Ⅰ. 前回 (12 月 1 日開催第 43 回 ) の意見等の集約について [ ごみ減量を進めるにあたってのテーマの設定 ] 減量施策全体をまとめる大阪らしいテーマが必要である 次世代に引き継げるようなもの( 美しい環境など?) をごみ減量施策の目標とすべきである [ 施策の実施単位 ] 施策の 実

Similar documents
24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

12年~16年

目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

岸和田市分別収集計画

< 目次 > Ⅰ さらなるごみの減量 資源化に向けた新たな施策の進め方 1 1 先行して実施する施策 1 2 引き続き検討していく施策 2 Ⅱ 先行して実施する施策の実施内容 3 1 ごみの減量 分別に関する広報 啓発の強化 3 2 ごみ収集回数の削減 5 Ⅲ 引き続き検討していく施策の検討項目 8

<4D F736F F F696E74202D B4917C E7396AF90E096BE89EF816A8DC58F492E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

(1) 住民は有料化をどう考えているか 循環型社会の形成に関する世論調査 ( 内閣府平成 13 年 ) ごみ問題にどの程度関心があるか 非常に関心がある (32) ある程度関心がある (58) あまり関心がない (8) まったく関心がない わからない (2) ごみの有料化 に対してどのように思うか

Microsoft PowerPoint - H27清掃部(市民説明会第2段)1114.pptx

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

【資料2】答申概要(案)

答申

朝日町分別収集計画

ごみ焼却施設の用地設定

<4D F736F F D204E4F AEE967B95FB906A8C8892E820955C8E FC92E894C5816A2E646F63>

川口市環境基本計画 .indb

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

<593A5C926391CC81408AD68C575C8CB897CA90528B6389EF5C91E6388E9F5C91E63689F15F90528B6389EF E31312E31385C8E9197BF345F91E63689F12E646F63>


福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

Microsoft Word - ①表紙


1. 実施事業ごとにみた検証 検討 再構築にあたっては ごみ処理基本計画 ( 中間見直し ) に記載される実施事業ごとに実効性等を踏まえ (1) スケジュールの修正を要する実施事業 (2) 達成状況により目標値を改める実施事業 (3) 新たに取り組む実施事業 の 3 つに分け検証等を行いました (1

<8E9197BF325F91E63689F12D32>

<88EA94CA94708AFC95A82882B282DD298F88979D8AEE967B8C7689E62E786477>

北九州市集団資源回収団体奨励金交付要綱

2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭

目 次 頁 1 ごみ減量のための ちばルール の改正の背景及び意義 2 2 循環型社会形成推進基本法での 発生抑制 の位置付け 3 3 一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画での 発生抑制 の位置付け 3 4 第 1 ステップ 5 つの施策事業実績 4 5 ごみ減量のための ちばルール 6 (1)


Ⅰ 家庭ごみ有料化の目的                                                         

回答用 この用紙に回答をご記入願います 質問 1-(1 1-(2 1-(3 1-(4 1-(5 2-(1 20 歳未満 20 男性 回答欄 女性 歳以上 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人それ以上 戸建て住宅共同住宅店舗兼住宅その他 一中地区二中地区三中地区四

目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみの有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用の負担の公平化 3 3 ご

新座市分別収集計画

さらなるごみの減量 資源化に向けた 新たな施策について 答申 平成 28 年 1 月 市川市廃棄物減量等推進審議会

普段のごみ出しについて (2) ごみと資源の分別について 1 分別の取り組み状況 Q2 ごみと資源 ( 缶 びん ペットボトル プラスチック製容器包装 小型金属 ) を分別していますか 美原区は古紙類 ( 新聞 雑誌 ダンボール 紙パック ) を含む 分別の取り組み状況 分別していないほとんど 0.

