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日関病誌,35(2):169~173, 症例報告 多発性外骨腫による両側変形性股関節症と下肢外反による変形性膝関節症に対して人工股関節置換術と大腿骨遠位内反骨切り術を行った 1 例 君津中央病院 整形外科 大塚誠, 蓮江文男, 藤由崇之, 竹下宗徳, 神谷光史郎, 山崎厚郎 Bil

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[ 骨損傷の分類 (1) 外傷性骨折 正常な骨に外力が作用して骨組織の連続性が完全にまたは部分的に離断されたもの (2) 疲労性骨折 比較的軽度な負荷が繰り返し加わって発生下肢の疲労骨折は 10 代に好発 (16 歳にピークがある ) 中足骨 脛骨 腓骨 肋骨などに発生 (3) 病的骨折 骨に基礎疾

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選手の怪我や傷害については医学生時代から大いに興味を持っていました Jリーグ創設前からサッカーのチームドクター ( ガンバ大阪 : 平成 2 年 ~ 平成 21 年 6 月 ) をしていたこともあり 今までに小学生からプロ選手まで多くのスポーツ選手の治療も行ってきました 特に 少年野球選手の投球肘

Transcription:

1/10 < 整形外科 > 概要 Nicolas Andry の絵日本整形外科学会整形外科は 四肢 関節 脊椎 骨盤 末梢神経の障害を治療対象とし 運動器官の機能障害を回復させ 早期に社会生活へ復帰させることを最終目的としている 整形外科は ortho( 矯正 )pedics( 小児 ) といわれるように 成長の途上において骨格の成長力を利用して形態を矯正し 機能を正す という理念で 小児を矯正する外科学ではじまった X 線装置や内固定材料の進歩や抗菌剤の発展で 保存的な骨折治療 ( ギプス ) から観血的骨接合術へとシフトしている 骨折治療についても 術後の骨形成促進のため 超音波骨折治療にて 骨癒合期間が短縮している CT やMRI の技術革新にて軟部組織 ( 筋肉 靭帯など ) や軟骨 骨組織の疾患の診断率が向上している スポーツ愛好家が増え スポーツに伴う膝や肩の障害患者さんが増えている 高齢化社会となり 変形性関節症の患者さんが増大している 変形性関節症に対して 人工関節が進歩し 股関節 膝関節 肩関節 肘関節の関節置換術も増えている MIS( 低侵襲手術 ) の概念とポータブル X 線透視装置や関節鏡の発達も加わり 手根管症候群 膝の前十字靭帯再建術 半月板切除術及び縫合術 などの治療法が関節鏡下手術へとシフトしている 日本の人口構成は 65 歳以上の人が総人口の 23% を超え 老人性骨粗鬆症に伴う大腿骨頸部 転子部骨折 橈骨遠位端骨折や上腕骨近位部骨折の手術治療が増加している 骨密度の低下した骨に対するロッキングプレートや髄内釘が開発されて 当院もそれらを導入し 早期手術 早期リハビリし 日常生活動作の早期獲得を目指している 当院は 急性期治療病院であるため その役割を果たすため回復期治療病院や療養型病院との病診連携を密にする必要がある 特に大腿骨頸部骨折の患者さんについては 地域連携パスの運用を平成 23 年 4 月よりしている 運動器障害の高齢者が社会生活へ復帰するためには 介護や福祉の支援も必要と思われる 整形外科の社会的重要性が高まっている

2/10 平成 23 年 12 月 31 日現在のスタッフは 常勤医 4 名 専攻医 5 名 計 9 名 名古屋大学医学部整形外科教室と連携して人事の交流を行っている 一般外来は新患 再来とも各 1 診で毎日行い 専門外来は小児整形外科 脊椎外科 関節外科 手の外科 リウマチ科 外傷科の専門医が週に 1 日あるいは 1.5 日予約外来を行っている 手術症例の半数以上が緊急あるいは亜緊急手術で対応しているため手術室や 病床の確保が難しいことが多く 病診連携の円滑な運営が望まれる 日常診療が多忙にもかかわらず 積極的に学会発表し 論文としている ( 三重野琢磨 ) スタッフ 三重野琢磨 ( 整形外科第一部長 ) 小児整形外科 山内健一 ( 整形外科第二部長 ) 関節外科外傷外科 藤田 申 護 ( 整形外科副部長 ) 関節外科 ( 膝 肩 ) 外傷外科 正樹 ( 整形外副部長 ) 手の外科 大倉俊昭 ( 整形外科医員 ) 佐伯将臣 ( 整形外科医員 ) 富田浩之 ( 整形外科医員 ) 竹本元大 ( 整形外科医員 ) 田中宏昌 ( 整形外科医員 ) ( 平成 23 年 12 月 31 日現在 )

