Microsoft Word - ModelAnalys操作マニュアル_

Similar documents
Microsoft Word - RTSystemBuilderOnTheEA操作マニュアル_

SysMLに関する操作方法について

目次 1 はじめに 利用条件 動作環境 アドインのインストール アドインの操作方法 アドインの実行 Excel CSV の出力 テンプレートの作成 編集 テンプレートのレイアウト変更 特記

産能大式フローチャート作成アドインマニュアル

UMLプロファイル 機能ガイド

BPMNモデリング マニュアル

作業環境カスタマイズ 機能ガイド(応用編)

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

InstallShield FAQ < 独自の InstallShield 前提条件を作成する > 注 ) このドキュメントは InstallShield 2014 Premier Edition を基に作成しています InstallShield 2014 以外のバージョンでは設定名などが異なる場合

Rational Roseモデルの移行 マニュアル

Enterprise Architect 14.0/14.1 機能ガイド

生存確認調査ツール

RaQuest スタートアップ マニュアル

目 次 1. はじめに ソフトの起動と終了 環境設定 発助 SMS ファイルの操作 電話番号設定 運用条件 回線情報 SMS 送信の開始と停止 ファイル出力... 16

内容 1 はじめに インストールの手順 起動の手順 Enterprise Architect のプロジェクトファイルを開く 内容を参照する プロジェクトブラウザを利用する ダイアグラムを開く 便利な機能.

クラス図とシーケンス図の整合性確保 マニュアル

モデリング操作ガイド (データベースモデリング編)

スライド 1

RaQuest スターターセット インストールマニュアル

やってみようINFINITY-製品仕様書 品質評価表 メタデータ 編-

改訂履歴 日付バージョン記載ページ改訂内容 V2.1 - 初版を発行しました V3.1 P5 ドキュメントラベルが新規追加された事を追記 P7 P8 新しくなったラベルのツリー表示説明を追記 新しくなったラベルの作成 削除操作を追記 P9 ラベルのグループ

パソコン決裁7 Business 試用版

モデリング操作ガイド アクティビティ図編

インストールマニュアル

モデリング操作ガイド クラス図・オブジェクト図編

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル ファイルサーバー管理機能 第 1.1 版 2017/01/24 富士通株式会社

HDC-EDI Manager Ver レベルアップ詳細情報 < 製品一覧 > 製品名バージョン HDC-EDI Manager < 対応 JavaVM> Java 2 Software Development Kit, Standard Edition 1.4 Java 2

DBMSリポジトリへの移行マニュアル

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル 利用者機能 第 1.2 版 2019/04/01 富士通株式会社

Enterprise Architect 12.0 機能ガイド

目次 目次... 2 はじめに SQL Server 2005 製品版へのアップグレード SQL Server 2005 製品版へのデータベース (DPM インスタンス ) の構築 / 設定 データベース (DPM インスタンス ) の構築

第 1 版

Enterprise Architect 12.1 機能ガイド

クイックマニュアル(利用者編)

Windows ログオンサービス インストールマニュアル 2018/12/21 1

Ver.60 改版履歴 版数 日付 内容 担当 V /7/8 初版発行 STS V..0 04// Windows 8. の追加 STS V..0 05//5 Windows XP の削除 STS V.30 05/8/3 体裁の調整 STS V.40 05//9 Windows0 の追加

独立行政法人産業技術総合研究所 PMID-Extractor ユーザ利用マニュアル バイオメディシナル情報研究センター 2009/03/09 第 1.0 版

Microsoft Word - XOOPS インストールマニュアルv12.doc

DFDおよび構造図 マニュアル

Windows Live メール OWA メールアカウント登録手順 1.1 版 2016 年 3 月協立情報通信株式会社 1 C 2016 Kyoritsu Computer & Communication Co.,Ltd.

