愛媛県肝炎治療特別促進事業実施要綱(改正案全文)

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福井県肝炎治療特別促進事業実施要綱(案)

要旨 平成 30 年 2 月 21 日新潟県福祉保健部 インターフェロンフリー治療に係る診断書を作成する際の注意事項 インターフェロンフリー治療の助成対象は HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎又は Child-Pugh 分類 A の C 型代償性肝硬変で 肝がんの合併のない患者です 助成対象とな

第 6 知事は第 5の規定による申請があつたとき インターフェロンフリー治療の変更届があったとき及び核酸アナログ製剤治療の更新申請があったときは 内容を審査し 適当と認めたときは ウイルス肝炎医療費受給者証 ( 以下 受給者証 という ) を申請者に交付するものとし 不適当と認めたときは その旨を申

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

肝炎治療 ( 核酸アナログ製剤治療 ) 医療費助成制度の概要 この事業は B 型ウイルス性肝炎に係る核酸アナログ製剤治療の医療費を助成することにより 肝硬変や肝がんを予防し 患者の皆さまをはじめ県民の健康保持 増進を図るために行うものです 1 助成の対象となる医療 B 型肝炎患者に対する核酸アナログ

実務上の取扱い(改正)

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「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について」の一部改正について(厚生労働省健康局長:H )

( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

宇部市乳幼児医療費助成要綱

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

C 型慢性肝炎に対するテラプレビルを含む 3 剤併用療法 の有効性 安全性等について 肝炎治療戦略会議報告書平成 23 年 11 月 28 日

足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

法第二十六条において準用する場合及び法第五十三条第一項の規定に基づく政令によって適用される場合を含む ) 及び法第四十六条第二項の規定により入院の措置を行うとき 又は行ったときは 別記第五号様式により通知しなければならない ( 平一六規則二三 平二四規則五 一部改正 ) ( 入院の延長勧告書 ) 第

乳幼児医療費助成要綱_H280101_docx

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沖縄市こども医療費助成要綱

Microsoft Word - 【9.12改正】ウイルス性肝炎患者等の重症化予防要領

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第 4 条市は 助成対象者に係る医療費 ( 入院時食事療養費を除く ) のうち医療保険各法に定める一部負担金 ( 法令の規定に基づく国若しくは地方公共団体の負担による医療に関する給付又は保険者等の負担による高額療養費及び高額介護合算療養費の支給若しくは附加給付がある場合は その額を控除した額とする

2 前項第 1 号の制限額は, 次表のとおりとする 対象者制限額乳幼児等を養育している者扶養親族等及び児童がないときは,53 2 万円とし, 扶養親族等及び児童があるときは,532 万円に当該扶養親族等及び児童 1 人につき38 万円 ( 当該扶養親族等が所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号

(2) ペグインターフェロン リバビリン及びプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法 HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎で ペグインターフェロン リバビリン及びプロテアーゼ阻害剤による 3 剤併用療法を行う予定 又は実施中の者のうち 肝がんの合併のないもの 1 上記については 2.(1) に係る治療歴

区分に応じ 当該各号に掲げる書類に必要な事項を記載して交付しなければならない (1) 条例第 2 条第 2 項第 1 号に掲げる重度心身障害者等である受給者重度心身障害者等医療費受給資格証 ( 様式第 3 号 ) 及び福祉医療費請求書 ( 様式第 6 号 ) 又は重度心身障害者等医療費 ( 療養費払

日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

(3) 母子家庭の母又は父子家庭の父の前年 (1 月から9 月までに医療の給付を受けた場合にあっては 前々年をいう 以下同じ ) の所得 ( 規則で定める所得の範囲及び所得の額の計算方法により算出した額をいう 以下同じ ) が その者の所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) に規定する控除

第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

○岩国市重度心身障害者医療費助成要綱

( 補助金の交付申請 ) 第 4 条補助金の交付を受けようとする保護者 ( 以下 申請者 という ) は 大阪狭山市私立幼稚園就園奨励費補助金交付申請書 ( 様式第 1 号 ) を市長に提出しなければならない ( 補助金の交付決定 ) 第 5 条市長は 前条の申請があった場合は 内容を審査し適当と認

