く, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 自己を本人とする開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできないことを伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたもので

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非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

録された保有個人情報 ( 本件対象保有個人情報 ) の開示を求めるものである 処分庁は, 平成 28 年 12 月 6 日付け特定記号 431により, 本件対象保有個人情報のうち,1 死亡した者の納める税金又は還付される税金 欄,2 相続人等の代表者の指定 欄並びに3 開示請求者以外の 相続人等に関

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

異議申立てしていますが, 協会 ( 原文ママ ) として黙認しています 本件に関しても, 諮問庁は国のトップなのだから, もっともっと労働問題に積極的に取り組み, 労基法厳守で, 場合により, 行政処分すべきである 警察なら, スピード違反すれば即行政処分されますが, 労基法では, 基本強い行政処分

ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保

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諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声

査請求人 ) が 平成 5 年分所得税確定申告書 ( 以下 本件請求保有個人情報 1 という ) の開示を求めるものである 処分庁は, 本件開示請求に対し, 本件請求保有個人情報 1は文書保存期間 (7 年 ) が満了し, 既に廃棄しているとして, 平成 27 年 12 月 2 2 日付け特定記号第

0 月 22 日現在, 通帳紛失の総合口座記号番号 特定番号 A-B~C 担保定額貯金 4 件 ( 特定金額 A): 平成 15 年 1 月 ~ 平成 16 年 3 月 : 特定郵便局 A 預入が証明されている 調査結果の回答書 の原本の写しの請求と, 特定年月日 Aの 改姓届 ( 開示請求者本人

諮問庁 : 株式会社日本政策金融公庫諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 3 号 ) 答申日 : 平成 28 年 4 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人に関する融資審査の検討資料の不訂正決定に関する件

諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 25 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 192 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 694 号 ) 事件名 : 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等に

業務 とあるが, 当該支払の一時差止めに係る決定を除く と, されている すなわち, 決定に係る業務は, 事業管理課長である ウその決定に係る文書及びデータは存在する 事業管理課長の決定により, 年金機構は, 障害者の年金給付を一時差し止めるための電算処理をしている事実がある そして, その事実から

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の対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から

て本学が過去に公表した内容は除く ) 及び 3 当該事故に係る診療科, 機構への報告日その他報告内容に係る情報として事務担当者が加筆したメモ について全部開示を求める 少なくとも患者, 医師の個人情報に係らない部分については開示すべき そもそもこの報告書は同じような事故が起きないようにするために医師

無い (3) 特定市が振興協会会長 Aと市教育委員会とで一体に推進した当該文化事業は事業の実施前と実施後のまちの変化における事業の効果について国への報告義務があり, 公正に適法に事業を行う責務の存在は当該文化事業の目標の1は中心市街地の賑わいの促進にあって中心市街地活性化ソフト事業であって公開されて

第 3 諮問庁の説明の要旨 1 本件事案の概要本件は, 審査請求人が平成 29 年 8 月 29 日付けで法人文書の開示請求を行ったことに対し, 同年 9 月 29 日付け千大総第 307 号により, 法人文書の一部を不開示とする開示決定等処分 ( 処分 1) を行ったところ, 審査請求が提起された

ありどのような証言がなされたのか ( 請求人にとって虚偽と思われる証言が無いか等 ), また産業医が本人の意見を聞かずにどう判断し診療録に記載したのかを知る権利が請求人にはあると考える 3 請求人については, 特定理由等から特定機関等が千葉大学に対して診療録の開示を求める可能性もあり得るが, 千葉大

基づき, 平成 27 年 9 月 29 日付けで, 特定労働基準監督署( 以下 特定署 という ) へ特定日までに提出された特定事業場の就業規則, 就業規則届及び意見書 36 協定書, 同月 30 日付けで, 特定署に提出された特定事業場の36 協定書 3 年分 に係る開示請求を行った (2) 三重

(1) 農林水産省の事務官である特定個人 Aが職務上作成した行政文書で公にできる行政文書は存在するはずであり, 公開しなければならない ( 諮問第 551 号 ) (2) 本来であれば, 開示できる文書が存在しない, 存否応答しない, 不存在と, 文書の性質によって, 処分内容が異なるはずである 特

