図 -1 建設副産物と再生資源 廃棄物との関係 廃棄物 ( 廃棄物処理法 ) 原材料として利用が不可能なもの 有害 危険なもの 建設副産物 原材料として利用の可能性があるもの コンクリート塊 アスファルト コンクリート塊 建設発生木材 建設汚泥 建設混合廃棄物 再生資源 ( 資源有効利用促進法 )

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3 再生資材等の利用 (1) 再生骨材等の利用工事現場から 40km の範囲内に再資源化施設がある場合は 工事目的物に要求される品質等を考慮したうえで 原則として 再生骨材を利用する (2) 再生加熱アスファルト混合物の利用工事現場から 40km 及び運搬時間 1.5 時間の範囲内に再生加熱アスファ

目次 建設副産物適正処理推進要綱...3 第 1 章 総則... 3 第 1 目的... 3 第 2 適用範囲... 3 第 3 用語の定義... 3 第 4 基本方針... 4 第 5 関係者の基本的責務... 4 第 2 章 計画の作成等... 4 第 6 発注者による計画の作成 条件明示等..

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Microsoft Word - 特記例

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システム情報フロー システムの利用対象者と活用によるメリット建設リサイクル法等の提出書類の作成機能 システムの適用範囲工事発注者排出事業者処理業者情報登録発注前発注後施工計画時施工完了時 区分適用範囲 対象建設副産物対象地域 工事発注者排出事業者処理業者利用対象者システム活用によるメリット工事概要画

建設副産物に係る特記仕様書

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 14 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県府中市本山町 佐々田土建株式会社 代表取締役三島俊美 電話番号 廃棄物の処理及び清掃

平成19年  月  日

ア. 建築物その他の工作物 ( 以下 建築物等 という ) の全部又は一部を解体する建設工事 ( 以下 解体工事 という ) 建築物等に用いられた建設資材に係る建設資材廃棄物をその種類ごとに分別しつつ当該工事を計画的に施工する行為イ. 建築物等の新築その他の解体工事以外の建設工事 ( 以下 新築工事

スライド 1

1 調査目的 建設副産物対策を総合的に推進することを目的に 諸施策の策定やその評価に必要な排出量や再資源化等の動向に関する実態を把握する 建設副産物とは 建設工事 ( 土木 建築 ) に伴い副次的に得られた物品例 : コンクリート塊 木材 汚泥 建設発生土など 建設副産物 廃棄物 ( 廃棄物処理法

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 5 月 18 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県三原市須波 1 丁目 23-8 藤井建設 代表取締役藤井啓文 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号 (08

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目次 1 建設副産物情報交換システムの目的及び位置づけ 建設副産物情報交換システムの開発経緯と目的 建設副産物情報交換システムの位置づけ 1 2 建設副産物情報交換システムの利用イメージと適用範囲 建設副産物情報交換システムの機能について 建

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Microsoft Word - 02参考資料_89九州(260324).docx

1 事業場における事業の概要 産業廃棄物適正処理報告書 産業廃棄物の減量及び適正な処理を図るために山口支店で講じている取組について 次のとおり報告します ホームページ URL 資本金又は資本金 記入者 全社員数 山口支店社員数 山口支店完工高 山口支店事業内容 山口支店事業展望

建設副産物処理基準・再生資材利用基準

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 29 日 広島県知事 様 提出者 住所 広島県尾道市美ノ郷町本郷 氏名 日東電工株式会社 尾道事業所 事業所長岡田和之 電話番号 廃棄物の処

石綿含有産業廃棄物とは ( 規第 7 条の 2 の 3) ⑴ 石綿含有産業廃棄物 とは 石綿を含む産業廃棄物のうち 特別管理産業廃棄物である 廃石綿等 を除き 工作物 ( 建築物を含む ) の新築 改築又は除去に伴って生じた産業廃棄物であって 石綿をその重量の0.1% を超えて含有するもの です ⑵

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 令和元年 5 月 30 日 松山市長殿 提出者 住所 広島市中区中町 8 番 6 号 氏名 株式会社フジタ 広島支店 執行役員支店長安東則好 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 27 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県豊田郡大崎上島町中野 977 番地 大崎工業株式会社広島工場 工場長樽本伸正 電話番号 廃棄物の処理

