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技術基準の解釈について 一般財団法人電気安全環境研究所

技術基準の構成 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 2

従来の技術基準の種類 技術基準の正式名称 電気用品の技術上の基準を定める省令 ( 昭和 37 年 8 月 14 日通商産業省令第 85 号 ) 省令第一項 日本独自の基準 ( 国際規格 (IEC 規格等 )) 電気用品ごとに基準が定められている 省令第二項 ( 経済産業大臣が認めた基準 ) 国際規格をベースとした基準 製品の使用目的などを考慮して 基準を選択する Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 3

省令第一項の構成 電気用品の種類 表 1. 電線及び電気温床線 別表第一 2. 電線管 フロアダクト及び線樋並びにこれらの附属品 別表第二 3. ヒューズ 別表第三 4. 配線器具 別表第四 5. 電流制限器 別表第五 6. 小形単相変圧器及び放電灯用安定器 別表第六 7. 小形交流電動機 別表第七 8. 交流用電気機械器具並びに携帯発電機 別表第八 9. リチウムイオン蓄電池 別表第九 各別表中に 電気用品ごとの詳細な技術基準が決められている Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 4

省令第一項基準 ( 別表第八 ) の構成 1. 共通の事項 (1) 材料 (2) 構造 (3) 部品及び附属品 (4) 消費電力等の許容差 (5) 雑音の強さ (6) 電圧変動による運転性能 2. 個別事項 ( 例 ) 構造 絶縁性能 平常温度上昇 (7) 二重絶縁構造 (8) 始動特性 (9) 漏えい電流測定 (10) ブラウン管及びその附属品 (11) 太陽電池モジュール (12) 表示 異常温度上昇 機械的強度 1. 共通の事項と 2. 個別事項の両方が適用される 等の規定がある Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 5

省令第二項の構成 ( 例 ) 表 1. 電気安全に関する基準 基準番号表題本文備考 J60065(H23) オーディオ, ビデオ及び類似の電子機器 - 安全性要求事項 日本工業規格 ( 以下 JIS という ) C 6065:2007 + 追補 1(2009) International Electrotechnical Commission 規格 ( 以下 IEC という )60065(2001), Amendment( 以下 Amd. という ) No.1(2005) に対応 表 2. 雑音の強さに関する基準 基準番号表題本文備考 J55013(H22) 音声及びテレビジョン放送受信機並びに関連機器の無線妨害波特性の許容値及び測定法 別紙 201 International Special Committee on Radio Interface 規格 ( 以下 CISPR という ) 13(2001:4th), Amd.No.1(2003), Amd.No.2(2006) に対応 表 1~ 表 5 に 合計約 300 規格が採用されている 注 : 電気用品をすべてカバーしているわけではない Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 6

技術基準 ( 省令 ) の改正について 技術基準 ( 省令 ) の性能規定化 平成 25 年 7 月 1 日改正 ( 平成 26 年 1 月 1 日施行 ) 従来の技術基準は 新技術 新製品に対して迅速な対応が困難 安全規制の国際整合性が重要 従来の 仕様規定 ( 電気用品ごとの詳細な技術基準 ) から 電気用品が共通に満たすべき安全性能を規定した 性能規定 に全面改正 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 7

性能規定と仕様規定 性能規定 特徴要求する性能中心の記述 社会的にイメージしやすい利点 手段の選択が自由 ( 多様な技術 ) 国際的な基準と整合しやすい 課題 一律の評価が難しい ( 解釈基準が必要 ) 技術者の責任増大 仕様規定 材料 形状 寸法等を具体的に記述 具体的 適合性の審査が容易 目的が不明確 技術進歩への対応が遅れる 自由な貿易を妨げる 両方とも必要 国が技術基準省令として制定 ( 品目によらず一本化 ) 当面は国が通達 将来的には 民間が作成して 国が是認 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 8

