労働者派遣基本契約書

Similar documents
< F2D30348AEE967B8C5F96F196F18ABC2E6A7464>

業務委託基本契約書

乙に対し 当該派遣受入期間制限に抵触することとなる最初の日 ( 以下 抵触日 という ) を書面の交付等により通知するものとする 個別契約の締結後に 甲において派遣受入期間を定め 又はこれを変更する場合も その都度 乙に対して 同様の方法により抵触日の通知をするものとする 2 甲は 前項の派遣受入期

 

に含まれるノウハウ コンセプト アイディアその他の知的財産権は すべて乙に帰属するに同意する 2 乙は 本契約第 5 条の秘密保持契約および第 6 条の競業避止義務に違反しない限度で 本件成果物 自他およびこれに含まれるノウハウ コンセプトまたはアイディア等を 甲以外の第三者に対する本件業務と同一ま

Microsoft Word - ○指針改正版(101111).doc

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

個人情報の保護に関する規程(案)

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

特定個人情報の取扱いに関するモデル契約書 平成27年10月

Microsoft Word - syukkou

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

とを条件とし かつ本事業譲渡の対価全額の支払と引き換えに 譲渡人の費用負担の下に 譲渡資産を譲受人に引き渡すものとする 2. 前項に基づく譲渡資産の引渡により 当該引渡の時点で 譲渡資産に係る譲渡人の全ての権利 権限 及び地位が譲受人に譲渡され 移転するものとする 第 5 条 ( 譲渡人の善管注意義

プライバシーマーク付与適格性審査に関する約款

個人情報保護規程

( 派遣労働者の交代 ) 第 5 条甲に派遣された派遣労働者が 従事業務の遂行に当たり 遵守すべき甲の業務処理方法 就業規則等に従わない場合又は業務処理の能率が著しく低いと認められる場合には 甲はその理由を示して 乙にその派遣労働者の交代を要請することができる ( 派遣料の支払 ) 第 6 条派遣料

<4D F736F F D208B8F91EE89EE8CEC93998C5F96F18F912E646F63>

( 審査の申請 ) 第 5 条甲は プライバシーマーク付与適格性審査の実施基準 に基づき 付与適格性審査を申請した者 ( 以下 乙 という ) の審査を行う 乙は 甲が定めるところにより 付与適格性審査にかかわる申請書及び申請書類 ( 以下 申請書等 という ) を甲に提出しなければならない 2 乙

2. 乙は 前項の変更を行う場合は 変更後の新たな利用規約の内容を甲に通知するものと し 変更後の規約は同通知をもって効力を生じるものとします 第 5 条 ( 個別契約の締結等 ) 1. 個別契約は 乙が乙所定の見積書を甲に提示し 甲が乙所定の注文書を乙に提出し 当該見積書および利用規約の条件に従い

01 契約書(案)

Microsoft Word - MVNO啉åfi†å›²è³¦è²©å£²å¥‚紗紗款+201607ï¼›.docx

基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス 利用契約書 ( 以下 利用者 という ) と社会福祉法人慈徳会 ( 以下 事業者 という ) は 基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス ( 以下 当施設 という ) が利用者に対して提供する基準該当短期入所サービスについて 次のとおり契約

( 検査 ) 第 8 条甲は 乙の業務にかかる契約履行状況について 作業完了後 10 日以内に検査を 行うものとする ( 発生した著作権等の帰属 ) 第 9 条業務によって甲が乙に委託して制作した成果物及び成果物制作のために作成された著作物の著作権及び所有権等は 著作権法第 21 条ないし第 28

訪問介護標準契約書案

管理委託契約書

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

(Microsoft Word - \201iAL\201jAG-Link\227\230\227p\213K\222\350.doc)

14個人情報の取扱いに関する規程

株主間契約書 投資事業有限責任組合 ( 以下 A という ) 投資事業有限責任組合 ( 以下 B という ) 投資事業有限責任組合 ( 以下 C といいい A B C を総称し 投資者 といい 個別に 各投資者 という ) と 以下 D という ) と ( 以下 D という ) ( 以下 E といい

privacypolicy

内航船員派遣契約書第一部 2/2 7 派遣期間の計算 自宅 自宅 派遣期間は 乗船 から 下船 までとする 派遣船員の乗下船費用 ( 交通費 宿泊費 日当 ) は 9 欄記載の派遣料金とは別に ( 甲 乙 ) の負担とする 甲の責めに帰すべき事由による船員の乗下船費用は 甲の負担とする 8 派遣期間

