海外出張旅費取扱規則 第 1 章総 則 第 1 条従業員が社命による出張のため 日本以外の地域 ( 以下海外という ) を旅行する場合は この規則により旅費を支給する ( 海外出張旅費の種類 ) 第 2 条この規則において海外出張旅費とは次に掲げるものをいう (1) 支度料 (2) 交通費 (3) 滞在費 (4) 雑費 ( 旅費計算の順路 ) 第 3 条旅費は順路によって計算する 但し 用務の都合その他 やむを得ない事由によって順路による旅行ができない場合に限り 実際に通過した経路によってこれを計算する ( コーポレートカードの利用 ) 第 4 条従業員が社命により海外出張する場合の費用支払等は 会社の定める海外出張用コーポレートカードを原則として使用するものとする ( 所定旅費を超過した場合の取扱 ) 第 5 条用務の性質その他特別の事由によって所定の旅費で支弁できない場合は実費を補う程度まで増額支給することがある ( 従業員国内旅費規則の準用 ) 第 6 条この規則の定めのない事項については国内旅費規則を準用する ( 特別取扱 ) 第 7 条この取扱によることが不適当と認められる特別の事由がある場合はその都度別に取扱を定める 第 2 章支度料 ( 支度料の支給額 ) 第 8 条支度料は別表第 1 により支給する ただし 滞在期間 5 日以内の出張並びに 先に海外出張 海外勤務等のため 支度料を支給された者が帰国後 6ヵ月以内に再び海外に出張する場合は 支度料は支給しない ( 海外出張取止めの場合の取扱 ) 第 9 条海外出張を命じられ 海外出張必要物品の購入に着手した後 次の事由により出発前に取止めとなった場合は 既に支出した実費の中で会社が必要と認めたものの金額を支給する 但し 支給額は第 8 条所定額を超えないものとする 1. 会社都合による場合 2. 本人の疾病による場合 3. 本人死亡の場合
第 3 章交通費 ( 交通費 ) 第 10 条交通費とは次に掲げるものをいい それぞれの実費を支給する (1) 航空賃 (2) 鉄道賃 (3) 船賃 (4) 車賃 ( 航空券 ) 第 11 条航空機を利用する場合は 出張条件に合致した会社が推奨する航空券を利用する 但し 以下の場合はビジネスクラス利用を認めるものとする 1. 南米 アフリカへの出張者で乗換地で宿泊を伴わない場合 2. アジア以外の地域への出張者が帰国後 14 日以内に再度アジア以外に出張する場合但し アジアについてはインド パキスタン バングラディシュ スリランカ ネパール ブータンを除く 3. 顧客同伴等業務遂行上必要な場合 4. 負傷し又は疾病に罹った場合 第 4 章滞在費 ( 地域区分 ) 第 12 条この規則にいう出張先地域区分は別表第 2の通りとする ( 滞在費日額 ) 第 13 条滞在費日額とは 宿泊代及び日当をいう 1. 宿泊代ホテル代等の宿泊については 領収書により実費を支給する 但し 宿泊代相当額を限度とする 宿泊代相当額は別表第 3による 尚 ホテル代等の実費には 部屋代及び宿泊に伴い発生する税金 サービス料の実費を含む 2. 日当日当は別表第 4により支給する ( 滞在費の計算 ) 第 14 条滞在費計算の日数は1 泊 ( 午前零時を経過する ) をもって1 日とする ( 日当の減額取扱 ) 第 15 条出張先で交際費等会社の経費使用及び食事提供により食事代実費が発生しない場合 又は食事を低価で提供された場合の日当は夫々次の通りとする 1. 食事代実費が発生しない場合発生しない食事代に応じて 規則第 13 条所定の日当より別表第 5 所定の食事代相当分を減額する 2. 食事を低価で提供された場合その都度定める
( 日帰り出張の場合の取扱 ) 第 16 条日帰りで出張する場合には 日当 0.5 相当額を支給する ( 団体海外出張の場合の取扱 ) 第 17 条団体で視察等のため海外出張する場合には 団体で基準額を定めている項目については当該金額を支給し 基準額を定めていない項目については当社所定の金額を支給する 但し 日当については 日当額が当初所定額より少ない場合は当社所定額まで増額する 第 5 章据付工事出張の滞在費 ( 据付工事出張の定義 ) 第 18 条据付工事出張とは 機器据付 試運転 保守 定期検査 アフターサービス 事故対策等受注確定後の製品に直結した用務並びに運輸 資材 経理 総務等の付帯用務のため主に工事現場 ( 工事事務所を含む ) で勤務する場合をいう ( 据付工事出張の場合の滞在費 ) 第 