見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省

Similar documents
<4D F736F F D208E9197BF315F B838D C8C768E5A977697CC5F FC C8AEE8F808F808B925F E646F63>

住宅・建築物の 着実な省エネルギー設計への誘導

真空ガラス スペーシア のご紹介 一般に使用されている一枚ガラスの約 4 倍の断熱効果を発揮!! お部屋全体を快適にします オフィスやパブリックスペースの環境は 冷房や暖房に常に取付専用グレチャン気を配らなければなりません 高断熱 Low-Eガラスしかし一方で経営者の方々にとっては節電対策も重要な項

外気カット制御 有 外気冷房制御 無 全熱交換器制御 有 ( 全熱交換効率 0.) 2 換気設備 室用途毎に基準設定換気風量 ( 換気回数 ) 基準設定全圧損失 標準的な送風機の送風機効 率 伝達効率 余裕率 モータ効率を定め これらを標準設備仕様とする 基準設定換気風量 : 設計者へのヒアリング調

資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

<4D F736F F D20335F F5A91EE835B838D C8C768E5A977697CC5F FC C8AEE8F808F808B DC58F4994C5817A5F

第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

スライド 1

2

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF FC C8AEE8F8082CC8CA992BC82B582C982A882AF82E98A4F94E78AEE8F8082CC90DD92E882C982C

章の表紙

1

Microsoft Word - 問題冊子 docx

( 第二面 ) 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏名 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 2. 代理者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 3. 設計者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 4. 備考

資料

<93CD8F6F976C8EAE81698B4C8DDA97E1816A2E786C7378>

住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 平成 28 年国土交通省告示第 266 号 ) における 同等以上の評価となるもの の確認方法について 住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 (

1, H H17 4.2H17

資料2:地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ(議論のたたき台)(案)

CASBEE評価ソフトの使用方法

1

建築物省エネ法認定申請手数料 適合証 : 登録住宅性能評価機関又は登録建築物調査機関等の審査を経て 各省エネ基 準に適合するとして発行する 適合証 があるもの 共同住宅等 : 一戸建ての住宅以外の住宅 共用部 ( 一戸建ての住宅以外の住宅で住戸以外の部分 ) は住宅の手数料に含む 住宅 省エネ性能向

スライド 1

<819C8D758F4B89EF917A92E896E2939A8F E786C7378>

各制度における計算支援プログラムの扱い 表中の Web プログラムについては 国立研究開発法人建築研究所の HP( からアクセス可能 建築物省エネ法 性能向上計画認定申請 基準適合認定表示申請 省エネ法 (H28 年度

Microsoft PowerPoint pptx[読み取り専用]

<826295CF8D588C7689E68F912E786C73>

[ 建築主等に関する事項 ] 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏 名 ハ. 郵 便 番 号 ニ. 住 所 ホ. 電 話 番 号 ( 第二面 2. 代理者 イ. 資 格 ( 建築士 ( 登録 第 号 ロ. 氏 名 ハ. 建築士事務所名 ( 建築士事務所 ( 知事登録 第 号 ニ. 郵便番号

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

17-1_sakamoto

住宅性能等の新規追加項について ( 解説資料 ) 種 別 耐震基準適合証明書耐震基準適合証明書が存在する 建物が現行の耐震基準を満たしていることを証明する書類であり 建築士事務所登録を行っている事務所に所属する建築士 又は指定性能評価機関が発行する 耐震基準適合証明書 が存在する場合はチェックを入れ

【配布資料】

,745 3,000 JK

A 計算に使用したモデル ( 平面図 立面図 面積表 ) 自立循環型住宅設計ガイドライン設定モデル住宅 ( 一般モデル ) 木造 2 階建延床面積 m2 1~3 地域 4~7 地域 寒冷地モデル 温暖地モデル 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m] 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m

2804_jigyousha_B_seinou

Microsoft PowerPoint - 資料7-5.ppt

スライド 1

公開用_ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の定義と評価方法(150629)

untitled

1省エネ法の概要等.indd

資料 今後の住宅 建築物の省エネルギー対策のあり方について ( 第二次報告案 ) 9

Microsoft PowerPoint - 資料5 省エネ改正

建築物省エネルギー性能表示制度 BELS 申請要領 (申請提出図書一覧)

参考資料3(第1回検討会資料3)