資料 4 平成 26 年報告書に提言された取組のうち 回収率目標達成アクションプラン以外の取組状況について 平成 29 年 12 月 4 日 経 済 産 業 省 環 境 省

1 大内


札幌市一般廃棄物処理基本計画年次報告書

-- ごみの減量やリサイクルに関して あなたのご家庭で積極的に取り組んでいることは何ですか ( 複数回答 ) マイバックの利用 過剰な包装を断る 使い捨て商品は買わない 食べ残しを減らす 生ごみの水切り 生ごみ処理容器 ( コンポスト ) や電動式生ごみ処理機の活用 雑がみの分別 リサイクルショップ

<4D F736F F D208E9197BF342D315F93DE97C78CA794708AFC95A88F88979D8C7689E65F89FC92E C456312E332E646F6378>

目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

問 7. 問 6で 1. 委託している とお答えの方にお尋ねします 契約の形態は次のうちどれにあたりますか 1. 従量制 ( 排出する量に応じて金額が変動 ) 2. 定額制 ( 月額または年額固定制など ) 3. その他 ( 具体的に ) 問 8. 問 6で 2. 委託していない とお答えの方にお尋


<4D F736F F D2091E6388AFA8DB2948C8E7395AA95CA8EFB8F578C7689E C481458AAE90AC816A>

00表紙.pdf

1 平川

平成26年度に向けた事務局案

政策提言書(環境厚生)

常磐町内会説明会 会議要旨

ごみ減量化 資源化に関する 市民アンケート結果 ( 項目別分析 ) 平成 27 年 (2015 年 )12 月 資源循環部

ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん

目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみ有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用負担の公平化 3 3 ごみ有

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2

目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

< 目次 > 飯山市の今後のごみ減量施策のあり方について答申 1 諮問書 ( 写し ) 6 答申資料編 7


<4D F736F F F696E74202D2082B282DD8F88979D8E7B90DD90AE94F58AEE967B8D5C917A81698A C5816A202D E >

提案仕様書

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 令和元年 5 月 30 日 松山市長殿 提出者 住所 広島市中区中町 8 番 6 号 氏名 株式会社フジタ 広島支店 執行役員支店長安東則好 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

Microsoft PowerPoint - H  大阪市.ppt

平成 24 年 (2012 年 )7 月 12 日 市ではどのようなライフスタイルとごみ減量が関連するかを定量的に調査することを目的に 家庭から出るごみの計量に参加いただける方を募集します 豊中市環境部環境センター減量推進課

第 4 回審議会 資料 4 H ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にあ


<4D F736F F D E9197BF32817A C96DA955782CC90DD92E852342E646F6378>

第 1 廃棄物減量等推進員グループワーク実施概要 目的 日時 場所... 1 第 2 グループワーク グループワークの方法 グループワーク検討結果... 3 (1) 広報部会... 3 (2) 生ごみ減量部会... 5 (3) 集団資源

平成 24 年 3 月には市営善光寺団地敷地内に資源物 24 時間ステーションを開設 同年 11 月にはぶどう剪定枝と落葉の特別収集を実施 平成 25 年 3 月に荒川自治会地内に資源物 24 時間ステーションを開設 同年 5 月にしんぶんコンポスト等の無料配布を開始 同年 6 月にミックスペーパー

第6章 その他ごみ処理に関し必要な事項

はじめに.indd

Microsoft Word - 高槻市ごみ減量化推進計画

1 一般廃棄物の減量対策 近年 地球規模の保全や資源の有効利用の観点から ごみの発生量自体を抑制し また再利用を進めていくなど ごみの減量化やリサイクルの取り組みが極めて重要な課題となっている 本市においても ごみの減量化やリサイクルの推進にむけた各種の取り組みを行っている 大阪市廃棄物減量等推進審

二フリーマーケットなどの推進家庭などにある不用品を再使用する意識を高めるため 市民参加によるフリーマーケット ( 不用品交換会 ) など 自主的なリサイクル活動の推進に努めます ホ表彰制度の創設 3Rに積極的に取り組んでいる家庭 地域 団体 事業所などを表彰し あわせてその内容を広く周知し 活動を支

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

Microsoft PowerPoint 崎田委員

家庭ごみ有料化市民懇談会での質問及び回答

PowerPoint プレゼンテーション

環境アセスメントの実施について

1 目的 ~ なぜ レジ袋削減 なのか ~ 地球温暖化の防止と循環型社会の構築のためには 省エネ 省資源やごみの減量などの取組が不可欠であり 行政はもちろん 事業者や市民の日常生活での取組みが重要である そこで 市民が普段の買い物で身近に取組むことができる レジ袋の削減 を 社会実験 として全市的に

目 次 1 はじめに P 1 2 審議の経過 P 2 3 事業系ごみの現状と課題 P 2 (1) 事業系ごみの現状 P 2 1 事業系ごみにかかる大阪市の特徴 P 2 2 ごみ処理量の推移 P 2 3 家庭系ごみ 事業系ごみの収集状況 P 3 4 事業系ごみの排出実態 P 3 5 許可業者が収集する

<4D F736F F F696E74202D E2E8EFB8F5789F CC8DED8CB882C682B282DD82CC8CB897CA814595AA95CA82C982C282A282C C4816A2E >

5.hyoujikeiryo.xdw

001p_......

