資料 1-1 加工原料乳の数量の認定等について 平成 30 年 1 月 農林水産省 生産局畜産部牛乳乳製品課生乳班
国へ 年間販売計画の提出 締切 : 2 月 28 日まで 生産局長通知別記様式第 1 号及び別記様式第 2 号 都道府県へ 生乳の処理量等の報告 毎月 :8 日及び 20 日より前まで 自ら所有する施設で乳製品を製造する事業者 都道府県へ 乳業への搬入数量等の報告 毎月 :8 日及び 20 日より前まで 機構へ 交付申請 都道府県知事には報告 機構へ 変更交付申請 都道府県には報告 機構へ 支払請求 原則 精算払 都道府県知事には報告 機構へ 実績報告 都道府県知事には報告 加工原料乳補給金制度の全体のスケジュール 毎月 国へ 販売数量 価格の実績報告 第 1 四半期分 締切 : 8 月末日まで 生産局長通知別記様式第 4 号 国から 交付対象数量の通知 年度当初 国へ 年間販売計画変更書の提出 生産局長通知別記様式第 3 号 国へ 販売数量 価格の実績報告 第 2 四半期分 締切 : 11 月末日まで 生産局長通知別記様式第 4 号 国へ 販売数量 価格の実績報告 第 3 四半期分 締切 : 2 月末日まで 生産局長通知別記様式第 4 号 第 1 四半期 国へ 販売数量 価格の実績報告 第 4 四半期分 及び対象事業に要した経費の報告 年度分 締切 : 5 月末日まで 生産局長通知別記様式第 4 号及び別記様式第 5 号 第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期 必要に応じて 機構から 補給金の支払 1 国へ 年間販売計画 指定申請の提出に係る事前登録 締切 : 1 月 31 日まで 農林水産省の HP のフォーム 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月
年間販売計画 指定申請書の提出について 事前登録のお願い 平成 30 年度の加工原料乳生産者補給金制度における 1 年間販売計画の提出締切 230 年 4 月から指定事業者としての指定を希望する場合の指定申請書の提出期限等について 農林水産省 HP にて公表しております 2
加工原料乳認定数量を通知農林水産大臣知事 2 3 を通知第 1~3 号対象事業者 1 年間販売計画 前年度 2 月中 2 交付対象数量通知 年度当初 事業実施に要した経費の報告 年度終了後 販売数量 価格の実績報告 四半期毎 4 交付対象数量変更通知 随時 独 農畜産業振興機構 機構 補給金等財源加工原料乳の数量算出 毎月 認定は四半期毎 ❶ 交付申請 1 2 を添付 月頃 知事へ報告 ❸ 交付変更申請 4 を添付 随時 知事へ報告 ❷ 交付決定通知 ❶ 後 ❹ 交付変更通知 ❸ 後 ❺ 支払請求 概算 精算 知事へ報告 ❻ 補給交付金等支払 ❺ 毎 ❼ 実績報告 ❻ 毎 知事へ報告乳業への搬入数量 集乳数量等の報告 毎月 加工原料乳の数量算出 毎月 認定は四半期毎 2 を通知乳業 第 3 号対象事業者含 生乳の処理量等の報告 毎月 3 生乳販売畜産経営安定法 施行規則に基づく畜産経営安定法施行令 認定事務実施要領に基づく機構の交付要綱に基づく補給金の交付を受けるために必要な手続き等の流れについて 3
目的 畜産経営の安定に関する法律の概要 畜産物の需給の安定等を通じた畜産経営の安定を図り もつて畜産及びその関連産業の健全な発展を促進し 併せて国民消費生活の安定に寄与する 法における生乳流通のイメージ 酪農家 農協 酪農協 事業協同組合等 第 1 号対象事業者 = 生乳を集めて乳業に販売する事業者 農協連 酪連等 第 1 号対象事業者 指定団体 生乳販売業者等 指定事業者 1 又は 2 以上の都道府県の区域で集乳を拒否しない事業者 乳業メーカー 消費者 第 2 号対象事業者 = 乳業に直接生乳を販売する酪農家 第 3 号対象事業者 = 乳製品を加工販売する酪農家 対象事業者 第 1~3 号対象事業者 は 毎年度 生乳又は乳製品の年間販売計画を作成して農林水産大臣に提出し 基準を満たしていると認められれば 加工に仕向けた量に応じて生産者補給金等が交付 交付対象数量が上限 第 1 号対象事業者のうち 集乳を拒否しない等の要件を満たす事業者は 指定事業者 として指定され 加工に仕向けた量に応じて集送乳調整金が交付 4