第 1 章総則 ( 第 1 条 ) 第 2 章一般要求事項 ( 第 2 条 第 6 条 ) 新技術基準の概要 1 安全原則 4 使用者及び場所を考慮した安全設計 2 設計における安全機能確保 5 適切な耐熱性 絶縁等を有する部品 材料の使用 3 供用期間中における安全機能維持 第 3 章危険源に対する保護 ( 第 7 条 第 17 条 ) 1 感電に対する保護 7 電気用品から発せられる電磁波による危害防止 2 絶縁性能の保持 8 使用方法を考慮した安全設計 3 火災の危険源からの保護 9 始動 再始動及び停止による危害防止 4 火傷防止 10 保護協調及び組合せ 5 機械的危険源による危害防止 11 電磁的妨害に対する耐性 6 化学的危険源による危害又は損傷防止 第 4 章雑音の強さ ( 第 18 条 ) 放送受信等に障害を及ぼす雑音の発生防止 第 5 章表示等 ( 第 19 条 第 20 条 ) 1 安全上必要な情報 使用上の注意表示 2 長期使用製品安全表示制度による表示 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 9

新技術基準の解釈 ( 通達 ) について 技術基準省令を満足する例示基準 ( 整合規格 ) として制定 規定内容は基本的に ( 従来の技術基準 )+( 従来の解釈通達のうち試験の判断基準となる内容 ) で構成 従来の規制内容と基本的に同じ 一部事故事例を踏まえた改正内容が含まれる 新解釈に含まれない従来の解釈内容は解説として民間から発行の予定 新基準 ( 省令 ) と新解釈 ( 通達 ) の構成イメージ Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 10

従来の規定からの改正内容の概要 1 1 直接電源に接続される口出し線 ( より線 ) を有する電源電流 10A 以上の 機器に対する規定の追加 ( 従来は 浴室乾燥機だけに規定 ) 2 消費電力調整用に整流器を並列接続する電熱器具への規定の追加 ( 従来は 電気ストーブだけに規定 ) 別表第十二 (J3000) にも適用 3 次の電気用品に対し 可動する部分に接続する内部配線の屈曲試験 回数等の変更 電気ストーブ 扇風機 電気冷房機 電気冷蔵庫 電気冷蔵庫 電気冷凍庫 電気マッサージ器 指圧代用器その他の家庭用電動力応用治療器 自動販売機 定格電圧を加えて実施連続動作しない部分は 5,000 回自動製氷機構部分は 5,000 回扉部分は 50,000 回 5,000 回販売時に動く部分は 5,000 回 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 11

従来の規定からの改正内容の概要 2 4 電気髪ごて 機器本体に複数の収納用フックを備える電気掃除機 毛髪乾燥機の電源電線に対して 180 度の角度で 4,000 回の屈曲試験を追加 5 面状発熱体が PTC 電熱素子の床下に施設する電熱シートの耐久性試験方法の改正 6 扇風機及び換気扇にモータ用コンデンサを使用する場合の規定の追加 ( 従来は 電気冷房機 電気洗濯機 電気冷蔵庫及び電気冷凍庫に規定 ) 別表第十二 (J3000) にも適用 7 別表第十二 ( 従来の省令第 2 項基準 ) の改正及び追加 (17 規格 ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 12

危険要因からみた要求事項 ( 別表第八 ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 13

感電に対する主な要求事項 危険な充電部からの保護 絶縁距離 - 充電部相互間 ( 主に火災 ) - 充電部とアース又は器体の表面間 ( 主に感電 ) 漏えい電流測定 アース機構の設置 コンデンサの残留電荷 絶縁性能試験 - 平常温度上昇試験前後 - 注水絶縁試験後 機械的強度 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 14

充電部の保護 ( 直接接触 ):1(2) ヘ 充電部には 容易に取り外すことができる部分を取り外した状態で 試験指が触れないこと 容易に取り外すことができるとは 工具及び硬貨等を用いないことをいう ランプ類は 通常の動作状態に装着した状態とする IEC 規格では ランプの挿入中の感電に対しても保護が必要 試験指に加える力 - 卓上形の底面 床置形の裏面及び底面等 :10N - その他 :30N Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 15

試験指の適用除外箇所 次のいずれかに該当する部分は除かれる 絶縁変圧器の 2 次側の回路であって 対地電圧及び線間電圧が交流 30V 以下 直流 45V 以下の部分 1kΩ の抵抗を大地との間及び線間に接続した場合に 当該抵抗に流れる電流が 1mA 以下の部分 触れると危険なことが認識されている部分 ( 電撃殺虫器等の機能上露出する充電部 赤熱する発熱体 ) 通常 人が触れるおそれのない部分 ( 固定形機器の取付け面 重量製品の底面開口の奥 ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 16

