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目次 1. Atelier とスタジオの違い... 5 2. Atelier のインストール... 6 (1). Eclipse のインストール... 7 (2). Atelier プラグインのインストール... 8 a. インストール... 8 b. Atelier インストール内容の確認... 11 c. Atelier の画面表示... 12 d. 日本語環境用のエンコード設定に変更... 13 e. Eclipse 上でターミナル起動を行う場合の設定... 14 3. 接続先サーバの設定... 15 (1). HealthShare をインストールした場合... 16 (2). Ensemble Caché を初期セキュリティ : 標準 または Caché 評価版をインストールした場合... 16 (3). Ensemble Caché を初期セキュリティ : 最小でインストールした場合... 16 4. Atelier プロジェクトの作成と利用... 19 (1). クラス定義の作成... 20 (2). ルーチンの作成... 26 (3). サーバにあるコードをプロジェクトにコピーする... 28 5. デバッグ... 30 (1). Eclipse 上でデバッグを実行する方法... 31 (2). 実行中プロセスにアタッチしてデバッグを行う方法... 33 6. Git でバージョン管理... 35 (1). Git を利用するための準備 (Atelier プロジェクトの共用 )... 36 (2). リモートの Git リポジトリへのプッシュ... 39 (3). リモートの Git リポジトリからのプル... 43 7. おわりに... 45 2

図表目次 図 1 スタジオと Atelier の違い... 5 図 2 Eclipse のインストール (Eclipse IDE for JavaScript and Web Developers)... 7 図 3 Eclipse マーケットプレースから Atelier のインストール... 8 図 4 Atelier プラグインのインストール... 9 図 5 Atelier プラグインダウンロード URL の公開ページ... 10 図 6 Atelier インストール内容の確認... 11 図 7 Atelier パースペクティブの追加... 12 図 8 Atelier: 日本語環境のためのエンコード設定... 13 図 9 Atelier: ターミナル接続の追加... 14 図 10 接続サーバの設定 (Server Explorer)... 15 図 11 Atelier 用ウェブアプリケーションパスの推奨設定... 17 図 12 Server Explorer: ソースコードの表示 ( 読み取り専用 )... 18 図 13 Atelier プロジェクトの新規作成... 19 図 14 新規クラス作成... 20 図 15 プロパティ定義の追加... 21 図 16 クラス定義のコンパイル... 22 図 17 Caché のサービス :%Service_Telnet の有効化 (Windows のみ )... 23 図 18 Eclipse ターミナルでの Telnet 接続... 24 図 19 ルーチンの新規作成 (MAC ルーチン )... 26 図 20 インクルードルーチンの作成 (INC)... 27 図 21 既存コードの修正 : プロジェクトにコピー... 28 図 22 Atelier のローカルファイル... 29 図 23 デバッグの構成 :Atelier Application... 31 図 24 Atelier Application: デバッグ実行... 32 図 25 デバッグの構成 :Atelier Application Attach... 33 図 26 Atelier Application Attach: デバッグ実行... 34 図 27 ローカルの Git リポジトリへのコミット / リモートの Git リポジトリへプッシュ... 35 図 28 Git:Atelier プロジェクトの共用... 36 図 29 Git: ローカルリポジトリの作成... 37 図 30 プロジェクトの共用による Atelier プロジェクトと Git リポジトリの関係... 38 図 31 Git リポジトリへのコミット... 39 図 32 コミット後の Git リポジトリの画面... 40 図 33 リモートの Git リポジトリへプッシュ... 41 図 34 リモートの Git リポジトリからのプル... 43 3

はじめに 本資料は バージョン 2016.2 以降の弊社全製品で利用できる統合開発環境 :Atelier( アトリエ ) の利用方法を 解説する資料です 弊社製品のクライアントキットを利用して Windows にインストールする統合開発環境 : スタジオも今まで通り ご利用いただけますが インストールしたクライアントキットのバージョンが 接続先サーバのバージョンより古い 場合 ご利用いただけません 弊社オンラインラーニングでは 新しい機能をお試しいただくため 演習環境付きのオンラインコース ( 英語 ) をご用意しております 最新バージョンのインストールキットをお持ちでない場合など Atelier をご用意いただくだけで 新機能をご体験いただけます! それでは早速 Atelier のインストールから始めてみましょう! 4