おいて開催されていた法の制度運営に関する検討会の報告 ( 平成 17 年 3 月 29 日 ) では, 法の運用に関する改善措置として, 理由付記に関して 特に, 文書不存在を理由とする不開示決定については, 例えば, 請求対象文書をそもそも作成 取得していない, 作成したが保存期間が経過したので廃

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (

消費者庁にも苦情相談を行い, 今にも消費者庁が動くであろうこと等を話し, 異議申立人に謝罪及びデータ削除を求めているとのことであった 当初監察部は, 異議申立人に謝罪に応じるよう促したが, 異議申立人が使用しているデータは, 登記事項証明書記載のデータと同一であり 法 を犯していないので謝罪には応じ

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Microsoft Word - T2-11-1_紙上Live_生計維持_13分_

問にさらされることはむしろあるべき姿であり, それによって一層公益の増進に資するともいえる 特に, 本件のような面接試験の場合には, 試験結果の開示が, 面接試験以外の事由で受験者を選抜したのではないことを示すといった効果もあり, 面接試験が適正に行われることを確保するに大きく資すると言える したが

ターの上司職員に隠匿 ( 隠滅 ) され送付がない為に, 法律に基づいた開示請求により送付をして頂きたいための開示請求であるが, 平成 19 年 10 月 22 日現在, 通帳紛失の郵便貯金 : 総合口座 特定番号 A ( 担保定額定期 : 枝番特定番号 B~Cを含む ):( 口座名義人 ) 開示請

っている以上, 被面接者においてそもそも特別な対応策を採る必要はないといえる ウよって, 本件対象文書の不開示部分は法 5 条 6 号に該当しないといえる (2) 意見書 ( 添付資料省略 ) ア裁判官の場合, 新任判事補志望者カードの全部が開示されている ( 資料 1) ことからすれば, 検事に関

理の手引 は, 開示の実施においては, 行政文書をありのまま開示する (23 枚目 ) として, 原則として加工はしない ( 同上 ) としている したがって本件対象文書の電磁的記録の開示に当たっては, 当該電磁的記録をそのままのデータ形式で開示すべきである また, 同様な趣旨で本件対象文書の電磁的

として本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により

達したときに消滅する旨を定めている ( 附則 10 条 ) (3) ア法 43 条 1 項は, 老齢厚生年金の額は, 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の所定の割合に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて算出された額とする旨を定めているところ, 男子であって昭和 16 年 4 月 2 日から同

強制加入被保険者(法7) ケース1

情報公開答申第733号本文(諮問第923号)

大情審答申第 号

( 別紙 ) 答申 : 行文第 24 号 諮問 : 行文第 24-1 号 答申第 1 審査会の結論実施機関が行った本件不開示決定処分については適正であったと認める 第 2 諮問事案の概要 1 行政文書の開示請求異議申立人は 平成 24 年 5 月 7 日 奈良市長 ( 以下 実施機関 という ) に

が成立するが 本件処分日は平成 29 年 3 月 3 日であるから 平成 24 年 3 月 3 日以降 審査請求人に支給した保護費について返還を求めることは可能であ る 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件処分に係る生活保護

11総法不審第120号

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

11総法不審第120号

り公表されないことが日米両政府間で合意されており, これを公にすることは, 米国との信頼関係が損なわれるおそれがあると認められることから, 法 5 条 3 号に該当するため不開示とする決定 ( 原処分 ) を行った (3) これに対し, 異議申立人は, 国土交通大臣に対して, 原処分の取消しを求めて

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

答 申 第 1 審議会の結論名古屋市長 ( 以下 実施機関 という ) が 本件異議申立ての対象となる保有個人情報を一部開示とした決定は 妥当である 第 2 異議申立てに至る経過 1 平成 23 年 12 月 21 日 異議申立人は 名古屋市個人情報保護条例 ( 平成 17 年名古屋市条例第 26

平成14年7月3日

「配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱い等について」の一部改正について

第一審査会の結論 豊中市教育委員会が行った 内部公益通報に係る調査の実施について ( 報告 ) を不 開示とした決定は妥当ではなく 別紙に記載した部分を除き開示すべきである 第二審査請求の経過 1 開示請求審査請求人は 平成 25 年 7 月 17 日 豊中市情報公開条例 ( 以下 条例 という )

