(2) 予算執行状況ア収益的収入及び支出平成 26 年度の予算執行状況は第 2 表のとおりである ( 収入 ) 第 2 表予算決算対照表 ( 収益的収入及び支出 ) 金 予算額 額 構成比 金 決算額 額 構成比 予算額に比べ決算額の増 減 収入率 千円 % 千円 % 千円 % 工業用水道事業収益

Similar documents
平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

Taro-HP用④港湾jtd.jtd

議案第 59 号 平成 28 年度安芸高田市水道事業会計補正予算 ( 第 1 号 ) ( 総則 ) 第 1 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計の補正予算 ( 第 1 号 ) は 次に定めるところによる ( 収益的収入及び支出 ) 第 2 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計予算 ( 以下

<95E290B3975C8E5A8F91967B95B62E656361>

地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

第3 法非適用企業の状況

松山市水道事業 平成 24 年度決算の財務諸表 現行会計基準と新会計基準適用との比較 松山市公営企業局

1-(2) 年度別損益計算書 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 水道事業収益 営業収益 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 円 円 円 円 円 円 円 円 円 2,723,243,156 72,905,703 62,968,785 3,194,

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

務の概要1-(1) 年度別損益計算書 科目 年度 水道事業収益 金額構成比金額構成比金額構成比 24 年度 25 年度 26 年度 円 % 円 % 円 % % % % 2,889,032, ,859,117, ,359,612,

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

<8BC696B18FF38BB595F18D908F9188EA8EAE A E352E C482CC A2E786C73>

<4D F736F F D C6F89638E CC8A B98E968BC6816A2E646F6378>

H30æ…–å€±å–¬éŒ‰ã••æ³ŁäººHPçfl¨.xbd

計算書類等

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

学校法人加計学園平成 28 年度財務の概要 貸借対照表 ( 表 1) 資産の部 科 目 平成 29 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 本年度末前年度末増減 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 土 地 建 物 その他の有形固定資産 特 定 資 産 そ の 他 の 固 定 資 産 流動資産

<4D F736F F D A6D92E8817A95BD90AC E937895EF8A87944E8E9F8DE096B195F18D908F912E646F63>

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

<92F990B3925A904D5F91E636348AFA91E6318E6C94BC8AFA>

<4D F736F F D2095BD90AC E31328C8E8AFA8C888E5A925A904D C8E86816A2E646F63>

 資 料 2 

決算


財務比率推移 ( 過去 5 年間 ) ( 単位 :%) ( 単位 :%) 比率算式平成 26 年度比率算式平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度 1 帰 属 収 支 差 額 比 率 帰属収入 - 消費支出 59.2 帰属収入 54.4 事業活動収支差額比率 基本金組入前当年

第4期 決算報告書

<483233BEDDC0B089EF8C768DE096B18F94955C342E31388F4390B32E786C73>

<4D F736F F F696E74202D DE096B18F94955C82CC82C682E782A695FB82CC837C DC58F4994C5816A2E >

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

平成 21 年度 武雄市工業用水道事業会計決算書 武雄市水道部水道課

『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

21年度表紙面付け

計算書類 貸 損 借益 対計 照算 表書 株主資本等変動計算書 個 別 注 記 表 自 : 年 4 月 1 日 至 : 年 3 月 3 1 日 株式会社ウイン インターナショナル

< C668DDA C8E5A814091B989768C768E5A8F DD8ED891CE8FC6955C2E786477>

2

野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

貸借対照表平成 30 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 6,646,807 流動負債 4,437,848 現金及び預金 4,424,351 1 年以内返済予定の長期借入金 1,753,120 未 収 運 賃

財産目録の概要 資産の部では 基本財産が前年度末に比べて 8 億 6,711 万 7,226 円減の 208 億 9,949 万 9,939 円となり 運用財産が前年度末に比べて 9 億 8,029 万 2,610 円増の 211 億 2,209 万 88 円となりました 資産の部合計は 420 億

19

営業報告書

学校法人明星学園浦和学院高等学校 さいたま市緑区代山 /Fax 平成 30 年 6 月 30 日 平成 29 年度財務状況の公開について 本学園では一年間の教育活動を通じた財務状況について生徒 保護者の皆様をはじめ関係者の方々

6. 個別中間財務諸表等 株式会社キョーリン (1) 中間貸借対照表当社はより中間財務諸表を作成しているため 前中間会計期間末は記載しておりません 末 ( 平成 18 年 9 月 30 日 ) の要約貸借対照表 ( 平成 18 年 3 月 31 日 ) 区分 注記番号 構成比 構成比 ( 資産の部

