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薬食審査発第 号

平成25年3月

ICH Q4B Annex12

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

SG-22 オースギ消風散エキスG 500g (01) (01) T / / 3/27 SG-22 オースギ消風散エキスG 294 包 (01)

選択した 薬剤から表示される処方内容 44 26: 漢方薬 35~40Kg ツムラ柴朴湯エキス顆粒 ( 医療用 ) g 1: 内服 1:1 日 3 回毎食後に : 漢方薬 40Kg~ ツムラ柴朴湯エキス顆粒 ( 医療用 ) g 1: 内服 1:1 日 3

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

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法第 14 条第 10 項の規定に基づく承認事項の軽微変更に係る届出 ( 以下 軽微変更届出 という ) を行わせること その際 軽微変更届出書の 備考 欄に 平成 29 年 12 月 1 日薬生薬審発 1201 第 3 号 第十七改正日本薬局方第一追補の制定に伴う医薬品製造販売承認申請等の取扱いに

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

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管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

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Regulations for Manufacturing Control and Quality Control of Ethical Extract Products in Kampo Medicine (Oriental Medicine) Formulations

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別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

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スライド 1

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

通知(一括更新手続き)

法改正の目的 1 Ⅰ 医療機器等の特性を踏まえた規制の構築 1. 医療機器等の製造販売業及び製造業の章の新設 2. 体外診断用医薬品の製造販売業の新設 3. 医療機器等の製造業の登録制への移行 4. プログラムの位置付けの明確化 5. QMS 調査の見直し 6. 認証制度に関する見直し 7. 医療機

平成14年8月  日

薬食発第 号平成 21 年 3 月 4 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 バイオ後続品の承認申請について 医薬品の製造販売の承認申請の取扱いについては 平成 17 年 3 月 31 日付け薬食発第 号医薬食品局長通知 医薬品の承認申請について ( 以下 局

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

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3 薬局サービス等 (1) 健康サポート薬局である旨の表示 健康サポート薬局 である旨を表示している場合 健康サポート薬局 とは かかりつけ薬剤師 薬局としての基本的な機能に加えて積極的な健康サポート機能 ( 地域住民による主体的な健康の維持 増進を支援する機能 ) をする薬局をいいます (2) 相

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

はじめて医療機器を製造販売または製造される方へ

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目次 鑑別シート は 確認票 の 39 処方の使い分けのために作成されたものです 漢方薬は ここで取り上げた症状や効能 効果以外にも使用できます 胃のトラブル P4-5 腸のトラブル P6-7 頭痛 P8-9 カゼ ( 症状別 ) P10-11 カゼ ( 経過別 ) P12-13 尿のトラブル P1

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

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医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

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(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

事務連絡 平成 28 年 3 月 29 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品等の製造業許可 外国製造業者認定等に関する質疑応答集 (Q&A) について 今般 標記 Q&A を別添のとおりとり

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

薬食審査発 0318 第 1 号薬食監麻発 0318 第 6 号平成 22 年 3 月 18 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局監視指導 麻薬対策課長 改正法施行に伴う経過措置等終了にあたっての対応について 薬事法及び採血及び供血あつせ

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

④登録要領(医療分野)

2019 年 8 月 1 日 お取引先各位 松浦薬業株式会社 弊社製造医薬品の自主回収と出荷自粛期間延長のお詫びとお知らせ 平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます この度 弊社が製造販売しておりました医薬品につきまして 製造方法につき疑義があったため 製品の出荷を自粛させていただいた上で 8

区分医品コード成分名規格品名メーカー名 内用 D1034 柴胡桂枝乾姜湯 1g ツムラ柴胡桂枝乾姜湯顆粒 ( 医 ツムラ ) 内用 D1042 柴胡桂枝乾姜湯 1g テイコク柴胡桂枝乾姜湯顆粒 帝國漢方製 内用 D1069 柴胡桂枝乾

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【資料1-2】脳神経外科手術用ナビゲーションユニット基準案あ

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( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

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GVP省令

剤 を新規収載するとともに 吸入粉末剤 吸入エアゾ ール剤 9.1. 坐剤 腟用坐剤 及び 外用液剤 の改 正を行った 3 一般試験法について見直しを行い 以下のとおりとしたこと (1) レーザー回折 散乱法による粒子径測定法 吸入剤の送達量均一性

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当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

前項に規定する事項のうち当該被験薬の治験薬概要書から予測できないもの に改め 同項を同条第三項とし 同条第一項の次に次の一項を加える 2治験依頼者は 被験薬について法第八十条の二第六項に規定する事項を知ったときは その発現症例一覧等を当該被験薬ごとに 当該被験薬について初めて治験の計画を届け出た日等

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年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