(Microsoft Word - 06 \223\232\220\\\217\221\201i\214\210\222\350\201j.doc)

処分済み

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

ついて その取消しを求めるというものである (2) 異議申立ての理由異議申立人が 異議申立書及び意見書で主張している異議申立ての主な理由は 次のように要約される ア異議申立書における主張異議申立人の配偶者が一方的に有り得ない夫婦間暴力の被害申告 ( 以下 虚偽 DV 被害申告 という ) を 警察署

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

Microsoft Word - 20年度(行情)答申第585号.doc

11総法不審第120号

返還の必要性を十分説明しており 手続は適法である 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件の争点は 本件保険が法第 4 条第 1 項に規定する 利用し得る資産 に該当するかどうかであるが その判断に当たっては 処分庁が判断の要素

11総法不審第120号

第1 審査会の結論

強制加入被保険者(法7) ケース1


( イ ) 私は, 平成 27 年 4 月 8 日の年機構発 2 号 保有個人情報の開示をしない旨の決定について ( 通知 ) を見て驚いている 書類があるのに開示しないのは, 非常に遺憾である 特定年金事務所が, 私の 保有個人情報の開示請求 を受付けないことで, 私は会社との民事裁判平成 23

ださい との付記があったことから, 処分庁が行政文書の特定を容易にできるよう, 審査請求人において法人設立時に提出されたものと思われる行政文書の名称を列記して記載したところである 本件請求を受けて, 処分庁は, 補正を要する事項があるとして, 平成 27 年 11 月 17 日付け特定記号第 136

Microsoft Word 答申件数表

債務のうち所定の範囲内のものを当該事業主に代わって政府が弁済する旨規定する (2) 賃確法 7 条における上記 政令で定める事由 ( 立替払の事由 ) として 賃金の支払の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 51 年政令第 169 号 以下 賃確令 という )2 条 1 項 4 号及び賃金の支払の確

処分済み

Microsoft Word - 療養補償給付又は療養給付.doc

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

警備の下にあり 仮に本件対象文書が開示されたとしても院内への不法な侵入及び院内での不法な活動は困難であり 犯罪の予防 鎮圧等に支障を及ぼすとは考えられず 合理性を欠いている したがって 本件対象文書は法第 5 条第 4 号には相当せず 規程第 4 条第 3 号に定める事務局不開示情報に該当しないこと

がある 7 平成 28 年 3 月 28 日 処分庁は 同日付で審査請求人に対し 借入金収入 円の未申告により生じた保護費過払い分について 法第 78 条第 1 項の規定により費用徴収を行う決定を行い 同年 7 月 7 日 費用徴収決定通知書を審査請求人に手交した 8 審査請求人は 平成 28 年

1 2

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年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

個人情報保護規程準則

二いて 同法第二十八条の規定により記録した事項の訂正がなされた上でこの法律の施行の日(以下 施行日 という )以後に当該保険給付を受ける権利に係る裁定が行われた場合においては その裁定による当該記録した事項の訂正に係る保険給付を受ける権利に基づき支払うものとされる保険給付(当該裁定前に生じた保険給付

被用者年金一元化法

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

横情審答申第 1534 号 平成 3 0 年 11 月 15 日 横浜市長林文子様 横浜市情報公開 個人情報保護審査会 会長 藤原靜雄 横浜市個人情報の保護に関する条例第 53 条第 1 項の規定に基づく諮問 について ( 答申 ) 平成 29 年 5 月 1 日総職健第 86 号による次の諮問につ

1 審査会の結論平成 30 年 1 月 12 日付けで審査請求人が行政文書公開請求した 深沢地域整備事業に関し J R 東日本の要望 条件 要請 意向等の文書 ( 復命書含む ) 及び前記の記載がある文書 に対して実施機関鎌倉市長が平成 30 年 3 月 12 日付けで行った行政文書一部公開決定処分

第 1 号様式 個人情報開示請求書 独立行政法人自動車事故対策機構理事長 殿 令和年月日 請求者の氏名 住所又は居所 TEL ( ) 連絡先 :( 連絡先が上記の本人以外の場合は 住所 氏名 電話番号 ) 独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律第 13 条第 1 項の規定に基づき 下記

件数表(神奈川)