Microsoft Word - 2-1 契約書

契約書案(札幌圏における文化ツーリズム調査及びモニターツアー運営業務)

第 6 条 ( 従業員の管理と店舗の管理 ) 1 乙は 店舗の業務に従事する従業員について あらかじめ甲の指定する介護予防運動指導員等の研修を受講させなければならない 2 乙は 店舗の管理者 機能訓練指導員等の重要な職務を担当する従業員の決定について甲の承諾を得なければならない 3 乙は 甲の指導お

個人情報の取り扱いに関する規程

Microsoft Word - kaihatsuitaku

いずれからも改定を請求することができ, 甲乙協議のうえ改定することができる ( 派遣労働者の通知 ) 第 7 条乙は, 労働者派遣契約の都度, 労働者派遣法第 35 条の定めるところにより当該労働契約 にかかる派遣労働者の氏名, 性別, 年齢その他所定事項を甲に通知しなければならない ( 派遣労働者

情報信託機能の認定に係る指針 ver1.0 に基づく データ倫理審査会 ( 仮 ) ( 以下 データ倫理審査会 という ) に相当するものを記載 に説明を行い 助言を受けること (4) 注 : 受任者が委任者に対し第三者提供に係る条件等を個別に指定できる機能を提供する場合には その旨を記載 第 条

標準契約書

Microsoft Word - denkijyukyuu doc

Microsoft Word - 個人情報保護規程 docx

業務委託契約書

「マンション電子投票サービス」利用契約書

 

CSAJ審査機関関連規程

注意 本様式は参考としてお示しするものです 引用する場合は各法人 事業所にて十分精査した上でご利用ください 介護予防 日常生活支援総合事業第一号事業契約書 様 ( 以下 利用者 という ) と ( 例 : 株式会社 社会福祉法人 会等 )( 以下 事業者 という ) は 事業者が提供するサービスの利

平成 30 年度那覇市役所前自動二輪車駐車場管理運営業務委託契約書 那覇市 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) との間に 平成 30 年度那覇市役所前自動二輪車駐車場管理運営業務委託 につい て 次のとおり委託契約を締結する ( 業務の委託 ) 第 1 条甲は 平成 30 年度那

<4D F736F F D208B7A8EFB95AA8A8482C982A982A982E98E96914F8A4A8EA68F9196CA2D312D322E646F6378>

契約書案

て 労働者派遣契約書に休業手当等の支払いに要する費用を確保するための費用負担等に関する事項を記載していないもの (1 派遣元事業所 ) ウ派遣料金額の明示派遣労働者に対して 書面の交付 ファクシミリを利用してする送信又は電子メールの送信の方法により労働者派遣に関する料金の額を明示していないもの (5

合併基本合意書

Webエムアイカード会員規約

車両管理・運転業務依託契約書

工事請負契約書(案)

宇佐美まゆみ監修(2011)『BTSJ入力支援・自動集計システム』、及び

物品購入契約書

贈与税の非課税措置にかかわる証明書等の発行業務約款

PASMO付身分証等オートチャージサービス会員規約

様式第19号

Microsoft Word - å§flè¨Šå¥‚ç´—æł¸_éłłå½¢.docx

とする 4 秘密情報へのアクセス 秘密情報の入手 利用 開示 提供 持出という行為には 秘密情報を記録した媒体へのアクセス及び秘密情報を記録した媒体の入手 利用 提供 開示 持出という行為も含むものとする 5 秘密情報の複製には 同一形式での複写 複製 ( 以下 単に複製という ) 以外にも 電磁的

第 5 条 ( 配置転換 出向 ) 1 甲は 業務上の必要がある場合 乙に対し 配置転換を命じることがある 2 甲は 業務上の必要がある場合 乙に対し 他社に出向を命じることがある 乙は 正当な理由がない限り これを拒否することができない 3 前項の場合 その出向の期間は3 年以内とする 第 6 条

