-1-
-2-
-3-
-4-
-5-
-6-
-7-
-8-
-9-
注記事項 Ⅰ 重要な会計方針 当年度より 改定後の地方公営企業会計基準を適用して財務諸表等を作成している 1 資産の評価基準及び評価方法 貯蔵品先入先出法による原価法 ( 貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げ の方法により算定 ) 2 固定資産の減価償却の方法 (1) 有形固定資産 減価償却の方法 定額法による 主な耐用年数 建物 15 年 ~ 39 年 構築物 10 年 ~ 20 年 器械備品 4 年 ~ 10 年 車両 4 年 ~ 6 年 (2) 無形固定資産 減価償却の方法 定額法による (3) リース資産 所有権移転ファイナンス リース取引に係るリース資産自己所有の固定資産に適用する減価償却の方法と同一の方法による 所有権移転外ファイナンス リース取引に係るリース資産リース期間を耐用年数とし 残存価格を零とする定額法による 3 引当金の計上基準 (1) 退職給付引当金当年度末における職員に対する退職手当の要支給額 (146,151,000 円 ) から 宮城県市町村職員退職手当組合における積立金相当額 (11,683,194 円 ) を控除した金額を経過措置により 平成 26 年度から 5 年にわたり均等額を費用処理している (2) 賞与引当金 ( 法定福利費引当金含む ) 職員の期末手当 勤勉手当の支給及び手当の支給に伴う法定福利費の支払いに備えるため 当年度末における支給見込額に基づき 翌年度の支給見込額のうち当年度の負担に属する額を計上している -10-
(3) 貸倒引当金 債権の不納欠損による損失に備えるため 実積率等による回収不能見込額を計上して いる 4 その他会計に関する書類作成の基本となる重要な事項 消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっている Ⅱ キャッシュ フロー計算書関係重要な非資金取引当年度 新たにファイナンス リース取引に係る資産 (1,962,400 円 ) 及び負債 (2,237,325 円 ) をそれぞれ計上している Ⅲ 貸借対照表関係 1 賞与引当金の取崩し平成 26 年 6 月分賞与の支給に伴う期末手当 勤勉手当の支給 12,199,518 円及び手当の支給に伴う法定福利費 2,137,759 円の支払いに対して 賞与引当金 8,470,000 円及び法定福利費引当金 1,445,000 円を取崩した 2 貸倒引当金の取崩し 平成 26 年度施設使用料不納欠損処分 1,370,318 円に伴い 貸倒引当金 1,370,318 円を取 崩した -11-
1 概況 (1) 総括事項 平成 26 年度登米市老人保健施設事業報告書 ア. 総括事項 ( ア ) 決算規模 455,796 千円 443,423 千円 31,048 千円 43,421 千円 = - + ( 決算規模 ) ( 収益的支出 ) ( 減価償却費 ) ( 資本的支出 ) 平成 26 年度の決算規模は 455,796 千円となった 平成 25 年度の 425,891 千円と比較すると 29,905 千円増加した ( イ ) 経営環境登米市立豊里老人保健施設は 入所 短期入所 75 人 通所リハビリテーション 20 人 合計 95 人の定員で運営しているが 要介護度の重度化やその家族に対する介護支援の必要性が年々高まっており 利用者も増加傾向にある これまで 介護老人施設の理念と役割に基づき施設利用者の状態に応じて 自立した日常生活が送ることができるまでの機能訓練や介護支援サービスの提供を行い 在宅復帰に向けた支援を行ってきたが 家族での介護力の難しさ等もあって在宅復帰には結びつかないことも多くなってきており 今後の課題となっている また 近年の介護報酬のマイナス改定による経営への影響に対する対応や 施設の老朽化に伴う維持管理の徹底など 経営基盤の安定化に向けた取組みが必要になっている ( ウ ) 経営成績平成 26 年度の延べ利用者は 入所 23,669 人 短期入所 2,582 人 通所リハ 6,127 人で 1 日当りの平均利用者は 入所 64.8 人 短期入所 7.1 人 通所リハ 19.8 人となり 前年度比で入所 607 人増 短期入所 284 人増 通所リハ 62 人の増となった 入所者数の増加により 老健事業収益は 370,585 千円で前年度より 8,310 千円増加した 老健事業費用は 443,423 千円で前年度より 31,309 千円増加した これは 特殊勤務手当改正の影響や入所者数増加による給食業務委託料の増加により事業費用が増加したことと 消費税率が 8% に増税された影響で事業外費用が増加したほか 会計基準の見直しによる退職給付引当金繰入額 賞与引当金繰入額の非現金支出の計上により特別損失が増加したためである この結果 収益的収支は事業損益で 14,161 千円の損失 当年度純損益においても 72,837 千円の損失を計上するに至り 当年度末で 16,197 千円の未処理欠損金が発生している ( エ ) 財政状況老健事業の資産は 765,326 千円 ( 前年比 70,078 千円の減 ) となり 主に建物の減価償却により減少している 負債は 702,429 千円 ( 前年比 687,349 千円の増 ) となり 会計基準の見直しによる借入資本金が資本から負債へ移行し 647,890 千円増加したほか 退職給付引当金 賞与引当金 36,669 千円等が増加した 資本は 62,897 千円 ( 前年比 757,427 千円の減 ) であり 借入資本金が負債へ移行し 684,590 千円が減少したほか 当年度純損失により利益剰余金 72,837 千円が減少した また 年度末における内部留保資金残高は 企業債償還金及び建設改良費の支出等で 前年度より 57,985 千円減少し 120,952 千円となっている -12-