補給金の対象となる加工原料乳について 補給金は チーズやバター クリーム等の特定乳製品 詳細下記 の製造に仕向けられた生乳が対象となります ヨーグルトやソフトクリーム等に仕向けられた生乳は 対象とはなりません 補給金の交付対象となる 加工原料乳 とは 以下の 12 の乳製品の原料である生乳であって 農林水産省令で定める規格に適合するものをいいます 12 の乳製品の定義や成分規格等は 基本的に 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 昭和 26 年厚生省令第 52 号 の規定に従っています 例えば 試験研究 教育等 生乳又は生乳から製造される乳製品の販売を主たる目的として飼養される乳用牛の生乳 に該当しない場合は 加工原料乳の数量の算出の際 計算の対象外として扱います 対象となる乳製品 = 特定乳製品 バター 脱脂粉乳 全脂加糖れん乳 脱脂加糖れん乳 ナチュラルチーズ クリーム 濃縮乳 脱脂濃縮乳 全脂無糖れん乳 缶に密封 滅菌されたもののみ 全粉乳 加糖粉乳 脱脂乳 子牛ほ育用 省令で定める取引方法のもののみ 加工原料乳の規格 畜産経営の安定に関する法律施行規則 昭和 36 年農林省令第 58 号 事項 色沢及び組織 基準 牛乳特有の乳白色から淡クリーム色までの色を呈し 均等な乳状で適度な粘度を有し 凝固物及びじんあいその他の異物を含まないもの 風味比重アルコール試験乳脂肪分酸度 新鮮良好な風味と特有の香気を有し 飼料臭 牛舎臭 酸臭その他の異臭又は酸味 苦味 金属味その他の異味を有しないもの 温度一五度において一 〇二八以上のもの反応を呈しないもの二 八パーセント以上のもの 乳酸として ジヤージー種の牛以外の牛からさく取したものにあつては〇 一八パーセント以下 ジヤージー種の牛からさく取したものにあつては〇 二〇パーセント以下のもの 5
新たな補給金と集送乳調整金のイメージ 集送乳に通常要する経費の額から効率的に集送乳が行われる場合の経費の額を控除して得た額 改正畜産経営安定法第 15 条第 2 項 集送乳コスト 集送乳調整金 2 集送乳コストの高い地域も含めあまねく生乳を集めるためのコスト 1 集送乳に最低限必要なコスト 現行補給金 補給金単価は 生産される生乳の相当部分が加工原料乳であると認められる地域における生乳の再生産を確保することを旨として定める 暫定措置法第 11 条第 2 項 改正畜産経営安定法第 8 条第 1 項 新たな補給金 効率的に集送乳が行われる場合の経費の額 改正畜産経営安定法第 15 条第 2 項 生乳の生産コスト 現行制度 新制度 6
平成 30 年度の総交付対象数量 生産者補給金及び集送乳調整金単価 7
加工原料乳の数量確認 認定の手続き流れ 補給金の対象となる加工原料乳の数量は 毎月 交付対象事業者と乳業者の報告を都道府県知事等が確認し 四半期毎に認定します 第 3 号対象事業者が 自らの製造施設で乳製品を製造 販売する場合は 乳業者として都道府県への報告が別途必要となります 報告等は 加工原料乳数量認定等事務実施要領 農林水産省生産局長通知 に基づいて行います 第 3 号対象事業者が 乳製品を乳業者に製造委託する場合は 乳業者としての報告は必要ありません ただし その場合でも あらかじめ委託先と製造委託契約を締結し 年間販売計画の提出時に添付をお願いします 手続きの流れ 農畜産業振興対策交付金 独 農畜産業振興機構 生産者補給交付金等 年間販売計画提出対象事業実績報告 交付申請 第 3 号対象事業者は 自ら所有する施設で乳製品を製造する場合は 両方の立場で毎月 報告が必要 国 交付対象事業者 数量通知 交付対象数量配分数量認定 代金 数量報告 生乳 数量通知 機構のシステムを用いて乳業者と交付対象事業者からの数量報告等を突合 都道府県 数量報告 乳業者 交付対象事業者は 必要な書類を毎月 決められた期日までに都道府県知事に提出 大臣対象事業者の場合は機構に提出 農林水産大臣又は都道府県知事は 毎月 事業者ごとの加工原料乳の数量を算出 農林水産大臣又は都道府県知事は 四半期ごとに事業者ごとの加工原料乳の数量を認定 認定された数量に基づき補給金が支払われる 8