Microsoft Word - 記事データ・利用許諾契約書・代理店・アカデミック用ひな型 2018・7・17

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

委託契約書(案)

1.⑧-1総価契約書(H29~)

税研Webセミナー利用規約

( 使用承認期間 ) 第 6 条第 3 条第 3 項の規定によるキャラクターの使用の承認の期間は 当該承認の日から起算して1 年を経過する日以後の最初の3 月 31 日までとする ただし 更新することができる 2 第 4 条の規定によるキャラクターの使用内容変更承認の期間は 前項に定める当該承認の元

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

個人情報管理規程

不動産仮差押命令申立書

六七八九 生活の質の向上相談 助言教育権監護権 ( 利用料 ) 第 5 条利用者は 前条に定める重症心身障害児 肢体不自由児施設サービスの提供に対して 都道府県が定める障害児施設給付費 障害児施設医療費 肢体不自由児施設給付費 肢体不自由児施設医療費及び重要事項説明書に定める所定の利用者負担額を病院

医事業務請負契約書

Microsoft Word - Webyuupuri_kiyaku.rtf

個人情報保護規定

< F2D95CA8E86362D B5A8F708E9197BF8DEC90AC8BC696B1>

契       約       書

Microsoft Word - 個人情報管理規程(案)_(株)ふるさと創生研究開発機構(2016年1月27日施行).doc

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

一般契約書

物品売買契約書

平成 第 年度 号 保管契約書 ( 有償 )

Microsoft Word - 【本省用】260808プレス発表資料.doc

個人情報保護規程例 本文

(別冊第7)労働者派遣契約

Microsoft Word - シャトルロック利用規約+個人情報の取扱いについてver4-1.docx

Microsoft Word - 単73_労働者派遣契約書.docx

(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

介護老人福祉施設入所約款・契約書

の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係


ソフトウェア使用許諾契約

情報提供 使用許諾契約書 株式会社東京証券取引所 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 甲の相場報道システムから乙が直接又は間接に提供を受ける情報又はその編集若しくは加工情報を使用することに関し 次の通り情報提供 使用許諾契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条甲は 長年の間

2 乙は 甲が行う前項の遂行につき 相当の範囲内で協力するものとする 3 受入検査に必要な実費は 乙の負担とする ( 検収 ) 第 7 条甲は 第 6 条に基づく受入検査の結果 合格と認定したもののみ受領する ( 以下 検収 という ) 2 甲は 前項に定める検収に関する事務を第三者に委託することが

点で 本規約の内容とおりに成立するものとします 3. 当社は OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用申込みがあった場合でも 任意の判断により OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用をお断りする場合があります この場合 申込者と当社の間に利用契約は成立し

劇場演出空間技術協会 個人情報保護規程

Transcription:

労働者派遣基本契約書 大阪府住宅供給公社 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) は 乙が乙の雇用する労働者を 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律 ( 以下 労働者派遣法 という ) に基づき 甲に派遣するにあたり 次のとおり労働者派遣基本契約 ( 以下 本契約 という ) を締結する 第 1 条 ( 目的 ) 本契約は 乙が労働者派遣法および本契約に基づき 乙の雇用する労働者 ( 以下 派遣労働者 という ) を甲に派遣し 甲が派遣労働者を直接指揮命令して甲の業務に従事させることを目的とする 第 2 条 ( 関係法令の遵守 ) 甲および乙は 労働者派遣を行い若しくは労働者派遣を受け入れるにあたり それぞれ労働者派遣法 その他関係諸法令 派遣先が講ずべき措置に関する指針 ( 以下 派遣先指針 という ) および派遣元事業主が講ずべき措置に関する指針 ( 以下 派遣元指針 という ) 並びに暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律及び暴力団排除条例を遵守し 適正な業務を行うものとする 甲および乙の各従事者についても同様とする 第 3 条 ( 個別契約 ) 甲および乙は 乙が甲に労働者派遣を行なう都度 派遣労働者の従事する業務内容 就業場所および組織単位 就業期間 その他労働者派遣に必要な細目について労働者派遣法第 26 条に規定する労働者派遣契約 ( 以下 個別契約 という ) を締結する 第 4 条 ( 適用範囲 ) 本契約は 本契約の有効期間中のすべての個別契約に適用する ただし 個別契約にお いて本契約と異なる定めがあるときは 個別契約の定めを優先する 第 5 条 ( 派遣先管理台帳および派遣元管理台帳の作成 ) 1. 甲は 派遣先管理台帳を作成し 必要項目を全てかつ正確に記載する 2. 乙は 派遣元管理台帳を作成し 必要項目を全てかつ正確に記載する 第 6 条 ( 派遣労働者の選任 ) 乙は 個別契約に基づく派遣就業の目的達成に適する資格 能力 知識 技術 技能 および経験等を有する労働者を選任し 甲に派遣労働者として派遣するとともに 甲に対して労働者派遣法第 35 条に定める当該派遣労働者の氏名 性別 無期雇用者であるか有