( オ ) 主な建設改良事業 (4 条予算 ) ( 単位 : 千円 ) 事 業 名 予算額 執行額 備考 1 送迎用福祉車両購入 4,809 3,881 2 軽自動車購入 2,136 1,506 3 介護支援管理システム機器購入 594 594 4 リース資産購入費 741 741 計 8,280 6,722 建設改良事業の内訳は 資産購入費で送迎用福祉車両 (1 台 )3,881 千円と軽自動車 (1 台 )1,506 千円の購入費用と器機備品購入費で介護支援システム機器 (1 台 )594 千円を購入した また 各種システム等のリース資産に係るリース料 741 千円を支出した イ. 予算執行状況 ( ア ) 収益的収入及び支出老健事業収益は予算額 374,477 千円に対し 決算額は 370,585 千円で執行率 99.0% となり 予定額を 3,892 千円下回った 老健事業費用は予算額 454,605 千円に対し 決算額は 443,423 千円で執行率 97.5% となり 不用額は 11,182 千円となった ( イ ) 資本的収入及び支出資本的支出は予算額 44,980 千円に対し 決算額は 43,421 千円で執行率 96.5% となり 不用額は 1,559 千円となった また 資本的収入から資本的支出を差し引いた資本的収支不足額 43,421 千円を過年度分損益勘定保留資金で補てんした ウ. 業務 ( ア ) 利用者数及び収益の状況 1 入 所 区 分 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 増減率 年延利用者数 ( 人 ) 23,669 23,062 607 2.6% 入所介護収益 ( 千円 ) 278,872 275,635 3,237 1.2% 年間延利用者数は 前年度より 607 人増の 23,669 人であり 入所介護収益は 278,872 千円で 前年度より 3,237 千円の増となっている 2 短期入所区 分 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 増減率 年延利用者数 ( 人 ) 2,582 2,298 284 12.4% 短期入所介護収益 ( 千円 ) 37,788 32,982 4,806 14.6% 年間延利用者数は 前年度より 284 人増の 2,582 人であり 短期入所介護収益は 37,788 千円で 前年度より 4,806 千円の増となっている -13-
3 通所区分平成 26 年度平成 25 年度比較増減増減率年延利用者数 ( 人 ) 6,127 6,065 62 1.0% 通所介護収益 ( 千円 ) 52,425 52,314 111 0.2% 年間延利用者数は 前年度より 62 人増の 6,127 人であり通所介護収益は 52,425 千円で 前年度より 111 千円の増となっている ( イ ) 地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金老人保健施設事業への一般会計からの繰入金は 地方公営企業法第 17 条の 2 の規定に基づき 児童手当に要する経費として 収益的収入へ 680 千円の繰入れを受けている ( ウ ) 職員の状況 1 職員数 項 目 ( 単位 : 人 ) 平成 26 年度末 平成 25 年度末 比較増減 正職員 非常勤 正職員 非常勤 正職員 非常勤 医師 0 1 0 1 0 0 看護職員 11 2 12 2 1 0 介護職員 4 29 4 27 0 2 理学療法士 1 0 1 0 0 0 作業療法士 2 1 2 1 0 0 管理栄養士 1 0 0 1 1 1 事務職員 2 0 2 0 0 0 計 21 33 21 32 0 1 2 平均年齢 ( 常勤職員 ) ( 単位 : 歳 ) 項 目 H27.3.31 現在 H26.3.31 現在 比較増減 医師 - - - 看護職員 46.1 45.8 0.3 介護職員 36.8 35.8 1.0 理学 作業療法士 32.7 29.0 3.7 管理栄養士 27.0 - 皆増 事務職員 54.5 53.5 1.0 職員全体 42.3 42.2 0.1 3 職員給与費の状況 ( 単位 : 千円 ) 項 目 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 給与費 247,754 243,710 4,044 ( エ ) 収益的収入 1 事業収益 ( 単位 : 千円 ) 項 目 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 事業収益 369,320 361,133 8,187 入所介護収益 278,872 275,635 3,237 短期入所介護収益 37,788 32,982 4,806 通所介護収益 52,425 52,314 111 その他事業収益 235 202 33-14-
