資源開発環境調査 ブルガリア共和国 Republic of Bulgaria
目 次 1. 一般事情 1 2. 政治 経済概要 2 3. 鉱業概要 3 4. 鉱業行政 3 5. 鉱業関係機関 3 6. 投資環境 4 7. 地質 鉱床概要 5 8. 鉱山概要 7 9. 新規鉱山開発状況 11 10. 探査状況 11 11. 製錬所概要 11 12. わが国のこれまでの鉱業関係プロジェクト実施状況 14 資料 ( 統計 法律 文献名 URL 等 ) 14
1. 一般事情 1-1. 面積 11.09 万km2 ( 日本の 0.29 倍 ) 1-2. 人口 797 万人 (01 年 3 月 ) 1-3. 首都ソフィア人口 110 万人 (2001 年センサス ) 1-4. 人種ブルガリア人 ( 約 80%) トルコ系(9.7%) ロマ(3.4%) 等 1-5. 公用語ブルガリア語 1-6. 宗教大多数はブルガリア正教 ( ギリシャ正教が属する東方教会の一派 ) 他に 回教徒 少数のカトリック教徒 新教徒等がある 1-7. 地勢等横長方形に近い国で 4 地域に分けられる 平野が 31.4% 台地が 41.1% 山地が 27.6% の割合となっている 気候は温帯に属し 南部低地地帯は 25 以上の日が年間 100 日以上あり 温暖であるのに対し 各地の盆地は 0 以下の日が年間 100 日を超え 冷涼である (3 月 3 日トルコからの開放記念日 ) 681~1018 年第一次ブルガリア王国成立 1185~1396 年第二次ブルガリア王国成立 1396~1878 年トルコによる占領 1879~1944 年第三次ブルガリア王国成立 1944 年共産主義政権成立 1946 年ブルガリア人民共和国成立 1989 年共産党独裁体制終焉 1991 年民主的な新憲法採択 ( 東方観光局 HP) - 1 - ブルガリア
2. 政治 経済概要 2-1. 政体 共和制 2-2. 元首 ゲオルギ パルヴァノフ (Georgi Purvanov) 大統領 (2002 年 1 月就任任期 5 年 ) 2-3. 議会 一院制 (240 名 ) 議長オグニャン ゲルジコフ (Ognyan Gerdjikov) 2-4. 政治概況 2001 年 6 月 17 日任期満了に伴う国民議会選挙が実施され 800 日以内に経済を抜本的 に改革し 国民生活を改善する との公約を掲げた シメオン2 世国民運動連合 が第 1 党となり トルコ系少数民族政党 権利と自由のための運動 とともに 元国王シメオ ン2 世を首班とする連立内閣を樹立した また 2001 年 11 月 18 日大統領選の決選投票が 行われ社会党党首のパルヴァノフ候補が ストヤノフ大統領を破り 2002 年に就任した 2-5. 主要産業 農業 ( 穀物 酪農 ) 工業( 化学 石油化学 食品加工 ) 2-6. GDP 146 億米ドル一人当たり 1,978 米ドル (2002 年ブルガリア統計局 ) 2-7. 通貨 ブルガリア レフ / 複数形 : レヴァ (BGN) 2-8. 為替レート 1US$=1.4951BGN(2005/02 現在 ) 年末 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 1US$= 1.9469 2.1019 2.2193 1.8850 1.5486 (International Financial Statistics 2004) 2-9. 貿易 (2002 年 ) 金額 品目 輸出 74.4 億米ドル 衣服 靴 鋳鉄類 非鉄金属 食品 機械類 輸入 99.2 億米ドル原油 木材 紙類 機械類 天然ガス 化学製品 対日貿易 (2002 年 ) 金額 品目 輸出 25.3 百万ドル ワイン 繊維製品 魚介類等 輸入 16.4 百万ドル 電気機器 通信機器等 2-10. 経済概況コトレフ前政権は IMF 主導の経済改革を推進し 国営企業 ( 一部の公共事業を除く ) の民営化を進めた また 金融面で 97 年の通貨準備高の増加等が見られるようになり マクロ経済は安定した 一方 大規模国営企業のリストラに伴い 98 年以降減少傾向にあ - 2 - ブルガリア
った失業率が低下し 特に地方において大きな社会問題となった シメオン政権は 安定しているマクロ経済を追い風として海外からの投資拡大 税制改革による経済再建 汚職追放として海外からの脱却等の経済的 社会的諸問題に取り組もうとしている 3. 