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この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去に TCK に含まれる成分で過敏症のあった人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 原則として この薬を使用することはできません 腎臓の機能に関する臨床検査値に異常が認められる人でフィブラ

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プラバスタチンNa錠5mg/10mg「MED」201703

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にプラバスタチン Na 錠に含まれる成分で過敏症のあった人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師にその旨を 告げてください 肝臓に

反映改訂案_2018年11月更新_プラバスタチン錠「タナベ」)

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アムロジピンOD錠2.5mg・アムロジピンOD錠5mg・アムロジピンOD錠10mg「EMEC」

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にアトルバスタチン錠 アメル に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 肝臓の代謝機能が低下していると考えられる以下のような人急性肝炎 慢性肝炎の急性増悪 肝硬変 肝癌 黄疸 妊婦または妊娠している可能性の

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この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 6 歳以上の小児では 1 日 1 回 1 錠を就寝前に飲みます どのように

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患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです したがって この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを 医療関係者向けに作成されている添付文書を基に わかりやすく

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にキプレス錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカスト錠 AA に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の

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この薬の効果は? この薬は アルツハイマー型認知症治療剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は NMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸 ) 受容体チャネル阻害作用により アルツハイマー型認知症が関与しているとされるグルタミン酸系神経の機能異常を抑制します 次の目的で処方されます 中等度及び高度

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方は この治療の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます この薬を使用する前に BRAF 遺伝子検査 * が行われます *BRAF 遺伝子検査 : がん組織またはがん細胞を検体と

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ゾルピデム酒石酸塩錠「AA」

この薬は 気道 鼻粘膜の炎症をおこしたり気道を収縮させるロイコト リエンという物質の働きを抑えて 気管支喘息やアレルギー性鼻炎の諸 症状を改善します 次の病気の人に処方されます 気管支喘息アレルギー性鼻炎 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加 減したりすると病気が悪化する

修正済_バルサルタン錠20mg・40mg・80mg・160mg「タナベ」)

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインテレンス錠に含まれる成分で過敏症のあった人 アスナプレビルを使用している人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 高齢の人 この薬には併用してはいけない薬 [ ア

薬の使い方は? および この薬の使用中に気をつけなければならないことは? に書かれていることに特に注意してください 次の人は この薬を使用することはできません 過去にゾルピデム酒石酸塩錠 日医工 に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 肝臓に重篤な障害のある人 重症筋無力症の人 急性狭隅角

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加 減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続け ることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカストチュアブル錠 アスペン に含まれる成分で過敏な反

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この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが 重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にアムバロ配合錠 EE に含まれる成分で過敏な反応を経験したことが

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この薬を使う前に 確認すべきことは? この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるまで

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この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) ランドセン錠 0.5mg ランドセン錠 1mg ランドセン錠 2mg ランドセン細粒 0.1% ランドセン細粒 0.5% ランドセン錠 0.5mg Landsen Tablets 0.5mg ランドセン錠 1mg Landsen Tablets 1

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるま

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次の目的で処方されます ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? この薬を使用する前に ダニ抗原によるアレル

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にアムバロ配合錠 オーハラ に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 ジヒドロピリジン系化合物 ( アムロジピンベシル酸塩 ニフェジピン ベニジピン塩酸塩 アゼルニジピンなど ) で過敏な反応を経験したこと

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 妊婦または妊娠している可能性がある人 過去にトレリーフ錠に含まれる成分で過敏症のあった人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 肝臓に重篤な障害のある人 または過去に肝臓に

トレリーフ OD 錠 50mg パーキンソン病 ( レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合 ) この薬はレボドパ含有製剤と併用されます この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに

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ラベプラゾールナトリウム錠20 ㎎「日医工」

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にラベプラゾール Na 塩錠 オーハラ に含まれる成分に対して過敏な反応を経験したことがある人 アタザナビル硫酸塩 リルピビリン塩酸塩を使用している人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にアムバロ配合錠 オーハラ に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 ジヒドロピリジン系化合物 ( アムロジピンベシル酸塩 ニフェジピン ベニジピン塩酸塩 アゼルニジピンなど ) で過敏な反応を経験したこと

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この薬の効果は? この薬は 疼痛治療剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は 神経伝達物質の放出を抑制し 鎮痛作用を発揮します 次の病気の人に処方されます 神経障害性疼痛 線維筋痛症に伴う疼痛 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を減らしたりすると 眠れなくなる 吐き気が

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この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減した りすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要 です この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇次の人は この薬を使用することはできません 過去にエックスフォージ配合錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したこ

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この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインチュニブ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊

