「eビジネス推進連合会」資料 ~団体の活動内容について

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IT を活用した重要事項説明 (IT 重説 ) とは IT 重説とは 宅建業法第 35 条に基づき宅地建物取引士が行う重要事項説明を テレビ会議等の IT を活用して行うもの パソコンやテレビ等の端末を利用して 対面と同様に説明 質疑応答が行える双方向性のある環境が必要 宅地建物取引業法の解釈 運用

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- 1 - 法務省 令第一号国土交通省宅地建物取引業法(昭和二十七年法律第百七十六号)第二十七条第二項の規定に基づき 宅地建物取引業者営業保証金規則の一部を改正する省令を次のように定める 平成二十九年三月二十四日法務大臣金田勝年国土交通大臣石井啓一宅地建物取引業者営業保証金規則の一部を改正する省令法

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

千葉県住宅供給公社土地購入希望に関する情報提供者に対する成約報酬制度要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 千葉県住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) の保有土地の分譲を促進するため 土地売買契約に至った契約者に関する情報を提供した者に対する成約報酬の取扱いについて定めるものとする ( 対象と

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4. 個人情報の提供 当社では 次の場合を除いてお客さまの個人情報を外部に提供することはありません (1) お客さまが同意されている場合 (2) 法令により必要と判断される場合 (3) お客さままたは公共の利益のために必要であると考えられる場合 (4) 他社との共同事業における共同事業者または販売会

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

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によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

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個人情報の取り扱いについて TaoTao 株式会社 ( 以下 当社 という ) は お客様が安心して当社のサービスをご利用いただけるよう 個人情報保護方針に基づき お客様の個人情報 個人番号 特定個人情報 ( 以下 ここではすべてを総称し 個人情報 といいます ) のお取扱いに細心の注意を払っており

2. 重要事項説明等における IT 活用の可能性 ( メリット ) 重要事項説明等における IT 活用の検討にあたり まず IT 活用によって期 待される効果や 消費者 事業者それぞれのメリットについて整理する IT 活用により期待されるメリット ( 何が IT 化でよくなるのか ) 現在対面で行う

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個人情報の保護に関する規程(案)

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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-2- 経済産業大臣茂木敏充国土交通大臣太田昭宏環境大臣石原伸晃防衛大臣小野寺五典(認定申請書の提出)第一条研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律(平成二十年法律第六十三号)第二条第七項に規定する試験研究機関等(以下 試験研究機関等 という )

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別紙 2 賃貸取引に係る IT を活用した重要事項説明 実施マニュアル概要 平成 29 年 9 月 国土交通省土地 建設産業局不動産業課 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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観観産第 号 平成 29 年 12 月 28 日 一般社団法人全国旅行業協会会長 殿 観光庁参事官 ( 産業政策担当 ) 旅行業法の改正に伴う経過措置について 通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 50 号 ) により旅行業法 ( 昭和 27 年法律第

2 前項の申請書には 次に掲げる書類を添付しなければならない ただし 当該申請者が 当該書類に記載された事項をインターネットの利用その他適切な方法により公表している場合であって 当該事項を確認するために必要な事項を記載した書類を同項の申請書と併せて提出するときは 当該事項を記載した書類の添付を省略す

Q○ 住宅瑕疵担保履行法に基づく資力確保措置(以下、単に「資力確保措置」といいます

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法人及び地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人ホ医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 1 条の 2 第 2 項に規定する医療提供施設又は獣医療法 ( 平成 4 年法律第 46 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する

第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この業務規程は 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律 ( 平成 2 年法律第 30 号 以下 法 という ) 第 39 条において準用する同法第 22 条第 1 項の規定に基づき 調査業務の実施に関し必要な事項を定めることを目的とする ( 調査業務実施の

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別記様式第一号 ( 第一条関係 ) 免許申請書 ( 第一面 ) 宅地建物取引業法第 4 条第 1 項の規定により 同法第 3 条第 1 項の免許を申請します この申請書及び添付書類の記載事項は 事実に相違ありません 地方整備局長北海道開発局長山形県知事 殿 申請者商号又は名称 郵便番号 ( - )

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第 6 条町長は 空き家バンクに登録した空き家の所有者に異動があったとき又は所有者から空き家バンク物件登録抹消申請書 ( 式第 5 号 ) の提出があったときは 当該空き家バンクの登録を抹消するとともに 空き家バンク物件登録抹消通知書 ( 式第 6 号 ) により当該物件登録者に通知する ( 空き家

