5 4. 数量計算 1. 数量計算の手順 改良設計の基本的な数量計算は 以下の手順で行う 1 次的には 判別フローシートを参考として 基本的な判別根拠と改良工法集計表までを算出し 基本的な数量を把握する 通常は ここまでのデータと 取付管の箇所数 事前調査工 廃止管等の取付管に関するデータを加えて整理した総括表までの資料が 下水道管路 ( 汚水 ) 調査業務委託により資料整理されている 実施設計を行う場合は ここまでのデータを基に 最終判定協議 を行い 工法の決定をすることが望ましい 最終判定協議で結論付けた基本方針により 再度修正を行い 最終数量のまとめに入る 数量確定のフロー 判定根拠 改良工法判定根拠表 判定結果集計表 基本工法の決定 最終判定協議 数量根拠 改良工事設計計画調書 改良工事数量集計表 数量総括表 数量確定 工法見積 工法決定 詳細設計 積算作業 5-37
2. 判定根拠 本管を改良する場合の基本工法の判定根拠は 自走式テレビカメラ調査の結果を基に 以下の様な様式により構成される 判定根拠類の構成 様式 2 改良工法判定根拠表 判定根拠表でスパン毎の数量を計算する 施工時に識別できるようにスパン内の支障箇所を管本数を追って識別する 様式 1 改良工法集計表 判定根拠表の数量を集計整理する 各スパン毎の一覧形式として全体的な数量の把握はこの集計表が根拠となる 様式略数量総括表 ( 全体数量の総括として作成する ) これらの内 改良工法判定根拠表 及び 改良工法集計表 について 以下に内容の説明を加え サンプル様式を示す 5-38
(1) 改良工法判定根拠表 ( P5-43 参照 ) 判定根拠表の記入事項は以下の様な項目で構成されている 1 上部記入欄 項 目 表 示 方 法 調査ブロック マッピングのブロック番号 調査日 既設管調査の実施日 管きょ NO. マッピングの路線番号 管 種 既設管種を記入 HP, VU, FRPM,CP 等 ( 但し今回は ヒューム管 HP と陶管 CP のみを対象としている ) 管 径 800mm未満を対象とする ( ただし 400mm以上の場合は要検討のこと ) 人孔種別 1 号マンホール 等の種別記入 人孔深 (m) 当該箇所の人孔深 少数以下 2 桁 管底深 (m) H = GH - FH 少数以下 2 桁 路線延長 (m) 少数以下 2 桁 管きょ延長 (m) 路線延長 - 上下流の人孔内法寸法 少数以下 2 桁 勾配 ( ) 上下流の管底差 / 路線延長 少数以下 2 桁 調査延長 (m) TVカメラ調査管理表から記入 少数以下 2 桁 取付け管 桝あり 汚水桝が設置されている箇所数を記入 箇所数 桝無し 栓止めの取付け管箇所数を記入 改良対象スパンの施工時に必要な止水すべき管路の箇所数を 止水プラグ本数 既設管径別に計上する 下流側人孔においても 流入管の止 水が必要であれば箇所数を記入すること 調査方式 既設管路調査のデータが 簡易 TV 調査か自走式 TV 調査かを明記する 対象路線の施工年度からの経過年数による投資効果の限度箇所 数を計算し記入する 改築か修繕かの判定の基準となる 限度箇所数 記入欄としては 1 施工年度 2 経過年数 3 限度箇所数 4ジョイント数 ただし 限度箇所数については 10 年後の箇所数も計算して 明記しておく ( 改築の判断に使用する ) 5-39
2 概略図項 目 表 示 方 法 表示記号 : = 改良しない箇所 = 改良する箇所 本管判定箇所 破損 B ランク 目地開き B ランク EB BB 3 5 7 7 8 管の中間部 管の継手部 SKB 取付け管突出 B ランク 3 前処理工 項 目 表 示 方 法 前処理工は 支障物の除去を目的とし 以下の項目を計上する R 木根侵入 A B ランク P パッキン異状 A B ランク 前処理工 Q モルタル除去 A B ランク SK 取付け管突出 A B ランク D 浸入水 A B ランク 補修に支障無い場合は計上しない 4 本管部分判定項目表示方法 記号 ランク水平クラック H 長さたるみ L 区間部分判定 同一箇所での項目の重複もあるため 複数個の記入欄とした 水平クラックの場合 長さ 箇所数の識別が必要なため表示する どれだけの区間がたるみ対象となっているかを表示する 開削判定部分補修で不可能な場合 部分補修 ( 標準補修 N) 本管のみの標準補修 40cm/ 箇所 部分補修 (T 字補修 ) 取付け管口も同時補修の場合 5-40
5 数量総括項目表示方法桝 取付け管については事前調査工の計上のため数量を計上する 取付け管工 汚水桝あり( 宅地 公道 ) 汚水桝なし の識別をすること この項目は 開削施工と判定した場合には 必要性が無いため 計上前処理工しないこと プラグ本数 上部記入欄で計上した止水プラグ必要箇所数を計上する 詳細判定箇所 判定工法数量 必要があれば 詳細な判定の必要な箇所を計上する 全線開削路線延長 管きょ延長 平均管底深を計上 全線ライニング路線延長 管きょ延長 平均管底深を計上 部分開削路線延長 管きょ延長 箇所数 掘削延長 平均管底深を計上 部分ライニング路線延長 管きょ延長 平均管底深 箇所数 (N,T の別 ) を計上 管口補修箇所数を計上 (2) 改良工法集計表 (P5-63 参照 ) 改良工法判定根拠表 により各スパン毎の数量整理を行なったデータをもとに これを集計したものである これらの根拠表および集計表は どの工法にも適用可能な整理形式としている 5-41