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クレストール錠 2.5mg クレストール錠 5mg クレストール OD 錠 2.5mg クレストール OD 錠 5mg 患者向医薬品ガイド 2017 年 10 月更新 この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) クレストール錠 2.5mg クレストール錠 5mg Crestor Tablets 2.5mg Crestor Tablets 5mg ロスバスタチンカルシウム Rosuvastatin Calcium ロスバスタチン 2.5mg ロスバスタチン 5mg ( ロスバスタチンカルシウム ( ロスバスタチンカルシウムとして 2.6mg) として 5.2mg) クレストール OD 錠 2.5mg クレストール OD 錠 5mg Crestor OD Tablets 2.5mg Crestor OD Tablets 5mg ロスバスタチンカルシウム Rosuvastatin Calcium ロスバスタチン 2.5mg ロスバスタチン 5mg ( ロスバスタチンカルシウム ( ロスバスタチンカルシウムとして 2.6mg) として 5.2mg) 患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです したがって この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを 医療関係者向けに作成されている添付文書を基に わかりやすく記載しています 医薬品の使用による重大な副作用と考えられる場合には ただちに医師または薬剤師に相談してください ご不明な点などありましたら 末尾に記載の お問い合わせ先 にお尋ねください さらに詳しい情報として PMDA ホームページ 医薬品に関する情報 http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html に添付文書情報が掲載されています - 1 -

この薬の効果は? この薬は 高脂血症用剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は肝臓のコレステロール合成を阻害することにより 血液中のコレステロールを低下させます 次の病気の人に処方されます 高コレステロール血症家族性高コレステロール血症 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にクレストール錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 肝臓の代謝機能が低下していると考えられる以下のような人急性肝炎 慢性肝炎の急性増悪 肝硬変 肝がん 黄疸 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 シクロスポリンを使用している人 次の人は 原則として この薬を使用することはできません 腎臓の機能に関する臨床検査値に異常が認められる人でフィブラート系薬剤 ( べザフィブラートなど ) を使用している人 次の人は 慎重に使う必要があります 使用を始める前に医師または薬剤師に告げてください 腎臓に障害のある人 または過去に腎臓に障害があった人 アルコール中毒の人 肝臓に障害のある人 または過去に肝臓に障害があった人 フィブラート系薬剤 ( べザフィブラートなど ) ニコチン酸製剤 ( ニセリトロールなど ) アゾール系抗真菌薬 ( イトラコナゾールなど ) マクロライド系抗生物質 ( エリスロマイシンなど ) を使用している人 甲状腺機能低下症の人 遺伝性の筋疾患 ( 筋ジストロフィーなど ) の人 血縁に遺伝性の筋疾患 ( 筋ジストロフィーなど ) の人がいる人 または過去に薬剤性の筋障害になった人 高齢の人 この薬には併用してはいけない薬 [ シクロスポリン ( サンディミュン ネオーラルなど )] 原則併用してはいけない薬 [ フィブラート系薬剤 ( べザフィブラートなど )] や 併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 成人の飲む量および回数は 次のとおりです - 2 -

1 日量 (1 日 1 回使用 ) クレストール錠 2.5mg クレストール錠 5mg クレストール OD 錠 2.5mg クレストール OD 錠 5mg 開始量 * 1 錠 最大量 4 週間使用後 LDL-コ最大 2 錠まで徐々に増レステロール値の低最大 4 錠まで徐々に増量量下が不十分な場合 1 日量 10mg を使用しても LDL-コレステロール値の低下最大 4 錠まで徐々に増が十分でない場合最大 8 錠まで徐々に増量量 重症( 家族性高コレステロール血症など ) の場合 * 早期に LDL- コレステロール値を低下させる場合には 1 日量として 5mg から開始されます どのように飲むか? [ クレストール錠 2.5mg 5mg] コップ 1 杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください [ クレストール OD 錠 2.5mg 5mg] 口の中で溶かして飲む薬です 舌の上にのせ唾液で湿らせて舌で軽くつぶし 水なしで飲むことができます また コップ 1 杯程度の水またはぬるま湯で飲むこともできます 口の中で速やかに崩壊しますが 口の粘膜からの吸収により効果発現を期待する薬ではないため 崩壊後は唾液や水またはぬるま湯で飲み込んでください 寝たままで飲む場合は 水またはぬるま湯と一緒に飲んでください 飲み忘れた場合の対応決して 2 回分を一度に飲まないでください 飲み忘れた場合は 気がついたとき 寝る前までにできるだけ早く 1 回分を飲んでください 多く使用した時 ( 過量使用時 ) の対応異常を感じたら 医師または薬剤師に相談してください この薬の使用中に気をつけなければならないことは? 使用中は血中脂質値を定期的に検査し 治療に対する反応が認められない場合には投与が中止されます 免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれ この薬の使用を中止した後も症状が持続する例が報告されているので このような症状があらわれた場合には医師または薬剤師に相談してください 使用開始後や 使用量を増やした後は 原則としてその 12 週後までは 1 ヶ月に 1 回以上 それ以降は定期的 ( 半年に 1 回など ) に肝機能検査がおこなわれます - 3 -

