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平成10年7月8日

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統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

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目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 2 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(

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物価と消費に関するアンケート 結果 ( 県内在住者 ) 震災後の消費低迷から回復の傾向 平成 24 年 2 月 東日本大震災の影響で寸断されていたサプライチェーンが回復したことや 消費者の自粛ムードが緩和されたことなどから 低迷していた景気に回復の兆しがみえる しかし この冬も関西電力から節電要請が行われていることや 歴史的な円高 欧州危機などによって企業経営は依然厳しい環境にある このような状況が家計にどのような影響を及ぼしているのか 消費者の動向を調査するために 滋賀銀行の店頭にご来店の女性を対象に 物価と消費に関するアンケート調査 を行い ここでは県内在住者の結果について分析する ( 県外在住者については別掲 ) 調査名 : 物価と消費に関するアンケート 調査時期 :2011 年 12 月 7 日 ( 水 )~9 日 ( 金 ) 調査対象 : 滋賀銀行本支店にご来店の滋賀県在住の女性 有効回答数 :813 人 暮らし向き DI 改善がみられる現在の 暮らし向き DI ( 良くなった やや良くなった ) と回答した割合から 悪くなった やや悪くなった と回答した割合を引いた値 ) は -17.9 となり 前回 (11 年 6 月 :-24.8)+6.9 ポイント上昇で改善した これは震災後に低迷していた企業の業績が回復し 世帯収入も回復しつつあることで 暮らし向き DI も上昇しているとみられる また 今後半年間でどうなると思うか と見通しを尋ねたところ 今後の 暮らし向き DI ( 同上 ) は -31.1 で 現状 (-17.9) から -13.2 ポイントと大幅に低下した その中でも やや悪くなる が +10.3 ポイント (-20.2% -30.5%) 低下した 依然高水準が続いている円高や欧州危機などの影響から半年後は厳しい見通しとなっている 図 1. 暮らし向き DI の推移 ( 県内 ) 良くなった ( 良くなる ) やや良くなった ( やや良くなる ) やや悪くなった ( やや悪くなる ) 悪くなった ( 悪くなる ) D I (% ポイント ) 20.0 10.0 0.0 0.6 0.3 3.8 3.5 1.3 1.7 1.7 6.2 6.1 3.7 5.8 5.7-10.0-20.0-30.0-40.0-30.7-30.8-33.4-35.3-7.1-8.3-22.9-23.9-23.4-20.6-2 -24.8-5.2-4.9-6.1-20.2-5.2-17.9-30.5-7.3-31.1-50.0 09 年 6 月 09 年 12 月 10 年 6 月 10 年 12 月 11 年 6 月 11 年 12 月 12 年 6 月 ( 見込み ) 注 ) 良くなった ( なる ) と やや良くなった ( なる ) はプラス表示に 悪くなった ( なる ) と やや悪くなった ( なる ) はマイナス表示 1 / 9

世帯収入 DI 大幅な改善現在の 世帯収入 DI ( 増えた やや増えた ) と回答した割合から 減った やや減った と回答した割合を引いた値 ) は -17.8 で前回 (11 年 6 月 :-24.6) から +6.8 ポイント上昇した 震災後に混乱していた企業のサプライチェーンが回復し生産体制が持ち直したことにより業績が回復し 世帯の収入が増加したことから 世帯収入 DI が上昇したとみられる 図 2. 世帯収入 DI の推移 ( 県内 ) 増えたやや増えたやや減った減った D I (% ポイント ) 20.0 10.0 0.0 1.4 8.1 6.8 1.1 1.6 1.3 10.2 9.6 9.6 10.5 1.9 6.5-10.0-20.0-30.0-40.0-50.0-60.0-36.7-34.4-15.7-42.9-11.8-38.4-25.4-23.7-26.5-10.5-24.6-9.8 09 年 6 月 09 年 12 月 10 年 6 月 10 年 12 月 11 年 6 月 11 年 12 月 12 年 6 月 ( 見込み ) 注 ) 増えた と やや増えた はプラス表示に 減った と やや減った はマイナス表示 -22.2-9.2-24.6-22.8-7.4-17.8-27.3-7.0-26.8 2 / 9