はじめに 本ドキュメントでは Salesforce 標準機能である 変更セット を使用して Visualforce ページ Apex クラスを Sandbox から本番環境に移行する手順を説明します 但し前提条件として Sandbox 本番環境共に SkyVisualEditor がインストールされ

第 2 版

生存確認調査ツール

職人20 住所録移行マニュアル_outline.indd

ポップアップブロックの設定

国土数値情報 XML シェープ変換ツール 操作説明書 平成 23 年 7 月 国土交通省国土政策局

研究機関事務代表者向け操作マニュアル 2. 研究者手続き編 2 研究者手続き編 研究者手続きとは 自機関に所属する研究者に係る手続きや他機関に所属する研究者の転入処理等を行う手続きです 操作の概要 研究者の新規登録 e-rad に登録されていない研究者を新規登録します 2.1 研究者の新規登録 所属

AppsWF ワークフロー設定ガイド Ver.1.1 株式会社オプロ

POWER EGG2.0 Ver2.8 スタートアップガイド ~Webデータベース 応用編~

二加屋様 Web B2B システム 商品 CSV データ取込マニュアル 2012 年 10 月 19 日 株式会社アイル 概要 このマニュアルは二加屋様の Web B2B システムに商品 CSV データから商品情報を登録す るための手順を示すものです マニュアル内で利用するツール このマニュアル内で

MF mypresto インストールガイド 目次 新規インストールの手順 (Windows 版 )... 2 MF mypresto の起動 (Windows 版 )... 7 新規インストールの手順 (Mac 版 )... 8 MF mypresto の起動 (Mac 版 ) 新規イン

捺印ツールを使う 捺印ツールをインストールする 1. [ パソコン決裁 6 試用版捺印ツール ] の [ ダウンロード ] ボタンをクリックします 2. [ 実行 ] ボタンをクリックし [SetupDstmp32.exe] ファイルを実行します ご利用のブラウザまたはバージョンにより画面が異なりま

目次 1. 画面構成 2. ライセンス登録 3. インストール 4. バックアップ方法 5. バッチバックアップ方法 6. 終了方法 7. アンインストール 8. 注意事項 2

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 2.1 (for Windows) インストールガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

はじめに 面的評価支援システム操作マニュアル ( 別冊 ) 国土地理院数値地図 25000( 空間データ基盤 ) 変換編 は 国土地理院の HP よりダウンロードした数値地図 25000( 空間データ基盤 ) の地図データを 面的評価支援システム 用に変換するツールの使用方法についてまとめたものです

更新用証明書インポートツール 操作マニュアル 2011 年 10 月 31 日 セコムトラストシステムズ株式会社 Copyright 2011 SECOM Trust Systems CO.,LTD. All rights reserved. P-1

目次 はじめに D-animalice 使用までの準備作業 モデルデータの編集 モデルツリー情報の作成 モデル関連情報の作成 モデル STL データの作成 D-animalice を使用してアニメーションデータ

差分比較とマージ 機能ガイド

Express5800/51Le電源交換

5. エイジレス80 と Collabo80+ のデータ不整合の解消手順について エイジレス80 と Collabo80+ で会員連携を開始する前に 以下のフローにて データ差異が存在しない状態にしてください 連携開始時には エイジレス80 側を正とさせていただきますので Collabo80+ 側の

各種パスワードについて マイナンバー管理票では 3 種のパスワードを使用します (1) 読み取りパスワード Excel 機能の読み取りパスワードです 任意に設定可能です (2) 管理者パスワード マイナンバー管理表 の管理者のパスワードです 管理者パスワード はパスワードの流出を防ぐ目的で この操作

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Windows インストールガイド 2018(Jun) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール 本製品のアップデートインストール

Shareresearchオンラインマニュアル

FTDI USB-Serial Converter デバイスドライバのインストール(Rev.1.01)

目次 第 1 章はじめに 電子入札システムを使用するまでの流れ 1 第 2 章 Java ポリシーを設定する前に 前提条件の確認 2 第 3 章 Java のバージョンについて Java バージョン確認方法 Java のアンインストール ( ケース2の

