4. 本ガイドラインで用いる用語本ガイドラインは本コードの原則 3-1(ⅱ) に端を発したものであるため 本ガイドラインで用いる用語のうち下記に掲げるものは 下記の意味で統一して用いる (1) 経営陣および経営陣幹部 経営陣とは 取締役および執行役員のことをいう 経営陣幹部とは 下記の取締役のことを

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また 代表取締役社長直属の内部監査部門を設置し 法令遵守 内部統制の有効性と効率性 財務内容の適正開示 リスクマネジメントの検証等について 各部門 工場 グループ会社などの監査を定期的に実施し チェック 指導するとともに 監査役との情報共有等の連携を図っております 1-4( 中長期的な経営戦略等 )

1 制定の目的 方針 当社におけるコーポレートガバナンスを向上させるための枠組みである パーク 24 コーポレートガバナンスガイドライン を制定し コーポレートガバナンスの強化 充実に努めることで 当社の中長期的な価値向上と持続的成長を実現する コーポレートガバナンスに対する基本的な考え方公正で透明

第 1 章 第 1 条 シャルレコーポレートガバナンス基本方針総則 ( 基本方針 ) 原則 3-1-(ⅰ),3-1-(ⅱ) 当社は 基本理念 及び わたしたちの誓い に基づき お客様 従業員 株主等のステークホルダーの立場を踏まえて 持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し コーポレートガバナ

コーポレートガバナンス ガイドライン 2015 年 10 月 27 日制定 2018 年 12 月 13 日改定 大王製紙株式会社 1

定いたします なお 配当の回数は原則として中間配当と期末配当の年 2 回といたします 3 自己株式 当社は 経営環境の変化に機動的に対応し 株主価値の向上に資する財務政策等の経営の諸施策を実行することを可能とするため 市場環境や資本効率等を勘案しながら適宜自己株式を取得いたします (3) 政策保有株

大和コーポレートガバナンス ガイドライン正式

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第 Ⅰ 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本ガイドラインは 群栄化学工業株式会社 ( 以下 当社 という ) が 次に定める 社是 理念 実現のため ステークホルダーと協働して企業価値を向上させ 持続的に発展できるよう より良い経営を実現することを目的とする 2. 当社は GCIグループ基本理念 を制

2019 年 6 月 26 日 各 位 会社名 代表者名 問合せ先 株式会社スターフライヤー代表取締役社長執行役員松石禎己 ( コード番号 :9206 東証第二部 ) 取締役常務執行役員柴田隆 (TEL ) コーポレートガバナンス方針 の改定について 当社は 2019 年 6

2 政策保有株式に係る議決権行使の基準政策保有株式の議決権行使に当たっては 投資先企業の中長期的な企業価値向上が株主利益への向上にも繋がるものであることを前提とし 株主への還元方針 コーポレートガバナンスや企業の社会的責任への取組み等総合的観点から議決権を行使する (4) 買収防衛策は 経営陣 取締

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コーポレートガバナンス基本方針

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【PDF】コーポレートガバナンス・ガイドライン

Microsoft Word - 大和コーポレートガバナンス ガイドライン201810

基本原則

コーポレートガバナンス・ガイドライン

コーポレートガバナンス・ガイドライン

コーポレート・ガバナンス基本方針

規則フォーマット

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コーポレートガバナンス コードについて 本コードにおいて コーポレートガバナンス とは 会社が 株主をはじめ顧客 従業員 地域社会等の立場を踏まえた上で 透明 公正かつ迅速 果断な意思決定を行うための仕組みを意味する 本コードは 実効的なコーポレートガバナンスの実現に資する主要な原則を取りまとめたも

ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

コーポレートガバナンスに係る方針 基準等 2018 年 12 月 東急建設株式会社

業活動を行う上で関わる顧客をはじめとするすべてのステークホルダーとの良好なネットワークおよび関係を構築 維持することが大切であると考えます そのために 以下のコーポレートガバナンス コードにおける基本的な考え方に則って コーポレート ガバナンスの充実に取り組みます (1) 株主の権利を尊重し 平等性

マエザワ CG 基本方針 ( 平成 27 年 12 月 11 日施行 ) 前澤工業株式会社

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コーポレートガバナンス報告書

「コーポレートガバナンス・コードに関する当社の取り組み」一部改定に関するお知らせ

コーポレートガバナンスに関する基本方針 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本基本方針は 当社が その企業理念である THE INTAGE GROUP WAY のもと 遵法精神にのっとり健全な事業活動を進めることを通じて 当社の企業価値の向上を実現していくために 当社のコーポレートガバナンスに関