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

Ⅱ ごみに関する情報提供について 問 6 あなたは下記のごみに関する事項についてどの程度関心がありますか ごみに関する事項 関心の程度 非常に関心がある ある程度関心がある あまり関心がない 全く関心がない 1 ごみの減量化について ごみの再資源化について ご

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

るための説明会を開催 併せて指定ごみ袋の製造及び販売ルートの整備を順次行い 平成 24 年 1 月 1 日から販売開始 同 4 月 1 日までを移行期間とした 猶予期間についても 地域性を考慮し 指定ごみ袋制が導入されていなかった旧近江八幡市域については新たに指定ごみ袋を購入してもらわなければならな

ごみの分別50.indd

スライド 0

都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

次 1 はじめに 1 (1) 家庭系可燃ごみ排出量の推移と見込 1 (2) 家庭系可燃ごみ有料指定袋制の収益の見込み 3 2 収益を活用したごみ減量及び再資源化に資する環境施策 4 (1) 重点に取り組む分野 4 (2) 実施すべき具体の事業の検討 4 (3) 収益を活用して実施すべき具体の事業 6

産業廃棄物の処理に係る管理体制に関する事項 ( 管理体制図 ) ゼロエミッション推進体制 ( 第 2 面 ) 滋賀水口工場長 定期会議事務局会議 1 回 /W 担当者会議 1 回 /M 推進報告会 1 回 /2M 推進責任者 : 工務安全環境部長 実行責任者 : 安全環境課長 事務局 中間膜製造部機

修正用gomiguidebook.pdf

家庭ごみ ( もえるごみ 粗大ごみ ) の有料化について ( 基本的な考え方 ) はじめに物の豊かさや人々の生活レベルが向上するにつれ ごみの種類や質も非常に多様化し ごみ量の増加や分別の徹底などにより ごみ処理費用に要する経費は年々増加しております また 地球温暖化や資源の枯渇などの問題と相まって

平成 18 年 11 月 6 日 龍ケ崎市長串田武久殿 龍ケ崎市廃棄物減量等推進審議会 会長古井恒 家庭系ごみ有料化に係る基本方針について ( 答申 ) 平成 18 年 2 月 16 日付け龍環第 99 号で諮問のあった龍ケ崎市の家庭系ごみ有料化に 係る基本方針である 循環型社会の形成に向けて 家庭

News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

第1 機構・組織・人員及び予算

Transcription:

第 44 回大阪市廃棄物減量等推進審議会資料 当面実施すべき施策について Ⅰ. 前回意見等の集約について 1 Ⅱ. 対応策 ( 案 ) の内容等について 3 Ⅲ. 当面の減量目標 ( 案 ) の提示について 13

Ⅰ. 前回 (12 月 1 日開催第 43 回 ) の意見等の集約について [ ごみ減量を進めるにあたってのテーマの設定 ] 減量施策全体をまとめる大阪らしいテーマが必要である 次世代に引き継げるようなもの( 美しい環境など?) をごみ減量施策の目標とすべきである [ 施策の実施単位 ] 施策の 実施単位 ( 例 : 町会 小学校区など ) は 小さいほうが市民にとって身近になって 取り組みもしやすい 実施単位 にあわせて施策展開した方が効果が上がるのではないか [ 事業系ごみの減量 ] 指導 だけでなくより踏み込んだ対応策を明示することでアナウンス効果も得られ 違法行為の予防につながるのではないか 中小のビルオーナーやビル管理者に対する分別排出の指導を徹底すべきである [ 個々の施策について ] ごみゼロリーダーの活性化が全般的に必要である ごみゼロリーダーが独自に活動できるようにするための工夫が必要だ ベビー服等の提供について 展示提供の機会を増やす方策についても検討し 市民の利便性の向上に努められたい 拠点回収の実施に当たっては コストや収集段階での温室効果ガスの発生 事業系ごみの混入等に注意してほしい 生ごみ処理機については 電気の消費や臭気など問題が多く 施策の効果もあまり期待できない まだ食べられるものを捨てない など 発生抑制の観点からの普及啓発の徹底が必要だ 1

