6. 注意事項 MultiLABELISTOCX と MultiLABELISTV4 使用しない登録情報 ( レイアウト管理 ) 使用しない登録情報 ( その他 ) 機能しない項目 全般 レイアウト情報およびプリンタ情報 プログラミングに関して COM LPT LANからの出力 LPTからの出力 LANからの出力ステータス4の使用税編集について レイアウト情報に関して 連番印字機能 小ラベル印字機能 関連レイアウト印字機能 グラフィックの使用 108
MultiLABELISTOCX と MultiLABELISTV4 MLOCX は MLV4 のレイアウト発行機能を継承しています したがって MLV4 の振分発行やプ リセット発行を使用するための登録情報は使用できません MLV4 のレイアウト管理でレイアウトを作成すると 拡張子が m lay となるファイルを生成しま す m lay ファイルにはレイアウト発行に必要な諸情報は存在しますが その他の振分発行やプリセ ット発行のための情報は含んでいません また mll ay ファイルの情報であっても MLOCX では使 用できない情報も含まれています 使用しない登録情報 ( レイアウト管理 ) 振分情報 (mlden ファイル ) 入力チェックテーブルおよび入力チェックテーブルファイル (mlchk ファイル ) その他レイアウト発行で使用しない登録情報 オブジェクト印字有無の制御機能でのみ使用します 使用しない登録情報 ( その他 ) プリセットデータ登録 その他保守ツール レイアウトファイルで管理している情報のなかで MLOCX では機能しない項目レイアウト登録ヘッダ札印字機能テール札印字機能発行枚数演算 ( 発行組数 ) 機能印字位置補正機能 仕分け / カット機能 フォームオーバーレイ機能 排出カット機能 その他 レイアウト発行画面設定時に使用される項目や入力時に使用される項目を含みます MLV4 の登録情報は使用されませんが MLOCX で設定可能もしくは異なった仕様で運用可能な項目です 109
全般 サポート OS サポートプリンタに関して MultiLABELISTme 販売終了に伴い Ver.4.10.0.1 で Windows20 0と旧プリンタのサポートを終了しました 旧プリンタについては付録 サポートプリンタについて をご参照ください 64bit 版 OS での利用に関して MLOCX は 32bit 版 ActiveX コントロールです 64bit 版 OS 上で動作させるには アプリケーションを 32bit 版アプリケーションとして開発してください VisualBasic2008 の場合は プロジェクトのプロパティで コンパイル の 詳細コンパイルオプション をクリックして ターゲット CPU を x86 に設定することで 32bit 版アプリケーションがコンパイル出来ます コンテナアプリケーションの開発環境 ActiveX コントロールを使用するプログラムをコンテナアプリケーションといいますが コンテナアプリケーションを開発するツールに VisualBasic があります 本リファレンスでは VisualBasic6.0 での使用例を取り上げましたが 他にもコンテナアプリケーションを開発できるツールには以下のようなものがあります VisualStudio6.0 VisualStudio.NET2003 VisualStudio2005 Access2002 VisualStudio.NET(2003 2005 2008 2010) 環境での使用.NET 環境では ActiveX コントロールをフォームに配置せず利用する方法がありますが MLOCX はフォームに配置して利用してください MLOCX はフォームに配置することを前提に開発しております フォームに配置せず利用した場合 印字位置が崩れる 文字が化けるなどの現象が発生する可能性があります ASP.NET での使用 MLOCX は Web アプリケーションの開発可能な ASP.NET では利用出来ません Windows アプリ ケーションの開発支援ツールとしてご利用下さい ClickOnce による MLOCX の配布 MLOCX を ClickOnce で配布する場合は MicroSoft の Reg-FreeCOM サポート機能 を利用します Reg-FreeCOM サポート機能 の詳細は Microsoft や VisualStudio の技術情報をご確認ください MLOCX での利用方法は MultiLABELIST OCX 練習マニュアル (VS2005 版 ) をご参照ください レイアウト情報およびプリンタ情報 MLOCX は MLV4 のレイアウト情報やプリンタ定義情報をもとにラベルやタグを印字するオブジェクトです レイアウト情報は MLV4 のレイアウト管理機能を使用して作成します MLOCX を使用してアプリ 110