改版履歴 版数 日付 内容 担当 V /03/27 初版発行 STS V /01/27 動作条件のオペレーティングシステムに Windows 7 STS を追加 また 動作条件のブラウザに Internet Explorer 8 を追加 V /0

PrintBarrierV3L50(V ) アップデート手順書 第 1.01 版 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 平成 25 年 3 月 7 日 1

<4D F736F F F696E74202D20352D335F8D5C90AC CF909482CC90B690AC82C695D28F572E707074>

WebSAM System Navigator JNS isadmin SNMP Trap 連携設定手順書 NEC 2012 年 12 月

IOWebDOC

Master'sONEセキュアモバイル定額通信サービス(MF120)設定手順書(Ver1_2).doc

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 1.2 (for Windows) インストールガイド 2014(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール


(Microsoft Word - VisionPro\203C\203\223\203X\203g\203\214\201[\203V\203\207\203\223\203}\203j\203\205\203A\203\ doc)

クイックセットアップ for モバイル(Windows)

クライアント証明書インストールマニュアル


ポップアップブロックの設定

SCC(IPsec_win10)_リモート設定手順書.doc

内容 1 はじめに お客様へのご提供方法... 3 新しい機能が追加されたサービスリリース 不具合のみが修正された更新プログラム Microsoft Windows 7 にインストールする際の注意事項 サービスリリース3で新しく追加された機能..

クライアント証明書導入マニュアル

スライド 1

ZipTheRipper のページへ移動したら ダウンロードの文字をクリックして下さい 使用許諾書を確認の上 同意チェックを入力し ダウンロードボタンを押して下さい サブウィンドウが表示されたら 保存 を選択して下さい ダウンロードが開始されます ダウンロードフォルダの中にある ZipTheRipp

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - FTTH各種設定手順書(鏡野地域対応_XP項目削除) docx

2 1: ネットワーク設定手順書 が完了後に行なってください 鏡野町有線テレビ 各種設定手順書 この手順書では以下の内容の手順を解説しています メール設定 ホームページの掲載 お客様がご利用の OS により設定方法が異なる部分があります OS をご確認の上 作業を行なってください お客

秘密鍵ファイルを格納しているフォルダや秘密鍵ファイル自体に、該当ユーザアカウントのフルコントロールアクセス権が設定されているかどうかの確認方法および設定方法について

(3) 図 ファイルの展開先 ( 保存場所 ) 指定画面 が表示されます 参照ボタンを押下すると 図 フォルダ指定画面 が表示されるので 保存先を指定し OK ボタン を押下します 図 ファイルの展開先 ( 保存場所 ) 指定画面 の 展開 ボタンを押下します 図

貸出デバイス用設定手順書

目次 1. はじめに 証明書ダウンロード方法 ブラウザの設定 アドオンの設定 証明書のダウンロード サインアップ サービスへのログイン

図 1 アドインに登録する メニューバーに [BAYONET] が追加されます 登録 : Excel 2007, 2010, 2013 の場合 1 Excel ブックを開きます Excel2007 の場合 左上の Office マークをクリックします 図 2 Office マーク (Excel 20

Microsoft PowerPoint - T4OOマニュアル_admin管理者_ pptx

intra-mart Accel Collaboration — ファイルライブラリ ユーザ操作ガイド   第5版  

Microsoft Word - プリンター登録_Windows XP Professional.doc

アーカイブ機能インストールマニュアル

MSDE 2000/SQL Server 2000へのService Pack 3aのインストール手順書

改訂履歴 Ver 日付履歴 新規作成 5 月末の機能追加として キーワード検索部分およびアドレス直接入力時の入力補完機能 検索結果対象にメーリングリストを追加 メールアドレスとの区別の為にメーリングリストを青字表示 カレンダーアイコン押下時の挙動修正 Gmail 内のアド