第 76 期 計算書類 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 大泉物流株式会社

3. その他 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3)

計算書類等

第 47 期末貸借対照表 2019 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 9,306,841 流 動 負 債 2,136,829 現 金 及 び 預 金 8,614,645 未 払 金 808,785 立 替

平成 29 年度下水道事業会計予算概要 収益的収入及び支出 企業の経営活動の予定であり 1 年度間に発生すると予想される営業上の収益とこれに対する費用を計上したものです 具体的には 収入には下水道使用料が主に計上され 支出にはサービスの提供に要する人件費 物件費等諸経費が計上されます 収益的収入 (

高槻市水道事業経営効率化計画

2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

(1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) 決算整理後残高試算表 勘定科目 金 額 勘定科目 金 額 現 金 預 金 ( ) 未払法人税等 ( ) 土 地 ( ) 租 税 公 課 ( ) 法 人 税 等 ( ) 2

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

第 16 回ビジネス会計検定試験より抜粋 ( 平成 27 年 3 月 8 日施行 ) 次の< 資料 1>から< 資料 5>により 問 1 から 問 11 の設問に答えなさい 分析にあたって 連結貸借対照表数値 従業員数 発行済株式数および株価は期末の数値を用いることとし 純資産を自己資本とみなす は

第10期

西川計測 (7500) 2019 年 6 月期第 2 四半期決算短信 ( 非連 添付資料の目次 1. 当四半期決算に関する定性的情報 2 (1) 経営成績に関する説明 2 (2) 財政状態に関する説明 2 (3) 業績予想などの将来予測情報に関する説明 2 2. 四半期財務諸表及び主な注記 3 (1

[ 財政状態 ( 連結 ) の変動状況に関する定性的情報等 ] 1 財政状態の変動状況前連結会計年度に比べ総資産は 37 億 71 減少いたしました これは主に 前連結会計年度末が 金融機関休日のため期末日決済分が 37 億 74 となったことによるものであります また 株主資本は 76 増加 株主

-2-

highlight.xls

Microsoft Word - 訂正短信提出2303.docx

<4D F736F F D2081A F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE8B7982D1958D91AE96BE8DD78F F

<4D F736F F D20834F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE E718CF68D90817A E36>

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

h18財務諸表NCTD-FS_ xls

(Microsoft PowerPoint - 25\215\340\226\261\203\214\203|\201[\203g\201iver.1\201j.pptx)

<4D F736F F D C6F89638E CC8A BA908593B98E968BC6816A2E646F6378>

株 主 各 位                          平成19年6月1日

貝監第  号

下水道事業会計 平成 27 年度仙台市下水道事業予定キャッシュ フロー計算書 ( 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで ) ( 単位千円 ) 1 業務活動によるキャッシュ フロー 当年度純利益 1,992,969 減価償却費 18,121,035 固定資産除却損 1

10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場事業は 食用に供する目的で 獣畜 ( 牛 馬 豚 めん羊及び山羊 ) をと殺し 又は解体するために施設を設置し 必要な施設及び設備の維持管理や と畜検査員による食肉の衛生検査を行い 生産者にとっての畜産物の供給先を提供するものである と畜場は と畜場法の第

第 29 期決算公告 平成 26 年 4 月 1 日 平成 27 年 3 月 31 日 計算書類 1 貸借対照表 2 損益計算書 3 個別注記表 中部テレコミュニケーション株式会社

第6期決算公告

貸借対照表 ( 平成 30 年 12 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 資 産 の 部 負 債 の 部 流 動 資 産 7,957,826 流 動 負 債 5,082,777 現 金 及 び 預 金 2,678,514 支 払 手 形 1,757,477

新しい地方公会計制度 これまで氷川町では 総務省方式改訂モデル ( 以後 改訂モデルと言います ) の財務書類を作成してきました 氷川町がこれまで積み上げてきた資産と この先返済する必要がある負債 すでに支払いが終わっている純資産などの情報を表示した貸借対照表など 今までの決算書では把握できなかった

新しい地方公会計制度 これまで南阿蘇村では 総務省方式改訂モデル ( 以後 改訂モデルと言います ) の財務書類を作成してきました 南阿蘇村がこれまで積み上げてきた資産と この先返済する必要がある負債 すでに支払いが終わっている純資産などの情報を表示した貸借対照表など 今までの決算書では把握できなか