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 平成 29 年 6 月 27 日 千葉市長熊谷俊人 殿 提出者 住所千葉県船橋市浜町 ららぽーと三井ビル 12 階 氏名三井ホーム株式会社千葉支店 電話番号 支店長五井尚人 廃

Microsoft Word - ①記者発表(表紙).doc

様式2-9産廃処理実績_xls (989KB)

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産業廃棄物処理計画実施状況報告書(H24実績)

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条例施行規則様式第 26 号 ( 第 46 条関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 平成 30 年 6 月日 長野県知事 様 提出者 住 所 東御市下之城畔 ( 法人にあっては 主たる事業所の所在地 ) 氏 名 川西保健衛生施設組合長花岡利夫 ( 法人にあっては 名称及び代

産業廃棄物の処理に係る管理体制に関する事項 ( 管理体制図 ) ゼロエミッション推進体制 ( 第 2 面 ) 滋賀水口工場長 定期会議事務局会議 1 回 /W 担当者会議 1 回 /M 推進報告会 1 回 /2M 推進責任者 : 工務安全環境部長 実行責任者 : 安全環境課長 事務局 中間膜製造部機

様式2-9産廃処理実績

産業廃棄物税は 最終処分される産業廃棄物に課されるものであり 排出事業者から中間処理に委託された廃棄物すべてに課税されるわけではありません 中間処理業者の方が排出事業者から処理料金に含めて受け取る税相当額は 中間処理によって減量化されたり リサイクルされた分を除いた中間処理後に最終処分される産業廃棄

計画の実施状況 ( 産業廃棄物の種類 : 廃プラスチック ) 8. 3 出量 自ら熱回収を行った量 7 全. 優良認定処理業者への 再生利用業者への 3 再生利用業者への 4 熱回収認定業者以外の熱回収を行う業者への 5 7. のうち再生利用業者への のうち熱回収認定業者への 3

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 様式2-8 産廃処理計画

多量排出事業者の産業廃棄物処理計画実施状況報告書 ( 平成 2 年度実績 日清食品株式会社下関工場 多量排出事業者名称日清食品株式会社下関工場 所在地 ( 市町名 下関市事業の種類めん類製造業別紙 1-3 区分 産 業 廃 棄 物 種 類 燃え殻 汚泥 1,8 1, 廃油 廃酸 1 1

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第9章 建設リサイクル実施状況の把握等

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

様式第二号の二(第八条の四の四関係)

建設副産物情報交換システム(COBRIS)における調査データの確認の要点

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⑴ 申請書 ( 様式第 1 号 ) ⑵ 位置図 ( 1 / 1 0, ~1/ 5 0, 程度 ) ⑶ 平面図 ( 1 / ~1/ 1,0 0 0 程度で設備の配置等が分かるもの ) ⑷ 地番図, 土地の権利関係書類 ( 自社用地 : 公図及び登記簿の写し, 借地

Taro-A:ホームページ版

目次 1 建設副産物情報交換システムの目的及び位置づけ 建設副産物情報交換システムの開発経緯と目的 建設副産物情報交換システムの位置づけ 1 2 建設副産物情報交換システムの利用イメージと適用範囲 2 3 建設副産物情報交換システムの機能について 4 4 建設副産物情報交換シ

4. 建設リサイクルガイドライン 1. 目的建設リサイクル推進計画 2002 の目標値を達成するためには 事業の初期の段階から 実施の各段階においてリサイクルの検討状況を把握 チェックすることにより リサイクル原則化ルールの徹底など 公共工事発注者の責務の徹底を図ることが必要である このため 本ガイ

別表 1 建築物の構造 建築物の状況 周辺状況 建築物に係る解体工事 木造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 コンクリートブロック造 築年数年 棟数棟 周辺にある施設 住宅 商業施設 学校 病院 作業場所 作業場所 十分 不十分 搬出経路 障害物 有 無 前面道路の幅員 約 m 建

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様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 8 月 25 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県東広島市志和町志和堀 株式会社ヒロタニ取締役社長廣谷清 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番

