい契約にはその加入時の基礎率 ( 予定利率 予定死亡率など ) が適用されるため 現在の契約よりも低い予定利率が適用されることなどにより 保険料が高くなる場合があります 現在の契約や特約の一定期間の契約継続を条件に発生する配当の請求権などを失うこととなる場合があります 現在の契約や特約の解約払戻金は一般的に払込保険料の合計額に比べ少額となります 現在 特別保険料の加算 条件が付加されているお客さまについては 加入後の加齢に伴う健康状態の悪化等により さらに厳しい条件が付加されたり 引受ができない可能性もありますのでご注意ください 9
[ 参考 ] Q&A 1 Q 既契約は なぜ特別保険料部分の解約払戻金が支払われないか? A 従来 健康状態の良くないお客さまの保険料は 解約払戻金支払を前提とする主契約の 保険料 と 解約払戻金支払を前提としない契約条件に関する特約の 特別保険料 という料率の異なる保険料を合算していました 今回の改定では 従来の契約条件に関する特約を廃止し 契約条件はすべて主契約 ( 給付特約を含む ) に組込むことで 健康状態の良くないお客さまには 健康状態に応じて主契約 ( 給付特約を含む ) の 保険料 を変更 ( 割増 ) する仕組みにしました これにより 特別保険料 部分も 解約払戻金支払を前提とする主契約 ( 給付特約を含む ) の 保険料 と同じ料率で計算されることとなりました 10
[ 参考 ] Q&A 2 Q A 従来の 特別保険料の加算 条件と 新しい 保険料の変更 条件とでは 保険料や返戻率はどのように変わるのか? 保険料加入時の年齢や性別 保険期間 健康状態等によるため 一概には言えません ( 参考 ) 概ね低料となる商品 : R タイプ Z タイプ D タイプ ( 保険料逓減型 ) 概ね高料となる商品 : L タイプ 低 SV-L タイプ D タイプ 総合医療保険 養老保険 終身保険 ( 平準払 ) 解約返戻率 ( 解約払戻金のある商品 ) 特別保険料部分の解約払戻金支払の開始により 返戻率は現行の 特別保険料の加算 条件が付加された場合よりも概ね向上します Q R タイプなどの更新型の保険種類に 保険料の変更 条件が付加された場合 更新 はできるのか? A 更新 はできません 従来の 特別保険料の加算 条件が付加された場合と同様です 11