アジェンダ 1. 市場動向 2. ハイブリッド給湯機とは 3. 省エネ性 4. 経済性 5. 環境性 6. 快適性 7. 当社製品の特 2


環境・設備からみたLCCM住宅へのアプローチ



<4D F736F F F696E74202D208E9197BF E F5A91EE81458C9A927A95A882CC944692E882C98C5782E98AEE8F8082CC8A C982C282A282C C4816A5F >

番号質疑回答公開日 A2-4 省エネ適判を要する物件について 適判機関と同一の機関へ BELS に係る評価申請があった場合は 省エネ適判通知書等を用いることにより 申請図書等を省略することは可能ですか 貴見のとおりです 具体的には BELS 申請に要する書類と重複するものについて 以下 1~3 のい

標準入力法H28_解説書_ALL_v2.3_

01扉.indd

PowerPoint プレゼンテーション

untitled

Ⅰ 現状と課題 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 1

[ 建築主等に関する事項 ] 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏 名 ハ. 郵 便 番 号 ニ. 住 所 ホ. 電 話 番 号 ( 第二面 2. 代理者 イ. 資 格 ( 建築士 ( 登録 第 号 ロ. 氏 名 ハ. 建築士事務所名 ( 建築士事務所 ( 知事登録 第 号 ニ. 郵便番号

( 参考 ) 業務報酬基準の概要について ( 告示 15 号の構成 ) 建築士事務所の開設者が業務に関して請求することのできる報酬の基準を示しており 第一 ~ 第三の実費加算方法に関する項と第四の略算方法に関する項で構成されている 実費加算方法 ( 第一 第二 第三 ) 実費加算方法 : 各経費等に

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

資料 2 建築物省エネ法に基づく省エネ性能の 表示制度について 2017 年 2 月一般社団法人住宅性能評価 表示協会

エネルギー基本計画 (2014 年 4 11 閣議決定抜粋 ) 2020 年までに標準的な新築住宅で 2030 年までに新築住宅の平均で ZEH( ネット ゼロ エネルギー ハウス ) の実現を目指す エネルギー基本計画 (2014 年 4 11 閣議決定抜粋 ) 環境整備を進めつつ 規制の必要性や

法律の概要誘導措置建築物省エネ法の概要 ( 詳細説明会 ) 国土交通省住宅局住宅生産課建築環境企画室 平成 28 年 12 月 1 日 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律 ( 平成 27 年法律第 53 号 7 月 8 日公布 ) < 施行日 : 規制措置は平成 29 年 4 月 1 日

広島市都市計画関係手数料条例の一部改正について ( お知らせ ) 建築基準法施行令の改正に伴い, 小荷物専用昇降機に係る建築物に関する確認申請手数料等を定める とともに, 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の制定に伴い, 建築物エネルギー消費性能 向上計画認定申請手数料等を定める条例改正を

【HP公表 最終版の公表前確認修正有り】 北陸取組み(個票)

建築物の段階的な省エネ基準適合義務化始まる

untitled

5

地域型住宅グリーン化事業 「瀬戸の家・グリーン」

本日の発表内容 1 これまでのエコ関連事業展開 2 健家化リフォームとは 3 提案アプローチ 2

平成 27 年度補正予算中小企業等の省エネ 生産性革命投資促進事業費補助金 設備別省エネルギー効果計算の手引き 省エネルギー効果計算について 平成 28 年 7 月 2.0 版

財団法人 神奈川県建築安全協会

計資料 50 設

平成 30 年度エコ住宅整備促進補助金 Q&A Q1. エコ住宅整備促進補助金以外の補助金と併用することはできますか? P1 Q2. エコ住宅整備促進補助金と住宅ローン減税などの税制優遇を併用できますか? Q3. 平成 30 年度の補助金制度の変更点は何ですか? Q4. 店舗併用住宅は補助対象となり

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

12 CASBEE 3.1 CASBEE あいちの評価の流れ メインシート 解説シート (Q1~LR3) 計画書シート 配慮シート スコアシート スコア ( 重点項目 ) シート 結果シート < 入力項目 > 建物情報 ( 用途 床面積等 ) 採点結果 (Q1~LR3) 5 段階評価 ( レベル 1

2011年9月20日

参考資料1:日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の表示例

BL住宅金融公庫適合証明手数料案

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

各家庭の 1 年間の出費のうち約 7% は電気 ガス 灯油といったエネルギーへの支出です 詳しくは 各制度のパンフレット W EB で 市民向け 太陽光発電 燃料電池 ( エネファーム ) HEMS ( ホームエネルギーマネジメントシステム ) 定置用蓄電 太陽熱利用 ガスエンジン木質コージェネバイ