NTT Communications PowerPoint Template(38pt)

C1Live

図 2 インストールウイザード画面 図 3 のような画面が表示されるので 使用許諾契約の全項目に同意します (A) にチェックを入れ て 次へ (N)> をクリックしてください 図 3 使用許諾契約の画面 図 4 のような画面が表示されるので 次へ (N) をクリックしてください インストール先を変

Transcription:

モデル分析アドイン操作マニュアル Ver.0.5.0 205/0/05 株式会社グローバルアシスト

目次 概要... 3. ツール概要... 3.2 対象... 3 2 インストールと設定... 4 2. モデル分析アドインのインストール... 4 2.2 モデル分析アドイン画面の起動... 6 3 モデル分析機能... 7 3. 要求分析機能... 7 3.. ID について... 0 3.2 要求ツリー抽出機能... 4 ドキュメント出力機能... 3 4. ドキュメント出力方法... 3 4.2 各ダイアグラム出力内容の詳細... 5 4.2. コンテキスト図 (SysML)... 5 4.2.2 クラス図 (UML) ブロック定義図(SysML)... 6 4.2.3 内部ブロック定義図 (SysML)... 8 5 改版履歴... 20 2/20

概要. ツール概要 モデル分析アドインは モデリングツール Enterprise Architect で作成したモデルに対して 各種分析を行ったり ドキュメント化を行うためのツールです 本ツールを用いることで 作成したモデルのトレーサビリティを向上させることや 設計用ドキュメント作成の効率を向上させる事が可能となります 本ツールの動作に必要な環境は以下の通りです No. 環境備考 2 3 モデリングツール Enterprise Architect (http://www.sparxsystems.jp/) MDG Technology for SysML (http://www.sparxsystems.jp/products/mdg/mdgsysml.htm).net Framework Ver.4 (http://www.microsoft.com/ja-jp/default.aspx) 注意 : バージョン.x 以降で動作確認を行っております オプションです SysML を使用したモデリングを行いたい場合に必要となります ご使用になられる Enterprise Architect に合ったバージョンを利用してください 本ツールでは主に以下の機能を提供しています No. 機能詳細 要求分析機能 2 要求ツリー抽出機能 3 ドキュメント出力機能 要求図内の要求間の関係や 機能や構造との関係をツリー形式で出力します ユーザが指定した要求以下に定義されている要求 機能 構造をツリー形式で抽出します 作成したモデルの内容を基に 設計用ドキュメントの雛形を自動生成します.2 対象 本ドキュメントでは 作成したモデルを用いて各種分析を行ったり ドキュメントの雛形を出力する方法を説明しています UML や SysML 自体の説明や Enterprise Architect の操作方法に関する説明などにつきましては 各ツールの操作マニュアルなどを参照してください ( なお 以降の説明中の各図は Windows7 上のスクリーンショットです ) 3/20

2 インストールと設定 モデル分析アドインは UML モデリングツール EnterpriseArchitect のアドインとして実装されています このため, 事前に EnterpriseArchitect 本体および必要に応じて SysML アドイン (MDG Technology for SysML) をインストールする必要があります (EnterpriseArchitect のインストール方法については ツールに付属のマニュアルを参照してください ) 2. モデル分析アドインのインストール モデル分析アドインのインストールは インストール用バッチファイル ModelAnalysisSetup.bat を実行して行います こちらのバッチファイルを実行後 EnterpriseArchitect を起動し 上部メニュー中の アドイン 拡張 の部分に モデル分析 が追加されていれば インストールは完了です インストール用バッチファイルでは レジストリの情報を変更するため 管理者権限のあるユーザが 管理者として実行 を選択して実行してください 図 2.. モデル分析アドインのインストール もしも 上記メニューが表示されていない場合は 上部メニュー中の アドイン 拡張 中の アドインの管理 を選択し アドインマネージャ を起動してください アドインマネージャ 内の 有効なアドイン リストの中に モデル分析 が含まれている場合は インストール自体は成功しています 右側の 起動時に読み込み 欄にチェックを入れて Enterprise Architect 本体を再起動してください 図 2..2 アドインマネージャの設定 4/20