ケーションを開発される場合は MLV4 の導入をお勧めいたします プリンタ情報ファイルにおいては MLV4 のコンポーネントの一部です MLOCX を使用したアプリケーションを配布する場合は レイアウト情報およびプリンタ情報も忘れずに配布してください また アプリケーションの MLOCX をバージョンアップする際は 必ずプリンタ情報ファイルも更新して下さい 新しいプリンタが使用出来ないなど正常動作しない恐れがあります プログラミングに関して COM LANからの出力 COM LANを指定する場合 出力メソッド (Output ExOutput ExOutputB) を実行する前に GetStatus メソッドで必ずプリンタの状態をご確認下さい GetStatus メソッドでプリンタ状態の確認を行わずに出力メソッドを実行した場合 プリンタの状態によっては送信した印字データが消失したり プリンタの印字が停止する恐れがあります LPTからの出力 LPTは汎用 専用プリンタドライバ経由での出力を推奨しております 直接 LPTを指定して出力した場合 プリンタやPCの機種などハードウェア環境によって 正常にラベル発行ができない場合があります LANからの出力 LANの場合 他のアプリケーションがプリンタを使用している時 Openport メソッドは成功しますが 出力メソッド (GetStatus Output ExOutput ExOutputB Cut SendCancel) でエラー ( 戻り値 7,9,10) が発生します 接続後すぐに上記メソッドでエラーが発生する場合は ClosePort メソッドを実行し ウェイト処理を入れるなどして再接続して下さい また Output メソッド実行直後に ClosePort メソッドを実行すると OS や Pr など環境によって送信データが途切れる恐れがあります そのため ClosePort メソッドを実行する前に GetStatus メソッドでプリンタとの通信状態を確認してください 汎用プリンタドライバの設定汎用プリンタドライバの 詳細設定 で プリンタに直接印刷データを送る に設定している場合 OpenPort に失敗し正常に動作しません 印刷ドキュメントをスプールし プログラムの印刷処理を高速に行う に設定を変更するか COM や LAN などのインターフェース制御をご利用ください ステータス 4 の使用 ステータス 4 は プリンタドライバ専用プロトコルとして用意されています 通常はサポートされて いる全プリンタで使用できるステータス 3 をご使用ください 111
税編集について MLOCX では Ver.4.0.1.5 以前のバージョンでは クライアント PC にレジストリキーを作成することによって税率の変更に対処していました Ver.4.3.1.1 では消費税率プロパティ (TaxRate プロパティ ) を追加しており TaxRate プロパティで消費税率を設定することになります 詳細は TaxRate プロパティをご参照ください カット動作に関して MLOCX は初期設定でカットをしません カット動作が正常に行われない場合は 下記をご確認く ださい 印字データに発行枚数が指定されていますか? 発行枚数が指定されていない場合 ラベルは 1 枚だけ発行されますがカット動作は行われません ワンポイントテクニック 印字データを設定する を参考に正しくデータが設定されているかご確認ください カットするためのプロパティやメソッドを設定していますか? ワンポイントテクニック カット動作を制御する を参考にプロパティ メソッドを設定してく ださい < 注意 > プリンタ機種変更に関して TR400 TR410 のみ初期設定でカット動作を行っていました レイアウトのプリンタ機種を TR400 TR410 から変更する場合は カット動作が指定されているかご確認願います 112
レイアウト情報に関して 連番印字機能 小ラベル印字機能 関連レイアウト印字機能連番印字機能 小ラベル印字機能 関連レイアウト印字機能を使う場合は プリンタドライバを使ってラベル発行を行うようにしてください インターフェース制御を行った場合は アイテム毎にプリンタの状態を取得することができませんので アイテム抜けなどが発生する可能性があります また 小ラベル印字機能を利用して異なる複数の印字データを小ラベル発行することは出来ません グラフィックの使用グラフィックを 直接グラフィック で使用する場合は レイアウトにグラフィックを取り込む を 変数グラフィック で使用する場合は 変数の設定で グラフィック指定 を使用してください 直接グラフィック の パス名を保存する を使用した場合や 変数グラフィック の変数で パス指定 を使用した場合 PCの機種やOSの種類によって不定期にグラフィック化けが発生する可能性があります < 直接グラフィック > < 変数グラフィック >( 変数の設定画面 ) 113
特殊機能 MLV4 の変数登録には 特殊編集 特殊計算を行う機能が存在します これらの機能は標準でサポートされている変数では対応できない特殊な編集を行う拡張機能です 本機能は DLL で提供されており MLOCX をインストールした際にインストール先フォルダに格納されます MLEdit32.DLL MLV4 特殊編集用 DLL レイアウトの変数登録で特殊機能を使用している場合 プロジェクトと同じフォルダ またはシステ ムフォルダに MLEdit32.DLL をコピーすることで使用できます 変数登録で以下のように特殊機能 の設定をされていない場合は必要ありません 下記画面で 何も設定されていない場合は 本 DLL の必要はありません 114