< D AC48DB C88B BE2836C C888E5A8F B835E2E786C73>

3 貸借対照表 当該年度末時点での資産 負債 基本金の状況を表し 財政状態を明らかにするものです 資金収支計算書と事業活動収支計算書は単年度の収支状況を表すもので 貸借対照表は今までの財政活動における積み重ねの結果を表すものです 貸借対照表は学校法人会計基準第 4 章に掲げられており 基本的には企業

è²¡å‰Žåłłè¡¨.xlsx

Microsoft Word 【公表】HP_T-BS・PL-H30年度

<4D F736F F D DCF817A95BD90AC E93788C888E5A8A E096BE8F912E646F6378>

計 算 書 類

Microsoft Word - 公益法人会計の仕訳

計算書類 第 60 期 自至 平成 29 年 7 月 1 日平成 30 年 6 月 30 日 協和医科器械株式会社

(2) 財政状態 ( 連結 ) の変動状況 総資産純資産自己資本比率 1 株当たり純資産 百万円 百万円 % 円 銭 19 年 12 月期第 1 四半期 8,992 5, 年 12 月期第 1 四半期 8,740 5, 年 12

21年度表紙面付け

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

(訂正・数値データ訂正)「平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

12 70, , , , , , , , , , , , , ,0

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

(2) サマリー情報 1 ページ 1. 平成 29 年 3 月期の連結業績 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 ) (2) 連結財政状態 訂正前 総資産 純資産 自己資本比率 1 株当たり純資産 百万円 百万円 % 円銭 29 年 3 月期 2,699 1,23

NO 連結精算表科目 & 連結開示 前連結会計 当連結会計 増減差額 科目 借 年度 年度 借方 方 連結借対照表 千円 千円 千円 千円 開 38 社債 20,000,000 5,000,000 開 39 長期借入金 16,500,000 16,071,500 開 40 リース債務 632,000

(2) 財政状態 ( 連結 ) の変動状況総資産 株主資本 株主資本比率 1 株当たり株主資本 百万円 百万円 % 円 銭 18 年 6 月期第 1 四半期 27,832 10, , 年 6 月期第 1 四半期 17 年 6 月期 27,515 11,159 40

<91DD8ED891CE8FC6955C826F B989768C768E5A8F91826F392E786C73>

ずほ証券連結財務諸業績と財務の状況 みずほ証券連結財務諸表み表繰延税金資産 15,653 14,554 当社は 平成 28 年度及び平成 29 年度の連結貸借対照表 連結損益計算書及び連結株主資本等変動計算書について会社法第 444 条第 4 項の規 定に基づき 新日本有限責任監査法人の監査証明を受

添付資料の目次 株式会社錢高組 (1811) 平成 31 年 3 月期第 2 四半期決算短信 1. 当四半期決算に関する定性的情報 2 (1) 経営成績に関する説明 2 (2) 財政状態に関する説明 2 (3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 2 2. 四半期連結財務諸表及び主な注記 3

Microsoft Word - 決箊喬å‚−表紎_18年度(第26æœ�ï¼›

Transcription:

4 工業用水道事業 (1) 業務の実績工業用水道事業における当年度の業務実績を前年度と比較してみると第 1 表のとおりである 給水量 区分平成 26 年度 年 間 1 日平均 給水事業所数 第 1 表業務実績 平成 25 年度 比較増 減 前年度対比 m 3 m 3 m 3 % 22,489,302 22,299,882 189,420 100.8 61,615 61,096 519 100.8 か所か所か所 110 108 2 101.9 % 給水量は年間 2,248 万で 前年度に比し 0.8% 増加している 年度末時点での給水事業所数は 110 か所で 3 事業所が新規に契約したものの 1 事業所が契約を解除したため 前年度に比し 2 か所増加となっている なお 給水量及び給水事業所の状況は第 1 図のとおりである 第 1 図給水量及び給水事業所の状況 民間事業所 C 876,019 3.9% 民間事業所 B 1,197,246 5.3% その他 105 事業所 5,002,830 22.2% 名古屋市上下水道局 ( 水処理センター等 ) 8,732,280 38.8% 名古屋市市民経済局 ( 名古屋城等 ) 1,399,841 6.2% 民間事業所 A 5,281,086 23.5% ( 単位 ) 給水事業所は 上位 5 か所で全体の 77.8% の給水需要を占めている -52-