< F2D819B89DF8B8E82CC8F5A91EE90C590A789FC90B38A >

財団法人新潟県建築住宅センター

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

消費量は除く )) とする 4: 以下の両方の条件を満たす集合住宅に限り ZEH-M Oriented も補助対象とする 1 当該集合住宅が商業地域に立地し 敷地面積が 200m 2 未満である土地 2 当該集合住宅の許容容積率が 600% (5 階建の場合 ) 500% (4 階建の場合 ) であ

建設の施工企画 特集 5 長寿命化 維持管理 リニューアル 住宅の長寿命化への取組 国土交通省住宅局住宅生産課 今後の住宅政策においては これまでの つくっては壊す フロー消費型社会から いいものをつくっ て きちんと手入れして 長く大切に使う という ストック重視型への転換を図ってい

Microsoft Word - モデル建物法H28_解説書_ALL_v2.3_ docx

省エネルギー 建築 建材ができること 削減のためには, 家庭部門も含め, それぞれがどれだけの削減量を積み上げていく必要があるのか? その精緻な試算が震災前に行われていた 各部門別の排出量を縦積みした棒グラフを見る 2020 年に25% 削減するためには, 家庭部門 ( 緑色 ) では,95 百万ト

<4D F736F F F696E74202D E518D6C8E9197BF A E8F5A91EE975C8E5A814590C E88AEE8F80>

ZEB 実証事業調査研究発表会 2015 ZEB ロードマップ検討委員会における ZEB の定義 今後の施策など 平成 27 年 経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー対策課 1. 我が国のエネルギーの現状 2.ZEBロードマップ検討委員会における ZEBの定義 今後の施策など (1)

性能基準 計算ルート 性能基準 計算ルート の評価フロー項目 床 壁 天井等は断熱材以外にも色々な材料で構成されていますので 各材料の熱伝導率と厚さで熱抵抗値を求 め それを合算して各部位のを逆算します 計算で求める方法が3種 あらかじめ示された構成の数値で求 める方法が2種あります 面積を拾う 詳

すべての事業者 ( 企業 ) の責務 省エネ法第 3 条告示第 57 号エネルギーの使用の合理化に関する基本方針 1 工場等においてエネルギーを使用して事業を行う者が講ずべき措置 (1) 工場等においてエネルギーを使用して事業を行う者は 次の各項目の実施を通じ エネルギー消費原単位の改善を図るものと

我が国の最終エネルギー消費の推移と住宅・建築物部門のエネルギー消費の推移

< C CA9955C E786C73>

<4D F736F F F696E74202D F8EC08DDD8C9A95A B29835A B8BF392B22E >

A 3004_物件検査のご案内(一戸建て等)(網なし)

Heading title

スライド 1

国土技術政策総合研究所 研究資料

パッシブ設計実測比較_薪ストーブ編

Transcription:

資料 2 認定基準の水準等について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省エネ水準が向上 建築物 :6 地域 ( 旧 Ⅳb 地域 ( 東京 )) の事務室の場合を試算 ( ) 外皮 : 吹付ウレタンフォーム 20mm 外皮 : スチレン発泡板 ( 押出 ) 25mm 空調 :CEC/AC=1.5 空調 :CEC/AC=1.3 換気 :CEC/V=1.0 照明 :CEC/L=1.0 給湯 :CEC/HW=1.5 1.89GJ/ m2年 15.3% 削減 換気 :CEC/V=0.68 照明 :CEC/L=0.82 給湯 :CEC/HW=1.5 昇降機 : CEC/EV=1.0 昇降機 :CEC/EV=1.0 平成 14 年度ビルにおけるエネルギーの使用に係る実態調査 ( 省エネルギーセンター ) による各設備のエネルギー消費割合を基に試算 住宅 : 6 地域 ( 旧 Ⅳb 地域 ( 東京 )) の 120 m2 居室間欠運転の場合を試算 外皮 :H11 基準相当 外皮 :H11 基準相当 空調 : エアコンCOP (LDK 暖 :2.2 冷 :1.9 ) 換気 :SFP(1.0) 照明 : 一部 白熱灯の使用あり 給湯 : ガス瞬間式 ( 従来型 ) 80.1GJ/ 年 戸 26.3% 削減 空調 : エアコン COP ( LDK 暖 :4.0 冷 :3.0) 59.0GJ/ 年 戸 換気 :SFP(0.3) 後照明 : 一部 白熱灯の使用あり給湯 : ガス瞬間式 ( 従来型 ) 1