掘削工事に伴う汚泥と土砂の 判断区分について ( 第 4 版 ) 平成 30 年 4 月 大阪府 大阪市 堺市 豊中市 高槻市 枚方市 八尾市 東大阪市

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産業廃棄物処理計画実施状況報告書

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( 登録の欠格事由 ) 第 4 条 次の各号のいずれかに該当する者は 指定事業者としての登録を受けることができな い (1) 第 11 条に該当し 指定事業者としての登録を取り消され 取消しの日から1 年を経過しない者 (2) その他県土整備局長が公益上特に不適当と認めた者 ( 登録要件 ) 第 5

建設工事から生ずる廃棄物の適正処理について(通知)

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 2018 年 6 月 29 日 長野県知事 様 提出者住所松本市島立 943 セキスイハイム信越 中南信支店氏名支店長石原範久 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

様式第二号の十四 ( 第八条の十七の三関係 )( 第 1 面 ) 特別管理産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 7 月 20 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県安芸高田市甲田町下甲立 1624 湧永製薬株式会社広島事業所 代表取締役 湧永寛仁 電話番号

建設廃棄物のリサイクル

Microsoft Word - 大気汚染防止法の改正に伴う解体等工事に関する事務手続の取扱いについて(通知).doc

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建設リサイクル推進計画2008

資料4 国土交通省資料

目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

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( 第 2 面 ) 産業廃棄物の処理に係る管理体制に関する事項 ( 管理体制図 ) 別途 図 -2 環境管理機構図のとおり 産業廃棄物の排出の抑制に関する事項 前年度 ( 平成 2 年度 ) 実績 排出量 現状 ( これまでに実施した取組 ) ISO00 に係る取り組みの中で廃棄物の適正処理に関する

COBRISにおける調査データの確認手順と各種機能について

適正処理の実現に向けた社内の取組内容 従業員の教育訓練の実施状況 社内研修を実施している ( 研修の内容 ) 廃棄物処理法について安全性の確保について ( 研修の頻度 ) 年 1 回半年に1 回 3ヶ月に1 回月 1 回 ( ) 外部研修を受講させている ( 研修の内容 ) 安全運転教育 事故時の対

Q2-4: 水銀を回収した後のガラスくず ( 破砕したもの ) や 破損した水銀使用製品 は水銀使用製品産業廃棄物になるのか 水銀使用製品産業廃棄物には卒業基 準はないのか P.3 3. 廃水銀等について P.4 Q3-1: 当社は水質汚濁防止法の特定施設からは外れているが 廃棄物処理法でも今 P.

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

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産業廃棄物の種類 : 汚泥 事業者コード : 8JS 地域コード : 事業者コード J で始まる全 桁コード が不明の場合 事業所名称を記入ください 単位 : +8 自ら再生利用を行った量 自ら熱回収を行った量 + 自ら埋立処分又は海洋投入処分を行った量 全処理委託量 優良認定処理業者への処理委託量

がれき類の再資源化施設事務取扱要領(H31.4.1)

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注 ) 建設副産物 : 建設工事に伴って副次的に得られる物品であり 建設廃棄物 ( コンクリート塊 建設発生木材など ) 及び建設発生土 ( 建設工事の際に搬出される土砂 ) の総称 注 2) 再資源化 縮減率 : 建設廃棄物として排出された量に対する再資源化及び縮減された量と工事間利用された量の合

横浜市木くずの再資源化に関する事務取扱要領 横浜市 平成 16 年 1 月 1 日施 行 令和元年 5 月 1 日改訂施行

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2 マニフェストの記載 1 産業廃棄物の種類 法第 2 条第 4 項及び施行令第 2 条に規定する産業廃棄物の種類を原則とし 特別管理産業廃棄物である場合にはその旨を記載しなければなりません しかしながら 例えばシュレッダーダストのように複数の産業廃棄物が発生段階から一体丌可分の状態で混合しているよ

第 2 節廃棄物の排出 処理状況 1. 排出から処理 処分までの流れ (1) 発生量及び平成 22 年度の1 年間に県内で発生した産業廃棄物の発生量は 1,814 千トンであり 有償物量は 153 千トン は 1,661 千トンとなっている を種類別にみると が 6,638 千トンと最も多く 次いで