時効特例給付制度の概要 制度の概要 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律 ( 平成 19 年 7 月 6 日施行 ) に基づき 年金記録の訂正がなされた上で年金が裁定された場合には 5 年で時効消滅する部分について 時効特例給付として給付を行うこととされた 法施行前

保保発 0607 第 1 号 保国発 0607 第 1 号 平成 24 年 6 月 7 日 全国健康保険協会理事長 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長 御中 厚生労働省保険局保険課長 厚生労働省保険局国民健康保険課長 健康保険法第 106 条の規定に基づく出産育児一時

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求期間 1について 当該期間のうち請求者のA 社における平成 21 年 9 月 1 日から平成 22 年 12 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが

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諮問第 483 号 答 申 第 1 審査会の結論 千葉県教育委員会 ( 以下 実施機関 という ) の決定は妥当である 第 2 異議申立人の主張要旨 1 異議申立ての趣旨異議申立ての趣旨は 実施機関が平成 24 年 3 月 28 日付教財第 1947 号で行った行政文書不開示決定 ( 以下 本件決定

子ファイルを紙に出力する際に, 当該ファイル形式では保存されている情報が印刷されない場合が起こり得る これと同様に当該ファイル形式を他のファイル形式に変換する場合にも, 変換先のファイル形式に情報が移行しない場合が設定等により技術的に起こり得るのである 本件対象文書が当初のファイル形式を変換して複写

個人情報保護方針

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答申第203号(公表用)

諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 30 年 9 月 26 日 ( 平成 30 年 ( 行情 ) 諮問第 424 号 ) 答申日 : 平成 31 年 3 月 29 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 554 号 ) 事件名 : 不動産鑑定士に対する懲戒処分について に係る決裁文書の

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

文書の探索が不十分であるか, または, 対象文書を情報公開の適用除外か解釈上の不存在と判断することが違法である 本件不開示情報は, いずれも, 法 5 条各号に該当しないか, 例え該当したとしても, 開示を定めたただし書き全てに該当する 本件不開示情報は, いずれも, 法 7 条に該当する とくに,

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

により容易に認められる事実 ) (1) 当事者等ア原告は,Aの子である イ Aは, 大正 年 月 日生まれの男性であり, 厚生年金保険の被保険者であったが, 平成 年 月 日, 死亡した ( 甲 1) (2) 老齢通算年金の受給 Aは, 昭和 年 月に60 歳に達し, 国民年金の納付済期間である18

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

件数表(神奈川)

Q1 社会保険とはどのような制度でしょうか 会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い いざというときの生活の安定を図る目的でつくられた制度のことで 一般的に健康保険や厚生年金保険のことを 社会保険 といいます 健康保険法第 1 条では 労働者の業務外の事由による疾病 負傷若しくは死亡又は出

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 国 ) 第 号 平成 3 年 4 月から平成 7 年 3 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間 に訂正することを認めることはできない 生年月日 : 昭和 27 年生住所 :

標準例6

Transcription:

諮問庁 : 日本年金機構諮問日 : 平成 28 年 5 月 24 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 6 号 ) 答申日 : 平成 29 年 4 月 17 日 ( 平成 29 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人の父の未支給年金に関しての支払年月日等の詳細が分かる文書等の不開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論本人の父の未支給年金に関しての支払年月日等の詳細が分かる文書等に記録された保有個人情報 ( 以下 本件対象保有個人情報 という ) につき, その全部を異議申立人を本人とする保有個人情報に該当しないとして不開示としつつ, その存否を明らかにしないで開示請求を拒否するともした決定については, 不開示としたことは妥当である 第 2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨本件異議申立ての趣旨は, 独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律 ( 以下 法 という )12 条 1 項の規定に基づく開示請求に対し, 日本年金機構 ( 以下 機構, 処分庁 又は 諮問庁 という ) が, 平成 28 年 2 月 16 日付け年機構発第 42 号により行った不開示決定 ( 以下 原処分 という ) について, この取消しを求めるというものである 2 異議申立ての理由異議申立ての理由は, 異議申立書の記載によると, おおむね以下のとおりである 今回の非開示の理由は適用されるのでしょうか 再度の開示請求をいたします 私は故人である特定個人 Aの長女であり相続人です また, 生計同一にする同居家族です どのような理由で第三者に支払われたのでしょうか 私には父の未支給年金について受給する権利, 知る権利があると考えます 第 3 諮問庁の説明の要旨 1 経過本件異議申立てに係る経過は以下のとおりである 平成 28 年 1 月 19 日付けで異議申立人が, 機構に対し 父, 特定個人 A( 平成 27 年 3 月 23 日死亡 ) の未支給年金に関しての支払年月日, 支払先, 金額の詳細 の開示請求を行った これに対し, 機構は, 本件開示請求は, 死亡者 ( 父 ) の個人情報ではな 1

く, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 自己を本人とする開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできないことを伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたものである これにより, 機構は, 法 12 条に定める本人及び未成年者又は成年被後見人の法定代理人のいずれかにも該当しないため, 開示請求権を有しない, また, 保有個人情報が存在しているか否かを答えるだけで, 不開示情報を開示することとなるため, 法 17 条の存否応答拒否により, 平成 28 年 2 月 16 日付けで不開示決定通知を送付した しかし, 異議申立人は, 相続人であり生計を同一にする同居家族であるとし, 死亡した父の未支給年金に関する情報について, 知る権利があると主張し, 開示を求める異議申立てを行ったものである 2 諮問庁としての見解本件開示請求は, 死亡者の個人情報を求めるものではなく, 死亡者にかかる未支給年金を受給した者の情報の開示を求めるものである ここで未支給年金の性格について, 昭和 30 年 3 月 28 日付け保文発第 2670 号の徳島県民生部保険課長あて厚生省保険局厚生年金保険課長回答を引用する 厚生年金保険の保険給付は, 社会保障制度の一環として行われているのであるから, その受給権は民法第八九六条但し書きにいう一身専属権としての性格をもっている このことは, 保険給付の各本条に その者に支給する と規定されているところを見ても明らかである 従って, 保険給付は別段の規定がない限り その者 以外には支給されないのである この別段の規定としては, 法第三十七条があるが, これも相続の色彩をもつものではなく, 加給年金額の対象者に対し, 受給権者とともに保障の対象とされていたという理由から認められたものであり, 特に未支給年金として一種の保険給付の性格をもつものである とあり, 未支給年金が死亡者ではなく遺族に対して支払われる保険給付であるとしている つまり, 未支給年金の情報については, 死亡者の個人情報ではなく, 遺族の個人情報ということになる 本件開示請求は, 未支給年金を受けた遺族の個人情報を求めたものであって, 死亡者の個人情報とはいえない また, 異議申立人は未支給年金を受給していないことから, 異議申立人本人の個人情報の開示請求ともいえない よって, 機構は, 法 12 条に定める本人及び未成年者又は成年被後見人の法定代理人のいずれにも該当しないため, 開示請求権を有しないとし, また, 保有個人情報が存在しているか否かを答えるだけで, 不開示情報を 2

開示することとなるため, 法 17 条の存否応答拒否により不開示としたものである 3 結論以上のことから, 本件については, 機構の判断は妥当であり, 本件不服申立ては棄却すべきものと考える 第 4 調査審議の経過当審査会は, 本件諮問事件について, 以下のとおり, 調査審議を行った 1 平成 28 年 5 月 24 日諮問の受理 2 同日諮問庁から理由説明書を収受 3 平成 29 年 3 月 9 日審議 4 同年 4 月 13 日審議第 5 審査会の判断の理由 1 本件開示請求について (1) 本件開示請求は, 異議申立人が, 異議申立人の父である故人の特定個人 Aの未支給年金に関しての支払年月日, 支払先, 金額の詳細, 生計同一の申立て内容及び請求書類一式に記録された保有個人情報の開示を求めるものである (2) 処分庁は,(ⅰ) 異議申立人が法 12 条 1 項の開示請求権を有する本人に該当しないとするとともに,(ⅱ) 本件対象保有個人情報が存在するか否かを答えると, 法 14 条 2 号の不開示情報を開示することとなるため, 法 17 条の規定により存否応答を拒否するとして, 不開示とする原処分を行った 異議申立人は, 異議申立人が特定個人 Aの長女であり, 相続人であり, また, 生計同一に関する同居家族であり, 自分には特定個人 Aの未支給年金について受給する権利, 知る権利がある等と主張し, 本件対象保有個人情報の開示を求めているが, 諮問庁は, 原処分は妥当としている このため, 存否応答拒否の妥当性及び保有個人情報該当性について, 以下, 検討する 2 存否応答拒否の妥当性について (1) 本件開示請求は, 異議申立人が, 異議申立人の父である故人の特定個人 Aの未支給年金に関しての支払年月日, 支払先, 金額の詳細, 生計同一の申立て内容及び請求書類一式に記録された保有個人情報の開示を求めるものである 処分庁は, 本件対象保有個人情報が存在しているか否かを答えるだけで, 不開示情報を開示することとなるため, 法 17 条の存否応答拒否により, 不開示とし, 諮問庁も原処分を妥当としている (2) 本件対象保有個人情報は, その開示請求の内容から, その存否を答えることにより, 特定個人 Aが死亡し, 同人に係る未支給年金が発生した事実の有無 ( 以下 本件存否情報 1 という ) 及び当該未支給年金が 3