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

監 事 監 査 規 程

第 2 条条例第 2 条第 1 項に規定する社会保険各法 ( 以下 社会保険各法 という ) は 次の各号に掲げる法律をいう (1) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) (2) 船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号 ) (3) 私立学校教職員共済法 ( 昭和 28 年法律第

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Microsoft Word - 要綱別添様式 (2)

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

(1) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) (2) 船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号 ) (3) 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192 号 ) (4) 国家公務員共済組合法 ( 昭和 33 年法律第 128 号 ) (5) 地方公務員等共済組合法 ( 昭和

(2) 父又は母が死亡した児童 (3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次の各号のいずれかに該当する児童と同居して これを監護し かつ その生

する配偶者又は民法 ( 明治 29 年法律第 89 号 ) に定める扶養義務者がいるときは これらの者で主としてその者の生計を維持するものの前年の所得 (1 月から7 月までの受療に係る医療費については 前々年の所得とする 以下同じ ) が児童扶養手当法施行令 ( 昭和 36 年政令第 405 号

第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

01_県実施要領

2/3 八代市こども医療費の助成に関する条例 2 前項の申請は 保険医療機関等において診療を受けた日 ( ただし 養育医療費については自己負担金を納入した日 ) の属する月の翌月から起算して 1 年を経過した日以後においてはすることができない ( 保険医療機関等への支払 ) 第 6 条市長は 健康保

4-2砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例施行規則

1. ウイルス性肝炎とは ウイルス性肝炎とは 肝炎ウイルスに感染して 肝臓の細胞が壊れていく病気です ウイルスの中で特に肝臓に感染して肝臓の病気を起こすウイルスを肝炎ウイルスとよび 主な肝炎ウイルスには A 型 B 型 C 型 D 型 E 型の 5 種類があります これらのウイルスに感染すると肝細胞

号様式 ) によるものとする 2 受給資格者証の有効期間は 子どもが出生した日又は本市へ転入した日から18 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までとする ( 助成の請求等 ) 第 4 条条例第 8 条第 1 項の規定により保険医療機関等が支払を受けようとするときは 診療報酬の例により社会保険診

Microsoft Word - (修正後)◆1-1_記載要領通知(肝がん・肝硬変)通知.rtf

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

(7) 私立学校教職員共済法 ( 昭和 28 年法律第 245 号 ) 3 この要綱において 社会保険各法 とは 前項第 3 号から第 7 号までに掲げる法律をいう ( 受給資格者 ) 第 3 条 福祉医療費の支給を受けることができる者 ( 以下 受給者 とい う ) は 秋田市に居住地を有する前条

第 5 条市長は 前条に規定する申請書等に基づいて健康管理費を受けることができる者であることを確認したときは 当該資格を認定する 2 市長は 前項により資格を認定した者 ( 以下 受給者 という ) に対し 重障老人健康管理事業対象者証 ( 以下 対象者証 という ) を交付する ( 不認定の通知

者となった日から翌年の 6 月 30 日 ( 当該受給者となった日が 1 月から 6 月までに属する場合は 当該受給者となった日の属する年の 6 月 30 日 ) までの期間とする (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者毎年 8 月 1 日から翌年の 7 月

出生の日から15 歳に達した日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう (2) 保護者親権者 後見人その他の者で こどもを現に監護するものをいう (3) 医療保険各法次に掲げる法律をいう ア健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) イ船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号

取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 平成 17 年 10 月 24 日規則第 230 号改正平成 20 年 3 月 21 日規則第 4 号平成 21 年 6 月 17 日規則第 34 号平成 22 年 9 月 15 日規則第 43 号平成

京都市ひとり親家庭等医療費支給条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は, 母子家庭の児童及び母, 父子家庭の児童及び父等に対し, 医療費の一部を支給することにより, これらの者の保健の向上を図り, もってひとり親家庭 ( 母子家庭及び父子家庭をいう ) 等の福祉の増進に寄与することを目的とする (