数量の認定に係る報告書の提出先について 対象事業に係る生乳の生産される地域 年間販売計画に記載 が 1 つの都道府県の区域を越えない場合は 交付対象事業者が所在する都道府県知事が報告書を徴収し 認定します その対象事業者は知事対象事業者といいます 一方 生乳の生産される地域が複数県にまたがる場合 交付対象事業者は 機構を経由して 農林水産大臣へ報告します その対象事業者は大臣対象事業者といいます 取り扱う生乳の生産される地域が 1 都道府県の場合 α 交付対象事業者の所在県 = 生乳の生産される地域 取り扱う生乳の生産される地域が複数県にまたがる場合 β 交付対象事業者の所在県 = 生乳の生産される地域 A 県 A 県 B 県 C 県 α 交付対象事業者は知事対象事業者 α 交付対象事業者は A 県知事に認定の報告書を提出 A 県知事は α 対象事業者分の数量を認定 認定した数量に係る通知書の写しを機構にも送付 現行制度では 北海道と沖縄県が数量の認定をしている β 交付対象事業者は大臣対象事業者 β 交付対象事業者は機構に認定の報告書を提出 農林水産大臣が β 対象事業者分の数量を認定 9
加工原料乳の数量の認定のために必要な報告について 報告は 加工原料乳数量認定等事務実施要領 農林水産省生産局長通知 以下 認定要領 といいます に基づいて行います 交付対象事業者全ての方が毎月提出 1 生乳販売事業等報告書 認定要領別記様式第 3 号 締切 : 毎月 8 日より前まで 2 生乳用途別販売数量等報告書 認定要領別記様式第 4 号 締切 : 毎月 20 日より前まで 締切日については 牧場の所在する都道府県の担当にあらかじめ御確認いただき 指示に従ってください 自ら所有する施設で乳製品を製造する方 = 乳業者としての報告も必要な方 上記 12 に加えて 以下についても毎月ご報告ください 3 加工原料乳数量等報告書 認定要領別記様式第 1 号 締切 : 毎月 8 日より前まで 4 加工原料乳数量等内訳報告書 認定要領別記様式第 2 号 締切 : 毎月 20 日より前まで 締切日については 製造施設の所在する都道府県の担当にあらかじめ御確認いただき 指示に従ってください 報告様式は こちらに掲載しております http://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/kakou.html 加工原料乳生産者補給金制度について > 6. 認定関係様式 報告書の内容の検証等数量認定等を適正に実施するために 必要に応じて都道府県の数量認定事務担当職員等が立入検査を行う場合があります 都道府県から送付された公文書 都道府県に提出した書類の裏付けとなる伝票 帳簿 契約書等は 整理の上 事業実施年度の翌年度から起算して5 年間 保存をお願いします 10
加工原料乳の数量認定の考え方について 基本的な考え方 処理 加工された生乳が補給金の対象である加工原料乳かどうかは 乳業者と対象事業者の報告を確認した上で 確定します 認定要領に基づき 生乳を分離にまわして生クリームと脱脂乳に分離した際は 生乳は 1 対 1 の比率で生クリームと脱脂乳に分離されたものとみなします 1 対 1 のみなし 生クリームと脱脂乳の配分実績から 各乳製品に配乳された数量を算出します 分離まわしを経ず 各乳製品に生乳を直接配乳した場合は 生乳直接配乳数量として扱います 配乳イメージ 150kg 分離 生クリーム 15kg + 脱脂乳 135kg 認定では生クリームと脱脂乳は 1:1 の比率で配乳されたとみなす 生クリームの 5 分の 4 はバター 12kg 他の生クリームはそのままクリーム 3kg 脱脂乳の 3 分の 1 は脱脂粉乳 45kg 他の脱脂乳は加工乳 90kg バターに仕向けられた生乳クリームに仕向けられた生乳脱脂粉乳に仕向けられた加工乳に仕向けられた生乳 150kg 1/2 4/5 = 60kg 150kg 1/2 1/5 = 15kg 150kg 1/2 1/3 = 25kg 150kg 1/2 2/3 = 50kg 11
