高知商工会議所経営発達支援計画 平成 目標とについて 平成 各種経営計画等策定数 目標 191 件 160 件 創業計画書策定数 目標 86 件 15 件 経営計画書策定数 目標 50 件 57 件 事業計画書策定数 ( 国内販路 ) 目標 40 件 68 件 事業計画書策定数 ( 海外販路 ) 目

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中小企業等経営強化法の概要

市町村による創業支援 (手引き)

014691北海道美深町商工会_評価結果

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

(別添1)

中小企業海外展開支援大綱の改正について

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

外部支援機関と連携した支援として 政府系金融機関との連携融資 信用保証協会の経営サポート会議 中小企業再生支援協議会の再生計画の策定事業 及びひょうご産業活性化センターとの専門家派遣事業 割賦制度等を活用した支援を行い 最適なソリューションの提案を行いました 中小企業の経営支援のための関係省庁の施策

平成18年度標準調査票

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

み状 (3) お取引先への専門家派遣必要に応じて お取引先へ税理士や中小企業診断士などの専門家を直接派遣する 外部専門家派遣制度 を活用し 経営支援機能の強化を図っています 19 況中小企業の経営の改善及び活性化のための取組み状況 中小企業の経営の改善及び活性化のための取組 3. 中小企業の経営支援

平成22 年 11月 15日

連携 共同実施市区町村 所沢市 所沢商工会議所 本市においては 新規創業ビジネスプランコンペや所沢商工会議所と連携した創業支援セミナー等を実施してきたが 本計画により この取組を強化 体制整備し 平成 26 年 ~28 年度にかけて 150 件の創業者を輩出する 具体的には 所沢市による 新規創業ビ

中期事業計画の評価 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 香川県信用保証協会

スライド 1

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

Microsoft PowerPoint - 9月末公表(栃木県正社員転換・待遇改善実現プラン)

借換保証制度要綱(H ~)[1]

金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫

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このまま FAX して下さい FAX 消費税軽減税率対応窓口相談事業 事業計画策定セミナー参加申込書 事業所名 参加者氏名 所在地 TEL FAX 問い合わせ先 : 茂木町商工会担当五味渕 谷島 電話 : FAX:

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

平成 31 年度 事業計画書

経営発達支援計画評価報告書

PowerPoint プレゼンテーション

平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

(別添1)

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

(別添1)

平成 29 年度 事業計画書

平成29年度事業計画 _1 (2)

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経営発達支援計画評価シート(岩手県・岩手町商工会:180328)

市町村による創業支援 (手引き)

もみじ銀行:もみじ銀行について>進捗状況について(平成22年度)

資料 3 リレバン推進ワーキンググループ活動報告 ( 平成 29 年度アクションプラン進捗状況報告 ) 平成 30 年 2 月 15 日

(別添1)

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

【事例】平成○年度○○カテゴリーに係る全体方針の策定

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

認定 コンサルタント向け 認定申請書記載要領 主たる事務所の所在地を管轄する経済産業局長へ申請書の正本 2 部を提出して下さい 記載内容等で判断に迷う場合は 申請書を提出する経済産業局へお尋ね下さい 認定後においては 経営革新等支援機関の名称( 氏名 ) 住所 窓口の連絡先 取り扱うことが出来る相談

連絡担当窓口企画提案書 実施事業者の概要 企画提案者の概要 機関名 代表者役職 氏名 所在地 氏名 ( 役職 ) 電話番号 ( 代表 直通 ): Fax: 連絡先 ホームページ : 1 基本財産又は資本金 円 2 職員数 ( うち本事業に携わる職員数 ) 人 ( 人 ) 3 設立年月

平成30年度 事業計画書・収支予算書 _01

個人が認定申請する場合の例 申請書 ( 添付書類含む ) を 2 部提出 (2 部とも実印箇所を押印する ) 別記様式 ( 第二条第二項関係 ) 平成 年 月 日 福岡財務支局長高木隆殿九州経済産業局長広実郁郎殿開業税理士は 事務所名を記載 補助税理士 社員税理士は 事務所名を記載しない 事務所の所

厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指

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平成 31 年度 事業計画 書 平成 31 年 (2019 年 )4 月 1 日から 2020 年 3 月 31 日まで 一般財団法人明石市産業振興財団

(別紙1)

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

平成18年度標準調査票

平成 28 年度 事業計画書

金融行政の動向について

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6次産業ガイドブック表1

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

平成 24 年 11 月 13 日 新潟縣信用組合 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 第 1 第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条及び第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 当組合は 地域に根差し 地

第3回成長資金の供給促進に関する検討会配付資料

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

中小企業支援機関の類型 中小企業 小規模事業者の支援機関は商工会 商工会議所から士業まで様々 支援機関において 支援者と支援される側との関係で大別すると 相互に支援しあう メンバーシップ型 支援機関と 支援者と非支援者が明確に区分される 外部型 がある 支援機関 商工会 商工会議所 中小企業団体中央

目次 調査の概要 ポイント評価について 総合評価 経営支援事業に関すること 8. 商工会組織の強化に関すること 9 商工会別状況 0 項目別取組状況 実績. 経営支援事業に関すること 45. 商工会組織の強化に関すること 5-0 -

日本政策金融公庫 日本政策金融公庫 国民生活事業のご案内 国民生活事業のご案内

( 別表 1) 経営発達支援計画 経営発達支援事業の目標 1. 地域の概要磐田市は 平成 17 年の 1 市 3 町 1 村 ( 旧磐田市 福田町 竜洋町 豊田町 豊岡村 ) の合併により新市として歩み出した 合併時 174,000 人を超えていた人口は 平成 29 年 4 月現在 170,430

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

平成18年度標準調査票

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地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

市町村による創業支援 (手引き)

平成22年2月●日

平成22年度         タイトル

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

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資料 2 サービス等生産性向上 IT 導入支援事業 (IT 導入補助金 ) について 平成 31 年 2 月 27 日 近畿経済産業局サービス産業室

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

ニュースリリース 平成 26 年 10 月 24 日中日信用金庫株式会社日本政策金融公庫 日本公庫 地方公共団体 地域金融機関 中間支援組織と連携し ソーシャルビジネス支援ネットワークを設立 このたび 中日信用金庫 ( 理事長 : 山田功 ) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) は 地域の

H26年度 事業計画書

23年度概算要求に向けて(案)

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平成 28 年度 経営発達支援計画 事業実施報告書 ( 事業の実績 評価 直し結果 ) 利市坂 商 会

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記入要領 様式第 1 平成年月日 提出する年月日を記入します 経済産業局長殿 ( 沖縄県の場合は 内閣府沖縄総合事務局長殿 ) 申請者の主たる事務所の所在地を管轄する経済産業局等の名称 (P.13 参照 ) を記入します 住所 東京都千代田区 氏名一般社団法人 理事長

【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~

ネクストニッチトップ企業育成事業 公募要領 募集期間 令和元年 6 月 14 日 ( 金 )~7 月 26 日 ( 金 )(17 時必着 ) 申請書提出先 問合せ先 金沢市鞍月 1 丁目 1 番地 平成 25 年 5 月 石川県商工労働部産業政策課競争力強化推進グループ TEL:0

================================================================== さかい起業チャレンジポートメールマガジン 第 13 号 =======================================================

( 別紙 1) 事業計画書 1. 申請者の概要 1 伝統的工芸品の品目名例 : 織 焼 ( 複数の場合は全て記載 ) 2 都 道 府 県 上記品目の指定地域 3 申 請 者 名例 : 組合 株式会社 4 代表者の役職 氏名 5 担当者の役職 氏名 6 住 所 7 電 話 番 号 8 ファックス番号

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地域密着型金融 の進捗状況 芝信用金庫 当金庫は 地域密着型金融 を恒久的な取組み課題として位置付け 中期経営計画 の重点課題として また経営方針の重点施策にもかかげ 取引先企業への支援及び地域経済への貢献に向けて取組んでおります 平成 22 年 4 月 ~ 平成 22 年 9 月までの進捗状況をご

