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Transcription:

資料 5 スギ花粉発生源の推定の概要 スギ花粉発生源調査については 平成 17 年シーズン (2 月 ~4 月 ) 及び平成 18 年シーズン (2 月 ~4 月 ) の2カ年間の調査を行い 首都圏では東京駅 中京では名古屋駅 京阪神では大阪駅を中心とする半径 10km 圏内の都市部に到達した花粉の発生源をシミュレーションし推定しました ( 注 1) 2カ年の平均データから 一般的に広く用いられている評価ランクを活用し 評価ランクに対応して 発生源のスギ林を各都市部の花粉量に与える影響が 非常に強 ( 別紙 ) い 強い に区分しています このうち 非常に強い のランクに区分される区域を重点的に施策を講じる区域としています なお 今回公表するものは暫定的なものです 1 首都圏の花粉量に与える影響が 非常に強い のランクのスギ林面積は 5% 強い は 6% であり 群馬県南部 埼玉県西部 東京都西部 神奈川県北部 静岡県西部地域等が主要な発生源地域として推定されました 2 中京の花粉量に与える影響が 非常に強い 及び 強い のランクのスギ林はありませんでした 3 京阪神の花粉量に与える影響が 非常に強い のランクのスギ林面積は 3% 強い は 6% であり 京都府中部 兵庫県中部 大阪府南部 和歌山県北部地域等が主要な発生源地域として推定されました ( 注 1) 評価ランクとは 花粉飛散量の測定値と花粉症患者の症状との関係から 花粉飛散数を 非常に( 20 個 /m3 以上 ) ( 12 個 /m3 以上 20 個 /m3 未満 ) ( 4 個 /m3 以上 12 個 /m3 未満 ) ( 0 個 /m3より大 4 個 /m3 未満 ) の4 段階に区分したもので 非常に は8 割以上の花粉症患者が症状を訴え安眠が妨げられたり実生活に影響が強く出る人もいる は8 割以上の花粉症患者が発症する は5 割以上の花粉症患者が症状を訴えるとされています なお この 評価ランク は 全国の自治体や医療機関 民間気象事業者等の関係機関が発表する花粉情報にも用いられています

( 別紙 ) 都市部の花粉量への影響度の考え方 1 考え方 1 スギ花粉発生源のスギ林は都市部の花粉量に影響を与えていますが その影響度は 花粉生産量や風向 風速等の気象条件によって スギ林ごとに異なります このため 図では スギ林を含む約 2 km 四方のメッシュを単位として 都市部の花粉量への影響度の強い順に並べ 赤 橙 黄 緑 青緑という色のグラデーションで影響度を表現しています 影響がないスギ林及びスギ林がないメッシュは白色 ( 着色なし ) としています 2 また 都市部における花粉飛散量の多少を表すものに 評価ランク があり 花粉の飛散量に応じて 非常に の4ランクに分けています この 評価ランク に対応するものとして スギ花粉発生源のスギ林についてもランク分けすることとしました 3 評価ランク の 非常に は20 個 / m3以上の花粉が飛散している状態を言うので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順に並べ この20 個 / m3以上の花粉量に相当する花粉を都市部に飛散させているスギ林について 都市部の花粉量への影響度が 非常に強い というランクに区分します 4 次に 評価ランク の は12 個 / m3以上 20 個 / m3未満の花粉が飛散している状態を言うので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順に並べ 非常に強い に区分されたものを除き 12 個 / m3以上 20 個 / m3未満の花粉量に相当する花粉を都市部に飛散させているスギ林について 都市部の花粉量への影響度が 強い というランクに区分します 5 次に 評価ランク の は4 個 / m3以上 12 個 / m3未満の花粉が飛散している状態を言うので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順に並べ 非常に強い 及び 強い に区分されたものを除き 4 個 / m3以上 12 個 / m3未満の花粉量に相当する花粉を都市部に飛散させているスギ林について 都市部の花粉量への影響度が というランクに区分します 6 最後に 評価ランク の は4 個 / m3未満の花粉が飛散している状態を言うので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順に並べ 非常に強い 強い 及び に区分されたものを除き 4 個 / m3未満の花粉量に相当する花粉を都市部に飛散させているスギ林について 都市部の花粉量への影響度が というランクに区分します 7 このように区分した 非常に強い 強い 及び のスギ林から都市部に飛散する花粉量を合計すると 都市部の花粉量に一致します