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かつ的確に提供するなど議決権行使の環境整備に努め 株主の平等性確保に向けた取組みを進める また 株主による違法行為の差止め 代表訴訟提起等 議決権行使以外の株主の権利にも配慮し それらの権利が適切に行使されるよう配慮する (2) 株主以外のステークホルダーとの適切な協働安全と快適を提供する自動車部品

(3) 当社グループの基本的な理念 当社グループは 以下の基本的な理念のもと 持続的な成長と企業価値の継続的な向上の実現を目的としてグループ全体でビジネスを実践し 株主を始めとしたさまざまなステークホルダーからの信頼に応え 生活者の豊かな未来の創造 経済の伸長 社会の発展に貢献していきます グループ

直しも行う これらの事務については 稟議規程 文書管理規程 契約書取扱規程は管理本部長が所管 情報管理規程 情報セキュリティ管理規程はコンプライアンス推進部長が所管し 運用状況の検証 見直しの経過等 適宜取締役会に報告する なお 業務を効率的に推進するために 業務システムの合理化や IT 化をさらに

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平成 30 年 12 月 20 日 株式会社ディア ライフ コーポレートガバナンス コードに関する当社の取り組み 当社は 迅速 透明かつ健全な経営体制のもと 株主 顧客 取引先 従業員 社会等当社が関わるすべてのステークホルダーの利益を尊重し 良好な関係性を維持することが 当社グループの持続的成長と

「コーポレートガバナンス・コードに関する当社の取り組み」一部改定に関するお知らせ

後の対応に反映させるべく取り組んでおります 補充原則 1-12 上場会社は 総会決議事項の一部を取締役会に委任するよう株主総会に提案するに当たっては 自らの取締役会においてコーポレートガバナンスに関する役割 責務を十分に果たし得るような体制が整っているか否かを考慮すべきである 他方で 上場会社におい

6 当社は 反社会的勢力に対しては一切の関係をもたず 不当要求を受けた場合等の 事案発生時には 総務部を対応統括部署として警察および顧問弁護士等と連携し毅然とした態度で対応する (2) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 1 当社は 取締役の職務の執行に関する情報 ( 株主総会議

第 分科会 / 分科会 B 改正会社法等への対応状況と今後の課題 ディスカッションポイント ( 例 ) 参考資料 関西支部監査役スタッフ研究会報告書 改正会社法及びコーポレートガバナンス コードへの対応状況と監査役 監査役スタッフの役割と今後の課題. 監査役会の運営 改正会社法等により監査役会の開催

補充原則 1-21 上場会社は 株主総会において株主が適切な判断を行うことに資すると考えられる情報については 必要に応じ適確に提供すべきである 株主総会において株主の皆さまが適切な判断を行うことに資すると考えられる情報については 適時適切に提供してまいります また 株主間で情報格差が生じないよう十分

PYT & Associates Attorney at law

コーポレート ガバナンスに関する報告書の主な開示項目 コーポレート ガバナンスに関する報告書 記載項目 ( 内訳 ) 記載上の注意 基本的な考え方 ( 記載例 : コーポレート ガバナンスについての取組みに関する基本的な方針 目的 ) Ⅰ コーポレート ガバナンスに関する基本的な考え方及び資本構成

内部統制ガイドラインについて 資料

原則 1-1. 株主の権利の確保 上場会社は 株主総会における議決権をはじめとする株主の権利が実質的に確保されるよう 適切な対応を行うべきである 当社は 全ての株主が その権利行使が実質的に確保されるよう配慮するとともに 議決権行使や対話を促進する環境整備に努めております 補充原則 1-11 取締役

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ


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(資料4)運用機関とのコミュニケーションの取り方や情報開示の方法等(案).pdf

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第 3 条 ( 株主総会 ) 1. 当社は 株主総会開催日の適切な設定を含め 株主が適切に権利行使できる環境を整備する 2. 当社は 株主が適切に議決権を行使することができるよう 株主総会の招集通知を遅くとも株主総会開催日の 3 週間前までに発送するとともに 発送に先立って当社ホームページに招集通知

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取引にあたっては第三者の取引と同様に決定しております 原則 3-1 情報開示の充実 (1) 会社の目指すところ ( 経営理念等 ) や経営戦略 経営計画 < 経営理念 > 顧客満足を第一としたプロフェッショナル集団として 新たな価値創造を通じて社会に貢献します < 経営戦略 経営計画 > 経営計画の

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4. 支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針 5. その他コーポレート ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情その他のコーポレート ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情はありません

別紙 東亞合成グループコーポレートガバナンス基本方針制定 2016 年 2 月 4 日改正 2017 年 3 月 30 日改正 2018 年 12 月 19 日 第 1 章総則 第 1 条 ( コーポレートガバナンスの基本的な考え方 ) 1 当社グループは 素材と機能の可能性を追求し 化学の力で新し