他の医師を受診する場合や 薬局などで他の薬を購入する場合は 必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください 副作用は? 特にご注意いただきたい重大な副作用と それぞれの主な自覚症状を記載しました 副作用であれば それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です このような場合には ただちに医師または薬剤師に相談してください 重大な副作用 横紋筋融解症おうもんきんゆうかいしょう ミオパチー 免疫介在性壊死性ミオパチーめんえきかいざいせいえしせいみおぱちー 肝炎かんえん 肝機能障害かんきのうしょうがい 黄疸おうだん 血小板減少けっしょうばんげんしょう 過敏症状かびんしょうじょう 間質性肺炎かんしつせいはいえん 末梢神経障害まっしょうしんけいしょうがい 多形紅斑たけいこうはん 主な自覚症状手足のこわばり 手足のしびれ 脱力感 筋肉の痛み 尿が赤褐色になる筋肉の痛み 筋力の低下 筋肉のこわばり 手足のこわばり 手足のしびれ 筋肉の痛み 脱力感 筋力の低下 嘔吐 ( おうと ) からだがだるい 食欲不振 白目が黄色くなる 皮膚が黄色くなる 吐き気皮膚が黄色くなる 嘔吐 ( おうと ) 白目が黄色くなる 尿の色が濃くなる 吐き気 食欲不振 かゆみ からだがだるい皮膚が黄色くなる 尿が褐色になる 白目が黄色くなるあおあざができる 歯ぐきの出血 鼻血 皮下出血 出血が止まりにくい意識がうすれる 発疹 じんましん 発熱 息苦しい さむけ ふらつき かゆみ 判断力の低下 考えがまとまらない 口唇周囲のはれ 汗をかく発熱 から咳 息苦しい 息切れ 筋力の低下 感覚のまひ 手足のしびれ 手足の痛み関節の痛み 発熱 発疹や水ぶくれができる 以上の自覚症状を 副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです これらの症状に気づいたら 重大な副作用ごとの表をご覧ください 部位自覚症状 全身 頭部 脱力感 筋肉の痛み 発熱 からだがだるい さむけ ふらつき 汗をかく 筋力の低下 感 覚のまひ 関節の痛み 考えがまとまらない 意識がうすれる - 4 -

部位顔面眼口や喉胸部腹部手 足皮膚筋肉尿その他 自覚症状鼻血白目が黄色くなる吐き気 嘔吐 ( おうと ) 口唇周囲のはれ 歯ぐきの出血 から咳吐き気 息苦しい 息切れ吐き気 食欲不振手足のこわばり 手足のしびれ 手足の痛み 関節の痛み皮膚が黄色くなる かゆみ 発疹 じんましん あおあざができる 皮下出血 発疹や水ぶくれができる筋肉の痛み 筋力の低下 筋肉のこわばり尿が赤褐色になる 尿の色が濃くなる 尿が褐色になる判断力の低下 出血がとまりにくい - 5 -

この薬の形は? 販売名クレストール錠 2.5mg クレストール錠 5mg PTP シート (10 錠シート ) PTP シート (14 錠シート ) 形状 フィルムコーティング錠フィルムコーティング錠 直径 5.5mm 7mm 厚さ 3.1mm 3.8mm 重さ 80mg 150mg 色 うすい赤みの黄色からくすんだ赤みの黄色 うすい赤みの黄色からくすんだ赤みの黄色 識別コード ZD4522:2 1/2 ZD4522 5-6 -

販売名 クレストール OD 錠 2.5mg クレストール OD 錠 5mg PTP シート (10 錠シート ) PTP シート (14 錠シート ) 形状 円形の素錠 円形の素錠 直径 6mm 8mm 厚さ 2.7mm 3.1mm 重さ 120mg 240mg 色 淡黄色 淡黄色 識別コード AZ153 AZ154-7 -

この薬に含まれているのは? 販売名クレストール錠 2.5mg クレストール錠 5mg 有効成分ロスバスタチンカルシウム乳糖水和物 セルロース 第三リン酸カルシウム クロスポ添加物ビドン ステアリン酸マグネシウム ヒプロメロース トリアセチン 酸化チタン 三二酸化鉄 販売名クレストール OD 錠 2.5mg クレストール OD 錠 5mg 有効成分ロスバスタチンカルシウム結晶セルロース 無水リン酸水素カルシウム カルメロース 酸化マグネシウム 軽質無水ケイ酸 黄色三二酸化鉄 スク添加物ラロース アセスルファムカリウム ステアリン酸マグネシウム 香料 その他 この薬の保管方法は? [ クレストール錠 2.5mg 5mg] 直射日光と湿気を避けて室温 (1~30 ) で保管してください 子供の手の届かないところに保管してください [ クレストール OD 錠 2.5mg 5mg] 光と湿気を避けて室温 (1~30 ) で保管してください 子供の手の届かないところに保管してください 薬が残ってしまったら? 絶対に他の人に渡してはいけません 余った場合は 処分の方法について薬局や医療機関に相談してください この薬についてのお問い合わせ先は? 症状 使用方法 副作用などのより詳しい質問がある場合は 主治医や薬剤師にお尋ねください 一般的な事項に関する質問は下記へお問い合わせください 製造販売会社アストラゼネカ株式会社 (http://www.astrazeneca.co.jp/) 患者様相談窓口電話 :0120-119-703 受付時間 :9 時 ~17 時 30 分 ( 土 日 祝日 会社の休業日を除く ) - 8 -