CONTENTS
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福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん 労 金 連 の 事 業 の 概 況 ろうきん は日本でただひとつの 働く人のための金融機関です ろうきん の基本姿勢 ろうきん は 働く仲間がつくった福祉金融機関 経 営 管 理 体 制 目的 ろうきん は 労働組合や生活協同組合の働く仲間が お互いを助け合うために資金を出し合ってつくっ た協同組織の金融機関です 世の中に数多くある金融機関の中で 純粋に働く人の福祉金融機関と呼べるのは ろうきん しかあり ません 働く人たちが 安心して快適な日々を送れる社会づくりを目指しています 業 務 の ご 案 内 運営 ろうきん は 営利を目的としない金融機関 ろうきん は 労働金庫法という法律に基づいて 営利を目的とせず公平かつ民主的に運営されてい ます この ろうきん 独自の運営に共感する人たちの輪が日本中に広がり いまでは利用者が全国で約 1,000万人 労働組合や生活協同組合の働く仲間をはじめ 多くの方々に広く利用されています 組 織 の 概 要 業務 ろうきん は 生活者本位に考える金融機関 ろうきん の預金 ローンなどの商品や各種サービスなどは 銀行とほとんど変わりません しかし 働く仲間からお預かりした資金は 大切な共有財産として 住宅 教育 自動車 育児などの資金と して働く仲間とその家族を支え より豊かにするために大切に使われています 財 務 資 料 編 用 語 集 6 労働金庫連合会 2009
福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん 人と人の縁やぬくもりを大切にしたい 心と心の交流や思いやりを大事にしたい ろうきん は 働く人たちがお互いを助け合う あたたかな絆から生まれた 働く仲間の金融機関 です その基本とする姿勢も 社会的な役割も 暮らしに役立つ商品やサービスも すべてが働く人の生活の視点から発想されたものです 人と人の輪の中で 暮らしを見つめ ニーズをつかみ 快適で賢い生活のためのベストアドバイスを提案できる 労 金 連 の 事 業 の 概 況 働く人たちのいちばん身近で親しみやすい金融機関 生活応援バンクであり続けたいと考えています ろうきん の社会的役割 組合活動を 支援すること 福祉金融機関の ろうきん だから できることがあります 低利な融資商品を 提供すること 福祉事業を助成すること ろうきん は 営利を目的としない独 ろうきん は 低利な個人融資を行う 自性を発揮し 住宅 自動車 教育 育児 一方 働く人たちの生活をトータルに支 は 低利な融資や有利な制度を提供する などの低利な融資商品を提供しています 援する金融機関です その一環として ことで 労働組合の自主福祉活動をバッ なかでも 自動車ローンは 他金融機関 生活協同組合やNPOなどへ事業資金を 最近 労働組合による福利共済活動の 重要性が年々拡大しています ろうきん クアップしています ろうきん 利用を 広げること に対する融資金利のプライスリーダーと 供給し 福祉事業団体の金融センターと しての役割を果たしています しての役割も発揮しています 福祉金融を発揮すること 経 営 管 理 体 制 業 務 の ご 案 内 財形制度の改善を 推進すること 労働組合のない職場で働く人たちの 石油ショック時の金融民主化運動 サ ろうきん は 財形制度の抜本的な ための支援として ろうきん を利用し ラ金被害者の救済運動など 様々な活動 改善を目指して 非課税限度額の引き上 ていただくための 互助会 や 共済会 を実施 阪神 淡路大震災に際しては 既 げなどを要望しています そして退職後の 友の会 が整備されて 往融資利用者への 特別措置 や被災者 財形制度の改善運動は ろうきん の社 います さらには 福利厚生のための事 への 特別融資制度 など 素早く対応し 会的役割として 労働福祉団体と連携し 業者融資も行っています ました つつ よりよい財形制度づくりに努めて 組 織 の 概 要 います 多重債務から守ること 離職者の就労を 支援すること 勤労者の緊急事態に応える 特別融資制度 を設置 多重債務問題は依然として深刻な状 ろうきん は2008年12月に事業 勤務先の業績悪化などにより 収入の減 況にあり ろうきん は その予防策や 者都合による離職とこれにともない住居 少や退職を余儀なくされた方を対象に 勤 正しいカードの利用方法など 相談や情 を喪失した人を支援するため 厚生労働 労者生活支援特別融資制度 を設けて 報の提供に努めています 多重債務に陥っ 省が創設した 就職安定資金融資制度 います ろうきん ローンの返済条件 てしまった人には 弁護士や司法書士な の取扱いを行っています ど専門家と連携して救済活動に取り組ん 財 務 資 料 編 緩和や 他金融機関からの借り換え対応 などで生活を支援します でいます 用 語 集 労働金庫連合会 2009 7