(2) 変更の内容 定款変更の内容は別紙のとおりであります (3) 日程 定款変更のための株主総会開催日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 定款変更の効力発生日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 以上 - 2 -

企業アンケート ( 東証一部 二部の 941 社が回答 ) の結果等のポイント 指名委員会を設置済み 又は設置を検討中 検討予定の企業 : 55% 報酬委員会 : 5 3 ページ参照 社長 CEOの選定 解職の決定に関して監督を行なうことについて 社外取締役が役割を果たしている と回答 した企業 委

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです Entrust Inc. 最終更新日 :2019 年 6 月 24 日 株式会社イントラスト代表取締役社長桑原豊問合せ先 : 経営管理部 証券コード :71

取締役会規定

別紙 前澤化成工業株式会社 コーポレートガバナンス基本方針 ( 平成 27 年 11 月 11 日版 )

ANNUAL REPORT

2 名以上の独立社外取締役の選任状況 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社の比率は 市場第一部では 9 割を超え 91.3% に JPX 日経 400では 97.7% に 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社 ( 市場第一部 ) の比率推移 ( 参考 ) 100% 88.0% 91.

2. 本制度の仕組み 株式市場 残余財産の給付残余株式の無償譲渡 消却94 当社株式 4 代金の支払 1 本株主総会決議 54配代当金の支6 委託者 議決権不行使の指図8当社 受託者( 共同受託 ) ( 予定 ) 三菱 UFJ 信託銀行 日本マスタートラスト信託銀行 BIP 信託 当社株式 金銭 4

(6) 経営会議規程 (7) 取締役会議長 CEO COO および CFO 職務分掌規程 ( その他取締役または執行役の職務または権限を定める規程 ) (8) 取締役 執行役等の定年 任期 処遇等の基準 準則等について当会社としての内規を定める場合は 当該内規 (9) 取締役 執行役等のトレーニング


コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです Zojirushi Corporatio 最終更新日 :2018 年 12 月 25 象印マホービン株式会社 代表取締役社長市川典男問合せ先 : 人事総務部 TEL

原則 1-2 株主総会における権利行使 株主総会は 当社における最高意思決定機関であり 株主の意思が適切に反映されなければならない場と認識しております 当社では より多くの株主が株主総会に出席いただけるよう 開催日や開催場所等の設定を行っております 補充原則 株主総会における権利行使 当

東証上場会社における独立社外取締役の選任状況及び委員会の設置状況 2017 年 7 月 26 日株式会社東京証券取引所

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書

平成 26 年 5 月 13 日 各 位 会社名カルビー株式会社代表者名代表取締役社長兼 COO 伊藤秀二 ( コード番号 :2229 東証第一部 ) 問合せ先上級執行役員財務経理本部長菊地耕一 (TEL: ) 業績連動型株式報酬制度の導入に関するお知らせ 当社は 平成 26

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5 当社は 信託銀行等の名義で株式を保有する機関投資家等が株主総会において議決権行使等 の株主権の行使をあらかじめ希望する場合は 信託銀行等と協議等を行います ( 株主の権利の確保 ) 第 4 条当社は 全ての株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行うとともに 少数 株主にも認められている権

スに関する基本方針 の第 2 条に開示しておりますので ご参照ください 3) 当社における取締役報酬の決定方針と手続は 当社ホームページに開示しております コーポレートガバナンスに関する基本方針 の第 1 条第 3 項に記載しておりますので ご参照ください 4) 当社における取締役の選解任と取締役候

基本的な考え方/CSRマネジメント/マテリアリティ

< 本制度の仕組みの概要 > 5 ポイント付与 委託者 当社 3 自己株式の処分 1 役員株式交付規程の 制定 2 信託 < 他益信託 > を設定 ( 金銭を信託 ) 3 払込 受託者 ( 予定 ) 三井住友信託銀行 ( 再信託受託者 : 日本トラスティ サービス信託銀行 当社株式 株式交付信託 信

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです Nagase Brothers Inc. 最終更新日 :2018 年 7 月 5 日 株式会社ナガセ 代表取締役社長永瀬昭幸問合せ先 : 問合せ先 : 総務本部 0422(45)

第 3 章 保険募集管理態勢の整備と内部監査 法令等遵守態勢の確認検査用チェックリスト とは別に 保険募集管理態勢の確認検査用チェックリスト により検証する構成がとられています これは 保険募集に関する法令等遵守の重要性が高く また 着目すべきポイントが多岐に渡っていることを反映したものとも考えられ