期雇用者であるかの別 また 60 歳以上であるか否かの別 その他の事項を書面あるいは 電子データ ( 以下 書面等 という ) により通知する 第 7 条 ( 期間制限 ) 1. 当該個別契約における派遣可能期間は3 年とする ただし 労働者派遣法第 40 条の 2 第 1 項各号に掲げる場合は この限りでない 2. 甲は 乙から3 年を超える期間継続して労働者派遣 ( 前項各号のいずれかに該当するものを除く ) の役務の提供を受けようとするときは 甲の派遣就業の場所ごとの業務に係る労働者派遣の役務の提供が開始された日 ( この項の規定により派遣期間を延長した場合にあっては 当該延長前の派遣可能期間が経過した日 ) 以後当該派遣就業場所ごとの業務について前項の規定に抵触することとなる最初の日の1 月前の日までの間に厚生労働省令で定めるところにより 3 年を限り 派遣可能期間を延長することができる 当該延長に係る期間が経過した場合において これをさらに延長しようとするときも 同様とする 3. 甲は 前項の規定により派遣可能期間を延長したときは 速やかに乙に対し 当該派遣就業の場所ごとの業務について第 1 項の規定に抵触することとなる最初の日を通知しなければならない 4. 甲は 第 2 項の規定により派遣可能期間を延長した場合において 甲の派遣就業の場所における組織単位ごとの業務について 乙から3 年を超える期間継続して同一の派遣労働者に係る労働者派遣 ( 同条第 1 項各号のいずれかに該当するものを除く ) の役務の提供を受けてはならない 第 8 条 ( 派遣労働者の特定を目的とする行為の禁止 ) 甲は 個別契約を締結するに際し 派遣労働者を特定することを目的とする行為 ( 例えば 受け入れる派遣労働者を選別するために行なう事前面接 履歴書の事前の送付要請 若年者への限定 性別の限定 派遣労働者の指名等 ) をしてはならない また 乙は これらの行為に協力してはならない なお 派遣労働予定者が 派遣予定先の場所や環境面を事前に点検する目的のため 自らの判断に基づき 派遣就業開始以前に 当該派遣予定先を訪問することはこの限りでない 第 9 条 ( 特別な業務への就労制限 ) 甲が 派遣労働者に現金 有価証券 その他これに類する証券および貴重品の取扱いをさせ または自動車 原動機付の車両等を使用する業務その他特別な業務に就労させる必要がある場合には 個別契約とは別に覚書を定める 派遣受入期間中にかかる取扱いあるいは就労をさせる必要が付帯的に生じたときも同様とする 第 10 条 ( 派遣先責任者および派遣元責任者の選任 )