インストールバッチを実行しても アドインマネージャ 内に モデル分析 の項目が追加されていない場合には ツールのインストールに失敗しています 以下の手順で手動インストールを行ってみてください 0. モデル分析アドインの DLL ファイル (ModelAnalysis.dll) を Enterprise Architect 本体のインストールディレクトリにコピーしてください デフォルト設定のまま Enterprise Architect をインストールしている場合 インストール先は以下のディレクトリとなります C:\Program Files (x86)\sparxsystems Japan\EA\ 02. コマンドプロンプトを起動し EnterpriseArchitect 本体のインストールディレクトリに移動してください その後 アセンブリ登録ツール (RegAsm.exe) を実行してください アセンブリ登録ツール (RegAsm.exe) は 通常 以下のディレクトリに存在します C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.3039\RegAsm.exe 図 2..3 アセンブリ登録ツール 03. スタート メニューの プログラムとファイルの検索 もしくは プログラムを指定して実行 にて regedit と入力し レジストリエディタを起動します 04. 左側のウィンドウで HKEY_CURRENT_USER Software SparxSystems EAAddins を選択します 図 2..4 レジストリエディタ 05. 上記 EAAddins を右クリックして 新規にキーを作成し アドインの名称を入力します アドインの名称は任意です DLL のファイル名や名前空間と一致している必要はありません ここで付けた名称が EnterpriseArchitect のアドインマネージャに表示されます 06. 作成したキーに ModelAnalysis.Connector と設定します 5/20

図 2..5 レジストリの設定 以上の操作で モデル分析アドインの情報が Enterprise Architect に登録されます Enterprise Architect を再起動し 上部メニュー中の アドイン 拡張 の部分に モデル分析 が追加されていることを確認してください 2.2 モデル分析アドイン画面の起動 モデル分析アドインでは 各種操作を行う画面をアドイン サブウィンドウとして用意しています アドイン サブウィンドウが表示されていない場合 上部メニュー中の アドイン 拡張 メニュー中の アドイン サブウィンドウ のチェックを ON にしてください アドイン というタブ名の画面がアドイン サブウィンドウとして表示されます 図 2.3. アドイン サブウィンドウの表示 アドイン サブウインドウの表示位置は環境によって異なる場合があります アドイン という名称のタブを選択してください 6/20

3 モデル分析機能 本機能は EnterpriseArchitect で作成した SysML モデルに対して 主に要求モデルの分析を行う機能です 本機能を利用するためには EnterpriseArchitect の SysML 機能 (MDG Technology for SysML) が必要となります 3. 要求分析機能 本機能は ユーザが指定した要求図内の要素の関係を一覧表示するための機能です 要求間の関係や 要求と機能 ( ユースケース ) の関係 そして要求と構造 ( ブロック ) の関係を一覧表示します 本機能を使用する際には アドイン ウインドウ 内の 要件一覧 タブを選択してください 図 3.. 要求分析機能 ダイアグラムビュー で分析対象の要求図を選択し 要求抽出 ボタンを押下すると 対象要求図内の要求を一覧表示します 図 3..2 要求情報一覧表示 7/20

また 要求 - 機能抽出 を押下すると 対象要求図内の要求と各要求に対応する機能 ( ユースケース ) を一覧表示します ( 表示されるユースケースは 要求と洗練 (refine) の関係で対応付けられたユースケースのみとなります ) 図 3..3 要求 - 機能情報一覧表示 そして 要求 - 要素抽出 を押下すると 対象要求図内の要求と各要求に対応する構造 ( ブロック ) を一覧表示します ( 表示されるブロックは 要求と充足 (satisfy) の関係で対応付けられたブロックのみとなります ) 図 3..4 要求 - 要素情報一覧表示 8/20