3. 数量根拠 3-1 全面管更生および部分補修の場合 全面管更生および部分補修を採用の数量根拠表は 以下の様な様式により構成される 数量根拠類の構成 様式 5 改良工事数量根拠表 様式 4 改良工事数量集計表 様式 3 数量総括表 数量根拠表でスパン毎の数量を計算する 施工時に識別できるようにスパン内の支障箇所を管本数を追って識別する 数量根拠表の数量を集計整理する 各スパン毎の一覧形式として全体的な数量の把握はこの集計表が根拠となる 全体数量の総括として作成する これらについて 以下に内容の説明を加え サンプル様式を示す 5-42
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3. 数量根拠 3-1 全面管更生および部分補修の場合 全面管更生および部分補修を採用の数量根拠表は 以下の様な様式により構成される 数量根拠類の構成 様式 5 改良工事設計計画調書 様式 4 改良工事数量集計表 様式 3 数量総括表 数量根拠表でスパン毎の数量を計算する 施工時に識別できるようにスパン内の支障箇所を管本数を追って識別する 数量根拠表の数量を集計整理する 各スパン毎の一覧形式として全体的な数量の把握はこの集計表が根拠となる 全体数量の総括として作成する これらについて 以下に内容の説明を加え サンプル様式を示す 5-44
(1) 改良工事設計計画調書 ( P5-58 ~ P5-59 参照 ) 設計計画調書は 下水道管路 ( 汚水 ) 調査業務の結果 ( 自走式テレビカメラ調査 GM 調査 ) 及び最終判定協議の結果から 基本工法を選定した判定根拠と数量計算を兼ねた様式としており Ⅰ. 本管及び取付管 と Ⅱ. 人孔工及び蓋取替工 に大別される 数量根拠表の記入事項は以下の様な項目で構成されている Ⅰ. 本管及び取付管 1 上部記入欄 2 概略図 3 前処理工 4 本管部分判定 これらについては 判定根拠表の各項目と同じ様式となっており 基本工法の判定根拠となるスパン内の支障箇所及び状況等について整理する 5 数量総括項目表示方法桝 取付け管については事前調査工の計上のため数量を計上する 取付け管 汚水桝あり( 宅地 公道 ) 汚水桝なし の識別をすること ライニング施工に加え 必要に応じて開削施工 ( 布設工又は設置工 ) と 取付け管工 桝工宅地桝 公道桝を識別し それぞれの数量を計上する この項目は 開削施工と判定した場合には 必要性が無いため 計上前処理工しないこと 本管に加えて 必要に応じて取付け管 桝毎に数量を計上する プラグ本数 判定工法数量 上部記入欄で計上した止水プラグ必要箇所数を計上する 全線開削路線延長 管きょ延長 平均管底深を計上 全線ライニング自立管 二層構造管の種別 路線延長 管きょ延長 最大 最小土被り 取付け管口等の穿孔箇所数を計上 部分開削路線延長 管きょ延長 箇所数 掘削延長 平均管底深を計上 部分ライニング路線延長 管きょ延長 最大土被り 箇所数 (N,T,HT の別 ) を計上 管口補修箇所数を計上 5-45
Ⅱ. 人孔工及び蓋取替工 下水道管路 ( 汚水 ) 調査業務の GM 調査の結果を参考に 本管を改良するスパンについて上下流の人孔の補修を行う必要がある場合 その根拠と数量を整理したものである 記入項目は以下の通り 人孔改良工 : 上下流人孔の人孔番号 種別 人孔深 補修箇所別数量蓋取替工 : 蓋種別及び施工法別の数量 (2) 改良工事数量集計表 ( P5-52 ~ P5-57 参照 ) 改良工事数量根拠表 により各スパン毎の数量整理を行なったデータを基に これを本管の管径別 項目別に集計したものである また 管更生や補修の場合は 原則的に前処理工が必要であり これらを数量に加えておく (3) 数量総括表 ( P5-47 ~ P5-51 参照 ) 管径別の 改良工事数量集計表 を集計し 総括表として整理する また 全線管更生や部分補修等は 標準作業能力 ( 日進量等 ) が 1 スパン当たりで決定される工法であるため 1 スパン当たりの平均数量を併せて示すものとする (2) (3) の集計表および総括表にサンプルとして記載している本管ライニング工の適用土被り 材料厚 1 スパンあたり箇所数による分類等は 採用工法により材料物性値や歩掛が異なるため 工法により変わるので注意すること 5-46
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