物価 DI 上昇基調は和らぐ現在の 物価 DI ( かなり上がった やや上がった と回答した割合から かなり下がった やや下がった と回答した割合を引いた値 ) は +39.8 となり 前回 (11 年 6 月 :+56.2) から -16.4 ポイント低下した 震災後は急激に上昇したが 今回調査では震災前 (10 年 12 月 :+35.5) の水準に戻った これは 震災後に混乱したサプライチェーンが回復し 生産体制が持ち直したことにより モノ不足が解消されたことや 長引く円高の影響も要因の一つと考えられる 図 3. 物価 DI の推移 ( 県内 ) かなり上がったやや上がったやや下がったかなり下がった D I (% ポイント ) 80.0 60.0 40.0 20.0 6.4 34.8 43.6 2.2 22.6 5.0 2.3 25.6 35.5 40.8 43.5 4.8 56.2 58.4 2.8 39.8 47.7 5.6 53.9 54.8 0.0-20.0-13.6-1.6-13.8-35.6-16.7-0.8-1.3-11.8-0.2-6.8-10.0-5.6-0.9-0.7-40.0-3.0-60.0 09 年 6 月 09 年 12 月 10 年 6 月 10 年 12 月 11 年 6 月 11 年 12 月 12 年 6 月 ( 見込み ) 注 ) かなり上がった と やや上がった はプラス表示に かなり下がった と やや下がった はマイナス表示 3 / 9

耐久消費財の購入 変わらず厳しい状態が続く 耐久消費財の買い時として 今と比べて今後半年間でどうなると思うか と尋ねたところ 良くなる と やや良くなる の合計が 10.8% と前回 (10.4%) とほぼ横ばいとなった 一方 悪くなる と やや悪くなる の合計は 34.7% で前回 (38.9%) から -4.2 ポイント減少したものの 依然厳しい状態が続く 図 4. 耐久消費財の買い時 ( 今後半年間 ) ( 県内 ) 0.4 良くなるやや良くなる変わらないやや悪くなる悪くなる 11 年 12 月 10.4 54.6 31.2 3.5 0.5 11 年 6 月 9.9 50.7 34.8 4.1 1.1 10 年 12 月 7.7 49.9 37.0 4.3 0.5 10 年 6 月 0.7 17.0 57.0 23.6 1.9 09 年 12 月 15.1 53.8 26.5 3.8 09 年 6 月 20.9 52.5 21.1 4.5 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 4 / 9

支出 携帯電話 インターネット等通信費が増加 最近の世帯で支出が増えたもの あるいは減ったものは何ですか ( 複数回答 ) と尋ねたところ 支出が増えた項目としては 食料費 (34.9%) が最も多く 次いで 保健 医療費 (31.6%) と続いた また 前回 5 番目だった 携帯電話 インターネット等通信費 は 3 番目になり (24.3% 30.0%) スマートフォンなどの携帯型端末機が急速に普及していることが背景にあるとみられる 一方 支出が減った項目は 外食など飲食費 (43.1%) が最も多く 次いで前回最も多かった 旅行 レジャー費 (38.4%) となった 旅行 レジャー費 は支出も増加傾向 (11.4% 14.8%) であり 6 月調査時の震災後の自粛ムードの影響は薄れつつあるようだ 図 5. 世帯の支出の増減について ( 県内 ) 支出が増えたもの 2011 年 12 月 2011 年 6 月支出が減ったもの 34.9 37.6 9.4 9.6 27.9 28.1 16.6 12.9 15.7 16.5 31.6 32.9 15.1 16.5 30.0 24.3 21.5 22.1 23.4 32.0 23.6 19.8 17.3 16.9 11.2 9.4 14.8 11.4 0.9 1.3 食料費 住居費 光熱 水道費 衣料費 身のまわりの日用雑貨費 保健 医療費 生保 損保等の保険料 携帯電話 インターネット等通信費 教育費 車等の維持費 交通費 交際費 外食など飲食費 教養 自己啓発費 旅行 レジャー費 その他 0.4 0.2 6.4 4.9 15.4 17.6 17.3 20.5 15.2 16.4 6.4 5.1 7.6 3.9 9.7 13.1 9.0 11.5 6.4 8.0 16.6 18.2 8.8 12.5 3 35.6 38.4 43.1 44.2 47.4 60% 50% 40% 30% 20% 10% % % 10% 20% 30% 40% 50% 60% 5 / 9