漏えい電流試験 ( 間接接触 ) (1(9)) 漏えい電流は 1mA 以下であること 通常の使用状態での漏電状態を確認 1kΩ の抵抗で人体を模擬し その抵抗に流れる電流を測定 測定箇所 : - 電源の一端と器体の表面との間 ( 中性点接地方式以外 ) - 器体の表面と大地との間 ( 中性点接地方式 ) 高周波 (1kHz 超 ) の場合は 周波数に応じて緩和 < フィルタ回路 > Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 17

漏えい電流の測定方法 測定回路の例 S1( 屋内配線等のスイッチを模擬 ) の開閉及び S2( 接続極性の切換え ) の両位置について それぞれ測定する Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 18

絶縁距離が要求される箇所 (1(2) ト ) 原則として 次の箇所には空間距離及び沿面距離 ( 絶縁距離 ) が必要 極性が異なる充電部相互間 充電部と - アースするおそれのある非充電金属部との間 - 人が触れるおそれのある非金属部の表面との間 動作電圧に応じた絶縁距離が必要となる 測定箇所 : - 電源電線の取付け端子部 - 出力電線の取付け端子部 - その他の箇所 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 19

絶縁距離の最小値 ( 例 ) じんあいが侵入し難い箇所 ( 単位 :mm) その他の箇所 線間電圧又は対地電圧 (V) 100V 200V 100V 200V 極性が異なる充電部相互間 1.5 2 2.5 3 充電部とアースするおそれのある非充電金属部又は人が触れるおそれのある非金属部の表面との間 1.5 2 2 2.5 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 20

アース機構が必要な機器 (1(2) ソ ) 原則として 次のものはアース機構が必要 定格電圧が 150V を超えるもの 個別の事項で定められているもの アース機構とは : アース線又はアース用端子 二重絶縁構造 ( 別表第八 1(7) に適合 ) のものは除く アース機構に接続できない人が触れるおそれのある非金属部の表面等については 部分的な二重絶縁が要求される (1(2) ツ ) < 二重絶縁構造 > < 部分的な二重絶縁 > Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 21

アース機構への主な要求事項 (1(2) ツ ) 確実な接続 ( アース導通 ) - 可触金属部分とアース機構との間に 15A の試験電流を流す - 電圧降下は 1.5V 以下であること アース端子やアース線には アース用である旨の表示が必要 - 標準化された記号も使用可能 アース用端子ねじのねじ径は 4mm 以上 - 大頭丸平子ねじは 3.5mm 以上でも可 アース用端子ねじの兼用は不可 アース端子の材質は さび難いものであること - 銅 銅合金 ステンレス鋼など アース線は直径は 1.6mm 以上又は断面積 1.25mm 2 以上 - 多心電源電線の 1 線を使用する場合は 0.75mm 2 でも可 保護アース記号 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 22

コンデンサの残留電荷 (1(2) ヤ ) 差込み刃を電源から引き抜いたとき 1 秒後の差込み刃間の電圧は 45V 以下であること 差込み刃 ( 差込みプラグ ) によって 電源に接続するものが対象 差込み刃側から見た回路の総合静電容量が 0.1uF 以下の場合は対象外 電圧は 入力インピーダンスが十分に大きい測定器で測定する Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 23

絶縁性能試験 ( 附表第三 個別事項 ) 試験箇所は 主に充電部と器体の表面との間 平常温度上昇試験の後などに実施 絶縁抵抗試験 - 直流 500V で 1MΩ 以上 絶縁耐力試験 - 定格電圧が 150V 以下の機器 :1000V 1 分間 - 定格電圧が 150V を超える機器 :1500V 1 分間 注水絶縁試験 - 屋外用のものに対して 降雨状況を想定 二重絶縁構造のものは 更に厳しい要求がある Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 24