1. Atelier とスタジオの違い スタジオは Windows 上で動作するインターシステムズ専用の統合開発環境 (IDE) です スタジオを利用するためには Windows 上に弊社製品のインストールを行うか サーバ機能が付いていないク ライアントキットのインストールを行う必要があります それに対して Atelier( アトリエ ) は Eclipse 1 がインストールされた環境があればそこに Atelier のプラグイン をインストールするだけでご利用いただけます インターシステムズ専用 IDE で 他言語は記述できない インターシステムズ専用プラグイン (Atelier) 以外も利用可 (Eclipse がサポートするものは全て利用可 ソースコード管理ツールも利用可 ) 図 1 スタジオと Atelier の違い Atelier を利用するメリットは Eclipse が利用できる標準的で豊富な機能を利用できる点です 例えば ソースコードのバージョン管理に利用できる Git についても Eclipse 用プラグイン (EGit) をそのまま利 用することができ 便利 2 です 1 Eclipse OXYGEN のインストールが必要です 2 スタジオでは ソースコード管理機能と連携するためのフックの実装方法を提供しています ご利用いただくためには ソースコード管理機能が提供する方法に合わせ フックを定義する必要があります 5

2. Atelier のインストール Atelier のインストール手順は以下 2 点だけ とても簡単です (1) Eclipse OXYGEN をインストールします ( 必要に応じて 日本語化します ) (2) Atelier のプラグイン 3 を Eclipse にインストールします インストール後 Atelier が新しいバージョンをリリースした場合は Eclipse 上でソフトウェの更新 または (2) のプラグインのインストールから 新バージョンをインストールするだけで対応できます Atelier の最新リリース情報 4 などはこちらをご参照ください 次ページ以降では (1)(2) の詳細をご説明します 3 2018 年 4 月現在 Atelier 1.1 が最新バージョンです 4 Atelier はインターシステムズ全製品の 2016.2 以降のバージョンで利用できます 6

(1). Eclipse のインストール Eclipse のインストール前に Java 1.8 以降がインストールされていることを確認してください なお Eclipse のインストールは 2018 年 4 月時点では Eclipse OXYGEN のインストールが必要です Eclipse OXYGEN をインストールするため インストーラーをダウンロードします https://eclipse.org/downloads/ インストーラーを起動したら Eclipse IDE for JavaScript and Web Developers 5 を選択します 図 2 Eclipse のインストール (Eclipse IDE for JavaScript and Web Developers) 5 JavaScript HTML CSS XML の言語サポート機能付きのインストールパッケージです 7

(2). Atelier プラグインのインストール Atelier プラグインの最新バージョンについてはインストールを行うタイミングで Atelier リリースノートをご確認下さい 以下の説明は 2018 年 4 月現在の最新版である Atelier1.1 のプラグインインストールをご説明します なお Eclipse については 日本語化した環境でご説明します プラグインのインストールには 2 通りの方法があり Eclipse マーケットプレース からのインストールと プラグ インインストール用の URL を指定しながらのインストールあります a. インストール その 1 Eclipse マーケットプレースを利用する方法 ヘルプの Eclipse マーケットプレース から Atelier を検索しインストールを行います 検索欄に Atelier と入力 図 3 Eclipse マーケットプレースから Atelier のインストール インストールの準備が整うと ライセンスレビュー の画面がでるので 使用条件の条項に同意します を選択し 完了 をクリックするとインストールが開始されます Atelier のインストールが完了すると Eclipse の再起動をする必要があるため 変更内容を有効にするには Eclipse を再起動する必要があります すぐに再起動しますか? で再起動してください 8

その 2 プラグインインストール用 URL を指定する方法 Eclipse のヘルプ 新規ソフトウェアのインストールを選択します 図 4 Atelier プラグインのインストール プラグインインストール用 URL を指定し インストールを行います ロケーション に弊社ホームページで公開しているプラグイン用 URL を指定します Atelier プラグインの URL は こちらのページの Step2[Install the Atelier Plugin] で確認できます ページ詳細は 次ページをご参照ください 9

下のほうにページをスクロールします 図 5 Atelier プラグインダウンロード URL の公開ページ 10

b. Atelier インストール内容の確認 コア と オプション の左横チェックボックスを両方チェックしてから 次へ をクリックします 図 6 Atelier インストール内容の確認 インストールの準備が整うと ライセンスレビュー の画面がでるので 使用条件の条項に同意します を選択し 完了 をクリックするとインストールが開始されます Atelier のインストールが完了すると Eclipse の再起動をする必要があるため 変更内容を有効にするには Eclipse を再起動する必要があります すぐに再起動しますか? で再起動してください 11