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

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ダイフクコーポレートガバナンス ガイドライン 第 1. 総則 1. 目的 ( コーポレートガバナンス コード原則 3-1(ⅰ)) ダイフクグループ ( 以下 当社グループという ) は 会社の持続的成長と中長期的な企業価値の創出のため コーポレートガバナンスの充実に努める その指標として ダイフクコーポレートガバナンス ガイドライン を制定し 社是や経営理念の精神に則りながら コーポレートガバナンスの実効性を継続的に高めていく < 社是 > 日新 (Hini Arata) 今日の われ は昨日の われ にあらず明日の われ は今日の われ にとどまるべからず < 経営理念 > (1) 最適 最良のソリューションを提供し 世界に広がるお客さまと社会の発展に貢献する (2) 自由闊達な明るい企業風土のもと 健全で成長性豊かなグローバル経営に徹する 2. コーポレートガバナンス コード ( 以下 本コードという ) を踏まえた コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方と基本方針 ( 原則 3-1(ⅱ)) 当社グループは 本コード原則の形式的な文言にかかわらず 本コードの実質的な趣旨を汲み取り コーポレートガバナンスに取り組む 当社グループは 透明 公正かつ迅速な意思決定を通しての持続的成長と企業価値向上 ( 攻めのガバナンス ) の構築を目指すとともに 不正防止のための社内体制 ( 守りのガバナンス ) を強化する 当社グループは 2021 年 3 月期に海外売上高比率 70% を目指している 当社グループは グローバル企業としてさらに発展していくためにも 本コードの精神を生かしていくことが大切だと考える コーポレートガバナンスの PDCA サイクル化 ( 計画 実行 検証 改善 ) を図り 実効性を継続的に高めていく 3. 本ガイドラインの見直し 当社グループは 上記 2. の過程で 本ガイドラインの見直しが必要と判断した場合 取 締役会の決議により本ガイドラインを適宜改定するものとする 1 / 12

4. 本ガイドラインで用いる用語本ガイドラインは本コードの原則 3-1(ⅱ) に端を発したものであるため 本ガイドラインで用いる用語のうち下記に掲げるものは 下記の意味で統一して用いる (1) 経営陣および経営陣幹部 経営陣とは 取締役および執行役員のことをいう 経営陣幹部とは 下記の取締役のことをいう a. 代表取締役会長 b. CEO( 最高経営責任者 ) c. COO( 最高事業責任者 ) d. CFO( 最高財務責任者 ) e. CRO( 最高リスク管理責任者 ) f. 取締役専務執行役員および取締役常務執行役員 (2) ( 独立 ) 社外取締役および ( 独立 ) 社外監査役 独立社外取締役とは 社外取締役のうち 当社が定める後掲独立性判断基準( 別添 3) を満たし かつ東京証券取引所に独立役員として届け出た者を指す 現時点では 社外取締役の全員が独立社外取締役であるため 単に 社外取締役 と表記する 独立社外監査役とは 上記社外取締役におけると同様の独立性基準の充足および独立役員としての届出を経た者のことをいう 現時点では 社外監査役の全員が独立社外監査役であるため 単に 社外監査役 と表記する (3) 社外役員 社外役員とは 社外取締役と社外監査役のことをいう 第 2. 株主との関係 1. 株主の権利 平等性の確保 ( 基本原則 1) (1) 株主総会以下の事項をはじめ 株主がその権利を適切に行使できる環境整備に努める 株主総会招集通知の早期発送に努め 発送に先立ち 開催日の3 週間以上前にウェブサイト ( 東京証券取引所および当社ホームページ ) で招集通知を開示する ( 補充原則 1-2 -1 1-2-2) 議決権電子行使プラットフォームを活用する ( 補充原則 1-2-4) 招集通知の英語版を作成し ウェブサイト( 東京証券取引所および当社ホームページ ) で開示する ( 補充原則 1-2-4) 2 / 12