外郭の強度 (1(2) ケ ) 外郭に衝撃力を加えたとき ひび 割れ等の異状がないこと 外郭の材質 ( 金属 合成樹脂等 ) に関わらず適用 質量 250g のおもりを次の表に掲げる高さから落下させる又は これと同等の衝撃力を有する衝撃片により衝撃を加える 種類 高さ (cm) 衝撃力 (J) 天井取り付け用器具及び照明器具 14 0.35 その他のもの 20 0.5 衝撃試験機 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 25

機械的強度 ( 附表第五 個別事項 ) 落下試験 - 卓上からの落下 持ち運び時の落下等を模擬 - 電気スタンド等で自重が 4kg 以下のものに実施 - コンクリート床上に置いた厚さ 30mm の表面が平らなラワン板中央部に 70cm の高さから落下 つり下げ型器具のつり具の強度試験 - 器具の質量の4 倍の荷重を1 時間加える Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 26

火災に対する主な要求事項 充電部の緩み 接触不良による異常発熱 電子部品の短絡 開放 経年劣化等による部品故障 過負荷 過電流に対する保護 異常温度上昇試験 誤使用や故障による異常発熱 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 27

充電部の緩み (1(2) リ ) 充電部相互又は充電部と非充電部との接続部分は 通常の使用状態において 緩みが生ぜず かつ 温度に耐えること 穴に通す又はより合わせ等により機械的に接続した後に半田付けを行う ねじがかん合するねじ山 - ねじ込まれる部分が金属 : 2 山以上 - ねじ込まれる部分が合成樹脂 : 5 山以上 熱可塑性樹脂を介する締付け等の接続 - バネ座金等の金属弾性体で歪みを補う処置をする - 最大電流が 1A 以下の部分に限る Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 28

電子部品の短絡 開放 (1(2) コ メ ) 半導体等の部品が故障した状態を模擬 - 短絡状態又は開放状態 - 単一故障状態 絶縁変圧器の 2 次側又は整流後等の回路上の部品が対象 次により判定 - その回路に接続された部品が燃焼しない - 充電部が露出しない - 充電部と器体の表面との間の絶縁抵抗は 0.1MΩ 以上 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 29

直流電源装置の異常温度上昇 ( 個別事項 ) 試験条件 (a) すべての出力側を短絡 (b) 保護装置の最大不動作電流 ( 保護装置が働く寸前の電流 ) が流れるように 出力側負荷を調整 次により判定 - 木台の温度は 150 以下 ( 基準周囲温度 30 ) - 充電部と器体の表面との間の絶縁抵抗は 0.1MΩ 以上 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 30

傷害 ( 怪我 ) に対する主な要求事項 機器の安定性 (1(2) ハ ) - 機器を 10 ( 床上形電熱器具は 15 ) の角度で傾けたとき転倒しないこと 危険な可動部の保護 (1(2) ナ ) - 危険な可動部 ( 回転部等 ) は 保護枠を設けていること - 試験指が可動部に触れないこと Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 31

複数の危険源を網羅する総合的な試験 一般的要求事項 内部配線 電源電線等の引張り 押込み 電源電線の折り曲げ試験 平常温度上昇試験 電圧変動による運転性能試験 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 32

一般的要求事項 (1(2) イ ) 通常の使用状態において 危険が生ずるおそれのないものであって 形状が正しく 組立てが良好で 動作が円滑であること 技術基準の総論的な要求事項 他の項目に適合しても 危険が予測されれば不適合 社会情勢の変化によって判断基準も変化する 不適合となる例 - 定格電圧 100V の製品に 定格電圧 250V の差込みプラグを使用 - 定格時間 15 分の機器に 設定時間 30 分のタイムスイッチを有している - 平常温度上昇試験中に保護装置が動作 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 33

内部配線への要求事項 (1(2) ヌ ) ( イ ) 2N の力を加えたとき高温部に接触するものは 接触したときに異状が生じないこと ( ロ ) 2N の力を加えたとき可動部に接触するおそれのないこと ( ハ ) 固定する場合 貫通孔を通す場合又は 2N の力を加えたとき他の部分に接触する場合は 被覆を損傷しないこと ( ニ ) 接続器により接続したものは 5N の力を接続した部分に加えたとき 外れないこと ( ホ ) 可動する部分に接続するものは 可動範囲内で規定の回数折り曲げたとき 配線が短絡せず 素線の断線率は 30% 以下であり 各部に異状が生じないこと 使用形態により 折り曲げの回数は異なる 人を介さないで屈曲を受けるもの 50,000 回 人の操作によって屈曲を受けるもの 5,000 回等 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 34