場合又は受取代理を利用する必要がなくなった場合は 出産育児一時金等受取代理申請取下書 ( 第 2 号様式 以下 取下書 という ) を市長に提出しなければならない 2 前項の場合において 新たに出産することとなった医療機関等で受取代理の利用を希望する者は 改めて前条に規定する申請書を提出しなければな

には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含み 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和三十三年法律第百九十二号 ) 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭

者をいう (4) 保険証被保険者証 組合員証 加入者証又は被扶養者証等保険給付を受けるために発行された証をいう (5) 医療費医療保険各法 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 ( 平成 17 年法律第 123 号 ) その他医療に関する法律等の規定による医療に要する費用の額 (

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

満の児童を含む ) で 社会保険各法による被保険者 組合員又は被扶養者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) による保護を受けている者を除く (1) 身体障害者で 障害の程度が身体障害者福祉法施行規則 ( 昭和 25 年厚生省令第 15 号 ) 別表第 5 号に定める身

(2) 福島県療育手帳制度要綱 ( 昭和 49 年児第 15 号福島県厚生部長通知 ) の規定により交付を受けた療育手帳に知的障害者として記載されている者 ( 第 4 号及び第 5 条第 4 項において 知的障害者 という ) で当該手帳に記載されている障害の程度の表示がAのもの (3) 精神保健及

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

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資料2-1(国保条例)

ダクルインザ・スンベブラの使用経験とこれからの病診連携

( 市町村の条例で定めるところにより当該市町村民税を免除された者を含む ) をいう (6) 所得を有しない者その属する世帯の世帯主及びすべての世帯員につき 医療保険各法の給付が行われた月の属する年度分の地方税法の規定による市町村民税に係る同法第 313 条第 1 項に規定する総所得金額及び山林所得金

法第二十六条において準用する場合及び法第五十三条第一項の規定に基づく政令によって適用される場合を含む ) 及び法第四十六条第二項の規定により入院の措置を行うとき 又は行ったときは 別記第五号様式により通知しなければならない ( 平一六規則二三 平二四規則五 一部改正 ) ( 入院の延長勧告書 ) 第

綾瀬市インフルエンザ予防接種実施要領

( 注意 ) 1 用紙の規格は 日本工業規格 A 列 4 番とする 2 1~3 の欄は 申請に係る疾病について医療を受けた者の氏名 性別 生 現住所及び電話番号を記入する 3 4~11 の欄は PMDA( 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ) から障害児養育年金 障害年金の認定において疾病に係る医

01 鑑文

富山市妊産婦医療費助成条例 平成 1 7 年 4 月 1 日富山市条例第 号改正平成 1 8 年 3 月 3 0 日富山市条例第 4 4 号平成 1 9 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 4 号平成 2 0 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 7 号平成 2 0 年 3 月 2

都道府県単位での肝炎対策を推進するための計画を策定するなど 地域の実情に応じた肝炎対策を推進することが明記された さらに 近年の状況等を踏まえ 平成 28 年 6 月に基本指針の改正を行い 肝炎対策の全体的な施策目標を設定すること等が追記された 都は 肝炎をめぐる都内の状況や基本指針の改正を踏まえ

山武市高校生等医療費の助成に関する規則 平成 26 年 7 月 1 日規則第 26 号 改正 平成 27 年 7 月 13 日規則第 43 号平成 28 年 3 月 31 日規則第 59 号平成 30 年 3 月 30 日規則第 24 号山武市高校生等医療費の助成に関する規則 ( 目的 ) 第 1

( 助成対象者 ) 第 3 条助成の対象となる者 ( 以下 助成対象者 という ) は 医療保険各法の規定による被保険者又は被扶養者であり かつ 柏崎市内に住所を有する妊産婦 ( 以下 対象妊産婦 という ) 又は子ども ( 以下 対象児童 という ) の保護者とする ただし 次の各号のいずれかに該

福島県特定医療費支給認定実施要綱 難病の患者に対する医療等に関する法律 ( 平成 26 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 5 条第 1 項に基づく特定医療費の支給認定 ( 以下 支給認定 という ) の事務手続及び運営等については 法令の定めるところによるほか 本要綱を踏まえ もって支給