取締役会が経営陣幹部 監査役候補の指名を行う際は 株主総会参考書類で各候補者の指名について記載し 当社ホームページで開示する ( 原則 3-1(ⅴ)) 株主総会において可決には至ったものの相当数の反対票が投じられた会社提案議案があった場合 取締役会は理由 原因を分析し 株主との対話等の実施の要否を検討する ( 補充原則 1-1-1) (2) 資本政策の基本方針 ( 原則 1-3) 企業価値増大の指標として ROE( 自己資本純利益率 ) を経営目標の一つに加え 当面は主として純利益の向上により ROE10% 以上の安定維持を目指す 株主還元策は 連結配当性向 30% のほか 成長投資による企業価値向上を柱とする 支配権の変動や大規模な希釈化をもたらす資本政策( 増資 MBO 等 ) については 既存株主を不当に害することのないよう 取締役会 監査役は その必要性 合理性をしっかりと検討し 適正な手続を確保するとともに株主に十分な説明を行う ( 原則 1-6) (3) 政策保有株式 ( 原則 1-4 補充原則 1-4-1 1-4-2) 政策保有目的を含む株式保有は 必要最小限度にとどめ 縮減することを基本方針とする 一方 当社はこれまで製品の納入のみならず アフターサービスなどを通じお客さまとの強固な信頼関係を構築してきており そうした取引関係等の事情も考慮しながら政策保有の経済合理性 ( 時価 簿価 取引金額 配当 ROE 保有リスク等) を検証し 取締役会が保有の意義が十分にないと判断した株式は 適時売却する 政策保有株式の議決権行使については 保有先企業の中長期的な企業価値向上という点を重視しながら個別に CFO が判断する 特に 判断にあたっては当該企業における企業不祥事や反社会的行為の有無に着目し 仮にこれらの事情が存在する場合には経営上の改善策や 当該企業の監査報告書などを確認する 当社の株式を保有している会社から当社株式の売却等の意向が示された場合には 当社はその売却を妨げない (4) 買収防衛策の廃止 ( 原則 1-5) 当社は買収防衛策を導入していたが 2018 年 6 月開催の定時株主総会終結の時をもって 買収防衛策を廃止した (5) 関連当事者との取引 ( 原則 1-7) 取締役と当社グループとの利益相反取引について 当該取締役は取締役会へ事前に承認を求め 事後においても取締役会へ報告する また 取締役およびその近親者と当社グループとの取引の有無に関する調査を例年 4 月に行い その結果を取締役会に報告する さらに 主要株主と取引を行う場合には 重要な取引について取締役会に報告し 審議を経る 3 / 12

2. 株主との対話 ( 原則 5-1) 当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するため 株主総会以外の場においても 株主との建設的な対話を促進する 以下 本コード原則 5-1の各項目に沿って当社の具体的な対応を記す a. 株主との対話体制株主との対話の統括責任者は CFO とする b. 対話を補助する社内体制対話を補助し IR( インベスター リレーションズ ) および SR( シェアホルダー リレーションズ ) の実務全般を担当する部署は IR 室とし 経営企画 財務 経理 法務等を担当する部門と適宜連携する c. 個別面談以外の対話の手段 適時開示などを通じた情報提供: 適時開示は CFO を委員長とする開示委員会を中心に 適時 適切に情報開示を行う ホームページ 統合報告書などを通じた任意の情報提供: ホームページは動的要素を取り入れ 理解しやすくする 統合報告書には 価値創造モデルや社外取締役の所感を掲載する 国内外機関投資家 株主への IR 活動 : 年 4 回の四半期決算発表ごとに 決算説明会を開催する また 経営陣幹部が海外 IR を含む各種ミーティングを通して直接 株主 投資家の声を聞く機会をできるだけ多く設ける 国内個人投資家 株主への IR 活動 : 個人株主を対象とした当社総合展示場 ( 滋賀事業所内 ) の見学会を開催し 経営陣幹部が事業概況等を説明する また 個人投資家を対象とした IR フェア出展 証券会社支店での説明会も実施する 株主総会:CEO を中心に経営陣が質問に対し極力丁寧な説明に努める 会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目的とした経営陣幹部との面談: 面談目的や重要性 面談を希望される方の属性等を考慮のうえ 柔軟に対応する 当社コーポレートガバナンス IR 活動に関するヒアリング : 投資家へのヒアリング調査 ( パーセプション スタディ ) を行う 国内外の株主判明調査: 上記施策のベースとして 国内 海外ともに専門機関に株主判明調査を委託して 効率的で有意義な対話に努める d. フィードバック方策 上記諸活動に関する報告は CFO が適宜取締役会で行い 取締役会の他律的な気づきの 場として活用する 4 / 12

