情報連携用語彙データベースと連携するデータ設計 作成支援ツール群の試作及び試用並びに概念モデルの構築 ( 金沢区 ) 操作説明書 2014 年 9 月 30 日 実施企業 : 株式会社三菱総合研究所独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
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目次 1. ツール概要 2.RDFスキーマ取込 3. データ入力テンプレートの配置 4. データ入力テンプレートへの入力 5.RDFプロパティペインの再表示 6. 住所検索 7.RDF 形式データ出力 8. インストール 設定手順 9. その他 2
1. ツール概要 本ツールは Microsoft Excel をプラットフォームとし RDF スキーマに従ったデータの入力補助機能 RDF データの書き出し機能までをパッケージした Excel のアドインです (1) RDF スキーマ読込 (5)RDF 形式のデータ出力 RDF データ (2) データテンプレートの語彙情報のマッピング (4) 外部 Web サービスからの情報取得 ( 住所検索による緯度 経度取得 ) (3) 語彙情報に基づく入力補助 ( 入力値検証 選択肢提示 入力補助フォーム等 ) 3
2.RDF スキーマ読込 RDF スキーマを読込み 語彙情報を Excel に取込みます 2 1 < 機能 > No 機能機能概要 1 RDF( リボン ) ツールを使用するためのリボン 2 RDFスキーマ読込 任意のRDFスキーマを取込むことがで きます < 操作手順 > 1.Excel を起動します 2. RDF というタブ 1 が追加されているので押下します 3. 表示されたリボンから RDF スキーマ読込 2 を押下します 4. スキーマ選択のダイアログが表示されるので選択して 開く ボタンを押下します クラス選択 5. スキーマ内に複数のクラスが指定されている場合はどのクラスを主とするか選択できるダイアログが表示されます 6. ドロップダウンリストからクラスを選択して OK ボタンを押下します スキーマ選択 7. プロパティやクラス等の読込みでスキーマが特定できなかったものについては読込先を指定するダイアログが表示されます 4
2.RDF スキーマ読込 ( 続き ) < プロパティの場合 > 8. 各リソースに該当するスキーマを Web ローカルファイル カスタム URI の 3 種類のいずれかから選択できるダイアログが表示される ダイアログ説明 リソースタイプ :Property または Value Value はコンセプトファイルの様な値の集合体であるファイル Uri: 読み込まれた RDF スキーマから読み取れた Uri この Uri よりロード (Web 経由 ) の GO ボタン : 表示されている Uri からスキーマをロードする ローカルファイルよりロードの GO ボタン : ファイル選択によるローカルファイルからスキーマのロード カスタム URI の入力の GO ボタン : 手入力したカスタムの URI からスキーマをロード Cancel ボタン : 表示されているリソースのスキーマ読込みを中止 < プロパティ以外の場合 > 5
2.RDF スキーマ読込 ( 続き ) 9.RDF プロパティのペインが表示され ペイン内に読込まれたファイル名 プロパティのリストが表示されます 6
3. データ入力テンプレートの配置 1 2 5 3 4 6 < 機能 > No. 機能名機能概要 1 Schemaファイル名 RDFスキーマ読込で選択したファイルのファ イル名を表示 2 RDFプロパティ RDFスキーマ読込で選択したファイルのプロ パティリスト 3 マッピングボタン RDFプロパティで選択した項目を 元にデータ入力テンプレートとなる表をシートに配置するボタン ( 配置は固定位置 ) 4 選択クリアボタン 2の選択状態をクリアするボタン データ入力テンプレートのクリアではあり ません 5 主語入力エリア RDFデータ出力時に必要となる主語を任意 の文字列で設定することができます ただし 設定は必須です 6 設定ボタン 5の主語入力エリアの内容を確定します 当該ボタンは再押下可能です RDF プロパティの選択方法 選択方法 チェックをクリック Shift キーを押しながら項目を選択した後 チェックをクリック Ctrl キーを押しながら項目を選択した後 チェックをクリック Ctrl キー +A キーを押下 動作 プロパティを 1 つ選択することが可能 連続した複数のプロパティ選択が可能 連続していない複数のプロパティの選択も可能 全てのプロパティを選択することが可能 < 操作手順 > 1.2 の RDF プロパティからデータ入力用テンプレートとして展開したい項目のチェックボックスをクリックしてチェック ( 選択 ) します RDF プロパティの選択方法には複数の方法があります 詳しくは左図の RDF プロパティの選択方法 を参照してください 2. マッピングボタンをクリックします 3. シートにデータ入力テンプレートが展開されます 7
4. データ入力テンプレートへの入力 < 機能 > No. 機能名機能概要 1 1 データ入力テンプレート < 操作手順 > 1. 展開したテーブルに入力を行い RDF プロパティのマッピングから生成されたデータ入力用のテンプレートです Excel の表で作成されています 2.RDF スキーマから取得した語彙情報にて項目の型が管理されていますので 入力データにはそれに従った入力チェックが行われます 下記表のメッセージが出た場合 メッセージに沿った内容で入力データを修正してください 入力チェックで不正だったセルの背景色は黄色になります - イメージ図 - 入力チェックのエラーについて メッセージ 対応方法 [ 項目 ] は数値 ( 整数 ) で入力してください -126789~126789の範囲の整数を入力してください [ 項目 ] は-126789~126789の範囲で入力してください -126789~126789の範囲の整数を入力してください [ 項目 ] は数値 ( 小数点以下可 ) で入力してください 数値を入力してください [ 項目 ] は日付で入力してください yyyy/m/d 形式で入力してください [ 項目 ] は時間で入力してください hh:mm 形式で入力してください [ 項目 ] は URL の形式で入力してください URL の形式で入力してください 8