3/10 1. 特色 2. 研究項目 3. 各種統計 (1) 特色 先天性股関節脱臼 筋性斜頚 先天性内反足 外反扁平足 うちわ歩行など保存的治療をしている 平成 20 年 10 月より 第 2 青い鳥学園の則竹耕治先生に非常勤医師として月 1 回 専門外来をお願いし 手術的治療も選択している 肘関節 手関節 手指の外傷が主体である 手根管症候群に対して鏡視下手根管開放術がなされている 手の先天異常や末梢神経外傷 傷害の症例も多い 切断指再接着例は少なくなっている 足部のスポーツ傷害 先天異常の治療もしている 股関節外科や人工関節 ( 股関節 膝関節 ) は 山内先生が中心となって行っている 股関節は 変形性股関節症が多く 初期の症例には寛骨臼回転骨切り術 末期の症例に対しては人工股関節置換術をしている 大腿骨骨頭壊死症にたいして 壊死範位や病期により大腿骨転子部での内反骨切り術 変形性股関節症を呈しているものに対しては人工関節置換術をしている 人工股関節のゆるみのため 再置換術の症例もある 大腿骨や臼蓋の骨欠損のある症例は 同種骨を使用し Impaction Bone Graft を使用した人工関節置換術をしている 変形性膝関節症に対しては 病期に応じて脛骨高位骨切り術や人工膝関節置換術がなされている 関節鏡下の手術は 藤田先生が担当している スポーツ傷害による膝の前十字靭帯断裂は 関節鏡視下で自家腱を使用した再建手術をしている 膝半月板損傷に対して 症例に応じて半月板縫合術をしている 反復性肩関節脱臼や腱板断裂の治療に対して関節鏡下手術も始まっている 多発外傷 骨盤骨折など生命にかかわる重傷例は 放射線科に依頼して 血管の塞栓術をし 骨盤の骨接合術を山内先生を中心に行っている 大腿骨頚部骨折は 早期離床を目指し 特に抗血小板薬の内服治療歴がなく 全身状態が良好であれば 即日或いは数日以内に手術をしている 粉砕骨折や開放骨折などで遷延治癒が予想される骨折に対して 超音波治療器を利用して早期骨癒合を目指している 関節内粉砕骨折に対しては 術前に CT 検査し 3DCT 画像を参考に 可及的に解剖学的再建を目指している 関節可動域を獲得するために内固定で骨折部が安定していたら CPM による早期リハビリをしている 踵骨骨折に対しては転位のないものを除き 積極的に整復 骨移植術を行い 解剖学的整復を試みている

4/10 (2) 研究項目 ( ア ) 先天性股関節脱臼のリューメンビューゲル法 ( イ ) 小児外反扁平足に対する靴装具治療 ( ウ ) うちわ歩行に対する固有受容器刺激装具 ( ア ) 手関節障害の診断と治療 ( イ ) 肘関節障害の診断と治療 ( ウ ) 手指の皮弁移植術 ( マイクロサージャリー ) ( ア ) 膝半月板損傷の画像診断と鏡視下治療 ( イ ) 鏡視下自家腱を利用した前十字靭帯再建術 ( ウ ) 鏡視下腱板再建術 鏡視下肩関節脱臼治療 ( エ ) 初期股関節症にたいする骨切り術 ( オ ) 大腿骨骨頭壊死症に対する骨切り術 ( カ ) 人工股関節置換術の成績 ( キ ) 人工股関節再置換術の成績 ( ク ) 人工膝関節置換術の成績 ( ア ) 上腕骨頚部骨折の創外固定術 ( イ ) 肘関節脱臼 骨折の治療 ( ウ ) 橈骨遠位端骨折の治療 ( エ ) 大腿骨頚部骨折患者の早期離床 ( オ ) 膝関節周辺骨折の治療 ( カ ) 踵骨折の治療