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問 3 正解 1 1 正しい 破産しても復権を得れば, 直ちに免許を受けることができる 破産者で復権を得ないものは, 免許欠格となりますが, 復権を得れば, 直ちに免許を受けることができます すでに復権を得ている者は免許欠格ではないため, その者が役員として就任しても, その会社の免許に問題はありま

個人情報の取り扱いに関する規程

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

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2 満たした場合には 事業を行う SPC 自体には不動産特定共同事業の許可は不要とし 届出により事業を行うことを可能とした ( 旧法 40 条の 2 第 1 項 同 2 項 ) もっとも 事業に対する規制の一律の適用が制度の利用を妨げており 他の証券化手法との関係での競争力 利用率は低い現状があり

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

ご本人の場合 1. 来店による請求の場合窓口において直接的に本人であることを証明できる運転免許証 健康保険の被保険者証 写真付住民基本台帳カード 旅券 ( パスポート ) 年金手帳 実印及び印鑑証明書 ( 交付日より6ヶ月以内のもの ) または在留カード 特別永住者証明書の提示をお願いします 2.

静岡市の耐震対策事業

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

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役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

第12回 売買契約と請負契約の違い

二頁第三条第三項中 国家公安委員会 を 前項に定めるもののほか 国家公安委員会 に改め 同項を同条第五項とし 同条第二項の次に次の二項を加える 3国家公安委員会は 毎年 犯罪による収益の移転に係る手口その他の犯罪による収益の移転の状況に関する調査及び分析を行った上で 特定事業者その他の事業者が行う取

No. コメントの概要 金融庁 警察庁の考え方 本人確認方法 ( 規則第 3 条第 1 項第 1 号及び第 3 号 ) 1 規則第 3 条第 1 項第 1 号チでは 特定の預金又は貯金口座における口座振替の方法により決済されるもの という項目を追加しているが 口座振替の方法によって決済されるもの と

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

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14個人情報の取扱いに関する規程

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

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2. 建物状況調査の対象部位及び方法について 平成 30 年 4 月 1 日施行部分 P4~ Q2-1 建物状況調査の調査対象部位はどこですか 建物状況調査を行う会社によって 調査対象部位は異なりますか P4 Q2-2 給排水管路や給排水設備等も 建物状況調査の調査対象となりますか P4 Q2-3

ます 運送コンシェル は会員の皆さまの IP アドレス クッキー情報 ご覧になった広告 ページ ご利用環境などの情報を会員の皆さまのブラウザから自動的に受け取り サーバ ーに記録します 取得情報の利用目的について 運送コンシェル または 運送コンシェル が認める団体( 以下 運送コンシェル 等 とい

日本における不動産取引に関連する法律 日本の民法では 契約関係にある当事者同士が対等 公平であることが原則とされている 一方 土地や建物などの不動産を売買するときや賃貸借するときは 事業者と消費者との間に交渉力や情報量などに差が生じる こうしたことがトラブルにつながることを防ぐために 不動産取引の様

個人情報の取扱いに関する規則 平成 12 年 9 月 29 日 奈良県規則第 2 2 号 改正 平成 13 年 3 月 30 日 規則第 68 号 改正 平成 17 年 3 月 29 日 規則第 30 号 改正 平成 18 年 3 月 31 日 規則第 38 号 改正 平成 27 年 9 月 25

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株式取扱規則

前項に規定する事項のうち当該被験薬の治験薬概要書から予測できないもの に改め 同項を同条第三項とし 同条第一項の次に次の一項を加える 2治験依頼者は 被験薬について法第八十条の二第六項に規定する事項を知ったときは その発現症例一覧等を当該被験薬ごとに 当該被験薬について初めて治験の計画を届け出た日等

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資料 1-1 不動産のインターネット取引の 実現に必要な規制改革 2013 年 11 月 14 日 一般社団法人新経済連盟 ( 略称 : 新経連 / JANE) 1

目次 1 対面 書面原則の廃止の流れ 2 問題の所在 3 不動産契約のインターネット取引の効果 4 ネット取引の効果 1( 不動産市場の活性化 ) 5 ネット取引の効果 2( 消費者の利便性向上 ) 6 改革の提案 7 インターネットでの説明方法 添付資料 1 不動産契約までの流れ 2 法令上の根拠 ( 宅地建物取引業法条文 ) 3 宅建法の解釈について 4 他分野との比較 5 改革のメリット 2

1 対面 書面交付原則廃止の流れ 対面 原則の廃止の例 医薬品薬剤師による対面での販売が義務付けられていたが インターネットによる販売が可能になった (2013 年最高裁判決 ) 書面交付 原則の廃止の例 金融商品取引 2001 年契約書面を電子化 対面 書面交付原則が廃止される流れが進む中 不動産分野は 2 週遅れ の状況 3