異議申立人以外の者に支払われた事実の有無 ( 以下 本件存否情報 2 という ) を明らかにすることとなるものと認められる ア本件存否情報 1について本件存否情報 1は, 特定個人 Aについて, 法 14 条 2 号本文前段の異議申立人以外の個人に関する情報であって, 特定の個人を識別することができるものに該当する しかし, 本件存否情報 1は, 異議申立人が本件開示請求を行っている以上, 異議申立人が既に承知している事実であり, 同号ただし書イの慣行として異議申立人が知ることのできる情報に該当するものと認められることから, 同号には該当しない イ本件存否情報 2について ( ア ) 本件存否情報 2は, 未支給年金が支払われた個人を識別できる情報には該当するとは認められない しかし, 本件未支給年金を請求できる者は, 下記 3(1) イのとおり, 特定個人 Aと生計を同じくしていた配偶者, 子等親族の者に限られており, 本件存否情報 2を開示すれば, 一定の範囲の者には本件未支給年金が支払われた者を特定できる可能性は否定できず, これら一定の範囲の者に個人的な情報が知られることとなり, 当該個人の権利利益を害するおそれがあると認められることから, 本件存否情報 2は, 法 14 条 2 号本文後段に該当する ( イ ) 諮問庁は, 理由説明書 ( 上記第 3の1) において, 異議申立人の開示請求に対し, 機構は, 本件開示請求は, 死亡者 ( 父 ) の個人情報ではなく, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 1 項 自己を本人とする保有個人情報の開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできない旨を伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたものである 旨説明する ( ウ ) また, 当審査会事務局職員をして諮問庁に対し詳細な説明を求めさせたところ, 諮問庁は, 上記 ( イ ) の機構の異議申立人に対する説明において, 異議申立人が法令に基づく未支給年金を請求できる者の範囲に含まれるにもかかわらず, 本件開示請求ができない理由として, 未支給年金の支給決定を受けた者しか開示請求できないことを説明するとともに, 併せて, 一層の理解を求めるため, 異議申立人以外の者 ( 氏名は明かさず ) に未支給年金の支給決定が行われたことを伝えていると説明する ( エ ) そうすると, 上記 ( ウ ) の諮問庁の説明を前提とすれば, 本件存否情報 2は, 異議申立人が本件開示請求に当たって既に承知してい 4