加工原料乳の数量認定の考え方について 中間生産物について 製品として工場から出荷されず 他の乳製品の原材料として使用される 生クリーム 濃縮乳 脱脂濃縮乳 脱脂乳 部分脱脂乳は 認定要領上 中間生産物と定義しています ある製品にどの程度の生乳が使用されたか計算する際は 中間生産物が当該製品にどの程度配分されたかを把握する必要があります 認定要領上は 最終製品を クリーム と呼び 分離した段階のクリーム形態の中間生産物を 生クリーム と呼びます 中間生産物 中間生産物の配分比率に併せて生乳も配分されたとする 発酵乳 加工乳 乳飲料 生 [ 濃縮 ] 濃縮乳 [ 加糖 乾燥等 ] 濃縮乳 全脂無糖練乳全脂加糖練乳全粉乳 加糖粉乳 乳 分離まわし又は脂肪率調整抽出 生クリーム 脱脂乳又は部分脱脂乳 [ 濃縮 ] [ 乾燥 ] [ 練圧 ] クリーム バター 脱脂濃縮乳 脱脂粉乳 12
加工原料乳の数量認定の考え方について 数量の確認される製品 数量確認については 最終的な乳製品 中間生産物以外 に仕向けられた生乳数量で行います そのため 一旦 中間生産物に配乳された生乳については その中間生産物が最終的に仕向けられた各乳製品での数量により確認します 生乳から生クリームを分離し そのままクリームとして出荷された場合には クリームに配乳されたものとして数量を確認します 一方 生乳から生クリームを分離し ジェラートやアイス等の乳製品を製造した場合は ジェラートやアイス等に配乳されたものとして数量を確認します バターが製造された後に パンの原料として使用された場合には バター に配乳されたものとして数量を確認します ナチュラルチーズの製造過程では 生乳はカードとホエイに分離されますが その仕向けられた全量をチーズ向けに配乳された生乳として扱います 生乳 100kg 生クリーム 50kg 1 対 1 のみなし 中間生産物 生クリームの配分比率に併せて生乳も配分されたとする バター向け 10kg ジェラート向け 20kg クリーム向け 20kg パンに使用 補給金の対象 脱脂乳 50kg 加工乳向け 50kg 生乳 100kg チーズ向け 100kg ピザに使用 チーズケーキに使用 13
加工原料乳の数量認定の考え方について 基本的な考え方 第 1 毎月 乳業工場に搬入され そこで処理加工された生乳には その月のはじめに搬入されたものにも 月の終わりに搬入されたものにも その月に当該乳業工場に生乳を搬入したものの搬入にかかる生乳が それぞれのものが搬入した生乳数量の相互割合に応じて含まれるものとみなす 日 1 2 3 4 5 14 15 16 17 18 実際の生乳の搬入状況 日 1 2 3 4 5 14 15 16 17 18 第 1 のみなし規定による生乳の搬入 27 28 29 30 31 0 20 40 60 80 100 搬入数量 Kg α 事業者 β 事業者 γ 工場 27 28 29 30 31 α 事業者 β 事業者 γ 工場 14
加工原料乳の数量認定の考え方について 基本的な考え方 第 2 毎月 乳業工場に搬入され そこで処理加工された生乳には α 交付対象事業者から搬入されたものにも β 交付対象事業者から搬入されたものにも γ 乳業工場から転送により搬入されたものにも その月に搬入されたものである限り すべての生乳に その乳業工場のその月の処理加工の実績に基づく加工原料乳の比率に応じた加工原料乳が含まれるとみなす ただし 製造特定生乳については このみなし規定の適用は除外される 加工率 % 実際の生乳の加工状況 加工日 0 20 40 60 80 100 1 2 3 4 5 14 15 16 17 18 第 2 のみなし規定による生乳の加工 その他 牛乳等 用の生乳の数量 27 28 29 30 31 0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 80 100 搬入数量 Kg α 事業者 β 事業者 γ 工場 加工原料乳の数量 α 事業者 β 事業者 γ 工場 その月の処理加工の実績に基づく加工原料乳の比率 15
加工原料乳の数量認定の考え方について 基本的な考え方 第 1 及び第 2 のみなし規定の考え方は 各交付対象事業者等からの生乳は乳業工場に搬入された事業者で合乳されることから どの交付対象事業者から搬入された生乳が どのような割合で特定乳製品仕向けとなったか特定し得ないため α 事業者からの生乳の搬入 乳業工場 1~10 日 牛乳バター 脱脂粉乳その他 β 事業者からの生乳の搬入 処理タンク 合乳 11~20 日 牛乳バター 脱脂粉乳その他 γ 工場からの生乳の搬入 処理加工 21~31 日 牛乳バター 脱脂粉乳その他 16