2 問題の所在 ネットで不動産取引契約が完結しない問題点 契約の前に 対面で 書面を交付して 重要事項説明を行う必要がある ( 宅建業法 35 条について 電話での問合せに 対する国交省の回答 ) 1 法令上 対面 を明示的に義務付けていないにも関わらず 対面が必要と解釈している 2 また 同法 37 条で 書面の交付 が義務付けられており 電磁的な方法が認められていない 4

3. 不動産のインターネット取引の効果 インターネットで不動産取引が可能になることによる効果 1. 不動産市場の活性化情報量の増大 利便性の向上 仲介料金の低下 海外からの投資増加等により 不動産市場 ( および建設投資 ) が活性化 (6 ページでその効果の大きさを説明 ) 2. 消費者の利便性の向上 在宅で契約でき 遠方の不動産契約 高齢者 障害者 海外赴任者等の利便向上 (7 ページでニーズの大きさを説明 ) 3. 十分な説明による消費者保護の充実消費者のペースで説明が受けられるため より冷静な判断が可能 4. 不動産仲介業者の経営の効率化繁閑の差が少なくなり 経営が効率化 5. 宅建主任者の多様な働き方 ( 在宅勤務等 ) の実現 子育てや介護などの理由で在宅勤務等を希望する宅建主任者のニーズに合致 5

4. ネット取引の効果 1( 不動産市場の活性化 ) (1) 住宅建設市場の規模の大きさ 平成 25 年度民間住宅建設投資額の見通し 約 15 兆円 平成 25 年度民間住宅リフォーム額の見通し約 3.2 兆円出典 : 国土交通省平成 25 年度建設見通し 民間住宅への建設投資推計 18 兆円程度 ( 年間 ) 10% の投資増加で約 1.8 兆円 1% の投資増加で約 1,800 億円の経済効果 (2) 外国人投資家の重要性 J-REIT( 不動産証券 ) の場合 日本において外国人の投資比率 が 30% 程度 ネットを使って遠隔地からでも取引アクセスが容易になれば 実物不動産への投資の増加も見込まれる 6

5. ネット取引の効果 2( 消費者の利便性向上 ) (1) 毎年約 230 万人が遠方へ転居 現在居住している都道府県外への転居者数 (2012 年転居者数全体約 500 万人 ) 出典 : 総務省統計局 (2) 約 70 万人の身体障害者 ( 約 20%) が賃貸住宅等 ( 持ち家以外 ) に居住 また 約 1500 万人 日本の人口の約 12% が 75 歳以上 出典 : 平成 24 年障害者白書 平成 24 年高齢社会白書 (3) 日本人約 125 万人が海外に居住出典 : 平成 25 年海外在留邦人統計 (4) 重要事項説明に関する不満として 33% が 重要事項説明を受けるための時間の調整 確保 をあげている (5) インターネットで説明を受けることができる魅力として 67% が 何度も足を運ばなくて済む と回答し 59% が 離れたところに住んでいても話しを進められる と回答 (3)(4) 出典 :6 ヶ月以内に不動産契約を行った人へのアンケート調査 ( 回答数 310 名 ) 株式会社マクロミルが 2013 年 11 月 1 日 ~3 日に実施 7

6. 改革の提案 提案 1 不動産取引に関する重要事項説明をインターネット等を通じて行うことが可能であるようにすべき 提案 1 の実現方法 重要事項の説明 および 取引主任者証の提示 はウェブで可能なので それらを対面に限るとした解釈を変更した通知を出すべき また 必要であれば 法令改正をすべき 提案 2 不動産取引の契約に際して 書面の交付 が義務付けられている 契約書面の 電磁的方法による交付 を認めるべき 提案 2 の実現方法 電磁的方法を認めるように 書面 の解釈を変更すべき また 必要があれば 法令改正すべき 8

7. インターネットでの説明方法 前提 : 宅地建物取引主任者が説明します 説明は Web チャット メール 電話 TV 電話等を活用します 宅建主任者が説明していることを担保するために 以下の対策を適切に組み合わせて対応します なりすまし対策 1 宅建主任者のデータベース (DB) を設置し 公開 宅建業者 のホームページに勤務する宅建主任者証を掲載 (DB とリンク ) 2 勤務状況をリアルタイムに表示 3 説明を行った者の氏名 資格番号を通知する 9