鉱業概要ブルガリアの鉱業は 銅 鉛亜鉛 金 マンガン 工業原料鉱物を産出する 世界規模から見れば小規模であるが 精錬プラントまであり 産業として整っている ブルガリア政府は市場経済化を約束しており 民営化の法律は 1992 年に成立している また 1998 年に地下資源法が制定され 民間の鉱業部門への投資促進を目指している 銅は Asarel-Medet 鉱山 Elatsite 鉱山 Chelopech 鉱山から産出される いずれもブルガリア中部にある ブルガリアの亜鉛鉱山はブルガリア中部の Plovdiv 地域とギリシア国境近くの Madan 地域にある 製錬所は Plovdiv と Madan(Kurdjali) にある World Metal Statistics のデータによれば 2003 年のブルガリアの鉛 亜鉛の鉱山生産はいずれも増産となっているが 詳細は不明である 銅鉛亜鉛モリフ テ ン銀 主要鉱産物の生産動向 ( 単位 :t) 年 2000 2001 2002 2003 76,000 80,200 84,100 13,700 18,500 28,600 10,000 11,000 25,800 400 400 400 23.8 23.8 23.8 69,400 31,300 30,700 200 23.8 出典 :World Metal Statistics, March 2004 4. 鉱業行政 4-1. 法律地下資源法 1998 探査権は 3 年の期間で与えられ 2 年間ごとに2 回の延長が可能 鉱業権は 35 年まで与えられるが 更に15 年の延長が可能である 4-2. 環境保護探査 開発段階より環境保護のための規制を受ける 5. 鉱業関係機関 5-1. 政府機関鉱業に関し 次の省が関与している - 3 - ブルガリア
環境 水利省(Ministry of Environment and Water) 鉱業の管理監督を行なっている 経済省(Ministry of Economy) 地域開発 公共省(Ministry of Regional Development and Public Works) エネルギー エネルギー資源省(Ministry of Energy and Energy Resources) 環境 水利省の機構 01 January 2003г. Minister of Environment and Water Administrative stuctures on direct subordination to the Minister 1 Executive Environmental Agency-162 Inspectorate 2 Secretary General Political Staff 10 2.Regional inspectorates - 682 3. National park directorates - 175 4. Basin directorates - 242 General Administration 59 Specialised administration 196 "Legal servicing" Directorate "Financial and property management, human resources and public relations" Directorate - 45 "National Nature Protection Service" Directorate -15 "Protected areas" Department - 7 "Bio diveristy" Department - 7 "Strategy, EU Integration and International Cooperation" Directorate - 29 "Environmental Strategies and Programs" Department - 12 "EU integration" Department - 9 "Ineternational cooperation" Department - 7 "Accounting, budget planning and financial resources" Department- 12 "Human resources and public relations" Department - 17 "Economic activity and information service" Department - 15 "Preventitive Activities" Directorate-16 "Environmental Impact Accessment and EA" Department - 7 Prevention of Industrial Pollution Dept. - 9 "Water" Directorate - 40 "Water use" Department - 24 "Protection of water bodies" Department -15 "Subsurface and Underground Resources" Directorate - 27 "Subsurface and reserves balance" Department -12 Directorate "Coordiantion of the regional inspectorates"-18 "Geology and research authorisation" Department - 14 "Control and management of hazardous chemical substances" Department - 