加工原料乳の数量算出におけるはね返り 交付対象事業者 C 乳業工場 A 生乳処理 140トン / 月内訳牛乳 100トン発酵乳 40トン 10トンは搬出 150 トン搬入 加工原料乳 5 トン 乳業工場 A では特定乳製品は作っていないはずだけど 生産者に 5 トン分の補給金 10 トン転送 加工原料乳 5 トン 交付対象事業者 D 90トン搬入乳業工場 B 加工原料乳 45トン 乳業工場 B では 50 トン特定乳製品を作っているはずだけど 生産者に 45 トン分の補給金 生乳処理 100トン / 月内訳牛乳 50トンバター 25トン脱脂粉乳 25トン 加工原料乳 50トン 一般搬入加工原料乳処理比率 ri 50 100 100=50% 17
加工原料乳の数量認定の考え方について 製造特定生乳 第 2 毎月 乳業工場に搬入され そこで処理加工された生乳には α 交付対象事業者から搬入されたものにも β 交付対象事業者から搬入されたものにも γ 乳業工場から転送により搬入されたものにも その月に搬入されたものである限り すべての生乳に その乳業工場のその月の処理加工の実績に基づく加工原料乳の比率に応じた加工原料乳が含まれるとみなす ただし 製造特定生乳については このみなし規定の適用は除外される 実際の生乳の加工状況 加工率 % 日 0 20 40 60 80 100 1 2 3 4 5 14 15 16 17 18 27 28 29 30 31 0 20 40 60 搬入数量 Kg 80 100 α 事業者 α 団体 β 事業者 β 団体 γ 工場 製造特定生乳 製造特定生乳 製造特定生乳 製造特定生乳に係る例外を加味した第 2 のみなし規定による生乳の加工 認定の対象となる加工原料乳の数量 製造特定生乳 その他 牛乳等 用の生乳の数量 加工原料乳の数量 α 事業者 β 事業者 γ 工場 製造特定生乳数量を除いたその月の処理加工の実績に基づく加工原料乳の比率 製造特定生乳 18
加工原料乳の数量認定の考え方について 製造特定生乳 19 製造受委託のように 契約書等により 特定乳製品の製造のために搬入された生乳として認められる生乳について 製造特定生乳 として扱い 按分計算の例外としてその全量を加工原料乳として認定します また 30 年度から 製造受委託に限らず 対象事業者が特定乳製品の製造のために販売した生乳と認められる生乳についても 製造特定生乳 として扱うことができます 例えば 特色ある生乳を用いたチーズを製造するといった契約で搬入された生乳が 他の生乳と合乳されることなく チーズが製造されていることが確認でき かつ その製品に特定の生乳から製造されたことが明記されている場合は 当該生乳の全量を製造特定生乳 チーズ向け と認定します 製造特定生乳 契約書 帳簿 伝票類等の記録により その搬入時点において特定乳製品の製造のために搬入されたもの 対象事業者 A 乳業者 特定乳製品の製造委託 特定乳製品の製造のために生乳を販売 特定乳製品の製造委託 B 乳業者 認定上の公平性の観点から 事後的に操作されないよう 当該生乳の搬入及び製品の製造過程を通じて 1 他の生乳と合乳されない等 当該生乳の全てが特定乳製品に仕向けられ 2 当該特定乳製品が製造されたことが確認できるとともに 3 特定の生乳から製造された特定乳製品であることが製品等に明記されているものに限る
加工原料乳の数量認定の考え方について 製造特定生乳 交付対象事業者 C 150 トン搬入 加工原料乳 10 トン 乳業工場 A 生乳処理 140トン / 月内訳牛乳 100トン発酵乳 40トン 10トンは製造特定生乳 生産者に 10 トン分の補給金 10 トン製造委託 加工原料乳 10 トン 交付対象事業者 D 生産者に 40 トン分の補給金 90トン搬入乳業工場 B 加工原料乳 40トン 生乳処理 100トン / 月うち製造特定生乳 10トン内訳牛乳 50トンバター 25トン脱脂粉乳 25トン 加工原料乳製造特定分 10トン 一般搬入分 40トン 一般搬入加工原料乳処理比率 ri 40 90 100=44.44444% 20