電源電線等の引張り 押込み (1(2) ヲ ) 電源電線等に張力を加えたとき及び押し込んだとき 内部端子の接続部に張力が加わらず ブッシングが外れないこと 器体の外方に向かって張力を連続して 15 秒間加える 器体側から 5cm の箇所を保持して 内部に向かって押し込む Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 35

電源電線の折り曲げ (1(2) サ ) 可搬型機器等の電源電線等が 器体の貫通部付近で断線 短絡等の異状を生じないかを確認 試験条件 - おもり :500g( 自重 <500g のときは自重 ) - 回数 :2,000 回 - 角度 :60 - 往復の速さ :40 回 / 分 回数は 左右おのおの 1 回と数える 次により判定 - 電源電線等が短絡しない - 電線の素線が露出しない - 素線の断線率が 30% 以下 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 36

平常温度上昇試験 ( 個別事項 ) 試験条件 - 通常の使用状態で行う - 定格電圧及び定格周波数で運転 - 基準周囲温度は 30 ( 採暖用 水中用は 20 ) - 各部の温度上昇が一定となったときに判定 測定方法 - 巻線は 抵抗法抵抗値 - 時間測定により電源遮断時の抵抗値を推定計算する - その他は 熱電温度計法熱電対による温度測定 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 37

平常温度上昇試験の測定箇所 ( 例 ) 温度限度値は附表第四及び個別事項 ( 必要に応じて ) に規定 測定箇所 主な危険 温度限度値の例 巻線 火災 ( 感電) A 種 :100,E 種 :115, など 整流体 ( 交流側電源回路 ) 火災 シリコン製 :135 ヒューズクリップ 火災 90 持運び用のとって 傷害 ( 火傷 ) 金属等 :65, その他 :80 点滅器等のつまみ 傷害 ( 火傷 ) 金属等 :60, その他 :75 外郭 ( 人が触れて使用 ) 傷害 ( 火傷 ) 金属等 :55, その他 :70 外郭 ( 触れる可能性あり ) 傷害 ( 火傷 ) 金属等 :85, その他 :100 外郭 ( 触れる可能性なし ) 火災 100 試験品を置く木台の表面 火災 95 ソケット部の口金 火災 ( 感電) セメント :170, メカニカル :230 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 38

電圧変動試験 (1(6)) 平常温度上昇の状態で 電圧を定格電圧に対して ±10% 変動させたとき 発煙 変形 充電部露出等の異常が生ぜず 運転が継続できること 電源電圧が変動しても 支障なく運転が継続できるかを確認 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 39

材料 部品に関する要求事項 樹脂材料への要求 軟化しないこと 絶縁劣化しないこと 吸湿性がないこと 難燃性であること 機械的強度 ( 厚さ ) を有すること 絶縁性能を有すること Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 40

絶縁物 ( 合成樹脂 ) の軟化 (1(1) イ ロ ) 特に 熱可塑性樹脂は高温になると軟化する特性を有する ボールプレッシャー試験 - 熱可塑性樹脂 ( 高温で軟化する樹脂 ) に適用 - 平常温度上昇試験での温度上昇値 +40 の恒温槽内 - 直径 5mm の鋼球を用いて 20N の静荷重を 1 時間加える - へこんだ穴の直径が 2mm 以下であること - CMJ 登録の活用 ( 熱可塑性プラスチックの耐熱性試験 ) 登録番号 ( 例 ):B-0123 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 41

絶縁劣化 ( 長期熱劣化 ) 絶縁物は 高温下に長期にわたって曝されると絶縁劣化する 材料ごとの温度上限値を 別表第十一 ( 従来の 附属の表 ) 電気用品に使用される絶縁物の使用温度の上限値に定めている ( 例 ) ポリアミド (PA66ナイロン):90 CMJ 登録 ( 絶縁物の使用温度の上限値の確認試験 ) の活用登録材料は 温度上限値が上記よりも高い < 詳細については http://www.jet.or.jp/products/cmj/index.html を参照 > 通常の使用状態では 温度上限値以下で使用すること Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 42

