通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境

Similar documents
第 2 四半期累計として 連結の売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益とも 過去最高 上期で初の売上高 1 兆円を達成 4 月 27 日に発表した連結業績予想数値との比較でも それぞれプラス 事業環境に関する認識と確認 ( 物流業界の状況 ) 国内外ともに 景気の回復基調は続き 荷動きは おおむね

Ⅰ. 経営状況 A.2019 年 3 月期第 1 四半期決算の概要 1) 概要 ( 連結 ) ( 単位 : 億円 %) 2019/3 期 1Q 実績 /3 期 1Q 実績 2 額 ( 前年比 ) 3=1-2 率 ( 前年比 ) 4=3 2 X100 上期予想 (4/27 発表 ) 5 進

2019 年 3 月期第 3 四半期決算 ご参考資料 2019 年 1 月 31 日日本通運株式会社経営企画部

Ⅰ. 経営状況 A.2017 年 3 月期決算の概要 1) 概要 ( 連結 ) 2017/3 期実績 /3 期実績 2 増減額 ( 前年比 ) 3=1-2 増減率 ( 前年比 ) 4=3 2x100 通期予想 (1 月 31 日発表 ) 5 差額 6=1-5 進捗率 7=1 5 x100

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

2009年3月期 第2四半期決算説明会

Ⅰ. 経営状況 A.2019 年 3 月期第 2 四半期決算の概要 1) 概要 ( 連結 ) ( 単位 : 億円 %) 2019/3 期 実績 /3 期 実績 2 増減額 ( 前年比 ) 3=1-2 増減率 ( 前年比 ) 4=3 2x100 予想 (4 月 27 日発表 ) 5 差額

chukankessan

2019 年 3 月期 決算説明会資料 2019 年 4 月 26 日日本通運株式会社

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

2017年度 決算説明会資料

2018年度 第3四半期累計 1-9月 実績 2017年 19月期 2018年 19月期 増減 () 9,302 9, % +4.1% 営業利益 % 0.0% % +9.7% 親会社の所有者に 帰属する四半期利

決算補足説明資料 2011年3月期(10/4~11/3)

Microsoft PowerPoint _FY162Q決算説明会プレゼン資料QQ_final_web

決算サマリー 2019 年 3 月期第 1 四半期業績概要 売上高 596 億円 ( 前四半期比横ばい ) 営業利益 60 億円 ( 同 34% 増 ) 自動車向けの需要が コンデンサ中心に堅調 2019 年 3 月期業績予想 上期の業績予想を上方修正 自動車 産業機器の電子化やスマートフォンの高機

第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

決算概況

2018年度第2四半期 決算概要

平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

平成21年3月期 決算補足説明資料

kessan

2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

PowerPoint プレゼンテーション

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

Microsoft PowerPoint - 3rdQuarterPresentations2013_J03.ppt

2017 年 3 月期決算説明資料 2017 年 5 月 15 日 近鉄グループホールディングス株式会社 ( 証券コード 9041)

2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

2016年1月期 第1四半期 決算概要

Microsoft PowerPoint - 決算説明資料2(日).ppt

2011年3月期決算説明会

Q8: 為替変動が売上収益に与えたインパクトはどの程度か? A: 為替変動により 当第 4 四半期における売上収益は前年同期比で 49 億円増加しました また 通期では 為替変動により 売上収益は前年同期比で 565 億円増加しました HR テクノロジー事業 Q9:( 通期 ) 売上収益が米ドルベー

<4D F736F F F696E74202D A4A8EA A F AFA96968C888E5A90E096BE89EF C835B83938E9197BF5F5A5A35>

部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +


証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

平成22年3月期 決算概要

スライド 1

2018年度(2019年3月期)第3四半期決算説明資料


日通グループ経営計画 2018 新 世界日通

Microsoft PowerPoint - ★決算説明資料_0110

2018 年度上期の振り返り 代表取締役社長 小郷三朗 2018 SUNTORY BEVERAGE & FOOD LIMITED. All Rights Reserved. 2

決算概要

highlight.xls

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

2018 年度 第 2 四半期決算説明会資料 2018 年 11 月 6 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向

タイトルを入力

スライド 1


スライド 1


2018 年 3 月期決算説明資料 2018 年 5 月 15 日 近鉄グループホールディングス株式会社 ( 証券コード 9041)

スライド 1

(2) 財政状態 ( 連結 ) の変動状況総資産 株主資本 株主資本比率 1 株当たり株主資本 百万円 百万円 % 円 銭 18 年 6 月期第 3 四半期 28,677 11, , 年 6 月期第 3 四半期 17 年 6 月期 27,515 11,159 40