インストール後 Eclipse を再起動すると 以下の画面が表示されるので ワークベンチ をクリックし 以下の 設定を行ってください ワークベンチをクリックします c. Atelier の画面表示 Eclipse に Atelier のアイコンを表示させるためウィンドウ パースペクティブを開く その他から Atelier 用 パースペクティブを追加します パースペクティブに Atelier を追加すると Ecplise 上でアイコンが表示されるので [At] をクリックすれば Atelier が開きます 図 7 Atelier パースペクティブの追加 12

d. 日本語環境用のエンコード設定に変更 Atelier で日本語を取扱う場合は デフォルトのエンコード (MS932) から UTF8 に変更する必要があります ウィンドウ 設定で開いた設定画面から 一般 ワークスペース を選択し テキスト ファイル エンコード を その他 :UTF8 に変更します 図 8 Atelier: 日本語環境のためのエンコード設定 13

e. Eclipse 上でターミナル起動を行う場合の設定 Atelier の接続先サーバに Telnet や SSH で接続するターミナルを追加できます 6 ウィンドウ ビューの表示 その他から ターミナル を追加します この他に Eclipse 上でターミナル起動を行う場合はウィンドウ ビューの表示 ターミナルを追加しておきます 図 9 Atelier: ターミナル接続の追加 以上で Atelier のインストールは完了です 次は サーバに接続し クラス定義 ルーチンを作成したあと ターミナル実行を試します 6 Eclipse をターミナルの日本語表示に注意点があります Eclipse のターミナルを利用する場合 フォントのサイズと日本語のサイズが合わないため日本語の表示が途切れてしまいます 以下のメニューからフォントを変更して調整してください ウィンドウ 設定一般 外観 色とフォント ターミナル コンソール フォント ( お好みのフォントを指定できますが Verdana などが程よく表示されます ) 14

3. 接続先サーバの設定 Atelier のインストールが完了したら 接続するサーバ情報を設定します 追加した Atelier パースペクティブの アイコンをクリックしてください [Server Explorer] を選択したらを押下し サーバ接続情報 を作成します Atelier が接続するサーバの接続情報を作成 サーバへの接続情報を指定したら 完了 ボタンを押下します 接続後 Server Explorer にサーバ内のネームスペースが表示されます 図 10 接続サーバの設定 (Server Explorer) アドレス には 接続したいサーバのアドレスを指定します Web ポートは接続するサーバの管理ポータルを開いたときに使用されている Web サーバポートを指定します 15

ユーザ名 パスワードについては 接続サーバ内に登録のあるユーザを使用します ユーザ情報 7 はインストールする製品と 初期セキュリティの選択により変わります 以下 簡単にご説明します (1). HealthShare をインストールした場合 HealthShare のインストール環境では 初期セキュリティ : 標準の状態でインストールが行われ 全ての事前定義ユーザ (_system SuperUser インストール時に OS にログインしていたユーザ名など ) は インストール時指定のパスワードが設定されています サーバへの全てのアクセスがパスワード認証を行う設定でインストールされるため Atelier の接続サーバ設定にも認証情報が必要となります (2). Ensemble Caché を初期セキュリティ : 標準 または Caché 評価版をインストールした場合 上述の (1) [HealthShare をインストールした場合 ] と同様です (3). Ensemble Caché を初期セキュリティ : 最小でインストールした場合 初期セキュリティ : 最小でインストールした環境では サーバへの全アクセスが 認証なし でアクセスできます 認証なし の環境下では アクセスしたユーザは全て UnknownUser として管理されます 8 Atelier も 認証なし アクセスで利用できますが Atelier はサーバへ REST 接続を行っているため 認証なし アクセスの場合 一時的に作成されるセッション ( 全て異なるセッション ) でライセンスを消費してしまいます 異なるセッションを 1 つにまとめるため ユーザ認証を行うことを推奨しています 手順としては 事前定義ユーザ (_system SuperUser など ) を利用してパスワード認証が行えるように Atelier の REST 接続用ウェブアプリケーションパスの認証方式を変更します 7 ユーザ情報を確認する場合は 以下の管理ポータルメニューからご確認ください 管理ポータル システム管理 セキュリティ ユーザ 8 インストール後からセキュリティ設定を変更していない状況であれば 現在のインストール環境が 認証なし アクセスであるかどうか 管理ポータルを開くだけで確認できます 管理ポータルを開いたときにユーザ名 パスワードの入力画面が表示されず管理ポータルメニューが開く場合 認証なし アクセスが有効です または ユーザ名 パスワードの入力画面が表示され 未記入でログインできた場合も 認証なし アクセスが有効です 16