[ 中 長期的な課題について ] 容器包装以外のプラスチックのリサイクルなどの問題について総合的に検討すべきである ( 例 : 名古屋市の構造改革特区に向けた検討 ) 大阪市の特徴を生かした 資源の域内循環 に取組むべきだ 減量 リサイクルも大切だが やむを得ず燃やす場合には 熱回収を効率的に行うべきである [ その他 ] 今後は LCA の観点もいれて 施策の有効性等について検討すべきではないか 電力消費の削減による効果 (= 温室効果ガスの削減効果 ) を計算する際には 適正な係数 を使って見るべきではないか 2

Ⅱ. 対応策 ( 案 ) の内容等について 1-(1) 事業名分別排出の指導徹底 分別排出のさらなる徹底を図るため 市内各地域において ごみの分別に関する説明会 勉強会 を開催し 分別に対する市民意識の向上に取組む また 分別が正しく行なわれていないごみについては 収集しないことにより 注意喚起を促すなど 分別排出ルールの徹底に向けた方策を講じる 事業の実施効果分別排出率の向上や近年のごみ減量傾向から推計 普通ごみの減量 ( 資源ごみ 容器包装プラスチック ) 約 6 万トン 費用 ( 想定経費 ) 対効果 費用 体制確保が必要( 啓発指導要員 ) 効果 ごみ処理費用の減 他都市状況 名古屋市 ( 分別ルールが守られていないごみの取り残しや チラシ配布 個別指導等 ) 参考 ( 関連する既存施策 ) 分別収集の実施 ( 資源ごみ : 平成 6 年 10 月から 容器包装プラスチック : 平成 17 年 4 月から ) 中身の見えるごみ袋による排出指定 ( 平成 20 年 1 月から ) 3

1-(2) 事業名ごみゼロリーダーとの連携強化 環境事業センターとの連携 協力のもと 市内約 4,000 人のごみゼロリーダー ( 大阪市廃棄物減量等推進員 ) が中心となり 新しく作成予定の ごみの分別方法等に関する啓発 DVD ビデオ を活用して 地域 ( 町会の班単位など ) における自主勉強会をきめ細かく開催する 事業の実施効果普通ごみの減量 (1-(1) の内数 ) 費用 ( 想定経費 ) 対効果 費用 啓発にかかる備品 消耗品の購入 効果 ごみ処理費用の減 他都市状況 横浜市 環境事業推進員 制度 ( 主な取組み ) ごみ集積場所における普及啓発資源集団回収活動等ごみ減量 リサイクル活動の推進啓発資料の配布と周知など 参考 ( 関連する既存施策 ) ごみ減量アクションプランの策定( 平成 14 年 12 月 ) 大阪市廃棄物減量等推進員 ごみゼロリーダー 制度の創設( 平成 15 年 10 月 ) ごみのマナー ABC( 改訂版 ) の作成 全戸配布 ( 平成 20 年 10 月 ) 4

1-(3) 事業名紙パック 乾電池などの拠点回収場所の拡大及び情報提供 資源物等の拠点回収について 現在実施している環境事業センターや区役所などに加えて 市民の利用度が高い本市公共施設やスーパーマーケットなどの民間施設に新たに回収ボックスを設置し 市民の利便性の向上を図る これら拠点回収場所や 紙パック トレイ等の回収を自主的に行っている店舗等を記載した リサイクルマップ を作成 配布し 市民がリサイクルしやすい環境を整備する 事業の実施効果拠点回収場所の拡大 (20 349ヶ所 ) 拠点回収量の増加 (19 395.4トン ) 紙パック (19 354.2トン ) 蛍光灯管 (19 14.2トン ) 乾電池 (19 27.0トン ) 普通ごみの減量 (1-(1) の内数 ) 費用 ( 想定経費 ) 対効果 費用 乾電池 蛍光灯管処理経費保管容器購入 リサイクルマップ制作費 ( 別途 体制確保が必要 ) 効果 ごみ処理費用の減 他都市状況京都市 ( 行政施設 商業施設等に回収拠点を設置 ) 乾電池 (81ヶ所) 紙パック(291ヶ所) てんぷら油(1,015ヶ所) リターナブルびん(45ヶ所) 蛍光管(194ケ所) ( 平成 19 年 4 月末現在 ) 5