1. 国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 抜粋 翻訳 ) 国際財務報告基準に準拠した財務諸表の作成方法について当行の国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 以下 IFRS 財務諸表 という ) は 平成 27 年 3 月末時点で国際会計基準審議会 (IAS B) が公表している基準及び解釈指針に

2018年3月期 決算説明会

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

Microsoft Word - 訂正短信提出2303.docx


タイトルを入力

<4D F736F F F696E74202D2081A E328C8E8AFA816995BD90AC E328C8E8AFA816A91E6328E6C94BC8AFA8C888E5A95E291AB8E9197BF2E >

スライド 1

電通、平成24年3月期連結決算を発表

キヤノンマーケティングジャパングループ2016年決算説明資料

a

連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

2015年1月期 決算概要

西川計測 (7500) 2019 年 6 月期第 2 四半期決算短信 ( 非連 添付資料の目次 1. 当四半期決算に関する定性的情報 2 (1) 経営成績に関する説明 2 (2) 財政状態に関する説明 2 (3) 業績予想などの将来予測情報に関する説明 2 2. 四半期財務諸表及び主な注記 3 (1

決算概要

<4D F736F F D E890AB93498FEE95F181458DE096B18F94955C F4390B394C5292E646F63>

株式会社太平製作所 (6342) 平成 30 年 3 月期第 1 四半期決算短信 添付資料の目次 1. 当四半期決算に関する定性的情報 2 (1) 経営成績に関する説明 2 (2) 財政状態に関する説明 2 (3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 3 2. 四半期連結財務諸表及び主な注記


2018 年度決算説明会 2019 年 5 月 8 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向 為替レート 市場需要

2. 配当の状況 1 株当たり配当金 ( 基準日 ) 第 3 四半期末 円 銭 19 年 3 月期第 3 四半期 年 3 月期第 3 四半期 平成 20 年 3 月期の連結業績予想 ( 平成 19 年 4 月 1 日 ~ 平成 20 年 3 月 31 日 ) 参考 (%

<4D F736F F F696E74202D E328C8E8AFA2091E6338E6C94BC8AFA8C888E5A90E096BE89EF>

スライド 1

2017 年度第 1 四半期業績の概要 年 8 月 9 日 日本生命保険相互会社

2017年度上期決算説明会

スライド 1

<4D F736F F F696E74202D E328C8E8AFA208C888E5A90E096BE89EF81698BC690D1816A2E >

目次 1 グループ概況 2 国内生命保険事業 3 業績見通し 参考 グループ各社の概況 1

2019 年 3 月期第 3 四半期連結業績概要 2019 年 3 月期通期見通しについて 常務執行役員山西哲司 2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明会 TDK 株式会社 2019 広報グループ 2019/1/30 3

2020年1月期第1四半期 決算概要

( 参考 ) 個別業績の概要平成 29 年 9 月期第 1 四半期の個別業績 ( 平成 28 年 10 月 1 日 ~ 平成 28 年 12 月 31 日 ) (1) 個別経営成績 ( 累計 ) (% 表示は 対前年同四半期増減率 ) 売上高営業利益経常利益四半期純利益 百万円 % 百万円 % 百万

スライド タイトルなし

プレゼン


<4D F736F F D F816992F990B C B835E92F990B3816A E31328C8E8AFA208C888E5A925A904D816B93F

平成26年(2014年)3月期第1四半期決算説明会資料.ppt


平成27年3月期第1四半期決算短信

2015 Template Japanese 4×3

(2) 財政状態 ( 連結 ) の変動状況総資産 株主資本 株主資本比率 1 株当たり株主資本 百万円 百万円 % 円 銭 18 年 6 月期第 1 四半期 27,832 10, , 年 6 月期第 1 四半期 17 年 6 月期 27,515 11,159 40

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

PowerPoint プレゼンテーション

2018年度第1四半期 決算説明資料

2. 配当の状況当社は 四半期末を基準日とした配当を行っておりません 配当予想に関しましては 平成 19 年 5 月 8 日に公表しました平成 20 年 3 月期の配当予想を変更しておりません 1 株当たり配当金 ( 基準日 ) 中間期末期末年間 円銭円銭円銭 19 年 3 月期

(訂正・数値データ訂正)「平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

Transcription:

通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境に関する認識と確認 ( 経済環境 ) 海外経済が緩やかな回復を継続するなか 輸出や生産活動等の持ち直しによって 緩やかな回復基調で推移 事業環境に関する認識と確認 ( 物流業界の状況 ) 国内貨物は 自動車部品や鉄鋼等の輸送需要が増加し 国際貨物は アジア向けを中心として 電子部品等の航空貨物が好調を維持するなど 総じて堅調に推移

売上高の推移 対前年 1,310 億円 7.0% 増加 国際貨物の堅調な荷動きを背景に お客様の動向を的確に捉え 国内 海外の各地域が取扱いを伸ばし すべてのセグメントで増収 営業利益の推移 対前年 128 億円 22.4% 増加 利用運送費や外注費の増加 燃油費の上昇したが 売上高の増加等により 米州を除く各セグメントで増益 有形固定資産の減価償却方法の変更により 従来の方法によった場合と比べ 営業利益が 83 億円増加

経常利益の推移 対前年 105 億円 16.6% の増加 営業外収益は 為替差益や持分法による投資利益の減少等により 30 億円減少 営業外費用は 前年にあった自己株式取得費用や社債発行関連費用の減少等により 8 億円減少 当期純利益の推移 特別利益は 政策保有株式の売却および退職給付信託への拠出により 売却益を 58 億円 退職給付信託設定益を 156 億円それぞれ計上したことなどから 159 億円増加 特別損失は 減損損失の計上などから 501 億円増加

財政状態 総資産は のれん等の無形固定資産の減少により 37 億円減少 キャッシュ フローの状況 現金及び現金同等物の 2018 年 3 月末残高は 254 億円減少 主に 固定資産の取得による支出が増加したことなどによるもの

適正料金収受の取組み 2017 年度累計で 37 億円の収入増加の効果があったが 外注費の単価増の影響が 34 億円あり 増益効果は 3 億円 7

以下 セグメント毎の概況は 第 4 四半期単四半期の内容 海外会社 の第 4 四半期は 10-12 月期 日本 増収 増益 鉄道輸送は 自動車関連部品の取扱いが増加したが 悪天候による運休本数の増加により 減収 トラック輸送は 鉄鋼や自動車関連部品の荷動きが堅調に推移し 増収 海運は 機械関連部品や自動車の設備輸送の輸出 アパレル関係の輸入が堅調 航空は 輸出混載貨物重量が 対前年で 41.2% と増加し マーケットの伸び率 19.4% を大きく上回った 欧州を筆頭に 各方面向けに自動車関連部品が好調に推移し 北 中米向けの機械部品やアジア向けの電子部品等の荷動きも堅調 日本発の輸出航空貨物の重量動向 当社シェアの推移については 補足資料 1 ページ参照 有形固定資産の減価償却方法の変更により 従来の方法によった場合と比べ 年間累計で 66 億円利益が増加 補足資料の 2 ページで 減価償却方法の変更の影響と退職給付にかかる数理差異の影響を除いた 日本セグメント内の年間累計での営業利益の増減を 事業部門別にご案内 決算処理等を含まない参考数値ですが 事業部門ごとの傾向を示す資料として ご参照 米州 増収 減益 為替の影響を除いた現地通貨ベースでも 増収 減益 前年にあった航空輸出の増大の反動減による減少はあったものの 海運の輸出入 倉庫配送 自動車運送が堅調で増収 航空利用費やトラックの外注費が高騰しており 減益

欧州 増収 増益 為替の影響を除いた現地通貨ベースでも 増収 増益 航空輸出が昨年の不調から脱し 航空輸入も 自動車関連や電子部品の取扱いが増加 オランダにおける倉庫配送業務も 堅調に推移 イタリアでは ハイファッションの取扱いにより 航空輸出が堅調 フランスにおける非日系顧客の取扱いも拡大 東アジア 増収 増益 為替の影響を除いた現地通貨ベースでは 減収 増益 香港における倉庫配送は減収だったが 自動車関連 医療機器 電子部品等の取扱いにより 航空輸出入 海運輸出入が 堅調に推移 中国におけるチャーター便規制の延長に伴う 航空利用費の高騰は継続しており 増益ではあったが 利益率の大幅な改善には至らず

南アジア オセアニア 増収 増益 為替の影響を除いた現地通貨ベースにおいても 増収 増益 地域全体で 各取扱いが堅調に推移 非日系顧客の医薬品や電子部品関連 自動車関連の航空輸出が好調だったが 一部の国では 利用費や下請費の高騰が顕著 警備輸送 増収 増益 キャッシュ ロジスティクス プラットフォームの拡販により 地方金融機関からのアウトソーシングの取込みを推進 有形固定資産の減価償却方法の変更により 2 億円 従来の方法によった場合と比べ 利益が増加