17 "EU environmental funds" Directorate - 18 "EU environmental funds" Department - 17 "Air protection" Directorate-15 "Air quality" Department - 6 "Global athmosphere processes" Departament -7 "Waste management" Directorate - 18 ( Ministry of Environment and Water HP より ) "Management of household and construction waste" Department - 8 6. 投資環境 6-1. 外資政策商業法 (Commercial Code 1991) が 国内外の資本に関係なくブルアリアの会社設立などを規程している 外資を歓迎する政策をとっており 各種の業種および会社の権益の取得 銀行口座の設置が認められている ただし 外資から指摘される問題点として次のようなことが挙げられる 政府の財政問題 インフラストラクチャーの不足 法律の度重なる変更 国内消費不足 等 - 4 - ブルガリア
6-2. 税制外国投資に対する税制は 基本的に国内の税制を適用するが 国際的な取決めがある場合は二重課税防止等の処置はされる 6-3. 民営化民営化法案が 2002 年に成立した 民営化の対象となる企業は 国営および公的所有の企業である 国営企業はすべて民営化庁 (Privatization Agency) が管理している 7. 地質 鉱床概要 7-1. 地質ブルガリアは, アルプス地向斜帯内部のバルカン半島南東部に位置する このアルプス地向斜帯は 北に伸びる Carprtho-Balkan branh と 南に伸びる Dinaric-He11enic branch の二つの branch を持っている そして Thracian median massif がこれらの Branch を結合している 深部まで発達する断層によって Thracian median massif は Rhodope Serbo-Macedonian massif など幾つかの小岩体に分割されている アルプス地向斜帯の北側は Moesian platform に また南西側は Adriatic platform に接する ブルガリアの国土は アルプス融帯の北側部分ばかりでなく 北では Moesian platfor m 南では Rhodope massif の範囲までカバーする Serbo-Macedonian massif の一部はブルガリアの南西部で露出し Rhodope massif とは Kraishtide 帯と Struma 断層によって分断されている ブルガリアにおける鉱床生成区分について述べる それらは基本的に次の 3 つの地質ブロックに分けることができる すなわち 北部が Moesian 南西部が West Rhodope-Srednogorie 南東部が East Rhodope-Strandza の各ブロックである 鉱床生成区は 地質構造や火成活動が異なるばかりでなく 下記の特有の鉱床生成によって特徴づけられる すなわち : Rhodope 構造 - 鉱床生成区 : 鉛 亜鉛鉱床 ( 工業的にはこれが最も重要 ) と螢石 クロム 重石鉱床が存在 Srednogorie 構造 - 鉱床生成区 : 銅鉱床 鉄鉱床 Balkan 構造 - 鉱床生成区 : 多金属鉄鉱床 金鉱床 Kraishtide 構造 - 鉱床生成区 : 金鉱床 Moesian 構造 - 鉱床生成区 : 岩塩石膏 石英 カオリン 堆積性マンガン鉱床 - 5 - ブルガリア
( 出典 : 平成 6 年資源開発協力基礎調査フ ロシ ェクト選定調査報告書 ) - 6 - ブルガリア
8. 鉱山概要 Asarel-Medet 鉱山と Elatsite 鉱山はポーフィリー型鉱床を露天採掘しており 銅品位は 0.2~0.5% と低い 1998 年には操業に伴う環境問題が指摘されていた Chelopech 鉱山は首都 Sofia の北 70km に位置し 銅のほかに金 銀を含む鉱石を坑内採掘していたが 同鉱山を経営する Navan Mining 社 ( 英 ) は 2002 年 12 月に倒産した 同鉱山を含む Navan 社のブルガリア資産は Dundee Precious Metals 社 ( 加 ) が債権者である Deutsche 銀行 ( 英 ) から 26.5 百万 US ドルで購入した 2004 年 2 月にブルガリア経済大臣は Chelopech Mining 社との鉱区契約の付属書に署名し Dundee 社に鉱業権が付与された 付属書では期間は 30 年で その間の投資額は 18 百万 US ドルと規定され 15 年の延長規定がある Dundee 社は 2008 年までに鉱山開発に 30 百万 US ドル 選鉱設備更新に 60 百万 US ドルを投資する計画である 欧州復興開発銀行が一部資金を融資する Navan 社の 2002 年 12 月の破産後 Chelopech 鉱山が操業を継続したかどうか情報がないが World Metal Statistics によれば銅生産量が 2002 年の 84,100t から 2003 年の 69,400t に減少していることから 生産は行われていない模様である - 7 - ブルガリア