別紙 1 販売名 医療機器保険適用希望書 ( 決定区分 A1( 包括 )) 整理番号 : 空欄で提出 薬事法承認又は認証された販売名を記載 製品名 製品コード 製品名 製品コード JAN コードの場合必ず 13 桁 薬事法承認書又は認証書上 薬事法承認書又は認証書上記載 記載された類別を記載 された

( 別紙 1) 一般用医薬品のリスク区分の変更手順について 平成 21 年 5 月 8 日医薬品等安全対策部会 1. 平成 21 年 6 月から薬事法に基づく 一般用医薬品の販売におけるリスク区分が実施されることとなっている また 医薬品等安全対策部会は 薬事法第 36 条の 3 第 3 項の規定に

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00 事務連絡案

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障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

( 別紙 ) 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方について ( 平成 26 年 6 月 20 日付け薬食審査発 0620 第 6 号厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知 ) 新旧対照表 ( 別添 ) 改正後 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方 1. 承認申請時に電子データ提出を

じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

Taro-再製造単回使用医療機器基準

Transcription:

漢方製剤承認基準について 奈良県医療政策部薬務課 1

本日の内容 一般用漢方製剤については 一般用漢方製剤承認基準 ( 平成 24 年 8 月 30 日薬審査発 0830 第 1 号厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知 ) により取り扱われてきたところですが 今般 一部の一般用漢方製剤の製造販売の承認の権限が都道府県知事に委任されることに伴い 一般用漢方製剤製造販売承認基準 として取り扱われることになりました このことについて ご説明します なお 規格及び試験方法については 薬事研究センター より説明します 2

告示 関連する通知 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令第 80 条第 2 項第 5 号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬品の種類等の一部を改正する件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 91 号 ) 一般用漢方製剤製造販売承認基準について ( 平成 29 年 3 月 28 日薬生発 0328 第 1 号厚生労働省医薬 生活衛生局長通知 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令第 80 条第 2 項第 5 号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬品の種類等の一部を改正する件について ( 平成 29 年 3 月 28 日薬生発 0328 第 4 号厚生労働省医薬 生活衛生局長通知 ) 3

告示 関連する通知 承認基準の定められた一般用医薬品の申請書の記載および添付資料の取扱い等について の一部改正につ いて ( 平成 28 年 3 月 31 日薬生薬審発 0331 第 19 号厚生労働省医薬 生活衛生局医薬品審査管理課長通知 ) 都道府県知事が承認する漢方製剤の製造販売承認事務の取扱いについて ( 平成 28 年 3 月 31 日薬生薬審発 0331 第 21 号厚生労働省医薬 生活衛生局医薬品審査管理課長通知 ) 4

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令第 80 条第 2 項第 5 号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬品の種類等の一部を改正する件について 5

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令第 80 条第 2 項第 5 号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬品の種類等の一部を改正する件について 告示の改正の趣旨及び主な内容 製造販売の承認の権限が都道府県知事に委任される医薬品として 新たに漢方製剤が指定され その有効成分の種類 配合割合及び 分量並びに効能及び効果の範囲が定められたこと 漢方製剤漢方処方に基づき製造された内服用薬剤であつて カプセル剤 顆粒剤 散剤又は錠剤の剤形のもの ( 医師が患者に施用し 又は処方することを目的とするもの及び徐放性製剤を除く ) をいう 6

7

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令第 80 条第 2 項第 5 号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬品の種類等の一部を改正する件について 告示の改正の趣旨及び主な内容 有効成分の種類 ( 告示の別表第 19) 黄連解毒湯エキス 乙字湯エキス 葛根湯エキス 葛根湯加川芎辛夷 エキス 加味逍遙散エキス桂枝茯苓丸エキス牛車腎気丸エキス柴胡桂枝湯エキス 柴朴湯エキス柴苓湯エキス芍薬甘草湯エキス十全大補湯エキス 小柴胡湯エキス小青竜湯エキス真武湯エキス大黄甘草湯エキス 無コウイ大建中湯エキス及びコウイ 大柴胡湯エキス釣藤散エキス当帰芍薬散エキス 麦門冬湯エキス八味地黄丸エキス半夏厚朴湯エキス半夏瀉心湯エキス 補中益気湯エキス麻黄湯エキス六君子湯エキス苓桂朮甘湯エキス 28 種 8

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令第 80 条第 2 項第 5 号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬品の種類等の一部を改正する件について 委任品目の審査の基本的な考え方 今回の改正により 都道府県知事に権限が委任された漢方製剤の 製造販売承認及び製造販売承認事項一部変更承認にかかる審査 は 改正告示 日本薬局方及び平成 29 年 3 月 28 日薬生発 0328 第 1 号厚生労働省医薬 生活衛生局長通知 一般用漢方製剤製造販売 承認基準について の別紙 一般用漢方製剤製造販売承認基準 に よるほか 本通知及び別途発せられる通知に定めるところにより行う こと 9