資料編 10

1. 不動産契約までの流れ現状でインターネットで完結可能なプロセス ( 右欄 ) を分析 ネットで完結 他のサービスを併用し在宅で完結 対面が必要 消費者の契約までのプロセス賃貸売買 1 契約したい不動産を探す 2 現地で下見する物件を決定する 3 下見を行う 1 4 重要事項説明を受ける 5 契約する不動産を決める 6 契約する 2 7 物件引渡し 鍵等の受け取り 3 1 不動産管理会社等が下見を代行し 動画等で送信する 2 3 契約書類 本人確認書類 ( マネーロンダリング法関連 ) 鍵等の郵送が必要 11

2. 法令上の根拠 どのような法律の条文を根拠に対面 書面が必要と解釈されているのか? 宅地建物取引業法 ( 対象 : 不動産の取引 ) ( 重要事項の説明等 ) 第三十五条宅地建物取引業者は 宅地若しくは建物の売買 交換若しくは貸借の相手方若しくは代理を依頼した者又は宅地建物取引業者が行う媒介に係る売買 交換若しくは貸借の各当事者 ( 以下 宅地建物取引業者の相手方等 という ) に対して その者が取得し 又は借りようとしている宅地又は建物に関し その売買 交換又は貸借の契約が成立するまでの間に 取引主任者をして 少なくとも次に掲げる事項について これらの事項を記載した書面 ( 第五号において図面を必要とするときは 図面 ) を交付して説明をさせなければならない ~~ 中略 ~~ 4 取引主任者は 前三項の説明をするときは 説明の相手方に対し 取引主任者証を提示しなければならない 5 第一項から第三項までの書面の交付に当たつては 取引主任者は 当該書面に記名押印しなければならない ( 書面の交付 ) 第三十七条宅地建物取引業者は 宅地又は建物の売買又は交換に関し 自ら当事者として契約を締結したときはその相手方に 当事者を代理して契約を締結したときはその相手方及び代理を依頼した者に その媒介により契約が成立したときは当該契約の各当事者に 遅滞なく 次に掲げる事項を記載した書面を交付しなければならない ~~ 中略 ~~ 3 宅地建物取引業者は 前二項の規定により交付すべき書面を作成したときは 取引主任者をして 当該書面に記名押印させなければならない 12

3. 宅建法の解釈について 現在の宅建法でも インターネットでの重要事項説明は 違法でないと解釈すべき 宅地建物取引業法 35 条 同法施行令 同法施行規則には 重要事項説明を 対面 で行うことを明示的に義務付けている規定はない 重要事項説明に関する同法の注釈書 ( 注 ) には 同条の趣旨に関し そのためには取引主任者が 重要事項説明書の内容を十分理解した上で 買主等からの質問があればこれに十分対応できる状態で行うことが前提である との記述がある 対面 での重要事項説明が義務付けられているとの解釈は 上記の状態の実現 と 資格者証の提示 を同時に行う方法が 事実上 対面 しか考えられなかったということを前提としているものと推測される しかし 現在では これらを実現することは インターネット等を活用した方法によっても可能である したがって 現在では 対面 による重要説明のみが適法なのではなく インターネット等の通信手段を介した重要説明も適法と解すべきである ( 注 ) 岡本正治 宇仁美咲 改訂版逐条解説宅地建物取引業法 ( 大成出版社 ) 405 頁 ~406 頁 13

4. 他分野との比較 消費者保護 のために 重要事項説明 を求めている他分野の法律においても 説明の方法は 対面 に限定されていない 不動産契約の重要事項説明の対面規制が突出 具体例 1 消費者契約法 ( 対象 : 消費者と事業者の契約一般 ) 2 薬事法 ( 対象 : 医薬品 / インターネットによる説明 販売が可能 ) 3 金融商品の販売 ( 対象 : 株式 保険等金融商品 ) 14

4. 他分野との比較 ( 参照条文 ) 金融商品販売法第三条金融商品販売業者等は 金融商品の販売等を業として行おうとするときは 当該金融商品の販売等に係る金融商品の販売が行われるまでの間に 顧客に対し 次に掲げる事項 ( 以下 重要事項 という ) について説明をしなければならない ~~ 中略 ~~ 前項の説明は 顧客の知識 経験 財産の状況及び当該金融商品の販売に係る契約を締結する目的に照らして 当該顧客に理解されるために必要な方法及び程度によるものでなければならない リスク や 専門家と一般消費者の知識 情報の差 が大きい金融商品の販売においても 対面での説明は必須でない 薬事法改正 ( 案 ) 第三十六条の十薬局開設者又は店舗販売業者は (~ 中略 ~) 薬剤師に厚生労働省令で定める事項を記載した書面 ( 当該事項が電磁的に記録されているときは 当該電磁的記録に記載された事項を厚生労働省令で定める方法により表示したものを含む ) を用いて必要な情報を提供させなければならない 書面の利用が義務付けられていた薬の販売においても 電磁的方法が認められる 15