省エネ性能の向上に向けた取組のイメージ 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 多様で裾野が広く 技術力に差のある建築業界においては 単一の省エネ基準により引き上げを図るのではなく 建築主等の関係者全員が満足すべきベースとなる基準と 省エネ性能の向上を誘導すべき基準の 2 段階を設けて推進することが合理的 より高いレベルの基準 標準 -100% レベル ( ゼロ エネルギー住宅 ) [ 補助制度等により支援 ] 2 性能向上の誘導 見直し 誘導基準 標準 -10% レベル ( 認定低炭素住宅 建築物 :H24 年時点の標準 -10%) ( トップランナー基準 :H20 年時点の標準 -10%) 見直し [ 住宅ローン減税や容積緩和等により支援 ] ( 認定状況を踏まえ 必要に応じ水準を見直し ) 1 ベースとなる基準の確保 新築住宅において 5~6 割程度と推計 省エネルギー基準 共通指標 ( 一次エネルギー消費量 ) 標準レベル ( 標準 (H11) 外皮 + 標準設備 ) 100% 規模に応じて段階的に義務化 H11 基準に対し 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省エネルギー水準が向上 [ 中小工務店向けに省エネ施工技術向上のための講習を実施 ] ( 省エネ基準の達成状況等を踏まえ 水準を検証 ) 2

太陽光発電設備の一次エネルギー消費量削減効果について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 3 より抜粋 太陽光発電設備による発電量のうち 自家消費相当分 ( 一次エネルギー消費削減量 ) が占める割合は設置容量が大きくなるほど 小さくなる 太陽光発電設備による発電量に占める自家消費相当分 売電相当分の割合 < 試算条件 > 地域 :6 地域 ( 旧 Ⅳb 地域 ) 設置方位 : 南傾斜角 :30 度建て方 : 戸建住宅延床面積 120 m2空調方式 : 部分間欠空調 ( 暖冷房 : エアコン ) 給湯 換気 照明 : 標準設備 自家消費相当分及び売電相当分の割合 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 自家消費相当分の割合売電相当分の割合 19% 35% 44% 51% 56% 61% 65% 68% 71% 73% 81% 65% 56% 49% 44% 39% 35% 32% 29% 27% 1kW 2kW 3kW 4kW 5kW 6kW 7kW 8kW 9kW 10kW 太陽光発電の設置容量 < 試算例 > 太陽光設置容量 :4kW 設計一次エネルギー消費量 = 一次エネルギー消費量 :80GJ/ 年 - 自家消費量 :24GJ/ 年 =56GJ/ 年 エネルギー消費率 = 56GJ 80GJ 100=70% 太陽光発電量のうち自家消費相当分 (GJ/ 年 ) 60 50 40 30 20 10 0 24GJ(4kW の場合 ) 太陽光発電設備による発電量のうち自家消費相当分 トップランナー基準における自家消費相当分 省エネ基準 ( 見直し後 ) における自家消費相当分 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 太陽光発電の設置容量 (kw) 3

外皮の熱性能に関する特別な評価の考え方について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 9 月 10 日第 3 回合同会議資料 3 住宅及び建築物について 外皮基準 (H11 年レベル ) を満たすことを原則とする 考え方 ( 案 ) ただし 以下の例外を認めることとする 例外 1 特別な調査又は研究の結果に基づき 一次エネルギー消費量の基準は満たした上で 概ねH11 年レベルの外皮の熱性能を確かめることができる計算を行う場合 特別な調査又は研究の結果に基づき 改正後の省エネ基準と同レベルの省エネ性能を確かめることができる計算を行う場合 例外 2 規格化された型式の住宅であって 一次エネルギー消費量の基準は満たした上で 概ねH11 年レベルの外皮の熱性能を有するものとして国土交通大臣が認める場合 例外 3 一次エネルギー消費量の基準は満たした上で 地域の気候及び風土に応じた住まいづくりの確保の観点から 所管行政庁が認める場合 4

温熱環境がエネルギー消費量に与える影響の考慮 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 9 月 10 日第 3 回合同会議参考資料 2 以下のような条件の違いによる暖房負荷への影響を考慮 1 暖房方式による壁面 床面温度の違い 2 暖房設備の種類による上下温度分布の違い 補正負荷 = 暖房負荷 ( 設定温度 20 ) 補正係数 ( 放射 上下温度分布を考慮 ) 補正係数 ( 放射 ) 連続運転と部分間穴運転では壁面の温度が異なるため 作用温度 ( 放射の影響も考慮した温度 : OT) で同条件とすることを考えると連続運転は部分間欠運転に比べ 設定温度を低めにすることができ その効果を考慮する また 床暖房については 床面からの放射による効果も考慮する 補正係数 ( 上下温度分布 ) 室内に上下温度分布が形成される場合 ( 床暖房以外の空調方式の場合 ) に 設定温度を高めに設定しなければならない影響を評価 5