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1. 組織の概要 事業所名及び代表者名 所在地 株式会社山豐 代表取締役山形マユ美 本社 滋賀県米原市岩脇 501 番地の 1 事業活動の内容 ( 認証 登録範囲 ) 産業廃棄物中間処理業 ( 再生砕石の製造販売 ) 産業廃棄物収集運搬業環境保全関係の責任者及び担当連絡先 環境管理

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第 1 章 基本的考え方 1-1 ねらい 埼玉県では 平成 6 年 12 月に 埼玉県環境基本条例 を制定し 基本理念として 健全で恵み豊かな環境を維持しつつ 環境への負荷の少ない持続的に発展することができる循環型社会の構築を目指す こととしている このため 埼玉県建設副産物対策協議会では 公共工事

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中部地区建設副産物留意点(仮称)

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別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

Transcription:

建設副産物対策全般 Q1. 建設副産物対策とは何ですか A1 建設副産物に係る総合的な対策は 循環型社会形成推進基本法 ( 基本的枠組み法 ) において基本原則が示されています まず 建設副産物の1 発生抑制 次に2 再使用を行う これらの措置をとったあとに発生した建設副産物については 3 再生利用 ( マテリアルリサイクル ) を行い それが技術的な困難性 環境への負荷の程度等の観点から適切でない場合には 燃焼の用に供することができるもの又はその可能性のあるものについて 4 熱回収 ( サーマルリサイクル ) を行います 最後にこれらの措置が行われないものについては 可能な限り5 縮減に努めるとともに 6 適正な処分を行うものとします この優先順位に基づき総合的な対策を実施することが重要です なお 建設廃棄物の再生利用 熱回収 縮減及び処分にあたっては廃棄物処理法 建設リサイクル法等を遵守し 適切に実施しなければなりません Q2. 建設副産物と再生資源 廃棄物との関係はどうなっていますか A2 建設副産物 とは 建設工事に伴い副次的に得られた全ての物品であり その種類としては 工事現場外に搬出される建設発生土 コンクリート塊 アスファルト コンクリート塊 建設発生木材 建設汚泥 紙くず 金属くず ガラスくず コンクリートくず ( 工作物の新築 改築又は除去に伴って生じたものを除く ) 及び陶磁器くず これらのものが混合した 建設混合廃棄物 などがあります 建設廃棄物 とは 建設副産物のうち 廃棄物処理法第 2 条第 1 項に規定する廃棄物に該当するものをいい 一般廃棄物と産業廃棄物の両者を含む概念です 建設副産物と建設廃棄物の関係及び具体例は図 1のとおり 建設副産物と資源有効利用促進法上の再生資源 廃棄物処理法上の廃棄物の関係及び具体例は図 2のとおりです コンクリート塊等は 再生資源であると同時に廃棄物処理法上の産業廃棄物としての取り扱いが生じますが 建設発生土は廃棄物ではありません