(2) 予算執行状況ア収益的収入及び支出平成 26 年度の予算執行状況は第 2 表のとおりである ( 収入 ) 第 2 表予算決算対照表 ( 収益的収入及び支出 ) 金 予算額 額 構成比 金 決算額 額 構成比 予算額に比べ決算額の増 減 収入率 千円 % 千円 % 千円 % 工業用水道事業収益 985,876 100 993,311 100 7,435 100.8 営 業 収 益 859,836 87.2 869,290 87.5 9,454 101.1 営 業 外 収 益 125,540 12.7 124,020 12.5 1,519 98.8 特 別 利 益 500 0.1 0 0 500 0 ( 支出 ) 予算額 決算額 金 額 構成比 金 額 構成比 不用額 執行率 千円 % 千円 % 千円 % 工業用水道経営費 978,876 100 958,052 100 20,823 97.9 営 業 費 用 899,961 91.9 879,822 91.8 20,138 97.8 営 業 外 費 用 76,492 7.8 76,492 8.0 0 100 特 別 損 失 2,247 0.2 1,738 0.2 508 77.4 予 備 費 175 0.0 0 0 175 0 収益的収入は 予算額 9 億 8,587 万円に対し決算額は 9 億 9,331 万円で 予算額に対し 100.8% の収入率である 収益的支出は 予算額 9 億 7,887 万円に対し決算額は 9 億 5,805 万円で 予算額に対し 97.9% の執行率である 主な不用額 ( 営業費用 ) 委託料 1,183 万円 設備点検委託の契約金額が予定を下回ったこと等による 負担金 1,050 万円 徳山ダム管理費が予定を下回ったことによる -53-

イ資本的収入及び支出平成 26 年度の予算執行状況は第 3 表のとおりである ( 収入 ) 第 3 表予算決算対照表 ( 資本的収入及び支出 ) 金 予算額決算額 額 構成比金額 構成比 予算額に比べ決算額の増 減 収入率 千円 % 千円 % 資本的収入 13,380 100 4,146 100 出資金 2,580 19.3 1,588 38.3 その他資本収入 10,800 80.7 2,558 61.7 千円 9,233 992 8,241 % 31.0 61.6 23.7 ( 支出 ) 予 算 額 決 算 額 金 額 構成比 金 額 構成比 翌年度繰越額 不用額 執行率 千円 % 千円 % 千円 千円 % 資 本 的 支 出 744,711 100 600,941 100 68,018 75,750 80.7 建 設 改 良 費 600,609 80.6 456,840 76.0 68,018 75,750 76.1 償 還 金 10,654 1.4 10,653 1.8 0 100.0 他会計借入金返還金 133,448 17.9 133,447 22.2 0 100.0 資本的収入は 予算額 1,338 万円に対し決算額は 414 万円で 予算額に対し 31.0% の収入率である これは 工費収入が予定よりも減少したこと等によるものである 資本的支出は 予算額 7 億 4,471 万円に対し決算額は 6 億 94 万円で 予算額に対し 80.7% の執行率である 主な建設改良事業 施設改良工事 3 億 6,126 万円 また 予算額と決算額との差は 翌年度繰越額 6,801 万円及び不用額 7,575 万円である 不用額は主に建設改良費の残である 主な翌年度繰越額北区浪打町 1 丁地内工業用水道 300 粍配水管内面更生工事 5,115 万円 工業用水道辰巳浄水場計装設備整備工事 ( その 2) 918 万円 -54-