福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん 安心 安全の実績 ろうきん の経営 経営の健全性と透明性は 金融機関として当然のことと考えています 労 金 連 の 事 業 の 概 況 相次ぐ金融破たんや不良債権問題 さ うきん は 安心 安全な経営を実践し らにペイオフ解禁などにより 預金者の 皆さまのご支持が得られるよう努力して 働く人たちからお預かりした資金を働く 皆さまが金融機関を選択する基準として います 人の生活向上のために 有利な預金金利 経営の健全性が重視されています ろ 経 営 管 理 体 制 しない協同組織の福祉金融機関として ろうきん は設立以来 営利を目的と や低利な融資として還元しています ろうきん の不良債権の状況 全国 ろうきん 労金連含む の貸出金に占める不良債権 リスク管理債権 の比率は1.08 と 他業態に比べ大変低い数値となっ ています なお 2008年度末において 労金連には不良債権 リスク管理債権 はありません 業 務 の ご 案 内 リスク管理債権比率の推移 全国 ろうきん 労金連 労金連のリスク管理債権の状況 全業態計 全国銀行 10 単体 2008 年度末 9 総貸出金残高 233,636 百万円 8 7 組 織 の 概 要 6 5 4 百万円 破綻先債権 延滞債権 3カ月以上延滞債権 貸出条件緩和債権 百万円 全業態計 3.11 3 連結 2008 年度末 全国銀行 総貸出金残高 231,910 百万円 2.49 財 務 資 料 編 リスク管理債権 2 全国 ろうきん 1.08 1 0 労金連 0 2004 2005 2006 2007 注 1 当表は金融庁公表数字をグラフにしたものです 2 破綻公表済みの金融機関を除きます 3 全国 ろうきん は労金協会調べ 用 語 集 8 労働金庫連合会 2009 2008 年度末 リスク管理債権 0.04 破綻先債権 延滞債権 3カ月以上延滞債権 貸出条件緩和債権 108 百万円 19 百万円 66 百万円 23 百万円 ー 百万円
福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん ろうきん の自己資本比率 ろうきん の自己資本比率の全国平均は11.37 また 労金連の自己資本比率は 18.54 と 国内基準の4 を大きく上回って 労 金 連 の 事 業 の 概 況 います 自己資本比率 は 金融機関の自己資本の状況が適切であるかどうかを判断するための基準として法令により定められた指標で 労 金連や ろうきん など 国内業務のみを行う金融機関では4 以上が求められています 自己資本比率の推移 22 20.81 20.82 労金連 単体 20 労金連 連結 18 全国 ろうきん 20.24 20.25 労金連 労金連 単体 連結 18.54 18.53 経 営 管 理 体 制 16 13.77 13.81 14 12.60 12.63 11.79 12 9.84 10 11.52 全国 ろうきん 11.37 9.77 8 業 務 の ご 案 内 6 国内基準 4 4.00 2 0 2004 2005 2006 2007 2008 年度末 注 全国 ろうきん は労金協会調べ 注 2005年度以前は 旧基準 2006年度以後は 新基準 に基づき算出しています 組 織 の 概 要 旧基準 労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき 労働金庫及び労働金庫連合会がその保有する 資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準 平成9年大蔵省 労働省告示第1号 新基準 労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき 労働金庫及び労働金庫連合会がその保有する 資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準 平成18年金融庁 厚生労働省告示第7号 財 務 資 料 編 用 語 集 労働金庫連合会 2009 9