暖房負荷の補正係数 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 9 月 10 日第 3 回合同会議参考資料 2 < 補正係数の傾向 > 躯体の断熱性能が高いと補正係数は小さくなる 居室間欠 居室連続 住宅全体の順に補正係数は小さくなる 床暖房の場合 エアコンの場合に比べ補正係数は小さくなる 床暖房敷設時には敷設率が大きいと補正係数は小さくなる 1.3 断熱性能 空調方式と補正係数の関係 補正係数 1.2 1.1 1.0 0.9 エアコン FF 住宅全体エアコン FF 居室連続エアコン FF 居室間歇床暖房 ( 温水 電気ヒーター ) 住宅全体床暖房 ( 温水 電気ヒーター ) 居室連続床暖房 ( 温水 電気ヒーター ) 居室間歇 0.8 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 Q 値 気象条件は 6 地域 ( 旧 Ⅳb 地域東京など ) を想定 6

中小工務店を対象とした省エネ設計 施工技術の向上のための講習の実施 戸建住宅供給の主要な担い手である大工 工務店には省エネ技術が十分に浸透していないと推測される このため 本年度から 5 年間で 全国の大工就業者 40 万人の約半分の 20 万人を対象に 省エネ設計 施工技術の向上のための講習を実施 戸建住宅の約 4 割は中小の大工 工務店が供給 大工就業者は約 40 万人 中小工務店 大工向けの講習の実施 < 課題 > 設計 施工の難しさや知識 情報不足などが原因で 中小の大工 工務店では省エネ技術が十分に浸透していないと推測される 省エネ基準適合住宅を供給できなかった技術的な理由 4% 14% 6% 15% 28% 33% 工務店アンケート結果 (n=218) 設計施工が難しい 知識不足 情報不足 防湿施工が難しい 構造的に断熱化が困難 断熱補強が施工困難 その他 < 対応 > 5 年間で約 20 万人の大工就業者を対象に 省エネ設計 施工技術の向上のための講習会を実施 本年 9 月より建築士会等からなる地域協議会が各都道府県で講習会を実施予定 7

低炭素建築物の認定基準一次エネルギー消費量の計算方法建物の一部の改修の一部の改修一次エネルギー消費量の算定における改修の考え方について改修部位を含む認定を受ける必要のある対象範囲に応じ 一次エネルギー消費量の基準を満たす必要がある 改修部位以外については 原則として 実際の外皮性能や設備性能等を採用して 一次エネルギー消費量計算を行う 非住宅部分共用部非住宅部分共用部改修部位以外は実際の値 を採用して 建築物全体が基準を満足すること建物全体が認定対象非住宅部分共用部改修部位以外は実際の値 を採用して 当該全体が基準を満足すること当該が認定対象 改修部位非住宅部分共用部 実際の値が不明な場合は 外皮 設備について耐用年数 施工年を考慮したデフォルト値を採用 8 考え方 ( 案 )

低炭素住宅 建築物の認定単位について 平成 24 年 9 月 4 日第 1 回合同会議資料 4 より抜粋 戸建住宅は当該のエネルギー消費量が 建築物は当該建築物 ( 建物全体 ) のエネルギー消費量が 基準値を満たすこととする 共同住宅を含む場合は 認定を受ける必要のある対象範囲に応じて それぞれ エネルギー消費量が基準値を満たすこととする 1: 戸建住宅の場合 2: 共同住宅を含む建築物の場合 3: 建築物の場合 (1) ごとの認定 ( 住宅ローン減税等 ) 認定を受ける住宅 (2) 建築物全体の認定 ( 容積率緩和 ) 住宅 共用部 共用部 建築物 非住宅部分 非住宅部分 ( 住宅を含む建築物 ) ( 住宅を含む建築物 ) 建物全体建物全体 のエネルギー消費量 の基準値 各のエネルギー消費量 各の基準値 建物全体のエネルギー消費量 ( ) 建物全体の基準値 建物全体のエネルギー消費量 =( 各の合計 )+( 共用部 ) +( 非住宅部分 ) 建物全体のエネルギー消費量 建物全体の基準値 9