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令第 80 条第 2 項第 5 号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬品の種類等の一部を改正する件について 留意事項 (1) 漢方処方に基づき製造される内服用薬剤であっても 改正告示 で定める事項に適合しないものの製造販売承認は 従前どおり厚生 労働大臣により行われるものであること (2) 次に掲げるいずれかに該当する漢方処方に基づき製造される 内服用薬剤について承認を与えようとするときは あらかじめ医薬 生活衛生局長に協議すること ア特殊な製剤 イ特殊な用法及び用量のもの ウ医薬品 ( 漢方製剤と同一投与経路のものに限る ) への使用前例 のない添加物を含有するもの 10

都道府県知事が承認する漢方製 剤の製造販売承認事務の取扱い について 11

申請書の記載および添付資料について 承認基準の定められた一般用医薬品の申請書の記載及び添付 資料の取扱い等について の一部改正について ( 平成 29 年 3 月 31 日薬生薬審発 0331 第 19 号厚生労働省医薬 生活衛生局医薬品審 査管理課長通知 ) の別添により取り扱うこと 〇医薬品に係る申請書の記載要領 第 1 2 成分及び分量又は本質欄 (6) その他 エ告示漢方製剤において コウイ又はブシを含有する場合は その加工法の番号を記載すること なお FD 申請の場合には テキスト欄に記載すること ( 例 ) ブシ末は日本薬局方ブシ末 1 である 12

申請書の記載および添付資料について ( 例 ) ブシ末は日本薬局方ブシ末 1 である 第十七改正日本薬局方抜粋 13

第十七改正日本薬局方抜粋 14

漢方製剤の承認審査にあたっての留意点について 承認審査にあたっては 提出された申請書が正しく記載されている か否かを確認し 各欄相互の矛盾の有無について検討するほか 次の点に留意すること 15

販売名 次のような販売名は不適当であること (1) 虚偽又は誇大な名称 (2) 異なる漢方処方と誤解されるような販売名 (3) 特定の効能及び効果のみを強調した名称 (4) 適応症 その他効能をそのまま表すような名称又は分類的名称 (5) 医薬品の名称として品位に欠ける名称 (6) 剤形と異なる名称 (7) 日本薬局方 ( 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の 確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 41 条第 1 項の規定により定めるものをいう 以下同じ ) 収載医薬品 の名称とまぎらわしい名称 16

成分及び分量又は本質 (1) 告示の別表第 19 に掲げられたものであること (2) 告示の別表第 19 に掲げられた有効成分は 日本薬局方医薬品 各条の当該有効成分の製法欄に記載された方法で製するものとする こと 17

成分及び分量又は本質 (3) 日本薬局方医薬品各条の製法欄に複数の処方が規定されてい る場合は そのうちの一つを選択するものであること 処方番号を備考欄に記載 例日本薬局方芍薬甘草湯エキスの医薬品各条製法欄の規定 1) 2) シャクヤク 6g 5g カンゾウ 6g 5g 処方 1) 又は処方 2) のいずれか一方を選択する 18

成分及び分量又は本質 (4) 告示の別表第 19 に掲げる有効成分 ( コウイを除く ) に含まれる 各構成生薬の 1 日最大分量は 漢方処方ごとに日本薬局方医薬品 各条の製法欄に規定される量 ( コウイの場合は 20g とする )( 以下 満量 という ) とし 満量に 1/2 以上 1 以下を乗じた量とする ま た 満量に 1/2 以上 1 以下を乗じる場合は 全ての構成生薬 ( コウ イを含む ) に同一の数値を乗じること ( 構成生薬ごとに異なる数 値を乗じることはことは認められない ) 19

成分及び分量又は本質 例ア桂枝茯苓丸エキス製剤 ケイヒブクリョウボタンピトウニンシャクヤク 満量処方 3/4 処方 1/2 処方 1) 2) 1) 2) 1) 2) 4g 3g 3g 2.25g 2g 1.5g 4g 3g 3g 2.25g 2g 1.5g 4g 3g 3g 2.25g 2g 1.5g 4g 3g 3g 2.25g 2g 1.5g 4g 3g 3g 2.25g 2g 1.5g 20

成分及び分量又は本質 (5) 満量処方ではない場合 第十五改正日本薬局方の制定に伴 う医薬品等の承認申請等に関する質疑応答集 (Q&A) について ( 平成 19 年 2 月 14 日厚生労働省医薬食品局審査管理課事務連絡 ) の A3 のとおり 成分及び分量又は本質のテキスト欄に有効成分名 の後に ( ) 書きで乗じた係数を記載すること 例桂枝茯苓丸エキスの 1/2 処方の場合 別紙規格 テキスト欄 桂枝茯苓丸エキス 桂枝茯苓丸エキスは桂枝茯苓丸エキス (1/2 量 ) である 別紙規格名桂枝茯苓丸エキス (1/2 量 ) 21