抽出した一覧表は 出力 ボタンを押下することで CSV 形式のファイル出力が可能です 図 3..5 ファイル出力 なお 要求図以外が選択されている状態で 要求抽出 要求 - 機能抽出 要求 - 構造抽出 ボタンを押下した場合には 以下のような警告が表示されます 図 3..6 警告画面 9/20

3.. ID について 一覧表に表示される要素の ID 情報の定義方法は 以下のとおりです なお 各要素の ID 情報はオプションです ID が定義されていない要素については 一覧表内で対象箇所が空欄で表示されます 要求対象要求要素をダブルクリックして表示される 要求 画面内の ID 欄で入力を行います 図 3..7 要求の ID 定義 ユースケースステレオタイプを使用して ID 情報を定義します 対象要素の プロパティ 画面中の ステレオタイプ 欄に入力を行います 図 3..8 ユースケースの ID 定義 ブロックタグ付き値を使用して ID 情報を定義します 対象要素の プロパティ 画面右側で タグ を選択し 上部の 新規タグ付き値 ボタンを押下します 表示された タグ付き値 画面内で タグ 欄に id を設定し 値 欄に実際の Id 情報を設定します 図 3..9 ブロックの ID 定義 0/20

3.2 要求ツリー抽出機能 本機能は ユーザが指定した 要求 要素配下に定義されている各要素を一覧表示するための機能です 要求間の関係や 要求と機能 ( ユースケース ) の関係 そして要求と構造 ( ブロック ) の関係を一覧表示します 本機能を使用する際には アドイン ウインドウ 内の ツリー表示 タブを選択してください 図 3.2. 要求ツリー抽出機能 ダイアグラムビュー で分析対象の要求図を選択した後 分析を開始する要求を選択し 要求ツリー抽出 ボタンを押下すると 対象要求配下に定義されている要素を一覧表示します 図 3.2.2 要求ツリー 一覧表示画面では 各要素を擬似的なツリー構造で表示します また Id が定義されている要素については要素名の前に Id 情報を付与して表示します /20

抽出したツリー構造は 出力 ボタンを押下することで CSV 形式でファイル保存が可能です 図 3.2.3 ファイル出力 2/20

4 ドキュメント出力機能 4. ドキュメント出力方法 本機能は ユーザが作成した UML/SysML のモデル情報を基に 設計用ドキュメントの雛形を自動生成する機能です 上部メニュー中の アドイン 拡張 メニューから モデル分析 ドキュメント生成 を選択します 図 4.. ドキュメント生成 対象モデル内を検索し 内部に含まれる UML/SysML ダイアグラムの名称 タイプを ダイアグラム選択画面 に一覧表示します コンテキスト図は SysML の内部ブロック図でステレオタイプに <<ContextDiagram>> が指定されているダイアグラムとなります 図 4..2 ダイアグラム一覧表示 ダイアグラム選択 画面では 設計ドキュメントの雛形に出力したいダイアグラムの 出力 欄をチェックします また 詳細情報を追加したいダイアグラムの 詳細 欄をチェックします ( 出力 欄をチェックすると 対象ダイアグラムの全体図を出力します また 詳細 欄をチェックすると 対象 3/20

ダイアグラム内に記載されている各要素の定義を出力します ) また 画面下部の 保存先 欄で 出力対象設計ドキュメントの名称 (Word ファイル名 ) を指定します OK ボタンを押下すると 対象ダイアグラムの内容を記載した設計ドキュメントの雛形を自動生成します 図 4..3 設計ドキュメントの雛形出力例 4/20