綾瀬市インフルエンザ予防接種実施要領

第 8 条この要綱に規定するもののほか この要綱の施行に関し必要な事項は市長が定める 附則 1 この要綱は 平成 7 年 10 月 1 日から施行し 平成 7 年 7 月 1 日から適用する 附則 1 この要綱は 平成 14 年 10 月 1 日から適用する 附則 1 この要綱は 平成 18 年 4

寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下


平成10年度綾瀬市犬猫環境対策事業補助金交付決定通知書

Microsoft Word - 【届出_根拠規範】12_千葉県鴨川市_1_1

(4) 一部負担金医療費から社会保険各法の規定により給付される療養費を控除した額 ( 高額療養費 高額介護合算療養費 附加給付金及び他の法令等の規定による公費負担金がある場合は その額 ( 当該公費負担金につき徴収されるべき負担金がある場合は その額を控除した額 ) を控除した額 ) をいう (5)

静岡市スポーツ競技大会出場補助金交付要綱(案)

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今後の検討事項

( 救済給付の要件 ) 第 3 条この要綱による救済給付の要件とする県単独補助事業は 次の各号に掲げる要綱に基づく事業とする 一山梨県子宮頸がん予防ワクチン接種促進事業費補助金交付要綱 ( 平成 22 年 6 月 16 日から平成 23 年 3 月 31 日まで ) 二平成 23 年度山梨県子宮頸が

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

申請重症疾患日付同意既存無経由無区町村様式第 号 特定疾患医療受給者証 交付申請書 入力用 次のどれか つの番号に をしてください. 以前で特定疾患認定をうけていたことがある 申請番号 認定番号 認定日. 身体障害者手帳 ( 級 級 ) の写しのうちいずれかひとつ ) 経由 受理回送H 区分 同H

軽減要綱 H10

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エ国家公務員共済組合法 ( 昭和 33 年法律第 128 号 ) オ国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192 号 ) カ地方公務員等共済組合法 ( 昭和 37 年法律第 152 号 ) (4) 医療費とは 診療報酬の算定方法 ( 平成 20 年厚生労働省告示第 59 号 ) 入院時食事療養費

届出 _ 根拠規範 46_ 鹿児島県鹿児島市 _1_5 ア 15 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者 ( イに該当する者を除く ) イ 6 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者で 療養の給付等に係る診療が行われた月の属する年度 ( 当該診療の行われた月が4

(1) 学校等の卒業証明書 (2) 生年月日を証明する書類 ( 免許証等公的機関が発行する証明書 なお 卒業証明書に生年月日が記載されている場合は 省略できる ) 3 要綱第 9 条第 2 項第 1 号イに該当する労働者を雇用した場合は 次の各号いずれかの書類を提出するものとする (1) 雇用保険受

第 3 提出期限について要綱第 6 条第 1 項の規定による申請書及び添付書類 ( 以下 申請書等 という ) の提出期限は 次のとおりとする ただし 北海道教育委員会教育長及び教育局長 ( 以下 教育長等 という ) がやむを得ない理由があると認める場合は この限りではない (1) 北海道立の高等

小児医療施設施設整備費補助金交付要綱

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Transcription:

愛媛県肝炎治療特別促進事業実施要綱 第 1 目的国内最大級の感染症である B 型ウイルス性肝炎及び C 型ウイルス性肝炎は 抗ウイルス治療 ( インターフェロン治療 インターフェロンフリー治療及び核酸アナログ製剤治療 ) によって その後の肝硬変 肝がんといった重篤な病態を防ぐことが可能な疾患である しかしながら これらの抗ウイルス治療は月額の医療費が高額となること または 長期間に及ぶ治療によって累積の医療費が高額となることから 早期治療の促進のため これらの抗ウイルス治療に係る医療費を助成し 患者の医療機関へのアクセスを改善することにより 将来の肝硬変 肝がんの予防及び肝炎ウイルスの感染防止 ひいては県民の健康の保持 増進を図ることを目的とする 第 2 実施主体愛媛県 第 3 対象医療この事業の対象となる医療は C 型ウイルス性肝炎の根治を目的として行われるインターフェロン治療とインターフェロンフリー治療 B 型ウイルス性肝炎に対して行われるインターフェロン治療と核酸アナログ製剤治療で 保険適用となっているものとする 当該治療を行うために必要となる初診料 再診料 検査料 入院料等については助成の対象とするが 当該治療と無関係な治療は助成の対象としないものとする 第 4 対象患者第 3 に掲げる対象医療を必要とする患者であって 医療保険各法 ( 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭和 57 年法律第 80 号 ) に規定する医療保険各法をいう 以下同じ ) の規定による被保険者又は被扶養者並びに高齢者の医療の確保に関する法律の規定による被保険者のうち 保険医療機関等 ( 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) に規定する保険医療機関又は保険薬局をいう 以下同じ ) において当該疾患に関する医療保険各法又は高齢者の医療の確保に関する法律の規定による医療に関する給付を受けている者とする ただし 他の法令の規定により国又は県並びに市町の負担による医療に関する給付が行われる者は除くものとする 第 5 助成期間助成の期間は原則 1 年以内で 治療予定期間に即した期間とする ただし インターフェロン治療については 2 回目治療まで助成を認めることができるが 別表第 1 に定める認定基準に該当する場合は 3 回目以降の助成を認めることができるものとし インターフェロンフリー治療

については 別表第 1 に定める認定基準に該当する場合は 再治療の助成を認めることができるものとする また 核酸アナログ製剤治療については 更新を認めることができるものとする 第 6 実施方法事業の実施は 県が第 3 に定める対象医療を適切に行うことができる保険医療機関等に委託し 当該事業に必要な費用に相当する金額を交付することにより行うものとする 第 7 実施手続等 1 申請の手続この事業による医療費の公費負担を受給 ( 更新を含む ) しようとする患者 その保護者又は代理人 ( 患者による委任状を所有する者に限る )( 以下 申請者 という ) は 肝炎治療受給者証交付申請書 ( 様式第 1 号 以下 交付申請書 という ) に 世帯調書 ( 様式第 2-1 号 ) 保険医による肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 ( それぞれの療法に該当する様式第 3-1 号から様式第 3-9 号までの診断書 以下 診断書 という ) 様式第 3-10 号による肝疾患連携拠点病院に常勤する日本肝臓学会肝臓専門医の意見書 ( 必要な場合に限る ) 患者の氏名が記載された被保険者証等 患者及び患者と同一の世帯に属するすべての者について記載のある住民票の写し並びに患者及び患者と同一の世帯に属する者の地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 ) の規定による市町村民税 ( 同法の規定による特別区民税を含む ) の課税年額を証明する書類 ( 市町村民税額合算対象からの除外を希望する者がいる場合は 市町村民税額合算対象除外希望申出書 ( 様式第 2-2 号 ) を含む ) を添えて 患者の住所地を管轄する保健所長 ( 以下 保健所長 という ) を経由して知事に提出するものとする ただし 松山市に住所を有する者は 中予保健所長を経由して提出するものとする ( 以下同じ ) なお 核酸アナログ製剤治療の更新の申請については 医師の診断書に代わって 直近の認定 更新時以降に行われた検査内容及び治療内容が分かる資料を添えることができるものとする 更新の申請に係る申請書類の提出については 郵送も可能とする 2 受給者の認定等 (1) 知事は 肝炎治療受給者 ( 以下 受給者 という ) の認定 ( 更新を含む ) を行うに当たっては 肝炎の専門家から構成された認定審査会 ( 以下 認定審査会 という ) の意見を求めるものとする (2) 知事は 受給者として認定したときは 速やかに保健所長を経由して肝炎治療受給者証 ( 様式第 4 号 以下 受給者証 という ) を申請者に交付するものとする (3) 知事は 受給者として認定しないときは 保健所長を経由して肝炎治療受給者不承認通知書 ( 様式第 5 号 ) を申請者に送付するものとする