用途別の数量算出について 自らの施設で乳製品を製造する場合 乳業工場は搬入される生乳を 一般搬入分生乳 と 製造特定生乳 に分類して報告します 対象事業者が自らの施設で乳製品を製造する場合 搬入した生乳が他の生乳と合乳される場合は 一般搬入分生乳 として報告します 一般搬入分生乳は 用途別処理実績に基づき 按分計算対象になります 一方 他の生乳と合乳せずに特定乳製品を製造する場合に 製造特定生乳として報告すれば 按分計算の対象外となります 製造特定生乳には 乳業者へ委託製造する場合と 委託によらず特定乳製品の製造のために生乳を販売する場合があります いずれの場合も 契約書 帳簿 伝票類等の記録により その搬入時点において特定乳製品の製造のために搬入されたもの 販売による製造特定生乳は合乳がされることがない 製品等に明記されている等を満たす のみに限られます 第 3 号対象事業者 一般 200kg 第 2 号対象事業者 一般 100kg 特定 200kg チーズ 合乳されることなく製造する等の要件を満たす その他 交付対象事業者以外 一般 200kg 第 3 号対象事業者が所有する施設 一般 500kg 特定 200kg チーズ バター 200kg 一般から製造 チーズ 100kg 一般から製造 200kg 特定から製造 成分調整牛乳 200kg 一般から製造 対象事業者ごとの数量計算 第 3 号対象事業者 バター向け :200kg 200kg/500kg=80kg チーズ向け :200kg 100kg/500kg=40kg 成分調整牛乳向け :200kg 200kg/500kg=80kg 第 2 号対象事業者 各品目ごとの処理比率を算出し 乗じる バター向け :100kg 200kg/500kg=40kg チーズ向け :100kg 100kg/500kg=20kg 一般 :200kg 特定 :220kg 合計 按分計算の対象外 成分調整牛乳向け : 100kg 200kg/500kg=40kg その他 交付対象事業者以外 については 数量の算出がされない 21
加工原料乳の数量認定の考え方について 基本的な考え方 第 3 他の b 乳業工場から生乳の転送を受けている a 乳業工場が さらに別の c 乳業工場に生乳を転送する場合 a 乳業工場が交付対象事業者から直接購入した生乳が c 乳業工場に転送されているものとみなし 既に b 乳業工場から転送を受けていた生乳をさらに c 乳業工場に転送することは原則として行わないものとみなす 直接購入分を超える数量の生乳を搬出した場合は 他の乳業工場から搬入された生乳も搬出されたものとみなす 実際の生乳の流通 第 3 のみなし規定による生乳の流通 交付対象事業者からの生乳の搬入 b 乳業工場から搬入された生乳 a 乳業工場 処理タンク 合乳 加工処理 一部 牛乳バター脱脂粉乳 c 乳業工場へ搬出された生乳 c 乳業工場へ搬出 実際に a 乳業工場で処理された生乳 他の b 乳業工場から搬入 交付対象事業者から直接搬入 22
加工原料乳の数量認定の考え方について 事業者ごとの数量の按分 交付対象事業者 C 生乳処理 250トン / 月内訳牛乳 250トン乳業工場 A 乳業工場 E 120 トン搬入 加工原料乳 6 トン 60 トン搬入 加工原料乳 0 トン 80 トン搬入 加工原料乳 4 トン 10 トン転送 加工原料乳 10 トン 交付対象事業者 D 乳業工場 B 広域乳業工場の場合を除く 生乳処理 10 トン / 月 内訳チーズ 10トン 加工原料乳 10トン 一般搬入加工原料乳処理比率 ri 10 10 100=100.0% 23
広域乳業工場について A 乳業者 B 乳業者 同一都道府県 一般工場 Y 県 Z 県 指定工場 要件全てに合致すれば 一つの乳業工場 一般工場 X 県 同一ブロック 一の乳業工場 指定工場は農林水産大臣が指定 24