Atelier の REST 接続用ウェブアプリケーションパスの設定画面を開きます 管理ポータル システム管理 セキュリティ アプリケーション ウェブアプリケーション /api/atelier を開きます 認証なし のチェックを外し パスワード にチェックを入れ 画面左上の 保存 ボタンを押下します 図 11 Atelier 用ウェブアプリケーションパスの推奨設定 認証なし アクセスを行わせないため 認証なし からチェックを外すことをお勧めします 初期セキュリティ : 最小でインストールされた環境の事前定義ユーザ (_system SuperUser など ) のパスワードは インストール時のデフォルトで SYS ( 大文字 ) が設定されています 必要であれば パスワードの変更を管理ポータルで行ってください ( 方法はこちら ) 接続設定が終わったら Server Explorer から接続先サーバの情報を確認してみます 17

図は SAMPLES ネームスペースの Sample.Person クラスを参照している状態です ソースコードは開きますが 読み取り専用として開きます 図 12 Server Explorer: ソースコードの表示 ( 読み取り専用 ) ソースコードを参照できますが 読み取り専用として開くため 編集できません では どうやってコードを編集したらいいでしょうか Atelier プロジェクトを作成し サーバ上のソースをプロジェクトにコピーして編集します 18

4. Atelier プロジェクトの作成と利用 早速 Atelier プロジェクト 9 を作成しましょう Atelier Explorer を選択した状態で右クリック 新規 Atelier Project を選択します Atelier Explorer を選択 右クリック後の状態 図 13 Atelier プロジェクトの新規作成 プロジェクト名を HelloWorld として 接続先サーバとネームスペースを決定します プロジェクト名を決めます 接続サーバを指定します ネームスペースを選択します 続いて クラス定義の作成 ルーチンの作成 既存コードの修正の順番で解説します 9 スタジオと異なる点は Atelier ではプロジェクトを作成してから接続先サーバを決める点です また プロジェ クト単位に接続先を切り替えることができます 19

(1). クラス定義の作成 HelloWorld プロジェクトにクラス定義を追加する場合 プロジェクト名 ( またはそれ以下にあるフォルダ ) を右ク リック 新規 クラスファイルを選択します 図 14 新規クラス作成 FS パッケージに Person クラスを作成します データベースへの登録機能を持ったクラスとして作成したいの で %Persistent を継承します %Persistent の継承により永続クラスとして定義できます (= テーブル定義として利用できます ) 20

作成した FS.Person クラスにプロパティを設定します Property プロパティ名 As データタイプ (= クラス名 ); As を書いた後 Ctrl + スペースキーを押下すると入力候補が出ます 確定には Enter キーを押下します 図 15 プロパティ定義の追加 プロパティの定義文は Property で宣言し プロパティ名称の後ろに As 10 に続けてデータタイプなどのクラス名 を指定します プロパティも含めクラス定義文やデータタイプなどは Ctrl+ スペースキーを押下すると入力候補が表示され ます FS.Person クラスには Name プロパティと Email プロパティを定義します Class FS.Person Extends %Persistent { /// 名前 Property Name As %String; /// メールアドレス Property Email As %String; } 10 As の右横に指定される文字列はクラス名です As はプロパティ定義の他に メソッドの引数や戻り値の指 定にも登場します 21

クラス定義が完了したら 保存 11 しコンパイルします 保存と同時にコンパイルを行います コンソールを確認します ( コンパイルだけも行えます ) 図 16 クラス定義のコンパイル もし 接続先ネームスペース上に同名のソースコードが存在する場合 競合が発生するため 以下のような画面 でどちらを保存するか確認できます 作成したコードが接続先ネームスペース上に存在する場合 ソースコードの競合が発生します 左ボタン : ローカル (Atelier プロジェクト ) のソースを保存するか 右ボタン : サーバのソースを保存するか確認画面が表示されます 11 保存を行うと自動的にコンパイルも行われます 22