(4) 認定審査会は 保険医の診断書及び別表第 1 に定める認定基準により審査し 意見を述べるものとする 3 受給者証の取扱い (1) 受給者証の有効期間は 1 年以内で 治療予定期間に即した期間とし 原則として交付申請書の受理日の属する月の初日から起算するものとする なお 核酸アナログ製剤治療については 受給者証の更新を認めることができるものとする (2) インターフェロンの副作用による休薬等 受給者本人に帰責性のない事由による治療中止期間がある場合であって当初の治療予定期間を超え かつ 助成期間も超えて治療する場合や ペグインターフェロン及びリバビリン併用療法及びシメプレビルを含む 3 剤併用療法の実施に当たり 一定の条件を満たし 受給者の主治医がペグインターフェロン及びリバビリンを更に 24 週投与が必要と認める場合は 受給者からの申請に基づき 助成機関の延長を認めることができるものとする なお 助成期間の延長に関する申請は 現に保有する受給者証の有効期間が満了する 2 ヶ月前までの間に 様式第 6-1 号 から 様式第 6-3 号 により行うこととし 助成期間の延長を認めるに当たっては 別紙 助成期間の延長に係る取扱い基準 に基づくものとする (3) 受給者は 氏名 住所 医療保険 医療機関に変更があったときは 原則として 10 日以内に 肝炎治療受給者資格変更届出書 ( 様式第 7 号 ) に受給者証及び必要書類を添付し 保健所長を経由して知事に提出するものとする (4) 受給者は 県外に転出 治癒 中止 その他の事由により受給者としての資格がなくなったときは 速やかにその受給者証を保健所長を経由して知事に返還するものとする (5) 治療医療機関は 治癒 中止 死亡等の事由が発生したときには 肝炎治療受給者転帰報告書 ( 様式第 8 号 ) を保健所長を経由して速やかに知事に提出するものとする (6) 他県で受給者証の交付を受けた者が県内に転入し 引き続いて当該証の交付を受けようとするときには 転入日の属する月の翌月末までに 転入前に交付されていた受給者証の写し及び必要書類を肝炎治療受給者証交付申請書 ( 様式第 1 号 ) に添付し 保健所長を経由して知事に申請するものとする 第 8 費用の請求及び支払等 1 費用の請求医療機関は 肝炎治療に係る費用を請求しようとするときは 健康保険法等の規定による被保険者又は被扶養者の肝炎治療特別促進事業の医療費については 療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令 ( 昭和 51 年 8 月 2 日厚生省令第 36 号 ) によるものとする 2 費用の額

医療機関が知事に請求することのできる額は 次の (1) に規定する額から (2) に規定する対象患者が負担する額 ( 以下 一部負担額 という ) を控除した額とする (1) 医療保険各法の規定による療養又は後期高齢者医療の療養の給付に要する費用の額の算定方法の例により算定した当該治療に要する費用の額の合計額から医療保険各法又は高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付に関し保険者が負担すべき額を控除した額 (2) 1 か月につき別表第 2 に定める額を限度とする額 3 費用の支払知事は 社会保険診療報酬支払基金又は国民健康保険団体連合会 ( 以下 審査支払機関 という ) から療養の給付に関する費用の請求があった場合 その内容を審査し当該審査支払機関へ支払うものとする ただし 受給者が緊急その他やむを得ない理由により 前項に規定する一部負担額を超えた費用の額を医療機関に支払った場合は その額について 知事は当該受給者 その保護者又は代理人 ( 患者による委任状を所有する者に限る ) からの請求により その内容を審査し支払うものとする 第 9 関係帳簿の備付け県は 肝炎治療特別促進事業の内容を明確にしておくため 肝炎治療受給者台帳を備え付け その都度 記載し 整理するものとする 第 10 関係者の留意事項県は この事業の実施に当たっては 患者等に与える精神的影響を考慮して 助成事業によって知り得た事実の取扱いについて慎重に配慮するよう留意するとともに 特に個人が特定されうるものに係る情報 ( 個人情報 ) の取扱いについては その保護に十分に配慮するよう 関係者に対してもその旨指導するものとする 第 11 その他この要綱に定めるもののほか必要な事項は 愛媛県保健福祉部長が別に定めるものとする 附則この要綱は 平成 20 年 4 月 1 日から適用する 附則この要綱は 平成 21 年 4 月 1 日から適用する 附則この要綱は 平成 21 年 12 月 3 日から適用する 附則この要綱は 平成 22 年 4 月 1 日から適用する 附則