入所介護収益入所介護収益は 施設への長期入所者に係る介護サービス収益で 介護保険による各支払機関からの介護報酬及び利用者の負担金がある 今年度の状況については 13 ページ ウ. 業務 ( ア ) 利用者数及び収益の状況 のとおりである 短期入所介護収益短期入所介護収益は 施設への短期入所者 ( ショートステイ ) に係る介護サービス収益で 介護保険による各支払機関からの介護報酬及び利用者の負担金がある 今年度の状況については 13 ページ ウ. 業務 ( ア ) 利用者数及び収益の状況 のとおりである 通所介護収益通所介護収益は 施設への通所 ( デイサービス ) に係る介護サービス収益で 介護保険による各支払機関からの介護報酬及び利用者の負担金がある 今年度の状況については 13 ページ ウ. 業務 ( ア ) 利用者数及び収益の状況 のとおりである その他事業収益その他事業収益は 主治医意見書等の文書作成料など 235 千円であり 前年度より 33 千円増加した 2 事業外収益 ( 単位 : 千円 ) 項 目 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 事業外収益 1,266 1,143 123 受取利息配当金 23 31 8 他会計補助金 680 336 344 その他事業外収益 563 776 213 事業外収益は 預金に係る受取利息 23 千円のほか 児童手当に係る一般会計からの繰入金 680 千円や 自動販売機手数料や入所者理髪代等のその他事業外収益 563 千円などであり 前年度より 123 千円増加した ( オ ) 収益的支出 1 事業費用 ( 単位 : 千円 ) 項 目 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 事業費用 383,480 370,439 13,041 給与費 247,754 243,710 4,044 材料費 9,292 10,113 821 経費 95,009 86,859 8,150 減価償却費 31,048 29,515 1,533 資産減耗費 0 164 164 研究研修費 377 78 299 事業費用は 給与費で非常勤職員 ( 介護職員 ) の増員等の影響により 4,044 千円が増加したほか 入所者数の増加に伴う給食業務委託料等の増による経費 8,150 千円の増加等で 前年度よりも 13,041 千円増加した -15-
2 事業外費用 ( 単位 : 千円 ) 項 目 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 事業外費用 22,044 19,322 2,722 支払利息及び企業債取扱諸費 13,521 14,232 711 雑損失 8,523 5,090 3,433 事業外費用は 企業債支払利息とリース支払利息 13,521 千円のほか 消費税に係る雑損失 8,523 千円で前年度より 2,722 千円増加した これは消費税率の改正による経費やたな卸資産購入等に係る消費税の負担が増加したためである 3 特別損失 ( 単位 : 千円 ) 項 目 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 特別損失 37,898 22,353 15,545 過年度損益修正損 0 22,353 22,353 引当金繰入額 37,721 0 37,721 その他特別損失 177 0 177 特別損失は 前年度の不納欠損等の過年度損益修正損が 22,353 千円減少したほか 会計制度の見直しにより引当金繰入額 37,721 千円 ( 退職給付引当金繰入額 26,894 千円 賞与引当金繰入額 9,915 千円 貸倒引当金繰入額 912 千円 ) の増加と リース会計への移行差額でその他特別損失が 177 千円増加した ( カ ) 資本的支出 1 建設改良費建設改良費は 12 ページ (1) 総括事項 ( オ ) 主な建設改良事業 のとおりである 2 企業債償還元金今年度は 建設改良に係る企業債元金 36,700 千円を償還した ( 単位 : 千円 ) 項目償還元金未償還残高 建設改良財務省 36,700 647,890 ( キ ) たな卸資産購入限度額 ( 単位 : 千円 ) 項 目 平成 26 年度 平成 25 年度 比較増減 たな卸資産購入限度額 22,907 23,027 120 執 行 額 18,989 22,888 3,899 不 用 額 3,918 139 3,779 今年度は たな卸資産購入限度額 22,907 千円を設定し 執行額は 18,989 千円であった 前年度と比較すると介護材料や燃料等の購入減少により 3,899 千円減少した -16-
-17-
-18-
-19-
-20-
-21-
-22-
-23-
-24-
-25-
-26-
-27-
-28-
-29-