加工原料乳の認定数量の算出方法 変更点 新たな補給金制度では 1 つの地域に複数の団体が交付対象事業者となり得ること ナラシの加入が補給金の交付要件から外れることから 加工原料乳の数量の算出に係る認定事務実施要領も以下のとおり見直します 現行 1 指定地域外で生産された生乳を認定対象から除外 2 交付対象事業者間で受委託された生乳については最終販売者ではなく委託元の数量として算出 3 加工原料乳生産者経営安定対策事業 ナラシ の積立金契約のされていない生乳は認定対象から除外 改正後 1 集乳元の地域とは関係なく 対象事業者が販売した生乳が対象 国 地方公共団体等が所有する乳用牛から生産されるものは除く 2 最終的に乳業者に販売した交付対象事業者が数量の認定を受ける事業者 3 ナラシの積立金契約のされていない生乳についても対象 2 についてのイメージ α 交付対象事業者 販売委託 β 交付対象事業者 販売 乳業者 現行 これまでは委託分は α 交付対象事業者分として認定されていた 改正後 委託分は最終販売者である β 交付対象事業者分として認定される 改正後 生産者補給交付金は β 交付対象事業者に交付され β 交付対象事業者から α 交付対象事業者へ生産者補給金が交付される 25
液状乳製品を凍結した場合について 1 つの乳業工場において 生クリームを凍結する場合は 別の乳業工場へ搬出 販売 する場合が主であり 自社で生クリーム 凍結クリーム アイスクリーム等と短期間でクリームを凍結 融解し製品を製造することは想定しがたく 余乳調整のため長期間保存する場合もあるが計画的なものではなく 乳代精算も終了済みであることから 生クリームを凍結した場合はクリームで報告する なお 濃縮乳 脱脂濃縮乳 を凍結した場合も同様に濃縮乳 脱脂濃縮乳 で報告する クリームの凍結例 A 工場 クリームで報告 販売又は別工場に搬出 B 工場 生乳凍結クリーム凍結クリームアイスクリーム等 A 工場 クリームで報告 生乳はクリームに配乳 期間を経ての加工 計画的なものではなくクリーム向けでの乳代精算も終了済み 生乳生クリーム凍結クリーム最終的な用途は不明 生 クリーム 翌月以降に凍結クリームを用い乳製品を製造した場合は 様式第 1 号第 3 表 配乳実績総括表 附表の その他生クリーム量 に計上する 26
液状乳製品向け生乳の製造特定生乳について 液状乳製品については 中間生産物としての性格を有しているため 工場出荷段階で液状乳製品であることを確認する必要がある このため 製造受託により液状乳製品を製造する乳業工場内において 当該液状乳製品を原料として別の乳製品等を製造した場合 原料となった液状乳製品向け生乳に相当する数量は 製造特定生乳ではなく 一般搬入分として扱うものとする 以下の場合は 一般搬入分生乳でコンパウンドクリームが製造されたと報告することになる 製造受託とならないパターン例 事業者 A 工場 A 工場 生乳 クリームの製造特定 一般搬入分生乳 B 工場 生乳 工場内で生乳 生クリーム コンパウンドクリーム 生 クリーム A が B に販売 生 クリーム コンパウンドクリーム 発酵乳等向け 事業者 クリームの製造特定 一般搬入分生乳 生乳 B 工場工場内で生乳 生クリーム コンパウンドクリーム 事業者が B に販売 生 クリーム 生 クリーム コンパウンドクリーム 発酵乳等向け ただし いずれの場合も B 工場が 製造受託契約を結び クリームを製造 出荷しているのであればクリームの製造特定分として報告する 27
第 3 号対象事業者からの数量の報告の際に注意すること 伝票等の整理 交付対象事業者と乳業者からの報告に基づいて 加工原料乳の数量を算出することになるため 都道府県職員が確認できるよう 報告の根拠となる伝票等を整理することが求められます 全体を通じて報告の確からしさを確認することになるため 生乳の生産から製品の加工 販売までの書類を整理することが求められます 整理が求められる書類例 生乳生産量 = 配乳数量の合計 Point! 配乳日報 日々の配乳実績の記録 製造施設の処理能力 稼働時間 製造に要する生乳以外の材料 スターター等 の使用実績 牛乳乳製品の製造量換算 生乳換算 Point! 製造日報 日々の製造量の記録 販売に係る契約書 期首在庫数量 Point! 棚卸資産 + 牛乳乳製品の製造量 - 販売数量 = 期末在庫数量 Point! 販売伝票 Point! 棚卸資産 帳簿及び証拠書類又は証拠物について 当該年度終了の年度の翌年度から起算して 5 年間整備保管をお願いします 書類の整理状況について 都道府県の認定事務担当者と事前に確認をお願いします 28