た事実であり, 法 14 条 2 号ただし書イの慣行として異議申立人が知ることのできる情報に該当するものと認められる (3) したがって, 本件対象保有個人情報の存否を答えることは, 法 14 条 2 号の不開示情報を開示することになるとは認められず, 法 17 条の規定により, その存否を明らかにしないで, 本件開示請求を拒否したことは, 妥当ではない 3 保有個人情報該当性について (1) 機構の個人情報の取扱いについてア法が開示請求対象として予定する個人情報は, 自己を本人とする保有個人情報 のみであり, 死者に関する個人情報については, 同時に死者の遺族の個人情報となる場合に限り, 当該遺族が自己の個人情報として開示請求を行うことができると解される イ未支給年金については, 国民年金法 19 条 1 項において, 年金給付の受給権者が死亡した場合において, その死亡した者に支給すべき年金給付でまだその者に支給しなかったものがあるときは, その者の配偶者, 子, 父母, 孫, 祖父母, 兄弟姉妹又はこれらの者以外の三親等内の親族であって, その者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたものは, 自己の名で, その未支給の年金の支給を請求することができる と定められ, また, 厚生年金保険法 37 条 1 項においても同様に定められている ウ機構における未支給年金の個人情報の開示請求の取扱いについて, 当審査会事務局職員をして諮問庁に対し詳細な説明を求めさせたところ, 以下のとおりであった ( ア ) 機構が取り扱う個人情報には, 法 2 条 2 項に規定する生存する個人に関する情報のほか, 日本年金機構の業務運営に関する省令 ( 平成 21 年厚生労働省令 165 号 )1 条に定める死亡した個人に関する情報 ( 以下 死亡者の個人情報 という ) も含まれる ( イ ) 機構が, 年金業務目的以外の目的のために情報提供が認められるケースとして, 日本年金機構法 38 条 5 項 1 号に規定する 本人の同意があるとき, 又は本人に提供するとき があり, 死亡者の個人情報については, 厚生労働大臣に対して遺族基礎( 厚生 ) 年金, 未支給年金, 寡婦年金, 死亡一時金等を請求し, 同大臣の支給決定を受けた者 ( 以下 遺族年金等受給権者 という ) を 本人 として, 当該遺族年金等の権利や金額の確定に必要な範囲で情報提供が可能となっている ( ウ ) 法に基づく開示請求については, 死亡した者に係る遺族年金等受給権者を本人として, 機構が保有する文書の範囲で開示請求者から求められた当該死亡者に係る文書の開示が可能となっている 5

( エ ) この 遺族年金等受給権者 とは, 上記 ( イ ) に記載するとおり, 遺族年金, 未支給年金等の支給決定を受けた者のことである また, 従前より, 死亡者の個人情報の法に基づく開示請求書の受付の際には, 必要な添付書類として, 実際に遺族年金や未支給年金等の支給決定を受けたことが分かるものとして年金証書の写しや未支給年金支給決定通知書等を求めることとしているが, このことが年金事務所等組織内部において必ずしも徹底されていなかったこと等から, 平成 26 年 10 月に, このような書類を求めることを含めて, 法に基づく開示請求書の受付に係る注意喚起の文書を組織内部に発出し, また, 死亡者の個人情報の開示請求ができる者の取扱いは変わっていないが, 平成 28 年 3 月に, 内部指示文書により, それまでの 遺族年金等の受給権を有すると判断される者 から 遺族年金等の支給決定を受けた者 に念のため改めたところである (2) 異議申立人を本人とする保有個人情報該当性についてア当審査会において, 諮問庁から, 特定個人 Aの未支給年金に係る情報が記載された社会保険オンラインシステムの帳票の提示を受け, 確認したところ, 当該情報には, 異議申立人の氏名等個人識別情報を認めることはできなかった イまた, 当審査会事務局職員をして諮問庁に対し詳細な説明を求めさせたところ, 以下のとおりであった ( ア ) 異議申立人は, 本件未支給年金の支給決定を受けた者ではない ( イ ) したがって, 異議申立人は, 特定個人 Aの未支給年金に係る個人情報を, 法 12 条 1 項に規定する自己を本人とする保有個人情報として開示請求することはできない ウ上記イの諮問庁の説明は, 上記 (1) イ及びウの機構における未支給年金の開示請求の取扱い及び上記アの社会保険オンラインシステムの帳票の確認結果を踏まえると, 首肯できる したがって, 本件対象保有個人情報は, 法 12 条 1 項に定める異議申立人を本人とする保有個人情報に該当するとは認められない 4 本件不開示決定の妥当性について以上のことから, 本件対象保有個人情報につき, その全部を法 12 条 1 項に規定する異議申立人を本人とする保有個人情報に該当しないとして不開示としつつ, 本件対象保有個人情報の存否を答えるだけで開示することとなる情報は法 14 条 2 号に該当するとして, その存否を明らかにしないで開示請求を拒否するともした決定については, 当該情報は同号に該当せず, その存否を明らかにしないで開示請求を拒否したことは妥当ではないが, 本件対象保有個人情報は異議申立人を本人とする保有個人情報に該当しないと認められるので, 不開示としたことは妥当であると判断した 6

( 第 3 部会 ) 委員岡島敦子, 委員葭葉裕子, 委員渡井理佳子 7