この要綱は 平成 23 年 9 月 26 日から適用する 附則この要綱は 平成 23 年 12 月 26 日から適用する 附則この要綱は 平成 25 年 4 月 1 日から適用する 附則この要綱は 平成 25 年 12 月 27 日から適用する 附則この要綱は 平成 26 年 9 月 24 日から適用する 附則この要綱は 平成 26 年 12 月 18 日から適用する 附則この要綱は 平成 27 年 6 月 19 日から適用する 附則この要綱は 平成 27 年 9 月 17 日から適用する 附則この要綱は 平成 27 年 12 月 10 日から適用する 附則この要綱は 平成 28 年 4 月 28 日から適用する 附則この要綱は 平成 28 年 10 月 13 日から適用する 附則この要綱は 平成 29 年 4 月 19 日から適用する 附則この要綱は 平成 30 年 11 月 1 日から適用する

( 別表第 1) 認定基準 1.B 型慢性肝疾患 (1) インターフェロン治療について HBe 抗原陽性でかつ HBV-DNA 陽性のB 型慢性活動性肝炎でインターフェロン治療を行う予定 又はインターフェロン治療実施中の者のうち 肝がんの合併のないもの ( ただし ペグインターフェロン製剤を用いる治療に限っては HBe 抗原陰性のB 型慢性活動性肝炎も対象とする ) 上記において助成対象は2 回目の治療までとするが これまでにインターフェロン製剤 ( ペグインターフェロン製剤を除く ) による治療に続いて ペグインターフェロン製剤による治療を受けて不成功であったものは 再度ペグインターフェロン製剤による治療を受ける場合において その治療に対する助成を認める (2) 核酸アナログ製剤治療について B 型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認された B 型慢性肝 疾患で核酸アナログ製剤治療を行う予定 又は核酸アナログ製剤治療実施 中の者

2.C 型慢性肝疾患 (1) インターフェロン単剤治療並びにインターフェロン及びリバビリン併 用治療について HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎及び C 型代償性肝硬変でインターフェロン 治療を行う予定 又はインターフェロン治療実施中の者のうち 肝がんの 合併のないもの 1 上記については 3 剤併用療法 ( ペグインターフェロン リバビリン及びプ ロテアーゼ阻害剤 ) に係る治療歴がある場合 副作用等の理由により十分量 の 24 週治療が行われなかった者に限る 2 上記において2 回目の助成を受けることができるのは 以下の1 2のいずれにも該当しない場合とする 1 これまでの治療において 十分量のペグインターフェロン及びリバビリン併用療法による 48 週投与を行ったが 36 週目までに HCV-RNA が陰性化しなかったケース 2 これまでの治療において ペグインターフェロン及びリバビリン併用療法による 72 週投与が行われたケース 3 上記については 直前の抗ウイルス治療としてインターフェロンフリー治療に係る治療歴がある場合 助成の申請にあたっては 原則として日本肝臓学会肝臓専門医が 肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成すること (2) ペグインターフェロン リバビリン及びプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法について HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎で ペグインターフェロン リバビリン及 びプロテアーゼ阻害剤による 3 剤併用療法を行う予定 又は実施中の者の うち 肝がんの合併のないもの 1 上記については インターフェロン治療に係る治療歴の有無を問わない 2 上記については 原則 1 回のみの助成とする ただし 3 剤併用療法の治療歴のある者については 他のプロテアーゼ阻害剤を用いた再治療を行うことが適切であると判断される場合に限り 改めて助成の対象とすることができる

