HITOCOCO 介護保険モデルお取り扱い説明書
ご使用の前に HITOCOCO( ヒトココ ) 居宅介護モデル はあくまでも 徘徊センサーとして徘徊対策の 補助 や 手助け を目的とした装置です 見守る対象の人やモノの管理 安全責任はお客様ご自身にあります ご了承頂けない場合は 使用しないでください 電池の充電は定期的に実施してください 必要な時に電池切れにならないよう 日常の管理をお願いします ご使用の際は 必ず動作確認を行ってください 本機器の利用によって生じた損害について 弊社は賠償の責任を負いません 電波に関する注意 本製品は 日本電波法の認証を受けた 特定小電力の無線設備 の無線モジュールを内蔵しています 日本国内でのみ使用可能です 本体を開けて分解 / 改造したり 証明ラベルを剥がすと法律により罰せられることがあります 安全のためのご注意 ( 必ずお守りください ) HITOCOCO( ヒトココ ) 全モデル共通 警告 本体が高温になったり 異臭や煙がでたときは電源スイッチを切る 分解や改造はしない 内部に水や異物を入れない 濡れた手で充電の操作をしない 子機は口の中にいれない USB ケーブルは充電以外の用途には使わない 航空機内や病院など電波の使用を禁止されている所では電源を切ってください 電子機器や心臓ペースメーカー 医療機器などに影響を及ぼす恐れがあります 注意 長期間使用しないときは電源スイッチを切る ( 特に炎天下や夏場の窓を閉め切った自動車内は高温になり 本体の変形や故障の原因になります ) 直射日光の当たる場所 熱器具の近くには置かない ( 変形や故障の原因になります ) お知らせ () 2 台以上の親機から同時に探索すると ビジー状態です が表示されますが故障ではありません 時間をおいて再度探索してください 親機が探されているときは 動作 LED が早点滅します この状態では 探されることが優先されますので親機のキー操作は無効になります ( 探すことを優先する場合は 電源を OFF 0N して探索してください ) 内蔵の電池は Li ポリマー電池を使用しています 繰り返しの充電回数は最大で約 500 回です
居宅介護モデルの特徴 1 子機 1 台を見守ることができます 基本的に レンタル時にセットされている子機を見守るように設定されています 任意で 子機を変更することもできます 2 子機が 親機から一定の距離以上離れたときに 親機からアラート ( 音 振動 液晶表示 ) でお知らせします 3 アラートを出す距離 ( ) は Level1( 近距離 )~Level5( 遠距離 ) の 5 段階から選択できるので ご利用者様の状況 居宅環境にあわせて柔軟に対応できます 子機と親機の距離が 10m~100m 程度の範囲 LEVEL 5 4 3 2 1 エリア狭い広い 閾値 ( レンジ ) 親機から近い 遠い 徘徊センサー : アラートを出す親機からの距離は 5 段階のレベルから選択できます LEVEL5 4 親機 1 台で居宅全体をセンシングできるため 複数のセンサーを設置する必要がありません 5 子機は ヒトココの全モデルで共通利用できます
ヒトココ (HITOCOCO) のしくみ 子機から発信する特定小電力電波を親機が受信することで 子機までの距離と方向を知ることができる 基地局などを経由しない親機と子機の間で完結するしくみです 1 親機と子機には固有の ID 番号が付与されており 特定します 2 見守り範囲は 子機の電波を親機で受信できる範囲となります そのため 居宅環境や周辺環境によりその距離は異なります コンクリートなどの電波を通しにくい環境ではその距離は短くなり 見通しのよい環境下では広範囲を見守ることが出来ます アラートを出す距離の設定範囲 (10m~100m) についても あくまで目安であり 使用環境によって異なります ご使用にあたっては 実際にお試しいただき最適なレベルを選択してください 徘徊センサーの設定レベル Level5 Level4 Level3 Level2 Level1 見守り可能距離 002000-002 002000-001 固有の ID 番号 固有の ID 番号
端末 ID 002000-002 各部の動作と名称 動作 LED 選択 / 確認 / 選択 / 停止 電源 SW 充電 LED USB 端子 動作 電池残量 LED (3 色 : 緑 / 橙 / 赤 ) USB 端子 電源 SW 充電 LED 端末 ID 002000-001 重要 : 充電に関するご注意 長時間 使用せずに放置 保管する場合は 必ず電源を OFF にしてください 電池切れの状態で ON のまま放置すると 充電池が壊れる恐れがあります 親機は 電池残量ゲージが 2 本になったら充電してください 残量ゲージが 1 本になると まもなく電池切れになる状況です 子機は 動作 LED の色で電池残量を判断します 動作 LED がオレンジ色になったら充電してください 緑色 = 電池残ゲージ 3 本相当 オレンジ色 =2 本相当 赤色 =1 本相当 - 4 -