19 条据付工事出張の場合には宿舎代の実費を会社が負担し 本人には別表第 6の範囲内で日当を定めて支給する 前項に拘らず 現地の事情等により 予め宿舎代相当額を定めることができる場合には所定額を定め支給することがある 第 6 章雑 ( 通信費 ) 第 20 条社用による通信費は その実費を支給する 費 ( 荷造運送費 ) 第 21 条海外出張を命ぜられた者が業務上の携行品及び会社が必要と認める見回り品を携行する場合は 荷造運送費の実費を支給する ( 旅行手続費 ) 第 22 条査証料 両替料 予防注射料等 渡航手続きに要する費用はそれぞれその実費を支給する ( 医療費 ) 第 23 条海外出張中疾病 傷病に罹った場合は会社が必要と認めた医療費の全部又は一部を支給することがある 前項の医療費は原則として医師の診断ある医療の場合に限り支給する ( 海外旅行保険 ) 第 24 条海外出張に際し 旅行期間中の 海外旅行傷害保険 についてはコーポレートカードにより付保する コーポレートカードを所有していない場合は コーポレートカードと同等の保険を付保する
付 則 ( 実施期日 ) 第 1 条この規則は 2004 年 9 月 1 日から実施する 制定昭和 36 年 2 月 1 日 改正 1995 年 10 月 21 日 施行昭和 36 年 2 月 1 日 1997 年 11 月 1 日 改正昭和 44 年 12 月 21 日 2000 年 4 月 1 日 昭和 46 年 3 月 21 日 2002 年 4 月 1 日 昭和 47 年 10 月 21 日 2002 年 12 月 1 日 昭和 49 年 10 月 1 日 2004 年 9 月 1 日 昭和 50 年 10 月 21 日 2006 年 4 月 1 日 昭和 53 年 2 月 1 日 2008 年 4 月 1 日 昭和 54 年 10 月 21 日 2010 年 4 月 1 日 昭和 56 年 10 月 21 日 2012 年 4 月 1 日 昭和 58 年 10 月 21 日 2013 年 10 月 1 日 昭和 60 年 10 月 21 日 2014 年 4 月 1 日 昭和 62 年 10 月 21 日 2016 年 4 月 1 日 平成元年 1 月 21 日 平成元年 3 月 21 日 平成元年 10 月 21 日 平成 3 年 10 月 21 日 平成 5 年 10 月 21 日 平成 7 年 10 月 21 日 以上 別表第 1 支度料 単位 : 円 滞在 6 日以上 1ヵ月以上 6ヵ月以上 1 年以上 期間 1ヵ月未満 6ヵ月未満 1 年未満 支給額 10,000 25,000 40,000 70,000
別表第 2 地域区分 地域 S 地区 (114USD) H 地区 (104USD) A 地区 (94USD) B 地区 (84USD) C 地区 (74USD) D 地区 (64USD) E 地区 (54USD) 国 / 地域国 / 地域国 / 地域国 / 地域国 / 地域国 / 地域国 / 地域 北米 カナダ アメリカ ( その他 ) アメリカ ( シカゴ ニューヨークサンフランシスコ シリコンバレーサンディエゴ アトランタ シャーロット ホノルル ロスアンゼルス マイアミ ) 中南米 バハマ ブラジル アルゼンチン ベリーズ コロンビア ボリビア バルバドス グアドループ島 バミューダ エルサルバドル キューバ グアテマラ オランダ領キュラソー島 チリ メキシコ ドミニカ共和国 ハイチ プエルトリコ コスタリカ スリナム ガイアナ ホンジュラス トリニダード トバゴ エクアドル ウルグアイ ジャマイカ ニカラグア ベネズエラ マルティニーク島 ペルー パラグアイ パナマセントルシア 欧州 デンマーク ベルギー アイスランド オーストリア リトアニア ブルガリア アルバニア ルクセンブルグ フィンランド アイルランド エストニア マルタ クロアチア ベラルーシ モナコ フランス イタリア ハンガリー ルーマニア ボスニア ヘルツェゴビナ オランダ ドイツ イギリス ポーランド スロベニア マケドニア共和国 ノルウェー スペイン キプロス スロバキア ウクライナ モルドバ スウェーデン ギリシャ チェコ モンテネグロ トュルクメニスタン セルビア スイス ラトビア ポルトガルロシア アフリカ アンゴラ アルジェリア カメルーン チャド ベナン ブルンジ ボツワナ レユニオン コンゴ エジプト リベリア ブルキナファソ ガーナ エチオピア