5. 改革のメリット 1( 不動産市場の活性化 ) 1. 不動産仲介 不動産 ( 建設 ) 投資の増加 インターネット等による重要事項説明を可能にする 不動産の取引がインターネットで完結する 複数の不動産物件を比較しながら選択容易 インターネットで不動産仲介の競争が活性化 新サービスの登場 (IT を活用した下見 内覧等 ) 不動産情報量の増大 利便性向上 仲介料金の低下等 消費者が良い物件へ引っ越しやすくなる 良い物件への転居の増加 不動産市場の活性化 不動産 ( 建設 ) 投資の活性化 2. 海外からの資金の流入インターネット取引により外国の潜在的な日本の不動産需要が顕在化 海外 ( 欧米 アジア等 ) から日本の不動産市場へ資金が流入 16

5. 改革のメリット 2( 消費者の利便性向上 ) 現状の問題点 1. 説明を受けるための来店の負担 一般に不動産契約までにインターネット等で完結できないのは 2 つ 1 物件の下見 ( 現地下見をせず ネットで済ませる消費者もいる ) 2 重要事項説明 ( 法的義務 1 件 30 分 ~60 分必要 ) 1 と 2 のため 不動産業者との対面を行うのが現状では一般的だが 同日に行うことができるとは限らない 不動産業者の訪問が複数回必要になり 以下のケース等で大きな負担! 1 急な異動や転職で 遠方の賃貸住宅に転居する場合 2 障害者 高齢者など 移動の負担が大きい人が契約する場合 3 海外赴任者が国内の不動産の契約を行う場合 解決策 インターネット等で重要事項説明 自宅で説明を受けることができる ( 消費者の利便性向上 ) 17

5. 改革のメリット 3( 消費者保護 説明の充実 ) 現状の問題点 重要事項説明の形骸化 ( 賃貸の場合など ) 本来 重要事項説明を受けた後 契約内容を吟味して 契約するかどうかの意思決定をするのが 重要事項説明制度の趣旨 しかし 実際には複数回の来店の手間を省略するため 契約締結の直前に重要事項説明が短時間で行われることもあり 説明が形骸化 契約直前の重要事項説明では 契約に疑問を持ったとしても 契約の切迫感があり 冷静に契約を中止するのは難しい 解決策 インターネット等で重要事項説明 Web メール 電話 TV 電話等の手段を活用して 宅建主任者が重要事項を説明 疑問点について 丁寧に回答され 説明記録も残る 消費者が契約内容を冷静に検討する時間が得られる 18

5. 改革のメリット 3( 消費者保護 説明の充実 ) 次のデータが 改革のメリット 3 を裏付けている (1) 重要事項説明に関する不満短い時間で契約内容を理解しなければならない 34% 専門用語が多過ぎて その場で理解できない 19% (2) インターネットで説明を受けることができる魅力検討する時間が確保できる 43% 自分以外の家族や親族と内容を共有できる 29% 出典 :6 ヶ月以内に不動産契約を行った人へのアンケート調査 ( 回答数 310 名 ) 株式会社マクロミルが 2013 年 11 月 1 日 ~3 日に実施 19

5. 改革のメリット 4( 不動産仲介業経営の効率化 ) 現状の問題 休日に重要事項説明が集中消費者への重要事項説明や契約業務が土日休日に集中し 十分な時間が取れない 一方 平日は それらの業務が少ない 繁閑の差が生じて 不効率が発生している 解決策 インターネット等で重要事項説明消費者が平日の空き時間などで重要事項説明を受けることができるようになるため 重要事項説明が休日に集中化しなくなり 十分な時間を説明にかけることができる また 業務が休日と平日に平準化し 業務が効率化する 20

5. 改革のメリット 5( 多様な働き方の実現 ) 現状の問題 事務所に出勤して働くのが一般的で 在宅勤務など多様な働き方が普及していない 対面での説明が必要であるため 宅地建物主任者が 事務所等に出勤 する必要がある 解決策 インターネット等で重要事項説明 在宅勤務や短時間労働を希望する ( ) 宅建主任者が 在宅で資格を活かして働くことができる 小さい子供がいる 身体障害を持つ 交通が不便な地域に居住している などの事情を持つ宅建主任者が希望することを想定 21