絶縁物の吸湿性 (1(1) ロ ) 天然繊維 合成繊維その他これに類するものは 吸湿することで絶縁性に影響を与える 充電部相互間及び充電部と非充電金属部間に密着して使用する場合は吸湿性を確認 吸湿性試験 - 100 で 1 時間乾燥後 室温の水に 1 時間浸す - 表面に付着した水分をふき取り 重量を測定 - 重量が水に浸す前の 110% 以下であること Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 43

難燃性 (1(2) ユ 1(3) レ ) 合成樹脂外郭は 難燃性を有すること - 透光性及び可撓性等を必要とするものは除外 - CMJ 登録の活用 ( 合成樹脂材料の燃焼試験 : 水平燃焼 ) 登録番号 ( 例 ):H-0123,HS-1234 印刷回路用積層板は 難燃性 (V-0) を有すること - 供給能力が 15W 超の電源に接続されるものに限る回路が通常消費する電力とは異なるため注意が必要 - CMJ 登録の活用 ( 合成樹脂材料の燃焼試験 : 垂直燃焼 ) 登録番号 ( 例 ):V-0012 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 44

絶縁物の厚さ (1(2) チ ) 使用場所 器体の外被を兼ねる絶縁体 外傷を受けるおそれのある部分に用いる絶縁物 外傷を受けるおそれのない部分に用いる絶縁物 基準 0.8mm 以上又は機械的強度試験 (3 回 ) に耐える 0.3mm 以上又は絶縁耐力試験 + 鉛筆引掻き試験に耐える 0.3mm 以上又は絶縁耐力試験に耐える いずれも ピンホールがないこと Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 45

安全重要部品 (1(3)) 項目 部品名 認証 登録等 ロ 電源電線等 ハ ヒューズ ( ) ホ ヘ 自動温度調節器 自動スイッチ ト チ 電動機操作用スイッチ 点滅器 ( ) リ 開閉器 ヌ 接続器 ル 変圧器 ヲ 放電灯用安定器 ワ 電動機 カ コンデンサー ヨ 過負荷保護装置 レ 印刷回路用積層板の難燃性 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 46

部品の使用条件 (1(3) イ ロ ) 部品又は附属品の定格電圧 定格電流 許容電流は これらに加わる最大電圧又はこれらに流れる最大電流以上であること 電線の場合は 種類 断面積及び線心数等により許容電流が異なるため注意が必要 電源電線等には 電気設備に関する技術上の基準を定める省令 ( 電技 ) や 内線規程 等も適用されるため注意が必要 屋外用の製品には ケーブルを使用する 100 を超える部分 ( 電球表面等 ) に 接触するおそれのある電源電線には ビニル系電線は使用不可 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 47

その他の要求事項 表示に関する要求事項 消費電力等の許容差 雑音の強さに関する要求事項 その他の省令に該当する要求 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 48

安全に関する表示 (1(2) ツ ラ ウ マ等 ) アース機構の表示 ( 例 ) 保護アース, PE, 適用ランプの表示 ( 種類と定格消費電力 ) ( 例 ) 白熱電球 100V 60W まで, 蛍光灯 FL40S 2 灯 スイッチの表示 ( 例 ) 入 切, ON OFF, 明 暗, 1 2 3, 高圧のため注意を要する旨を表示 - 尖頭電圧が 600V を超える部分を有するもの ( 例 ) 高圧注意 ヒューズの表示 - 電流ヒューズは定格電流 ( 例 ) 5A - 温度ヒューズは定格動作温度 ( 例 ) 127 - ヒューズ自体の表示は無効 長期使用製品安全表示制度による表示扇風機, 換気扇, 冷房機, 洗濯機, 脱水機, ブラウン管テレビに対して規定 容易に消えない方法で表示すること Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 49

