平成 28 年 7 月 29 日公益財団法人日本スケート連盟 2016-2017 シーズンフィギュアスケート国際競技会派遣選手選考基準 国際競技会派遣選手は 以下の選考基準に従い 強化部において候補を決定し フィギュア委員会及び理事会 選考委員会の承認を経て確定するものとする 1. ジュニアグランプリシリーズ 6 月に開催する派遣選手選考会における 選考会課題 演技 国際競技力を総合考慮して選考する (2) ペア アイスダンス 6 月に開催する派遣選手選考会にて 国際的な競技力を総合考慮して選考する 2. 世界ジュニア選手権大会 ( 男子シングル 2 枠 女子シングル 3 枠 ペア アイスダンス各 1 枠 ) (1) 男子シングル 1 1 人目は全日本ジュニア選手権大会優勝者を選考する 2 2 人目はジュニア対象年齢で派遣希望のある選手の中で 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考する A) 全日本ジュニア選手権大会 3 位以内の選手 B) ジュニアグランプリファイナル出場者 C) 全日本選手権大会参加者のうち上位 3 名 D) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング上位 3 名 E) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位 3 名 (2) 女子シングル 1 1 人目は全日本ジュニア選手権大会優勝者を選考する 2 2 人目及び 3 人目はジュニア対象年齢で派遣希望のある選手の中で 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考する A) 全日本ジュニア選手権大会 3 位以内の選手 B) ジュニアグランプリファイナル出場者 C) 全日本選手権大会参加者のうち上位 3 名 D) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング上位 3 名 E) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位 3 名 1
最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である ただし 過去に世界ジュニア選手権大会 3 位以内に入賞した実績のある選手が けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合 不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し 世界ジュニア選手権大会時の状態を見通しつつ 選考することがある 代表候補に選出された選手が当該競技会出場のためのミニマムポイントを持っていなかった場合 ミニマムポイント獲得のために国際大会に派遣する 候補選手となるには 当該年度のいずれかの競技会 ( ショートプログラム ) で 当該年度のジュニアのショートプログラム課題を実施し 十分な得点を獲得できる実力を示していることが必要である (3) ペア アイスダンス国際的な競技力を考慮して選考する 最終選考会である全日本ジュニア選手権大会への参加は原則必須である 3. 世界選手権大会 ( 男女シングル各 3 枠 ペア アイスダンス各 1 枠 ) 1 1 人目は全日本選手権大会優勝者を選考する 2 2 人目は 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考する A) 全日本選手権大会 2 位 3 位の選手 B) グランプリファイナル出場者 (1 の選手を除く ) 上位 2 名 3 3 人目は 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考する A) 2 の A) 又は B) に該当し 2 の選考から漏れた選手 B) 全日本選手権大会 4 位 ~6 位の選手 C) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング上位 3 名 D) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位 3 名 最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である ただし 過去に世界選手権大会 3 位以内に入賞した実績のある選手が けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合 不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し 世界選手権大会時の状態を見通しつつ 選考することがある (2) ペア アイスダンス国際的な競技力を考慮して選考する 2
4. 第 8 回アジア冬季競技大会 1 1 人目は全日本選手権大会優勝者を選考する 2 2 人目は 参加資格のある選手の中で 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考する A) 全日本選手権大会上位 6 名 B) 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング上位 6 名 C) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング上位 6 名 D) 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位 6 名 最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である ただし 過去に世界選手権大会 8 位以内に入賞した実績のある選手が けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合 不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し アジア冬季競技大会時の状態を見通しつつ 選考することがある JOC へ候補選手手続きを済ませており 指定期日までにアジア冬季競技大会派遣前チェックを受けることが必須である (2) ペア アイスダンス国際的な競技力を考慮して選考する JOC へ候補選手手続きを済ませており 指定期日までにアジア冬季競技大会派遣前チェックを受けることが必須である 5. 四大陸選手権大会 全日本選手権大会終了時に 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考する 1 全日本選手権大会 10 位以内 2 全日本選手権大会終了時点での ISU ワールドスタンディング上位 6 名 3 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンワールドランキング上位 6 名 4 全日本選手権大会終了時点での ISU シーズンベストスコア上位 6 名 最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である ただし 過去に世界選手権大会 3 位以内に入賞した実績のある選手が けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合 不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し 四大陸選手権大会時の状態を見通しつつ 選考することがある 代表候補に選出されたが当該競技会出場のためのミニマムポイントを持っていない選手は ミニマムポイント獲得のために国際大会に派遣する 3
(2) ペア アイスダンス国際的な競技力を考慮して選考する 6. 第 28 回ユニバーシアード冬季競技大会 ( 男女シングル各 3 枠 ) 下記の条件を満たしたものを対象にユニバーシアード派遣選考会を行い 派遣選手を強化部で決定し フィギュア委員会へ推薦する (1) 選考対象選手 1 ユニバーシアードへの参加が可能で かつ参加意志を表明し 7 月末 JOCへ候補選手手続きを済ませており 指定期日にユニバーシアード派遣前チェックを受けることができる選手 2 今シーズン東西日本選手権およびISU 公認国際競技会において 下記の点数を獲得したことのある選手 男子総得点 185 点以上の選手 ( ジュニア競技会の場合は 182 点 ) 女子総得点 155 点以上の選手 ( ジュニア競技会の場合は 152 点 ) ジュニア競技会の総得点は コリオシークエンス分の得点を考慮してマイナス 3 点としている 上記条件を満たす選手が男女各 4 名を超えなかった場合 ブロック大会の点数その他の成績を考慮し選考会へ招集する場合がある (2) 選考方法 1 12 月に開催する選考会における演技及び今シーズンのそれまでの演技内容を加味した上で総合的に判断し 男女シングル正選手各 3 名と補欠選手を選考する 選考会に参加できない選手は原則対象とはならない 2 同時期に開催されるグランプリファイナル / ジュニアグランプリファイナルに選出された選手が出場を希望した場合 選考会を免除し 正選手として内定する 選考された選手は 全日本選手権大会の成績によりユニバーシアード大会を辞退して他の大会に出場することはできない 7. 世界シンクロナイズドスケーティング選手権大会 国際的な競技力を考慮して選考する 8. 国別対抗戦 2017 原則として ISU の定める選考方法 ( 世界選手権大会終了時のワールドスタンディング上位 2 名 ペア アイスダンス各 1 組 ) に従う 4
9. その他の国際競技会派遣 ノービス国際競技会については 全日本ノービス選手権大会の上位選手を選考対象とする 有望新人発掘合宿で選考する場合もある 国際競技会については 事前に調査した上で 強化方針に従って選考する なお別途選考会を開催する場合もある 以上 平成 28 年 6 月 21 日平成 28 年 7 月 29 日 初版第 6 項追記修正 5