1. 甲は 派遣先責任者を選任する 2. 乙は 派遣元責任者を選任する 3. 派遣先責任者は 派遣先管理台帳の作成 派遣労働者から申出を受けた苦情の処理を行う 4. 派遣元責任者は 派遣元管理台帳の作成 派遣労働者から申出を受けた苦情の処理 本契約第 6 条および第 7 条第 3 項に定める通知等を行う 第 11 条 ( 指揮命令者の選任 ) 1. 甲は 個別契約に定める就業条件を守って 派遣労働者を業務に従事させることとし 就業場所における組織単位ごとに指揮命令者を選任する 2. 指揮命令者は 業務の処理について 個別契約に定める事項を守って派遣労働者を指揮命令し 派遣労働者が安全 正確かつ適切に業務を処理できるよう 業務処理の方法 その他必要な事項について派遣労働者を指導する 3. 指揮命令者は 前項に定めた事項以外でも甲の職場規律の維持および営業秘密 ( 個人情報を含む 以下同じ ) の保持のために必要な事項を派遣労働者に指示する 第 12 条 ( 苦情の処理方法 ) 1. 甲は 派遣労働者からの苦情の申出を受けたときは ただちに派遣元責任者へ連絡することとし 当該派遣元責任者が中心となって 誠意をもって 遅滞なく 当該苦情の適切かつ迅速な処理を図ることとし その結果について必ず派遣労働者に通知することとする 2. 乙は 派遣労働者からの苦情の申出を受けたときは ただちに派遣先責任者へ連絡することとし 当該派遣先責任者が中心となって 誠意をもって 遅滞なく 当該苦情の適切かつ迅速な処理を図ることとし その結果について必ず派遣労働者に通知することとする 3. 甲及び乙は その解決が容易であり 自ら即時に処理した苦情の他は 相互に遅滞なく通知するとともに 密接に連絡調整を行いつつ その解決を図ることとする 第 13 条 ( 適正な就業の確保 ) 1. 乙は 派遣労働者に対し適切な労務管理を行い 甲の指揮命令等に従って職場規律および営業秘密を守り 適正に業務に従事するよう派遣労働者を教育 指導する 2. 甲は 派遣労働者に対し 関係法令 本契約および個別契約を守って派遣労働者を業務に従事させるとともに 当該派遣就業が適正かつ円滑に行なわれるようにするため セクシャルハラスメントの防止等に配慮するとともに 休憩所等の福利厚生施設で派遣労働者の利用が可能なものについては便宜の供与に努める 3. 甲は 派遣労働者に関し 無断欠勤等勤務態度の悪化 就労に支障となる健康上の問題等について把握した場合には 速やかに乙に通知し 乙は 派遣労働者に対して適切な派遣就業についての教育指導を行う等 問題の改善に努めるものとする

第 14 条 ( 派遣労働者の交替等 ) 1. 派遣労働者が甲の業務に従事するにあたり 遵守すべき甲の業務処理方法 就業規律等に従わない場合 または業務処理の能力が著しく低く労働者派遣の目的を達しない場合には 甲は乙にその理由を書面等により通知し 派遣労働者への指導 改善または派遣労働者の交替等の適切な措置を要請することができる 2. 前項の場合 乙は 甲の要請に従い 速やかに派遣労働者に対する指導 改善または派遣労働者の交替等の適切な措置を講じる 3. 乙は 派遣労働者の傷病その他 やむを得ない事由がある場合 甲に書面等により通知の上 派遣労働者を交替することができる 第 15 条 ( 安全衛生等 ) 1. 甲および乙は 労働安全衛生法等に基づき 派遣労働者の安全衛生の確保に努める 2. 乙は 労働安全衛生法等に定める安全衛生教育を行うとともに 一般健康診断を行う 第 16 条 ( 業務上災害等 ) 1. 派遣就業に伴う派遣労働者の業務上災害および通勤災害については 乙が労働基準法に定める使用者の責任ならびに労働災害補償保険法に定める事業主の責任を負う 2. 甲は 乙の行なう労災保険の申請手続等について必要な協力をする 3. 甲および乙は 派遣労働者が労働災害により死亡または負傷等した場合は 甲の事業場の名称などを記入の上 労働安全衛生法の定めに従い それぞれ所轄労働基準監督署長に労働者死傷病報告を提出しなければならない なお 甲は 当該報告を提出したときは その写しを乙に送付する 第 17 条 ( 派遣料金 ) 1. 甲は 乙に対し 労働者派遣の対価として派遣料金を支払う ただし 派遣に伴う単価は 派遣事業者の登録等を行う際に定めた金額の範囲内で 派遣依頼する業務内容等により 甲がその都度定める金額以下とする 2. 派遣料金の計算方法および支払方法等は 甲が提示する仕様書による 3. 甲および乙は 個別契約の期間中であっても 業務内容の著しい変更または物価 賃金水準の高騰等経済情勢の著しい変動により 派遣料金に改定の必要が生じた場合には 甲乙協議の上決定し 書面等にて合意することとする 4. 甲の労働者による労働争議等 甲の責に帰すべき事由により 派遣労働者の業務遂行ができなかった場合 ( 派遣労働者が実際に派遣就業を開始する以前も含む ) には 乙は債務不履行の責を負わず 甲に派遣料金を請求することができる 第 18 条 ( 個人情報の保護 ) 1. 甲および乙は 本契約および個別契約の履行にあたって知り得た派遣労働者の個人情