害者 万人 精神障害者 万人となっている 複数の障害を併せ持つ者もいるため 単純な合計にはならないものの 国民のおよそ7.4% が何らかの障害を有している 障害福祉サービスの利用者数は 国民健康保険団体連合会へ支払いを委託する自立支援給付の支払いに関するデータによれば 平成

経営強化法の執行について

Transcription:

高知商工会議所経営発達支援計画の 平成 評価並びに平成 30 年度実施に向けた改善案について 平成 30 年 3 月 30 日 1. 経営発達支援計画とは平成 26 年 6 月に商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律 ( 平成 5 年法律第 51 号以下 小規模事業者支援法 という ) の一部を改正 本改正は 中小企業のなかでも特に 小規模事業者の事業の持続的発展を支援するため 商工会及び商工会議所が 小規模事業者の事業計画作成や伴走型での実施支援 販路開拓支援などを網羅した支援計画を作成 その計画を経済産業大臣が認定する仕組みである 平成 30 年 3 月現在 356 商工会議所 ( 全 515 商工会議所の 69.1%) が認定されている 2. 高知商工会議所経営発達支援計画について平成 27 年 9 月に大臣認定 平成 で 3 年計画が終了創業支援 経営革新 ( 経営改善含む ) 支援 計画策定支援 伴走型実施支援等販路開拓支援 ( 海外販路含む ) 商談シート作成 展示会 商談会開催等 BCP 支援 計画作成支援 救命講習等の実施等中心市街地活性化 まちゼミ実施等経営指導員の育成 支援要請ごとにレベル分けし レベルに合った支援内容を提供することが特色 3. 平成 30 年度事業に向けた運営改善について 実施後 目標と成果の 乖離を所内分析 外部有識者を招き 状況報告 評価と改善案を の計画実施にかかる改善案を常議員 承認された 実施改善案を HP に掲載 いただく 会で承認 平成 30 年 3 月 16 日付けで 高知商工会議所は 2 度目の経営発達支援計画の認定を取得 1

高知商工会議所経営発達支援計画 平成 目標とについて 平成 各種経営計画等策定数 目標 191 件 160 件 創業計画書策定数 目標 86 件 15 件 経営計画書策定数 目標 50 件 57 件 事業計画書策定数 ( 国内販路 ) 目標 40 件 68 件 事業計画書策定数 ( 海外販路 ) 目標 4 件 3 件 BCP 策定数 目標 11 件 17 件 付加価値額の増加企業件数 目標 46 社 24 社 Ⅰ. 経営発達支援事業の内容 1. 経営分析支援経営分析件数レベル1 企業レベル2 企業レベル3 企業 目標 150 件 36 件 目標 60 社 150 社 目標 40 社 126 社 目標 30 社 76 社 2

( 参考 ) 高知商工会議所経営発達支援計画 Ⅰ. 経営発達支援事業の内容 1. 経営分析支援 より抜粋 企業レベル把握シートの活用は 支援先の小規模事業者等の階層を適切に理解すること で 適切な手法をもって 必要な対応を怠りなく適切に行うことを通じ 小規模事業者等 のレベルアップを促し PDCA を回す仕組みづくりを推進すること を目的としている レベル0は 資金調達などの応急処置的な改善しか求めていない状態の小規模事業者等を位置付けている この状態での支援要請を繰り返しているうちは 本格的な継続支援は不可能である そこで 応急処置では根本的な問題の解決にはならないことを理解いただき 課題解決支援の入口となるレベル1へと引き上げる レベル1は 方向性は定まっていないが ターゲット像や独自の強み 経営環境を明らかにしようとしている状態の小規模事業者等を位置付けている 環境分析や財務分析等の各種分析をすることによって 自社の現状や問題点 そして課題を正しく認識していただき 自社独自の強みを生かした事業計画策定への意欲喚起を図り レベル2へと引き上げる レベル2は 事業計画書は未策定だが 行動計画や財務計画を明らかにしようとしている小規模事業者等を位置付けている クロスSWOT 分析や3C 分析等の各種分析を用いて戦略を検討し その戦略に基づいて戦術を検討し 事業計画書へと落とし込み レベル 3の計画実行へと引き上げていく なお ここで満足のいく計画ができない場合は レベル1に立ち戻り 再度 方向性を定めるための調査 分析を行う レベル3は 事業計画書に基づいて実行に移し始めた小規模事業者等を位置付けている まず 計画通りに進捗しているかを確認するために アクションプランの計画 チェックを行う その後 計画乖離による資金繰りショートの危険性がないかを確認するために 資金繰り表の計画 チェック等を行い 必要に応じて修正 見直しを行っていく また 計画実施に移した際に 想定外の乖離が生じたり 外部環境が変化したりすることがあるため 環境変化等による方向性を再度見極める必要がある場合にはレベル1に差し戻し 戦略の失敗と判断される場合にはレベル2に差し戻して 再検討を行う 以上の支援を行うことで それぞれの小規模事業者等に応じた課題を抽出し さらに 個々課題のレベルアップに具体的対策を講じて 経営力強化を図っている 3