では 作成した FS.Person クラスに対してデータを登録してみましょう FS.Person クラスは永続クラスのため コンパイルが通った時点で SQL 文による操作が可能ですが 例では Eclipse のターミナルを利用して Caché オブジェクトの文法でデータを 1 件登録します Eclipse のターミナルからサーバへ接続するには SSH や Telnet などが利用できます 例は Windows にインストールした Caché への接続のため Caché の Telnet サービスを有効に設定変更し てから接続します Telnet サービスを有効にするため 管理ポータルを開きます システム管理 セキュリティ サービス %Service_Telnet を選択し チェックを入れます 図 17 Caché のサービス :%Service_Telnet の有効化 (Windows のみ ) 23

それでは Eclipse のターミナル 12 を利用してオブジェクトを保存します 図 18 Eclipse ターミナルでの Telnet 接続 実行例は次ページをご参照ください 12 ターミナルのアイコンが Eclipse 上に表示されていない場合は ウィンドウ ビューの表示 その他からターミナルを追加してください 24

以下 ターミナル実行例です 25

(2). ルーチンの作成 ルーチンもクラス定義と同様の方法でプロジェクトに追加します ルーチンのテンプレートを選択します コードを記述する場合は COS Routine(.mac) を使用します マクロ定義のインクルードファイルを作成する場合は Include File(.inc) を使用します 図 19 ルーチンの新規作成 (MAC ルーチン ) ルーチン名の指定画面は以下の通りです 先頭行に ROUTINE ルーチン名が表示されますが このままの状態で保存します プロジェクトを指定した状態で作成すると プロジェクト名が記載された状態で開きます 指定がない時は参照ボタンを使用しルーチンを格納するプロジェクト名を指定します パッケージ名はオプションのため 通常指定しません ファイル名に表示された名称でルーチン名が確定します ROUTINE ルーチン名上記 1 行が必ず表示されます そのままの状態でルーチンを記述します 26

マクロ定義などをまとめて保存するインクルードファイル (INC) を作成するときの先頭文字は以下の通りです ROUTINE ルーチン名 [Type=INC] 上記 1 行が必ず表示されます インクルードファイルの場合は [Type=INC] が指定されるのでそのままの状態で作成します ルーチン中にインクルードファイルを指定する場合は #include インクルードファイル名を指定します マクロの指定は $$$ マクロ名で指定します 図 20 インクルードルーチンの作成 (INC) 先頭行に ROUTINE マクロファイル名が表示されますが このままの状態で保存します 13 13 スタジオではこの行は表示されません 27

(3). サーバにあるコードをプロジェクトにコピーする サーバに既に登録のあるコード変更したい場合は Atelier プロジェクトにコピーします 方法は以下の通りです Server Explorer で修正したいコードを選択します 使用中プロジェクトの接続先ネームスペース以外のコー ドも選択できます ( 複数のコードがある場合は複数選択もできます ) 図では SAMPLES ネームスペースにある Sample.Person と Sample.Address を選択し プロジェクトにコ ピーしています コピーするソースコードの選択し右クリック プロジェクトにコピー を選択します コピーするプロジェクトを選択します プロジェクトのコピーが実行されるときに作成されるソース用ファイルの一覧 Atelier Exlorer でコピーされていることが確認できます 図 21 既存コードの修正 : プロジェクトにコピー 既存コードを Atelier プロジェクトにコピーしたら 後は普通に修正しコンパイルを行います 28

ここで Atelier プロジェクトに格納されるローカルファイル 14 についてご説明します Atelier ワークスペース / HelloWorld/ Atelier プロジェクトの情報が格納されるファイルで 1 プロジェクトに 1 つ作成される.project ディレクトリ ファイル FS/ パッケージフォルダ Person.cls R1.mac MyMacro.inc AtelierProject1/ 図 22 Atelier のローカルファイル Eclipse ワークスペースが c: MyWork フォルダの場合 FS.Person クラスのローカルファイルは c: MyWork HelloWorld FS Person.cls に R1.mac ルーチンについては c: MyWork HelloWorld R1.mac に存在します 14 スタジオではローカルファイルは存在しません 29