4. データ入力テンプレートへの入力 ( 続き ) - 日付選択画面 - 時間設定画面 3. 日付 時間型の型を持つ項目に対するテーブル内のセルをクリックすると入力補助フォームが表示されます 開かれている画面が日付選択画面の場合は 該当する日を選択することでその日付がセルに設定されます 時間設定画面の場合は 該当する時間と分を選択しセットボタンを押下することでその時間がセルに設定されます 4. データ入力テンプレートに新しい行を追加したい場合は 表として構成されている部分の直下の行へデータを入力することで追加が自動的に行われます また テーブルのセル上でマウスの右クリックで表示されるメニューより行の追加 削除 挿入を行うことも可能です この行を入力すれば表の行として追加される 列の追加 削除 挿入についてデータ入力テンプレートへの列の追加 削除 挿入は RDF プロパティのペインからマッピングで行われることはできますが それ以外 ( セルのシートで列毎 挿入や削除すること ) はできません 9
5.RDF プロパティペインの再表示 < 操作手順 > 1.RDF プロパティはペイン上にある ボタンで非表示にすることができます 2. 一旦非表示になった RDF プロパティはリボンのメニュー RDF プロパティ再表示 にて再度表示することが可能です 10
6. 住所検索 1 < 機能 > No. 機能名機能概要 1 住所検索 Google Map ペインを表示します 2 4 6 7 3 5 8 2 検索キー入力エリア Google Map ペインで検索するキーワードを入力するエリアです 入力されたキーワードに対して複数情報が HIT する場合にはダイアログボックスに検索候補を表示します 3 検索ボタン 2に入力された検索キーを元に 住所情報 の検索を行います < 操作手順 > 1. リボンから 住所検索 1 を押下します 2. 検索したいキーワードを 検索キー入力エリア 2 に入力します 3.2 のドロップダウンリストに検索候補が表示されるので適当な検索候補を選択します 4. 検索ボタンを押下します 5. 検索結果が経度 緯度 4 および住所 6 へ設定されます 6. セットボタンを押下すると 検索結果が表の選択行に設定されます 4 緯度 経度 3の検索ボタンの押下後 検索結果の位置 に対する経度と緯度が表示されるエリアで す 5 セットボタン 検索結果である経度 緯度 住所をデータ 入力テンプレートの選択されているセル行 に設定します 6 住所 3の検索ボタンの押下後 検索結果の位置 に対する住所が表示されるエリアです 7 拡大縮小ルーラー マップ8が選択されている状態で当該ルー ラーを動かすとマップが拡大縮小します 8 マップ検索結果をイメージ表示するマップです セットボタンでのセット場所について検索結果はセットボタンの押下で データ入力テンプレート内の選択されている行の 経度 緯度 住所 と識別できるセルに値が設定されます 11
7.RDF データ出力 1 2 < 機能 > No. 機能名機能概要 1 形式 RDFデータを出力するファイル形式を選択できます 選択できる形式は以下の通りです N-Triples Turtle N3 RDF/XML CSV 2 RDF データ出力 RDF データの出力を実行します 3 < 操作手順 > 1.RDF プロパティのペインにある主語 3 が設定されているか確認します 2. 形式 1 を選択します 3. RDF データ出力ボタン 2 を押下します 4. 保存先を指定するためのダイアログが表示されるので ファイル名を入力して 保存ボタンを押下するとファイルが保存されます 12
8. インストール 設定手順 ツールの初回インストール手順 < 操作手順 > 1. インストールフォルダにある setup.exe をダブルクリックします 2. インストーラーの確認メッセージが表示されるので インストール ボタンを押下します 3. 正常にインストールが完了すると 完了メッセージが表示されるので 閉じる ボタンを押下します 4.Excel を起動すると RDF のメニューが表示されます 13
8. インストール 設定手順 ( アンインストール手順 ) アンインストール手順 < 操作手順 > 1. コントロールパネルを開きます 2. コントロールパネルのメニューからプログラムのアンインストールを押下します 3. プログラムの一覧から Excel2RDF を選択し マウスの右ボタンをクリックして出るメニューから アンインストール を押下します 4. メッセージが表示されるので OK ボタンを押下します アンインストールが始まり 3 のプログラムの一覧から Excel2RDF が削除されればアンインストールの完了です 14
9. その他 制限事項 < データテンプレートの読込可能数 > 当該試作ツールにおいては一種類のデータテンプレート読込みのみ対応しています データテンプレート読込み後 プロパティマッピング データ入力を行った状態で 異なるデータテンプレートを再度読み込んだ場合 Excel がハングアップする データ出力ができないといった現象が発生します <Excel ブックの複数同時使用 > 当該試作ツールにおいては 一つの Excel ブック上での操作のみ対応しています 複数の Excel ブックに対して プロパティマッピング データ入力を行うと Excel がハングアップする データ出力ができないといった現象が発生します 動作環境について <OS> Microsoft Windos Vista/7/8/8.1 <Microsoft Excel> Excel 2007 以上 (Excel 2010 以上推奨 ) <.NET Framework> Microsoft.NET Framework4.5 15