銘板表示 (1(12), 附表第六 ) 電気定格等の表示すべき事項は 電気用品ごとに規定されている ( 例 ) 電気ポンプ ( 電気井戸ポンプを除く ) 1. 相 ( 定格電圧が 125V を超えるものの場合に限る ) 2. 定格電圧 3. 定格消費電力 4. 定格周波数 5. 短時間定格のものにあっては 定格時間 6. 水中用のものにあっては その旨 7. 屋外用のものにあっては 屋外で使用できる旨 8. 屋内用のものにあっては その旨 9. 温水用として使用するものにあっては 使用する温水の温度 10. 二重絶縁構造のものにあっては の記号 11. 漏電遮断器を有する構造のものにあっては その旨 12. 始動電流が 37A を超えるもの ( 単相のものに限る ) にあっては その値 表面の見やすい個所に容易に消えない方法で表示すること PSE マークと製造事業者名等の表示は施行規則に規定されている Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 50

消費電力等の許容差 (1(4)) 通常の使用状態の消費電力等を測定 許容差は 定格消費電力 定格容量及び入力電流等毎に定められている 許容差の一例 ( 消費電力 ) 定格消費電力 (W) 許容差 (%) 10 以下 +25 10 を超え 30 以下 ±25 30 を超え 100 以下 ±20 100 を超え 1,000 以下 ±15 1,000 を超えるもの ±10 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 51

雑音の強さ ( 別表第十 ) 電気通信技術審議会の答申及び国際無線障害特別委員会 (CISPR) 並びに電波法の規格に準拠している 試験の種類 - 雑音電界強度 ( 本体から放射される電波雑音 ) - 雑音電力 ( 電源電線等から放射される電波雑音 ) - 雑音端子電圧 ( 電源側に発生する電波雑音 ) 実施すべき試験や測定方法は 電気用品名 特徴などにより 別表第十雑音の強さ ( 従来の 別表第八 1(5) 及び 附属の表の 2 ) に定められている Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 52

その他の省令に該当する要求 1 省令第 4 条供用期間中における安全機能の維持 照明器具関係の個別事項 光源に LED を使用するものは 供用期間中 発煙 発火等火災に関連する故障が発生しない設計であること 省令第 12 条化学的危険源による危害又は損傷の防止 別表第八 1(1) ヌ, ル ( 材料 ) 部品の材料は ポリ塩化ビフェニル (PCB) を含有したものでないこと飲料水 食品等に接する材料は 有害な化学的変化又は有害な物質の溶出のおそれがないものであること 別表第八 2(1) イ ( ハ )e, f ( 赤熱する発熱体を有する電気ストーブ ) 保護枠又は保護網に 塗装又は接着材料を用いた表面加工を施さないこと機器本体及び取扱説明書に, 当該機器からは 使用初期段階において揮発性有機化合物及びカルボニル化合物が最も放散するおそれがあるため その際には十分換気を行う旨を表示すること Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 53

その他の省令に該当する要求 2 省令第 13 条電気用品から発せられる電磁波による危害の防止 別表第八 1(10) チ ( ブラウン管及びその附属品 ) 器体の外郭から 50 mm離れたところのエックス線量は 36pA/kg(0.5mR/h) 以下であること 別表第八 2(95) ト ( 電子レンジ漏えい電波の電力密度 ) 器体の表面から 5 cm離れた箇所で測定した漏えい電波の電力密度値は とびらを閉めたときに 1mW/cm 2 以下であることなど 省令第 15 条始動 再始動及び停止による危害の防止 別表第八 1(2) イ, ロ ( 人体検知センサー付きの機器 音声を利用した遠隔操作機構に対して規定 ) 省令第 17 条電磁的妨害に対する耐性 ( イミュニティ ) 別表第八 1(2) ロ ( 通信回線を利用した遠隔操作機構に対してだけ規定 ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 54

不適合事例の紹介 ( 平成 23 年度試買検査結果 ) Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 55

試買検査の概要 経済産業省が 製品安全政策の一環として実施 < 目的 > 製品事故の未然 再発防止を図る 届出事業者に対する指導監督に資するデータを得る < 方法 > 市販されている電気用品を買い上げ 次を確認 法令に定める事項の遵守状況 電気用品の安全性 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 56