5. デバッグ スタジオと同様に Atelier も 2 種類のデバッグを用意していて Eclipse 上でデバッグ 15 を実行する方法と 実 行中プロセスにアタッチしてデバッグを実行する方法があります それぞれ デバッグの構成画面で設定を行ってからデバッグを開始します デバッグを実行するため 以下のクラス定義を利用します Class FS.Basic { /// HelloWrold! ClassMethod HelloWorld(name As %String,ByRef namereverse As %String) As %String { /* 例外オブジェクト用変数としてexを使用します システムエラー発生時自動生成されるインスタンスのため デフォルトでは入力候補が出ません #dim 変数 As クラス名を指定する似入力補完機能が利用できます */ #dim ex As %Exception.AbstractException set retval="" try { write " こんにちは ",! set namerevers=$reverse(name) // 逆さ文字にして第 2 引数に設定 set retval=" こんにちは "_name_" さんは友達です " } catch ex { write " エラー発生 ",! set retval=ex.displaystring() } return retval } } 15 Eclipse のデバッグ用パースペクティブの追加と デバッグウィンドウをビューの表示メニューから追加してお きます 30

実行例は以下の通りです USER>set modori=##class(fs.basic).helloworld(" 鈴木 ",.namer) こんにちは USER>write modori=" こんにちは鈴木さんは友達です " namer=" 木鈴 " (1). Eclipse 上でデバッグを実行する方法 FS.Basic を選択し右クリック デバッグ デバッグ構成からデバッグ構成画面を開きます Atelier Application を選択し 新規作成用ボタンを押下します 任意名に変更できます 引数は 実行時の文法と同様で指定します 準備ができたら デバッグ ボタンを押下します 図 23 デバッグの構成 :Atelier Application 31

図 24 Atelier Application: デバッグ実行 図は クラスメソッドの任意の場所にブレークポイントを置き デバッグを実行しています 16 続いて Atelier Application Attach でのデバッグを実行します 16 Atelier1.1 では Atelier Application のデバッグ実行で引数に指定した日本語が変数のビュー上で文字化けしたように見えます ( 将来のバージョンで修正される予定です ) この後に紹介する Atelier Application Attach のデバッグ実行は正常に動作します 32

(2). 実行中プロセスにアタッチしてデバッグを行う方法 デバッグの構成メニューの中の Atelier Application Attach を利用します 準備として デバッグ実行用プロセスを立ち上げ プロセス ID を確認します 図例では Eclipse のターミナルに アタッチしてデバッグを実行します 続いて Atelier Application Attach でデバッグの構成を作成します FS.Basic クラスを右クリック デバッグの構成 Atelier Application Attach に新規でデバッグ構成を追加し ます 任意名に変更できます 1. 接続するサーバを選択します 3. アタッチ対象のプロセスを選択します 2. Show System にチェックを入れます 4. デバッグボタンを押下します 図 25 デバッグの構成 :Atelier Application Attach 33

実行中プロセスにアタッチしたデバッグのため アタッチしたプロセスでデバッグコードを実行することデバッグが 開始します アタッチしたターミナルでメソッドを実行するとデバッグが開始します 図 26 Atelier Application Attach: デバッグ実行 図例はクラスメソッドの例ですが ルーチンも同様にデバッグできます 注意 現時点 (2018 年 3 月 ) では CSP ファイルに対して直接ブレークポイントを指定できません また JavaScript のイベントで起動するサーバ内メソッドについてのデバッグもサポートできていません これらは 将来のバージョンで対応される予定です 現バージョンで CSP のデバッグを行う場合は 生成コードの INT コードを画面に表示させ ブレークポイントを 設定してデバッグを行います 34

6. Git でバージョン管理 Atelier は Eclipse 上で動作するプラグインであるため Eclipse がサポートする機能をそのまま利用できます ここからは Git 17 でのソースコードのバージョン管理方法についてご説明します はじめに 作成したソースコードをローカルの Git リポジトリへコミットし ローカル内で編集が完了したあと リモ ートの Git リポジトリへソースをプッシュする方法をご説明します ローカル リモート プロジェクトの共用 Atelier プロジェクトからコミットした場合ローカルの Git リポジトリにコミットしたことになる ローカルの Git リポジトリからリモートの Git リポジトリへコミット & プッシュ 図 27 ローカルの Git リポジトリへのコミット / リモートの Git リポジトリへプッシュ 17 Git を利用するため パースペクティブに Git を追加します 35