8-1. 鉱山概要 ( 操業鉱山 ) 記号 Bulgaria-CuAu-Asarel Medet 国名 / 地域 :Bulgaria 名前 :Asarel Medet 位置 : ブルガリア中部 会社名 ( 権益比率 ):Voestalpine 鉱山従業員 75% ブルガリア政府 25% 鉱床鉱種 :Cu Au 品位 : 銅品位は0.2~0.5% 鉱床タイプ : ポーフィリー型鉱床 生産量 ( 直近 5 ヵ年 ) 生産開始年 :1989 年 粗鉱生産量品位金属量 Mt % Cu t Cu 1999 10 0.40 35,000 e 2000 10 e 0.40 35,000 e 2001 - - 35,000 e 2002 11 e 0.40 40,000 e 2003 11 e 0.40 40,000 e Raw Materials Data August 2004 採鉱法 : 露天掘 選鉱法 : バイオリーチング 鉱石の処理に際し 粘土の分離 不十分な破砕 硫化鉱よりも多い酸化 鉱といった問題があり 工程の最適化を米国の貿易開発庁 (Trade and Development Agency) の援助により行う計画 副産物等 : セメント銅 1,000t(75%Cu) Au 備考 :1998 年には操業に伴う環境問題が指摘されていた 国営鉱山会社であるGorubso-Zlatograd 社の経営が悪化したため 政府は売却を 試みたが 売却できず 同社は精算手続きに入った 文献 金属資源レポート 2004.05 Vol.34 No.1 特集号 : 世界の鉱業の趨勢 JOGMEC 非鉄金属鉱山データ& マップ世界の主要な鉱山銅 2004 年 3 月 ( 社 ) 日本 メタル経済研究所 海外鉱業情報特集号 : 世界の鉱業の趨勢 Vol.33 No.1 2003 年 5 月金属鉱業 事業団 Raw Materials Data August 2004-8 - ブルガリア
8-2. 鉱山概要 ( 操業鉱山 ) 記号 Bulgaria-CuAu-Elatsite 国名 / 地域 :Bulgaria 名前 :Elatsite 位置 : ブルガリア中部 会社名 ( 権益比率 ):State of Bulgaria 鉱床鉱種 :Cu 品位 :0.2~0.5%Cu 鉱床タイプ : ポーフィリー型鉱床 生産量 ( 直近 5 ヵ年 ) 年 粗鉱生産量品位金属量 Mt % t Cu 1999 35,000t e 2000 12 e 0.35 35,000t e 2001 35,000t e 2002 11 e 0.35 35,000t e 2003 11 e 0.35 35,000t e Raw Materials Data August 2004 採鉱法 : 露天採掘 選鉱法 : 浮遊選鉱 副産物等 :Au 備考 :1998 年には操業に伴う環境問題が指摘されていた 文献 金属資源レポート 2004.05 Vol.34 No.1 特集号 : 世界の鉱業の趨勢 JOGMEC 非鉄金属鉱山データ& マップ世界の主要な鉱山銅 2004 年 3 月 ( 社 ) 日本 メタル経済研究所 非鉄金属鉱山データ& マップ世界の主要な鉱山銅 2002 年 3 月 ( 社 ) 日本 メタル経済研究所 Raw Materials Data August 2004-9 - ブルガリア
8-3. 鉱山概要 ( 操業鉱山 ) 記号 : Bulgaria-PbZn-Dimov Dol 国名 / 地域 :Bulgaria/ 名前 :Dimov Dol 会社名 ( 権益比率 ): Rudmetal 社 鉱床鉱種 :Pb Zn 生産量 ( 直近 5 ヵ年 ) 生産開始年 :2002 年 3 月に生産を再開 年 粗鉱生産量 Mt 品位 % Pb+Zn 2002( 計画 ) 50,000 e 10-15 2003 文献 海外鉱業情報特集号 : 世界の鉱業の趨勢 Vol.33 No.1 2003 年 5 月金属鉱業事業団 - 10 - ブルガリア
9. 新規鉱山開発状況該当なし 10. 探査状況 Hereward Ventures 社 ( 英 ) はブルガリアで 1,000km 2 に及ぶ鉱区を所有する 浅熱水性金鉱床が主対象であるが 2003 年は Dobroselets 鉱区 (92km 2 ) でトレンチ調査 地化学探査 物理探査を行い 2004 年以降に行うべきボーリング調査のための有望地を抽出した Dundee Precious Metals 社 ( 加 ) は Krumovgrad における金探鉱に 45 百万 US ドルを投資する計画である ブルガリアの鉱山会社 Gorubso- Kardzhali は Chala 金鉱山の開発を進めており 2004 年 2 月に生産を開始した 金品位 4.0~7.0g/t で 2004 年は粗鉱 10,000t 生産を予定している 11. 