問い合わせ窓口にあった質問 抜粋 問 1 いわゆる 自家製造 を行っている農家であっても 第 2 号対象事業者か第 3 号対象事業者か どちらに該当するか判断に迷います どのように考えればよいでしょうか 答 1 例えば 牧場 A と製造施設 B の代表者が同じであっても それぞれ別の会社形態をとっているのであれば 1 牧場 A が B に乳製品の製造を委託し 出来上がった乳製品は A の名義で販売されている場合 A は第 3 号対象事業者 2 牧場 A が B に生乳を販売し B が乳製品を製造 販売している場合 出来上がった乳製品は B の名義で販売されている場合 A は第 2 号対象事業者となります 牧場と製造施設がどのような関係にあるのか まずは 御確認ください 問 2 補給金はいつ支払われるのですか? 年度途中にも支払われるのですか? 答 2 年間の加工原料乳の数量が確定した上で補給金を支払う精算払いが基本となります 5 月頃を予定 問 3 認定要領別記様式第 1 号の 規格外 かどうかは どうやって判断すればよいのでしょうか 答 3 加工原料乳の規格については 畜産経営の安定に関する法律施行規則 昭和 36 年農林省令第 58 号 において定められておりますので 項目について検査の上 [ 規格外 ] であるかを判断してください その際 対象事業者については 事前に提出していただく年間販売計画に記載の生乳検査体制に沿って検査を行って下さい 問 4 ミルクジャムは補給金の対象品目となるのか 答 4 ミルクジャムが加糖れん乳から製造されている場合は その加糖練乳の製造に使用された生乳は補給金の対象となります 一方で クリームに砂糖や生乳を加えミルクジャムが製造されている場合は補給金の対象とはなりません ここでのクリームが中間生産物の生クリームに当たるため 補給金の対象となるかどうか御不明な点がありましたら都道府県にお問合せ下さい 29
機密性 情報 平成 30 年度における加工原料乳生産者経営安定対策事業 ナラシ事業 限り 30 年度 4 月からの制度改正により ナラシへの加入は自由 収入保険との重複は不可 現 指定生乳生産者団体に出荷する者は 業務対象年間 平成 28~30 年度 中であることから 現行基金方式を継続 現 指定生乳生産者団体以外の第 1 号対象事業者に出荷する者 第 2 3 号対象事業者を対象に直接交付方式を追加 現行基金方式 28~30 年度 現 指定生乳生産者団体に出荷する者 生産者 直接交付方式 30 年度追加見込み 現 指定生乳生産者団体以外に出荷する者 第 2 3 号対象事業者 生産者 生産者積立金契約の締結 生産者拠出金の納付 補塡金の交付 生産者 1:alic3 現 指定生乳生産者団体 生産者積立金 生産者 1:alic3 参加申込生産者拠出金の納付等 補塡金の交付 生産者 1:alic3 補助金交付 農畜産業振興機構 alic 農畜産業振興機構 alic 第 1 号対象事業者に参加申込み等の取り纏め等を担ってもらうかどうかは検討中 30
参考 平成 29 年度加工原料乳生産者経営安定対策事業 目的 加工原料乳の取引価格が低落した場合の経営への影響緩和を目的に 生産者と国が拠出して造成した積立金から補塡 仕組み 全国平均取引価格 生産者積立金 差額 A-3 年度 A-2 年度 A-1 年度 A 年度 生産者国 独 農畜産業振興機構 拠出助成 生産者拠出金の 3 倍 補塡 差額 8 割 補塡基準価格 直近 3 年平均 価格が低落した場合のセーフティネット措置 平成 13 年度から脱脂粉乳 バター等向け生乳 平成 23 年度からチーズ向け生乳 平成 29 年度から液状乳製品向け生乳を対象に実施 加工原料乳の全国平均取引価格が補塡基準価格 直近 3 年間の全国平均取引価格の平均 を下回った場合に 生産者に補塡金を交付 平成 30 年度から ナラシ加入を加工原料乳生産者補給金の交付要件とすることを見直し それに併せて 指定生乳生産者団体以外の補給金対象事業者も事業実施主体に位置付け 平成 29 年度の生産者拠出金単価は 20 銭 /kg 生産者拠出金に残余が生じた場合は無事戻しを行う 31