図 -1 建設副産物と再生資源 廃棄物との関係 廃棄物 ( 廃棄物処理法 ) 原材料として利用が不可能なもの 有害 危険なもの 建設副産物 原材料として利用の可能性があるもの コンクリート塊 アスファルト コンクリート塊 建設発生木材 建設汚泥 建設混合廃棄物 再生資源 ( 資源有効利用促進法 ) そのまま原材料となるもの 建設発生土 金属くず 図 -2 建設副産物の具体例 = 建設リサイクル法により リサイクル等が義務付けられたもの 印は資源有効利用促進法の指定副産物 建設発生土 有価物 土砂及び専ら土地造成の目的となる土砂に準ずるもの 港湾 河川等の浚渫に伴って生じる土砂その他これに類するもの スクラップ等他人に有償で売却できるもの 建設副産物 建設廃棄物 一般廃棄物 産業廃棄物 事務所から排出される一般廃棄物の具体的内容 ( 例 ) 現場事務所における生ゴミ 新聞 雑誌等 廃プラスチック ゴムくず がれき類 金属くず鉄骨鉄筋くず 金属加工くず 足場パイプ 保安塀くず ガラスくず及び陶磁器くず コンクリートくず ( 工作ガラスくず コンクリートくず ( 工作物の新築 改築又は除去に伴って生じたも物の新築 改築 又は除去に伴って生じたものを除のを除く ) タイル衛生陶器くず 耐火れんがくず 廃石膏ボードく ) 汚泥 木くず 紙くず 繊維くず 分類 注 2) 注 2) 注 2) 工事から排出される産業廃棄物の具体的内容 ( 例 ) 廃発泡スチロール等梱包材 廃ビニール 合成ゴムくず 廃タイヤ 廃シート類 天然ゴムくず 工作物の新築 改築又は除去に伴って生じたコンクリートの破片 その他これに類する不要物 1コンクリート破片 2アスファルト コンクリート破片 3れんが破片含水率が高く微細な泥状の掘削物含水率を標準ダンプトラックに山積みできず またその上を人が歩けない状態 ( コーン指数が概ね200kN/m 2 以下又は一軸圧縮試験が概ね 50kN/m 2 以下具体的には現場打杭工法 泥水シールド工法等で生じる廃泥水 工作物の新築 改築又は除去に伴って生じる木くず ( 具体的には 型枠 足場材等 内装 建具等の残材 伐根 伐採材 木造解体材等 ) 工作物の新築 改築又は除去に伴って生じる紙くず ( 具体的には包装材 段ボール 壁紙くず ) 工作物の新築 改築又は除去に伴って生じる繊維くず ( 具体的には廃ウエス 縄 ロープ類 ) 廃油 防水アスファルト アスファルト乳剤等の使用残さ ( タールピッチ類 ) 特別管理産業廃棄物 廃油廃 PCB 等及びPCB 汚染物廃石綿等 揮発油類 灯油類 軽油類トランス コンデンサ 蛍光灯安定器飛散性アスベスト廃棄物 注 2) 安定型最終処分場に持ち込みが可能な品目 ただし 石膏ボード 廃ブラウン管の側面部 ( 以上ガラスくず及び陶磁器くず ) 鉛蓄電池の電極 鉛製の管又は板 ( 以上金属くず ) は除く 建設工事に関する廃棄物のうち 工作物の新築 改築 又は除去に伴わない木くず ( 街路樹の剪定枝葉 堤防の除草による草 ダムの流木等 ) 紙くず 繊維くずは一般廃棄物になる

Q3. 建設副産物対策の実務上の留意事項を教えてください A3 現場における建設副産物対策に関する実務上の留意事項を企画 設計段階から工事完成に 至るまでの流れに沿って発注者 元受業者 下請負人それぞれについて取りまとめます 建設副産物対策の実務留意事項 工事の段階 留意事項 発注者 元請業者下請負人 全般的な 適切な役割分担の下でそれぞれが連携しつつ積極的に参加する 責務 再生資材の需要の創出及び拡大に積極的に取り組む 建築物等の施工時及び使用 解体までのライフサイクル全体において 建 設副産物の発生が抑制され, 分別解体や再資源化等 適正処理が容易とな - り 費用が低減する施工技術を開発する 適切な維持管理及び修繕を行い 建築物等を長期的に使用する - - 維持修繕体制を整備する 建設副産物の中心的な役割を担っていることを認識する 下請負人 資材納入業者に対する指導を行う 元請業者の指示及び指導等に従う - - 計画 設計建築物等のライフサイクル全体を考慮し 耐久性の高い構造や部材 維持修繕の容易な構造や部材の採用を検討する 建築物等のライフサイクル全体を考慮し 将来の解体時に 分別解体や再 資源化等 適正処理が容易となり 費用が低減する設計 資材の採用を検 討する 施工時に建設副産物の発生が抑制される工法 資材の採用等を検討する 再生資源の利用の促進に努める 発生する建設副産物の種類 質 数量を把握し 種類別の再生処分方法 処分先を検討する リサイクル計画書 を作成する - - 分別解体等に係る計画を作成する - - 分別解体等のための事前調査を行い 分別解体等の計画を策定し 発注者への説明を行う 施工業者に行わせる事項については 設計図書に明示する - - 積算指定処分を原則として 分別解体等の費用 処理費用 ( 再資源化等に要す ( 見積もり ) る費用を含む ) 運搬費用等を適正に積算する リサイクル計画書 を作成する - - - - リサイクル原則化ルールを適用する - - 発注 ( 契約 ) 施工計画 設計図書等に採用する工法 資材 使用する再生資源の規格 使用個所 発生する建設副産物の処理方法 処分先等を明示するとともに 必要な経 - - 費を計上する 仕様書 設計図書等を確認する リサイクル計画書 を作成する - - 疑問点については発注者に質問する 分別解体等の方法 解体工事に要する費用 特定建設資材廃棄物を持ち込む予定の施設の名称等を契約書に明記する 分別解体等の計画を内容とする対象建設工事の届出を行う - - 届出事項を下請負人に告知する 元請業者に対する明確な指示を行う - - 建築物等のライフサイクル全般を考慮し 耐久性が向上し 維持修繕が容 - 易となる施工方法の工夫 資材の採用を検討する 建築物等のライフサイクル全体を考慮し 将来の解体時に 分別解体や再 資源化等 適正処理が容易となり 費用が低減する設計 資材の採用を検 - 討する 再生資源利用計画の作成等の指導を行う - - 再生資材の利用に努め 再生資源利用計画を作成する 再生資材の利用について発注者の理解を求める 発生抑制計画の作成等の指導を行う - - 施工時に建設副産物の発生が抑制され 資材の再使用が可能となる施工方法や資材の採用を検討し 発生抑制計画を策定する 再生資源利用促進計画の作成等の指導を行う - - 建設副産物の再資源化等の促進を検討し 再生資源利用促進計画を作成する 廃棄物処理計画の作成等の指導を行う - - 建設廃棄物の適正処理を検討し 廃棄物処理計画の作成に努める 他の工事現場との連絡調整 ストックヤードの確保等に努める -