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福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん 労 金 連 の 事 業 の 概 況 ろうきん森の学校 これまでの活動実績と今後の展開 2005年10月に開校した ろうきん森の学校 は2009年度で5年目を迎えます 間もなく中間点を迎えるにあたり こ れまでの4年間の活動実績を振り返ります 1 2008年度までに3万人を超える方が参加 初年度は10月からの開校ということ また基盤整備 に重点を置いたことなどにより のべ参加者数は1,500 人あまりでした しかしながら2年目以降は各地区での 活動が本格化し 3地区合わせて1万人前後が 森づくり 活動や自然体験プログラムに参加しました 2008年度末現在 ろうきん森の学校の累計参加者 数は3万2,000人を超えました 経 営 管 理 体 制 ろうきん森の学校 各年度のべ参加者数の推移 人 人 14,000 12,000 広島地区 30,000 富士山地区 1,795 1,545 2,497 8,000 6,000 2,000 0 32,341 福島地区 10,000 4,000 35,000 累積参加者数 226 837 470 3,337 11,104 20,409 25,000 4,542 15,000 4,502 10,000 5,595 3,737 3,258 2006 2007 1,533 2005 20,000 2008 5,000 0 年度 2 地域と連携した活動を展開中 ろうきん森の学校が始まって以降 各地区では事務局の現地NPOがそれぞれの特色を活かしながら 地域との連携 を図りながら活動を展開しています 10年後には各地区で自立した運営ができるよう 地域と連携した活動の模索も 行っています 業 務 の ご 案 内 富士山地区 田貫湖秋まつり 富士山地区の中でも 随一の富士山 眺望ポイントである田貫湖畔で 地元財 産区や周辺施設の協力の下 田貫湖 秋まつり を開催しました 湖畔に面し た広場を拠点に クラフトや料理づくり など 家族向けのプログラムを実施し のべ660人が参加しました 組 織 の 概 要 福島地区 小学校の環境教育支援 地元いわき市の小中学校に対する 環境教育支援活動として 自然観察会 や間伐体験を行いました 市内5校 のべ373人に対して環境 教育プログラムを実施しました 財 務 資 料 編 広島地区 森の学校フェスティバル 広島地区の基盤整備がほぼ整った 2008年5月の連休に 地元住民や中国 労働金庫の顧客や職員 広島地区森の学 校サポーターなど多くの人が集い楽しむ 場として 森の学校フェスティバル を開 催しました のべ339人が参加し 来年 度以降の定番イベントとなりそうです 用 語 集 富士山 福島 広島とそれぞれ特色あるフィールドを 現地NPOが中心となってコーディネートしている ろうきん森 の学校 充実しつつある各フィールドで 皆さまの参加をお待ちしています 54 労働金庫連合会 2009
福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん トピックス 労 金 連 の 事 業 の 概 況 ろうきん財形 は実績No 1 ろうきん財形 は 2008年3月末に引き続き2009年3月末現在でご契約件数 貯蓄 残高ともに業態別で第1位となりました 業態別シェアでみると 件数では30.3 から31.0 に 貯蓄残高では 21.9 から 22.3 にそれぞれ増加しました 全業態合計での件数 貯蓄残高は減少傾向にありますが ろうきん は 財形のトップ バンクである信頼性 ろうきんZATTS ザッツ による利便性 および ろうきん の安全性 を訴え 財形のリーディングバンクとして取組みを行っています 契約件数の推移 貯蓄残高の推移 全国 ろうきん 都市銀 地方銀 全 国 ろうきん 都市銀 信託銀 地方銀 生 保 全業態 右目盛 信託銀 生 保 万件 万件 500 1,500 全業態合計 1,000万件 400 300 全業態 右目盛 兆円 全業態合計 16兆9,441億円 20 全国 ろうきん 3兆7,833億円 兆円 5 4 1,000 全国 ろうきん 310万件 200 15 500 2 5 1 2004 2005 2006 2007 2008 業 務 の ご 案 内 3 10 100 0 経 営 管 理 体 制 年度末 0 2004 2005 2006 2007 2008 年度末 ろうきんZATTS の取組み 組 織 の 概 要 ろうきん では 一般財形預金の電話振替サービス ろうきんZATTS ザッツ の取扱いを行っています ろうきんZATTS は ろうきん の一般財形預金ご契約者向けの付帯サービスで ご利用希望の方からお申込みをいただ くことにより 一般財形預金から普通預金 ろうきん に開設した本人名義口座に限る への振替や 一般財形 財形住宅 財形 年金の各預金残高照会を電話で行うことができるものです ろうきんZATTS は 2004年4月にサービスを開始しご了解の得られた会員 企業 から順次導入を進めていますが 2009年3月末現在のご契約件数は34万件となり大変ご好評をいただいています ZATTSご契約件数 財 務 資 料 編 件 400,000 341,659 350,000 312,041 300,000 273,460 250,000 192,127 200,000 150,000 124,994 100,000 用 語 集 50,000 0 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 年月 労働金庫連合会 2009 55