2. 市場 需要調査および経済動向の把握に関する調査 1 市場 需要調査の実施企業数 目標 150 社 持続化補助金申請にかかる調査 33 社 ものづくり補助金申請にかかる調査 3 社 36 社 2 月次産業別動向調査の実施 レポート作成 会報掲載 目標 12 回 会報毎月実施 12 回 3 景況調査の実施 レポート作成 会報掲載 目標 4 回 会報四半期毎実施 4 回 4 高知市長と高知商工会議所役員との経済座談会の実施 レポート作成 会報掲載 目標 1 回 会報 1 月号実施 1 回 3. 事業計画の策定 実施支援 1 創業支援事業 創業セミナーへの講師派遣目標 5 回 日本政策金融公庫講師派遣 2 回 高知県商工会連合会講師派遣 1 回 3 回 創業計画書策定数目標 86 件 19 件 19 件 2 経営革新支援事業 セミナー フォーラム開催数目標 2 回 経営計画策定セミナー (12 月 ) 経営革新フォーラム (3 月 ) 2 回 ビジネス交流会の開催目標 1 回 経営革新フォーラム時に実施 1 回 個別相談会開催数 販路開拓および経営革新目標 6 回 川上先生 6 回名物商品開発 販路開拓事業 6 回 12 回 承認件数目標 10 件 2 件 2 件 経営計画書策定数目標 50 件 経営革新計画策定数 2 件 農商工等連携事業計画 3 件経営改善計画 3 件 ものづくり補助金 3 件 持続化補助金 33 件経営力向上計画 14 件 3 国内販路開拓支援事業 58 件 セミナー開催数目標 3 回 販路開拓塾 販促セミナー 2 回 個別相談会開催数 販路開拓および経営革新目標 6 回 2 に記載分 12 回 4

事業計画書策定数目標 40 件 商談シートまたは商品規格書 68 件 4 海外販路開拓支援事業 セミナー開催数目標 3 回 海外販路開拓セミナー 3 回 個別相談会開催数目標 2 回 海外バイヤー個別相談会 国内輸出業者個別相談会 2 回 事業計画書策定支援 FS 調査サービス支援含む目標 4 件 5 事業継続計画 (BCP) 支援事業 個別策定支援件数目標 11 件 17 件策定中 17 件 救命講習開催回数目標 4 回 今年度実施なし 0 回 6 人材育成支援事業目標 5 回 新入社員研修 4 月 自衛隊研修 4 月 フォローアップ研修 10 月 中堅社員研修 11 月 リーダーシップ研修 1 月 フォローアップ研修 22 月 3 件 6 回 4. 需要開拓事業 1 バイヤー招聘セミナー & 個別相談会目標 2 回 バイヤー招聘セミナー 1 回 パッケージセミナー & 個別相談会 2 回 2 逆見本市開催目標 1 回 食材マッチング 1 回 1 回 3 ビジネスフェア中四国開催目標 1 回 2 月開催 1 回 2 国内展示会出展支援先 目標 8 社 日本百貨店しょくひんかん 8 社 ホテルシーサイド江戸川 3 社 ビジネスフェア中四国 3 社 メッセナゴヤ 4 社 食材マッチング 11 社 29 社 5 合同プレス発表会開催数目標 1 回 2 月開催 1 回 6 海外展示会 物産展等支援先目標 10 社 フード台北 ( 台湾 ) 1 社マルカイ高知県物産展 ( ハワイ )10 社 ( 商品出展 34 社 ) 11 社 5