(1). Git を利用するための準備 (Atelier プロジェクトの共用 ) Git をパースペクティブで追加できたら バージョン管理を行いたい Atelier プロジェクトを Git のローカルリポジ トリとして共用するための設定を行います Atelier プロジェクトを右クリック チーム プロジェクトの共用から Git リポジトリの構成画面を表示させます 図 28 Git:Atelier プロジェクトの共用 この後 Git のローカルリポジトリ作成のための設定を行います 36

2. Atelier プロジェクトのディレクトリが表示されるので選択します 1. チェックします 3. リポジトリーの作成 ボタンを押下します 4. 完了 ボタンを押下しウィザードを終了します 図 29 Git: ローカルリポジトリの作成 Git リポジトリーの構成画面のにチェックを 入れ 作成予定のリポジトリのディレクトリ ( 例では C: MyWork HelloWorld) を確認し リポジトリー作成 ボタンを押下後 完了 ボタン押下で定義終了です 37

作成した Git のローカルリポジトリと Atelier プロジェクトのファイルの関係は以下の通りです Atelier ワークスペース / HelloWorld/ Atelier プロジェクトの情報が格納されるファイルで 1 プロジェクトに 1 つ作成される.project FS/ R1.mac Person.cls ディレクトリ ファイル Atelier パッケージフォルダ MyMacro.inc.git/ Git リポジトリのワーキングディレクトリのトップで構成ファイルやコミットの詳細情報などが格納される.config HEAD objects/ 図 30 プロジェクトの共用による Atelier プロジェクトと Git リポジトリの関係 38

(2). リモートの Git リポジトリへのプッシュ ソースコードを修正しコンパイルします プロジェクトを右クリック チーム コミットを押下します コミットメッセージを記入し コミット ボタンを押下します コミットおよびプッシュ はローカルの Git リポジトリにコミットすると同時に リモートの Git リポジトリにプッシュを一括で行うボタンです 修正されたコードが ステージされていない変更 に加わります Git のローカルリポジトリへコミットするため ステージされた変更 にソースコードを移動させます 図 31 Git リポジトリへのコミット 39

Git でコミットされると Git リポジトリの画面の 作業ツリー 以下にソースコードがコミットされたことが確認でき ます 図 32 コミット後の Git リポジトリの画面 ローカルの編集が完了したら リモートの Git リポジトリ 18 へソースコードをプッシュします 18 https://github.com/ でリモートのリポジトリを事前に作成しておきます 40

リモートの Git リポジトリの URL を指定します 例 )https://github.com/xxxx/hello.git リモートの Git リポジトリに接続するためのユーザ名パスワードを入力します 図 33 リモートの Git リポジトリへプッシュ リモートの Git リポジトリの URL を指定し (https://github.com/xxxxx/hello.git) 認証設定を記入できたら 後は画面の流れに沿って進めるとプッシュが完了します 41

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(3). リモートの Git リポジトリからのプル Atelier プロジェクトを新規で作成し (2) リモートの Git リポジトリへのプッシュで作成した Git リポジトリから ソースをプルします Atelier プロジェクトを新規で作成したあと 作成したプロジェクトにあわせてローカルの Git リポジトリを用意しま す 新しく作成したリポジトリ (=Atelier プロジェクト ) リモートの Git リポジトリの URL を指定します 例 )https://github.com/xxxx/hello.git リモートの Git リポジトリに接続するためのユーザ名パスワードを入力します プルするブランチを指定します ブランチがない場合は master を指定します 予めリモートの Git リポジトリ情報を設定しておくか 新規リモート ボタンより アクセスする Git リポジトリを指定します 図 34 リモートの Git リポジトリからのプル 43

HelloWorld プロジェクトと同じ内容を リモートの Git リポジトリからプルできていることを確認します プルしたソースコードが接続先サーバと競合する場合は 確認用画面が表示されるので どちらを保存するか選 択できます 44

7. おわりに Atelier の操作 いかがでしたでしょうか スタジオの操作に慣れている開発者の方にとっては 操作しにくい点があるかと思いますが 利用者数の多い Eclipse で開発できることで 今まで以上に標準で用意されている便利な機能を開発環境に取り入れることができます Atelier はより良い開発環境を目指し 新バージョンの開発とリリースを継続していきます ぜひこの後も Atelier をご活用ください! ガイドについてご不明な点ありましたら お問い合わせ受付フォームよりご連絡ください また ご要望あれば ガイドに沿った Atelier のトレーニングも開催できます その際も お問い合わせ受付フォーム または担当営業までご連絡ください 45