不適合項目の内訳 技術基準不適合項目不適合数割合 1 表示 45 26 % 2 空間距離 17 10 % 3 雑音の強さ 14 8 % 4 平常温度上昇 14 8 % 5 電源電線 12 7 % 10 取扱説明書等不備 9 充電部の露出 11 その他 1 表示 6 消費電力等の許容差 11 7 % 7 アース機構 10 6 % 8 プラグ等の構造 材料 9 5 % 8 プラグ等の構造 材料 7 アース機構 2 空間距離 9 充電部の露出 8 5 % 10 取扱説明書等不備 6 4 % 11 その他 24 14 % 6 消費電力等の許容差 5 電源電線 4 平常温度上昇 3 雑音の強さ 合計 170 100 % Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 57

不適合の事例 ( 表示 ) 別表第八 1(12) 表示附表第六に規定する表示の方法により表示すること < 直流電源装置の例 > 附表第六 ( 抜粋 ) 電気用品名表示すべき事項表示の方法 直流電源装置 1. 定格電圧 2. 定格入力容量 3. 定格周波数 4. 定格出力電圧 5. 定格 2 次電流 6. 自動車スタータ用に使用するものにあっては その旨 7. おもちゃ用のものにあっては その旨 8. 二重絶縁構造のものにあっては の記号 表面の見やすい個所に容易に消えない方法で表示すること ABC Co., Ltd. 100V 100W 50/60Hz OUTPUT: 12VDC 5A 定格入力容量 (VA) ではなく 定格消費電力 (W) が表示されている Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 58

不適合の事例 ( アース機構の表示 ) 別表第八 1(2) ツ ( ニ ) アース機構の表示は 次に適合すること a. アース線には そのもの又はその近傍に容易に消えない方法でアース用である旨の表示を付してあること ただし アース線に緑と黄の配色を施した電線は この限りでない b. アース用端子には そのもの ( 容易に取り外せる端子ねじを除く ) 又はその近傍に容易に消えない方法でアース用である旨の表示を付してあること ただし 器体の内部にある端子であって アース線を取り換えることができないものにあっては この限りでない アース用口出し線にアース用である旨の表示がない アース用端子にアース用である旨の表示がない Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 59

不適合の事例 ( ヒューズの表示 ) 別表第八 1(2) マ ヒューズを取り付けるものにあっては その銘板またはヒューズの取付け部に 電流ヒューズにあっては定格電流を 温度ヒューズにあっては定格動作温度を 容易に消えない方法で表示すること ただし 取り換えることができないヒューズにあっては この限りでない 解説 ヒューズ自体の表示は 銘板表示とはみなさない ヒューズの定格等の表示がない 注意! 脱落 紛失等のおそれのあるふた カバーへの表示は 容易に消えない方法 とはみなされない Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 60

不適合の事例 ( 適用ランプの表示 ) 別表第八 1(2) ラ ( ロ ) 電球又は放電管の取換え又は清掃のために開閉する部分の締付けは 容易に 確実に かつ 安全にできること 解説 適用ランプの種類及び定格電圧 ( 放電ランプを除く ) の表示を付してあるものは 取換え が確実にできるものとみなす 定格電圧の表示がない 白熱電球 100V 60W まで 蛍光灯 FL40S などの表示が必要 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 61

不適合の事例 ( スイッチの表示 ) 別表第八 1(2) ウスイッチを有するものにあっては スイッチの開閉操作または開閉状態を文字 記号または色により見やすい箇所に表示すること ただし 表示することが困難なものにあっては この限りでない スイッチの開閉操作 ( 用途 ) 等の表示がない Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 62

不適合の事例 ( 空間距離 ) 別表第八 1(2) ト 極性が異なる充電部相互間 充電部とアースするおそれのある非充電金属部との間及び充電部と人が触れるおそれのある非金属部の表面との間の空間距離 ( 沿面距離を含む ) は 器具又は器具の部分ごとにそれぞれ次の表に適合すること ( 以下省略 ) ラインフィルターの巻線間 ヒーター電極間 プリント基板のパターン間 Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 63

ご清聴ありがとうございました Copyright JAPAN ELECTRICAL SAFETY & ENVIRONMENT TECHNOLOGY LABORATORIES. All Rights Reserved 64