準備 1 本体 ( 親機 子機 ) を充電する 付属 USB ケーブルを USB 端子 に差込み 約 2 時間充電してください 充電が完了すると 充電 LED が消えます 2 電源を ON にする ( 親機 子機 ) 1 親機の 確認キー を押して 画面を表示させてください ( 待機モードからの復帰 ) ドの開始 対象の子機の サーチNo. を表示させ( 選択キー ) 確認キー を押し続けてください ( 長押し ) サーチ中 と表示されるまで指を離さずお待ちください 通常は ペアの子機が表示されているのでそのまま 確認キー を押します 使い方 見守り中 と表示され 見守りを開始します アラートを出す距離 ( 閾値 ) を LEVEL1~5 から設定できます 選択キー で設定してください レベルバー キーで親機から近い閾値でアラートを出します ( レベルバーが上へ移動 ) キーで親機から遠い閾値でアラートを出します ( レベルバーが下へ移動 ) 見守り中は 画面表示 ( 約 3 秒 ) 待機モード ( 画面表示が消えます : 約 6 秒 ) が交互に切り替わります 待機モード中に画面表示させるには 確認キー を押してください 5 4 3 2 1 レベル表示 子機が閾値を超え 20 秒間 設定距離内に戻ってこないと レンジを超えました と表示されます ピー ピー ピー というアラート音と振動でお知らせします 2 親機の 確認キー を押してください 子機の位置を 距離と方向 で示します 居宅のどこから出たのかを知る目安となります ピービーという音は 確認キー で ON/OFF を切替えできます 3 表示は 6 分経過後に自動終了します 終了するには 停止キー を長押してください - 5 -
親機の液晶画面の見方 1 見守り中 タテ軸 : 子機の受信電波強度 子機までの距離が近いほど高くなります ヨコ軸 : 見守り経過時間最新データを左端から表示 ( 現在 5 分前 10 分前 ) 使い方 見守り子機の ID 下 3 桁 設定レベル 子機の受信電波強度電波強度が強いほど子機への距離が近いことを示します ( グラフの縦軸と同じ ) 電池残量 ( 残量 2になったら充電してください!) グラフ : 子機の動きを表示子機が近いほど 高く 遠いほど 低く なります レベルバーより低くなると 子機がアラート設定距離を超えたことを示します 20 秒経過後 アラートを出します 2 アラート表示 子機までの推定距離 距離の精度は使用環境により変動します ( 次ページ参照 ) 子機の所在方向方向の精度は使用環境により変動します ( 次ページ参照 ) 受信電波の強度 (0~100) 子機までの距離が近いほどレベルが大きくなります 音 ON/OFF 確認キー で切替え - 6 -
距離と方向について 電波を利用するしくみ上 アラートが出る距離は常に一定ではありません また アラート液晶表示の 距離と方向 についても 以下の点をご理解の上 ご使用ください 例 > 親機と子機の間に電波を通しにくい障害物があるとき 1 の電波経路は障害物でブロックされるため 表示上は 2 の経路と距離 (100m) を示します A 地点 2 使い方 100m 100m 50m 1 このとき 1) レベル 1( 最も閾値が遠い ) 設定にしていても 直線距離はそれほど離れていないにもかかわらず アラートが出る場合があります 2) アラート表示が正しい 方向と距離 を示さない場合があります このとき 親機を携帯し 画面表示に従って移動することで A 地点に到達します その時点で障害物が無くなるため 直線距離と方向を表示します コンクリート壁が多い 複数階ある建物などでは 親機を少し移動してみることで より精度が向上する場合があります 近くにいません と表示されたとき 近くにいません と表示されるのは 子機の電波を受信できない状況にあることを示します 1) 子機の電源が入っていない 2) 子機が電波の届かない場所にいる ( 障害物 ) 3) 子機が電波の届かない場所にいる ( 遠距離に移動 ) 見守り中に強制的に終了するには 停止キー を長押します もしくは電源を OFF にします - 7 -
もっと上手に使うためのヒント 1 電波飛距離を最大限に発揮するには 子機の取り付け位置は なるべく 高い位置 で! ( 使用電波の特性上 地面から離れた方がよく電波が飛びます ) 子機は なるべく体に密着させないこと! ( 人間の体は水分の塊 水分は飛距離の大敵です ) 使い方のヒント 腰にぶら下げる 2 親機のアンテナ感度を最大限に発揮するには 親機を持つときは 下半分 ( 操作キー側 ) を持つ! 親機上半分を手で覆わない! ( 上部にアンテナが配置されているため この部分を手で覆うとアンテナの感度が落ちます ) 点線よりも下の位置で持つ - 8 -
子機を変更するなど ID 登録の必要が生じたときには 登録機の追加 変更 サーチ No. ID を選択し 確認キー を押す 登録したい子機 ( もしくは親機 ) の端末 ID を入力する 選択キー = 数字 (0~9) アルファベット (A~F) の選択 確認キー = 右の桁へ移動 停止キー = 左の桁へ移動 最後の桁まで入力後 確認キー を 2 秒以上 長押しする 登録サーチ No. の画面で 登録したい番号を 選択キー で選び 確認キー を押す 登録完了すると ( 例 : サーチ 2 に登録した場合 ) 2 の下にアンダーラインがつき 登録した ID 番号が表示されます サーチ No. ID サーチ ID:002000-021 すでに登録されている番号を選択すると上書きされます 登録を削除する場合は ID:000000-00 をそのサーチ に上書き登録します ID 登録サーチ No. 1 サーチ No. 2 ID: 002000-020 親機 子機 仕様 電波飛距離見通し 1km( 使用環境による ) 電池寿命 1 か月 ( 連続見守り時 ) 1 か月 ( 連続見守り時 ) 充電時間 ( ) 約 2 時間 (3 時間以内 ) 約 2 時間 (3 時間以内 ) 使用温度範囲 -10 ~40-20 ~40 寸法 107x64x13mm 60x40x12mm( タブ部分含む ) 重さ 70g 20g 指定電圧 : 充電に使用する USB の電源電圧は DC5V (USB 規格に準拠 ) 防水性能 : 親機 :IPX6 相当 子機 :IPX7 相当 - 9 -