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福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん 業務組織図 2009年6月30日現在 労 金 連 の 事 業 の 概 況 常勤役職員数462名 総 監 会 事 理事会 経 営 管 理 体 制 常務会 経 理 事 長 営 委 業 務 の ご 案 内 員 副理事長 会 シ ス テ ム 委 員 会 専務理事 総合事務センター 組 織 の 概 要 常務理事 常務理事 常務理事 執行役員 執行役員 総合企画部 財 務 資 料 編 監 監 事 査 局 66 出 形 年 部 労働金庫連合会 2009 業 総 運 部 部 経 営 務 務 用 金 室 資 金 拠 務 用 語 集 財 定 事 会 確 管 理 部 部 部 コ ン プ ラ イ ア ン ス 室 セ ン タ ー 総 務 部 シ ス テ ム リ ス ク 管 理 部 事 事 務 務 企 管 画 理 部 部 シ シ ス ス テ テ ム ム 統 開 括 発 部 部 オ ー プ ン 系 シ ス テ ム 部 シ ス テ ム 運 用 部 東 日 本 情 報 セ ン タ ー 西 日 本 情 報 セ ン タ ー 次 世 代 シ ス テ ム 部
福 祉 金 融 機 関 ろ う き ん 役員 2009年6月30日現在 労 金 連 の 事 業 の 概 況 理事長 岡田 康彦 副理事長 村上 員外 常務理事 末永 光男 常務理事 林 員外 常勤監事 須田 守 専務理事 雨宮 員外 尊利 常務理事 森 執行役員 寺田 康夫 業 務 の ご 案 内 紳一郎 員外 三郎 経 営 管 理 体 制 義明 員外 員外 執行役員 高田 組 織 の 概 要 勝隆 員外 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 監 事 監 事 渡 馬 渡 金 鈴 森 堀 石 金 足 出 部 目 邊 子 木 田 下 橋 尾 達 口 俊 弘 重 信 信 勝 和 明 則 夫 猛 嘉 人 博 行 秀 夫 能 美 大 城 瀧 澤 治 樹 一 夫 北海道労働金庫理事長 東 北労働金庫理事長 中 央労働金庫理事長 理事長の岡田康彦は 労働金庫法第35条 兼職又は兼業の制 限 第1項の 内閣総理大臣及び厚生労働大臣の認可 を受け 社団法人全国労働金庫協会の理事長を兼職しています 執行役員は 労働金庫法第32条の役員 理事及び監事 ではあ りませんが 執行体制を強化するために設けています 財 務 資 料 編 新潟県労働金庫理事長 静岡県労働金庫理事長 北 陸労働金庫理事長 東 海労働金庫理事長 近 畿労働金庫理事長 中 国労働金庫理事長 四 国労働金庫理事長 九 州労働金庫理事長 用 語 集 沖縄県労働金庫理事長 長野県労働金庫理事長 労働金庫連合会 2009 67
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事務所の所在地 101 0062 東京都千代田区神田駿河台2 5 15 労働金庫会館内 TEL 03(3295)9322 代 総合企画部 TEL 03(3295)9332 FAX 03(3295)9328 総 務 部 TEL 03(3295)9322 FAX 03(3295)9328 経営管理部 TEL 03(3295)9335 FAX 03(3295)9328 財 形 部 TEL 03(3295)9321 FAX 03(3295)8005 業 務 部 TEL 03(3295)9331 FAX 03(3295)8010 確定拠出年金部 TEL 03(3295)9570 FAX 03(3295)8039 資金運用部 TEL 03(3295)9334 FAX 03(3295)9397 監事会事務局 TEL 03(3295)9303 FAX 03(3295)8039 労働金庫連合会 千代田区神田駿河台2-5-15 労働金庫会館内 N 東京医科歯科大 丸ノ内線御茶ノ水駅 神田川 至 新 宿 至 東 京 JR 御茶ノ水駅 交番 ビ御 K ル茶 D ノ 水X ビ新 ルお 茶 の 水 三楽病院 中 央 労 働 金 庫 労 働 金 庫 会 館 ニコライ 堂 明治 大学 監査室 コンプライアンス室 財形部 確定拠出年金部 監事会事務局 106 101 0062 東京都千代田区神田駿河台2 9 KDX御茶ノ水ビル 労働金庫連合会 2009 杏雲堂 日大 病院 病院 千 代 田 線 新 御 茶 ノ 水 駅 監 査 室 TEL 03(3295)9329 FAX 03(3295)9324 コンプライアンス室 TEL 03(3295)9311 FAX 03(3295)9310