3. 経営戦略や経営計画の策定 公表 ( 原則 5-2) その時々の社会 経済情勢や事業環境を考慮しながら 3~4 年の中期経営計画を策定す る 資本コストの視点をより加味した経営戦略 財務戦略 株主還元の一体的策定に努める 第 3. 株主以外のステークホルダーとの適切な協働 1. 中長期的な経営理念の策定 ( 原則 2-1) 現中期経営計画では 世界に広がるお客さまと社会の発展に貢献 自由闊達な明るい企業風土 を経営理念としており マテリアルハンドリングの総合メーカーとして培った実績と経験を活かし お客さまに最適なソリューションを提供する バリューイノベーション企業 への進化を目指している これらの経営理念や中期経営計画は もとより当社単独で実現できるものではない 当社グループは 従業員 顧客 取引先 債権者 地域社会などステークホルダーとの適切な協働を一層推進することで 経営理念や中期経営計画の達成を図っていく 2. 行動準則の策定 実践 ( 原則 2-2) 企業行動規範をベースに ステークホルダーの権利 立場 健全な企業倫理を尊重する企業姿勢の浸透に努める この規範は 当社グループのすべての役員および従業員が マテリアルハンドリングシステム業界のリーディングカンパニーとしての使命と役割を自覚し 広く社会に貢献するために遵守すべき基本的事項を定め 小冊子を配布して実践を促している 3. 社会 環境問題をはじめとするサステナビリティーを巡る課題 ( 原則 2-3) 当社グループは CSR マネジメントの中長期的指針 ダイフクの CSR と具体的施策 CSR アクションプラン を自主的に策定している 持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りである 国連グローバル コンパクト (UNGC) に署名している また CSR 活動の国際的なガイドライン GRI(Global Reporting Initiative)G4 に則った開示をウェブサイト上で進展させていく CSR 活動では特に 安全文化の確立に注力する 製品面はもちろん 製造 工事現場における労働環境整備や安全意識醸成を最優先で進める 環境に配慮した製品やアフターサービスを拡充する 働き方改革委員会 を設置し 従業員のワーク ライフ バランス改善を実践する 調達基本方針 および CSR 調達基準 に則り 公正 公平な取引に努め 安全 品質 コスト 納期を追及する また コンプライアンスや人権などの社会的責任を果たす CSR 活動に取引先とともに取り組む 4. 多様性の確保 ( 原則 2-4) 5 / 12

仕事と育児の両立支援など 女性の活躍推進の施策を拡充する また 海外現地法人スタ ッフの育成 国内での研修強化により 国籍を問わない人材登用に努める 5. 内部通報制度 ( 原則 2-5) 匿名かつ多言語での通報を可能とした新たな内部通報制度を制定し その適切な運用に努める 本制度では 通報者の不利益取扱いの禁止など 通報者保護に関し 厳格な社内規定を設けている また 通報窓口は 社内窓口のほか 社外にも窓口を設置している 6. 企業年金のアセットオーナーとしての機能発揮 ( 原則 2-6) 確定給付企業年金の給付に充てるべき積立金( 以下 年金資産 という ) の運用は 加入者および受給者等に対する年金給付の支払いを将来にわたり確実に行うため 中期的な下振れリスクに留意しつつ 必要とされる総合収益を長期的に確保することを基本方針とする 基本方針に則り 運用受託機関の選任 評価 管理を行う 年金資産運用委員会 を設置し 年金資産の安全かつ効率的運用を図る 年金資産運用委員会の委員長は CFO が務める 委員は 人事 総務 財務 経理等の部門責任者 労働組合の執行委員長および健康保険組合の理事長とする なお 当該委員が審議に加わることにより利益相反の疑いが生じるおそれがある場合には 当該委員は審議から適宜除外される 第 4. 適切な情報開示 透明性確保 ( 基本原則 3) 当社グループは 法令に基づく開示を適切に行うことはもちろん 法令に基づく開示以外の情報提供にも積極的に取り組み 公正かつ透明性の高い経営の実現を目指す 開示委員会は 決算情報 決定事実 発生事実の3つの場合に応じて適時開示を行う 災害などの発生時には リスクマネジメント関連部門と連携する ( 別添 1) 適切な情報開示 透明性確保のため ディスクロージャー ポリシー( 別添 2) を定める 第 5. コーポレートガバナンスの体制 1. 機関設計の概要 当社は 機関設計として 監査役会設置会社 を選択する 取締役会の機能を補完するために 経営陣候補者の指名 選解任や報酬に関して審議する 諮問委員会 を設置する 業務執行上の意思決定の迅速性と取締役会の監督機能を強化するため 執行役員制度 を採用する また 執行役員制度の採用に伴い 役員会 を開催することとし 取締役全員 執行 6 / 12