成分及び分量又は本質 (6) 有効成分以外の成分については 製剤の投与量において安全 で かつ その製剤の有効性を阻害し 又は試験に支障をきたすこ とのないものであること (7) 剤形等も考慮の上 劇薬等に該当しないことに留意すること (8) 有効成分 ( 以下 漢方処方エキス という ) の製法は 日本薬 局方医薬品各条の製法欄に規定された方法に基づき 詳細に記載 すること 特殊な製法で漢方処方エキスを製する場合には 当局と協議す ること 22

製造方法 (1) 告示の漢方製剤の項中 錠剤 には 口腔内崩壊錠 チュアブ ル錠 発泡錠 分散錠 溶解錠は含まれないこと また 同項中 顆 粒剤 には 発泡顆粒剤は含まれないこと (2) 大建中湯においては 日本薬局方医薬品各条無コウイ大建中 湯エキスの製法により乾燥エキスを製造した後 日本薬局方コウイ 及び賦形剤等の添加物等を加えて製すること 23

用法及び用量 (1) 1 日 3 回 食前又は食間に水又は白湯で服用 とすること (2) 1 日 2 回 食前又は食間に水又は白湯で服用 として申請され 承認前例 出典又は有効性及び安全性についての明確な資料が 提出された場合は 当局と協議すること なお 溶かして服用す る 用法のものは 厚生労働大臣が承認する品目であること (3) 硬カプセル剤及び直径 6mm を超える軟カプセル剤及び錠剤に ついては 5 歳未満の者を対象とする用法は認められない (4) 直径 6mm 以下の軟カプセル剤及び錠剤については 3 歳未満 の者を対象とする用法は認められない (5) 生後 3 か月未満の用法は認めないこと 24

用法及び用量 (6) 錠剤の分割投与は 割線のある素錠の場合 1/2 に限り認め てよいこと (7) 分包剤は 1 回 1 包を原則とすること 小児等の分割投与は 1/ 4 まで認めてよい 25

用法及び用量 (8) 小児の用量は 次のとおりとする 大人の用量を 1 とするとき 15 歳未満 7 歳以上 2/3 7 歳未満 4 歳以上 1/2 4 歳未満 2 歳以上 1/3 2 歳未満 1/4 以下 ( 分包剤の場合は 1/4) ただし 満量未満の処方で 剤形や 1 回服用個数により該当する年齢区分別の係数を乗じた量が適用できない場合は 該当する年齢区分の満量処方の場合の年齢区分別の係数を乗じた量の範囲内で認めてよいこと また 他に小児の用量の設定について疑義が生じた場合には 承認前例を確認するとともに当局と協議すること なお 上記以外の小児の用量で申請する品目は 厚生労働大臣が承認する品目であること 26

効能又は効果 (1) 効能又は効果は 一般用漢方製剤製造販売承認基準につい て ( 平成 29 年 3 月 28 日薬生発 0328 第 1 号厚生労働省医薬 生活衛 生局長通知 ) 別添 一般用漢方製剤製造販売承認基準 ( 以下 漢 方製剤承認基準 という ) に定められたとおりに記載すること (2) 漢方製剤承認基準の各漢方処方の備考欄に定められた < 効 能 効果に関する注意 > は 承認申請書の効能又は効果欄には記載 せず 法第 52 条に規定される添付文書等に効能又は効果に関する 注意として記載するものとする 27

漢方製剤承認基準抜粋 添付文書等に記載 28

備考欄 次の事項を記載すること (1) 一般用 漢方製剤製造販売承認基準による (2) 漢方処方エキスの日本薬局方医薬品各条におけるエキスの製 法の処方番号 例日本薬局方桂枝茯苓丸エキス処方 2) 1) 2) ケイヒ 4 g 3 g ブクリョウ 4 g 3 g ボタンピ 4 g 3 g トウニン 4 g 3 g シャクヤク 4 g 3 g 29

その他 (1) 今回の改正により 厚生労働大臣承認から都道府県知事承認 に権限が委任された医薬品のうち 平成 29 年 3 月 31 日以前に厚生労 働大臣宛てに申請し 承認を受けている品目について 平成 29 年 4 月 1 日以降 承認事項一部変更承認申請又は軽微変更届の提出の 手続を行う場合は 製造販売業者の許可権者である都道府県知事 に申請又は届出を行うこと (2) 通知等の取扱いについて既存の通知等については 漢方製剤 承認基準を引用等している場合には 別途の通知等が発出されな い限り 必要な読み替えを行った上で 引き続き適用されるものであ ること 30

ご清聴ありがとうございました 31