Ⅱ. 地域の活性化 1. 地域活性化事業 1 事業計画策定支援事業 助成金 計画策定件数 目標 15 件 市空き店舗 13 件 県空き店舗 3 件 県魅力化 0 件 16 件 2 事業引継ぎ支援事業 売却希望情報件数 目標 15 件 引継センターでの譲渡相談件数 88 件 88 件 3TMO 事業 街ゼミ参加店舗数 目標 50 店舗 5 月 11 月通算 40 店舗 (5 月 32 店舗 11 月 35 店舗 ) 40 店舗 4 よさこい祭り 経済波及効果 目標 87 億円 96 億円 Ⅲ. 支援力向上のための取組み 1. 他の支援機関との連携を通じた支援ノウハウ等の情報交換に関すること 1 支援事例発表会 目標 1 回 6 月 1 回 2 振興委員との情報交換会 目標 3 回 5 月 11 月 3 月 3 回 3 日本政策金融公庫 信用保証協会との情報交換会 目標 3 回 マルケイ協議会 1 回 公庫との勉強会 1 回 2 回 4 日本政策金融公庫との融資相談会 目標 6 回 7 月 9 月 10 月 2 回 11 月 1 月 6 回 5こうち支援ネットワーク会議への参画 目標 4 回 7 月 9 月 11 月 2 月 4 回 6 高知県プラットフォーム会議への参画 目標 3 回 8 月 1 回 7 高知市商工観光部との情報交換会 目標 1 回 海外バイヤー相談会 2 回 2 回 8 高知商工会議所セミナーなど実施事業の周知件数 消費税事業の周知件数 640 件 振興委員による周知研修 793 件 目標 1,000 件 1,433 件 9 高知商工会議所への支援要請紹介件数目標 30 件 振興委員による紹介件数 6 件金融機関 再生支援協議会からの紹介件数 3 件 9 件 6

経営指導員等の経営支援力向上に関すること ( 目標値は 30 年 3 月末段階 ) 1. お客様の状態 2. 事業計画策定 3. 経営支援 4. 調査分析 5. 金融 財務 1-1 1-2 1-3 1-4 1-5 1-5 未満 目標 5 4 2 2 5 0 ( 平成 28 年 ) 4 0 4 4 7 1 ( 平成 29 年 ) 3 0 7 6 2 0 2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-5 未満 目標 2 3 3 2 5 3 ( 平成 28 年 ) 4 0 3 4 3 4 ( 平成 29 年 ) 3 1 3 9 1 1 3-1 3-2 3-3 3-4 3-5 3-5 未満 目標 3 0 5 3 7 0 ( 平成 28 年 ) 4 0 4 4 4 2 ( 平成 29 年 ) 3 1 5 6 3 1 4-1 4-2 4-3 4-4 4-5 4-5 未満 目標 5 0 5 3 5 0 ( 平成 28 年 ) 4 1 3 2 8 0 ( 平成 29 年 ) 3 3 5 5 2 0 5-1 5-2 5-3 5-4 5-5 5-5 未満 目標 3 1 4 3 7 0 ( 平成 28 年 ) 5 1 1 3 5 2 ( 平成 29 年 ) 4 3 3 3 4 1 7