役員全員 および常勤監査役出席のもとに 業務執行の内容につき審議する 経営の重要テーマについて協議するべく 経営会議 を開催する 経営会議は 取締役および監査役が出席し 必要に応じ外部専門家にも意見を求めながら議案の検討を行う 社外役員の一層有効な活用を図るために 社外役員 代表取締役 および常勤監査役との会合を定期的に実施する 2. 取締役会 (1) 役割 責務 ( 原則 4-1 4-11 補充原則 4-3-2 4-3-3) 取締役会は 当社の経営理念等を確立し戦略的な方向付けを行うことを主要な役割 責務とし 具体的な経営方針 経営計画等につき建設的な議論を行う 取締役会は 経営方針 経営計画やコーポレートガバナンス体制の決定等 取締役会規定に定めている重要事項以外は経営陣へ委任する 取締役会は 経営環境の変化や当社グループにおける経営方針 経営計画等に配慮しなが ら 取締役会全体として ジェンダーや国際性の面も含めた多様性および規模につき継続 的に検討していく (2)CEO 関連 ( 補充原則 4-1-3 4-3-2 4-3-3) 取締役会は CEO をはじめとする経営陣幹部候補の育成につき 後述 4.(4) に記載のトレーニング等の実施を含め 十分な時間をかけて主体的 継続的 計画的に監督する 諮問委員会は 後継者計画の立案 後継者に求められる資質の特定 具体的な後継者候補の選定 評価などについて検討し その結果を取締役会へ答申する CEO の選任は 諮問委員会による候補者の資質等を踏まえた客観的な基準に基づく検討を受け 取締役会が決議する CEO の解任は 選任時に存在した CEO の資質を欠くに至った場合など 諮問委員会による客観的な基準に基づく検討を受け 取締役会が決議する (3) 経営陣の報酬 ( 原則 3-1(ⅲ) 補充原則 4-2-1) 経営陣の報酬は基本報酬 賞与( 短期業績連動報酬 ) 業績連動型株式報酬で構成する 中長期に亘る企業価値向上に向けたインセンティブ向上の観点から 株式給付信託制度を採用する 経営陣の報酬は 報酬の評価基準に基づく諮問委員会の検討 答申を経て 取締役会で決議する (4) 構成等 a. 社外取締役 ( 原則 4-7 4-8 4-9) 法務 財務会計などの専門的かつ高度な知見を有する人材 企業経営に豊富な経験を有す 7 / 12

る人材を招聘し 以下の事項を中心に職責を果たす なお 独立性判断基準の内容は別添 3 に定める通りとする - コーポレートガバナンス全般の強化 - 経営方針や経営改善に関する 当社グループの持続的な成長および中長期的な企業価値の向上を図る観点からの助言 - 少数株主をはじめとするステークホルダーの意見を取締役会に適切に反映させる取組み 当社は 社外取締役の比率について今後の経営環境の変化等も踏まえ 継続的に検討する b. 諮問委員会 ( 補充原則 4-10-1) 経営陣の指名もしくは解任 報酬に係る取締役会の機能の独立性 客観性と説明責任を強化するため 任意の諮問委員会を設置する 本委員会は代表取締役および社外取締役で構成され 年 3 回以上開催する 委員会の独立性 客観性を担保するべく 本委員会の議長は社外取締役が務める c. 取締役会全体の実効性評価 ( 補充原則 4-11-3) 全ての取締役 監査役を対象に 取締役会の実効性に関するアンケートを行う アンケート結果は社外取締役が評価し 取締役会で報告する 取締役会では 報告を受けて課題の抽出 解決のための意見交換等を行い その結果の概要を開示する (5) 内部統制 ( 補充原則 4-3-4) 専任スタッフからなる内部監査室は 業務執行ラインから独立して関係法令 社内諸規定の遵守 リスク管理の実施 業務運営の効率性確保 財務報告の信頼性確保等の多角的な観点から内部統制システムの整備 運用状況を検証 評価し 改善を促していく (6) 会議運営 ( 補充原則 4-12-1) 審議の更なる活性化の観点から 取締役会の資料が会日に十分先立った時期に各取締役 監査役 ( 特に社外役員 ) に配布されるよう 実効的な体制整備を行う 期初に年間の開催スケジュールを決定する 3. 監査役会の役割 責務 監査役および監査役会は 株主に対する受託者責任を認識し 持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて 取締役の職務の執行の監査 会計監査人の選解任ならびに不再任に関する株主総会に提出する議案の決定などについて 監査役会規定 監査役監査基準 内部統制システムに係る監査の実施基準 を定め その職責を果たす 監査役および監査役会は 社外取締役 内部監査室および会計監査人との連携を強め 実効性ある監査 監督の実現に努める 8 / 12