なお 資本的収入額 414 万円と資本的支出額 6 億 94 万円の差額 5 億 9,679 万円については 留保資金等が充てられている (3) 経営成績ア損益の状況平成 26 年度と平成 25 年度の比較損益計算書 ( 要約 ) は第 4 表のとおりである 第 4 表比較損益計算書 ( 要約 ) 区 分 平成 26 年度平成 25 年度前年度比較増 減金額構成比金額構成比対比 千円 % 千円 % 千円 % 営業収益 807,834 86.7 784,070 99.8 23,764 103.0 給 水 収 益 791,867 85.0 783,571 99.8 8,295 101.1 受託工事収益 15,967 1.7 499 0.1 15,468 3,199.3 営業外収益 124,002 13.3 1,402 0.2 122,599 8,841.5 受取利息及び配当金他会計負担金 776 100 0.1 0.0 1,200 0 0.2 0 424 100 64.7-1 長期前受金戻入 122,781 13.2 - - 122,781 - 雑 収 益 344 0.0 202 0.0 142 170.5 経 常 収 益 931,836 100 785,473 100.0 146,363 118.6 特 別 利 益 0 0 6 0.0 6 0 総 収 益 931,836 100 785,479 100 146,357 118.6 区 分 平成 26 年度平成 25 年度前年度比較増 減金額構成比金額構成比対比 千円 % 千円 % 千円 % 営業費用 858,986 95.8 679,465 94.8 179,520 126.4 人 件 費 24,746 2.8 21,078 2.9 3,667 117.4 2 ( うち見直し影響額 ) 3,011 0.3 - - 3,011 - 動 力 費 59,208 6.6 55,955 7.8 3,253 105.8 修 繕 費 460 0.1 3,104 0.4 2,644 14.8 減価償却費等 567,848 63.3 436,820 61.0 131,028 130.0 3 ( うち見直し影響額 ) 111,021 12.4 - - 111,021 - そ の 他 206,722 23.1 162,506 22.7 44,215 127.2 ( うち工事請負費 ) 55,037 6.1 19,157 2.7 35,879 287.3 営業外費用 35,858 4.0 37,153 5.2 1,295 96.5 支払利息及び企業債取扱諸費 25,855 2.9 27,153 3.8 1,298 95.2 施 設 改 良 費 10,000 1.1 10,000 1.4 0 100 雑 支 出 3 0.0 0 0.0 2 2,765.2 経 常 費 用 894,844 99.8 716,619 100.0 178,225 124.9 特 別 損 失 1,733 0.2 2 0.0 1,731 74,241.8 4 ( うち見直し影響額 ) 1,637 0.2 - - 1,637 - 総 費 用 896,578 100 716,622 100 179,956 125.1 営 業 損 益 51,151 104,604 155,756 - 経 常 損 益 36,992 68,853 31,861 53.7 当 年 度 純 損 益 35,258 68,857 33,598 51.2 未処分利益剰余金 179,984 123,033 56,951 146.3 5 ( うち見直し影響額 ) 75,869-75,869 - ( 注 ) 営業費用の構成内容は162ページを参照 -55-

なお 地方公営企業会計基準の見直しに伴う主な影響は以下のとおりである 1 長期前受金戻入補助金等により取得した固定資産の償却制度等の見直しに伴い 1 億 2,278 万円計上している 2 人件費引当金の見直しに伴い 退職給付引当金繰入額として 301 万円計上している 3 減価償却費等補助金等により取得した固定資産の償却制度等の見直しに伴い 1 億 1,102 万円増加している 4 特別損失引当金の見直しに伴い 賞与引当金繰入額として 163 万円計上している 5 未処分利益剰余金組入資本金制度の廃止に伴い 5,296 万円 補助金等により取得した固定資産の償却制度等の見直しに伴い 2,290 万円計上している イ収益及び費用の状況 1 経常収益経常収益は 9 億 3,183 万円で 前年度に比し 18.6% 1 億 4,636 万円増加している 主な変動理由 ( 営業外収益 ) 長期前受金戻入 1 億 2,278 万円の皆増地方公営企業会計基準の見直しによる 2 経常費用経常費用は 8 億 9,484 万円で 前年度に比し 24.9% 1 億 7,822 万円増加している 主な変動理由 ( 営業費用 ) 減価償却費等 1 億 3,102 万円の増加地方公営企業会計基準の見直し等による -56-

工事請負費 3,587 万円の増加漏水修理工事が増加したこと等による 3 特別損益特別損失は 173 万円で 地方公営企業会計基準の見直し等によるものである ウ人件費の状況人件費の状況は第 5 表のとおりである 第 5 表人件費の状況 区 分 平成 26 年度 平成 26 年度 ( 調整 ) 平成 25 年度 対前年度増 減 千円 千円 千円 千円 経常収益 A 931,836 809,055 785,473 23,582 人件費 B 24,746 21,635 21,078 556 定数内職員 ( 退職給付費を除く ) 21,734 21,635 21,078 556 定数外職員 0 0 0 0 退職給付費 3,011 0 0 0 % % % ホ イント 人件費比率 B/A 2.7 2.7 2.7 0.0 人 人 人 人 職員数 ( 年度末 ) 2 2 2 0 ( 注 1) 職員数は定数内職員の現員数を掲げた ( 注 2) 平成 26 年度 ( 調整 ) の値は 前年度との比較をするため 監査事務局で長期前受金戻入等 地方公営企業会計基準の見直しの影響を除いて算出した ( 注 3) 退職給付費は平成 25 年度については退職給与金 職員数は 運転管理等を水道事業に委託しており 2 人となっている -57-