( 参考 ) 経営指導員のスキルアップについて 種類 困難簡易 お客様の 状態 1 1 支援対象企業に計画以上の成果が生まれる状態 1-2 支援対象企業に想定内の成果が生まれる 1-3 融資や補助金の計画策定後の実行支援を要請される 1-4 一緒に作成した計画に対し実際に取り組むと意思表明を受ける 1-5 施策紹介を通じて融資 補助金などの計画策定の支援を要請される 事業計画作成 2-1 ものづくり補助金が採択されるレベルの計画作成支援ができる 2-2 創業補助金が採択されるレベルの計画作成支援ができる 2 3 経営革新が採択されるレベルの計画作成支援ができる 2 4 持続化補助金が採択されるレベルの計画作成支援ができる 2-5 空店舗対策事業が採択されるレベルの計画作成支援ができる 経営支援 3-1 PDCA を回す伴走支援を行うことで企業の業績回復を支援できる 3-2 計画策定後の実行支援を行うことで 小さな成功に導く 3-3 経営者の想いを組んだ計画の策定を単独で支援できる 3 4 他の力を借りながらも自分が主体となり 計画策定支援ができる 3-5 先輩の支援現場に同席し 一部の計画策定に携われる 調査 分析 4-1 仮説に基づいて 企業内外から生データを収集 分析できる 4-2 入手した情報とヒアリングをもとに仮説が立てられる 4-3 商圏内の競合の数と特徴を明らかにして支援対象企業と対比できる 4-3 市場の規模や傾向 立地 特性などを収集 分析できる 4-5 業界動向や商習慣 収益構造などを面談前に調査できる 金融 財務 5-1 財務分析に基づいた現状把握ができ 支援対象企業に説明できる 5-2 運転資金の説明ができ 適切な運転資金額を算出できる 5-2 資金繰り表 収支予想などの融資を支援する際の資料が作成できる 5-4 B/S の勘定科目を理解し P/L との連動が説明できる 5-5 P/L の勘定科目を理解し 各利益の違いが説明できる スキルアップの要件については 必要に応じ 適宜見直しをはかるものとする 8

高知商工会議所経営発達支援計画 平成 30 年度実施に向けた改善案 平成 30 年 3 月 30 日 標記について 自主原因分析と外部有識者による見直し案をもとに 平成 30 年度事業を 改善いたします ( 計画未達成のに対する対応 ) 項 目 目標 要因及び次年度対応 各種調査を含む事業計画が必要な補 助金申請の募集が想定より少なかっ 市場 需要調査の実施企業数 150 社 36 社たため 個社支援時でも各種調査を踏まえた 支援の件数を増やす 創業セミナー等のニーズが少なく 個創業支援事業 5 回 3 回社支援へのニーズが高かった創業セミナーへの講師派遣 講師派遣が可能な旨を周知徹底 1 案件当たりの支援濃度が増してき たことや 創業支援を実施する機関が創業支援事業 86 件 19 件増加した創業計画書策定数 市 県や商店街 不動産事業者等との 連携強化による案件発掘を図る 事業者にとってメリットが大きい他 経営革新支援事業事業が増加 10 件 2 件承認件数 事業を横断的に見渡し 申込企業の発 掘を行う 9

国内販路開拓支援事業セミナー開催数海外販路開拓支援事業事業計画書策定支援事業継続計画 (BCP) 支援事業救命講習開催回数 TMO 事業街ゼミ参加店舗数日本政策金融公庫 信用保証協会との情報交換会高知県プラットフォーム会議への参画高知商工会議所への支援要請紹介件数 3 回 2 回 4 件 3 件 4 回 0 回 50 店 40 店 3 回 2 回 3 回 1 回 30 件 9 件 想定していた補助事業の予算が減額になったためセミナー開催数が減少した セミナーのブラッシュアップとともに予算内での開催数の検討 事業所へのフォローアップ不足 専門家 バイヤー等からアドバイスを受けた事業所に対しての定期訪問 行政等が実施することとなったため 重複した開催を見送った 他機関での開催状況を踏まえ 今後の実施を検討する 参加店舗の新規開拓が不十分 創業者を中心に周知を図り その後のアフターフォロー強化に務める 信用保証協会と当所の各女性職員が連携した 女性創業者支援事業で複数回の情報交換会を実施したが 全体開催が減少したため 各機関との連携を継続して強化する 外部機関との連携不足 主管機関と実施回数を協議する 受け身の体制が硬直化していた 業務連携協定締結先 ( 四国銀行 高知銀行 ) との連携を強化する 10