報を正当な理由なく第三者に漏洩 開示または不正に利用してはならない 2. 乙が甲に提供することができる派遣労働者の個人情報は 本契約第 6 条の規定により派遣先に通知すべき事項のほか 当該派遣労働者の業務遂行能力に関する情報に限る 3. 甲は 乙または派遣労働者に対し 労働者派遣法により開示が許された情報以外の派遣労働者の個人情報の開示を求めてはならない ただし 利用目的を示して当該派遣労働者の同意を得た場合 または個人情報保護に関する法律等 他の法律に定めがある場合はこの限りでない 第 19 条 ( 営業秘密の保持 ) 1. 甲および乙は 本契約および個別契約の履行にあたって知り得た相手方の営業秘密について 事前の書面等による相手方の同意なく第三者に漏洩 開示または不正に利用してはならない 2. 甲および乙は 本契約および個別契約に基づく業務に従事する甲乙それぞれの従業員 ( 派遣労働者を含む ) についても前項を遵守させるとともに 当該従業員から秘密保持に関する誓約書を取得する等 営業秘密の保持に必要な措置をとらなければならない また 当該従業員が退職した場合も同様とする 第 20 条 ( 公益通報者の保護 ) 派遣労働者が公益通報者保護法に基づき公益通報対象事実等を通報したことを理由として 甲は 個別契約の解除 派遣労働者の交替を求めることその他不利益な取扱いをしてはならず 乙は 派遣労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならない 第 21 条 ( 知的財産権の帰属 ) 派遣労働者が甲の業務に従事中に発明 考案 創作または著作 ( プログラムを含む ) 等を行った場合 その特許権 実用新案権 意匠権および著作権等の知的財産権は 原則として全て甲に帰属する 第 22 条 ( 雇用の禁止 ) 甲は 乙から派遣労働者の受入期間中に 当該派遣労働者を甲あるいは甲の関連会社等 に雇用する旨の勧誘をし または雇用してはならない 第 23 条 ( 権利 義務の譲渡等の禁止 ) 甲および乙は 事前の書面等による相手方の同意を得ない限り 本契約および個別契約に基づく権利 義務の全部または一部を第三者に譲渡 承継あるいは担保に供してはならない 第 24 条 ( 損害賠償 )

1. 甲および乙は 故意または過失により相手方に損害を与えた場合には 相手方に対してその損害を賠償する責を負う 2. 派遣業務の遂行において 派遣労働者が故意または過失により甲に損害を与えた場合または甲の業務運営に支障をきたした場合には 乙は甲に対して賠償責任を負う ただし その損害が 指揮命令者その他甲が使用する者 ( 以下 本条において 指揮命令者等 という ) の派遣労働者に対する指揮命令等 ( 必要な注意 指示をしなかった不作為を含む ) により生じたと認められる場合は この限りでない 3. 前項の場合において その損害が 派遣労働者の故意または過失と指揮命令者等の指揮命令等との双方に起因するときは 甲および乙は 協議して損害の負担割合を定める 第 25 条 ( 派遣契約期間の中途解除 ) 1. 甲は 専ら甲に起因する事由により 労働者派遣契約の契約期間が満了する前に解除を行おうとする場合には あらかじめ相当の猶予期間を持って派遣元に解除の申入れを行うこととする 2. 甲は 労働者派遣契約の契約期間が満了する前に派遣労働者の責に帰するべき事由によらない労働者派遣契約の解除を行った場合には 当該労働者派遣契約に係る派遣労働者の新たな就業機会の確保を図ることとし これが出来ないときには 少なくとも当該労働者派遣契約の解除に伴い乙が当該労働者派遣に係る派遣労働者を休業させること等を余儀なくされたことにより生じた損害の賠償を行わなければならないこととする 3. その他甲は乙と十分に協議した上で適切な善後処理方策を講ずることとする また 甲乙双方の責に帰するべき事由がある場合には 甲及び乙のそれぞれの責に帰すべき部分の割合についても十分に考慮することとする 4. 甲は 労働者派遣契約の契約期間が満了する前に労働者派遣契約の解除を行おうとする場合であって 乙から請求があったときは 労働者派遣契約の解除を行う理由を乙に対し明らかにすることとする 第 26 条 ( 契約解除 ) 1. 甲または乙は 相手方が次の各号の一に該当した場合には 相手方に対し何らの催告を要せず 将来に向かって本契約の全部もしくは一部を解除することができる 1 本契約または個別契約の定めに違反したとき 2 仮差押 仮処分 差押または競売の申立て等を受けたとき 3 民事再生 会社更生 破産または特別清算手続等の申立てがあったとき 4 解散の決議をしたとき 5 正当な理由なく公租公課を滞納して督促を受けたとき 6 金融機関からの取引停止の処分を受けたとき 7 労働者派遣事業の許可を取り消され またはその有効期間の更新ができなかったとき