(4) 財政状態ア地方公営企業会計基準の見直しに伴う影響平成 26 年度末と平成 25 年度末の資産 負債 資本の状況を比較するにあたり 地方公営企業会計基準の見直しの影響が大きいため まず 平成 25 年度末の貸借対照表に地方公営企業会計基準の見直しの影響を反映したもの ( 以下 平成 25 年度末 ( 調整 ) という ) を作成した 平成 25 年度末 ( 調整 ) と平成 25 年度末の比較貸借対照表 ( 要約 ) は第 6 表のとおりである 第 6 表比較貸借対照表 ( 要約 ) 平成 25 年度末 ( 調整 ) 平成 25 年度末金額構成比金額構成比 比較増 減 対 比 千円 % 千円 % 千円 % 4 固 定 資 産 17,467,667 89.2 18,096,935 89.6 629,268 96.5 流 動 資 産 2,107,495 10.8 2,107,495 10.4 0 100 資産合計 19,575,163 100 20,204,431 100 629,268 96.9 固 定 負 債 7,147,764 36.5 70,487 0.3 7,077,277 10,140.5 1 企 業 債 8,475 0.0 - - 8,475-1 他会計借入金 7,065,790 36.1 0 0 7,065,790-2 引 当 金 73,498 0.4 70,487 0.3 3,011 104.3 流 動 負 債 378,614 1.9 232,876 1.2 145,738 162.6 1 企 業 債 10,653 0.1 - - 10,653-1 他会計借入金 133,447 0.7 - - 133,447-3 引 当 金 1,637 0.0 - - 1,637 - 繰 延 収 益 4,977,868 25.4 - - 4,977,868-4 長 期 前 受 金 4,977,868 25.4 - - 4,977,868 - 負債合計 12,504,247 63.9 303,363 1.5 12,200,884 4,121.9 資 本 金 6,844,497 35.0 18,881,570 93.5 12,037,073 36.2 4 資 本 金 6,844,497 35.0 11,663,203 57.7 4,818,706 58.7 1 借 入 資 本 金 - - 7,218,367 35.7 7,218,367 - 剰 余 金 226,418 1.2 1,019,497 5.0 793,078 22.2 4 資 本 剰 余 金 32,165 0.2 843,496 4.2 811,331 3.8 4 利 益 剰 余 金 194,253 1.0 176,000 0.9 18,252 110.4 資本合計 7,070,915 36.1 19,901,067 98.5 12,830,152 35.5 負債 資本合計 19,575,163 100 20,204,431 100 629,268 96.9 ( 注 1) 資本金 資本金は平成 25 年度末については自己資本金 ( 注 2) 平成 25 年度末 ( 調整 ) については 比較のため監査事務局で作成した 平成 25 年度末の財政状態に対する地方公営企業会計基準の見直しに伴う主な影響は以下のとおりである 1 企業債 他会計借入金及び借入資本金借入資本金の見直しに伴い 借入資本金を廃止し 固定負債に企業債として 847 万円 他会計借入金として 70 億 6,579 万円 また 流動負債に企業債とし -58-