工事の段階 留意事項 発注者元請業者下請負人 施工 工事現場における責任者を明確にする ( 監視員との兼務可 ) - - 工事現場における建設副産物対策の責任を明確にする ( 主任技術者との兼務可 ) 工事にかかる前に建設副産物の処理方法を元請業者と協議し 十分理解しておく - - 明示した条件に基づく工事の実施等の指導を行う - - 再生資源利用計画 再生資源利用促進計画 廃棄物処理計画等の内容について 現場担当者の教育 下請負人に対する周知徹底と明確な指導を行う 元請業者と協力して副産物の適正処理に努める - - 建築物等の分別解体等を行う - 周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないように適切に施工する - 耐久性の高い建築物等の建築 端材の発生の抑制 使用済みコンクリート型枠の再使用等を促進する - 適正に分別 保管されているか確認に努める - - 現場で処理方法に応じて分別を徹底した上で 各々混入しないように保管する - の分別周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう適切に保管する 保管 - 施工者と協力して再生資源の利用及び利用の促進に努める - - 特定建設資材の再資源化を実施し その他の廃棄物の再資源化に努める 元請業者と協力して特定建設資材の再生資源化を実施し その他の廃棄物の - - 再資源化に努める 再資源化適正に再資源化されているか確認に努める - - 指定副産物については 特に再資源化施設に持ち込む等再生利用が促進されるように努める 元請業者と協力して指定副産物の再生利用が促進されるように努める - - 再資源化できない廃棄物は 元請業者と協力して縮減の促進に努める - - 縮減 再資源化できない廃棄物は現場又は現場外の処理施設で脱水 乾燥 焼却等の縮減に努める 元請業者と協力して再資源化できない廃棄物の縮減に努める - - 適正に縮減されているか確認に努める - - 適正に埋立処分等されているか書面等により確認に努める - - 処理 廃棄物処理法に規定する処理基準や委託基準を遵守しつつ契約内容を適切に履行するよう関係者を指導監督する 建設工事と建設廃棄物処理はそれぞれ個別に直接契約する 工事完了完了検査時に再生資源利用計画 再生資源利用促進計画により リサイクル実績を確認する - - 明示した条件に変更が生じた場合には 適切に清算変更する - - 再生資源化利用促進計画及び再生資源利用計画の実施状況を把握し 求めに応じて発注者に提出するとともに 記録を1 年間保存する 再資源化等完了の発注者への書面による報告及び記録の保存を行う 廃棄物処理計画の実施状況を把握し 記録の保存に努める 建設副産物が適正に処理されたことを確認するとともに 現場に廃棄物が残置されていないか確認する - 社内管理体制 工事現場の責任者に対する指導 職員及び下請負人に対する認識の啓発等のため 社内管理体制を整備する 処理業者 再資源化施設等に関する情報を整理し 現場へ提供 指導する 多量排出業者は 産業廃棄物処理計画又は特別管理産業廃棄物処理計画を作成し 都道府県知事へ提出するとともに その実施状況の報告を行う