4. 取締役 監査役 (1) 指名 ( 補充原則 3-1(ⅳ)) a. 取締役株主から経営を付託される者として 人格 見識を考慮し その職責と責任を全うできる適任者を諮問委員会からの答申に基づき 取締役会が取締役候補者として指名する b. 監査役監査役候補者についても 上記の取締役候補者に準じ 監査役会の同意を得た上で指名する また 監査役には財務 会計に関する十分な知見を有している者を1 名以上指名する (2) 兼任状況 ( 補充原則 4-11-2) 取締役 監査役が他の上場企業等の役員を兼任する場合 その重要なものについては株 主総会参考書類およびコーポレートガバナンス報告書に記載する (3) 支援体制 ( 補充原則 4-13-1) 取締役 監査役の職務の支援については 必要に応じて経営企画 人事 総務 法務 財 務 経理 安全衛生管理等を担当する部門および内部監査室が適宜対応する (4) トレーニング方針 ( 補充原則 4-14-2) 取締役 監査役のトレーニングとして下記諸活動を行っており 今後もこれらを継続 強化していく a. 取締役会などの日程に合わせた下記レクチャーの実施 社外弁護士によるコンプライアンス講義 社外役員による 専門的見地を生かした財務 法務などに関するレクチャー b. 社外役員向けの当社事業の説明や主要施設の見学会 c. 海外現地法人の社長が一堂に会する会議等 重要な社内会議への出席 d. 新任役員に対する財務 法務などの知識習得のための研修の実施 e. 役割 職務を果たすことに資する書籍等の配本 f. 社外の研修会 セミナー等への参加 2016 年 5 月 12 日制定 2017 年 3 月 23 日一部改定 2018 年 11 月 9 日一部改定 9 / 12

別添 1 10 / 12

別添 2 ディスクロージャー ポリシー 1. 基本方針当社グループは 企業行動規範において定めている基本方針 企業情報の開示については 関係法令を遵守し 適確 迅速 積極的かつ公正に行います に則り 適時適切な情報開示を行う このための社内機関として開示委員会を設け 開示に関わる情報を一元管理する 関係法令や証券取引所の適時開示規則に該当しない場合でも 当社を理解していただくために有用であると判断した情報は 積極的に開示する 2. 情報の開示方法適時開示規則に該当する情報は 東京証券取引所の提供する適時開示情報伝達システム (TDnet) を通じて開示する 原則として 東京 大阪の証券記者クラブへの資料投函を行う 開示した情報は 当社ウェブサイトにおいても速やかに掲載する また 適時開示規則に該当しないが当社を理解していただくために有用と判断した情報についても 当社ウェブサイト上に掲載する 3. インサイダー取引の未然防止当社グループは 企業行動規範において インサイダー情報の取り扱いには十分に注意し 関係法令を遵守します と定めている また インサイダー取引防止規定も定めており 適切な運用を徹底するため 役員および従業員の教育にも注力する 4. 沈黙期間当社グループは 決算情報の漏洩を防止し 公平性を確保するため 各四半期の決算期日の翌日から各決算発表日までを沈黙期間とし 決算に関する質問への回答やコメントを控える 沈黙期間中に業績予想値が大きく乖離することが判明した場合は 適時開示規則に従って情報を開示する 11 / 12

別添 3 社外取締役および社外監査役の独立性判断基準 当社は下記第 1 条から第 5 条のいずれにも該当しないことを社外取締役および社外監査役の独 立性判断基準とする 第 1 条最近 3 年間において 以下のいずれかに該当する者 (1) 当社の主要な取引先となる企業等 または当社を主要な取引先とする企業等 ( 1) の役員および従業員 (2) 当社もしくはその子会社と顧問契約を結ぶ法律事務所の弁護士であって 当社の法律事務を実際に担当していた者 または当社もしくは子会社の会計監査人もしくは会計参与であった公認会計士 ( もしくは税理士 ) もしくは監査法人 ( もしくは税理士法人 ) の社員 パートナーもしくは従業員であって 当社の監査業務を実際に担当していた者 (3) 上記第 (2) 項に該当しない弁護士 公認会計士 または税理士であって 当社から役員報酬以外に多額 ( 2) の金銭その他の財産を直接に受け取り 専門的サービス等を提供する者 (4) 当社の主要株主 ( 3) である企業等の役員および従業員第 2 条当社の子会社において現に業務を執行する役員および従業員である者 またはその就任前 10 年間において同様である者第 3 条当社から一定額 ( 4) を超える寄付または助成を受けている組織 ( 公益財団法人 公益社団法人 非営利法人等 ) の業務執行に当たる理事その他の業務執行者第 4 条上記第 1 条から第 3 条のいずれかに該当する者の配偶者または二親等内の親族もしくは同居の親族に当たる者第 5 条上記第 1 条から第 4 条で定めるところに該当しない者であっても 当社との関係で実質的な利益相反のおそれがあると認められる者 ( 注 ) 1: 当社が直近事業年度における当社の年間連結総売上高の 2% 以上の支払いを受けた取引先 または取引先のうち直近事業年度における当該取引先の年間連結総売上高の 2% 以上の支払いを当社より受けているもののこと 2: 過去 3 事業年度の平均で年間 1,000 万円以上のこと 3: 議決権所有割合 10% 以上の株主のこと 4: 過去 3 事業年度の平均で年間 1,000 万円以上または当該組織の平均年間総費用の 30% のいずれか大きい額のこと 12 / 12