8 このようにスギ花粉発生源のスギ林を区分することによって 花粉発生源対策を講じる上で 都市部の花粉量への影響度の点から 効果的 効率的な施策の展開を検討できるものと考えています 2 スギ林のランク分けの例 1 首都圏を例に取ると 首都圏の花粉量は32.2 個 / m3ですので 評価ランク の 非常に の20 個 / m3以上の花粉量に相当するのは12.2 個 / m3となるので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順から並べ スギ林からの花粉量の合計が12.2 個 / m3に達した段階で それらのスギ林を 非常に強い に区分します ( 約 55 千 ha ) 2 次に 評価ランク の の12 個 / m3以上 20 個 / m3未満の花粉量に相当するのは8 個 / m3となるので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順から並べ 非常に強い に区分されたものを除き スギ林からの花粉量の合計が8 個 / m3に達した段階で それらのスギ林を 強い に区分します ( 約 70 千 ha ) 3 次に 評価ランク の の4 個 / m3以上 12 個 / m3未満の花粉量に相当するのは8 個 / m3となるので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順から並べ 非常に強い 及び 強い に区分されたものを除き スギ林からの花粉量の合計が8 個 / m3に達した段階で それらのスギ林を に区分します ( 約 166 千 ha ) 4 最後に 評価ランク の の4 個 / m3未満の花粉量に相当するのは4 個 / m3となるので 花粉発生源のスギ林を影響度の強い順から並べ 非常に強い 強い 及び に区分されたものを除き スギ林からの花粉量の合計が4 個 / m3に達した段階で それらのスギ林を に区分します ( 約 876 千 ha ) この に区分されたスギ林は 都市部の花粉量に影響を与えるスギ林から 非常に強い 強い 及び に区分されたものを除いた残りとなります 花粉飛散量計測値と評価ランクとの対応関係 評価ランク 花粉飛散量計測値 ( 個 / m3 ) 非常に 20~ 12~20 未満 4~12 未満 0より大 ~ 4 未満

スギ花粉発生源対策重点区域推定図 ( 暫定版 ) ( 事業実施期間 ) 平成 18 年度 ~ 平成 20 年度 ( 調査内容 ) 1 花粉生産量予測調査 ( 平成 13~17 年度 ) のデータをもとに花粉生産量がとみられるスギ林分を推定 2 放出された花粉を 当時の気象条件のもとで飛散させるシミュレーション ( 大気汚染物質のモデルをベースに開発された花粉飛散量数値予測モデルを活用 ) を行うことにより 都市部に飛散する花粉の発生源を推定 3 直近の 2 カ年間 ( 平成 17 年及び 18 年 ) のデータを解析し図化 1 首都圏におけるスギ花粉発生源対策重点区域推定図 ( 調査対象地 ) 首都圏 中京 京阪神 北九州 福岡 ( 平成 20 年度実施 ) スギ花粉発生源対策重点区域推定図について平成 17 年及び平成 18 年シーズン (2 月 ~4 月 ) の平均のスギ花粉発生源の推定分布図で 表示単位を約 2km 四方のメッシュとしている 青い円は 東京駅 ( 首都圏 ) 名古屋駅 ( 中京 ) 及び大阪駅 ( 京阪神 ) を中心とする半径 10km 圏内の都市部を表しており この青い円内に到達した花粉の発生源を推定 都市部における花粉飛散量を表す評価ランクに対応して 発生源のスギ林を都市部の花粉量への影響度の強い順に 非常に強い 強い に区分し この中の 非常に強い のランクのスギ林を重点的に施策を講じる区域として その部分を赤色から橙 黄色で その他の発生源部分を黄色から緑 青緑色で表示 なお 今回公表するものは暫定的なもの 首都圏の花粉量への影響度別スギ林面積 ( 合計 1,167 千 ha) 非常に強い 55 千 ha 5% 強い 70 千 ha 6% 166 千 ha 14% 876 千 ha 75% 影響が 本調査は 平成 17 年及び 18 年の 2 カ年間のデータを解析し 花粉の到達点から発生源を推定したものであり 年ごとの気象条件などによって変わり得るものである 首都圏花粉量 32.2 個 /m3 12.2 個 /m3 8 個 /m3 8 個 /m3 非常に 4 個 /m3

スギ花粉発生源対策重点区域推定図 ( 暫定版 ) 2 中京におけるスギ花粉発生源対策重点区域推定図 3 京阪神におけるスギ花粉発生源対策重点区域推定図 影響が 影響が 中京の花粉量への影響度別スギ林面積 ( 合計 1,277 千 ha) 153 千 ha 12% 1,124 千 ha 88% 京阪神の花粉量への影響度別スギ林面積 ( 合計 1,315 千 ha) 非常に強い 40 千 ha 3% 強い 78 千 ha 6% 286 千 ha 22% 911 千 ha 69% 中京花粉量 11.3 個 /m3 7.3 個 /m3 4 個 /m3 京阪神花粉量 29.9 個 /m3 9.9 個 /m3 8 個 /m3 8 個 /m3 4 個 /m3 非常に