SSL永久アンカー工法は 拡孔支圧型のP型 M型の2工法からなります SSL永久アンカー工法 SSLアンカー工法は さまざまな地盤に応じた全く新しい嵌合 はまり合い 機構 拡孔支圧型アンカー体 を 形成することにより 従来の周面摩擦型アンカーの弱点であるアンカー体と定着地盤との進行性劣化を克服し ました SSLアンカー工法は進行性劣化の影響を受けにくいので アンカー定着長を短くすることができ かつ定着機 構をより完全なものとしました SSLは Special Support Latch の略称であり アンカー体と定着地盤との嵌合 はまり合い 機構におけ る特徴を強調した呼称です SSL-P型 M型アンカー工法は 財 砂防 地すべり技術センターから技術審査 証を取得いたしました S S ア ン カ 形 L ー 式 一 軸 圧 縮 強 度 拡孔支圧型 パッカータイプ SSL-P型 SSL-P400型 SSL-M型 0.125 0.5 σс 値 10 N 土 種 区 分 地 質 分 類 拡孔支圧型 メカニカルタイプ 40 0.625 1 2 3 10 20 25 50 MPa 50 粘土 風化岩 概 略 分 類 拡孔作業の難易 5 軟 岩 中硬岩 洪積層 新第三紀層堆積岩 新第三紀層 古第三紀層堆積岩 中生層 古生層の堆積岩 火成岩 変成岩 ナイフで削れる 拡孔可能 ナイフでかろうじて削れる 岩質によっては拡孔困難 上表は標準的な適用範囲であり 各アンカー形式とも基本試験等の結果によって適用範囲を拡大して採用することができます SSL-P型 パッカータイプの拡孔支圧型永久アンカー N値10以上の粘土 風化岩に適用 SSL-M型 メカニカルタイプの拡孔支圧型永久アンカー 一軸圧縮強度3 25MPaの軟岩 中硬岩に適用 進行性劣化の克服 1 設計アンカー力は定着地盤の一軸圧縮強度 σc と所要支圧面積 F をもとにして算出されます 確かな理論がシンプルな設計手法を確立し 定着地盤に対応したP型 M型の各支圧型アンカー体が長期耐久 性を確実なものにしました 大地に根づく グラウンドアンカーの定着地盤は必ずしも安定地盤ばかりではなく 粘土等の軟弱地盤から極硬岩まで さまざ まな地盤が対象となります 大地に根づく嵌合メカニズム これがSSL永久アンカー工法です 2
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SSLアンカーの構成部材 SSLアンカーの施工手順 アジャストプレート P型施工手順 アンボンドPC鋼より線 上部アジャストプレート 下部アジャストプレート オイルキャップ アンカーグリップ ヘッドアダプター アンカータイプ アジャストプレートの規格 P/P400,35M BA135 70M BA165 アンカープレート 角度調整範囲 0 15 7.5 22.5 0 15 7.5 22.5 アンカープレートの仕様 抜き孔径 minφ107mm minφ117mm minφ121mm minφ134mm 1 削孔 6 SSLテンドンの挿入 適切な定着地盤を確認し 十分なスライム排除を行います テンドンを挿入します 2 ケーシング一部引き上げ 7 ケーシング一部引き上げ 所定の位置までケーシングを 引き上げます 芯抜き閉塞部より上まで ケーシングを引き上げます 3 拡孔ビットの挿入 8 グラウト注入 拡孔ビットを挿入します シースパイプ内より パッカーに グラウトを注入します 注 注入圧が0.4MPaを保持できるま でくり返し注入を行います 材質 ダクタイル鋳鉄 亜鉛メッキ 設置が容易なほか テンドン軸方向と直交する面が容易に調整できる ガイドパイプ付きもあります 別途カタログを用意しています ロータリーパーカッション式削孔ツールスの諸元 SSR-180拡孔ビット M型用 呼 SSR-拡孔ビット P型用 拡孔ビット 偏心防止チューブ 拡孔ビットの諸元 P型 P型用 400P型 P型 400P型 35M型 M型用 7 0 M 型 35M型 