3 テラプレビルを含む 3 剤併用療法への助成は 日本皮膚科学会皮膚科専門医 ( 日本皮膚科学会が認定する専門医主研修施設又は研修施設に勤務する者に限 る ) と連携し 日本肝臓学会肝臓専門医が常勤する医療機関に限る 4 上記については 直前の抗ウイルス治療として インターフェロンフリー治 療に係る治療歴がある場合 助成の申請にあたっては 原則として日本肝臓学会 肝臓専門医が 肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成すること (3) インターフェロンフリー治療について HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎又は Child-Pugh 分類 A の C 型代償性肝硬変で インターフェロンを含まない抗ウイルス治療を行う予定 又は実施中 実施済みの者のうち 肝がんの合併のないもの 1 上記については 原則 1 回のみの助成とする ただし インターフェロンフリー治療歴のある者については 肝疾患診療連携拠点病院に常勤する日本肝臓学会肝臓専門医によって他のインターフェロンフリー治療薬を用いた再治療を行うことが適切であると判断される場合に限り 改めて助成の対象とすることができる なお インターフェロン治療及び3 剤併用療法に係る治療歴の有無を問わない 2 上記については 初回治療の場合 原則として日本肝臓学会肝臓専門医が 肝 炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成し 助成は専門医が勤務する医療 機関に限る 3 上記については 再治療の場合 肝疾患診療連携拠点病院に常勤する日本肝臓 学会肝臓専門医の判断を踏まえた上で 原則として日本肝臓学会肝臓専門医が 肝 炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成すること

( 別表第 2) 肝炎治療特別促進事業における自己負担限度額表 階層区分 自己負担限度額 ( 月額 ) 甲 世帯の市町村民税 ( 所得割 ) 課税年額が 235,000 円以上の場合 20,000 円 乙 世帯の市町村民税 ( 所得割 ) 課税年額が 235,000 円未満の場合 10,000 円

別紙 助成期間の延長に係る取扱い 1. 例外的に助成期間の延長を認める場合は 下記によるものとする ただし 少量長期投与については 対象としない (1)C 型慢性肝炎セログループ 1( ジェノタイプ 1) 型かつ高ウイルス量症例に対する ペグインターフェロン及びリバビリン併用療法の実施に当たり 一定の条件を満たし 医師が 72 週投与 (48 週プラス 24 週 ) が必要と判断する場合に 6 か月を限度とする期間延長を認めること (2)C 型慢性肝炎セログループ 1( ジェノタイプ 1) 型症例に対する シメプレビルを含む 3 剤併用療法の実施に当たり 一定の条件を満たし 医師がペグインターフェロン及びリバビリンを更に 24 週投与することが適切と判断する場合に 6 か月を限度とする期間延長を認めること この場合 ペグインターフェロン及びリバビリンの総投与期間は 48 週を超 えないこと (3) 副作用による休薬等 本人に帰責性のない事由による治療休止期間がある場合 上記の (1) または (2) とは別に 最大 2 か月を限度とする期間延長を認めること ただし 再治療 ( 再投与 ) 及びインターフェロンフリー治療については 対象としない 注 ) シメプレビルの添付文書中 用法 用量に関連する使用上の注意において 副作用や治療効果不十分等により本剤を中止した場合には 本剤の投与を再 開しないこと との記載がある 2. 上記 1 の 一定の条件 を満たす場合は 下記によるものとする 1(1) について 1 これまでの治療において ペグインターフェロン及びリバビリン併用療法 48 週を行い 36 週目までに HCV-RNA が陰性化したが再燃した者で 今回の治療において HCV-RNA が 36 週までに陰性化した症例 に該当する場合 2 1 に該当しない者であり 今回の治療において 投与開始後 12 週後に HCV-RNA 量が前値 ( ) の 1/100 以下に低下するが HCV-RNA が陽性 (Real time PCR) で 36 週までに陰性化した症例 に該当する場合 1(2) について 1 これまでの 24 週以上のインターフェロン治療 [( ペグ ) インターフェロン製剤単独 リバビリンとの併用療法及び他のプロテアーゼ阻害剤を含む 3 剤併用療法 ] で HCV-RNA が一度も陰性化しなかった者 2 または インターフェロン治療の開始 12 週後に HCV-RNA が前値 ( ) の 1/100 以下に低下せず 治療が 24 週未満で中止となった者 前値 : 治療開始約半年前 ~ 直前までの HCV-RNA 定量値 参考 ) 平成 22 年 3 月現在 ペグインターフェロン製剤添付文書中 重要な基本的 注意において 48 週を超えて投与をした場合の有効性 安全性は確立してい ない 旨の記載がある