4.2 各ダイアグラム出力内容の詳細 各ダイアグラムにおいて 詳細 を選択した際の出力内容を説明します 4.2. コンテキスト図 (SysML) コンテキスト図では ダイアグラム内に記載されている各要素の名称およびその説明文が以下の書式で出力されます 2 要素名 型情報 : 対象要素の 名称 および 型名 を以下の書式で出力します < 名称 >::< 型名 > 名称 は 別名 が定義されている場合には 別名 を優先します 型情報 は 対象要素に割り当てられているクラス ブロックの名称を出力します 2 詳細情報 : 対象要素の ノート に記載された内容を出力します 2 5/20

4.2.2 クラス図 (UML) ブロック定義図 (SysML) UML のクラス図および SysML のブロック定義図では ダイアグラム内に記載されている各要素の詳細情報が以下の書式で出力されます 2 3 4 5 6 7 8 9 0 2 3 4 5 要素名 : 対象要素の 名称 と要素タイプを出力します 名称 は 別名 が定義されている場合には 別名 を優先します 2 要素の説明 : 対象要素の ノート に記載されている内容を出力します 3 親クラス : 対象要素の親クラスの名称を出力します 親クラスが複数存在する場合には,( カンマ ) 区切りで名称を列挙します 4 属性名 : 対象要素に定義されている属性の名称を出力します 別名 が定義されている場合には 別名 を出力します 5 属性型 : 属性の型名を出力します 6 属性必須情報 : 属性の多重度の下限値が 0 の場合には O を 以上の場合には M を出力します 7 属性多重度情報 : 属性の多重度の上限値が の場合には を それ以外の場合には N を出力します また 多重度に順序指定 がチェックされている場合には ord を出力します 8 属性の説明 : 属性の ノート に記述されている内容を出力します 9 操作名 : 対象要素に定義されている操作の名称を出力します 別名 が定義されている場合には 別名 を出力します 0 操作の戻り値 : 操作の戻り値を出力します 操作の説明 : 操作の ノート に記述されている内容を出力します 2 パラメータの方向 : 操作に定義されているパラメータの方向 (in/out/inout/return) を出力します 3 パラメータ名 : パラメータの名称を出力します 別名 が定義されている場合には 別名 を出力します 4 パラメータ型 : パラメータの型名を出力します 5 パラメータの説明 : パラメータの ノート に記述されている内容を出力します 6/20

2 4 5 4 8 6 7 7 9 0 9 3 4 2 5 7/20

4.2.3 内部ブロック定義図 (SysML) SysML の内部ブロック図では ダイアグラム内に記載されている各要素の詳細情報が以下の書式で出力されます 2 3 4 5 6 7 8 プロパティ名 型情報 : 対象プロパティの 名称 および 型名 を以下の書式で出力します < 名称 >::< 型名 > 名称 は 別名 が定義されている場合には 別名 を優先します 型情報 は 対象要素に割り当てられているクラス ブロックの名称を出力します 2 プロパティの説明 : 対象プロパティの ノート に記載されている内容を出力します 3 ポート名 型情報 : 対象ポートの 名称 および 型名 を出力します 4 ポート方向 : 対象ポートの方向 (in/out/inout/none) を 向き 共役 から判断して出力します 5 ポートの説明 : 対象ポートの ノート に記載されている内容を出力します 6 インターフェース名 : ポートに付属するインターフェースの名称を出力します 7 インターフェース種類 : 対象インターフェースの種類 ( 要求インターフェース :ReqIF, 提供インターフェース : ProIF) を出力します 8 インターフェースの説明 : 対象インターフェースの説明を記述します 2 4 3 3 3 5 3 8/20

6 7 現バージョンでは 上記に示したコンテキスト図 (SysML) クラス図 (UML) ブロック定義図 (SysML) 内部ブロック図 (SysML) のみ詳細情報を出力します これ以外のダイアグラムに対して 詳細 を指定した場合は何も出力されません ( ダイアグラム全体の図のみ出力されます ) 9/20

5 改版履歴 日付バージョン内容 205/0/05 0.5.0 β 版向け新規作成 20/20