1-(4) 事業名 申告制によるベビー服等の回収 現在 環境事業センターや区役所で拠点回収し 月に 1 度 展示提供しているベビー服 子供服 マタニティウェアについて 申告制による戸別回収を実施し これらの再使用を促進する 事業の実施効果 ベビー服等の再使用の促進 普及啓発 19 88,719 着 普通ごみの減量 (1-(1) の内数 ) 費用 ( 想定経費 ) 対効果 費用 回収ボックス等の備品購入 ( 別途 体制確保が必要 ) 効果 ごみ処理費用の減 他都市状況 神戸市啓発施設 リサイクル工房 (4 ヶ所 ) でのベビー服等の回収 提供 [ 対象品目 ] 育児 子ども用品 ( ベビー服 幼児服 マタニティウェア等 ) 6

2-(1) 事業名資源集団回収活動の活性化 資源集団回収団体に対する奨励金の引き上げを行い 回収量の増加を図る 現行 1.5 円 / kg 他都市状況をもとに 奨励金の引上げを検討 一般住宅地域 ( 集合住宅以外 ) における一戸建て住宅が多い地域における新たな集団回収方式として 資源集団回収団体が地域住民に対して回収日時を周知し 住民は その日時に各家庭の前に古紙を出し その古紙を再生資源業者が直接回収する というシステムを検討することにより 集積場所等が課題となっている資源集団回収活動の活性化を図る 事業の実施効果新たな集団回収方式の実施や過去の奨励金の引上げ効果などから推計 普通ごみの減量 新規増分 約 2 万トン以上 古紙回収量 :1934,465トン 費用 ( 想定経費 ) 対効果 費用 奨励金の引上げ等 効果 ごみ処理費用の減 他都市状況 横浜市 (18 回収実績 17.5 万トン 奨励金総額 762 百万円 奨励金 3 円 /kg 回収業者への助成あり) 名古屋市 (18 回収実績 11.8 万トン 奨励金総額 444 百万円 奨励金 3.5 円 /kg H20.7から3 円 ) 神戸市 (18 回収実績 5.8 万トン 奨励金総額 105 百万円 奨励金 3 円 /kg 新聞 雑誌 段ボール 2 円 /kg その他 古紙 3 品での回収業者への助成あり ) 7

3-(1) 事業名事業系廃棄物の適正区分 適正処理の推進 ( 焼却工場における産業廃棄物等の混入排除の徹底 ) 焼却工場への産業廃棄物等の搬入不適物の混入を防止するため 搬入物の展開検査を充実する 展開検査により不適切な廃棄物の混入が判明した場合は 搬入した者に適正処理を指示し その処理結果の報告を求める さらに 搬入した許可業者に排出場所や排出状況等を事情聴取し それをもとに 排出事業者に対して適正処理方法の啓発指導を行う 事業の実施効果搬入物検査の充実 ( 検査台数約 15 万台 [18 約 5 千台 ]) 費用 ( 想定経費 ) 対効果 費用 展開検査の効率化にかかる経費 ( 別途 排出事業所への啓発指導 検査体制充実のための体制確保が必要 ) 効果 焼却 埋立費用の減 他都市状況 横浜市 (19 検査台数 :165,879 台搬入事業者指導 :2,090 件 ) 参考 ( 関連する既存施策 ) パンフレット( 事業系一般廃棄物の分け方 出し方 ) の作成 配付 ( 平成 20 年 10 月 ) 大規模建築物へのごみ減量指導( 平成 5 年度 ) 8

5-(1) 事業名 ごみ減量 リサイクルの実践に向けた働きかけ ( 仮称 ) ごみ減量市民フォーラムの開催や事業者リサイクルコンテストの実施など市民 事業者が参加する様々な事業を通して 市民 事業者のごみ減量 リサイクル意識のより一層の向上を促す 市民意識の的確な把握 分析を行うための調査を継続的に実施する 事業の実施効果 市民 事業者のごみ減量 リサイクル意識の向上 市民意識の把握 分析 想定経費 市民 事業者が参加する事業の実施等市民の意識調査等 20 百万円 2 百万円 他都市状況 仙台市 100 万人のごみ減量大作戦 ( ワケルくん ) 横浜市 ヨコハマは G30 ( へら星人ミーオ ) 名古屋市 ごみ非常事態宣言 ( シャチのジュンちゃん ) 神戸市 ごみと資源 分別徹底キャンペーン ( ワケトン ) 9