て 1,065 万円 他会計借入金として 1 億 3,344 万円計上している 2 退職給付引当金引当金の見直しに伴い 固定負債に 301 万円計上している 3 賞与引当金引当金の見直しに伴い 流動負債に 163 万円計上している 4 長期前受金 資本金 資本剰余金 利益剰余金及び固定資産補助金等により取得した固定資産の償却制度等の見直しに伴い 資本金から 48 億 1,870 万円 資本剰余金から 8 億 1,133 万円減じ 長期前受金に 56 億 713 万円 利益剰余金に 2,290 万円計上している また 固定資産及び長期前受金からそれぞれ 6 億 2,926 万円減じている また 引当金の見直しに伴い 利益剰余金から 464 万円減じている イ資産 負債 資本の状況平成 26 年度末と平成 25 年度末 ( 調整 ) の比較貸借対照表 ( 要約 ) は第 7 表のとおりである なお 比較にあたっては 平成 25 年度末 ( 調整 ) の数値を平成 25 年度末のものとして行っている 第 7 表比較貸借対照表 ( 要約 ) 平成 26 年度末平成 25 年度末 ( 調整 ) 前年度比較増 減金額構成比金額構成比対比 千円 % 千円 % 千円 % 固 定 資 産 17,329,231 89.2 17,467,667 89.2 138,435 99.2 流 動 資 産 2,095,074 10.8 2,107,495 10.8 12,421 99.4 資産合計 19,424,305 100 19,575,163 100 150,857 99.2 固 定 負 債 7,008,106 36.1 7,147,764 36.5 139,658 98.0 企 業 債 2,732 0.0 8,475 0.0 5,743 32.2 他会計借入金 6,931,874 35.7 7,065,790 36.1 133,915 98.1 引 当 金 73,498 0.4 73,498 0.4 0 100 流 動 負 債 436,333 2.2 378,614 1.9 57,718 115.2 企 業 債 5,743 0.0 10,653 0.1 4,910 53.9 他会計借入金 133,915 0.7 133,447 0.7 467 100.4 繰 延 収 益 4,857,455 25.0 4,977,868 25.4 120,412 97.6 長 期 前 受 金 4,857,455 25.0 4,977,868 25.4 120,412 97.6 負債合計 12,301,895 63.3 12,504,247 63.9 202,352 98.4 資 本 金 6,856,085 35.3 6,844,497 35.0 11,588 100.2 剰 余 金 266,325 1.4 226,418 1.2 39,907 117.6 資 本 剰 余 金 32,165 0.2 32,165 0.2 0 100 利 益 剰 余 金 234,160 1.2 194,253 1.0 39,907 120.5 資本合計 7,122,410 36.7 7,070,915 36.1 51,495 100.7 負債 資本合計 19,424,305 100 19,575,163 100 150,857 99.2-59-

1 資産資産合計は 194 億 2,430 万円で 前年度末に比し 0.8% 1 億 5,085 万円の減少となっている 主な変動理由 ( 固定資産 ) ダム使用権 2 億 5,024 万円の減少減価償却が進んだことによる 2 負債負債合計は 123 億 189 万円で 前年度末に比し 1.6% 2 億 235 万円減少している このうち 企業債の固定負債と流動負債の合計額は 847 万円であり 償還により前年度末に比し 55.7% 1,065 万円減少している 他会計借入金の固定負債と流動負債の合計額は 70 億 6,578 万円であり 償還により前年度末に比し 1.9% 1 億 3,344 万円減少している また 長期前受金は 48 億 5,745 万円であり 長期前受金戻入による収益化等により前年度末に比し 2.4% 1 億 2,041 万円減少している 3 資本資本金は 68 億 5,608 万円で 施設改良費の組入れ等により前年度末に比し 0.2% 1,158 万円増加している 剰余金は 2 億 6,632 万円で 前年度末に比し 17.6% 3,990 万円増加している このうち 利益剰余金は 2 億 3,416 万円で 純利益の計上等により 前年度末に比し 20.5% 3,990 万円増加している -60-

ウ財務比率流動比率及び自己資本構成比率の推移は第 8 表のとおりである 第 8 表流動比率及び自己資本構成比率の推移 区分平成 26 年度末 平成 26 年度末 ( 調整 ) 平成 25 年度末 対前年度増 減 平成 24 年度末 % % % ホ イント % 流動比率 ( 流動資産 / 流動負債 ) 480.15 710.34 904.99 194.65 1,577.10 自己資本構成比率 ( 自己資本 / 総資本 ) 61.67 62.90 62.77 0.13 62.36 ( 注 1) 自己資本 = 資本金 ( 平成 25 年度以前は自己資本金 )+ 剰余金 + 繰延収益 総資本 = 負債 + 資本 ( 注 2) 平成 26 年度末 ( 調整 ) の値は 前年度までとの比較をするため 監査事務局で賞与引当金等 地方公営企業会計基準の見直しの影響を除いて算出した 流動比率は 未払金が増加したこと等により 前年度末に比し 194.65 ポイント低下している 自己資本構成比率は近年上昇傾向にあり 経営状態は良好であるといえる エ企業債の推移企業債の推移は第 2 図のとおりである 第 2 図企業債の推移 円)100 108 企 100 業百債還万利額息 59 円)償等(50 48 37 50 35 23 19 7.2 16 5.2 8 2.6 1.5 10 0.7 0 0 22 23 24 25 26 年度 企百業万債残高(償還額 ( 百万円 ) 企業債利息等 ( 百万円 ) 企業債残高 ( 百万円 ) 工業用水道の建設改良事業に係る資金は留保財源等でまかなっており 企業債は平成 2 年度以降発行していない -61-