70M型 SSR- SSR-400 SSR-P SSR-400P SSR-150 SSR-180 SSR-150P SSR-180P 本体径 76 76 リングビット 径 90 115 135 165 ドリルパイプ 標準 カップリング インナービット 内径 69 65 87 80 106 101 123 134 127 ドリルパイプ ドリルパイプ 内径 101 125 137 157 170 96 133 165 78 99 114 132 145 プリングヘッド 本体全長 最大 偏心防止 チューブ1.0 拡孔径 m含む 1,755 2,060 400 1,770 2,060 400 1,625 1,665 170 1,625 1,665 170 ロータリー式削孔ツールスの諸元 質量 (kg) 適用機械 39 66 39 66 12 38 12 38 ロータリー用右回転ビット パーカッション用左回転ビット ロータリー用右回転ビット パーカッション用左回転ビット 呼 シールドクラウン シールドパイプ 径 101 116 132 165 135 145 172 ダウンザホール ハンマー ビット 65 87 115 133 シールドパイプ 内径 101.6 130 139.8 165.2 87.6 90 115 125.8 145.2 上記諸元は日本アンカー協会 グラウンドアンカー設計 施工手引書 案 p7-30,1992によった ジャッキ ジャッキチェア ジャッキチェア及びプリングヘッドの仕様 ジャッキチェア D1 h1 80 80 95 190 50 より線構成 φ12.7 1本用 φ15.2 1本用 φ17.8 1本用 φ19.3 1本用 φ21.8 1本用 φ12.7 4 7本用 5 拡孔部孔内洗浄 10 頭部処理 エアリフトにより 十分に孔内を洗浄します オイルキャップを取り付け 防錆処理を行います M型施工手順 緊張側手締金具 戻側手締金具 D1 型 9 H h1 式 最大荷重 ストローク 受圧面積 最大圧力 全長 H 質 量 600-180 600-0-180 0- kn mm cm2 MPa mm kg 600 180 88.5 67.8 370 45 600 88.5 67.8 490 55 0 180 148.4 67.4 390 70 1 削孔 7 アンカー体の拡径 適切な定着地盤を確認し 十分なスライム排除を行います 拡径専用ジャッキ等により 確実に拡径します 2 ケーシング一部引き上げ 8 ケーシング一部引き上げ 所定の位置までケーシングを 引き上げます 芯抜き閉塞部より上まで ケーシングを引き上げます 3 拡孔ビットの挿入 9 芯抜き閉塞パッカーへの注入 拡孔ビットを挿入します パッカー注入ホースにより 芯抜き閉塞パッカーへ グラウトを圧入します プリングヘッド D2 h2 84 73 73 140 ジャッキの仕様 D2 グラウトが所定の強度に達したのち 試験を行い定着します SSLアンカー緊張用機材 h2 9 緊張 定着 拡孔ビットにより 所定の区間を確実に拡孔します 拡孔支圧型アンカーSSL-P M型は専用ビットを使用して必要径に拡孔します カッターの開閉はボーリングマシンの回転を利用したロック機構で簡単 確実です 拡孔ビット 拡孔ビット形式 4 拡孔作業 0 148.4 67.4 510 91 拡径専用 ジャッキ 160 400 23.29 68.7 590 26 作動電力 ACV-0.45kw 拡径ジャッキ ACV-0.29kw AC200V 三相 -0.75kw 4 拡孔作業 10 定着部グラウト注入 拡孔ビットにより 所定の区間を確実に拡孔します シースパイプ内より 定着部にグラウトを注入します 5 拡孔部孔内洗浄 11 緊張 定着 エアリフトにより 十分に孔内を洗浄します グラウトが所定の強度に達したのち 試験を行い定着します 6 SSLテンドンの挿入 12 頭部処理 テンドンを挿入します オイルキャップを取り付け 防錆処理を行います 10