Q4. 特に発注者が気を付けなければならない建設副産物対策の留意点を教えて ください A4 計画 設計段階 建設副産物の発生を抑制するため 盛土 切土の土工量のバランスを考慮した道路縦断設計等や現場内流用が可能な工区設定を行う 工法 資材の選定等に関し 環境配慮やリサイクル材をできる限り取り入れる 建設副産物の発生の抑制や再利用の促進に資する工法 資材の採用可否の検討 ( 例 ) 打込み型枠や鋼製型枠の採用 2 次製品の採用や工場加工による現場作業の減少 泥水や安定液を使用しないシールド 基礎杭工法等の採用 路上表層再生工法や路上再生路盤工法の採用 工事の予備設計 概略設計 詳細設計時に リサイクル計画書 を作成する 1. 発生する建設副産物の種類 質 数量の把握 2. 発生する建設副産物の種類に応じた処理方法 処分先の検討 積算前段階 年度当初に建設発生土情報交換システムに予定情報を入力する システム等を活用し 建設発生土の工事間利用の情報交換 調整 ストックヤードの確保等を行い 適正な建設発生土の処理計画をたてる コンクリート塊 アスファルト コンクリート塊の再資源化施設所在地 受入条件等の把握を行う 積算段階 リサイクル原則化ルール 建設発生土の処理について に基づき 指定処分を原則として 処理費用 運搬費用などを適正に積算する 1. 処理費用の計上 コンクリート アスファルト等 [ 取壊し積込費 ]+[ ダンプトラック運搬費 ]+[ 処理費 ( 再資源化 最終処分 )] 建設発生木材 [ 伐採費 積込費 ]+[ ダンプトラック運搬費 ]+[ 処理費 ( 再資源化 最終処分 )] 2. 変更時の取扱い 処理施設は指定ではないため 実際の処理施設が違う場合でも変更は行わない ただし 請負者の責によらない場合 ( 処理施設側の理由で受け入れがで

きない場合など ) はこの限りではない コンクリート アスファルト等の処理量については マニフェストの数量により精算することを原則とする ただし マニフェストの数量と構造物の取り壊し数量から算出した処理量に乖離が見られる場合は 受注業者に構造物を取り壊した範囲や施工状況について確認を行い 処理量を決定すること 建設発生木材の処理量については マニフェストによる数量により精算する 特記仕様書における取り扱い 1. 建設発生土の利用又は搬出に関する諸条件を 建設発生土の処理について に基づき明示する 2. 発生する建設廃棄物の処理方法 受け入れ条件等を明示する 低騒音 低振動型機械の選定 契約段階 建設リサイクル法対象建設工事について発注者及び元請業者は 建設業法で定められたもののほか分別解体等の方法 解体工事に要する費用 再資源化等を行うための施設の名称及び所在地 再資源化等に要する費用を書面に記載し 署名または記名押印して相互に交付する 工事の届け出発注者は 建設リサイクル法対象工事については分別解体等の計画等を都道府県知事又は特定行政庁の長へ事前届出を行う 施工計画段階 一定規模以上の工事について 元請業者に対して再生資源利用計画 再生資源利用促進計画 建設廃棄物処理計画書の作成を指導する ( 対象工事については Q5 を参照 ) 施工段階 明示した条件に基づく工事の実施等について施工者を指導する また 適正に分別 保管されているか 現場での確認に努める 留意点 建設発生土と建設廃棄物建設発生土は廃棄物の適用を受けないが 建設廃棄物が混入したものは廃棄物と判断されることがあるので分別を徹底させる 一般廃棄物と産業廃棄物作業員等の生活に伴って発生する空缶や生ごみなどの一般廃棄物と産業廃棄物との分別について徹底させる