5-(2) 事業名 ごみ減量の取組みに関する協定の締結 事業者等と連携して レジ袋の削減 ( 買い物袋持参など ) や 簡易包装 店頭回収等の実施など ごみ減量の取組みに関する協定 を締結し 情報発信を行うことにより 事業者の取組みを促進するとともに 市民意識のより一層の高揚を図る 事業の実施効果 市民 事業者の意識向上 ごみの減量 平成 18 年度の家庭ごみ組成分析調査結果を平成 19 年度ごみ排出量に当てはめて推定したレジ袋排出量 約 10 億枚 ( 市民 1 人あたり年間約 380 枚 ) 想定経費 ステッカー作成等 他都市状況 横浜市 ( G30エコパートナー協定 ) 名古屋市 ( 名古屋市におけるレジ袋削減に向けた取組みに関する協定 ) 京都市 ( マイバッグ等持参促進及びレジ袋の削減に関する協定 ) 神戸市 ( レジ袋の削減に向けた取組みに関する協定 ) 10

5-(3) 事業名 生ごみ処理機 コンポスト容器の購入助成 事業の実施効果 生ごみ減量に対する市民意識の向上 他都市状況 横浜市 (19 助成実績 上限金額生ごみ処理機 2,225 基 2 万円コンポスト容器 660 基 3 千円 ) 名古屋市 (19 助成実績 上限金額生ごみ処理機 659 基 1.5 万円 分解型 コンポスト容器 93 基 1.7 千円 ) 京都市 (19 助成実績 上限金額生ごみ処理機 1,448 基 3.5 万円コンポスト容器 89 基 4 千円 ) 11

( 参考 ) 大阪市における事業系ごみ減量施策のあり方について ( 平成 20 年 3 月 21 日答申 ) ( 理念 ) 事業系ごみの減量施策の検討にあたっては 排出事業者責任の徹底 及び 排出事業者自らのごみ減量 リサイクルの取組 を前提に進めるべき 大阪市は 排出事業者に対して 2R の促進に向けた積極的な働きかけや減量指導を行い その中で 排出事業者との連携 協働を基にしたシステムづくりに対してコーディネーター役を積極的に果たすべき ( 方向性と対応状況 ) 大規模建築物における中長期的な減量計画書の検討 試行について検討中 リサイクルルートや先進的に取組んでいる事例の調査 情報発信 中小規模事業者の取り組みを顕彰するなどの方法による情報発信を検討中 中小規模事業者に対して 当面紙ごみを対象にリサイクル対象品目を設定 中小規模事業者に対して 地域的特徴を踏まえたモデル事業の検討 10kg 未満事業所への経済的インセンティブの検討 手数料あり方検討部会 で検討中 他都市事例を踏まえた 指定袋制度 の導入や資源物等の搬入禁止の検討 指定袋制度 については 手数料あり方検討部会 で検討中 展開検査の充実と指導体制の構築を検討中 許可業者が収集するアパート マンションに対する分別排出の促進 ごみの排出実態について調査中 12

Ⅲ. 当面の減量目標 ( 案 ) の提示について 目標達成の可能性を勘案しつつ 各施策の実施効果の積上げを基本として 当面の 減量目標 ( 案 ) を提示する [ 家庭系 ] 約 13 万トン ( 約 8 万トン以上 約 13 万トン ) 分別排出の徹底 紙ごみ対策 [ 事業系 ] 約 6 万トン 約 2 万トン以上 ( 資源集団回収活動の活性化 ) 目標 約 7 万トン ( 資源化可能な古紙の 8 割程度 ) 約? 万トン 工場搬入の適正化 平成 19 年度実績 148 万トン 環境系ごみ 1.9 万トン 施策実施後 3~5 年 135 万トン程度 環境系ごみ 1.9 万トン 工場搬入の適正化 現行基本計画の目標達成を目指す ( 減量目標値 89.8 万 t-19 実績 93.6 万 t) 約 3.8 万トン 事業系ごみ 93.6 万トン 事業系ごみ 当面の減量目標 ( 案 ) 家庭系ごみ 52.1 万トン ( 注 ) 事業系ごみ には 許可業者収集ごみ及び持込ごみのほか 許可業者が収集するアパート マンションのごみを含む 家庭系ごみ には 1 日のごみ排出量が 10kg 未満の事業所や一部の公共施設等のごみを含む 13 家庭系ごみ 施策実施後 3~5 年程度で 130 万トン台前半