製錬所概要 Umicore 社 ( ベルギー ) が経営する Pirdop 銅製錬所は 2003 年に粗銅 ( アノード ) を 213,000t 生産して前年の 181,000t を上回り 電気銅 ( カソード ) を 46,000t 生産して前年の 41,000t を上回った 同製錬所は 5 年計画の拡張工事が 2002 年後半に完了していた Umicore 社は Pirdop 製錬所を 1997 年に取得し その後 200 百万 US ドル投資して生産量を倍増させた ブルガリア最大の鉛 亜鉛製錬所である KTZM の生産量は下表のとおりである 同製錬所の 2003 年 1~6 月期は 1.42 百万 US ドルの損失で 同製錬所は市況の低迷を理由としている 同製錬所は亜鉛製錬能力の増強を受け 2003 年の計画生産量は亜鉛 73,000t で 鉛もほぼ同量生産したいとしていた 鉱種 2002 年 2003 年 1~6 月 ( 前年同期比 ) 亜鉛 63,475t 33,673t (+ 6.6%) 鉛 60,614t 30,226t (-32.4%) 第 2 位の鉛 亜鉛製錬所である OTZK の生産量は下表のとおりである 精鉱不足と市況の低迷により 同製錬所は一次鉛製錬を 2002 年 4 月から 2003 年 2 月まで停止して鉛電池のみを処理した また亜鉛製錬は 2002 年は 35% の減産とした 2003 年の生産目標は 亜鉛 22,000t 鉛 14,000~16,000t であった 鉱種 2002 年 2003 年 1~6 月 亜鉛 19,530t 6,000t 鉛 6,844t 2,800~3,000t - 11 - ブルガリア
11-1. 製錬所概要 ( 操業 ) 記号 :Bulgaria-Cu-Pirdop(MDK) 国名 / 地域 :Bulgaria/Pirdop 名前 :Pirdop(MDK) Copper Smelter/Refinery 位置 :Pirdop, Sofia 緯度 経度 : 会社名 ( 権益比率 ):Umicore, State of Bulgaria 主要生産金属 :Cu 生産量 ( 直近 5 ヵ年 ) 年 生産量 ( 金属量千トン ) 製錬 溶錬 精錬 1999 90.0 28.0 e 2000 165.6 32.5 2001 146.0 34.0 e 2002 181.0 41.0 2003 212.0 46.0 e 製錬方法 : 製錬 溶錬 : 自溶炉 精錬 :ELR 文献 : Raw Materials Data, Feb. 2002, Raw Materials Group Raw Materials Data, Feb. 2004, Raw Materials Group Who Owns Who in Mining 2001-12 - ブルガリア
11-2. 製錬所概要 ( 操業 ) 記号 : Bulgaria-PbZn-KTZM 国名 / 地域 : Bulgaria/ 名前 : KTZM 会社名 ( 権益比率 ): 生産量 ( 直近 5 ヵ年 ) 生産開始年年金属量 2002 Zn 63,475t Pb 60,614 2003.(Jan-Jun) Zn 33,673 Pb30,226 文献 : 金属資源レポート 2004.05 Vol.34 No.1 特集号 : 世界の鉱業の趨勢 JOGMEC 11-3. 製錬所概要 ( 操業 ) 記号 : Bulgaria-PbZn-OTZK 国名 / 地域 : Bulgaria 名前 : OTZK 主要生産金属 : 鉛 亜鉛生産量年金属量 2002 Zn 19,530t Pb 6,844t 2003(Jan-Jun) Zn 6,000t Pb 2,800~3,000t 備考 : 精鉱不足と市況の低迷により 同製錬所は一次鉛製錬を2002 年 4 月から2003 年 2 月まで停止して鉛電池のみを処理した また亜鉛製錬は2002 年は35% の減産とした 文献 : 金属資源レポート 2004.05 Vol.34 No.1 特集号 : 世界の鉱業の趨勢 JOGMEC - 13 - ブルガリア
鉱山製錬所位置図 Dimov Dol Pirdop(MDK)CopperSmelter/Refinery Asarel Medet Elatsite 操業鉱山 Asarel Medet Elatsite Dimov Dol 探鉱開発なし精錬所 Pirdop(MDK) Copper Smelter/Refinery Pirdop, Sofia 12. わが国のこれまでの鉱業関係プロジェクト実施状況実績なし 資料 Ministry of Environment and Water:http://www2.moew.government.bg/index_e.html Bulgaria Mining Chamber:http://www.bmc-bg.org/en/us.htm 平成 6 年資源開発協力基礎調査フ ロシ ェクト選定調査報告書 JMEC 平成 7 年 3 月 - 14 - ブルガリア