消費行動 通販 ネットでの購入を利用する消費者が増える 最近の消費行動に変化はありますか ( 複数回答 ) と尋ねたところ 増えた消費行動としては セルフガソリンスタンドの利用 (34.8%) が最も多く 次いで多かった 通販 ネットでの購入 は前回 (11 年 6 月 :25.7%) から +6.6 ポイント上昇の 32.3% となり こちらもスマートフォンなどの携帯型端末機の普及が一つの要因と考えられる また まとめ買い は前回 (11 年 6 月 :33.5%) から -7.5 ポイント低下し 26.0% となった 震災後に増加傾向であった災害のために備えておくという まとめ買い意識が薄れてきているとみられる 一方 減った消費行動としては 衝動買い (44.6%) が最も多く 次いで 外食 (40.9%) が続いた 図 6. 世帯の消費の増減について ( 県内 ) 増えた消費行動 2011 年 12 月 2011 年 6 月 減った消費行動 9.8 8.4 衝動買い 44.6 47.5 33.5 26.0 まとめ買い 19.6 17.7 22.0 22.9 PB 商品の購入 10.3 9.9 32.3 25.7 通販 ネットでの購入 10.8 10.7 42.1 34.8 セルフガソリンスタンドの利用 3.1 4.0 15.2 14.4 外食 40.9 43.5 6.5 3.4 理 美容院の利用 29.9 31.3 18.1 19.7 省エネ家電製品の購入 5.3 5.5 8.8 7.1 エコカー ( ハイブリッド車など ) の購入 2.6 2.9 2.9 1.9 住宅用太陽光発電の導入 3.1 1.5 14.3 12.0 電気 水道の使用量 23.1 27.1 8.7 7.1 国内旅行 27.9 29.2 6.3 4.5 海外旅行 20.2 16.2 0.2 0.2 その他 0.2 0.0 60% 50% 40% 30% 20% 10% % % 10% 20% 30% 40% 50% 60% 6 / 9

特別項目 < 今冬の節電対策状況について > 節電対策 既にしている が半数 今冬の節電対策について尋ねたところ 半数 (51.2%) が 既にしている と回答し 約 4 割 (41.7%) が 実施する予定 と回答した 11 年 6 月時点より 既にしている と回答した人が 15.5 ポイント上昇し 夏から節電を継続して実施している人が多いとみられる 図 7 節電対策を実施する予定か ( またはしているか )( 県内 ) 既にしている実施する予定実施しない 今回 12 月 51.2 41.7 7.1 前回 6 月 35.7 58.3 6.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 (%) 7 / 9

具体的にどのような節電対策を行うか 照明をこまめに消灯する が 7 割以上 節電のためにどのような対策をするか ( 複数回答 ) と質問したところ 節電対策を 既にしている 実施する予定 と回答した人のなかで最も多かったのは 照明をこまめに消灯する ( 順に 78.2% 74.7%) 次いで 保温効果の高い寝具を使ったり 衣服 肌着などを着用する ( 同 58.7% 53.2%) となった 既にしている と回答した人で特徴的なのが 電化製品のコンセントを抜くあるいは 主電源を切る (57.9%) で 実施する予定 と回答した人 (40.1%) より 17.8% も上回り すぐにできることから始めている人が多いことがわかる また この冬 注目が集まる石油ストーブは 積極的に利用する ( する予定 ) ( 同 31.8% 26.0%) と回答した人は 3 割程度となった 図 8 節電対策のために実施した対策 ( 実施する予定 )( 県内 ) 照明をこまめに消灯する 78.2 74.7 保温効果の高い寝具を使ったり 衣服 肌着などを着用する 58.7 53.2 電化製品のコンセントを抜くあるいは 主電源を切る 40.1 57.9 エアコンの設定温度を下げる 5 47.8 既にしている実施する予定 石油ストーブを積極的に利用する 31.8 26.0 窓に厚手のカーテンや断熱シートを使用して 室内の保温効果を高める 21.5 13.8 その他 3.3 1.3 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 (%) 8 / 9

節電対策の為にどのようなものを購入するか 身近なものから購入する傾向 節電の為に購入したもの ( する予定 ) ( 複数回答 ) と質問したところ 節電対策を 既にしている 実施する予定 と回答した人のなかで最も多かったのは 機能性のある肌着 着る毛布などの衣料 繊維製品 ( 順に 59.3% 56.0%) 次いで 湯たんぽやカイロなどの温熱グッズ ( 同 39.7% 42.9% ) LED 照明 ( 従来型照明からの切り替え ) ( 同 28.5% 22.8%) となった 手に入れやすい身近なものから購入し 節電対策を始める人が多いようだ また 節電対策で石油ストーブを積極的に使用する ( する予定 ) の人が 3 割程度であった ( 同 31.8% 26.0%) のに対し 購入する人の割合は 1 割強 ( 同 12.8% 12.4%) であり 既に家にある石油ストーブを使用する人が多いとみられる 図 9 節電対策のために購入したもの ( 購入する予定 )( 県内 ) 機能性のある肌着 着る毛布などの衣料 繊維製品 59.3 56.0 湯たんぽやカイロなどの温熱グッズ 39.7 42.9 LED 照明 ( 従来型照明からの切り替え ) 22.8 28.5 厚手のカーテンや窓に貼る断熱シート 省エネ機能の付いた電気機器 17.0 10.0 15.4 17.4 既にしている実施する予定 石油ストーブ 12.8 12.4 扇風機など暖かい空気を循環させるもの その他 8.5 4.2 0.7 1.5 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 (%) 株式会社しがぎん経済文化センター山西麻美 9 / 9