コートジボワール ジンバブエ モーリシャス ケニア モザンビーク レソト ジブチ マリ モーリタニア タンザニア マダガスカル 赤道ギニア ニジェール ルワンダ ザンビア マラウイ ガボン スーダン シエラ レオネ リビア ナミビア モロッコ トーゴ共和国 南アフリカ共和国 スワジランド ナイジェリア チュニジア ウガンダ セネガル 中東 バーレーン イスラエル エルサレム アゼルバイジャン トルコ グルジア アルメニア オマーン クウェート ヨルダン シリア イラン カタール レバノン カザフスタン タジキスタン サウジアラビア ウズベキスタン アラブ首長国連邦 イエメンイラク アジア 中国 ( 上海 ) 中国 ( 北京 ) 中国 ( その他 ) ブルネイ インドネシア インド バングラディシュ 香港 韓国 マカオ カンボジア ミャンマー マレーシア ラオス シンガポール モルジブ フィリピン ベトナム モンゴル 台湾 ネパール タイ パキスタン ブータン スリランカ 大洋州 オーストラリア マリアナ諸島 パプアニューギニア フィジー ニュージーランド ソロモン諸島 バヌアツ ミクロネシア連邦 タヒチ 1:MCA_NJ 地区含む 食事代相当分 単位 :USD 地域区分 S H A B C D E 朝食代 20 18 16 14 12 10 8 昼食代 30 27 24 21 18 15 12 夕食代 50 45 40 35 30 25 20 合 計 100 90 80 70 60 50 40
別表第 3 宿泊代相当額 地域 ホテル滞在の場合 交通機関滞在の場合 区分 S H A B C D E 航空機船舶等 鉄道等 支給額 250 200 200 150 100 100 0 85 別表第 4 日当 地域区分 ホテル滞在の場合 交通機関滞在の場合 S H A B C D E 航空機船舶等 鉄道等 日当 114 104 94 84 74 64 54 14 54 別表第 5 食事代相当額 地域区分 ホテル滞在の場合 交通機関滞在の場合 S H A B C D E 航空機船舶等 鉄道等 朝食代相当 20 18 16 14 12 10 8 0 8 昼食代相当 30 27 24 21 18 15 12 0 12 夕食代相当 50 45 40 35 30 25 20 0 20 合計 100 90 80 70 60 50 40 0 40 別表第 6 据付工事出張の場合の日当 地域 ホテル滞在の場合 交通機関滞在の場合 区分 S H A B C D E 航空機船舶等鉄道等 支給額 114~64 104~59 94~54 84~49 74~44 64~39 54~34 14 54
海外出張旅費精算取扱 海外出張旅費の精算は次により行う 1. 基本的な取扱 (1) 精算は会社が必要と認めた費用総額により行う (2) 会社が必要と認めた費用総額とは次のものをいう 1 支度料 海外出張旅費取扱規則 ( 以下旅費規則という ) 所定額 2 交通費 会社が必要と認めた実費 3 滞在費 会社が必要と認めた宿舎代の実費 及び 旅費規則所定の日当 4 通信費 会社が必要と認めた実費 5 土産物費 会社が必要と認めた実費 6 交際費 会社が必要と認めた実費 7 雑費 会社が必要と認めた実費 8 旅行手続費 会社が必要と認めた実費 2. 帰着日日当日帰り出張の場合を除き 帰着日については従業員国内旅費規則の定めるところにより移動日経費を支給する 移動経費を支給する場合の乗車時間の算定にあたっては 事業所 ( 国内出張に連続して海外出張する場合は 国内出張用務先 宿泊先 ) の最寄駅 ( バス停を含む ) と 入国を行う国内の空港又は港を基準点とする 但し 乗車時間には入国審査及び通関に要する時間相当として 1 時間を加算するものとする 3. 精算にあたっての留意事項 (1) 換算レート 1 コーポレートカード使用分についてはカード会社決済レートにて行う 2 個人カード使用分 日当 食事代等のドル建て定額手当 キャッシングからの利用分及び手持外貨利用分については社内精算レート ( 出発日基準 ) にて行う 3 現地で他通貨 Exchange を行った場合は 社内精算レートとの差額を業務費として支給する 但し 両替額 或いは本人立替額のどちらか少ない金額を限度額とする (2) 領収書処理実費を支給する項目については 領収書の添付がある場合に限り支給することを原則とする 4. 実施期日この取扱は 2013 年 10 月 1 日より実施する 以上