8 事業停止命令 改善命令または事業廃止命令を受けたとき 9 役員等 ( 乙が個人である場合にはその者を 乙が法人である場合にはその法人の役員又はその支店もしくは営業所を代表するものをいう ) が集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うことを助長するおそれがある組織 ( 以下 暴力団 という ) の関係者 ( 以下 暴力団関係者 という ) であることが認められるとき 10 暴力団関係者が顧問に就任するなど事実上 経営に参加していると認められるとき 11 役員等が業務に関し 不正に財産上の利益を得るため 又は債務の履行を強要するために暴力団関係者を使用したと認められるとき 12 役員等がいかなる名義をもってするかを問わず 暴力団又は暴力団関係者に対して 金品 物品その他の財産上の利益を不当に与えたと認められるとき 13 役員等が暴力団又は暴力団関係者と社会的に非難されるべき関係を有していると認められるとき 14 その他前各号に準ずる行為があったとき 2. 本条に基づく解除については 損害賠償の請求を防げない 第 27 条 ( 有効期間 ) 1. 本契約の有効期間は 契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日までとする ただし 本契約の期間満了の1ヶ月前までに甲乙いずれからも書面等による契約終了の意思表示のない限り 本契約の有効期間は自動的に1 年間延長され 以降も同様とする ただし 平成 31 年 3 月 31 日までを限度とする 2. 本契約が有効期間満了または解除により終了した場合であっても すでに締結した個別契約については 別段の意思表示のない限り当該個別契約の期間満了まで有効とし その間においては 本契約の定めるところによるものとする 第 28 条 ( 残存条項 ) 本契約が有効期間満了または解除により終了した場合であっても 本契約第 18 条 ( 個人情報の保護 ) 第 19 条 ( 営業秘密の保持 ) 第 21 条 ( 知的財産権の帰属 ) 第 24 条 ( 損害賠償 ) および第 31 条 ( 管轄裁判所 ) については なお効力を有する 第 29 条 ( 経過措置 ) 本契約の締結以前に甲乙間で締結した労働者派遣基本契約が存する場合 当該基本契約は 本契約の締結をもってその効力を失い 本契約締結以前に甲乙間で締結した個別契約については 本契約を適用する 第 30 条 ( 協議事項 ) 本契約および個別契約に定めのない事項または本契約および個別契約の条項の解釈に つき疑義を生じた場合は 関係法令を尊重し 甲乙協議の上 円満に解決する

第 31 条 ( 管轄裁判所 ) 本契約または個別契約において甲乙間に紛争が生じた場合は 大阪地方裁判所又は大阪 簡易裁判所をもって管轄裁判所とする 本契約締結の証として本書 2 通を作成し 甲乙記名押印の上 各 1 通を保有する 平成 28 年月日 ( 甲 ) 大阪市中央区今橋 2-3-21 大阪府住宅供給公社 理事長佐野裕俊 印 ( 乙 ) 印