安定型処分品目と管理型処分品目安定型処分場への持込みが可能な品目 ( 安定 5 品目 : がれき類 廃プラスチック類 ガラスくず及び陶磁器くず 金属くず ゴムくず ) に管理型処分場への持込みが必要な品目 ( 燃え殻 建設木くず等 ) が混合しないように分別を徹底しなければならない 混合したものは安定型処分場への持込みはできない 特に 廃棄物処理法の改正により 廃石膏ボード 等が平成 11 年 6 月より安定型処分場で処分できなくなったので注意が必要 現場内で一時 保管することが必要な建設副産物については 雨水浸透の処理対策や粉塵等の防止対策等 周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう保管する 再生資源利用計画 再生資源利用促進計画に基づいた処置がなされていることを確認する 建設発生土が適正に運搬 埋立て 盛土が行われたかを書面等により確認する 留意点 1 搬出にあたり過積載とならないよう徹底する 2 流出しないよう適切な構造の運搬車両を使用する 3 安全の確保及び振動 騒音 塵埃等の防止など 公衆災害の防止に努める 4 受入れ地において埋立てや盛土を行う場合 土砂の崩壊や降雨による流出等により公衆災害が生じないよう適切な措置を講じる 土砂埋立てに関する許可 ( 農地法 森林法等 ) のある土地か確認する 工事完了段階 再生資源利用促進計画及び再生資源利用計画の実施状況等の提出及び 請負業者に処理施設が発行するマニフェストの写しの提出により 建設副産物が適正に処理されたことを確認する 現場に廃棄物が残置されていないか確認する 明示した条件 ( 数量等 ) に変更が生じた場合には適切に清算変更する 建設発生土情報交換システムに入力し 土量調査を行う 建設副産物実態調査のデータを取りまとめる

届出 通知関係 Q5. 再生資源利用促進計画及び再生資源利用計画は どのような場合 に作成しなければならないか A5 建設副産物の発生抑制 再利用の促進 適正処分を計画的かつ効率的に行えるよう資源有効利用促進法 ( ラージリサイクル法 ) において下表に示す一定規模以上の工事について再生資源利用促進計画 再生資源利用計画を作成するとともに 実施状況を把握して 工事完成後 1 年間保存することが義務付けられています 作成にあたっては 建設リサイクルデータ統合システム-CREDAS- を利用して下さい また 建設廃棄物の発生量が一定規模以下の場合においても建設廃棄物処理計画書を作成することが必要です なお 再生資源利用促進計画を作成する場合は 建設廃棄物処理計画書を兼ねることができることとなっております ( 島根県工事特記仕様書第 10 条参照 ) 1 再生資源利用促進計画 ( 建設副産物を搬出する際の計画 ) 指定副産物 対象数量 記載内容 建設発生土 1000m 以上 指定副産物の種類ごとの搬出量 コンクリート塊アスファルト コンクリート塊建設発生木材 合計重量 200t 以上 指定副産物の種類ごとの再資源化施設又は他の建設工事場等への搬出量 その他指定副産物に係る再生資源の利用の促進に関する事項 関係法令等 資源有効利用促進法 ( ラージリサイクル法 ) 第 34 条に基づく建設業に属する事業 を行う者の指定副産物に係る再生資源の利用の促進に関する判断の基準となるべき 事項を定める省令 ( 平成 13.3.29 国土交通省令第 60 号 ) 第 7 条

2 再生資源利用計画 ( 再生資材を利用する際の計画 ) 使用する建設資材対象数量記載内容 土砂砕石加熱アスファルト混合物 1000m 以上 500t 以上 200t 以上 建設資材ごとの使用量 利用量のうち再生資源の種類ごとの利用量 その他再生資源の利用に関する事項 関係法令等 資源有効利用促進法 ( ラージリサイクル法 ) 第 15 条に基づく建設業に属する事業を行う者の再生資源の利用に関する判断の基準となるべき事項を定める省令 ( 平成 13.3.29 国土交通省令第 59 号 ) 第 8 条 引用 参考文献 Q5: 建設リサイクル実務要覧 のリサイクル法質疑応答