重量品建設 減収 減益 前年にあった海外の大型プラント工事の反動減によるもの 有形固定資産の減価償却方法の変更により 9 千万円 従来の方法によった場合と比べ 利益が増加 物流サポート 増収 減益 日通商事において 石油類の販売単価の上昇により 売上高が増加したほか 輸出梱包業務などのロジスティクス サポート事業も 堅調に推移 前年度に実施した軽油引取税交付金にかかる経理処理の変更により 11 億円 前年から利益が減少 有形固定資産の減価償却方法の変更により 1 億円 従来の方法によった場合と比べ 利益が増加

業績予想の前提となる経済環境 輸出や生産活動の持ち直しにより 引き続き 回復基調が期待される一方で 世界的な地政学リスクの高まりや欧州の政情不安 米国の政治 経済の動向等により 先行きは不確実性が高く 不透明な状況で推移すると予測 当社グループにおいては 国内外における地域特性に適応した事業展開とワンストップ営業 アカウントマネジメントのグローバル展開によるお客様起点での営業強化等により 売上 利益の増加を見込む

日本 増収 増益 航空 輸出フォワーディングが 引き続き アジア向けを中心に堅調に推移する見込み 地域特性に適応した事業展開 およびワンストップ営業 アカウントマネジメントのさらなる拡大 深化による営業強化を図る 米州 増収 減益 為替の想定を除いた現地通貨ベースでは 増収 増益 米国 メキシコにおいて 自動車関連のトラック輸送の取扱いが 引き続き堅調に推移 海運輸出入 倉庫配送の荷動きが継続する見込み 欧州 増収 増益 為替の想定を除いた現地通貨ベースでも 増収 増益 地域全体で 倉庫配送業務が順調に売上げを伸ばしており 航空 海運の輸出入フォワーディングも堅調に推移する見込み 非日系企業への営業強化も着実に浸透

東アジア 増収 増益 為替の想定を除いた現地通貨ベースでも 増収 増益 中国における自動車関連の取扱いが 引き続き堅調に推移 航空 海運フォワーディングが回復する見込み 航空利用費の高騰は継続するが 顧客への転嫁と混載効率の改善を見込む 南アジア オセアニア 増収 増益 為替の想定を除いた現地通貨ベースでも 増収 増益 地域全体で 倉庫配送業務が堅調に推移 航空 海運の輸出入フォワーディングも 荷動きの継続を見込む アジア発着 アジア域内での物流拡大を図るべく 拠点の拡充等 投資を継続 警備輸送 増収 減益 キャッシュ ロジスティクス プラットフォームの構築を図り 地方金融機関をターゲットに アウトソーシングの獲得を推進 人件費等の増加影響を見込む

重量品建設 減収 減益 前年上期に集中したシャットダウンメンテナンス業務が減少 海外における大型プロジェクトが 前年ほど見込めない 物流サポート 増収 増益 日通商事におけるロジスティクス サポート事業で 梱包業務が堅調に推移する見込み

18

適正料金収受の取組み 2018 年度は 80 億円の増収効果 10 億円の増益効果を目指し 取り組む

経営計画の 2 年目が終了しての所感 グループ全体としては 概ね想定どおりの推移であったと評価 計画の策定時と比べ 経営環境にも様々な変化があったが 施策を着実に実行し 一定の成果を得ることができたと考える しかしながら セグメントごと あるいは事業部門ごとには その成果にバラつきがある 国内においては 主要施策であるワンストップ営業 アカウントマネジメントの取組みが機能し 輸出航空貨物の大幅な伸長や 事業部門をまたがった自動車関連貨物の取込みなど 成果が表れている 外注費や燃油費など 各費用の増加が 連結会社や個別の収益にも影響しつつある 海外でも 各地域で堅調な売上の増加の裏側で 費用の上昇が顕在化しつつある 経営計画の最終年度がスタートしたが これまでの取組みを大きく変更することはない エリア戦略 機能戦略に基づき 国内 海外におけるワンストップ営業 アカウントマネジメントをさらに推し進め グローバル顧客の取扱いの拡大を図る 適正料金の収受やシェアードサービスセンターの活用を通じて 収益力を強化 成長ドライバーが 海外であることも変わらない 今後も 南アジア地域に集中的な投資を継続