(5) 資金状況平成 26 年度のキャッシュ フロー計算書 ( 要約 ) は第 9 表のとおりである 第 9 表キャッシュ フロー計算書 ( 要約 ) 平成 26 年度千円 業務活動によるキャッシュ フロー 541,859 当年度純利益 35,258 減価償却費等 567,848 長期前受金戻入 122,781 その他 61,532 投資活動によるキャッシュ フロー 371,002 固定資産の取得による支出 429,413 その他 58,410 財務活動によるキャッシュ フロー 142,513 建設改良費等の財源に充てるための他会計借入金の返済等による支出 144,101 その他 1,588 資金増加額 ( 又は減少額 ) 28,343 資金期首残高 95,166 資金期末残高 123,509 ( 注 ) 資金は貸借対照表における現金預金と同範囲 当年度は事業本来の業務活動により資金を生み出し ( 業務活動によるキャッシュ フローがプラス ) 投資活動及び財務活動で費消しており( 投資活動によるキャッシュ フロー及び財務活動によるキャッシュ フローがマイナス ) 事業全体として資金が増加した 業務活動によるキャッシュ フローでは 当年度純利益を計上しており 減価償却費等でも資金を留保できたこと等により 5 億 4,185 万円の資金が増加した 投資活動によるキャッシュ フローでは 工業用水道大治浄水場電気設備整備工事等に起因する固定資産の取得による支出等により 3 億 7,100 万円の資金を費消した 財務活動によるキャッシュ フローでは 他会計借入金の水道事業会計への返済による支出等により 1 億 4,251 万円の資金を費消した この結果 2,834 万円の資金が増加し 期末残高は 1 億 2,350 万円となっている -62-

(6) 一般会計からの繰入金について繰出基準により一般会計から繰り入れた金額は第 10 表のとおりである 第 10 表繰出基準による一般会計からの繰入金 事 項 平成 26 年度 平成 25 年度 対前年度増 減 備 考 千円 千円 千円 一般会計負担金 100 0 100 収益的収入 100 0 100 営業外収益 100 0 100 児童手当負担金 100 0 100 合 計 100 0 100 また 繰出基準以外で一般会計から繰り入れた金額は第 11 表のとおりである 第 11 表繰出基準以外の一般会計からの繰入金 事 項 平成 26 年度 平成 25 年度 対前年度増 減 備 考 千円 千円 千円 一般会計出資金 1,588 1,611 23 資本的収入 1,588 1,611 23 * 導水路建設にかかる負担額の一部 木曽川水系連絡導水路建設事業負担金 * 1,588 1,611 23 合 計 1,588 1,611 23-63-

(7) 意見当年度の総収益は 地方公営企業会計基準の見直しに伴う長期前受金戻入の計上や 給水収益の増加等により 前年度比 18.6% の増加となった また 総費用は 地方公営企業会計基準の見直しに伴う減価償却費等の増加や 工事請負費の増加等により 前年度比 25.1% の増加となった この結果 当年度の純利益は 前年度から 48.8% 減少し 3,525 万円となった 工業用水道事業では 前年度に引き続き純利益を計上している また 当年度の年間の給水量は 前年度より増加しており 年度末の給水事業所数についても 前年度に比し 2 事業所が増加している しかし 過去 10 年でみると 下図のとおり給水事業所数についてはほぼ横ばいとなっており 給水量については約 8% 減少していることから 給水の安定性を確保しつつ 販路拡大をめざし新規給水先の開拓に努められたい 上下水道局では 平成 23 年度から中期計画 みずプラン27 に基づき 計画的な事業運営に取り組んでいるところである 工業用水道事業においては 平成 27 年度を最終標として 2.5km の配水管の耐震化を進めており 当年度末には約 2.0km の配水管の耐震化が終了し 進捗は概ね順調であるといえる しかし 今後 老朽化した浄水場や配水管の更新が必要になってくることや 水道事業からの借入金残高が当年度末で 70 億 6,578 万円あること等も踏まえ より一層の経営の効率化に努めるとともに 将来的な方向性についても検討されたい 工業用水道事業の最近 10 年間の給水事業所数及び給水量 給水量 ( 千 ) 300 26,000 給水事業所数 ( か所 ) 200 24,396 23,871 23,829 23,691 22,823 22,868 22,892 22,520 22,299 22,489 25,000 24,000 23,000 100 107 108 109 107 106 105 109 108 108 110 22,000 21,000 20,000 0 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 19,000 年度 給水事業所数 ( か所 ) 給水量 ( 千 ) -64-