5/10 (3) 各種統計

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8/10 業績 学会 研究会発表 座長 講演 論文 学会 研究会発表 1. Ceramic on ceramic 人工股関節置換術後に ceramic inlay の緩みを生じ再置換術を施行した 1 例大倉俊昭 山内健一 三重野琢磨第 4 回東海人工関節研究会 ( 名古屋 )2011.1.22 2. 上腕小頭離断性骨軟骨炎に対する肋骨軟骨移植術の治療成績大倉俊昭 井上五郎第 23 回日本肘関節学会 ( 東京 )2011.2.25 3. U-lag screw を用いて再骨接合術を施行した 5 例の治療経験大倉俊昭 山内健一 三重野琢磨第 38 回日本股関節学会 ( 鹿児島 )2011.10.7 4. 人工関節周囲骨折に対してケーブル付きロッキングプレートを使用した 1 例浅野研一 山内健一 井上太郎 藤田護 三重野琢磨第 60 回東海関節外科研究会 ( 名古屋 )2011.4.2 5. 膝蓋大腿関節症に対するベントラリゼーションスペーサーを使用した脛骨粗面前方移動術後に人工膝関節全置換術を施行した 1 例藤田護第 3 回日本関節鏡 膝 スポーツ整形外科学術集会 ( 札幌 )2011.6.17 6. 石黒法による陳旧性 mallet 骨折の治療成績申正樹 井上五郎 浅野研一 佐伯将臣 小早川知範第 54 回日本手の外科学会 Web 学会 2011.4.15 7. 金属 mesh を併用した impaction bone graft に螺子を追加した臼蓋再建方法山内健一 大石幸由 三重野琢磨 平野裕司第 41 回日本人工関節学会 ( 東京 )2011.2.26

9/10 8. 大腿骨ステムを温存した人工股関節再置換術の成績山内健一 三重野琢磨 大倉俊昭第 38 回日本股関節学会学術集会 ( 鹿児島 )2011.10.8 9. 中指ロッキングの 2 例竹本元大 井上五郎 申正樹 浅野研一第 224 回整形外科集談会東海地方会 ( 名古屋 )2011.6.11 10. sural fl ap による皮膚軟部組織欠損の治療経験申正樹 井上五郎 浅野研一 佐伯将臣第 38 回日本マイクロサージャリー学会 ( 新潟 )2011.11.11 11. O 脚を主訴に受診したくる病の 1 例竹本元大 三重野琢磨 則竹耕治第 225 回整形外科集談会東海地方会 ( 名古屋 )2011.09.11 座長 1. 日常診療における骨軟部腫瘍疾患三重野琢磨第 9 回豊橋整形外科研修セミナー ( 豊橋 )2011.2.25 論文 2. Rollover injury の治療経験小早川知範 井上五郎 浅野研一日本手外科学会誌第 27 巻第 6 号 832~835,2011 3. 当院における創外固定器による上腕骨近位端骨折の治療経験小早川知範 浅野研一 井上五郎中部日本整形外科災害外科学会雑誌 54:397~398,2011 4. 明らかな外傷機転なく発症した中心性股関節脱臼骨折の 1 例大倉俊昭 山内健一 三重野琢磨 井上五郎整形外科 62 巻第 7 号 647~650 2011

10/10 5. "Ceramic on ceramic 人工股関節置換術後に ceramicinlay の緩みを生じ再置換術を施行した 1 例大倉俊昭 山内健一 三重野琢磨東海関節 3 巻 75~78 2011 6. 上腕小頭離断性骨軟骨炎に対する肋骨軟骨移植術の治療成績大倉俊昭 井上五郎日本肘関節学会雑誌 18 巻 2 号 20~23 2011 7. 膝蓋大腿関節症に対するベントラリゼーションスペーサーを使用した脛骨粗面前方移動術後に人工膝関節全置換術を施行した 1 例藤田護 JOSKAS 36 巻 4 号,195 2011 8. 石黒法による陳旧性骨性槌指の治療成績申正樹 井上五郎 浅野研一 佐伯将臣 小早川知範日本手外科学会誌, 第 28 巻 143~147 2011 9. RELIABILITY OF LICHTMAN S CLASSIFICATION FOR KIENB OCK S DISEASE IN 99 SUBJECTS Masaki Shin, Masahiro Tatebe, Hitoshi Hirata,Shukuki Koh and Takaaki Shinohara Hand Surgery, 16:15-18 2011 10. 骨性マレット指術後再転位例の検討申正樹 牧野仁美 近藤高弘 長谷川幸 鈴木正孝第 54 回日本手の外科学会 (Web 学会 )2011.4.15